もうやだ……助けてバーサーカー!!!!   作:クレナイハルハ

13 / 64
変わった者と知った者

ギルガメッシュside

 

 

雑種が悪魔に襲われ大怪我をして帰ったとの知らせを受け、我は急ぎ家に戻った

 

家に入り、急ぎ雑種の部屋へと入る

 

そこには、両目が包帯で隠れたボロボロのマスターが部屋の布団に眠っていた

 

「キャスター!雑種の容態はどうなっている!」

 

俺は眠るマスターの横に立っていたキャスターに話しかける

 

「両目を斬られて、更には横腹を刺されている。片足は足首を斬られて片手は動かせないほど複雑骨折だ」

 

「なんだと、それではまるで!」

 

まるで、我があの時小娘にした事と同じ

 

「冬木での聖杯戦争の時のよう、かい?」

 

「貴様、どこで知った?」

 

「なに、僕はただ見ていただけだよ」

 

そうか、キャスターのスキルには()があったな

 

雑種の近くによるが、その顔はまるで死人のように眠っていた

 

「僕も最善を尽くしたけど、マスターは血を流しすぎて大変だった。そこでアルトリアの聖剣の鞘をマスターに埋め込み窮地を脱したけど、問題はマスターの目だ」

 

「目だけか?」

 

「あぁ、他の傷や骨折は聖剣の鞘で少しずつ治療していってる。だけど、両目は難しいかもしれない。なんせ現代でも目の切傷は直すことが出来ず失明するのが当たり前だからね」

 

「なら、これを使うか」

 

そう言ってバビロンから、ある霊薬を取り出す

 

「それは?」

 

「我の財宝の一つだ。名は覚えていないが、雑種の目を癒すには十分であろう」

 

「そうかい、それじゃあ早速頼むよ」

 

雑種の目の包帯をずらし、そして指で瞼を上げ目を開くと、とても酷いものだった

 

瓶を傾け、霊薬を両目に数滴ずつ垂らす

 

「これで手は尽くした」

 

「あぁ、だけどマスターは元一般人だ。兵士のように戦い傷つく覚悟を決めてない、心を病んでないといいのだけど」

 

「ところでキャスター、他のサーヴァントはどうした?」

 

「みんな心配していたけど、取り敢えず自室に戻って寝て貰ったよ」

 

「そうか、ならばキャスター、貴様も休め。雑種の治療に大量に魔力を消費したのだろう?」

 

「………そうさせて貰うよ」

 

そう言ったキャスターは部屋から出ていった

 

我は雑種に近付き頭を撫でる

 

「すまなかった、マスターよ。俺が慢心していたから、お前には盾の宝具があると慢心していたからこんなことになってしまった。すまなかった」

 

そう言って撫でるの止め、自室に戻ろうとしたときだった

 

「………暗いよ、怖いよ………バーサーカー、ギル兄、アス兄、クー兄……どこ?」

 

「ッ!?」

 

雑種から譫言がこぼれ始めた

 

「真っ暗、怖いよ……みんな何処にいったの?」

 

それは酷いほど弱々しく

 

「痛いの、やだよ………やめて……やめて、助けて」

 

消えてしまいそうな声だった

 

俺は引き返し雑種の怪我のないほうの手を優しく握る

 

「大丈夫だ、我もセイバーもバーサーカーもここにいる」

 

そう言うと、雑種の表情は先ほどとは違い

 

少し落ち着いたようだ

 

それを確認し、俺は自室へと戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小猫side

 

 

昨日、イッセー先輩がライザー・フェニックスを倒し

 

無事、私たちの生活が戻ってきました

 

ただ、少しイチャイチャしすぎな気がします

 

なので、いつも通り屋上に向かいましょう

 

階段を上がり、屋上に出るとイリヤ先輩がいつも通りそこに居ました

 

ですがいつもより元気がありません、どうしたのでしょうか?

