翌日、一方通行は研究所から出て来た所だった。何故、ここまで来たのか自分でも分からなかったが、要件はきちんとあった。
それは、妹達と打ち止めのこと。芳川桔梗から大体の話を聞き出した。これから起こり得る事も全部。
ミサカネットワークに流されたウイルスを食い止めるべく、天井亜雄と打ち止めのデータを持って。
考察するまでも無いことだが、あのマスクのグレネード野郎は、天井亜雄に雇われた殺し屋だろう。手口から推察するに、自身の能力についてはバレている上に、暗殺も手慣れたものだ。
が、あのあとはヒーローが追いかけていった。曲がりなりにも最強の自分を倒したヒーロー様なら、打ち止めの確保は出来ているだろう。
ならば、自分もそのヒーローと合流するのがベスト……と、思っていた時だった。
「あ、一方通行! 良い所に!」
「ア? ……二丁水銃。テメェ打ち止めと一緒じゃねェのか」
「逸れちゃったんだよ! 探すの手伝って?」
「……テメェはホントにオレの想定通りいかねェ野郎だな……」
逸れた理由は言えない。目の前の敵と一緒に電車に追突されてから、そのまま顔を合わせていないなんて口が裂けても言えなかった。
「テメェには伝えておくが、あのクソガキは絶対に回収すンぞ」
「え、なんで?」
「経緯は省くが、あいつはミサカネットワークの司令塔みてェなモンだ。それに、ウイルスが流される。そうなりゃ、この学園都市も血の海に沈むぞ」
「……大事になってる、って事ね?」
「そういう事だ。オレらが探すべき相手は二人だ。打ち止めと、研究者の天井亜雄」
一方通行が写真を見せると、非色はそれにサングラスを向ける。またも追加された新機能で、マスクの下で瞬きを二回連続ですれば、写真として記録することができる。
「それと、携帯の番号を教えろ。見つけ次第、互いに連絡するぞ」
「はいはい」
携帯番号を登録すると、非色から「ふふっ……」と小さな笑い声が漏れる。それに、一方通行は微妙にイラッとした。
「テメェ……状況わかってンのか? それとも、頭湧いてンのか?」
「あ、ごめん。いや、俺の携帯にも色んな人の番号が増えて来たからさ。……なんか、友達が増えたみたいで」
「……バカな事、抜かしてる暇があンなら、さっさと散りやがれ。それとも、無理矢理、学園都市一周させてやろうか」
「わっ、ご、ごめんって! じゃ、そっちもよろしく!」
言うだけ言うと、二丁水銃はすぐに立ち去り、街中を駆け回った。
「……チッ、どいつもこいつも……」
本当にどんな神経をしているのか。自分とあのヒーローが友達になんてなれるわけがない。そもそも、どのツラを下げてそんな親しい関係になれ、と言うのだろうか。
何より腹が立つのは、最後の「よろしく!」だ。丸々、信頼され切っているような言い方だ。
「……危なっかしい野郎だ」
そう呟いてから、自分も行動開始しようとした時だ。早速、ヒーローから電話がかかって来た。まさか、もう見つけたのだろうか?
