とある科学の超人兵士。   作:バナハロ

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好きな人のためだからこそ空回りしてしまう。

 放課後、非色は空中を移動しながら、今日もパトロールに勤しむ。……いや、今日の移動はパトロールではなかった。

 単純に、高速で移動するにはヒーローの格好をしているのが一番、手っ取り早いという話だ。

 一気にシュバババっと忍者のように移動したかと思えば、目的地付近に来たら人がいない所を探し、移動。そのままマスクとスーツを解除し、早着替えを終えて待ち合わせ場所に歩く。

 そこでふと目に入ったのは、もう既に到着していた風紀委員の少女だった。

 

「あ……し、白井さん……!」

 

 声を掛けると、ツインテールをひょこひょこと揺らしながら振り返る。幼くも大人にも見える表情、落ち着いた空気と、黙っていれば淑女の一言に尽きる外見……白井黒子だった。

 つい先日、その少女とは恋人関係になってしまった。未だに正直、恋人とはどんなものか分かっていない非色だが、なった以上は少しでも男として振る舞うつもりだ。

 

「お待たせしました」

「だいぶ待ちましたわ。殿方が淑女を待たせるなんて、普通はあり得ませんのよ?」

「うっ……ごめんなさい」

「ふふ、冗談ですので、そう肩を落とさないで下さいな」

 

 言いながら、黒子はニコリと微笑む。そんな笑みが、非色には少し眩し過ぎて。思わず頬を赤らめてそっぽを向いてしまう。

 

「……い、行きましょうか……」

「ふふ、照れていらっしゃるのですか?」

「う、うるさいです!」

「可愛らしい方ですね」

 

 クスリと微笑みつつ、黒子は非色の腕に自分の腕を絡める。

 

「では、参りますわよ。初デート」

「っ……は、はい……」

「何を緊張していますの? あなたから誘って来たくせに」

「や、まぁ……でも、白井さんはパトロールっていう名目ですし……ちょっと後ろめたくて……」

「固法先輩から許可を得ているので、あなたが気にするようなことではありませんのよ」

 

 それはその通りだが……と、非色は少しヒヨってしまう。誘ったのも、かなり急な話になってしまったのは否めない。

 しかし、ちょうど買い物の予定があったのだ。自分では何を買えば良いのか分からないため、こうして一緒に来てもらう他無かった。

 とりあえず、いい加減さっさと出掛けたかった黒子は、非色の腕を引いて歩き始めた。

 薄くても立派に柔らかい胸が腕に当たり、少し恥ずかしそうにする非色の事など分かっていても意に返さず、黒子は聞いた。

 

「それで、どなたの退院祝いなんです?」

「あ、ああ……えっと……俺と同い年くらいの男の子と、小学生くらいの女の子です」

「ふむ……どんな組み合わせ?」

「まぁ……色々ありまして」

 

 御坂美琴も絡んでいる話なので、下手な事は言えない。なんなら、御坂美琴でさえ打ち止めの存在は知らない事だろう。

 本当なら非色から話してやれれば良いのだが、なかなかタイミングがなかった。

 

「片方に一つずつ買って差し上げるんですの?」

「うん。男の方は甘いもの好きじゃなさそうだし、逆にもう片方は女の子ですから。食べ物とかで統一は無理かなって」

「そうですか……となると、やはり地下がベストでしょう。色々なお店がありますし」

 

 9月の頭に起きた事故により半壊しかけた地下街だが、もう復興して営業再開している。学園都市の科学力は本当にすごいものだ。

 さて、二人は早速、地下街の降り口に向かった。

 さっきからずっと非色を翻弄していた黒子だが、実は内心、割と緊張している。何故なら……つい最近までお姉様一筋だった女の子が、男の子と二人きりなんて慣れるはずがないからだ。

