凪は日輪と共に   作:蜜柑凪

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ご都合展開・ぎゆしの満載です。
加えて、本来なら『人物紹介』などで書く話をかなり詰め込みました。
その点に留意して読み進めていただけたらと思います。


最終話 凪は日輪と共に

無惨との戦いから三ヶ月が経過した。

季節は移り変わり満開の桜が咲き誇っていた。

 

鬼のいない世界となった。

夜に刀を握って戦わなくてもいい。

ただ穏やかに夜が明けていく。

 

 

 

 

 

――産屋敷邸。

 

「皆、集まってくれてありがとう。」

 

耀哉様が優しく微笑む。

床から動けなくなるほどに、耀哉様の全身を蝕んでいた呪いは、無惨が倒されたことによって、この三ヶ月で徐々に解けていっている。

今は、その呪いは右目を覆うのみとなった。

 

「今日が最後の柱合会議だ。義勇。しのぶ。カナエ。杏寿郎。天元。無一郎。有一郎。蜜璃。行冥。小芭内。実弥。これまでにたくさんの子供達がいなくなってしまったけれど、あの夜、子供たちも柱も皆、無事に生き残ることができたし、そして何より、私たちは鬼を滅ぼすことができた。」

 

鬼舞辻無惨という鬼が生まれ出てから、理不尽に数多の命が奪われてきた。

亡くなった命は重い。

けれども、あの無惨との戦いで失われた命は無かった。

皆、ひどい傷を負った。

けれども、生きている。失ったものもあるけれど、それでも生きてここにいる。

それだけで十分過ぎるほどの奇跡だった。

 

二十五の歳を迎える前に死に至る痣の代償。

二十七という歳で痣を出し、常ならば朝日と共に逝く筈であった悲鳴嶼さんは朝を迎えても、その命が尽きることはなかった。

それは偏に、しのぶと珠世さんの尽力に他ならない。

鬼を人へと戻す薬を開発する傍ら、彼女達は痣者の命を繋げるための薬の開発に励んでいた。

そして、その想いは実を結び、薬は完成へと至り、痣者達は今もなお生きている。

彼女達には感謝してもし足りない。

 

鬼舞辻無惨を倒すための立役者となった珠世さんと兪史郎は、本人達の希望もあり、鬼として今も生きている。

それは偏に、鬼として奪ってしまった尊い命を今度は救うからだと、珠世さんは言っていた。兪史郎は珠世さんに付随する形である。

 

 

そして、同じく逃れ者の鬼となった狛治は義勇が目覚めたことを見届けると共に、朝日に灼かれて逝った。

朝日に灼かれ逝こうとしている狛治に、鬼殺隊の面々は皆、あれほど鬼に複雑な感情を見せていた悲鳴嶼さんや伊黒でさえも、日に当たらないようにと自身の羽織を手に駆け寄った。

けれど、それらを手で制したのは他でもない狛治だった。

 

「いい。少しだけ誇れる自分になれた気がした。これでやっと会いに逝ける。」

 

それはとても穏やかな笑顔だった。

 

「―…ありがとう。」

 

それを最期に狛治は雪のようにハラリと散って逝った。

 

 

 

 

 

それは、いつかの真っ暗な空間の中。

そこには愛しい人が変わらず待っていてくれた。

 

「おかえりなさい。狛治さん。」

「はい。ただいま戻りました。恋雪さん。」

 

優しく抱き締め合う。

その温もりに自然と涙が流れた。

 

「行きましょうか。」

「はい。これからはずっと一緒です。」

 

二人は業火に包まれていった。

どこまでも一緒に――…。

 

 

そんな姿が見えた気が気がした。

 

 

 

 

 

**

 

「鬼殺隊は今日で解散する。」

『御意。』

 

動揺はない。

鬼を滅するための鬼殺隊。

故に、鬼がいなくなれば、その存在はもうなくて良い。幸せなことだ。感慨深い。

けれども、ほんの少し、ほんの少しの寂しさをどこかに感じた。

 

