最近は少々スランプ気味というか筆が進まないという局面ではあるのですが、一人でも楽しみにしてくださっている方がいる。そう思って日々精進していきたいと思います。
今回含めての三話はオリジナルのお話になるので、自信はありませんけど…楽しんでいただければ幸いです。
それでは
第九話「結界の都 ウワサを追って」
いよいよ肌寒いじゃ済まされなくなろうかという初冬のある日、メルトンのチェスターコートを着こみ、ポケットに手を突っ込み寒さを凌ぎながら、歩く。
四条通りを八坂神社に向かって進むと、鴨川にかかる四条大橋が見える。休日ということもあってか通行人が随分と多い。
四条大橋の手前、木屋町通りを左に曲がりさらに左手の細い路地の中ほど、行きつけの喫茶店はある。
カフェというより純喫茶、この科学世紀の街には似つかわしくないこの店、色とりどりな乱張りのタイル、ここだけ見ればヨーロッパの路地裏にでも迷い込んだような錯覚を覚えさせる。
いつも通り、黒く重たい木製の観音扉を押した。カラン、と音が鳴る。
薄暗い店内、カウンターの向こうの従業員が”いらっしゃいませ”とそう言った。
カウンターには数人、客が座っているようだが、何とかいつもの席は確保できそうである。
創業から百年以上の年月で紫煙に染められ黄がかった漆喰塗りの壁、壁面にはアンティークの調度品が並んでいる。店主曰く創業者が趣味で集めた物なのだそうだ。
真っ先に足を向けるのは、窓際の席。
ビル越しの日差しが十二分割の格子窓から射しこんで仄かに店内を照らしている。
飾り彫りの細やかな黒いフレームに臙脂色の座面の椅子。それに漆塗りの黒いテーブルと落ち着く色合いである。バロック調とでも言うのだろうか。
今では貴重となったSP盤のクラシックが穏やかに流れる窓辺、隣の椅子にコートを丸め置いて腰掛けた。
程なくして、店員が水とおしぼりをもってくる。ご注文はお決まりですか、とも聞かれないのは常連になれた証拠のようで少し嬉しい。
「珈琲とハニートーストで」
いつも通りの注文、これが俺のルーティーンである。ここの店で珈琲と頼むとクリームの乗ったウインナー珈琲が出てくるのだが、これは創業当時からのこだわりのようで、戦時中貴重だったクリームを少しでも客に味わって貰いたいという思いから生まれた、この店の看板メニューである。
酒好きではあるが甘党の俺は、その珈琲とアイスの乗った分厚いハニートーストを養分としているわけだ。
さて、この店に来たのはただ糖分が欲しくなったからではない、もちろんそれもあるにはあるのだが……。とりあえずは蓮子とメリーに話したいことがあって、性懲りもなくこの店に呼び出したのである。
話というのは、俺がまた掲示板を巡回する中で見つけたネタ。それの報告と協力を仰ぐ為である。
言い換えるなら、俺の持ち込みでの活動の提案という事になるだろうか。尤もその内容が蓮子の御眼鏡に適わなければ敢え無く却下という事になるかも知れないが……。
現在十一時四十六分、十二時に来てくれ。とは言ってあるが、彼女達はいつ来るだろうか、蓮子はどうせ遅れてくるだろうな、何て考えながら待つとする。
二人が来るまではいいかと、横に置いたコートのポケットから煙草を取り出す。ここは今では少なくなった煙草の吸える店なのだ。俺含め常連の多くは時代錯誤な喫煙者だ。カウンター席の叔父様方も美味そうに煙撒いていやがるので、我慢してもいられない。
火を着け、軽く吸い込んで吐き出す。寒い中ずっと歩いて来たので、温かい店内で紫煙を吐けばため息が出る程に気が緩むというかリラックスできる。いつまでも手放せない訳である。
格子窓の日差しがゆらゆらと流れる煙を映す。しばらく、何を考えるでもなくそうして煙草をくゆらせていた……。
十分ほど経っただろうか。灰皿に二本分ほどの吸い殻が積もった辺りで、カランと入り口のドアが開いた。
長い、金髪が揺れる……。
”いらっしゃいませ”また同じような店員の声が響く。
彼女は迷う素振りも無く、左を向き俺の座る席に歩み寄る。微笑を湛えて……。
「おはよう、来たわよ。待った?」
「おはようメリー、別に大丈夫だぜ」
三本目も半ばで灰皿に押し付けて消火する
「あら、邪魔しちゃったかしら、気にしなくていいのに」
メリーは対面の座席に腰掛けてそう言った
白い日差しに照らされる白い肌、金色の髪、やはり陶磁器の人形のようだが、温かい表情だ。
「いいんだ別に、わざわざ来てくれてありがとう。好きなの頼めよ、奢るよ」
