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ソシャゲログインすらしてない
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諸々のハロウィンイベントに気付く
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あれ、今日は何日……あ。←今ここ。
ハロウィンの存在完璧に忘れてたよ!
無理して書かなくても良いとは思いますが残しておきたいんですよね……
そしていつもの如く時間軸は……気にするな(゚∀゚)!
──十月三十一日
ツヴァイウィングとセレナ・カデンツァヴナ・イヴのコラボライブ。そしてセレナの世界に向けての宣戦布告によって世界が混乱。
しかしその後明確な行動は無く、当時ライブ会場にいた者でない限り徐々に忘れ去られていったある日。
「んーどうする。クリス?」
「どうするって言われてもなぁ」
ニ課の一室、装者である未来とクリス用に用意された部屋で未来は苦笑いを浮かべてクリスは腕を組んで目の前に広がる物を見てため息を吐く。
二人の目の前にある机の上には明らかに二人では消化しきれない量の大量の飴や和菓子、洋菓子といった様々な菓子が並んでいた。
それは数分前の事だった。
最初はいまだセレナが世界へ向けて宣戦布告をした〝フィーネ〟と名乗った組織への警戒を解いていないため、いつも通り学校が終わり二課の発令場で待機していた未来とクリスが一応の業務時間を終え、二人の暮らすマンションに帰宅するために待機室に向かって廊下を歩いていると二課オペレーターのである藤尭朔也と友里あおいに会ったのが始まりだった。
二人は出会い頭に未来とクリスに何故か持っていた袋の中にあるお菓子のいくつかを二人に渡したのだ。
『はい、二人とも』
『えっと、なんでいきなりお菓子をくれるんですか?』
『今日はハロウィンでしょ?だから二人にね』
『俺の金だし、しかもあげたの後で俺が食べようと思ってたおやつだけどな』
『何か言った?』
『なんでもありませ〜ん。って足を踏むな!?』
不貞腐れる朔也の足をヒールの踵で踏むあおい。その後の二人の喧嘩の様で、外から見れば仲の良い言い争いに近づく事が出来なかった未来は小さな声でお礼を言った後クリスと共に二人から離れた。
朔也とあおいと別れた未来とクリスが廊下を歩いていると今度は弦十郎と了子が近くの扉からあらわれた。
了子が二人に気づくと手に大きな袋を持った弦十郎と共にニコニコしながら近づいてくる。
『はぁ〜い。こんにちは未来ちゃんクリスちゃん。はい、ハッピーハロウィン』
『あまり食べすぎるんじゃないぞ?』
そう言って弦十郎は袋に入った大量の菓子を二人に渡す。この時点で二人の胃袋には収まりきれない量の菓子になってしまった。
『えっと、ありがとうございます?』
『こりゃいくらなんでも多すぎねぇか……』
『俺たちが好きで渡すだけで別に今日中に食べきる必要はないぞ?友人に振る舞うなりしても構わんさ』
『女の子なんだからお菓子の食べ過ぎにも注意しないとダメよ?』
じゃあね。と言い残して了子は弦十郎の手を引いて急ぎ二人から離れていく。
のんびりしているように見えるが弦十郎は二課の司令であり、了子はまだフィーネの件に関して要注意人物となってはいるものの二課に欠かせない人物。まだまだセレナたちに予断を許さない状況だが、それでも今日のようなイベントを忘れずに用意して祝うだけの時間があれば何かを成すことが出来る二人に祝われて未来は離れていく二人に向かって頭を下げてお礼をした。
持っていた鞄の中が大量の菓子でパンパンになった未来とクリスが再び廊下を歩いていると今度は奏と翼、その後ろについて歩く慎次が前から歩いて来た。
『よー二人とも!』
『こんにちは奏さん、翼さん、緒川さん』
『うむ。そうだ。これを渡しておこう』
翼がおもむろに服のポケットに手を突っ込むと何故か入っていた酢昆布を取り出してクリスに渡した。
『んだよ、これ?』
『今日はハロウィンだ。だから菓子を二人に渡そうと思っただけだ』
『翼さん。普通はtrick or treatと言われたら渡すものですよ?』
『しまった(゚Д゚)!』
『翼……』
『てかハロウィンに酢昆布はねぇだろ……』
『ははは……』
翼の失態に未来は苦笑いを浮かべ、クリスと奏は呆れたよう目を細めてにため息吐く。慎次もこれにはフォロー出来なかったのか笑みを浮かたまま肩を落としていた。
あわあわと慌てる翼の頭を撫でながら奏はいきなり酢昆布を貰ってどうしようか迷っている未来とクリスの方を向くとニカッと白い歯が見えるくらい笑みを浮かべた。
『まぁ翼ならやるだろうなぁ。って思ったから『奏ぇ!?』あーはいはい。緒川さんに頼んで二人の待機室に菓子を運んでもらったから心配はしなくていいさ。んじゃあな!』
