とある科学の超人兵士。   作:バナハロ

13 / 97
一番強いのは頭脳派の脳筋。

「い、今のは……!」

 

 美琴が見たのは、置き去りの子供達がモルモットにされた実験だった。それも、一年間木山が面倒を見た生徒達だ。

 

「やっぱり、そういうことね」

 

 身体を起こしたのは、二丁水銃だった。

 

「何かあると思ったよ。この街の科学者にしては、あんたは真っ当過ぎた。何か狙いがあったんだろ」

「あ、あんた……」

「見られてしまったか……しかし、やはり君も分かるようだな」

 

 フラフラと身体を起こす木山は、能力を使って非色に攻撃しようとするが、ズキンと脳に痛みが走り、すぐに動けなくなる。

 

「あの実験の正体は『暴走能力の法則解析用誘爆実験』。能力者のAIM拡散力場を刺激して暴走の条件を探るものだった。……あの子達を、使い捨てのモルモットにしてね」

「人体、実験……だ、だったら、それこそ警備員に……」

「無理だね。警備員自身に自覚があるかは知らないけど、基本的にあいつらはこの街の犬だ」

「その通りだ……。私は23回、あの子達の快復手段を探るため、そして事故の原因を究明するシミュレーションを行うために『樹形図の設計者』の使用を申請して却下された」

 

 つまり、統括理事会がグルなわけだ。警備員が動けるはずがない。

 木山は非色を睨んだ。その瞳はさっきまでの冷静な顔では無く、感情的に真っ直ぐと見据えていた。

 

「君になら分かるだろう! その力は……!」

「あ、待って。その話はあんま大声で……」

「もはや、この街の発展にも無関係な、科学者どもの軽いノリと思い付きで化け物にさせられた君なら分かるはずだ!」

「……言わ、ないで……」

「あんな悲劇、二度と繰り返して良いはずがない!」

 

 ジロリと非色を見る美琴と、目を逸らす非色。確かにさっきまでの戦闘を見て思ったが、彼の強さは自分達のような能力者は全く違う力だ。過去に、何かあったのだろうか? 

 後で問いただそうと思った直後だった。木山が、唐突に頭を押さえて悶絶し始めた。

 

「ギッ……ああああああああ‼︎」

「っ、な、何?」

「さがれ!」

 

 思わず木山から距離を置く美琴と非色。

 

「ガッ……ぐ、ネットワークの……ぼ、暴走? ……いやっ、これは……AIM、の……‼︎」

 

 直後、木山の頭から、何かが産み落とされた。

 

 ×××

 

「静かに、なった……?」

 

 周辺の交通制限を手伝っていた初春は、ふとさっきの落雷の方向に目を向けた。あの一撃は、自分もよく知っている超能力者の一撃だろう。

 御坂美琴が来てくれた。正直、あのヒーローだけで何とかなる相手には見えなかったため、ホッとした。

 しかし、何故だか全てが片付いたとは思えなかった。嫌な予感がする。

 

「……お、おい。アレはなんだ?」

「え……?」

 

 警備員の一人が指を差した方向に目を向ける。そこから見えるのは何本も生えている光の触手……そして、その中心には胎児のような形をした生物だった。

 

「何、アレ……」

 

 その直後だ。自分達の横に何かが降って来た。ドゴン、バゴンッと転がってガードレールに背中を強打する。

 

「ってぇ……でも、守ったぞ」

 

 そこから現れたのは、二丁水銃だった。そして、その両手に抱えているのは木山春生。今回の容疑者だ。

 

「う、二丁水銃さん⁉︎」

「やぁ、どうも。転がってるこの人を助けようと思ったんだけど……殴られただけで吹っ飛ばされてきたわ」

 

 そう言いつつ、立ち上がる。警備員の一人が、その木山に手錠を掛けた。

 

「木山春生、現行犯で逮捕する!」

「あ。まった」

「なんだ、今度は⁉︎」

「あの化け物見える?」

「ああ。今から俺たちが……」

「やめといて。アレと今、やり合ってんのは御坂美琴、常盤台の超電磁砲だよ」

「あの超能力者の、か……?」

 

 聞かれて、非色は頷いて答える。

 

「だけど、何をしてもあの化け物は再生しちまう。俺もすぐ戻るけど、普通の人間が行っても足手纏いになるだけだ」

「なら、どうすりゃ良い?」

「それは俺には分からない。……けど、この先生なら何か分かるはずだ」

 

 今は気絶してしまっているが、確かに起こせば何か分かるかもしれない。

 

「今のこの人には、もうさっきみたいに暴れる力は残ってないと思う。だから、締め上げるなり何なりして、あれを何とかする方法を吐かせてくれる?」

「……わかった」

 

 こういう時、素直に聞いてくれるのは助かる。

 首を回し、手首をプラプラさせた非色は、初春の方を見た。

 

