もうやだ……助けてバーサーカー!!!!   作:クレナイハルハ

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覚悟、決めたの!

 

 

イリヤside

 

 

「いっしゃいませ!」

 

どうも皆さん!

 

今日も立派に社畜のように働くイリヤちゃんでーす!

 

いやぁ、怪我が全部治りました!

 

(治る早さが)ヤバイですね!

 

何でこんなに治りが速いのかな?

 

衛宮士郎みたいに体にアヴァロンでも入ってる訳じゃ無いし…………

 

そう言えば、今日はセラフォルーさんが来てない

 

いつも私がシフトの日は必ずいるのに

 

まぁ、いないほうが私としては助かるんだけどね

 

それはそうとして、あれからもこの喫茶店で働いてるんだけども

 

もし高校卒業したらここで働いていい?って聞いたらね

 

まさかの決定、私の働く職場は決まったの!

 

そんなわけで今日は早めにバイトを終え、ルーラーと帰宅中!

 

帰りに本屋によってるわけだけど、ルーラー?何で料理の雑誌みてるの?

 

もしかして、私の料理を手伝ってくれたり

 

じゃなくて作って欲しい美味しそうな料理を探してたらしい

 

………取り敢えず、そんなルーラーを気にせず

 

私はライトノベルコーナーへ!

 

「は?」

 

何で?ナンで?

 

Fate stay nightとFate Grand Orderの小説がアルノカナー?

 

何々?今、ギルギルインテリジェンスより始まった人気アニメーション映画、アニメーションが待望の書籍化

 

また、ギル兄がやったの?

 

嬉しいけど、原作組に見られたら終わる気がするの

 

あ、一応FGOは買った

 

面白いんだからしょうがないよネ!

 

「ジャンヌー帰ろー!」

 

「はい、分かりました」

 

ジャンヌの返事を聞いて、一緒に書店を出る

 

 

「迷える子羊にお恵みを~!」

 

 

「どうか、天の父に代わって哀れな私たちにお慈悲をーーー!」

 

 

出た瞬間に目の前に映ったのは白いローブを着た少女2人が物乞いをしている所だった

 

うん、あの二人は何をしてるのかな?

 

最近、目からハイライトが消えることが多い気がする

 

疲れてるのかな?

 

なに?同情するなら金を下さい的な感じなの?

 

そんなの貰える分けないよ?

 

そんなので助かるなら私はあんなに働き詰めてないの

 

「……………ねぇジャンヌ」

 

「…………何ですかイリヤ」

 

「帰ろっか?今日のご飯はどうする?」

 

「そうですねイリヤ。あと晩御飯はカレーライスはどうでしょう?」

 

「そうしよっか、お家に材料あるし」

 

何よりこれ以上原作介入したくないの

 

そう言って帰ろうとした、その時だった

 

あの2人の目に私達が映る

 

あの目、見たことがあるの

 

あれはセラフォルーさんが私を見たとき、見つけたときにする

 

獲物をロックオンした目!?

 

「「お願いします助けて下さい!!」」

 

「あはは、はぁ…………」

 

これだけは言わせて

 

………なんでよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うまい!日本の食事はうまいぞ!!」

 

「うんうん!これよ!これが故郷の味なのよ!」

 

目の前では、先ほどまで物乞いしていた少女達

 

イリナさんとゼノヴィアさんが目の前ではガツガツとご飯を飲み込んでいく

 

私はコーラ、ジャンヌはメロンソーダを飲みながら、その風景を見て苦笑いしていた

 

ジャンヌとアルトリアことお腹をペコペコペコリーズはゆっくり味わうけど、この2人はひたすら飢えを凌ぐ感じなの

 

そう言えば、この2人は食べときモグモグっていうんだね

 

家ではモキュモキュ(アルトリア限定)だよ

 

可笑しいね

 

あのあと、この2人を連れて私達はファミレスへと入った

 

ギル兄やクー兄が帰ってくるのはまだまだ先だし大丈夫かな

 

それにしてもこの2人

 

すごい食べっぷり、家のお腹ペコペコペコリーズといい勝負なの

 

と言うか、いくらなんでもさ

 

「(見ため)幼女から貰ったお金で食べるご飯は美味しいですか?」

 

「「うまい!!」」

 

「そうですか………」

 

そんな彼女らに引く私

 

そしてジャンヌ、さっきから彼女らをにらんでどうしたの?

 

原作キャラだけど大丈夫だよ

 

「そう言えば自己紹介してなかったの!私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。こっちは」

 

「姉のレティシアです」

 

いつから私妹になったの!?

 

ジャンヌの妹はジャンヌ・オルタでしょ!?

 

嫉妬でデュヘインされたく無いんですけど

 

まぁ、戸籍上は妹なんだけどね

 

「私はモグモグ、紫藤 イリナってモグモグ、言います」

 

「私はモグ、ゼノヴィア…モグモグと言う」

 

「えっとイリナさん、ここにお金置いとくからお店出るとき払ってね?」

 

そう言って、私のバイトで稼いだ五万円を封筒に入れて渡す

 

さすがに個人のことにギル兄のお金を使う訳には行かないの!

 

「一応、宿泊も考えて入れたから大事に使ってね?」

 

「ありがとうイリヤちゃん、貴方に主の加護があらんことを」

 

そう言って手で十字架をきるイリナさん

 

「それじゃ帰るね、いこうレティ姉」

 

「はい、それでは」

 

そう言って店を出てお家に向かう

 

さて、美味しいカレーライスをつくるぞー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリンside

 

 

僕の視点は始めてかな?