 黒子も、風紀委員に入った理由は「正義のヒーロー」に憧れたから。それを体現した……いや、今はまだ「しようとしている」だろうか? なんにしても、そんな人とお付き合いを始め、デートをしているのだから緊張しないはずがない。

 恋愛経験値は低い黒子だが、たまに美琴が読んでる週刊誌を覗いたりしているし、それを参考に考えた結果……最低でも今日、キスくらいはしておきたい、なんて考えていた。

 オリアナ姉さんも言っていた。あの男は押しに弱い。押しときゃなんとかなる、と。

 よしっ、と気合を入れた黒子は、早速隣にいるはずの男に声をかけた。

 

「非色さ……え?」

 

 いない。組んでいたはずの腕が、いつの間にか抜けられている。辺りを見回すと、いつの間にかコスチュームを身に纏い、交通事故の現場に飛び出していた。

 子供がボールを追いかけて飛び出したのを見て、即座に動いていた。車と子供の間に入り、子供を抱えてジャンプで回避しつつ、子供を避けようとして明後日の方向に向かおうとする車に糸を放ち、引き止める。

 

「ブレーキ、ブレーキを踏め!」

 

 キキーッという甲高い音で、ようやく静止する車。

 

「ふぅ、危なかった……コラ、君。飛び出したら危ないだろ? ボールと命、どっちが大事?」

「ご、ごめんなさい……」

 

 素直に頭を下げる子供の頭を一撫ですると、糸を切りながら歩道まで歩いて子供を下ろした。

 

「次からはちゃんと周りを見るように。良いね?」

「はーい!」

 

 それだけ話すヒーローを眺めながら……黒子は少し複雑になる。いや仕方ないのはわかる。わかるが……仮にもデート中なのだ。もっとこう……いや仕方ないけど。

 

「白井さん、ごめなさい。つい……」

 

 いつのまにか現場から姿を消し、全く別方向から走って来るヒーローが頭を下げて来る。

 悪いことはしていない。それでも、悪いという意識がある、という事だろう。そんなの、少し可哀想だ。

 ヒーローとお付き合いするというのは、少なくともそういう事、と改めて理解した。

 何より、自分は彼のそういうところを好きになった。そう思い返し、下げられている非色の頭に手を置いた。

 

「デート中、なんて事は気になさらなくて結構ですの。あなたの本職はそちらでしょう? ですから、そんなペコペコするのはよしなさいな」

「っ、し、白井さん……」

「では、今度こそ行きましょう」

 

 そう言って、黒子は非色の手を取り、買い物に向かった。

 

 ×××

 

「で、何か目星はついているんですの?」

「うん。小さい方はともかく、男の方の趣味はブラックコーヒーくらいしかないから、それ関係を渡したいと思ってます」

 

 地下街を見て回りながら、とりあえず黒子が聞くと、意外とまともな返事がくる。

 

「ミルが良いかなって思うんだけど……」

「え、そ、そういう感じですの?」

 

 普通、退院祝いといえば失せ物ではないだろうか? 一気に「やっぱ非色は非色か」と少し冷めてしまう。

 

「あいつ、退院後どうする予定なのか分からないんです。なので、家具はちょっとアレかなって……」

「いえ、私が懸念しているのではそうではなく」

「あ、今聞いてみようかな?」

「……まぁ、お任せしますわ」

 

 普通、家はあるでしょ、と黒子は思ったが、非色でさえ置き去り出身である事を思い出し、黙っておく。

 まぁプレゼントに関しても、選ぶのは非色自身だし、あまり口を挟まない方が良いのかもしれない。

 その間に、非色は電話を耳に当てながら聞いた。

 

「もしもし、一方通行? 今、平気?」

「ボフォッ‼︎」

 

 今、なんて言った? と、黒子は思わず吹き出してしまった。

 一方通行、その能力名を知らない者は、少なくとも学園都市にはいない。何せ、90万人以上が住むこの街の学生でトップに立つ男だ。

 なんでそんな男と知り合いなの? とか、なんでその男が入院してるの? とか、思う所は色々とあり過ぎるが、今は電話中だ。

 

