転生騎士の英雄譚 リメイク   作:謎のコーラX

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10話 襲撃 圧倒 新たな出発

「で、どうするよ?」

 

「あぁ、それなら問題ありません――国民ども!」

 

フーがそう大きな声で言うと、観客の人達が老若男女問わず、立ち上がり、敬礼をする。

 

「今回()やつらが攻めてきた、いつも通り‥‥思い知らせてやれ」

 

観客達は大声をあげながらコロシアムから出ていった、椅子の下にあった武器を持って、なにこれ。

 

「あぁ、そういえば言ってませんでしたね、国民は全て兵士なんですよ、さすがに10才以下は参加しませんが、で、外に向かわせた木霊兵の視界から見ると、ざっと一万はこっちに向かってますね」

 

「――ふーん、そっかー、ところで、ここでは私が参加しても罪には問われないよね」

 

「?、まぁ‥‥そうかな」

 

「それは良かった、じゃあ行ってきます」

 

「‥‥いっそド派手にやってくるといい、諸々はもみ消す」

 

「――へへ、こんな小さな国にこんな数を向かわせるなんて、中国のお偉いさんは何を考えてるんだが」

 

「そう言うなよ、こんな美味しい仕事無いぞ?」

 

「そうだな、ぐへへ、どんなことをしてもいいんだよなぁ」

 

と、そんなことを中国兵士どもが言ってるみたいだが、私はそいつらの前に立つ。

 

「やぁ、中国の兵士の皆さん、こんにちは」

 

「な、なんだ?あのガキ?」

 

「一人たりとも逃がさないよ、君らは」

 

私は刀を上に向ける、するとはるか上空に、巨大な球体が現れる。

 

「‥‥天使の涙(エンジェルティアー)

 

そこから小さな光の玉が高速で降り注ぐ、雨のように見えるが、それは、

 

「光の雨?、こんなものがなに――」

 

兵士が触れると、その部分は焼き消える。

 

「な!?、総員たい――」

 

気づいたときにはもう遅い、一万いた兵士達は次々と光の雨に貫かれて、断末魔をあげて、消えていく。

 

「あはは!、なんだ、フーちゃんの時は手加減してたのかい?、こんなことできる魔力があるなんて」

 

わかってはいたが隣にいた、寧音が話しかけてきた。

 

「勘違いするなよ、本当に本気だったんだ、これで回復した魔力がからからだ、それにこの伐刀絶技(ノーブルアーツ)も雑魚以外にはあまり効かない」

 

「本当に敵にしたくない娘だねぇ、個人戦でも団体戦でも強いとはね」

 

「はは――さて、これで全部かな」

 

数分で兵士達は物言わぬ消し炭に変わった、一応まだ侵入したのがいるみたいだが、それもすぐに殺されてるだろうね。

私は無法国家に戻る、そこでは兵士達を倒すシュウレイの姿があった、斬られた兵士達は真っ二つに、断面が凍っており、汚さないようにしてるのかな。

 

「あ、カゲトラさん、こっちはそろそろ終わりますよ」

 

「だろうね、で、この死体どうするんだ?」

 

「決まってます、臓器売買に使います、そっちはもう使えなさそうですね」

 

おっといきなり無法国家もといマフィアじみた裏が見えたな。

 

「――あ、ところでエーデルワイスから手紙が」

 

「ふむ、受け取ろう」

 

私は手紙を受けとる、そこには。

 

もし兵士が一人でもここでのことを漏らして、私がいるとバレれればこの国に迷惑がかかる、だから私はここから出ることにした、戦えなくてすまない、だが、また会えると、なぜだが思うのだ、追伸 またデザート店に誘ってくれ、今度は日本の貴女のオススメを。

 

「――なるほど、で、これって私が王になってしまうが、もちろん嫌だぞ」

 

「じゃあなんのために来たんですかね」

 

「緊迫感」

 

「あぁ、そうでしたね――そういえば北欧にもマフィアあるらしいですね、そこには子供達をまとめる3人がいたとか」

 

「ふむ‥‥検討しとく」

 

 

数日後、ここの王はフーが推薦されたが、まだ早いということで、15歳のシュウレイがフーから言われて任命された。私は無法国家から出ようと、諸々の物が入ったリュックをしょって、空港にいた、隣にはフーがおり、前にはシュウレイや国民が詰めかけている。

 

「まさか、わたくしかぁ、本当にいいんですか?」

 

「かまわない、私は‥‥カゲトラについてこうと考えてる」

 

「よくワンロン、いやもうロンさんになるのかな、認めてくれたよなほんと」

 

「まぁね、私は外の世界を知ろうと思うの、いっそのこと、日本の破軍学園にも入学しようとも考えてる」

 

「なるほどね、目的があると、なら年離れた幼なじみとして、見送ろう、行ってこい!、フー!」

 

「えぇ、いってきます、レイちゃん」

 

「もう終わったか、いくぞ」

 

「えぇ、行くわ、それじゃあね」

 

シュウレイと国民を背に、私達は。

 

「あの!」

 

――なんだ?、いやこの声は、私は振り返る、そこには鏡華が息をきらして、立っていた。

 

「わたしも、わたしも連れていってください!」

 

「‥‥‥別にいいけど、危険だぞ?」

 

「構いません、そのつもりで来ましたので」

 

「‥‥そっか、フーも良いよな」

 

「カゲトラさんの決定なら私は別に」

 

「そっか、じゃあ行こうか、鏡華」

 

「は――はい!」

 

こうして、一人旅だった私に仲間ができた、こういうのも旅の醍醐味‥‥かな。

 

「ちなみにロンさんは?」

 

「筋肉痛とぎっくり腰、ついでに貧血です」

 

「えぇ‥‥」

 

じいさんカワイソス、まぁ‥‥いっか。

 

 

 

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