TS転生すればおっぱ……おにゃのこと戯れられるのでは?だからチート勇者、テメェはお呼びじゃねえんだよ! 作:Tena
「しょうがないだろう!? 儂は見たんだからな! お前と当代が、その、け、けものように、まぐ、まぐわっているところぉ!」
「勝手に覗いてたんですか? 恥を知れ、恥を」
偽物の神様、褐色黒髪エルフが顔を真っ赤にしながらイチャモンをつけてきた。なんだ? 千里眼でも使えるのか? 覗きに使うだなんて品性の欠片もない神だな。ぼくにもそのちからください(思考停止)
「ち、違わい! お前らがここに来ておっぱじめおったのだろうが! 当代もお前が生まれるまではあんなに清廉であったのに、どうして……」
「……あ、あー。やっぱそうなのか……」
勘違いであったら良かったのだが、どうやら、やはりこの場所は母様に外に連れ出してもらえるときに来ていた場所らしい。
正確には母様に連れ出してもらったというより、運動がてら自室の周辺を探索しまくっていたら隠し戸を見つけ、その先に母様引率で訪れていたということなのだが。
いやあ、確かに隠し通路の先にあった
「じゃあ母様の裸見たんですね? その両目くり抜いたほうが良いんじゃないですか?」
「恐ろしいことを言うな!?」
母様は自分……じゃない、僕のものである。その生まれたままの姿はおろか、僕とにゃんにゃんワンワンわおーんわおーんしているところを見聞きしたというのは重罪ではないだろうか?
「……しかしニイロ、分かっているのか?」
「その名で呼ぶな。僕の
「する、しないではない。儂とて真名を自在に決めるなどという荒唐無稽なことはできん。真名というのは存在そのものだ。お前を
母様との行為を覗いたこともそうだが、こういう説教じみたところも癪に障る。
なんだろう。謝らせたくなるタイプ? 顔を見ているだけでなんだかイライラしてきて、無性に泣かせたくなる。これが嗜虐心を煽られるってことなんだろうか。
「じゃあ聞きますが、神様はどっから真名を聴いているので? まさか魔力が喋るとでも?」
「それは…………それは、お前には関係のないことだ」
「……そういうとこなんだよなぁ」
何かを隠していることは視線を見れば分かる。おそらく、
それにしても、お前だの関係ないだの、いちいち偉そうな話し方もなんだか気に食わない。おかしいな。僕はここまで短気ではなかったと思うんだけれど。
「いいか、ニイロ。真名を受け入れなければ……んむっ!?」
再びその名を呼ばれたことで、溜まりきった鬱憤がプッツンした。
うるさいお口はこう、というやつだ。座り込んでいた神様の顔を両腕を使ってガッチリ掴み、顔をこちらに向けさせた状態でその小さな唇を奪った。まあまだ僕も同じかそれ以上に小さいんだけど。
突然のことに驚いている神様の瞳をジッと見つめながら、チロッと相手の唇を舐め、ゆっくり中に侵入していく。防がれると思ったが、意外とガードは緩かった。相手の舌を巻き取り、わざと音の出るように唾液を交換する。
驚いたことに、神様はわずかにそのキスに反応した。絡めたとき、受け入れるようにあちらも絡め返してきたのだ。
「……っ! ぶ、無礼者!!」
「いてっ」
しかし我に返ったのか、次の瞬間には突き飛ばされる。相手も小柄とは言え、こちらはまだ小学校1年生にも満たない年齢だ。普通に力では負けてしまい、尻餅をつく。
しかし、妙だな。
「と、ととっ、突然何をする!?」
「……」
正直、もうあの転生おっぱい女神とかとは違って、この少女には絶対的な神の力は無いものだと思っている。神の名を騙る、ちょっと異常な一般人だ。それ全然一般じゃねえな。
この見た目といい、何かしらエルフとは関係があるのだろう。エルフってのは、セックスを神の与えた苦難の試練だと考える種族だ。母様なんかと同じく、性的な知識は全く無いものだと予想していた。
だが、この表情と先ほどの反応。
顔を真っ赤にするのはまだ分かる。他人に急にキスされたらビビるし怒る。僕だったら恐怖でチビる。けれど、これは明らかに発情しているだろう。目の潤み具合いとか甚だしい。
そして、反射で舌を絡め返すような奴が性知識に疎いわけがない。
だから、ニッコリと薄く笑ってお見通しだとばかりに問うた。
「神様って、昔誰かに
「なっ……え、あ……ぅ…………」
顔が燃えてんのかってくらい赤くなって、目は四方八方彷徨い、ついには黙って俯いてしまった。
あーっお客様! お客様困ります! 黙秘は肯定と受け取らせていただきますお客様!