 

「イリヤ先輩、どうしたんですか?」

 

「あぁ、塔城ちゃん!実は、とあるパーティーでスピーチしなきゃいけなくて、そのスピーチを考えてたの」

 

「パーティー?先輩が?」

 

先輩には失礼かもですが、外見はともかく

 

高貴な感じはあまりしません

 

何より、この前までは酷く困窮していたようですし

 

でもパーティーに出るってことは、先輩ってお嬢様なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、私達はイッセー先輩のお家に遊びに来ていました

 

部長や祐斗先輩がイッセー先輩のアルバムに夢中になるなか、私は暇だったのでイッセー先輩のお母さんに許可を貰ってテレビを着けました

 

写ったのは最近良くみる会社『ギルギルインテリジェンス』のイベントの生中継でした

 

どうやらギルギルインテリジェンスからアイドルが出るようですね

 

その事を祝った前夜祭のような物でしょうか?

 

「小猫ちゃん、何見てんの?」

 

「イッセー先輩、部長達はいいんですか?」

 

「もう諦めた、お!マギ☆マリがでてる!」

 

見ると、会場のスクリーンに何処か胡散臭い感じのする女性が話していた

 

「ギルギルでアイドルやるのか、何でもやるなこの会社。テレビにモデルアニメにプール、次はアイドルか」

 

「ずいぶん手広いんですね」

 

『はい、続いて……っ!?なんと!社長の妹さんからスピーチがあります』

 

「社長、妹いたのかよ」

 

「初めて知りました」

 

そんな会話をしていると、とある少女がステージに現れる

 

『プリンセスプロジェクトのアイドル、プロデューサーの皆様、初めましてごきげんよう。ギルガメッシュ社長の妹、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが挨拶をさせて頂きます』

 

「「イリヤ(先輩)!?」」

 

「イリヤは金持ちだったのか!?」

 

これは、あとでお話を聞かないといけませんね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝日が終わり、学校に来たのですがイリヤ先輩の姿はありませんでした

 

気になり、クラスへ向かい話を聞いたところ

 

高熱で休んでいるらしいです

 

そういえば前も先輩が休んだことがありましたね

 

また無茶したんでしょうか?

 

心配なので、使い魔のシロを先輩のお家に向かわせる事にしました

 

以前、先輩のお家を調べたことがあったので場所はしっています

 

感覚を共有していると、先輩のお家が見えてきました、野良猫っぽく先輩の敷地内に侵入し近くの窓を覗く

 

「ッ!?」

 

その光景に私は思わず両手で口を覆いました

 

そこには、所々に血が付着した包帯を両目に着け()()()()()()眠り続ける先輩の姿があった

 

私は直ぐにシロに戻るよう指示しました

 

今でも先程の光景が頭に甦ってくる

 

今日の授業中でこの事ばかり考え、授業に身が入らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

突如として、何かに引き寄せられるような感覚と共に私は目を覚ました

 

「あれ?私は確か………っ!?」

 

体を起き上がらせると、身体中に痛みが走る

 

確か私は悪魔に殺されそれそうな所をバーサーカーとランサーに助けられたんだった

 

「あれ?私、目が……見える」

 

確かにあの時裂かれた筈の両目が、目の前の風景を映していた

 

頬を涙が伝う、良かった

 

失明しなくて、助かって本当によかった

 

体のあちこちが痛い、見ると左手が包帯に包まれ、横腹は包帯が巻かれている

 

あんなにボロボロにされたのに、生きていて良かった

 

そのとき、部屋の扉が開きジャックが入ってきた

 

おそらく様子を見に来てくれたのかな?