「えーっと……君、名前は?」

「え? う、初春です」

「そっか。初春さん、君も木山先生と一緒にいてあげて」

「……え?」

「その人、子供好きだから。警備員じゃダメかもしれないけど、子供の君になら何か話すかもしれない」

「わ、分かりました」

「じゃ、よろしくね」

 

 続いて伸脚をする非色に警備員の男が再度、声を掛けた。

 

「おい、二丁水銃。これを持っていけ」

 

 手渡されたのは、通信機だ。

 

「そいつで何かわかれば連絡する」

「はいはい」

「それと、ひとつ頭に入れておいてくれ」

「何を?」

「あそこの建物、アレは原子力実験炉だ」

「……マジ?」

「マジだ」

 

 ×××

 

「あーもうっ、どうすりゃ良いのよこいつ!」

 

 胎児のような化け物を前に、美琴は電撃を浴びせ続けるが、表面を撫でるだけですぐに再生されてしまう。

 電撃も砂鉄による切断も効果なし。どんなに出力を上げて殴っても何一つ変化は起きていなかった。

 このままでは、いずれ電池切れになるのは自分の方だ。

 どうしたものか考えていると、触手による殴打が飛んで来る。避けようとする前に、非色が現れてその触手をキャッチし、殴って打ち払った。

 

「どうも。お待たせ」

「戻って来なくても良かったのに」

「いやいや。そんな冷たいこと言わないでよ」

 

 それだけ言うと、非色はまず共有すべき情報を伝えながら、その辺に落ちている金属片を拾って手に持つ。

 

「こいつの情報は俺が聞く。警備員……いや、どちらかと言うと初春さんが弱点を聞き出して教えてくれると思うから、それは口頭で伝える」

「そう。ありがと」

「それともう一つ、あそこのここから一番近くの建物見える?」

「ええ」

「あれ、原子力実験炉だって」

「……は?」

「アレには絶対寄せないよう、気張って行こうか」

 

 その直後だ。二人に一斉に触手が襲いかかってきた。美琴が電撃で相殺している間に、非色は避けて触手の上に乗っかり、さらに触手の上を移動して顔面まで接近する。

 

「今回は化け物相手だし、加減なんて必要ないよね」

 

 そう呟くと、顔面に飛び膝蹴りを放った。後ろによろめく化け物に対し、顔面を掴みながら背後に飛び降りつつ、背中に両足を揃えた蹴りを放つ。

 怯んだ所を、さらに掴んでいる両手に力を入れて腕力だけで上に跳ね上がると、脳天に踵落としを叩き込んだ。

 怯んだ隙に、後頭部に金属片を水鉄砲で固定して離脱した。

 

「避雷針!」

「ナイス」

 

 直後、その金属に美琴が落雷を落とした。勢いに負け、地面に叩きつけられる胎児。

 美琴の隣に着地した非色に、美琴は感心したように声をかけた。

 

「あんた、良い仕事するわね」

「それほどでもある。むしろそれ以上でもある」

「それが、科学者の軽いノリによる実験の成果ってわけ?」

「……あんまその話して欲しくないんだけど」

「それは失礼」

 

 そう言いつつ、地面から身体を起こして再び暴れ始める化け物。あれだけ殴りつけたというのにまるで応えていない。

 その直後、化物の周りから液体が浮かび上がった。能力まで使い始めた。

 

「あーあ、純粋なパワーゲームの方がやりやすいってのに」

「あんたのその力は無尽蔵かもしれないけど、私はちゃんと限界があるのよ。バカ言わないでくれる?」

「え、何。もう疲れたの?」

 

 そのセリフに、美琴はカチンと来る。確かにルームメイトが気に食わないのも頷けるような台詞だ。

 

「……上等よ。初春さんが木山先生から情報を聞き出すまで、どっちが多くダメージを与えられるか」

「競争だ」

 

 揃ってニヤリとほくそ笑むと、再度、突撃した。

 

 ×××

 

 停車している護送車の中で、警備員が木山の取り調べをしていた。

 

「吐け! あの化け物を止める方法は無いのか⁉︎」

「化け物、ね。確かにアレが私の頭から出てきたとは思えないな。学会で発表すれば表彰ものだ」

 

 もう、あれが木山から離れた以上は、ネットワークを使うことはできない。子供達を取り戻す術も無くなってしまったわけだ。

 その上、木山が嫌っている統括理事会の犬どもに、教えてやる事なんて何も無い。

 

「……もう全て終わりだ。私は別に、このままアレ……そうだな。AIMバーストとでも名付けようか。アレがこの街を滅ぼして回っても構わん」

「ふざけるな! あの建物は原子力実験炉だ。貴様自身も巻き込みかねんぞ⁉︎」

「結構だ。子供達を元に戻す事が叶わなくなった今、私に生きる理由もない」

「っ……!」

 

