新原紲の魔法相談室   作:ゼガちゃん

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お待たせしました。

今回は時間通り……通りだよね? 大丈夫だよね?

こっちの件でドタバタしていたもんで……続きです。


何度倒れたって立ち上がれば良いだけの話だろう?

 新原紲は何度も躓いてきた。

 新原紲は何度も倒れてきた。

 新原紲は何度も転んできた。

 

 それでも彼は挫けなかった。

 それでも彼は立ち上がった。

 それでも彼は前を見続けた。

 

 “そうしたいからという単純な原動力で。”

 見る人が見れば目標があるから出来るのだと言うのだろう。

 残念ながら的外れな見解である。

 

 新原紲は“空っぽなのだ。”

 だから目標を掲げて前を向いて走れる人は誰であろうと羨ましく思う。

 そう……それが例え“非道な目標を掲げていたとしても。”

 

「何で1人なんだ? 紲」

 

「あれ……? けん、じ?」

 

 これはいつの頃の記憶かを問われれば紲はコンマ数秒で答えられる。

 小学生の頃の、新原紲と天宮健司が“初めて真っ向から向かい合った時のものだ。”

 

 声をかけたのは健司。掠れる声で応じるのは紲。

 今、紲は大の字に体育館のど真ん中で仰向けに倒れていた。

 隣にはその頃の彼には大きいモップが1本転がっている。

 

 幼馴染みで、家族ぐるみで交流があるからこそお互いに名乗る必要はなかった。

 別に学校でも仲が悪い訳ではなく……特別良いとも言えない。

 そういう意味で「幼馴染み」と言う括りで片付けてきた。

 

 だけど、多分初めて健司は“紲を知ろうとしていた。”

 些細な話題なのは分かっている。

 だとして、健司がこうやって紲に訊ねる事が実は初めてだったりする。

 

「皆が習い事やらがあるからって言ってたから」

 

 グループ単位で掃除は行う。

 体育館は広いので10人近くでやるものなのだ。

 だけど、ここには新原紲がたった1人。

 

「習い事って……確かにあいつらは今日はスポーツクラブの練習があるだろうけど……」

 

 今日は紲以外のメンバーにスポーツクラブの練習があるのを健司は耳にしていた。

 いつかスポーツ選手になりたいからと言っているのも健司は覚えている。

 今週末には大事な試合が控えているとも言ってはいた。

 

「まさか、“それだけの為にやってたのか?”」

 

「ああ、そうだ……よ!!」

 

 呼吸を整えて身体を起こしながらモップを手に取る。

 体育館の掃除は終わっていない。

 これさえ終えればあとは下校だけだ。

 だが、まだ半分以上もモップ掛けは残っている。

 終わらせるのは小さな身体では難しいだろう。

 

「何でそんな事を? 全員でやれば難しくない事だ」

 

 健司の言葉は尤もだ。

 頑張れば20分で終わらなくもない。

 紲は何故そんな無意味な事をするのか?

 

「羨ましいんだ」

 

 返球は手元で大きく曲がる変化球だった。

 健司の問い掛けから紲の回答が来るのはおかしい。

 

「俺には夢がない。立てたい目標がない。空っぽなんだ」

 

 気にせず……と言うよりは気付いた様子もない。

 完全な独白だったが健司は耳を立てる。

 

「あいつらには明確な目標があるんだ。俺は、せめて手助け出来たらって思ってる」

 

 それで自分を投げ出していては世話がないと健司は言いたかった。

 しかし、健司には掛けられる言葉はない。

 

「だとしても……誰かに手助けを求めないのは、間違ってるな」

 

 健司は紲からモップを引ったくる。

 何故、そんな事をしたのかは自分でも判断が付かない。

 だけど……“そうしたいと願ってしまったのだ。”

 

「面白いよ紲」

 

 これまでただの幼馴染みでしかなかった少年を放ってはおけないと子供ながらに健司は思ったのだ。

 そして、一度決めたら突っ走る姿勢が“姉と重なって見えた。”

 