「ご主人様はどこへ行ってしまったのですか? 捨てられてしまいましたか?」
「…………ぅぅう」
予想だが、少なくともこの少女は神を名乗る程度には長くここにいるのだ、相方がいたとして、その人物はもう亡くなってしまっている。
いやぁしかし、年頃(?)の娘が羞恥に染まっている様子は良いものですね。中学高校時代のクラスメイトたちは、青春する中でこうした愛らしい姿を沢山見てきたのでしょうか。なんかそれ考えたらまたムカついてきたな(理不尽)
「寂しかったでしょう? でももう大丈夫ですからね」
野良猫をあやすかのように、警戒させないように優しい表情でゆっくりと近づいていく。
恐怖と期待の入り混じった表情だ。体を震わせているのは、はてさてどちらが理由なのだろう。
つつ、と首筋に指を這わせながら再び顔をホールドした。ぴくんと少女の体が跳ねるが、逃げる様子はない。
先ほどに比べ、もっとずっとゆっくりとキスをしていく。初めは触れるだけにして、何度も何度も。相手から舌を出してくるまで。
柔らかくした舌先で一瞬だけ返事してあげたあと、わざと顔を離した。神様の表情は困惑に彩られ、どうして? と蠱惑的な紫の瞳が尋ねてくる。
「どんなことになっても……あんまり、汚い声で鳴かないで下さいね、神様?」
くすっと小馬鹿にするように嗤ってやると、神様は切なそうな表情になった。
「うぅ…………にぃろぉ……」
……そうだよな、お前はそういうやつだったよ(落胆)
どうもこの
だから、ネコになってもらおうね。
煽られたら応えてあげないといけないからね。しょうがないね。
やっぱり声は母様が一番好きだなあ、と思った。いや声以外も母様が一番か。
辺りは様々な液体でまみれており、横では肢体を投げ出した、僕より一回り大きな見た目の少女が気絶している。いや、時々腰ビクってなるし起きてんのか? まあ反射反応みたいなもんだろう。
雨に濡れながらは流石に寒そうだなと思っていたのだが、祠の中に意外と空間があったのでそこで致した。声が響くからいいね、ここ。
正直、なんで僕に身体を許したのか神様もよく分かっていないのだろう。途中までずっと恥ずかしそうに歯を噛みしめていたし、前の男に義理立てでもしているのだろうか? いじらしい。
雨はまだ降っているらしい。祠の中から出ると、すっかり暗くなった外でシトシトと音が鳴っていた。
「あ……やべ、母様との約束……」
別れる時に、今夜楽しみにしておいてと言ってしまったのだ。
というかお披露目会待ってくれてる民衆の人達にも、結構悪い事しちゃってる?
不安になってそろそろ行かなきゃな、てかどこ行けば良いんだろな、と考えていると、後ろで音がなった。神様がわずかに身を起こしたようだ。支えてる腕ブルブルしてるけど。
「あ、起きました?」
「……ああ。行くのか?」
「神様があんまり騒ぐものなんで、夜になってしまったことに気付けなかったんですよ。急いだほうがいいかもしれません」
「だって……! それは、にいろが…………あっ」
はあああああああ〜〜〜〜(クソデカ溜息) お前ってやつは、まったく(落胆)
あれだけやってもまだ分からないとは、筋金入りだな。
「まって、やだ、やだやだやだっ! もうやだ! ごめんなさいって何度も言ったぁ! 今のもわざとじゃないの!」
「レインって呼ぶまで何時間かかるんですかね……」
「だって、それは! それだけはだめなの! にいろが……あっああああ! まちがっ!」
この娘は素がおっさんみたいな喋り方のくせに、焦ったりすると幼児退行するようだ。
二度呼んだことに対し、別に怒っているわけではないんだよとニッコリ微笑む。
「ただ、分からせてあげないとなあ……って」
祠の中へと引き返し、少女の身体を撫でながら再び組み伏せた。
……母様、待っていてください。できるだけ早く終わらせますから。
「……あっ♡」
下手すれば、夜を跨ぐハメになるかもしれないなぁ。
まったく、ままならないものだ(落胆)
褐色調教済み神様「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!謝ってるのにいいい!」
レイン「何だってこんなことに時間を使わなきゃ…」
神域AOKAN好き母様「私待ってるあいだ、歌うね!!」
地獄かな?
〜〜TS転生裏話〜〜
サブカルクソ女神「どれどれ、にいろの様子は…ファッ!? わ、我もにいろと呼ぶのはやめにしよう…そう、不平等はよくないからな。神らしく、人の子とでも呼ぶのが良かろう」
**連絡欄**
籠絡編と同じく、祠の中の出来事は別枠を立てた時に書きます。
ツインテはわからせがいがある。この娘、一人称儂で母様より歳上なんだぜ。
無知娘を躾けるのも、躾済み娘を楽しむのも両方好きなのは精神が汚染されているからだろうか?
特に話に影響させるつもりはないけど、兄貴たちの物語展開の好みを知りたい!きっと千差万別だよね。
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急展開でシリアス&エロス
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急展開でまったり&えっち
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緩展開でシリアス&エロス
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緩展開でまったり&えっち
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ちんちん(結果開示しろ)