 奥歯を噛み締める警備員。そんな時だった。護送車の中に初春が入って来た。

 

「あ、コラ。君!」

「木山先生、お願いです。アレを止める方法を教えて下さい!」

「君は……そうか。そういえば、巻き込んでしまっていたな。すまなかった」

「い、いえ! 今は、そんな事よりも、アレを止めないといけないんです!」

「……」

 

 黙り込む木山。その木山に、初春は頭を下げ続けた。

 

「お願いします、木山先生。今、二丁水銃さんと御坂さんが抑えてくれています。でも、それも長くはもちません」

「ふっ、子供に任せっきりか。警備員も顔負けだな」

「貴様……!」

 

 頭に来た警備員を、もう一人が片手で制する。その間に初春が聞いた。

 

「……だが、まぁあの子達が戦っているのなら、教えてやるのも良いかもしれないな」

「! じ、じゃあ……!」

「……ただし、警備員。お前達には出て行ってもらおう」

「何……⁉︎」

「ふざけるな! 貴様、何を企んでいる⁉︎」

「何も。企もうにも、私には何も出来ない。だが、私の子供達を助けられないお前達を、私が助けるつもりはないという事だ」

「何の話を……!」

「警備員さん」

 

 警備員に、初春が声を掛けた。

 

「私に、任せて下さい」

「しかし、危険だぞ。武器も押収したが、何をしてくるか……!」

「大丈夫です。木山先生は、嘘をつきませんから」

「っ……」

 

 目の前に犯罪者がいるというのに、あまりにまっすぐな目で見られてしまった。そんな顔で見られては、警備員も引き下がらざるを得ない。

 

「……わかった」

「隊長⁉︎」

「我々が無理にここで居座って適当なことを言われても困る。‥……君、これを」

「?」

 

 手渡されたのは、通信機だった。

 

「これは……?」

「二丁水銃に繋がっている。聞き出した方法を彼らに伝えてやってくれ」

「分かりました!」

 

 それだけ言うと、警備員達は車から出て行った。

 

「……ここまでしておいてなんだが、私もアレの正体を正確に知っているわけではない。それでも良いのか?」

「はい」

「……そうか」

 

 根拠なく人を信じる人間が多くて困る、そう心の中で呟きながら、自身の見解を述べ始めた。

 

 ×××

 

「おい、超電磁砲! 押し切られてんじゃん!」

「私に言わないでくれる⁉︎ こっちだって電気で誘導したり、色々と……!」

 

 直後、二人の間にズバッと衝撃波が走り、地面を破るように突き破る。お互いに別方向に回避し、慌てて後ろのAIMバーストを眺める。

 もう、研究施設まで距離あまりない。入り口の門は破られているくらいだ。

 

「ちょっと、初春さんから情報はまだなわけ⁉︎」

「俺に言われても困るよ! なんなら、そっちが向こうの様子見てきてくんない?」

「……良いのね?」

「嘘ごめん冗談」

 

 そんな話をしている時だった。美琴の脚に、触手が巻き付く。それにより、グンッと足元から引きずられた。

 

「やばっ……!」

 

 その引き込まれる先で待っていたのは、先端を尖らせた別の触手だった。電撃で迎撃するが、すぐに再生してしまう。

 反射的に両腕でガードしようとした時だ。その間に、非色が割って入り、引き込む触手を水鉄砲で固定した上に、その攻撃は右手で掴んで食い止めた。

 尖った触手の先端は、非色の耳にギリギリ食い込むか食い込まないかの所で止められ、グググっと押し込もうとして来ている。

 

「っ……!」

「早く抜けろ!」

「わ、分かってるわよ!」

 

 触手を焼き切って距離を置いたのを確認すると、非色は自身の頭を貫こうとする触手を反対側の手で殴り付け、緩ませるとその隙に距離を取った。

 

「ごめん、助かったわ」

「いやいや……てか、なんか大きくなってきてない?」

「そうね。そろそろ出し惜しみしてる場合じゃ無くなってきたかも」

 

 何せ、もう原子力実験炉の敷地には入ってしまっている。確かにこのままではジリ貧だ。

 そんな中、非色は自分の耳から通信機を外し、美琴に放った。

 

「ちょっと、何よこれ?」

「警備員から情報が入ってくるはずの通信機だよ。あんたはそれで次に備えておいて」

「……はぁ?」

「どんな弱点でも、御坂さんの方が応用が効くはずだから」

「あんたはどうする気?」

「何、強引にあいつを押し戻すだけさ」

 

 そう言いつつ、非色は両手の指をゴキゴキと鳴らし、クラウチングスタートの姿勢をとった。

 直後、地面を蹴って、正面から一気に押し込みに向かった。襲い来る触手は美琴が電撃で撃ち払い、非色はAIMバーストの本体にしがみ付いて後退させる。

 が、勢いが強過ぎて身体を突き抜けてしまった。しかし、それこそ読み通りと言わんばかりに突き抜けた非色は、触手を掴みながら地面に着地し、両腕でAIMバーストを引っ張った。