「お前の考えは分かったよ。でも、ちょっとは周りの事も考えろよ。これで終わんなくて迷惑するのはお前以外のメンバーなんだぜ?」

 

 言われてみるまで紲も思わなかった。

 確かに、ここを教師が通り掛かれば何事かと他のメンバーも招集するだろう。

 

「今から困った事があれば迷わずオイラを頼れ。頼っても良いと思った奴限定だけどな」

 

 照れ臭そうに頬を掻く健司。

 ああ、そうだな……と、紲は頷いた。

 まずは、目の前の掃除を片付けてしまおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとは円山財賀のみと思っていたところへ、思わぬ伏兵が隠れていたものだ。

 紲としてもこれはまさか過ぎる展開だ。

 

「でも……負けるかよ!!」

 

 敵地に乗り込んだのだ。

 これくらいの事は予想しなかった訳ではない。

 

「なら、勝ってみるか?」

 

 円山は指を パチン!! と鳴らす。

 『魔力』の塊が頭上に集まっていくのを感じ取る。

 先程も見た紫色の水を終息させたものだ。

 

「《ポイズン・フォール》」

 

 円山が『魔法』を唱えた。

 直後、勢いよく落下してくる紫色の液体の塊。

 

「ぐっ!!」

 

 《ポイズン》はついさっきに肩に掛かったものだ。

 名前から「毒」なのは察する。

 触れれば溶けたような熱さが襲い掛かるのか疑問は残るが、結果として起こったので避ける。

 あれだけの液体の量だ。直に触れたら即アウトなのは間違いない。

 

 紲の取った判断は正しかった。

 地面に直撃すると、音もなく“床が溶解した。”

 それだけではなく、地面に当たった衝撃で水滴が飛び散る。

 

 反射的に腕を顔の前に持ってくる。

 顔は服で覆われていないので、直に触れる訳にもいかない。

 学ランを着ている上着を盾にするのが良いとの事だ。

 

「づっ、これでもかよ!?」

 

 水滴が少しばかり服に付着した。

 布を溶かし、紲の腕にも少しだけ付く。

 痛覚が強く働き、歯噛みをしてしまう。

 

「良い勘をしてる」

 

 てっきり攻撃を仕掛けてくるものだと思ったが、こちらの『魔法』を避ける事に専念をしてるらしい。

 防御手段である《アーマー》を用いられないのだから「避ける」以外の手段しか持たない紲の選択肢としては仕方無い。

 

「けれども……」

 

 攻撃を受けない限りは《ヒール》を解除させてダメージを超過させるコンボも意味を成さない。

 遠距離による攻撃をする手札を持つなら悩む事も無い。

 距離さえ保てれば、紲はほぼ詰みだ。

 本人も分かっているからこそ、メイアの力も借りてこちらへの無謀な突進を繰り返していた。

 

「僕の勝ちかな?」

 

「《アイシクル・ロック》」

 

 円山が勝利を宣言するのを遮る形で、メイアが『魔法』を唱えた。

 彼を取り囲むように四方に身の丈程もある氷の塊が浮かぶ。

 

「はっ!!」

 

 短い掛け声と共に氷の塊が一気に迫る。

 氷の押しくらまんじゅう……押されたら痛みに泣いてしまうだろう。

 

「《ウォーター・ランス》」

 

 周りに氷の塊が出てきた時点で、何が起こるのかは予想が出来ていた。

 だから次の一手は既に用意されていた。

 

 水で象った槍を4つ……それが四方の氷めがけて飛んでいく。

 パンッ!! 乾いた短い音が氷を粉々に破壊した。

 氷の塊が氷の粒へ変化を遂げる。

 

「《ウインド・サークル》」

 

 すかさず、メイアは『魔法』を繰り出す。

 円山を中心として、竜巻が発生する。

 粉々に砕け散った氷が竜巻に乗る。

 そのまま、氷の(つぶて)が円山に降りかかる。

 

「ぐっ……あぁっ!?」

 

