一誠side
イリヤが倒れてから放課後まで目覚めることはなかった
一応、イリヤは授業を受けていなかったので後でノートを貸す予定だ
一応、倒れたの俺のせいだしな
そして俺は、放課後に部室に来ていた
いつイリヤが起きるかわからねぇし、渡すタイミングミスったかな?
それにしても、誰がイリヤをあそこまで怯えさせたんだ?
確か『切らないで!両目を』とかいってたな、もしかして虐待、とかか?
なら色々と納得がいく
彼女が寝不足で体調不良だったのは虐待が辛く
家を出て一人で暮らしていたが、学費や家賃のために働きああなっていたのだろう
そこをギルギル社の社長が引き取ったから、体調が治って生活も余裕ができたと
「イッセー先輩、どうしたんですか?」
「へ?な、何が?小猫ちゃん」
「先輩、いつもは違う雰囲気でしたので悩んでいたようなので」
「そ、そんな顔してたか?実はさ、今朝にクラスメイトのイリヤに挨拶したんだけど」
そう言うと、いつも無表情の小猫ちゃんは少し驚愕の表情を浮かべていた
「せ、先輩が学校に………その、イッセー先輩」
「なんだ?」
「イリヤ先輩の両目ってどうでした?」
イリヤの目?そんなのいちいち見てるわけ
「……そう言えば前まで黒かったのに赤くなってたな」
「…………………」
「それで続きなんだけどさ、そしたらイリヤが叫び声あげて座り込んだんだ」
「…………ロリコン先輩、最低です」
「ちょ!?俺は何もしてねぇ、挨拶しただけだ!それに俺はロリコンじゃねぇ!俺は大きなおっぱいが好きなんだ!!!」
そう必死に弁明するが、小猫ちゃんの瞳はどんどん冷めていく
「兵藤先輩、最低です……」
「ぐはっ!?」
「それで、どうなったんです?」
「そ、そのあとイリヤが叫び声をあげて凄く怯えたんだよ、そのあと『また両目が切られる』とか『痛いのはもうイヤ!』って言って気絶したんだ」
そう説明を終えると、今までお菓子を食べていた小猫ちゃんは今まで食べていたお菓子を置いてサッと立ち上がる
「兵藤先輩、私はイリヤ先輩の所に行ってきますので、部長達が来たらよろしく言っておいて下さい」
「え!?ちょ、小猫ちゃん!?」
すると小猫ちゃんはそう言うと部室を出ていった
イリヤside
目が覚めると、知らない天井が目の前にあった
「知らない天井、なの………」
確か、私は学校に来てそれで
あのときの事を思い出しちゃって、たとれちゃったんだっけ?
なら、ここって保健室?
「やっと起きましたかイリヤさん」
すると、視界にカレイドステッキ、マジカルルビーがヒョコっと出てきた
「ルビー?」
「はい!貴方の頼りになる相棒、ルビーちゃんですよー!」
「ルビー、なんでここにいるの?」
ベットから体を起こし、リュックの中に入れていたはずなのに
近くを浮いているルビーに話しかける
「イリヤさんがSAN値ピンチからパニックして倒れて、保健室に運ばれると言うので透明化して付いてきたんですよ!」
「そ、そうだったんだ………兵藤君に謝んなきゃなぁ。それに今日の分の授業聞いてない………どうしよ」
いくら悪魔の主人公でも、人としてちゃんとこう言う事は通さないとダメだと思うの
きっと困惑してると思うし
はぁ、勉強どうしよう
明日の授業ついていけないのぉ
「ついでに、保健室の先生が此方を」
そう言ってルビーが持ってきた紙には倒れたのを保護者に連絡したこと
放課後になったら迎えに来るよう頼んだことがかかれていた
見れば、寝ていたベットの横に私の使っているリュックが置かれている
すると保健室の外から足音が近付いてくる
「ルビー!」
「わかっていますとも!」
するとルビーが魔術で透明になり私のリュックに入る
保健室の扉が開き入ってきたのは、
「と、塔城ちゃん?」
私の癒し、愛すべき後輩!
我らがマイ・エンジェル!!塔城ちゃん!
塔城小猫ちゃん!