 

「何する気……⁉︎」

 

 美琴が呟いたのも束の間、非色は一気に両腕に力を込めた。どれだけの質量を持つ相手かは分からないが、一万人のAIM拡散力場と思念の集合体である。大きさも、4〜5メートルを超え、全長はもっとありそうなものだ。

 その巨体が、引っ張られて微妙に揺れる。その揺れは徐々に大きくなり、右側にグラリと転がり始めた。

 

『ギニィィイイイイ‼︎』

 

 鳴き声と共に自分の身体を引っ張る男に攻撃を仕掛けるが、それらは美琴が電撃で撃ち落とす。

 徐々に、徐々にAIMバーストの巨大が横に回り始めた。その中心点にいるのは、二丁水銃だ。その勢いは増していき、CG映像のようなハンマー投げが目の前で展開される。

 グルングルンッと引っ張り回された直後、AIMバーストは実験炉と真逆の方向に一気に放り投げられた。

 

「はっ、はぁっ……はっ」

 

 両手の筋肉が軋み、流石に両腕の痺れを感じつつも、なんとか立って堪えている非色。

 が、ここで手を緩めては意味が無い。すぐに戻って来られる。さっきまで踏ん張っていた両脚を無理矢理、動かし、突撃した。

 勿論、AIMバーストもやられっぱなしでは無い。周りの瓦礫を浮かせて飛ばすが、非色は近くに落ちてる警備員の盾を拾い、弾きながら接近し、身体を捻ってサイドスローのように盾を放る。

 先端がAIMバーストの一部に突き刺さり、悲鳴が響き渡る。抉っても再生してしまうかもしれないが、異物が突き刺さり、そこに残れば再生は出来ないだろう。

 さらに襲ってくる触手を回避し、動きが散漫な一発をキャッチし、地面に思いっきり叩き付ける。それをさらに踏みつけて、水鉄砲を放ち、地面に固定してやった。これでしばらくは、動かせないはずだ。

 他にも、切断面に水鉄砲を放って再生を封じたり、同じように切断面に瓦礫をねじ込んだりと、全力で攻略しにかかる非色を眺めながら、美琴は思わず感心してしまった。

 戦闘において、あのツンツン頭のバカ以外に感心したのは初めての事だった。

 

「まったく、最近のレベル0は……」

 

 呆れ気味に呟いた時だった。耳元からゆるふわボイスが届いた。

 

『う、二丁水銃さん! 聞こえますか?』

「あ、う、初春さん? ごめん、私、御坂よ」

『そ、そうですか。AIMバースト……あ、その怪物を止める手が分かりました!』

「本当⁉︎」

 

 待ってました! と言わんばかりに声を張り上げた。

 

『はい。今から幻想御手(レベルアッパー)をアンインストールするソフトを流します。それにより、AIMバーストに何らかの影響を及ぼすはずです』

「そこで叩けば良いのね?」

『いえ、それでも再生速度が弱まっても再生が止まる事は無いそうです』

「じゃあどうするの?」

『AIMバーストの身体を削れば、中に核のようなものが見えてくるそうです。そこを狙って下さい!』

「……わかったわ」

 

 偶然にも、この役割分担は完璧なようだった。非色では、あの巨大な身体の核が見えるまで削ることはできない。そこはむしろ自分の役割だ。

 攻撃の機会を窺うため、美琴も前で戦うヒーローに加勢する事にした。

 丁度、非色に向かってくる触手を電気で痺れさせながら隣に降り立つ。

 

「二丁水銃。報告よ」

「お、なんか分かった?」

「ええ。……っと!」

 

 伝えようとした直後、目の前で竜巻が起こったように瓦礫が渦を巻いて持ち上げられていく。

 

「……ちょっと、どうなってんのよこれ?」

「なんかこいつにも一応、学習能力みたいなのがあるみたいで、新技覚えちゃった」

「強くしてどうすんのよ!」

「そんなつもりはなかったんです!」

 

 そんなやり取りをしながらも、勢い良く降り注ぐ岩石群を避け続ける。

 

「そんなに余裕がないからザックリ説明するわよ!」

「はいよろしくどうぞ!」

「今、幻想御手(レベルアッパー)をアンインストール中なの。それに伴って目の前のこいつの身体にも変化が生じるから、それまで相手をしてて! とどめは私が刺すわ!」

「さっきから相手してると思いますが⁉︎」

「つまり、現状維持ってこと!」

「結局それか」

「大丈夫よ。今度は私も手伝うから」

 

 それだけ話して、再びAIMバーストに向かって行った。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。