 

「おかあ……さん?」

 

「おはよう、ジャック」

 

「お母さん、お母さんお母さんお母さん!」

 

そう言って泣きながら走り抱きついてくるジャックを受け止め怪我をしてないほうの手で頭を撫でる

 

「よかったよぉ、お母さんが、死んじゃうかもって」

 

「もう大丈夫だよジャック、私はここにいるからね」

 

「アサシンどうかしましたか!?」

 

すると先程のジャックの大声が聞こえたのか、アルトリアが部屋のドアを開けて入ってきた

 

「イリヤ、目が覚めたのですね!」

 

アルトリアはそう言うと部屋から出て大声を上げた

 

「みなさん!イリヤが目を覚ましました!!」

 

すると、直ぐにサーヴァント達が入ってくる

 

アストルフォは跳び跳ねて喜び、ジャンヌは神への感謝の祈りを捧げている

 

そしてマーリンは何処か安堵したようすで笑い。ヘラクレスも少し笑っている

 

「マスター、目はしっかり見えるかい?それと体に変な所はないかい?」

 

「怪我したところ以外で変な所はないよ」

 

「なら良かった。ランサーとアーチャーは仕事にいっている、すぐに念話を送るとしよう」

 

「うん、お願いねマーリン。そういえば今日は平日だよね?学校は?」

 

「大丈夫だよ、学校とバイト先には僕から連絡してある」

 

「なら良かった…………あれ、そういえば私が倒れている間のご飯って誰が作ったの?」

 

私の知る限り、この家で料理できるの私かクー兄ぐらいだったはず

 

「それならボクとランサーで作ってたよ!」

 

アス兄、料理出来たんだ

 

今度、手伝って貰おうかな?

 

そういえば今の私の目はどうなっているんだろう?

 

「ジャック、ちょっといい?」

 

「なぁにお母さん?」

 

「ちょっと洗面台に行きたいから手伝ってくれない?」

 

「いいよ!」

 

ジャックに支えてもらい、ベッドから降りる

 

そのまま、洗面台に向かう

 

私の部屋が一階で良かったなぁ

 

洗面台に到着して、鏡を見る

 

「え……なんで、目の色が」

 

見ると、前まで真っ黒だった筈の両目が赤く染まっており

 

よりイリヤスフィール感が増した顔になっていた

 

「どうして……まぁいいかな、ジャック部屋に戻ろ」

 

「うん!」

 

部屋に戻り、ベッドからポケモンをしているジャック眺める

 

ギル兄のお陰で生活以外の娯楽にも手を出すことが出来た

 

なので、最新のポケモンのゲームをジャックに与えて見たところ

 

凄くはまってしまったらしい

 

そういえば、マーリンから聞いた話だと私が寝ている間にエレ姉がお見舞いに来てくれたらしい、部屋に入りボロボロの私を見たエレ姉は大泣きしてしまったらしい

 

なんか、凄く想像できたの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

体調はいいけど足首と横腹が痛いイリヤです

 

今日起きたら左手が直っていてびっくり

 

まぁ令呪隠すためにまた包帯巻くけど

 

ある程度元気になったので学校に来ています

 

左足首の傷は包帯を巻いた上からソックスを履いて隠したけど、問題は両目なの

 

前まで黒目だったのに、急に赤くなったらまぁ

 

「イリヤ、うちの学校カラーコンタクトはダメなんだよ?」

 

ですよね~でもどうしよう

 

両目を切られて治ったらこうなってたなんて言えないし

 

そうだ、逆に今まで赤い目を隠して黒いコンタクトレンズをしてたって言えばいいのかな?

 

「実はね、私元から目は赤かったの。みんなと違ってて恥ずかしかったから黒いコンタクトを入れて隠してたんだ」

 

「そうなんだ!知らなかったんだよ!」

 

すると教室に桐生さんが登校してきた

 

すると此方を見て挨拶してくる

 

「おはよう、イリヤ()()()

 

「き、桐生さん?」

 

「まさかイリヤがギルギルインテリジェンス社長の妹様だとは知らなかったなぁ」

 

へ?

 

な、なんでバレてるの!?

 

わたし、まだ誰にも話してないの!