「うん、そう。でさ……もうすぐ退院でしょ? 何処に住むのかなって。どうせ一方通行の事だから、前住んでた所は荒らされてそうだし……いや、貶してるんじゃなくて。そんな所に打ち止めは生活させられないだろうし……うん、そうなの。……ああ、黄泉川先生が? 良かった。じゃあ、住む所はあるのね」

 

 聞いたことある名前が出てきたが、もう少し会話に耳を傾ける。

 

「え、いやなんでかって……せっかくだし、遊びに行きたいなーとか……え、なんでダメなの! 良いじゃん、別に。いや、そうだけど……たまにはさ。上条さんは家にあげてくれたけどなー。いや、じゃあ良いよ。そんなに嫌がるなら意地でも行くから。ジュースとポテチ持って。……うん、分かった。分かったから。持って行くならコーヒーにするから」

 

 ……いつまで話しているのか。普通、そういう電話はさっと切るべきだろうに。仮にも彼女と一緒にいるのに。

 少し、イラっとしたので非色の耳たぶを摘んだ。

 

「うん。分かった。その銘柄は地雷いいいい痛たたたたッ! ちょっ、白井さん! 電話中なんですけど⁉︎」

「こっちはデート中ですの!」

「あ……あ、そ、そっか……ごめん、アっくん。呼ばれたから俺もう……あ、はい。もう二度とアっくんとは呼ばないのでチョーカーの電源入れるのはやめて下さい……」

 

 そんな話をしながら、ようやく通話を切った。恐る恐る自分の方を見る様子が、なおさら普通にイラっとして。

 腕を組んで強めに問い詰めてしまう。

 

「今の電話の相手、一方通行なんですの?」

「え? あ、そ、そう」

「……随分、仲がよろしいんですのね? 彼女とのデートを忘れ去れる程度には」

「……ゃ、ま、まぁ……仲良く見えます?」

「何嬉しそうにしてやがりますの⁉︎ こっちは怒ってるんです!」

「す、すみません!」

 

 この男、正直過ぎる。少しムカつくくらい。普通なら、一方通行との関係を小一時間ほど問いただしたい所だが、そんな考えにまで及ばない程ムカついてしまった。

 

「次、私とのデート中、他人との電話にうつつを抜かしたら、タダではおかないので、覚悟の方をお願いしますの」

「は、はい……」

 

 そんなわけで、とりあえずミルやコーヒーメーカーを見に行った。

 

 ×××

 

「お、きた……きたきたきたきたきた……!」

 

 すぅーっ……と、アームの先っぽが獲物を捕らえる。いや、獲物に備えついているタグ、と言うべきだろう。

 それが引っ掛かり、ぷらぷらとぬいぐふみを揺らしながら景品を受け取る出口に向かう。

 そして、徐々にアームが開かれ、引っ掛かっていたタグの紐も緩んできた。

 ポトッ、と、景品が落ちると共に、二人は抱き合った。

 

「よしっ、取れたあああああああッッ‼︎」

「やりますわね、非色さん!」

 

 取れたのは、電気うなぎのぬいぐるみだった。中々に形容し難い外見をしているが、一時期流行った「きも可愛い」という奴なのだろう。

 試行錯誤を重ねて、ようやく手にしたそれを持ったままハグする中、ふと周りの視線に気がつく。それにより、少し恥ずかしくなって頬を赤らめたまま二人で離れた。

 

「……あ、ありがとうございますの……非色、さん……」

「ん、お、おう……」

 

 別に、黒子もそれが欲しかったわけではない。ただ、偶然目に入ったので、なんとなくデートっぽいことがしたくて、とってと言ったら意外と上手に取ってくれただけの話だ。

 そして、思った以上に嬉しかった。別に景品が欲しかったわけでもないので、何が嬉しかったのか、なんて正確には分からないが、とにかく嬉しかったのだから仕方ない。

 これでは、自分のルームメイトを「少女趣味」なんて馬鹿には出来ない。とりあえず、このぬいぐるみは大切に鞄の中へ……と、しまっていると、非色から声が届いた。

 