「長きに渡り身命を賭して、世の為人の為戦って尽くしてくれたこと、本当にありがとう。」

「産屋敷家一族一同、心より感謝申し上げます。」

 

そう言って産屋敷家の方々は深く頭を下げた。

その様に焦った姿を見せるのは他でもない柱達。

 

「顔を上げてくださいませ!!」

「礼など必要御座いません。」

「寧ろ、こちらが礼をしなければならぬ所存!」

「鬼殺隊が鬼殺隊で在れたのは、産屋敷家の尽力が第一。」

「家族を失い、行き場の無くなった我らをあなた方は受け入れてくださった!」

「今の私達があるのは、全て産屋敷家の皆様がいてくださったから。」

「鬼の祖を倒せたのも、全ては産屋敷家の皆様の御尽力のお陰です。」

「御立派に務めを果たされたこと、産屋敷家御先祖の皆様も誇りに思っておられるでしょう。」

 

尚もやいのやいのと言い募る。

そんな柱達に耀哉様達は一瞬、目を丸くしたが、すぐに微笑まれた。

そして、一言告げられた。

 

「ありがとう。」

 

――と。

柱達は顔を見合わせ、互いに微笑んだのだった。

 

 

 

 

 

**

 

柱合会議を終えた折、義勇としのぶは自然と二人で蝶屋敷のしのぶの部屋へと帰路に着いた。

こうして、この部屋で逢瀬を重ねるのも随分になる。

始まりは唐突。そして、二人で紡ぐ時間は何よりの愛しいものとなった。

 

「しのぶ。あの夜、無惨と戦う前、俺が言ったことを覚えているか。」

「ええ。もちろん。」

 

自然と二人の記憶を辿る決戦前の最後の逢瀬。

交わした大切な約束。

 

「俺はしのぶ、お前を愛している。俺は、器用な人間ではないし、口もよく回らないし、しばしお前を怒らせてばかりだ。絶対幸せにできるとは言えない。けれど、努力する。共にいて幸せだと必ず思えるように。だから、これからずっと共にいることを許してくれないか。」

 

そう意を決して告げるや否や、ギュッとしのぶが伸し掛かってきた。

 

「う、わっ…」

 

咄嗟のことに上手いこと受け身が取れず、二人同時に畳の上へと倒れ込んだ。

 

「し、のぶ?」

 

袴の胸元が温かく湿る。

しのぶは涙を流していた。

 

「遅いんですよ、バカ。」

 

涙を流しながら、輝かんばかりの笑顔が溢れていた。

こちらが切なくなるほどに、怒りも憎しみも、悲しみも全てを溜め込んだ笑顔ではない。

昔よく見た、輝かしい大好きな女の子の笑顔。

ずっと待っていた。こんな風に、この笑顔が再び見れる日を。

 

 

「返事は、こちらこそよろしくお願いします、ですよ。バカ。」

「―…ああ。ありがとう。」

 

そう言って、フッと二人、共に泣き笑いの表情になった。

唇が重なる。

二人を優しい春が包んでいた。

 

 

 

 

 

**

 

――…それから数年後。

 

屋敷の控室にて、蝶の刺繍をあしらった白無垢に着飾ったしのぶと、袴を身に纏った義勇の姿があった。

 

晴天の蒼空。大安吉日。

この今日の良き日、義勇としのぶの祝言が行われる。

 

義勇としのぶは、互いにその姿を見つめ、ほうっと感嘆の息を漏らした。

それはとても美しく、見惚れるものだった。

言いたい言葉があるのに、肝心のこの口は思うように紡いでくれない。

 

ふいに義勇の脳天にパンッと思いっ切り手刀が落とされた。

 

「もう!義勇!お嫁さんに見惚れるのも分かるけど、今からそんなんじゃもたないわよ。男の子なんだからシャンとしなさい!何よりもまず、こんなに綺麗に着飾ったお嫁さんに言うことがあるでしょう?」

