「……えっと、これかな」
私は休憩室の自販機で緑茶と、見たことない苺のお茶なる物を選んで買った、ここ果物本当多いな、好きだけど。
「──なんだと?」
戻ろうとすると、近くでエーデルワイスの声が聴こえてくる。
「なんだなんだ?」
私は聴こえた声のほうに歩いていく、そこは廊下で、顔だけだして見ると、エーデルワイスとワンロンがいた。
「もう一度言おうかのう、おぬしは弱いということじゃ、自らの信念もないおぬしに儂が負けることはない」
あらやだ一触即発の空気、ちょっと期待してしまう。
「……そうですね、私はまだまだ弱いのかもしれません」
「ほう?、認めるのか、世界最強の剣士と呼ばれておるのに」
「そんなものただ他者から言われてるだけのことです、ですが、だからといって貴方と戦うことになっても負ける気はありませんので」
「ほほ、威勢はいいのう、楽しみにしとるわい、そこのやつと一緒にな」
「…はは、気配消していたんだけどな」
私はエーデルワイスとワンロンの前に現れる、やっぱり格上にはわかるのか、こわ。
「ほほ、それは緑茶じゃな、フーに持っていくのかね」
「そうですね、ところでそんな話のためにこんなところに来るとは考えにくいのですが」
「まぁそうじゃのう、この際二人ともに話しておくかのう、ほほほ」
ワンロンは少し笑った後、真面目な顔つきになり、話を進める。
「実はの、今中国のやつらがこちらに侵攻を始めているとの情報が入ったんじゃ」
ほう、まぁ中国のスパイいる時点でなにかあるとは思っていたがそうなのか。
「なるほど、ですが私は関わりませんよ」
ですよね、エーデルワイスが参加してるって知られれば、他の国も黙ってないし。
「別に参加しろとは言っておらん、ただ知っておいてほしいのじゃ、ところでカゲトラ、おぬしそろそろ出番じゃよ」
「お、そうなのか、ではお二方、また後で」
私は二人を背に、コロシアムに向かった。
「あら、少し遅かったですネ」
「まぁね、で、私の出番かな」
「はい、今終わりましたので、先程のトーナメント表に貴女の名前ガ」
「ほう、で、相手は……シュウレイか」
知らん名前だ、まぁとりあえず降りて戦おう、私は階段を降りていき、相手を見る、何時もの中華服で、年齢は25くらいかな、女性であることはわかるが、さて。
「どうもぉ、わたくしシュウレイ、これでもBランクで、この国の防衛隊長をしておりますぅ」
「ほうほう、それなら少しは楽しめるのかな」
「ご期待くださぁい」
「さぁ!、無名のカゲトラ選手!、我らが国の防衛隊長相手にどんな立ち回りをしてくれるのか!、両者、
「こい、《天刃》」
「では、《
シュウレイは青い刃の槍を顕現させる。
「それでは、開始!」
「ではー」
シュウレイは槍を私に向けた、その瞬間、何かが私の横腹を掠めた。
「っ!、これは……」
当たった場所に触ると、凍っており、痛みも感じない。
「……冷気を一点に集中させてレーザーみたいに放ったのか」
「残念、やはりこの距離からだと精度が落ちるのかな、あはは」
「おぉ、怖い、じゃあこっちも」
私は刀の先端から光線を放つ、シュウレイの心臓目掛けて、普通なら避けられない速度である。
「わー、はやーい」
それをシュウレイは半歩横に動いて最小限の動きをそれを避けて見せた。
「……はは、そうかそうか、じゃあ激しく行こうか!」
私は接近戦を持ち込むために、シュウレイに走り寄っていく、そして刀を振り下ろすが、それをシュウレイは受け流したうえで、攻撃してくるが、私も身体を反らして、避けた。
「あは、やっぱりやるねー、はぁ!」
シュウレイは槍に冷気を纏わせて、振るう、私はちゃんと避けた……はずであったが、右腕に冷気が当たり、痛みこそ無いが凍りつく、いや痛みがないからヤバイんだが。
「……この程度ではないよね、カゲトラ」
「──そうだね、Bランクだって少し軽んじていた、謝るよ、だから・・・死んでくれないでよ」
私は高速で後退して、刀を上段に構える、そして刀に光が収束していく、あのアニメ、もといノベルゲームから着想を得た、
「あはは、そうだよ、やっぱり貴女はフー様と同類だ!」
シュウレイは槍を地面に突き刺して、地面から厚い氷の壁を作り出す。だが、それでは防げない。
「──《
私は伐刀絶技を発動させる、それは強烈な光の濁流、今私が出せる最大の技、数秒は氷の壁は防いでいたが、すぐさま溶けて消え、シュウレイに直撃する。
それが収まると壁を貫き、外まで続く穴ができ、シュウレイはどうやらかなり焦げているが、ちゃんと立っている、あれを耐えるのか、いやほんと強いな。
「──さすがですね、貴女なら──フー様を」
言い終わる前に、シュウレイは地面に倒れる、さすがに限界だったようだ。
「し、試合終了!、勝者は無名の日本人!カゲトラだぁ!」
観客が歓声をあげる中、シュウレイは担架で運ばれていく
「──フーか、ふむ……」
何かあるんだろうけど、少し関わってみるか。