「って、違うよ。何してんの俺ら」

「……あっ、そ、そうでしたね」

 

 こんな事してる場合ではない。いや、割と楽しかったのが本音だが、それ以上にやるべきことはあるのだ。

 

「それで、ミルにするかコーヒーメーカーにするか、でしたわね」

「はい。……まぁ、中にはミル機能があるコーヒーメーカーもあるらしいけど」

「というか、それ黄泉川先生の家にありませんの?」

「あ……た、確かに」

 

 あるものを渡されても困るだろう。……というか、この際なので最初から黒子が思っていたことを聞いた。

 

「そもそも、退院祝いって普通、失せ物……食べ物とかではありません?」

「え……そ、そうなんですか?」

「はい。改まっってわざわざ渡すのも最近では珍しいと思いますが……まぁ、そういうのは気持ちが大事ですからね。あまり相手が気を使うような、高価なものは控えた方がよろしいかもしれませんわ」

「……え、じゃあやっぱ缶コーヒー?」

「それくらいでも良いかもしれませんけど……でも、もう少し良い物を差し上げたいのでしょう?」

「ま、まぁ……」

 

 その気持ちは尊重してやりたい所だ。それならば、黒子には良い案がある。

 

「でしたら、一先ずこんなのはどうです?」

「どんなの?」

 

 と、非色が聞いた直後だった。どこかで聞いたような声が耳元にまで届いて来た。

 

「わっ、麦野見てー! パンチングマシーンあるってわけよ!」

「ああ? こんなもんオモチャだろうが。だからなんだよ」

 

 そんな声が聞こえ、ビクッと非色は肩を震わせてクレーンゲームの影に隠れてしまう。その非色の動きを見て、黒子は数回、瞬きを繰り返す。

 

「? どうかしましたか?」

「ちょっ、し、白井さん……来て!」

「???」

 

 とりあえず、黒子も非色の方へ向かう。ヒーローの視線の先にあるのは、さっき黒子に「やって」と強請られたけど、壊すのを恐れてお断りしたパンチングマシンがあった。

 そこにいるのは大学生くらいの女と、金髪外国人の二人組。何処となく、只者ではないのは黒子も感じていた。

 ……とはいえ、殺気が漏れているわけでも臨戦態勢に入っているわけでもない。単純にゲーセンに立ち寄った二人組に見える。

 

「麦野、やってみてよ」

「ふざけんな。やりたきゃ自分でやりゃ良いでしょ? オフの日に無駄な体力使ってられっかよ」

「でも……オフだからこそストレスは発散したほうが良いでしょ?」

「……ちっ、仕方ないわね。一回だけよ」

 

 そんな話をする二人の近くで、黒子は非色に聞いた。

 

「……どういうご関係ですの。あの二人と」

「……あー、昔……ちょっといじめられて……」

「いじめ……?」

 

 それを聞いて、黒子の体温が急激に上がったのを、非色は敏感に感じ取った。

 実際、非色をいじめられる人物なんているはずがない。それでも非色が「いじめ」という表現をした以上、黒子の中に芽生えた推理は一つだ。

 ……つまり、ヒーローの力を使わない生身の非色をいじめたということ。喧嘩になれば自分が勝つことを理解している非色は、少なくとも私怨で手は出さない。

 その非色をいじめるとは良い度胸だ……と、普通に勘違いした。

 

「……人の彼氏をいじめるとは……良い度胸ですわね。ちょっと行ってきます」

「いや、ダメだって……! てか当時はまだ付き合ってなかったから……って、待って待ってダメだって……! てか俺は行かないからあえ?」

「ちょっとそこのお二人?」

「テレポートで先に行かせるのはズルくない⁉︎」

 

