もうやだ……助けてバーサーカー!!!!   作:クレナイハルハ

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小猫の心配と少女の代償

 

 

イリヤside

 

 

もしもし?わたしイリヤさん

 

今から、学校に行くの

 

そして帰りに、スーパーで買い物して帰ってくる予定なのです

 

お金が大丈夫だから、お弁当もちゃんとした手作りの二段弁当なの!

 

今まではコンビニのおにぎり一つで頑張ってたの…………

 

正直言うと足りなくて蛇口で水をたくさん飲んでお腹を満たすか、屋上で休むかしてたけど

 

その度に後輩の塔城さんに心配かけられ、お菓子をもらう始末………うぅ先輩なのに情けない

 

これからはお菓子を作って持っていってあげよう

 

そう思いつつ、お弁当を包んでリュックの中に入れてリュックを背負う

 

ちゃんと授業料も用意できたし、これで先生に迷惑を掛けなくてすむ

 

「■■■■■」

 

「バーサーカーありがとう、行ってきます!」

 

見送ってくれたバーサーカーにそう言って家を出て一歩を踏み出す

 

踏み出した瞬間に足が曲がる

 

「あ…………れ…………」

 

ゆっくりと、体が傾いていく

 

そのまま重力に従って私は倒れた

 

「………■■■■■ッ!?」

 

あれ、なんかすごく眠い

 

「うるさいぞ筋肉だるま!!近所迷惑を考え……ッ雑種!!」

 

(………大丈夫だよ二人とも、私は大丈夫)

 

わたしちょっと、寝るね

 

「おい雑種しっかりしろ!!熱があるな………バーサーカー。マスターを家に運ぶぞ!」

 

「■■■■■■!」

 

あぁ、学校どうしよう?

 

そんなこといいな、眠い

 

おやすみなさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュside

 

 

全く、雑種が風邪ごときにやられるとは

 

我がマスターながら情けない

 

と、いつもならそうかもしれぬが今回はしかたなきことか

 

奴は今まで一人であのセイバー達を支えていたのだからな

 

逆に、なぜ倒れなかったのか不思議な位だ

 

学校とやらには連絡は済ませてあるから、学校の方は大丈夫だろう

 

「社長、製作予定のアニメ『Fate Grand Order』の監督が挨拶にいらしてます」

 

薬と食料はセイバーとルーラーが買い出しに向かったから心配はないか

 

「わかった、今いく。」

 

さて、今は仕事に集中するとするか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塔城小猫side

 

 

お昼、私はいつも通りお弁当とお菓子を持って屋上に上がる

 

お菓子は先輩用だ

 

先輩はいつもお昼をおにぎり一つで済ませてる

 

以前にどうしてか聞いたときに

 

『へ?、あ、いや………そう!ダイエット!ダイエットしてるだけなの!!』

 

と返された、先輩ほど痩せていたらダイエットする意味無いと思うのですが………

 

それに明らかに無理しているような気がします

 

前に先輩をこっそりとつけたら、水飲み場で水をたくさん飲んでいました

 

あれは喉が乾いたとしても、絶対にあんなに飲まないと思います

 

それに、移動教室の時にチラッと先輩のいるクラスを見たらずっとノートを見て頭を抱えていました

 

それから、私は毎日先輩に羊羹を一つあげていました

 

先輩はいつも申し訳なさそうにそれを食べてお礼を言います

 

たぶん、先輩は無理してると思います

 

食べてないのはダイエットじゃなく、別の理由があるんじゃないかと思います

 

そして放課後、部室に行こうと職員室を通った時のことです

 

『……………さい先生!!』

 

先輩の声を聞き、職員室を見ると先輩が先生に頭を下げていました

 

課題でも忘れたのでしょうか?

 

それを見て担任と思わしき先生も困ったようにしていました

 

気になって、話を聞いてみることにしました

 

『はぁ……イリヤさん、私前に言いましたよね?今日までに提出してくださいと』

 

やっぱり課題を提出しなかったのでしょうか?

 

『すいませんすいません!来週!来週まで待ってください!給料日なのでお金払えますから!』

 

給料日?どういうことでしょう?

 

『はぁ、イリヤさん。先生もな、こんなことは言いたくないんたが、校長や教頭が『もう20日待ってるんだ、親御さんを呼べ!』って聞かないんだ。』

 

『うぅ、頼みますもう少し!もう少しだけ待ってください!そうすれば入学分の授業料払えますから!』

 

『イリヤさん。言いたくは無いけど、教頭や校長が君のことを疑ってしまってる。授業料を使って遊んでるんじゃないかって』

 

『そ、そんなことしてないです!』

 

『そんなこと先生も分かってる。取り敢えず、先生も頑張って教頭達を説得してみる。頼むから来週までに用意するんだぞ』

 

『は、はい!ありがとうございます!』

 

授業料で遊んでる?

 

先輩が?

 

そんなわけない、でも先輩のプライベートなことは聞いたことないですし

 

おにぎり一つで、空腹に耐える先輩は演技?