 自分のミスが招いたピンチだ。

 メイアがこんなにも『魔法』を組み合わせた攻撃を素早く行えるとは……一緒に居る新原紲や天宮紗香の影響か。

 目を見張る程、彼等の『魔法』への応用力は高い。

 

 それに何より、先程まで敵対意思も見せずにいたメイアが立ち向かってくる意思を生み出したのが意外だ。

 想い1つで立ち向かう勇気を得るのは難しい。

 それを促したのは間違いなく新原紲だ。

 

(思ってたより……危険ですね)

 

 礫が身体を打ち付ける中、“新原紲の危険度を上げる。”

 まずはメイアの『魔法』を突破するのが先決だ。

 

「《ポイズン・レイン》」

 

 紫色の雨が周囲に降る。

 もはや毒と呼ぶのが正しいのかは疑わしくなってくるが、氷の礫が次第に溶けていく。

 溶解をする、毒の雨は氷の礫が消え去ると共に晴れた。

 

 円山が一息付いたのも束の間、直ぐに息を呑む事となる。

 彼の周囲が何も無くなったのを見計らい、紲が既に目と鼻の先に接近していた。

 

「いつの間に……」

 

 そんなの1つだ。

 メイアが『魔法』を仕掛けたタイミングで既に接近を試みていた。

 

「せやっ!!」

 

 紲はボディーブローを喰らわせる。

 円山は腹部に圧迫した感覚が発生し、胃液が逆流しそうになるのを無理矢理抑え込む。

 しかし、そこで生じた隙は大きかった。

 

 紲は一歩だけ後ろに下がって上段蹴りを迷わずに食らわせる。

 側頭部に衝撃が起こる。

 頭が一瞬か、数秒か……真っ白になった。

 

「おっ、らぁっ!!」

 

 そんな事で手心を加えるつもりもない紲はチャンスと踏むや、抉り込むアッパーを顎にヒットさせた。

 下からの突如の衝撃は、未だに上段蹴りのインパクト覚めやまぬ円山には強かった。

 しかも、驚きはそれだけではなくて身体が少しばかり“浮いたのだ。”

 

 だが、当の本人は気付けない。

 代わりに敵の位置に居るメイアが目を大きく開けて驚愕の表情を作った。

 

「《ヒール》」

 

 中空に滞空している所を狙って《ヒール》を掛ける。

 掛けられた直後、直感的に危機を感じ取るが遅かった。

 既に『魔法』を扱うと同時に紲は次の攻撃に移っていたのだ。

 

 身体を右へ回転させながら左の軸足で踏ん張り……大振りとも言える回し蹴りが再び円山の腹部に直撃する。

 

「ごっ、が……はあっ!?」

 

 今度こそ、明確に意識が吹き飛んだ。

 それだけのダメージが一気に凝縮しながら襲い掛かってきたのだから。

 

 紲の一撃で円山の身体が倒れている棚の所まで転がっていく。

 

「す、凄い……」

 

 メイアは呆然とした。

 圧山と2人掛かりでは無くなったとは言え、2人分の『魔力』を兼ね備えた円山をこうも圧倒するだなんて……。

 しかも、天宮紗香のような分かりやすい強力な『魔法』ではなく、中途半端なものを応用し、あまつさえ体術で追い込んだ。

 

「ふう……とりあえずは終わりか?」

 

 紲は口では言いながらも警戒心を解かない。

 用心深いとメイアは思うのだが、紗香も同様なので円山の方を無意識に確認した。

 あれだけの『魔法』を受けたのに動ける訳が……

 

「まだ、みたいね」

 

 紗香がヨロヨロとした動きで何とか立ち上がる。

 何でだ?――横では紲も緊張の面持ちで円山を見ていた。

 メイアも釣られて、そちらを見て理由を悟った。

 

 

 

 

 

 円山財賀の身体を青い液体が覆ったからだ。

 

 

 

 

 

 圧山を回復していた青い液体だ。

 それを生み出すだけの『魔力』と余力を残していたのだ。

 迂闊であったと紲も察する。

 今すぐに止めに行くのも手の一つであろうが、圧山を回復した速度から見るに突っ込めば返り討ちに合う可能性は高かった。

 

