はい、というわけで無事にG編が……終わりませんでした!
本編はいつ終わるか_(:3 」∠)_
今回も陰陽ver.の調バースデーメモリア程度に思ってくだせえ。
……どんどん番外編が溜まっていくなぁ。
──二月十六日
先日のバレンタインダーデーから翌々日の十六日。
まだ陽が高いうちからセレナたちが拠点としているヘリキャリアでは小さなパーティーが開かれていた。
「月読さん」
「調!」
「「誕生日おめでとう!!!」」
「ありがとう。セレナ、切ちゃん」
パァン!とクラッカーが鳴る音がヘリキャリア内に響く。
普段あまり表情が動かない調だが、今日は自身の誕生日であるのとセレナと切歌に祝われて笑みが浮かんでいた。
「さあ、料理が出来ましたよ」
遅れて部屋に電自動の車椅子になったナスターシャが料理の乗ったお盆を持って現れ、部屋に置かれていた机の上に乗せる。肉料理がメインで野菜の姿が見られなかったが、偶の祝い事のため少し高めの肉を入手出来たため豪勢だ。
「マム、もう少しお野菜を摂って下さいと言っているでしょう?」
「セレナは逆に食べなさすぎです。もっと血になる物を食べなければ強い身体になりませんよ?」
セレナとナスターシャはニコニコと笑みをしながら目からバチバチと火花を散らしている。
いくら強い身体のためにと言っても全くと言って良いほど野菜を摂らず、肉料理ばかり食べているナスターシャにセレナは何度も野菜を摂らせようとしているが失敗しているため切歌と調もセレナの気持ちは分からないでもない。のだが。
「もう!セレナもマムも今日は調の誕生日デスよ!仲良くしてくださいデス!」
切歌は分かりやすく頬を膨らませていかにも怒っていますアピールでセレナとナスターシャに睨む。威圧の「い」の字もない可愛らしい睨みではあるが。
「ご、ごめんなさい……」
「少々言いすぎましたね。調。ごめんなさい」
「ううん。謝らなくていいよ。でも、今日は仲良くして。ね?」
大の大人が揃って頭を下げる中で調は微笑んで二人を許す。その後ろでは切歌はあまり納得している様子ではなかったが、調が許したため特に何か言うことは無かった。
それから四人はトランプやオセロといった数少ないボードゲームといった遊びに興じて時間が過ぎてゆく。それはいまだ追われる身でありながらも僅かばかりに出来た幸福な時間を調は噛み締めていた。
陽が沈み、少しずつ外が暗くなっていく中で調は一人で星が浮かぶ空を眺めていた。
「どうしたんデスかこんな所で?」
「切ちゃん……」
まだ外は寒かったため切歌は用意していたブランケットを地面に座る調と一緒に使えるような肩を並べるように切歌も座る。冷たい風も二人が揃えばあまり苦にならなかった。
「今日は楽しかったデスか?」
「うん。みんなでいれて、みんなで遊べて。マリアがいた時に戻ったみたいで楽しかった」
「よかったデス!」
ニッコリと調の大好きな太陽のような明るい笑顔を切歌は浮かべる。
F.I.Sの施設から抜け出してから追われる身であるため気を抜く機会があまり無く、多少なりともストレスが溜まっていた調ではあったが今日の一件で幾分か解消されていた。
そしてそれは切歌も分かっていた。
調の誕生日でもある今日に少しでも解消してあげればと思い少ない遊び道具でみんなで遊んだのだ。結果は大成功で調は珍しく笑みの絶えない日を送ったのだ。
「今日は楽しかったよ。ありがとう」
「ふふん!お礼なら次の私の誕生日は盛大にお願いするデスよ!」
「ふふ。分かったよ」
「はうっ!」
幼さを残しながらも何処か色気がある微笑みを向けられて切歌は思わず顔を赤くして自分の鼻元を押さえる。鼻血が出ている気がしたが気のせいのようだった。
「調ちゃん、切歌ちゃん!もうすぐ夕飯ですよー!」
「あ、はーい!……セレナ、偶に私たちの呼び方隠し切れてないね。切ちゃん行こう?」
「は、はいデス!」
立ち上がりヘリキャリアの方へ戻る調を追って顔を赤くしながらも切歌は後を追うのだった。
セレナ「私が全然出てきてないのですが?」
作者「一応調ちゃんが主人公なので仕方ないのです。なのでアガートラームの先端をぐりぐりするのはやめて!?」
切歌「……(ハイライトOFFでイガリマを振りかぶる)」
作者「調ちゃんの誕生日にG編終わらなかったのは悪かった。未来さんたちも張り切ってスタンばってたのに無駄になったのも悪かった。だからいつもの切ちゃんに戻ってry」キボウノハナー
調「私の誕生日なのに、私の影薄くない?」
作者「キノセイキノセイ」※後方から飛来する鎌と短剣に滅多刺しされるまで5…4…3…2…1……
調ちゃん。誕生日おめでとう!(止まるんじゃねぇぞ……)
ビッキー「……」(グレビッキーの如く見下ろすだけ)
作者「すぐに本編の続きを書きます少佐!」(作品違い)