手を振りながら奏は翼の手を引っ張っていく。翼が目に見えるくらいガックリとしているのだが、奏と慎次が何か話しながら翼の機嫌を治そうとしていた。すぐにでも機嫌は治りそうだ。
二人は立ち去る奏たちに礼を言って貰った酢昆布を鞄に入れる。もう鞄の中が菓子のせいで重くなり、十分鈍器としての役割を果たせそうになってきていた。
それからもニ課の職員に出会うたびに何かしらの菓子を貰い、そろそろ二人だけでは持つ事ができなくなり始めたところでやっと未来とクリスは二人専用の待機室に到着した。そして部屋の中に入って最初に見た光景が冒頭の机を埋め尽くすほどの大量の菓子の山だったのだ。
「奏さん……これはさすがに多すぎますよ……」
「生モンとかあるしよ……ホントにどうすんだ、これ?」
まだキャンディーや煎餅のような菓子なら期限的な余裕はあるだろう。だが饅頭やカステラのような賞味期限に余裕が無いものも多々ある。だからと言ってこれを二人で処理するとなればいったいどれだけ時間がかかるだろうか。
「……取り敢えず、いくつか持って帰ろっか」
「……そうすっか」
保存に気を付けねばならない物だけはきちんと保管し、それ以外の物は箱をいくつか貰ってきて部屋の端に置き、家で食す用にいくつか菓子を袋にまとめて未来は鞄の中に、クリスは乱雑に袋を持って仮設本部となっている潜水艦から出た。
見慣れた街並みが見えてくると街は既にハロウィンムードに包まれていた。
小さな子供は簡単な仮装衣装に身を包み親と共に街を歩き。
今日という日を楽しみにしていた大人は様々で中にはクオリティの高い、最早仮装というよりも特殊メイク付きのコスプレをした者も多々見受けられた。
出ている店もハロウィンに関連づけた商品やハロウィン用にパッケージや印刷された袋の菓子が店頭に並んでいた。
「賑やかだね」
「世界の危機かもしんねぇのに呑気なもんだ」
「それだけ平和って事だよ」
あれだけのことを言っておいて動かないセレナたちを不気味に思っていたクリスには目の前でのほほんとしている一般人に危機感が無いと思ってイライラしていた。自分たちが平和な世界で生きているのが当たり前のように振る舞っているその姿に、クリスは多少の怒りを覚えるほどだったが、隣にいる未来の微笑みを見ればその怒りも鎮静化していく。
(未来が笑っていられるなら、こんな時間も悪くねぇかもな)
そう思いながら未来見えないように笑みを浮かべクリスだったが、曲がり角で突然何かにぶつかり、大きくのけぞって尻餅をついた。
「いってぇ……おい!ちゃんと前を……あ」
「ご、ごめんなさいデス!……あ」
「切ちゃん、いきなり走ったら……あ」
クリスがぶつかってきた人物を見ると目を大きく開けて絶句する。それはぶつかってきた相手もそうだった。
それもそうだろう。今し方考えていた世界に宣戦布告をしたセレナと共にいたシンフォギア装者である暁切歌と月読調が目の前にいるのだから。
「お前ら!こんなところで何やってんだ!」
「な、何の事かさっぱりデェ〜ス」
「とぼけても無駄だ!この前のやられた借りを返してやるッ!」
「そう。なら容赦はしない……!」
「なんでそんな好戦的なんデスか調!?」
今にでもシンフォギアを纏い戦闘を開始させようさせようとするクリスと調。そして調の後ろであわあわと慌てる切歌。
その間に未来がスッと割り込み調に背を向けてクリスの方を向いた。
「今日は私たちは何も見なかった事にしよう?」
「はぁ!?」
敵である切歌と調が目の前にいるというのに未来の突然の言葉にクリスは思わず大声を出してしまう。切歌と調も声こそ出さなかったがクリスと同じ驚愕を隠さずにいた。
「何をしていたのか知らないけど今日はハロウィンだし、それに街中で戦ったら周りに迷惑がかかるからね」
「でもよ!」
クリスにとって二人は、特に調は未来に向かって偽善者だと無視出来ない言葉を言い傷付けた。それだけで未来を大切に想っているクリスが敵対する理由には十分だった。
だが本人である未来が気にしていないようにクリスに微笑みを見せてその場から離れようとする。その後ろはあまりにも隙だらけで、調に殺す気があればその隙は致命的なのだが、未来がそれを分かって背中を見せているのが分からない調ではない。そしてそんな未来に後ろから襲うほど腐ってもいない。
「……何が目的?」
「言ったでしょ。今日はハロウィンで周りには人がいるから今回はお互い何も見なかった事にしたいだけ」
「そんな事信じられると!」
「し、調!悪目立ちしちゃうデスよ!」
今にでもギアを纏おうペンダントを握ろうとした調の手を切歌が握り止める。少々興奮気味だった調も周りを見渡せば通行人が奇妙なものを見る目で調たちを見ている姿が見えた。
「戦うなら構わないよ。でも、無関係な人を巻き込むつもりなら──────容赦はしない」
今まで優しそうな微笑みを見せていた未来の目つきが鋭くなる。