 その予感は実は当たっていた。

 倒れ込む直前に円山は回復できる青の液体を用意していた。

 蹴り飛ばされた際の衝撃で意識は飛ばされていたので使用には時間が掛かったが地面に転がった時に再度意識の手綱を握ったのが幸いした。

 

「迷わず追い討ちを掛けるべきだったか」

 

 今度は紲が自身の失態に辟易した。

 それも短い期間の事で、やってしまったものは仕方無いと割り切った。

 

「今度はその『魔法』も使わせねえぞ」

 

 完膚なきまでに叩きのめす……紲は心の内で決定した。

 

「安心して大丈夫。もう“使う必要もない”」

 

 対して円山は自信満々に言った。

 紲は始め「?」のマークで頭が一杯になった……が、すぐに分かった。

 

「な、あ……っ!?」

 

 突如の出来事だった。

 紲の膝が「ガクンッ!!」と音を立てて曲がったのだ。

 身体が無意識に立つ行為を拒否するかのような……。

 

「あ、アタイまで……」

 

 メイアも同様の症状を起こしたらしい。

 

「くっ……!!」

 

 紲は立ち上がろうと気合いを込め――今度は無様に地べたにうつ伏せに倒れ込んだ。

 

「身体が……」

 

 動かない――紲はその事を察した。

 手足の感覚はある。

 しかし、まるで甘く感電したかのような痺れが持続する。

 

「メイア!! きず……っ!?」

 

 こちらの異変に気が付いた紗香が駆け付けようとするも叶わなかった。

 向こうも同じようだ。

 

「何で……」

 

 唐突に身体が言うことを聞かなくなった事態に理解が追い付かない。

 だけど、パニックになるまでには至らない。

 原因を起こした犯人は目の前なのだから。

 

「何を……しやがった?」

 

「その質問は“今更な気がするが?”」

 

 まるで意味が分からない――その反応は紲達ではなくて円山だった。

 そこでようやく思い至る。

 

「《ポイズン》ね!!」

 

「そう。ようやく正解」

 

 紗香が正解を口にするなり、円山は正解者を指差した。

 ここにきて気付いた間抜けだ。

 《ポイズン》とは毒。溶解したのは“副作用なのだと”気付くのが遅かった。

 本質は“他にある。”

 

「毒という仰々しい名前の割りには効果は“相手を痺れさせるものだったんだ”」

 

 溶解する部分を見れば、随分と些細な内容かと思えてしまう。

 しかし、これに毒の副作用が加われば“確実に攻撃は当てられる。”

 

 円山はどす黒い笑みを浮かべながら言うものだから相性の良さは実に伝わってくる。

 

「《ポイズン》は使う事で臭いを残し、嗅いだ人間は身動きが次第に取りづらくなっていく」

 

「親切に教えてくれるんだな?」

 

「敵に本来なら教えないんだけどね……でも、君達はもう動けないだろう?」

 

 円山の前者の部分は大いに賛成だ。

 簡単に手札を晒すのは馬鹿か、何らかの策略があるからに過ぎない。

 今の彼の行いは前者ではあるが……紲達は身体が痺れているからか動けない。

 

「さて、終わりにしよう。まずは――」

 

 円山の視線は紲にロックオンされていた。

 

「君からだ」

 

「ご指名とは嬉しい、限りだよ」

 

 紲は立とうとするも叶わない。

 やはり、毒は全身に回ったらしい。

 紗香の『魔力』はほとんど限界だ。

 

「チェンジ」

 

 『魔力』を天宮紗香本人に“全て返した。”

 

「紲!?」

 

 返された本人だからこそ、突然の出来事に慌てふためく。

 彼自身の『魔力』の総量はこちらには伝わってこない。

 それでも多くない事は分かっている。

 

―――悪いな

 

 心配は伝わる。

 でも残念。その距離からでは少なくなった紗香の『魔力』では間に合わない。

 ならば、今紲を山車にして隙を作った瞬間を狙えば良い。

 