一応、応答する事にした。
「なンだ?」
『あ、もし良かったらなんだけど……これが片付いたら、俺の姉ちゃんに一晩帰らなかった事、一緒に言い訳して欲し』
「ゴチャゴチャ言ってねェで真面目に探せ‼︎」
『ご、ごめんなさい!』
やっぱりこんなバカが友達なんて、こっちから願い下げだ。
そう思いつつ、とりあえず自分も捜索に向かった。
×××
「……そんな怒らなくても良いのに……」
愚痴りながら、付近を見渡しながら非色は街を跳ねる。と言っても、闇雲に街を回って見つかるものではない。
そのため、機能を使う事にした。打ち止めと呼ばれる、あのちっこい御坂美琴のような少女はサングラスを通して写真を撮っておいた。あんな殺し屋が出て来る時点で、万が一の保険をかけておいたわけだ。
「あとはこれを初春さん、いや木山先生にでも送れば……」
監視カメラをハッキングし、映像から割り出せる……と思ったが、やっぱり美琴も打ち止めや妹達の事は周りに知られたくないだろう。
「……御坂さん、ハッキングとか出来るんだっけ……」
だが、本人ならむしろ知りたい所だろう。自分の知らない所で、ちっこいミサカがいる、なんて好ましくないはずだ。
早速、電話をかけようとした時だ。電話がかかって来た。姉からだ。
「うげっ……」
どうするべきか……いや、出た方が良いのは分かっている。でも、怒られるのも分かっている。勇気が出ない。悩んでいるうちに、呼び出し音は切れてしまった。
「……後が怖い……」
いや、そんなの良いから探しに行かないといけない。とりあえず電話を……と思っていると、また電話がかかってきた。今度は白井黒子の文字。
「あ、もしもし、白井さん? 悪いけど、俺今取り込み中で……」
『あなた、昨日は帰らなかったそうですのね? 何故、固法先輩からの電話には出ないんです?』
「……」
少し考えれば、この時間差での電話なんて同じ場所にいてもおかしくないというのに。前にもこんなことがあった気がする。
「え、いや……取り込み中で……」
『喧しいですわ。吐きなさい。今、どこにいますの?』
「あれっ、通信障害かな?」
『あ、コラ! 後で怒りますわよ、切ったら⁉︎ 良いんですのね⁉︎』
「何も聞こえなーい」
通話を切った。今度こそ美琴に連絡しようとした所で、今度は良いタイミングな事に美琴からかかって来た。
「……」
冷静に考えれば、これはまず間違いなく罠だ。美偉→黒子→とくれば、美琴である可能性は十二分にある。
つまり、美琴のハッキングは使えないわけだ。
「うん、もう足で探そう」
そのまま非色は学園都市の街並みを跳ね始めた。
×××
一方、その頃……。
「あのバカ、なんで出ないのよ……!」
「どうです? 御坂さん。自分と乗馬でも……」
「あいつ今度ぶっ飛ばす……!」
美琴は黒子と一緒にいたわけではなく、海原に言い寄られていて、代理の彼氏役を一番、気安く接することが出来る非色に頼もうとしていた。
そんな中、ちょうどその場面にデルタフォースが通り掛かったのは、また別の話。
×××
一方通行も同じようにビルの屋根を移動していた。
何故、ヒーローはこんな道を選ぶのか不思議だったが、使ってみるとよくわかる。地上を見渡せるし、スピードも出せる。信号にも引っかからないし、移動するには持ってこいだ。
「チッ……あのバカガキ、どこに行きやがった……!」
そんな中、ふと下を見ると見覚えのあるゴーグルが見える。ちょうど良い。ネットワークを利用しよう。
「おい、テメェ力貸せ」
「うわお! と、唐突に飛来して来た一方通行に、ミサカは驚愕の声を……」
「黙って力貸しやがれ。打ち止めは何処だ?」
「上位個体はー……先程まで、お姉様を探しに行っていたご様子ですが、それが何か?」
「常盤台の学生寮か?」
「その近くのようです」
