TS転生すればおっぱ……おにゃのこと戯れられるのでは?だからチート勇者、テメェはお呼びじゃねえんだよ! 作:Tena
「そういえば、アルマって
日々キバナ嬢とキスだけをし合う関係になってはや半年。光源氏計画をしたいんだか寝取らせをしたいんだか分からなくなってしまった僕は、結局この心地よい関係から抜け出せなくなってしまっている。
一方、アルマが家の中を自由に歩き回れるようになっており、この子の場合お披露目はする必要がないだろうから、外に遊びに連れて行ってあげてもいいんじゃないだろうかと考えた。
民衆は巫女の家で人間の子供を育てていることを知っている。
というか前回の厄災のトラウマがまだ根強く、勇者の力を秘める赤子を託された、と知ったら諸手を挙げて育てる方針に賛成してくれた。
子供からすれば人間自体見たことがないので、日中広場で遊んでいる最中に「そういえば巫女様の家にいる勇者ってどんな見た目だろうね? 人間って私達に似てるんだよね?」という話題が出たのだ。
そんなわけでその日の晩の席、母様と父様はどういう風に育てるつもりなんだろうと思って聞いてみた。
その結果、一応外出が認められた。しかしその立場は勇者だ、何かの間違いで死なれでもしたら物凄く困る。僕と、あとは大人の人が一緒にいる状態で、家の周りを歩いたり簡単な運動をするだけ、という条件付きだ。
「良かったね、アルマ。嬉しい?」
「うん。あるま、うれしい、よ!」
食後はアルマのお部屋でおしゃべりすることが多く、今日決まったことをゆっくり噛み砕いて彼に教えてあげた。
最近は一語一語ではあるが結構達者に喋れるようになってきた。これで大体生後1年半なのである。……うちの子、もしかして天才じゃないのか?
また、僕がアルマ、アルマと呼ぶから、自分の名前をアルマと判断している節がある。家族以外が周囲に居る時はツグミという仮名からツグと呼ぶが、すこぶる反応が悪い。
……あん?
あれ?
まったく意識してなかったが、なんかおかしくないか?
え、気の所為? いや……。
いや、違うか。この場合おかしいのは────エルフの方だ。
真名は魔力と不可分だ。なら、生まれたときから真名が分からないのは理屈が合わない。
人間の世界では、生まれた時点で真名を与える文化があると考えれば良い。
ならば、なぜエルフはお七夜まで真名を明かさないのか。……またヘリオに聞かなきゃいけないことができたなあ。
とりあえず、アルマには外で真名を言ってしまわないよう教えてやらないといけない。
彼は勇者になる子だから、強い子になるよう沢山運動させてやりたいし、外の世界に行ったあと対人関係で困らないよう色んな人とお喋りする習慣を付けさせてやりたい。
その時に真名を言ってしまったら大ごとだ。もっとも、今の状態なら「アルマ」だから真名ではないのだけれど。
そうして呼び方特訓をすること二週間。アルマの一人称を「ぼく」にさせることに成功し、僕は内心ガッツポーズを取った。
僕とお揃いである。「僕はアルマが大好きだよ」と言うと「ぼくも、ねぇさま、すき」と返してくれる。うちの子可愛すぎか(思考停止)
ああそう、僕の真名を呼ばれても困るので、姉様と呼んでもらうようにもした。れーんって呼んでくれるのクソ可愛かったんだけどね……。あとは、お姉ちゃん呼びにしてもらうかどうかでも悩んだ。アルマの舌っ足らずな発音だとおねーたんになる。はーい! おねーたんですよぉ!!(猫なで声)
しかしアルマには紳士な勇者に育って欲しい。血涙を流しながら、姉様呼びにしてもらったのである。
さて、アルマが外に出るための準備は整った。しかしここで一つ問題がある。
僕は、村では六歳の男の子レンとしてみんなと関わっている。だがレンが人間の子供、というか巫女の家で育てられているはずの勇者を連れ歩いたらどうなるだろうか。多分、流石にバレる。