 力じゃ敵わないのだから仕方ない。

 声をかけられた二人は、怪訝そうな顔で振り返る。……が、風紀委員の腕章を見た直後、すぐに「面倒な事になる」と理解したのだろう。素顔を知っている非色が思いっきりドン引きするほど爽やかな笑みを浮かべた。

 

「何か御用かしら、風紀委員さん?」

「私達、何か悪い事しちゃった?」

「おえ……」

 

 直後、二人に睨まれ、非色は目を逸らす。それを見て、黒子は何かあると確信した。

 

「このお方が以前、あなた方にいじめを受けたという話を聞いたのですが、事実ですの?」

「まさか。……と、言いたい所だけど、人の顔を見て吐き気を催す失礼な男なら、有り得ない話でもないかもね?」

「……なんですって?」

「というか……お兄さん、どこかで会った?」

「っ、い、いやいや! 全然会ってないです! 初めまして!」

「……」

 

 こんな所で身バレはごめんだ。ただでさえ、前にやり合った時はかなり怒らせてしまったまま逃げたのだから。

 とりあえず、真実を伝えるべきなので、非色は黒子の耳元で囁いた。

 

「……し、白井さん……!」

「問題ありませんわ。ここは、私に……」

「じゃなくて。あの人、ヒーローの時の俺をいじめに来た人なの」

「……え?」

「特にあの大きい人はヤバいから……だから、身バレする前に行こうよ」

「……そ、そうでしたか……そうですわね……」

 

 少し自分の迂闊さを呪った黒子は、すぐに頭の中を切り替えた。とにかく、ここから離れた方が良い。

 

「……失礼いたしました。人違いだったそうです」

「……」

「謹んで、お詫び申し上げますわ」

 

 誠心誠意の謝罪。本当なら頭を下げるのはゴメンなのだが、自分のプライドよりも非色の身を案じることが大事だ。

 それを言うと、二人ともそれ以上、攻めてこなかった。風紀委員に目を付けられるのは嫌だったのだろう。

 ……が、麦野は代わりに、と言わんばかりに口を開いた。

 

「そこの良い男、待ちなさい」

「っ!」

 

 ビクビクっと、再び肩を震わせる。

 

「……な、何か……?」

「やっばり……あなた、何処かで会わなかった?」

「え……」

「その声とガタイ、なーんかムカつく奴に似てるのよねー。全身タイツに覆面の不審者に」

「ヒーローでしょ? 麦野、あいつに負けてからホント……」

「フレンダ。お、し、お、き、されたいのかにゃー?」

 

 バレてる? と、非色も黒子も大量に汗を流す。強引に逃げても良いが、それでは「正解です」と自分で言うようなものだ。

 だが、ここで黒子が口を挟むのも何か怪しい。その体に対しては、非色自身が上手く誤魔化す他……。

 

「き、気の所為ですよ(裏声)」

「なんで急に声跳ね上がったの?」

 

 ダメだ。嘘をつく才能が欠如してる。どこまで誠実な人なのか、と思う程だ。

 

「あんた、ちょっとこれやってみなさいよ」

「え……?」

 

 そう言う麦野が親指で指し示したのは、パンチングマシンだ。

 意図はすぐに分かってしまった。試したいのは、非色が持つ膂力。所詮、ゲーセンのおもちゃとはいえ、記録されている最高威力を大幅に更新すれば終わりだ。

 とはいえ、嘘をつけない非色は全力で打つフリも出来ない。

 

「……」

 

 どうしよう、と黒子は冷や汗をかきつつも、頭の中で策を巡らせた。

 

 




ヴェントの所はやりません。オリキャラが絡める所ないし、ヒーローが天罰乗り越えたらピンチになりそうな敵も出てこないし、何よりここでヒーローをマジギレさせるわけにいかないので。

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