 

どうも、マーリンお兄さんだよ

 

さて、僕は今はどこにいるかと言うと妖精郷(アヴァロン)に来ている

 

用事がある棟のひとつの部屋へにノックして入る

 

「やぁ、元気かい?」

 

そう言って目の前の猫耳で和服を着ていて、ブルーライトカットのメガネを掛けパソコンに向き合い編集している彼女に声をかける

 

「まぁ元気かにゃ。取り敢えず昨日に言われてた奴の編集終わったからそっちで投稿よろしくにゃ~」

 

そう言って差し出されたUSBメモリーを受けとる

 

「うん、何時も助かっているよ。黒歌」

 

「てか私の出番始めてじゃないかにゃ?忘れられてる気がするにゃけど」

 

「メタい話は止めようか。」

 

「はーい」

 

アブナイアブナイ、メタイからね

 

「それにしても、ここに来て傷がなおって直ぐに編集手伝ってくれって言われるとは思わなかったにゃ」

 

「最近、色々と忙しくてね。編集する時間が限られてるのさ」

 

「それって前に言ってたマスターと関係あるのかにゃ?」

 

「まぁそうだね。君にも関わってくる話だから、君にも見せようかな」

 

そう言って、僕は悪魔の少年にもやったように幻術を掛ける

 

すると黒歌は椅子に座ったまま机に突っ伏して眠り出した

 

そっと近くにある彼女のベットから毛布を取り黒歌に掛ける

 

さて、僕はこの動画をアップするために一度戻ろうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

イリナさん達に色々としてあげた次の日、私は何時も通り平和に帰ってくることが出来た

 

ついでに今日の迎えは、ランサーだった

 

そう言えば今日の塔城ちゃんや兵藤くんはなんかピリピリしてたの

 

ちょっと気になるが、私は部屋で読書している

 

「雑種いるか!!」

 

「ふわ!?」

 

ギル兄が扉をバタンッ!

 

と開けたのに驚きイスから転げ落ちる

 

「痛い、どおしたのギル兄?」

 

「雑種よ。我らはこれより駒王学園へ行き、我の町に手を出した不届き者を潰しに向かう。何よりセイバーの剣を模造するなど許さん!!」

 

それってもしかしてなくても

 

エクスカリバー編のクライマックス!?

 

だとすると

 

「塔城ちゃんが危ない!?」

 

そう言って私も行くと言おうとした瞬間

 

口の動きが止まる

 

もし、私も助けに行けば原作介入は避けられない

 

でも、戦いで塔城ちゃん大怪我をしたら

 

頭のなかに浮かぶのは白髪で何時も無表情だけど、私のことを気にかけてくる

 

唯一つの後輩

 

もし彼女が私みたいに死にそうになったら

 

たまに見れる彼女の笑顔が、もう見れなくなるかもしれない

 

そんなの、やだ

 

私は……………

 

「ギル兄、サーヴァントみんなを集めて」

 

「なに?」

 

怖さで震える片手を、もう片方の手で押さえ込む

 

「私も、行く!」

 

「分かった。早く準備をしろ雑種!」

 

「う、うん!」

 

そう言ってギル兄が下に降りていく

 

私はバックの中のマジカルルビーを解放する

 

「おや?どうしたんですかイリヤさん」

 

「ルビー、私と契約して」

 

「おや?いいんですか?原作介入したくないんじゃ?」

 

「そうだけど、塔城ちゃんがピンチかもしれない。もしこれで行かなくて塔城ちゃんが怪我したりして後悔したくないの、だからルビー」

 

私は真剣な目でルビーを見つめる

 

「私と契約して、魔術礼装カレイドステッキ・マジカルルビー」

 

「イエス!マイマスターー!」

 

私は手にカッターを取り出し、右手の宝具を手首から少しずらし手首を少し切る

 

すると手首から血が流れる、私はそれをルビーに垂らす

 

するとルビー少し光り、直ぐに収まる

 

「契約完了です!」

 

「いくよ、ルビー!」

 

「お任せあれー!」

 

そう言って下の階に降りると、サーヴァントが全員戦闘時の服装で待っていた

 

「イリヤ、良いのですか?それは呪われた礼装では」

 

アルトリアが心配そうに聞いてくる

 

「大丈夫だよセイバー。みんな!」

 

大声をあげると、みんながこちらを向く

 

「私は今まで戦いたくなかった、原作に介入なんてしたくなかった。でも街の皆が、学校の皆が危ないなら………私は、戦う!みんな、私に力を貸して!」

 

そう言った頭を下げる

 

瞬間、セイバーが口を開いた

 

「それが貴方の選択ならば………」

 

その声を聞き、私は頭をあげる

 

セイバーが取り出したのは金色の剣士が描かれたどこか見覚えのあるカード

 

「クラスカード!?私は特典にそんなの貰ってないよ!?」

 

「神から、こうなることがあれば渡すよう言われていました」

 

私はカードを受けとり、ポケットに入れる

 

「みんな、行こう!」

 

「本気で行きましょう」

 

「良かろう、我は慢心などせん!」

 

「おう!」

 

「任せてマスター!」

 

「うん、解体するね!」

 

「■■■■■■ッ!」

 

「戦いだね、苦手だけど全力で行こうか!」

 

「闘わなくては前に進めぬというのなら、蹴散らします!」

 

覚悟、決めたの!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──重大発表──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

 

 

 

     

      具、解 放

 

 

 

 

 

 

 

 

 






こんにちわ、覚悟を決めたイリヤです!

実は、新しく書こうと思う小説が二つあってどっちにするか活動報告で募集してるの!

みんなー!見に来てね!




ご愛読ありがとうございます

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お待ちしています

エクスカリバー編、介入する方法

  • サーヴァント達が道を切り開く
  • いくよ!バーサーカー!!

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