ミサカネットワークというのも便利なものだ。すぐに再びビルの屋上に上がりつつ、携帯を取り出した。
「おい、聞こえるかヒーロー」
『あ、一方通行? 助かったぁ……』
「イイから黙って聞け。常盤台の学生寮付近を探せ」
『あ、ここから近い。了解です』
「もォ敵の手に落ちてる可能性もあるから、怪しい車とか乗り物があったら片っ端から叩け」
それだけ話すと、一方通行は高速で常盤台の学生寮の方へと走った。
×××
先に到着したのは非色だった。付近を見回したものの、打ち止めの姿はない。確か、全身毛布で包んだだけの姿であったはずだ。
だからすぐに見つかる……と、思った直後、白い車に毛布の少女がぐったりした様子で乗り込まされているのが見えた。
「! ま、待べへっ……!」
が、その非色にタックルが降り注がれる。自分を後方に弾き飛ばしたのは、マスクの暗殺者……否菜だった。
「っ、やってくれたなバカ……!」
「お前が言うな、バカ」
面倒な邪魔が入った。その隙に車は発進してしまう。このまま追いかけたいが、目の前の男がそれを許さないだろう。
「一方通行、車に乗って連れて行かれた。敵は天井亜雄一人だけ。黄色いスポーツカーに乗って西に逃走中」
『テメェ、何あっさり逃してンだコラ』
「足止め食らってる。悪いけどそっち追っておいて」
『チッ……使えねェ野郎だ』
それだけ話すと、とりあえず非色は目の前の男に集中する。すると、否菜の方から声を掛けてきた。
「ひとつ、聞かせろ」
「? 何?」
「お前は、何故この街のために戦い続けられる? あの子供も、あの天井亜雄とかいう研究員も、お前には何の関係もないはずだ」
言わんとしていることは分かる。過酷な実験で同じ肉体に改造されたからこそ不思議なのだろう。
それに対し、非色は真顔のまま答えた。
「そんなの、決まってんじゃん。ヒーローだからだよ」
「だから、何故ヒーローなんかやっているのかを……」
「てか、この街のために戦い続けているのは、そっちも一緒でしょ」
「……」
言われて、否菜は思わず黙り込む。確かにその通りだ。金のためとはいえ、学園都市の暗部として生きている。それが当然の流れになっていた人生だった為、何故と聞かれても返答に困る。
「……まぁいい。とりあえず、任務の邪魔をするのはこれっきりにしてもらおう」
「こっちのセリフだよ。もう二度と、あんたに誰も殺させやしない」
「やってみろ」
それだけ話すと、まず手を出したのは否菜の方だった。左手でホルスターの拳銃を放ちつつ、右手で背中に背負っているサブマシンガンを抜き、乱射する。
その射撃をアクロバティックに回転しながら非色は避けると、近くにある電柱に身を隠し、否菜の方へ蹴り倒した。
電柱が倒れてきたのを横に回避しつつ、常盤台の学生寮の壁の上に飛び乗って銃を向けたが、非色が左手の平を向ける方が早かった。
キャプチャーという通常の液を吐き出し、それを否菜は横に飛びながら回避し、近くの電柱に捕まり、回転しながらサブマシンガンを乱射する。
その銃撃をしゃがんで回避しつつ、折った電柱を蹴り上げて否菜の方へ飛ばす。
回避した直後、目の前に非色が迫って来ていた。右拳のアッパーを、塀から降りる事で回避し、サブマシンガンの銃口を向ける。
その射撃を、塀を大きく蹴って道の反対側のガードレールに着地して回避した。
「『ワイヤー』」
手から糸を射出し、否菜の真横を通して壁にくっ付けると、グンっと引っ張りつつ地面を蹴り、急接近して右拳を否菜の顔面にぶつけた。
「ッ……!」
左手の糸を切断すると、左拳も構えて顔面に放るが、さすが超人なだけあって、右肘を立ててガードされる。
逆の左拳をボディに向けられるが、非色はそれを右膝でガードし、軽く飛んで左足を振り上げた。その蹴りをしゃがんで回避しながら非色の後ろに回り込むと、否菜は後ろから非色の左手を掴み、強引に背中を通らせて前に移動させ、蹴りを放った。