「先輩、目が覚めたんですね」
「うん、ちょうどさっき起きたの!」
「ところで先輩、その目どうしたんですか?」
「へ、じ実は元々赤くて!皆と違ってて恥ずかしかったから黒いコンタクトレンズをして隠してたの!!」
いつもなら、塔城ちゃんはこれで追求をやめるはずなの!
これで色々言わなくて大丈夫なの!
「本当に、そうなんですか?」
「へ?」
「本当に、それだけ何ですか?先輩、私に嘘をついてるんじゃないんですか?」
へ?な、なんかいつもより塔城ちゃんが食いつくんですけど!?
じ、地味に目のハイライトが消えてる気がするの!?
「う、嘘ついてないの!」
「そう………ですか」
ふぅ、どうにかなったの
そうだ、帰る前に兵藤君に謝らないと
でも私、原作介入したくなくてオカルト研究会の部室を知らない………そうだ!
「ねぇ塔城ちゃん、確か兵藤くんと同じ部活だよね?」
「はい、そうですけど」
「実はね、兵藤くんに謝らないといけないの。だから部室に案内して貰っていい?」
「イッセー先輩に?分かりました、こっちです」
出来れば原作介入の激戦区、オカルト研究会には行きたくないけど、気まずくなってから謝るのは少し嫌なの
別に少しお邪魔するだけなの、少しお邪魔するだけ
なら問題ないよね!
リュックを背負い、塔城ちゃんの後ろを付いていくと直ぐにオカルト研究会についた
私は扉を三回ノックしてから部室に入る
見た感じ、グレモリーさんと姫島さんはいない、やったの!
チャンスなの!
「失礼します、2年イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです。兵藤君に用が有ってきました!」
そう言って兵藤君に近付いて頭を下げる
「朝、挨拶してくれただけなのに、パニックになちゃってごめんなさい!」
「い、いや急に話しかけた俺も悪いし!とにかく、頭をあげてくれ!」
その声を聞き、私は頭をあげる
取り敢えず、これで教室で気まずくなる事は防げたの
「それじゃ用事も終わったので帰ります」
「あ、ちょっと待ってくれ!」
「ふぇ?」
帰ろうとしたとき、兵藤君はそう言って鞄から一冊のノートを差し出してきた
「何これ?」
「いや、今日の授業のノート。受けれなかっだろ?だからせめてノートだけでもって思って」
え、本当にこの人兵藤 一誠?
凄くイケメンな行動なんですけど!?
ネットとかで、有名なおっぱいおっぱい言ってるのと全くの別人なんですけど!!??
「あ、ありがとなの!兵藤君は噂通りの変態キングじゃなかったんだね!」
「おい、それ誰から聞いた!?」
「桐生さん。あ、塔城ちゃんありがとなの。また明日ね!」
そう言ってノートをリュックにしまう
「それじゃお邪魔しました」
そう言って部室から出る
そして下駄箱で靴を履き替え校門を出るとFate stay nightの格好をしたセイバーが待っていた
「イリヤ!大丈夫なのですか!?アーチャーから家に学校で倒れたとの連絡があり、とても心配していたのですよ」
「ありがとなの、それじゃあ帰ろ?」
「はい」
すると、向こうから白いローブだろうか?
それを着た二人組が駒王学園へと歩いてきていた
あれってもしかしてイリナさんとゼノヴィアさん?
どうしよう、私がのんびりと過ごしていたらいつの間にかエクスカリバー編に行ってたみたいなの
あれ?私、今は誰と行動してる?