けれども、先にも述べた通りアルマは勇者として人々と関わりながら生きていくことになるのだから、できるだけ小さい頃から沢山の人と接して欲しい。
だから、ひとまずの相手としてキバナちゃんを選ぶことにした。彼女は僕がノアイディ=アンブレラであることを知っている。
これにはもう一つ狙いがある。キバナちゃんに、好きな男の子を作ってもらうのだ。
結局半年経ってもガキ大将くんとの仲が深まることはなく(僕と関わる以前から関わり合っていてアレなのだから言わずもがなではあるが)、人目を忍んでは濃いキスをする関係は変わっていない。
まあアルマは勇者として16で村を出ていってしまうのだが。現地妻ってやつになりかねんな(投げやり)
しかし、キバナちゃんがアルマと結婚してくれれば僕とのキス友関係にも言い訳がつくようになるのだ。
アルマは僕の弟である。ならば、彼の妻は僕の妹、家族だ。噂によると欧米では家族同士でキスやハグし合うのは割と一般的らしいので、僕も堂々とキバナちゃんとキスできる。
や↑ったぜ(完全犯罪)
そんなわけで、乳母の娘イドニ=アイリスの監督の下、アルマをキバナちゃんと引き合わせてみた。
父様と母様が昔二人でよく一緒に遊んでいたという、我が家の根っこと根っこの間にあるお庭である。
「ちっちゃい! かわいい! 髪が黒くて耳が丸い! へえぇぇぇーーー、へぇぇえええええーーー? ほんとにわたし達と似てる見た目してるんだね、人間っておもしろい!」
「なーに?」
キバナちゃんは結構人見知りする方だと思う。だが流石に幼児相手には大して発動しないらしく、二人はすぐに打ち解けた。むしろアルマの方が自分に興味津々なキバナちゃんにビビってたくらいだが、それも時間の問題であった。
二人が和気藹々としているため手持ち無沙汰になった僕は、アイリス相手に雑談を振った。
「そういえば、どうもツグは天才みたいです。もう立派に話せるのですよ? しっかり教えてあげたら、世界最高峰の叡智を持つ勇者になるかもしれません。家庭教師など付けてあげませんか?」
「えぇ……」
なんか滅茶苦茶困惑した顔をされる。解せぬ。
なんだてめえ、うちの
「確かにツグミ様の成長は標準的なものに比べたら著しいと思いますが……御子様は、生後一年で自在に言葉を扱っていらっしゃいましたよね?」
いやそれはさあ、お前さあ、あれやん、しょうがないじゃん、前世あったし。
なんかそういうさあ、別に同じ状況なら誰だってできるようなことをさあ、こっちが言い辛いからって勘違いして、勝手に持ち上げるの恥ずかしいからやめてもらえません?
「ご謙遜を。魔力を巫女様から、知力を旦那様から受け継いだ御子様は、歴代巫女の中で最高峰間違いなしというのが市井の評価ですよ」
んああやめてクレメンス!(汚声)
今はいい。まだ精神年齢を肉体が下回ってる。そりゃ知性だってあるように見えるだろう。僕だって日本で微積分扱える幼稚園児見たらヤベえなって思うもん。
顔を真っ赤にして必死に否定するのだが、その姿を見てもアイリスは鼻を押さえるだけで全然分かってくれなかった。あ、また鼻血ですか。はいはい、治します治します。
アイリス曰く、鼻血が出るのは持病らしい。いやお前それやべぇよやべぇよ……。なに? おっぱいが大きいと血の巡りがよくて出やすい? ああ、なるほど。母乳も血液らしいしな、おにゃのこの体はやっぱり神秘に満ちているな(納得)
え、おっぱい揉まれると鼻血を防げるのか? そういうもんか。むしろもっと血行良くなりそうだけど、役得なので失礼いたしますわね(お嬢様言葉)
「あー! アンブレラさまをゆーわくしちゃダメっ」
「チッ」
するとそこでキバナちゃんが割り込んでくる。
アイリスが舌打ちをした気がするが気のせいだろう。おっぱい以外は清楚系の彼女が舌打ちなんてするわけない。