「終わりだ。《ポイ――》」

 

 

 

 

 

「《フレア・ムーン》」

 

 

 

 

 

 それよりも早く、横合いから三日月を象った炎が通過する。

 それは紲と円山の間を通り過ぎ、“本来なら出来ない時間の隙が生まれた。”

 

「フェザーライト」

 

 紗香はすかさず円山の真上にフェザーライトを呼び出した。

 反射的に円山はバックステップを踏んで回避した。

 

「は、はは……助かったよメイア」

 

 紲は横で膝立ちでいるメイアを見た。

 しかし、すぐに手を地面に付いて倒れるのを防ぐ。

 

「ど、どう? アタイも……やるもん、でしょ?」

 

 今にも切れてしまいそうな息遣い。

 だが、何処か誇らしげな表情で紲を見るのはメイア。

 

「君は随分と他人に助けられるね……新原紲」

 

 円山は倒れる紲へそんな言葉を投げる。

 

「当たり前だよ」

 

 それに返したのは紲でも紗香でもない――メイアだった。

 全員がそちらを見る。

 メイアはそれを一身に受けて、堂々と宣言した。

 

 

 

 

 

「アタイはこいつの友達なんだ!!」

 

 

 

 

 

 ドクンッ!! と、紲の中で“何かが生まれる。”

 それは以前にも感じた事のあるもの……。

 最後は確か師との時だから中学位の時だ。

 

―――負け、られる……か!!

 

 メイアが自分を「友」と呼んだのだ。認めてくれたのだ。

 

 自然と身体に力が沸き上がる。

 痺れは変わらない。

 自分でも何処から湧き出るのか理解できない。

 

 それでも――“今こうして紲が立てているのが現実だ。”

 

「お前……何で!?」

 

 さっきまで倒れていたのに、動けなかったのに、毒に侵されていたのに、痺れていたのに、どうして新原紲は“立っている?”

 

 高校生だ。

 こちらも年齢は然程変わらないが潜ってきた修羅場の数なら負けない自信があった。

 

「俺も“友達”の想いに答えなくちゃ……いけねえだろ!!」

 

 紲の叫びが、想いの丈が“力を呼んだ。”

 こんなのフィクションの世界だけだと笑いたかった。

 しかし、これは今現実に“起こっている事なのだ。”

 

 そのフィクションを体現するだけの力を新原紲は持っている。

 

「チェンジ」

 

 変わる……彼の持つ『魔力』が別の者のものと。

 否、「変わる」のではなくて「貰い受ける」が正しいか。

 彼の『魔力』は隣に居るメイア・アトリブトのものとなる。

 

「きず、な……? 何で?」

 

「お前が友達と言ってくれたから……俺の『魔法』は誰かと「絆」を結ぶと初めて新しい『魔法』も覚えていくんだ」

 

 絆――と言いはするが、条件は難しいのだ。

 心の底から「友情」を感じ取ってくれない限りは紲の『魔法』は使われない。

 

「んじゃ、発動するとしますかね」

 

 紲は「ふぅ」と小さく息を吐いた。

 直後、彼の“本当の『魔法』を口にする。”

 

 

 

 

 

「《リンク》」

 

 

 

 

 

 瞬間、紲の雰囲気が一変する。

 纏う空気が高校生のものから『魔法使い』の顔を覗かせていた。

 

「今度こそ……終わらせる」

 

 新原紲は――その拳を強く、強く握り締める。




如何でしたでしょうか?

ええ、終わる終わる詐欺ってやつですよ。

本当は今回で終わらせる予定だったのですが妙に長くなってしまったものですから止めました。

あまり長すぎても読むのダレそうですし、というか読み返す時に自分が一番ダレてます(笑)

それに次で戦闘5つのパートに分けられるんで丁度良いじゃないですか。数字的に良いじゃないですか!!

さて、次回は何となく察しているであろう紲無双……になるか果たして!?

更新は再来週の予定です!! ではまた!!
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