塀に背中をぶつける非色に、太ももについているケースからナイフを抜き、突き刺しにかかる。
「っ……!」
そのナイフを避けると、塀に思いっきり突き刺さる。その割れ目に左手で液を出し、ナイフと拳を丸々固定すると、顔面に裏拳、ボディにアッパーを叩き込む。
さらに膝蹴りをお見舞いしようとした直後、ヂヂッと耳に響く音と共にフラッシュが視界を遮った。
「っ⁉︎」
何かと思って距離を置くと、張り付けた液体が焼け焦げている。まるで、電気を流されたかのように。
「電撃使い……⁉︎」
「御坂美琴程ではない。しかし、奴と違って研ぎ澄ましている」
そう言うと、否菜はナイフを捨てて急接近して来た。顔面に来る拳を横に避けると、逆側の拳がボディに来る。
それを対角にある手で受けた直後、足払いが来たのでジャンプして回避。そのジャンプした先に、第六感で顔面への攻撃を予期する。
その後に続いて、ヌルリと拳を差し出される。それに目を引かれた直後、反対側の拳が顔面に直撃した。
「ッ……!」
「それは、能力以外に格闘技もだ」
アゴは避けたものの、鼻の頭に見事に当たり、微妙にクラリと目眩がする。空中にいた非色の身体は後方にそのまま飛ばされそうになったが、浮き上がった足を掴まれる。
それを引き込まれ、腹から電気を流された。
「ッ……ッ……!」
「どうした? いつもみたいに何か言って見ろよ」
その場に落ちる自分の腹に、さらに蹴りが入り、後方に飛ばされた。ガードレールに身体を強打し、突き抜け、さらにその後ろに止まっていた車も突き抜け、さらに後ろの木に直撃し、ようやく身体は止まった。
「っ……いってぇ……」
身体を何とか起こす。電撃で緩んだ隙をついて、見事に鳩尾に爪先を当ててきた。
かといって、のんびりしている場合ではない。すぐに臨戦態勢を整えないと……と、思った直後だ。頭上で第六感が働く。
「休んでいる暇はないぞ」
「っ……!」
踏み潰すように降りてきて、慌てて転がって回避した。が、その踏み込みは避けさせるための一手だった。踏み込みの際、微妙に浮かび上がった瓦礫を掴み、非色に投げ付けた。
それをも回避して距離を置いたが、否菜は逃さない。追撃を掛け、距離を詰めて拳を繰り出した。
それを左肘を曲げてガードしながら躱す非色は拳を繰り出すが、それを避けてガードしながらボディに拳を叩き込み、若干怯ませると、避けた非色の腕を持って一本背負いを放った。
「うわっ……!」
「お前とは、格闘技の経験が違う」
背中を強打しそうになった非色だが、何とか足の裏を地面につけて耐えてみせたが、後ろに引き倒され、結局は背中を地面につける。
その非色の顔面に、否菜は拳を振り下ろした。横に転がって避けるが、追いかけるように拳をゴンゴンと叩き込んでいく。
が、途中で追うのをやめた。何故なら、非色の身体は車道に飛び出したから。
「っ……!」
車に思いっきり撥ねられてしまった。身体はさらに大きく遠くへ投げ出され、大きく転がる。
その非色に、運転手が慌てて駆け寄った。
「お、おいヒーロー! 何やってんだあんた……」
「引っ込んでて!」
手で制して、運転手の男を止めつつ、身体を起こす。さっきまでいた場所には、否菜が立っていた。その姿を見て、非色はマスクの下で笑みを浮かべた。
「超人の力に自惚れたお前では俺に勝てない。分かったら、諦めて殺されるなり、手を引くなりしろ」
「……よほど、自分の力に自信があるんだな……」
「……何?」
フラフラしながらも、余裕の態度を崩さずに立つ。
その非色を見て、否菜はおそらく身体の自動修復を待っていると推測する。あの余裕はハッタリで、会話で時間を稼いでいるのだろう。
