自由気ままにプレイしてたら、何故か妖怪認定されました。   作:玖珂凌駕

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少し短かったかな。
まぁ、気にしない気にしない。

では前置き終わり、本文へどうぞ。




自由気ままに第二回イベントを楽しみます。

 

 

「メダル、中々見付からないね」

「そうだな」

「それに歩いても歩いても、草原ばっか」

イベントが始まってから、はや二時間が経とうとしていた。

その間にメダルは一枚も見付からず、出会うのはモンスターばかり。

風景も変わりなし。

「いっその事、メイプルを背負って走るか。なぁ、メイプル………………あれ」

 

「お~い。サリー!エイ!下下」

俺とサリーはメイプルの声がした場所の地面を触ろうとしたが、手が通り抜けていった。

俺は一度手を戻し、顔を入れたらそこには大きな空洞があり、そこにメイプルはいた。

「奥に続く道があるけど、どうする?」

 

「だそうだ、どうするサリー」

 

「勿論、行くに決まってるでしょ」

サリーはそう言うと、地面を通り抜けてメイプルの元へといった。

俺もサリーに続き、下へと降りた。

そして、メイプルが見付けた道を暫く進むと、大きな扉へとぶつかった。

他の道は無さそうだ。

サリーが先頭にメイプル、俺の順に扉を開けて中へと入った。

「何もない?」

 

「いや、そんな筈はないんだけど」

 

「サリー!上だ」

俺がそう叫ぶと、サリーは上を見て攻撃してくるボスをバックステップで避けた。

ボスの姿はゴリゴリマッチョのピエロだった。

てか、名前がキングゴブリンって絶対嘘だろ。

全然、ゴブリンのゴの字も無いじゃん。

「ありがとう、エイ」

 

「気にすんな、次が来るぞ」

今はそんな事を考えてる場合じゃないな。

このボスを倒すことに集中しないと。

そして、ボスが凄い勢いで持っていた棍棒で再びサリーに向かって攻撃してきた。

「【カバームーブ】!」

それをメイプルが防いだが、後ろへと吹っ飛ばされた。

どうやら、ノックバック攻撃の様だ。

「メイプル、大丈夫」

 

「フフン、ゼロダメージにどれだけ掛けようがゼロ!」

うん、全然平気の様だ。

流石はメイプルといった所だな。

んじゃ、次は此方のターンだ。

「サリー、いくぞ」

 

「分かってる」

俺達はボスに向かって走り出した……………のは良いがメイプルが変な挙動で一緒に移動していた。

うん、今は気にしないでおこう。

「【スラッシュ】」

まずはサリーがボスの側を通り抜けるのと同時に、ボスに攻撃を当てた。

これにボスも反応し、サリーの方に向いて攻撃仕掛けようとしたが………。

「【ファイヤーボール】!」

振り向いたのと同時に、魔法をボスの顔に当ててダメージを与えつつ目眩ましに使用した。

流石はサリーだ、器用な真似が出来る。

「【ダブルスラッシュ】!」

その間にサリーはボスに近づき、追撃をした。

流石に、この攻撃でボスはサリーを完全にロックオンをしたようだ。

サリーの動きを、ずっと見ている。

ただまぁ…………

「私だけを見ていて良いの?」

セリフ………………取られたちゃった。ショボン

その言葉に反応したのか、足元まで近づいていた俺を見付けた様だが、もう遅い。

「【抜刀・乱舞】!」

スキル【抜刀・乱舞】は対象を無数に斬りつける抜刀スキルだ。

しかし、これだけではボスは倒せなかった。

おう、思ってたより耐久力があったな。

まぁ、これで終わりだけどな。

「【毒竜】!」

メイプルがそう叫ぶと同時に、俺はその場から離れた。

そして三本の毒竜がボスへと攻撃をし、奴はポリゴン状となり、消えていった。

「やったー」

 

「それでメイプル。あの動きは何なの」

 

「【カバームーブ】の事。あれ、便利だよね。受けるダメージが二倍になるけど、対象の人の近くに移動出来るんだよ」

 

「はは、移動に目的として使うのはメイプルだけだろ」

と、少し話していると宝箱と転移の魔方陣が現れた。

俺達は宝箱を開けると、中には銀のメダルが3枚も入っていた。

俺達三人はそれを1枚ずつインベントリへとしまった。

そして、転移の魔方陣に乗ると光に包まれ再び、草原へと戻ってきた。

少し違うとすれば、前まで見えなかった雪山が遠くに見える事位だろう。

「それでどうする、メイプル」

 

「取り敢えず、あの雪山に向かおう」

俺達はメイプルの言う通り、雪山に向かってるが流石にメイプルに合わせる訳にも行かないので、今回は背負って行く事にした。

 

 

 

 

「あー、面倒くせ~」

 

「なら、逃げてばかりじゃなくて少しは手伝ってよ」

俺達は今、雪山に向かっている途中の森に入ったのは良いが、猿みたいなモンスターに苦戦していた。

別に強い訳じゃない、ただ単に数が尋常なく多いのだ。

そして一番の苦戦の原因は…………

「エヘヘ…………すぅ……すぅ……」

うん、メイプルが俺の背中で気持ち良さそうに寝てる。

てか、こんなに激しく動いているのに、まだ起きないのかよ。

「ったく、仕方無いな」

俺は左手で腰に装備にしてある【黒刃刀・月】を抜刀し構えた。

正直、この状態だとバランスが取れにくいし、動きにくいが仕方ない。

「ひとっ走り、付き合えよ。お前ら」

俺はそう言って、モンスターの群れに向かって走り出した。

サリーの攻撃を、三回喰らって倒されてるのを見る限り、俺の攻撃だと多分一撃で倒せるだろ。

ただ、スピード面では不安があったので、スキル【三式 疾風迅雷】を発動させた。

「よし、いっちょ上がり。おっと」

俺はバランスが崩れそうになり、刀を鞘に戻してメイプルの太ももを持ち上げ、体勢を整えた。

それで、俺が数秒で周りにいたモンスターを7割ほど倒すと、残りのモンスターは勝てないと思ったのか逃げていった。

フムフム、AI強化の影響みたいだ。

まぁ、こっちとしては大助かりだけどな。

「ねぇ、エイ。最初からやってよ」

サリーがジト目でこっちを見てくる。

やめろ、そんな目でこっちを見るな。

ゾクゾクする……………………訳無いからな。

「まぁ、次からは善処するよ」

 

「はぁ。それにしてもメイプルも良く寝れるよね」

 

「全くだ」

メイプルの奴はあれだけ動いたにも関わらず、寝息を立てて眠っていた。

「取り敢えず、今日中に雪山の梺まで行きたいな」

 

「そうね、日も傾いてきたし」

そして、俺達は梺目指して走り出した。

 

 

結果的に二時間掛けて、目的地に到着した。

その間に何回かモンスターに襲われたが、損害もなく倒した。

それにモンスターを倒した事で、銀メダルが1枚だけドロップした。

これはサリーへと渡した。

「1日に4枚もメダルを手に入れて順調だな」

 

「まぁ、運が良かったかもね」

 

「かもな。サリーは先に休みな、その間は俺が見張りをしているから」

 

「そうさせて貰うね」

俺はメイプルを木に持たれかけさせ、インベントリから毛布を取り出して掛けてやった。

サリーも毛布を使って地面に横になって眠っていた。

 

「ふぅ~、今日は大変な1日だったな」

 

 

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