「水臭い事言わないの、それに私も暇だからねえ、ありがたくご馳走になるわ。相変わらずの暗い店内ね」
「ああ、そうだな。この前は慣れない大学のカフェテラスに引っ張り出されたんだから今日はここでいいだろう」
「ふふ、そうね。別に私もこの店嫌いじゃないわよ、美味しいし。でもカフェテラスも悪くなかったでしょう」
「月旅行談義は楽しかったなあ、珈琲もなかなか美味しかった。まさか星を見に行く事になるとは思わなかったけど」
「いいじゃない、たまにはね。真面目に活動しすぎだもの」
「そうだけど、今日のは真面目な活動の提案だ」
「えーそうなのね、私の目の出番?」
「まあ、そゆこと。ただ蓮子に却下されればそれまでなんだけど」
「どうかしらねー、そろそろ来るかなあ蓮子」
店員がメリーの分の水とおしぼりを持ってきた。
「コーヒーと、あと私にもハニートースト」
メリーは店員にそう注文した。
「美味しいぞここのは」
「あなたがいつも食べてるの見てたらね、すごく甘そうだけど」
「めちゃくちゃ甘いよ」
現在十二時四分、ちょうどに来いなんて言ってないし言えないのでまだ遅刻ではないだろうか。
我らが会長宇佐見蓮子はどうにも遅刻癖があるのようで、星から現在の時間を知る事ができる能力を持っている彼女だからこそ日中は時間にルーズになるというのはある種の平衡感覚なのかもしれない、と最近は思っている。
夜にこそ真価を発揮できるというのも何だかカッコよくて良いかもしれないが、度を過ぎた遅刻は辞めて欲しい。
とまあ、呼び出した身である俺が偉そうにも言えない訳だが。
まあ、急を要する話でも無いので気長に待つとしよう……。
仄かなオレンジに彩られる店内ではレコードの奏でるバロック音楽と、カウンターに並んだサイフォンのフラスコが沸々と沸き立つ音だけが響いている。
この音を聞きにこの店を訪れる客も少なくないのだそう。SP盤にサイフォンと古めかしさをこれでもかと詰め込んだここは、まさに都会のオアシスか。
窓の外を眺めていたメリーが言う。
「本当にサイフォン珈琲なのね、ここ。美味しいけど時間がかかるのよねえ」
「なんせサイフォンの数にも限りがあるからなあ、ただ慣れさえすれば味の再現性は安定してるから、変わらない味を楽しめるって訳よ」
「マスターの腕にかかってるのね。サイフォン珈琲は後味すっきりで飲みやすいわよね、眠気覚ましには向かないけど」
「ただ自分で作るとあんまりなんだよな」
「で、インテリアになってるんでしょ、サイフォン。勿体ないからほんとに私が貰おうかしら」
「持ってきたら良かったな」
「ま、次で良いわよ。それはそうと……。今日の話、どんなの? 少しだけ教えてくれないかしら」
メリーはテーブルに手をつきこちらに少し身を乗り出して言った。いきなり距離を詰められると顔を背けるほかない……。
蓮子といい、勘弁してほしいものだ。
しかしまあ少しくらい話してもいいか。
「ああ、良いけどさ。蓮子もまだ来ないから」
「ふふ、ありがとう。それでどんな話?」
「そうだな、例にもよってオカルト板に張り付いてた時に見つけた”ウワサ”についての話なのさ」
「ウワサ? 都市伝説みたいな感じよね、人面犬とか口裂け女とか……」
「チョイスが古いな……。まあ都市伝説は都市伝説か。それもここ”京都”のある神社に纏わるウワサなんだ」
「あら、なんだか面白そう。それで、どこなのかしら神社って……」
「”伏見稲荷大社”だ」
と、言った所で後ろから肩を叩かれる。
「お稲荷さんがどうしたのかしら?」
振り返ると、黒の中折れ帽とマントが特徴的な少女、宇佐見蓮子は立っていた。話に集中する余り、ドアの開閉音に気が付かなかったようである。
「おはよう、かな蓮子。微妙に遅かったじゃないか」
「おはよう、来たんだから別にいいでしょ勝手に話進めてるなんて酷くないかしら」
蓮子はそう言いながらメリーの横、俺の右前方の椅子に腰掛けた。
「まだ掴みにも入ってないし、一から説明するさ。珈琲とトーストも来たことだし、蓮子も何か頼めよ」
ちょうど店員が俺とメリーの注文の品を持ってきた所であった。トーストを口に運ぶ前に珈琲を一口啜った。相変わらず爽やかな飲み口である。本題に入る前に口を潤しておきたかった。
「じゃあとりあえず珈琲ね。で、伏見稲荷の結界の話なの?」
「まあそうなんだが、順を追って話させてくれって……。とりあえず俺が例のオカルト掲示板であるスレを覗いたのが始まりだ……」
昨日の話だ。仕事から帰った俺はビール片手にパソコンに向かい、掲示板にて情報収集をしていた訳である。