 

蔦子姉さんだった。

女は強しと言うべきか。それとも、姉だからか。母となったからか。ともかく、その言葉は響くものがある。

 

「その…。うん。綺麗だ…。」

「ありがとうございます…。」

 

互いに、はにかむ。

義勇的には、これで一杯一杯だったのだが、どうやら蔦子姉さんにとっては満足にいくものではなかったらしい。

やや物足りなげな表情をしていた。

 

「しのぶちゃん!ホンットに口下手で、不器用な弟だけど、人一倍愛情深い子だし、しのぶちゃんを大切にしてくれるから…。しのぶちゃん!義勇のことよろしくね…!」

 

ギュッと蔦子姉さんはしのぶの手を取る。

 

「はい…!もちろん…!」

 

感極まったように、しのぶも蔦子姉さんの手を握る。

これから義姉妹となる二人のやり取りは、とても微笑ましく、そして、ほんの少しの疎外感を感じた。

 

先に会場入りするために出た蔦子姉さんを見送った後、二人、手を取り合う。

 

「行こうか。」

「はい。」

 

 

 

 

 

 

義勇としのぶ。二人の結婚式は神前式だった。

斎主はなんと、すっかり呪いが解かれ、健康体となった耀哉様が行ってくださった。

かつて共に鬼と戦った仲間、師、家族達が見守る中で、神へと誓いを交わす。

決してその手を離さないと誓いながら。

 

 

 

 

 

「うわぁぁあん~!しのぶ~~!!」

「しのぶちゃ~~ん!!」

「しのぶ姉さん~~!!」

「「「「しのぶ様~~!!」

 

「もう。私より泣いてどうするの。姉さん。蜜璃さん。カナヲ。アオイ。きよ、すみ、なほ。」

 

 

神前の儀式を終え、場所を移して行われた披露宴。

神前では、なんとか頑張ろうと保っていた彼女達の涙腺は、気兼ねない披露宴の席では既にガバガバとなり、新婦たるしのぶに抱き着きながら、宥められている。

蜜璃もしのぶに抱き着こうとしていたが、現在、彼女は小芭内の子を妊娠中であり、慌てて彼に止められていた。

 

 

 

「たく。お前らはよ。やっと収まってくれて、肩の荷が下りたってもんだぜ。」

「南無…。」

 

そう言って、若干呆れたように義勇を見やるは、年上二人の宇随と悲鳴嶼さんだ。

事実、義勇としのぶの婚姻は、実弥とカナエ、小芭内と蜜璃、錆兎と真菰、炭治郎とカナヲ、善逸と禰豆子、伊之助とアオイ、といった、どの仲間夫婦の婚姻よりも遅かった。

それは義勇の慎重すぎる性質にもあり、このままで十分幸せであり、多くを望まぬ性質にもあった。

このまま二人、夫婦とならずに老後を迎えるのでは…と周りにいたく心配をかけた。

義勇はそのことについて、大変詰られた。

 

 

 

義勇としのぶの二人の神前式には、鬼殺隊時代を共にした多くの仲間達が集まってくれた。

数年前、鬼の祖を倒したことで鬼殺隊は解散し、皆、それぞれの道を歩み出した。

 

 

悲鳴嶼さんは、寺の僧侶へと戻った。かつて共に過ごしていた九人の少年少女達と変わらず仲睦まじく過ごしている。その中には、獪岳の姿もあった。獪岳は悲鳴嶼さんと共に過ごす傍ら、善逸や世話になった師としばし文通を行っている。

 

宇随は、相も変わらず奥方三人と共に仲睦まじい夫婦生活を送っている。

 

実弥は、鬼殺隊が解散された後、弟の玄弥と共に市民の安全を守る警官となった。また、胡蝶家に婿入りし、看護師となったカナエとの夫婦生活を送っている。

 