最後の車はともかく、否菜の拳や蹴りは砲弾以上の威力がある。それが何度も直撃すれば、非色とてタダでは済まない。
だから、回復には時間が掛かる。それに、敢えて否菜は乗ることにした。何故なら、まだ自分のポケットには超小型のショットガンが眠っているから。
「何が言いたい?」
「いや、確かにあんたは俺よりも強いよ。……というより、思い知らされた。あんたみたいに俺と同格の肉体を持つ奴が出てきたら、俺はかなりの苦戦を強いられる」
「その通りだな」
「まぁ、それは今後の課題として……でも、あんたはあんたで自惚が過ぎる」
言いながら、非色は左手を向けた。それに合わせ、否菜もショットガンを抜く。
「早撃ちで俺に勝てると?」
「お互いに先読みがあるでしょ。勝負は、避けてからじゃない?」
「尚更、理解不能だな。お前、まだ身体の修復が終わっていないだろう」
「試してみろ」
そこから先、言葉は不要だった。お互いにお互いの飛び道具を放つ。当然、二人揃って回避をしようとしたが、否菜の足の裏は動かない。
「⁉︎」
何かと思って下を見ると、いつの間にかヒーローの放つ液体を踏ん付けていた。転がりながら回避していた時に仕掛けていたようだ。
「貴様……!」
すぐに電気を流して足の裏の液体を焼き切る。その直後、飛来した液体は身体を傾けて強引に回避する。が、その先にはさらに液体が来る。非色は、右手に水鉄砲を握っていた。
パシュッパシュッと何度も両手から連射され、回避し続けるも、液体は弾丸以上の威力を持つ為、毎度、全力の回避を強いられる。
水鉄砲からの一撃を避けた直後、左手の平からの液体が放たれ、回避する。
「精度は悪くないが……射撃のプロに所詮、素人が当てられると思うな」
「分かってるよ」
「何……ングっ⁉︎」
非色が返事をしながら左手を引くような仕草をした直後、後方から硬い何かが飛んできて後頭部に直撃した。
「なっ……⁉︎」
ふらつくのを抑えつつ振り向くと、左手から放たれた糸が壊れたガードレールを引き込んでいた。
その確認作業が、さらに大きな隙を生んだ。非色はすぐに距離を詰め、右拳を構える。
戦闘技術も武器の扱いも全て負けているが、唯一、非色に勝っている面もあった。それは、肉体スペックの差である。垣根帝督に鍛えられた否菜は、主に能力に対する耐性が鍛えられたが、一方通行にボコボコにされた非色は、さらに肉体的なスペックが向上されていた。
何とか否菜もフラつきを抑えつつ、拳を構える。カウンターを放つように電気を溜め込んだ拳を放った。
お互いの拳が交差し、顔面に直撃し、後方に弾き飛んだ。
「「ッ……‼︎」」
何とか体を起こしつつ、お互いにお互いを睨みつける。非色の拳は顎に入り、否菜の拳は急所にこそあたらなかったものの、電気が込められていて脳が痺れる。
それでも、お互いにお互いを油断なく睨み付けていた。
さて、まだ倒れないとなると、ここから先は泥仕合の可能性も考慮しなければならない……と、覚悟した時だった。お互いの携帯に連絡が入る。
「もしもし?」
『一方通行が彼女を除いて最後に連絡を取ったのが君だったから、君に連絡したよ?』
「……冥土返しさん?」
『一方通行は脳を負傷したけど、天井亜雄の企みは阻止されたよ?』
「一方通行が……⁉︎」
『これから、彼も手術だからね?』
「わ、分かりました……」
その連絡を聞いた直後、否菜も携帯を切る。
「……雇い主が倒れた以上、お前はもう標的ではない」
「……そう」
とりあえず、ほっとしておいた。泥仕合は非色もあまりやりたくない。
「だが、覚えておけ。お前は必ず、俺が殺す」
「……やってみろバカ」
「お前がバカ」
それだけ話すと、否菜はその場を後にした。
とりあえず、非色も自身の回復がある程度まで進み次第、病院に向かう事にした。