オカルト板とは言っても、真面目なオカルト議論が常に交わされている訳ではない。
本気かネタか分からない陰謀論のスレッド
書き込むと願いが叶うスレ、逆に書き込んだ名前が呪われるスレ……。
というようないかにも頭の悪い連中も少なからず存在してはいるのだが、そこは玉石混交という事で有意義な所謂”本物”の情報もまた少なからず見つかる、それを見つける為にあんな場所に張り付いている。
そうして、またその混交の情報の海を漁っていたのだが、気に留まるスレッドがあったのだ。
確か各都道府県ごとのローカルな都市伝説やオカルトチックな噂を書いていくというような趣旨だったのだが、書き込まれたレスポンスを追っていくと、どうしようもなく俺の琴線に触れるレスポンスに出会った。
”稲荷山の結界の裂け目の向こうには本当の稲荷大社があり、そこに辿り着き、参拝した者の願いを叶える”
「って所だ。とりあえずこれが今回の動機かな」
「なるほどね、ただそれだけじゃあ真実と呼ぶには遠すぎるじゃないの」
蓮子はそう苦言を呈するが、まだこの話は終わらない。
「そこまでは私も聞いたわ、でも。まだ続きはあるんでしょう」
メリーはハニートーストにナイフを入れながらそう言った。助け舟だろうか、アイスの乗ったトーストを口に運ぶ姿は、何だか愛らしく見える。
なんて、言ってる場合ではない、話を続けるとしよう。
「そう、メリーの言う通り。ここからが本題、その書き込みはあくまでも動機だ。それに、願いが云々は後付けの蛇足だと思う」
「ふーん、じゃあ続きを聞かせて貰おうかな。あとハニートースト美味しそうね」
「食べたいなら頼めばいい、奢るぞ。じゃあ続き、それで何だかその書き込みが気になった俺は、木を隠すなら森の中……。じゃあないが京都のローカル掲示でその書き込みの詳細を探る事にしたのさ……」
俺の情報源は何もそのオカルト掲示板だけじゃあない、京都……。俺たちの町について知りたいならそのように範囲を絞り込めばいい、そうしてログを漁りスクロールを繰り返す中で恐らく例の一文の元ネタに当たるであろう詳細なそのウワサの概要に行き着いた。
要約するならこうだ
”京都は深草、伏見稲荷。千本鳥居を抜けた先の奥社奉拝所の背面には不自然な鳥居がある。階段には無数の小さな鳥居が敷き詰められ登る事が出来ない、鳥居の向こうは鬱蒼とした森である。
存在する理由も、その由来さえも不明なこの場所こそが社殿への本当の「入り口」なのだ。現在、本殿とされている山麓の社に神はいない、本来の伏見稲荷とは稲荷山の山中に存在して然るべきだ。
午前2時43分、そこには裂け目が開かれる。その向こうは過去に取り残された稲荷山の結界のその中なのだ”
「って事で、どうだ? 夜の伏見稲荷に行ってみようぜ」
蓮子は意外にも即答した。
「うん、いいわよ」
「あら蓮子、意外に即答なのね。驚いちゃった」
「そんな難儀な性格してないわよ私、京都でも有数のパワースポットなんだから、ウワサが嘘でも本当でもいいじゃない」
「そう言ってもらえると、助かる。できれば本当だと助かるんだけどな……」
「何かワケがありそうな濁し方ね、でも願いが叶うって話はウワサのオリジナルにはないんでしょ」
そう言って蓮子は試すような眼差しで俺を見る。確かに、蓮子の言う通り……。真意は別にあるのだが、まだ言わない。言わなくていいだろう。
二人には悪いが個人的な話だから
「いや、別に。一応結界暴きのサークルなんだから結果が出るに越した事はないだろ」
「ふーん、まあいいわ。とりあえず今夜決行ね」
「いいのか? 別に明日でもいいんだぞ」
今日は土曜日、明日もあるので無理に急ぐ必要は無いと思っている。そうでなくとも急な話ではあるし、二人も都合があるとは思ったのだが
「善は急げ、よ。メリーは行った事あったっけ伏見のお稲荷さん」
メリーはこちらの話を聞きながら黙々と食べていたが、手を止めた。
「良く考えたら行った事ないのよねえ、京都に住んでるのにさ、蓮子がアングラな場所ばかり連れて行くからかしら」
「アングラで悪かったわね……。じゃあしっくり来ないかもだけど、多分元ネタの元ネタは”遷座伝説”よね」
「別に良いわよ、むしろ取って置けたってことでね、それより遷座ってご神体を移動させる事よね。遷宮とも言うんだっけ……それが何なの?」
「伏見稲荷にはね、室町時代にその遷座が行われたっていう伝説があるの、昔は山の中に稲荷の祠があったのを山麓に移した、とかあくまで伝説だけどね」