小芭内・蜜璃夫婦は、結婚後、二人で食堂を開き、賑わいを見せている。ただ、どうも量が多いのが難点だが。

 

煉獄は己の心を燃やす後進の育成に励むべく道場を開いた。

 

有一郎と無一郎は杣人へと戻った。

 

錆兎と真菰は、結婚すると同時に、鱗滝さんのいる狭霧山へと戻り、共に暮らしている。鱗滝さんの家には、盟友である善逸と獪岳の師 桑島慈悟郎さんや実弥の師 佐竹風太郎さんも、しばし訪れていて、よく共に将棋を打つなど、頻繁な交流が続いている。

 

炭治郎達は、炭焼き稼業に戻りながら共に暮らしている。善逸は炭治郎達と共に、炭焼きを営む傍ら、自身の体験を基にした『善逸伝』を記し、物書きとして活動していた。

 

珠世さんは医者として少しでも多くの人を救うべく旅を続けている。兪史郎は、そんな珠世さんの補佐をする傍ら、〝美しき自身の妻だけを描き続ける画家『山本兪史郎』〟として、注目されている。

 

そして、義勇は剣道道場を開き、不器用ながらも子供達に教えている。門下生にも恵まれた。特に、蜘蛛のような髪型の明るい元気な少年はよく義勇を慕ってくれている。

また、しのぶは、義勇と共に過ごしながら、時折、医師として診療所で働いている。

 

 

それぞれ皆、異なる道を歩み始めた。

それでも、共に培った絆は決して途切れることなく、今でも続いている。

 

 

 

 

「皆さーん、写真撮りますよ~!」

 

パシャリと光る。

誰もが幸せそうに笑っていた。

 

 

 

 

 

**

 

さらに時は移り変わり――…。

 

 

冨岡家。

長男 冨岡義芯は、とて、とて、と不安定な足取りで、足早に走っていた。

 

「どうかしたのか。義芯。」

「あ!父さん!」

 

大好きな父の姿に、ぱぁっと義芯の顔は自然と綻ぶ。

けれど、すぐに本来の目的を思い出した。

 

「ねぇ、父さん。あいつ、知らない?」

「何があった…。」

「あのね。今日ね、一緒に剣術のお稽古しようねって約束したのに、どこにもいないんだ。」

「そうか…。」

 

むぅと唇を尖らせるその様は、実に子供らしく可愛らしいものだ。

 

「それならば、心当たりがある。」

「本当!?」

「ああ。多分あそこだろう。道場で待っていろ。連れて来る。」

「うん!」

 

ルンルンと周りに花でも飛んでいるかのように楽しげな様で、義芯は道場へと足取りを軽くする。

その様子を義勇は微笑ましげに見ていた。

 

 

 

 

あの子――、冨岡家の次男を迎えに行く道すがら、居間にて妻のしのぶが、まだ生まれて間もない娘の紫織をあやしているのが見えた。

その顔は、とても優しいものだ。

 

 

あれから、冨岡家に限らず、皆の家には新しい笑顔が増えた。

 

義勇としのぶの元には、元気いっぱいの長男、どこか浮世離れした雰囲気を持つ次男、そして、生まれたばかりの愛らしい長女に恵まれた。

長男の義芯は、顔立ちが義勇に本当に瓜二つで、しかし、義勇が滅多に浮かべることのないニコニコとした笑顔を常に浮かべているものだから、周りを震撼させたのは記憶に新しい。

ちなみに、その時、蔦子姉さんが「あら。懐かしい。小さい頃の義勇にそっくりね~。昔も義勇はこんな風によく笑顔を浮かべていたのよ~。」なんて言うものだから、さらに周りが騒ぐ羽目になった。

 

実弥義兄さんとカナエ義姉さんの元には、愛らしい一人娘の佐柚がいる。白い髪に、薄紫の美しい瞳を持つカナエ似のおっとりした可愛らしい女の子だ。

「不死川に似なくてよかったな」とは皆の弁で、そのことにキレた実弥義兄さんに殴られるというのが一般化している。

 

