転生騎士の英雄譚 リメイク   作:謎のコーラX

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なんとなく続いた


1話 王竜祭

「はー……すっご」

 

空港から出ると、そこには無法と言えないほど発展した建物、和気あいあいとしている人々が歩いている。

 

「思っていたより平和で少し」

 

そのまま歩いていると、どこかから殺意を向けられる、何かが私の頭に向かって飛んでくるのでそれを刀で切って落とした。

 

「これは……弾丸か、ふむふむ、一切音がしなかったけど、さて……」

 

「──ちぃ、やはりそう簡単にはいかないか」

 

ビルの屋上で男は自らの固有霊装のライフルを構えながら私を見ていた。

 

「音速の域まで達した無音の射撃を切り落とすとは、だが今度は連続で」

 

「へぇ、連続で射てるんだ、それ」

 

男は後ろから声が聞こえ、振り返ろうとする、しかし、うなじに、ちくっとした感覚を覚え、既に刀を突きつけられていることに気づき、それはできない。

 

「な、何故だ、俺は一度でもお前から目を離してないぞ!」

 

「光の分身だよ、便利だろ、私の《天刃》は」

 

天刃の能力は光、操ったり、レーザーなども作り出せ、人の目にうつるものは光だから練習が一番辛かった光の分身も作れる、いわゆる立体絵だ、私自身絵はそんなに得意ではなかったが、これの習得に5年かかった。

 

「くぅ……だが、これならどうだ!」

 

男から煙がもくもくと上がり、屋上を包み込む。

 

「ほう、これはまた」

 

なるほど、煙を出す伐刀絶技(ノーブルアーツ)か、地味だが接近された時の手段としてはいいな、地味だけど。だが、本当にそうか、既に刀の先には男はいないし、気配も先程よりわからない。そうこうしてると、右方向から何かが飛んでくる、それも複数、私は視覚は必要ないと判断し、目を閉じて、他の感覚で飛んでくるもの、銃弾を全て切り落とす。

 

「なんとも、面倒な……いいね、こういう緊迫感を求めていたんだよ」

 

だが、このままではダメだ、相手も本気で殺しにきてる、考えるか、その最中も銃弾が飛んでくる、このまま階段から下りて逃げる、ないな、それはアイツに負けてるって言っていい、なら……最初は右、次に左斜め、その次に目の前、その間は僅か10秒、私でもここまでの移動は難しい、できて1分だ、建物を見た感じで、ここが一番高い建物だった、だからまずこんな銃撃不可能なのだ。しかし1つ可能にしてるとしたら……空中浮遊。

 

「うん、それしか無いわね、いや……うん、考えるのは私には合わないね、だから……簡単な方法で行こうか」

 

私は飛んでくる銃弾、その方向に……刀からレーザーを放つ、飛んでくる銃弾は受ける、5発のうち、2発、太腿と肩にくらったけどこれくらいで倒れない。

そして、10秒経過……しても、銃弾が飛んでくることはなかった。

 

「……勝ったでいいのかね」

 

「はい、貴女の勝ちでございまス、ミス カゲトラ」

 

その声が聞こえたと同時に、煙が晴れる、今度は私が背後をとられるか、私は振り返り、刀を構える。

そこにいたのは、緑色の髪の私と同い年の少女、中華服

を着ており、ここが中国()()()と改めて認識する。それにしても結構可愛い、珠雫(しずく)よりいいんじゃないかな、それにしても緑とは、これはまた珍しい。

 

「何者?」

 

「はい、わたくしは(フー)、ここを取り仕切るマフィア、王竜(ワンロン)の若頭をしています」

 

「フーか、よろしく、で、これはどういう歓迎かな」

 

「そうですね、とりあえずわたくしの家に行きましょう、治療のためにも」

 

そのまま私はフーに連れられ、怪我の治療などをして、客間に通される、そこには既に客がいる、それも大物。

一人は銀髪の女性、かなり濃い気配を放ち、入る前からわかっていた、比翼のエーデルワイス、もう一人は中国で有名のフー・シャオリー、饕餮(とうてつ)の異名を持った人だ。

そして、車椅子に座る、目に大きな刀傷を横一文字に受けた老人がいる、さすがにこの人は知らない。

 

「よく来てくれたのう、儂はこの無法国家の王、王竜(ワンロン)じゃよ、リョーマの子孫よ」

 

「へぇ、見えてないのにわかるのか」

 

「ほほほ、これでも気で其奴がどんな人物なのかわかるのじゃよ、さて、雑談はこの辺にして、ようこそ客人、ここにいるお主ら3人は新たな(ワン)の称号を、ここの主となる資格を持っておることになる」

 

「──えっと、マジですか?」

 

私は久しぶりに脳が理解が追い付かず、口を空けていた。

 

「あなたもそのような反応になりますよね、わかります、私もここのスイーツが美味しいと聞いてやって来ましたが、急な襲撃があり、流れでここに」

 

「エーデルワイスさんもそうか、そこのシャオリーさんは?」

 

「俺も襲われたが、そこのワンロンと戦えると聞いて後々の監獄覚悟でわかったうえでやってきた」

 

なるほど……どっちも襲われたと、襲われるの確定なわけね。

 

「あー、ちなみにじゃが、おぬしらが戦ったのは本来の参加者じゃよ、致命傷受け取ったが3人とも生きておる」

 

致命傷なのに生きているのか……それなりに強い伐刀者(ブレイザー)か、装置があるんだろうね。

 

「まて、私はそんなものに参加するとは一言も言ってないが」

 

「ほう、辞退すると?」

 

「ははは、まさか、エーデルワイスと戦える機会を逃すわけにはいかないな」

 

エーデルワイスは作中で最強──なはずの人物だ、直で最強の強さを体験できるなら喜んで参加したいね。

 

「で、私達は何に参加させられるんだ?」

 

「ほほは、そうじゃの、簡単な名前じゃよ、王竜祭(ワンロンヂィ)じゃ」

 

なるほど、本当にそのままだ……いやぁ、ただの観光からワン、新たなここの国の主探しになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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