セイバー、ブリテンの王にて、
アーサー王こと、アルトリア・ペンドラゴン
「あれ?ワンチャン終わった?」
「どうしたのですイリヤ?」
「な、何でもないの。帰ろ、アルトリア」
「はい」
そう言って二人組とすれ違い、帰路を歩く
「…………さっきの感じ、まさか…………でも何故複数?……あとでマーリンにでも聞きましょうか」
「どうしたの?」
「いえ、何でもありません」
あれから帰宅し、自室にて兵藤君から借りたノートを自分のノートに写していた
それにしても、おもったより字が綺麗なの
凄く写しやすい
明日、お礼に塔城ちゃんのとは別にお菓子を作ろう
そう思っていると、突如として部屋の入り口がノックされる
「入っても大丈夫だよ!」
「お母さん、ちょっといい?」
すると、何時もとは違い戦闘時に着る服を着たジャックが入ってきた
「ど、どうしたの?それにその姿は?」
「ちょっと来て!」
「う、うん。わかったよ」
そう言ってジャック引っ張られてリビングへと向かう
リビングに入ると、そこには戦闘時の鎧や服装をしたサーヴァント達跪いていた
「み、みんな?どうしたの!?」
「改めて、誓いを」
口を開いたのはアルトリアだった
「マスター、私たちは改めてここに誓いを立てるため、皆に集まって貰ったのです」
「ち、誓い!?」
頭が混乱するなか、セイバーが口を開いた
「サーヴァントセイバー、真名アルトリア・ペンドラゴン。ここにてマスターを守り、貴方に平和と勝利を捧げる事をここに誓います」
「サーヴァントアーチャー、真名ギルガメッシュ。二度のマスターを守ることに慢心し失敗した、故にこれからは我も慢心せず、全力でマスターを守る事をここに誓おう」
「サーヴァントランサー、真名クー・フーリン。マスターの為、この槍とこの体を使い全力で戦う事をここに誓う」
「サーヴァントライダー、真名アストルフォ。ボクは君の剣として、君を守りぬくことをここに誓う」
「サーヴァントキャスター、真名マーリン。ボクは魔術で君を守り、導く事をここに誓うよ」
「サーヴァントアサシン、真名ジャック・ザ・リッパー。お母さんを絶対に守るって誓うよ」
「サーヴァントルーラー、真名ジャンヌ・ダルク。この旗で、マスターを守り勝利へと導くことをここに誓います」
「サーヴァント、バーサーカー」
「ふぇ!?」
その声に私は耳を疑った、流れからしてバーサーカーも話すことは見えていたが
狂気にやられているのでいつも通り叫ぶのかと思っていた
だが、そんな彼から聞こえたのは理性のある優しげな声だった
「バーサーカーが喋った!?」
その事にここにいるサーヴァントの数人、特にアルトリアとクー兄は大分驚いているようだった
「アーチャーより少しの間だけ狂気を解く霊薬を頂いたのだ、驚かせてすまない。改めて、真名ヘラクレス。イリヤ、私は今度こそ君を守り抜いてみせる、君の最強のサーヴァントとして」
「我らサーヴァント8騎、改めてここに貴方を守ることを誓います」
そう言う皆は凄くかっこよくて
とても、安心した
心の奥の黒い何かがゆっくりと消えていくような感じがする
「我らは様々な時代を生き、そして様々な栄光を得て死し、英霊となった」
ギル兄がそう口を開く、此方に近付き目線を合わせる
「雑種……いや、イリヤ。
そう言って頭を撫でられる
あぁ、そっか
みんな、このつもりだったんだ
私の恐怖を、トラウマを見事に消しさってくれた
「ギル兄、みんな………ありがとう!」
心が暖かい、皆のおかげで私は笑顔になれる
私はみんなに笑顔でそう言った
その瞬間、サーヴァントの皆が真剣な表情から変わり笑った
『『キュルルルルルルー』』
「…………ジャンヌ?」
「………………セイバー。貴様と言う奴は………」
恐らく、今の私はプリズマイリヤで言うハイライトが消えた状態のイリヤになり
ギル兄は額に手を押さえて目をつむる
そして振り替えると、お腹を押さえたアルトリアと少し恥ずかしそうにしているジャンヌが立っていた
「す、すいません。マスターの心が治り、安心してお腹が減ってしまいました」
「私もですルーラー。イリヤ、今夜のご飯は?」
「い……い……………い」
「「い?」」
「色々とだいなしなのぉおおおおおおおお!!!!」
やっぱりセイバーとルーラーはお腹ペコペコのペコリーヌちゃんなのでした、まる
あれ?作文?
どうも皆さん!
ギル兄達のお陰でトラウマを克復したイリヤです!
新たにアンケート実施なの!
みんな、解答よろしくなの!
ご愛読ありがとうございます
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お待ちしています
主人公の宝具解放
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早く解放しろ!
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まだだ、まだその時じゃない