煉獄は、お見合いにて知り合った女性と意気投合し、結婚した。母である瑠火さんのように美しく、芯のある女性らしい。

彼らの間には、煉獄家の色濃い血を引く長男 苑寿郎と、母親の血だろうか黒髪にまつ毛の長い心優しい次男 狛火がいる。

 

小芭内・蜜璃夫妻の元には、双子の兄妹。兄の蜜瑠は黒髪に黄緑の瞳の落ち着いた雰囲気の男の子であり、妹の雪菜は、黒い髪に花のような瞳を持つ可憐な少女である。

ちなみに、伊黒家の長女 雪菜と煉獄家の次男 狛火は結婚の約束をしている程の仲である。とはいえ、娘を溺愛している小芭内は当然、認めておらず、狛火に対し、殺意が割増しとなっているが。

 

錆兎と真菰の間には、宍色の髪に、水色の瞳を持った一人娘 真がいる。前述のように、真は一人娘であるが、髪も短く、普通の男よりも男らしい美少年然としているため、年頃の少女達に大変人気があるのだとか…。

そのことに対し、真菰が若干嘆いているのが見て取れる。逆に錆兎は嬉しそうだが。

 

炭治郎とカナヲ、善逸と禰豆子、伊之助とアオイの間には、それぞれの顔の特徴を色濃く受け継いだ子供達が生まれた。

ただ、伊之助の子供は、顔は非常に伊之助に似た女性的で端正な顔立ちなのだが、たいそう大人しい性格の少年である。

善逸が「ホントに伊之助の子供…?」とその都度聞くぐらいには。

 

 

 

 

 

 

**

 

廊下を進み、義勇自身の自室の襖を開ける。

そこには予想通り、ぼうっと一点を見つめ座り込む少年――、冨岡家の次男の姿があった。

 

「やはりここにいたか。」

「父様…。」

 

その声に、次男はつぶらな瞳をこちらへと向ける。

 

「義芯が探していた。」

「ごめんなさい…。でも、何故だか、この刀を見た途端、吸い込まれてしまいそうな気がして…。」

 

そうして、再び一点を見やるは、義勇の蒼と漆黒に色が半分に分かれた日輪刀だ。

 

「そうか…。縁壱の魂がお前をここに導いたのか…。」

「え…?」

 

風に吹かれて、義勇の言葉は次男に届く前に消えた。

 

「いや…。何でもない。」

 

懐古にフッと義勇は表情を柔くする。

 

「そうだな…。この刀は、俺の唯一無二の友の魂が宿っていた刀だ。お前の魂が魅かれるのも無理はない。」

「父様の…。」

 

そうして刀を見る次男の瞳は、どこか先ほどとは違った輝きを見せていた。

 

「だが、その話はまた今度。」

 

トンッと義勇は軽く次男の額を指で弾く。

 

「理由はどうであれ、兄との約束を蔑ろにしていいわけではない。――…」

「はい…。」

 

 

―――『凪は日輪と共に』

 

 

「――縁壱。」

 

父に倣うように立ち上がり、ふわりと微笑んで、額に痣のある赫みがかった瞳を持った、どこか浮世離れした少年――、冨岡家 次男 冨岡縁壱はその背を追った。

 

 

 

 

・完・

 

 

 

 




これにて、本小説『凪は日輪と共に』は完結です。

原作のように、現代にて鬼と辛い戦いをした人達は転生して幸せになっている、というのも良かったのですが、やはり、大正の世にて幸せになってほしかったという思いが強かったので、このような最終話の形にしました。
その代わり(?)といってはなんですが、四人の辛い経験をした人達を転生者として幸せに暮らしている描写を取り入れました。
この四人は皆、前世の記憶はありません。

初めて小説を完結でき、感無量です…!!(今までpixivにて投稿していたのですが、完結できた試しがなかったので…。)
皆様、長いことお付き合いいただきありがとうございました。
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