 

「な、何でしってるの?」

 

「そんなんギルギルインテリジェンスで生中継してたら見るわ!」

 

「え!?あれ生中継されてたの!?」

 

「へ、知らされてなかったん?」

 

「パーティー二日前に急に参加するよう言われたの………」

 

「な、なんかごめんな?」

 

「あはは」

 

すると、少し前に転入してきたアーシアさんと兵藤君が教室に入ってきた

 

その瞬間、教室の男子からは大量の殺気(?)と思われるものが兵藤君に送られるが本人は涼しい顔だ

 

「よう!おはようイリヤ!」

 

そう言って兵藤君が肩にポンと手を当てた

 

その時だった

 

彼の何かを私の何かが拒否するかのような感覚と共にあの記憶がフラッシュバックする

 

目の前まで迫る、剣の先

 

「イリヤ?なんか悪いことしたか?」

 

『ハッハッハ!この俺に逆らうからこうなるのだ!上級悪魔であるこの俺にな!!』

 

……………やめて

 

「どったのイリヤお嬢様?」

 

『いい加減諦めろ、なぁ?』

 

………痛い、イタイのやだ……ヤダヤダヤダヤダやだ!!

 

『いい加減、惨めなんだよぉ!!!』

 

………痛いよ、やめて両目が

 

『なんだ、とうとう喋られなくなったかぁ?』

 

「イリヤ?どうしたんだよ?」

 

………イヤ、イヤ

 

「いや……イヤァァアアアアア!!!!!!」

 

思わず両目を閉じて両手で耳を塞ぐ

 

「イリヤ!?」

 

「痛い……痛い…………もういや!」

 

「おいどうしたんだよイリヤ!?」

 

「イリヤしっかり!!」

 

兵藤君達が何か言ってくるが聞こえない

 

目を閉じ、耳を塞いでも目の前にあの悪魔と剣が迫り

 

両目を、横腹を、左足を切り裂いていく

 

「イヤ、イヤ!ヤメテ!切らないで!両目を……いやぁァァァあああああああ!!!!」

 

あの声が、悪魔の声が聞こえる

 

「イヤ、イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤメテヤメテ……イタイイタイ痛い痛い痛い…」

 

体が地面に沈んでいく

 

とてと暗いなかに沈んでいくような感覚のなか

 

私は意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵藤 一誠side

 

 

あのあと、桐生やアーシアと共にイリヤを保健室に運んだ

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

少し前に俺たちのクラスへ転入してきた美少女

 

幼い見た目と違い、常にバイトや家事をしてる

 

いつも体調が悪く、寝不足であり

 

休憩時間はいつもノートを見て頭を抱えていた

 

だが最近、彼女は変わった

 

今まで体調不良が嘘のように治り、睡眠もちゃんととれているようだった

 

そんな彼女には様々な噂がたった

 

今日、俺はいつも通り挨拶した

 

いつもなら、普通の挨拶が返ってくる

 

今日も、そのはずであった

 

だが、そこにあったのは突如として体を震わせ何かに怯えかのように叫ぶイリヤの姿だった

 

『痛い……痛い…………もういや!イヤ、イヤ!ヤメテ!切らないで!両目を……いやぁァァァあああああああ!!!!………』

 

そう言って突如として気絶した彼女に俺や桐生、そしてクラス中が言葉を失った

 

一体、彼女はどれだけの事を抱えていたのだろう……と

 

 

 

 

 

 






みんな応援、ありがとなの!

みなさんの声と派遣してくれサーヴァントのお陰で復活したイリヤです!

って私また倒れちゃった!?

と、とにかくボイジャーや婦長を送ってくれたみんな!

ありがとなの!

これからも頑張っていくから応援よろしくお願いします!!

あと私が倒れてる間に感想を返してくれたサーヴァントのみんなとエレ姉ありがとなの!

エレン〉当然なのだわ、イリヤが治って良かったのだわ

サーヴァントの皆には美味しい御飯作るの!

セイバー〉イリヤ大好きです!

ルーラー〉ありがとうございますマスター!

ライダー〉やったぁ!マスターのごはんだ!

キャスター〉それは楽しみだね

アーチャー〉ふむ、期待しておこう

それと、アンケート結果なのだけどエクスカリバー編に決定なの!

………へ?嘘!?

イヤイヤ!私は原作介入なんてしないのーー!!








ご愛読ありがとうございます

感想、お気に入り登録

お願いします

主人公の設定、いる?

  • いる
  • いらない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。