TS転生すればおっぱ……おにゃのこと戯れられるのでは?だからチート勇者、テメェはお呼びじゃねえんだよ!   作:Tena

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【急募】なんか神様が自分の名前言ってきたけどどう解釈すればいい? 別に神様の次のご主人様にはなりたくないんだけれど…というか、こいつ行為の最中ご主人様って呼んできてたな?

汗、涙、涎あるいはそのどれでもない淫靡な液体。

正直もはや区別はつかないが、それでベタついてしまった体を、一日経っても止まない雨を浴びて洗い流していた。神様の匂いをしっかり洗い流しておかないと、なんか母様に会った時に普通にバレる気しかしない。母様も、まさか自分の関わっていた神があんな淫らな存在だったとは知りたくないだろう。

 

「……にい…ヒッ、お、お前さま」

「ん、なに、神様?」

 

何かを言いかけて、神様は怯えたように言い直した。うむうむ。そこまで怯えて欲しくないんだけれど、ちゃんとわかってくれたみたいで何よりだ。わからせは良い文化。残していこう。

しかし結果的にお前さまに落ち着いたのはなんとも……別にお前の伴侶じゃねえんだよなあ……ご主人様よりはマシだけど。とりあえず、仮名さえ分かったらそっちで呼んでもらおう。神様はどうしてもレインって呼びたくないみたいだし。

 

「あ、ああ。なに、このあとのことだ。お前さまのやってきた穴から、祠を挟んでちょうど逆側。大きな木のうろが見えるだろう? あそこを通っていけば(みな)が待っている」

 

指を指した方には、小柄な人なら容易に通れる程度の穴があいた大樹がたしかに存在した。……いや、よく考えたらここはさらに巨大な木の中の一部なのか? 前世の感覚では大樹だと思っていたものが、さらに大きな木のせいでチンケに思える……。

これが巨根に自分の小サイズを思い知らされるという感覚か、なるほど悔しいかもしれない。僕のは大きかったと思いたいが、大人珍坊ってのはもっと大きいのだろうか? いやでも、それ人体に入らなくない? 特に女体に詳しくなった今ならよく分かるんだが、そこんとこどうなんだろう。

 

などとしょうもないことを考えていると(通常運転)、神様がどうももの言いたげな表情をしている。なんだこいつまだ発情してんのかと思ったが、違うらしい。

 

「どうかしたの、神様?」

「……なんだ、その、本当は儂にも真名と仮名がある」

「はあ」

 

そうですか、という感じだ。なんだ? 「神様」って名前だと僕が思っていると思われてる? やっぱこいつ馬鹿にしてるからまだ足りなかったんだな。

 

「へ、ヘリオトロープだ。ヘリオと呼べ!」

「…………呼べ?」

「あっ、う、あうう……呼んで、ください……」

 

全然違った。なに言い出してんだこいつ(落胆)

 

「神様の真名なの?」

「にゃ!? ちっ、違わい! 真名を家族以外に教えるわけないだろう!?」

 

そういうもんか。いやそういうもんだよな。せいぜい一晩イかされ続けた程度の相手には言わないよな。よし、今度言うまでいじめ続けよう(決意)

いや神様……もといヘリオにとって嫌なことはしないよ? ぼかぁ他人のよろこぶことしかしない主義なんです(何食わぬ顔)

 

「……儂の仮名だ。あ、あんな姿まで見られて神様と呼ばれるのは、どうも具合がよくない」

「アンアンな姿?」

「耳が腐っているのか……?」

 

恥ずかしがりながら睨んでくるヘリオはちっとも怖くなかった。なのでニッコリ微笑んでみると、急に弱腰になって許しを請うてきた。この褐色少女わけわからん。

 

「冗談だよ、ヘリオ。じゃあまたね」

「ああ……」

 

特に思い残すこともなかったので、捨てられた子犬のようにこちらを見てくるヘリオに背を向け、木のうろへと歩を進める。祠からそこまでまた平たい石がまばらに敷いてあるので、それを踏みながらだ。

そういえば一応確認をとっておきたいなと思って、少し歩いたところで振り向いて彼女に声をかけた。

 

「ねえ、ヘリオって神様じゃないんだよね?」

 

そう問うと、ヘリオはキョトンとした顔を浮かべ、一瞬考えるようにしたあとはにかんだ。

 

「さあなぁ、秘密だ。だがお前さまたちが(わし)を望む限り、それはきっとそうなんだろうよ」

 

その表情は、昨日から一晩通して見てきた彼女の中で一番綺麗で、どこか見た目からはかけ離れて成熟した部分があるのだと如実に語っていた。不覚にも、見惚れた。一瞬だぞ。

ううん、秘密かぁ。よし、今度言うまでいじめ続けよう(決意) ……冗談である。それはきっと、触れないでおくのが一番それ(・・)を穢さないでいられることなのだろう。

 

そっか、とだけ答え、再びうろへと歩き出す。

 

ヘリオは僕の背中を見ながら、まだ寂しげな表情を浮かべているのだろうか。

でもそれは、僕の背中ではないのだ。僕が振り返って抱きしめなければならない道理はない。

そして僕は、その身を委ねるように再び暗闇の中へと進んでいった。

 

 

 

 

「……っくちゅん! これ、絶対風邪引いてる……」

 

格好良くは締まらなかった。無念。でも鍛えてるし締まりはいいよ。多分。

いやでも雨ってほんとよくないわ。服もピトピトくっつくし、というか透けてない? 大丈夫? 暗くて分からん。

 

つか、今のクッソあざと可愛いくしゃみ僕のかよ……。

もはや、くちゃみ……。




エロフ母様「くちゃみたすかる」
サブカルクソ女神「くちゃみ代【50000】」
濡れ透けレイン「いや、たすからないから!」

**連絡欄**
「アンアンな姿」はクソ変換のせいで生まれてしまったネタです。というか「(下ネタ)……間違えた、(本文)」というネタの殆どはクソ変換かタイプミスから生まれています。もはや誤植で作品を仕上げている。
最近一番ひどかった誤植は「性癖」→「性兵器」。……なんなん?

特に話に影響させるつもりはないけど、兄貴たちの物語展開の好みを知りたい!きっと千差万別だよね。

  • 急展開でシリアス&エロス
  • 急展開でまったり&えっち
  • 緩展開でシリアス&エロス
  • 緩展開でまったり&えっち
  • ちんちん(結果開示しろ)

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