「おいおい、本当に博識だな……。俺が徹夜で調べて頭に詰め込んだのを当たり前のように話すとは……ヘコむなあ」
「プランクを自称してるんだから当然よ、物理以外でも広い見識……。これが宇佐見蓮子なの、まだわかっていないのね」
実力は確かだが、自分の優秀さを過信し過ぎなのはもう仕方ないか、とはいえ話が早いのは助かるワケだ。
「はいはい、蓮子は賢いわよ。でも確かに符合するわよね、その書き込みにも山中にあって然るべきとか書いてあったんでしょ」
蓮子が茶化してメリーが修正という定形が出来上がっているのもなんだか面白い、蓮子の天才故の少し俗世から離れたノリに対してのメリーは程よいリミッターになっているように思う。仲が良いのは何よりだ。
ただ能力から考えればメリーの方が現世から離れがちなのは皮肉だろうか。いやその能力故なのかもしれない……。
「蓮子はもちろん知っているだろうが、伏見稲荷の神体は稲荷山そのものなんだ。現在の伏見稲荷は宇迦之御魂神を祀っているけどそれが文献に登場するのは室町時代からだ」
「そうね、伏見稲荷と言えば渡来人の秦氏に由来があることで知られているけど、秦伊侶具の時代、伏見稲荷が創られた話には宇迦之御魂神の名前は出てこない、稲の神……五穀豊穣の神性だけしかわからないのよ」
「文献にその全てを委ねざるを得ないんだから結局真実は無い、後世の人間によっていくらでも書き換えられるからな……」
つまるところ祀られている神様の名前も現代に生きる俺たちでは正確に知る事は出来ず在り合わせの情報から推測を立てる事しか出来ないのは悔しい所だ。
尤もそんな事を知らなくたって人々は神社をお参りして満足する訳だから、おあつらえ向きのご利益と歴史さえあれば神社を運営する側としては問題ないのだろう。
カップの珈琲を静かに啜る。上にトッピングされたバニラアイスが解け始めたハニートーストを大きく切って口に運んだ。小難しい話をするのであれば糖分は必須である。
すでに半分程平らげたメリーは言う。
「うんうん、神様の名前はさておいて……山頂に本来のお社があったのは間違いないのねでも、あの山っていくつかの峰に分かれてなかったけ……。どこがその山頂なのかしら」
ごもっとも、稲荷山は富士山のように綺麗に、壮麗に一つ聳え立っているわけではない三つの峰に分かれているそれを総称しての御神体”稲荷山”だったはずだ。
「メリー、そうなんだけど、それもわからないんだよな。神体山の稲荷山、標高は確か233mだったかな……。かつては古墳だったみたいで、三番から、下、中、上……。と中世の日本では呼ばれていたそうだぜ。まあ、それだけ古い、故に情報は不透明って訳だな」
「考えても仕方ない、か……。百聞は一見に如かず、その為の私の目なんでしょ、行ってみれば自ずとわかるわよ、きっと」
そう言ってメリーは笑った。
「メリーの言う通りよ、三人で暴き出しましょう、稲荷山の結界を。で、本当のお社に詣でるのよ。ね、楽しそうでしょ」
「はは、ありがとう。悪いな、付き合わせて」
「いいのいいの、暇だからねえ」
蓮子は相変わらずのすまし顔でカップを傾けている。
「蓮子は知らないけど、私は三人で出かけるだけでも楽しいのよ、いつも蓮子に振り回されっぱなしだし……たまにはあなたに引っ張られたいな、なんてね」
メリーは少し意地悪な微笑を湛えて言う、そんな表情がやっぱり彼女に似ているような気がしてしまう。
そうでないとは分かっている、境界を視る瞳を持っていようと。彼女はマエリベリー・ハーンでいてくれればいい。
「メリーにそう言って貰えるのは光栄だ、手を引いてエスコートしたい所だが、蓮子が怒りそうだからな」
「当たり前よ、あなたにメリーは渡さないわ、この子の手を引くのは私の仕事よ」
「ほらなメリー、騎士様が近づけちゃくれない」
「嬉しくないわねえ……」
「とか言って本当は嬉しいんでしょ、メリーは照れ屋よね。あ、そうだ……私も甘いの頼もうかな」
「どうぞ、前は蓮子に奢ってもらったしなあんましメリーをからかうなよ」
和気藹々と会話をしながら、昼下がりのお茶会は続く。
夜が深まるまでは、こうしてのんびりとしていよう。
京の魔界に挑む為に……。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
若干の投稿ペースの遅れはあるかもしれませんが、相変わらず書いていくつもりですので、どうかよろしくお願い致します。
感想お待ちしておりますm(__)m