 

私は、わからなくなりました

 

取り敢えず、来週学校で先輩に聞くことにします

 

翌週先輩は、学校に来ませんでした

 

屋上にいないので、先輩の教室に向かい、話を聞いたところ風邪を引いて休んだらしいです

 

先輩、大丈夫でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

どうもみなさん、イリヤです

 

いま、家で横になってるの……

 

「ケホッ」

 

うん、お金が大丈夫になって安心したのか

 

なんか無理してた分が来ちゃったみたいなの

 

お陰で風邪引いちゃいました

 

「■■■■■……………」

 

「お母さん、大丈夫?」

 

「大丈夫だよバーサーカーにジャック、ただの風邪だから」

 

現在、バーサーカーとジャックは僕のことを見るため家におり

 

アルトリアとジャンヌは薬と食材とかの買い物に、アストルフォはいつも通り散歩でクー兄は『うまい魚釣ってきてやるからな』って言って釣りに行った

 

ギルガメッシュこと王様も心配してたけど、会社に向かって貰った

 

マーリン?上で配信中らしい、邪魔する訳にはいかないし

 

魔術で風邪も治せないしね

 

お昼ごはん?

 

クー兄が作ってくれた

 

はぁ、風邪早く治ってくれないかなぁ

 

直ったら先生の所行って謝らなきゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもみなさん!

 

元気な♪私はここにいますー♪

 

起きたら風邪がなくなってた♪

 

そんなわけで元気でーーす!

 

私のお昼のお弁当を作ってー、ここで後輩の塔城ちゃんにあげる蒸しパンを作っていきます!

 

もちろん、サーヴァントの皆の分も!

 

テーテ、テテテ♪テーテ、テテテ♪テーテ、テテテテテテテッテ♪

 

イリヤの3分ぐらいクッキング!

─────────────────────

材料は

 

ホットケーキミックス:50グラム

 

牛乳:大さじ2杯

 

砂糖:小さじ2杯

─────────────────────

作り方は簡単!

 

マグカップor紙コップを用意!

 

(マグカップは耐熱性のある奴を使ってね♪)

 

まずマグカップにホットケーキ→牛乳→砂糖の順番で投入

 

よーくかき混ぜてから、サランラップでふんわりとラップするの

 

そして600W電子レンジで1分半加熱するればふんわり蒸しパンの出来上がり!

 

塔城ちゃんは、凄く食べるし甘いもの好きだから三つを作ってラッピング!

 

そして、サーヴァントの皆の分も作っていきます!

 

セイバー達にとっては軽食でしか無いので、ここから今日の朝御飯を作っていくの!

 

作るのは、ご飯とお味噌汁と焼き鮭!

 

朝は忙しいのでお味噌汁は即席、鮭を焼きながらご飯を炊飯器に入れて炊いてる間にさっきの蒸しパンを量産

 

戦場は朝御飯にあり、なの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は無事戦場を抜け、学校に向かってます。

 

1日学校を休んじゃったので、早く学校に行ってお金を払わなきゃ

 

学校に走る、あれ体が軽い?

 

私、こんなに早く走れたっけ?

 

そっか、今までは栄養不足とかアルバイトの疲れで力が出なかっただけなの

 

学校に行き、職員室に入る

 

「失礼します!2年、イリヤスフィールです」

 

そう言って担任の先生の所に向かう

 

「先生、おはようございます」

 

「あぁおはようイリヤさん、先日は風邪だってお兄さんから連絡来たけど大丈夫?」

 

「お、お兄さん!?」

 

確か、王様が連絡したって………

 

え!?ギルガメッシュがお兄ちゃん、ギル兄?

 

これからは王様からギル兄と呼ぼうかな?

 

辞めとくの、呼んだら殺されるの

 

「なんだ?違うのか?」

 

「い、いえ。それと先週に言った通り授業料を」

 

「うん、確かに受け取った。前までは延滞してたのが嘘みたいだな」

 

「あ、アハハ。それじゃ私、教室に戻りますね」

 

教室に戻りノートを出さずに頬杖をついて窓の外を眺める

 

あぁ……外の景色ってこんなに綺麗だっけ?

 

「ねぇ、イリヤさんどうしたの?」ヒソヒソ

 

「確かに、いつもみたいにノート見て頭を抱えてないよね」ヒソヒソ

 

「それに顔色も前より良くなってるし」ヒソヒソ

 

「なぁなぁイリヤ」

 

「どおしたの桐生さん」

 

外を眺めていると、クラスの女子の桐生さんが話しかけてきた

 

クラスで私が話しかけられる事なんて滅多にないのに

 

……べ、別にボッチじゃないの!?ほんとなの!!

 

友達いるもん!

 

うぅ、思ってて悲しくなってきた

 

「なぁなぁ、イリヤ。授業料払えたんよね?」

 

「うん」

 

「もう家賃とか食費とか大丈夫なの?」

 

「う、うん!もう大丈夫なの」

 

「なぁイリヤ」

 

「うん何?」

 

「もしかして、バイトの他に援交………」

 

「そんなことしてないの!!!」

 

思わず大声で言ってしまった

 

え、援交なんてそんなことしたくないの

 

それをするくらいならもっとバイト掛け持ちするの…………

 

「ならいいけど」

 

ふぅ、これで誤解されずにすんだの

 

取り敢えず、イリヤスフィール!

 

今日も頑張ります!

 

 





ご愛読ありがとうございました!

皆様からのアンケートで木場君の詠唱は
『衛宮士郎(美遊兄)』となりました

そして次のアンケートを張ってありますので

興味のあるかたはご確認を!




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神からイリヤへと謝罪とお詫びの特典

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