「アンブレラさまは、わたしのなの」
「わたしの??」
子供特有の独占欲というやつなのだろう。
幼稚園に入る前くらいまでは、自分のおもちゃを人に貸せないことがままある。年齢的にそれがピッタリ当てはまるわけではないだろうけれど、キバナちゃんにとって一番の仲良しの僕を奪われるのは我慢ならないらしい。
「わたしの」という言葉にアイリスが強く反応している。まあ、御子をモノ扱いしたら専属乳母一族的にはムカつくのかね。子供の言うことなんだから許してやれよ。おっぱいばかり大きくて心の器がちっちゃいぞ。
喧嘩はしないでほしいのだが。
「……御子様、失礼します」
「え、なに──ンむっ……」
「あっ」
片膝を付いたアイリスに顎クイされたかと思ったら、口を塞がれた。口で。
まあ、彼女にキスの仕方を教えたのは僕なんだが。
軽いやつとはいえ、もう少し慎みを持って欲しい。ここ外だぞ。……いつも外で、エッグいキスをキバナちゃんとしてたわ(自戒)
「……っぷは。急にキスなんてして、どうしたのですか」
「いえ、特にどうということは……。
「はあ、まあそれなら良かったです?」
「なっ、あっ……えっ……」
キバナちゃんは口をパクパクさせて固まっている。僕に対しては結構小悪魔な娘だから、こういう表情が見れるのは嬉しい。アイリスとキバナちゃん、相性良いのかな?
アイリスが「ふふ」とキバナちゃんに優しく微笑みかけると、一転、キバナちゃんの顔は能面のような無表情になった。
「アンブレラさま。いつもの、しよ」
「え、ここでって──んっ、……ちゅっ…………ぇあ……んむぅ……」
「な、なななぁ!?」
今度は、僕をぐいっと引っ張ったキバナちゃんに激しめのキスをされる。
断れば彼女を傷付けるだろう。それに応えてやれば、満足するまで彼女は僕を貪ったあと、涎まみれになった僕の口周りを舐め取って、アイリスに微笑みを返した。
よく分からないが、二人共微笑んでる! 仲良くなったね! ハイ閉廷!!(ヤケクソ)
……とはならないらしく、今度はアイリスにキバナちゃんとのキスを上書きされるような厭らしさ満点のものを施され、少し頭がぼーっとしてきた辺りで再びキバナちゃんに唇を吸われる。
先ほどまで木を壁代わりに背中を預けて座っていたのだが、いまやキバナちゃんとアイリスに正面を阻まれたまま舌を舐め取られ続けていた。
まあ、気持ちいいしいっか。3人でキスし合うのも中々オツですななどと考えながら二人に応えてあげていると、僕の脚を誰かが触れた。
「ねぇさま、ぼくも」
アルマだ。三人が唇を触れさせ合っているのを見て、自分も仲間に入れてほしくなったのだろうか。
いや、あかんな。アルマの初外出なのに、教育に悪すぎる。
僕は二人を精一杯の力でぐいと押しやって、愛らしい弟の唇に優しく一瞬触れるだけの健全(?)な口付けをしてあげた。
あかん、アルマ可愛すぎか。前世でペットの犬猫とキスしまくってる人見て引いたことがあるけど、この庇護対象の愛らしさは確かにやべえわ。何百回でもできる。
「お姉ちゃん達みたいなキスは早いから、こっちにしておこうね」
そう言ってアルマを抱きしめてあげる僕を見て、キバナちゃんとアイリスは先ほどまでよりずっと優しく微笑んでいた。まあ、落ち着いたのならそれでいいです。はい。
しかし、男の子との初キスは弟か。
味気ない気もするが、将来、男と惹かれ合ってチュッチュしながらラブラブセックスなんてしなさそうだし、これが無難な結果だったのかもしれない。
和らいだ空気の中、その日は昼食の時間になるまで子供たちで遊びに暮れた。
作者「なぜ二歳で真名があるんだ…?」
キバナ「人間って…、
レイン「友達とキスする関係を改善しようとしたら、なぜか弟とキスしていた。どうしてこうなった(4回目) …まあ、アルマ可愛いしいっか」
サブカルクソ女神「メス堕ち…。メス堕ち…?」