もし親友がここにいれば自身が傷を負ってでも目の前にいる調を止めるようとするのは目に見えていた。それは容易に想像できた。
だが大切なものが壊される痛みと辛さを知っている未来だからこそ、周りの幸せを奪おうとするのなら、例え親友が戦う事を望んでいなくとも相手に戦う意志があるのなら未来は容赦するつまりはなかった。
未来の本気の眼差しを見て調は悔しそうに口元を歪めながらもペンダントから手を遠ざけて戦闘態勢を解く。その姿を見て切歌は安堵のため息を吐いた。
「……分かった。今日はお互いに何もなかったし会っていない。それでいい?」
「うん。ありがとう」
鋭くなった目つきがいつものような優しい眼差しに戻り、笑みを見せて調と切歌から離れようとクリスの手を引いて歩き出そうとした未来だったが、何かを思い出したかのように振り返って調に近づいた。
勿論調は未来の突然の行動に再び警戒をするが、未来は優しく笑みを浮かべたまま鞄の中の袋を取り出して調に見えるように差し出した。
「はい。どうぞ」
「これは……」
「お菓子デスか!!!」
訝しむ調に対して切歌は袋の中を見た瞬間、切歌の背後で尻尾が左右に揺れている幻をクリスと調は見た。実際尻尾があれば千切れんばかりに振っていただろう。
「ハロウィンだからあげる。毒なんて入ってないし、いらないなら捨てても構わないからね」
「今日は会ったことにしないんじゃなかったの?」
「んー……それとこれとは話が別ということで、ね?」
「ありがとうデス!」
悪戯っぽく口元に人差し指を当てて秘密にするようにジェスチャーする未来に調は更に訝しげな目を向けるが、切歌は眩しいくらいの笑顔で未来に頭を下げた。その姿に毒気を抜かれたクリスは脱力して肩を落とした。
「もういいから早く帰ろうぜ。なんかやる気なくなった」
「そうだね。それじゃ、またね」
「……今度は敵同士だから」
「手加減しないデスがお菓子に罪はないのでありがたく貰うデェス!」
そう言って未来とクリスは切歌と調と別れた。お菓子をもらってウキウキしている切歌の姿がかつての親友の姿と重なって未来は少し悲しい気分になったが、それを敏感に察したクリスがゆっくりと未来の手を繋ぐことでその悲しい気持ちも少し和らいだ。
(ありがとう、クリス)
小さく心の中でお礼を言って未来とクリスは手を繋いだまま家に向かって歩き出した。
ちなみに、切歌と調は隠れ家にしている廃病院で未来にもらった大量のお菓子(奏の用意した高級な物を含む)をセレナに見せると、二人のためにこっそり用意していたお菓子があまりにも安い物で密かにメンタルにダメージを受け、悲しいくらい黄昏ていたのはお菓子を用意していたセレナを見ていたナスターシャのみが知ることだった。
二人が手を繋いだまま自宅にしているマンションにたどり着き、クリスが玄関の鍵を開けようとするが片手が塞がっているために苦戦していたため未来がクリスの持っていた菓子の入った袋を持った。
「すまねぇな」
「いいよ。これくらいなんとも……あ」
鍵を開けて扉を開けたクリスに菓子の入った袋を返そうとした未来は何かを閃いたかのように手を伸ばしたクリスに菓子の入った袋を渡さずに自分の背中に隠し、そしてニッコリと笑った。
「trick or treatだよ。クリス」
「ああ?菓子なら未来も持ってんだろ」
「私はクリスから貰いたいなぁ。年下だし?」
「はぁ……だったらその袋を早く」
渡せよ。と言いいながら手を伸ばすクリスだったが、その前に未来はクリスから一歩後ろに下がった。
「……未来」
「なぁに。クリス?」
「その菓子の入った袋を渡せよ」
「それじゃお菓子と交換ね」
「だからその菓子がその袋に入ってんだよ!」
「なら交換にならないね?」
「なんでそうなんだよ!?」
あまり見せない悪戯っぽい笑みを浮かべる未来に顔を赤くするクリス。そんなクリスを見て未来は更に悪戯っぽい笑みを浮かべて今度はクリスに向かって一歩前に近づいて顔を近づけた。
「お菓子をくれないなら悪戯しかないよね?」
「は、はぁ!?」
ゆっくりと未来の顔が近づいてくる。
クリスは思わず逃げようとするがその前に玄関の横の壁にぶつかり逃げ場がなくなる。実際は少し横に逃げれば家の中に入れるのだが、徐々に近づいてくる未来の顔、その唇に目がいって動けなくなっていた。
僅かに濡れて艶やかさがある唇が自分に近づいて来て頭が沸騰しそうなくらい熱くなり、動揺して目をキツく閉じる。
そうして訪れた唇の感触に頭の中が暴れ回り理性が吹き飛びそうになる中、クリスはゆっくりと目を開ける。そしてそこには。
「──本当にキスすると思った?」
空いている右手で狐を作り、その指先をクリスの唇に当てた未来が少し顔を赤くして笑っていた。
「お、おおお、お前!?」
「ふふふ。それじゃ、おやすみ!」
顔を赤くして固まっているクリスを置いて未来は自分の部屋に向かって急ぎ足で離れてき、玄関の扉を開けて中に入るが、その後もう一度顔だけ出してクリスの方に顔を向け、先ほどクリスの唇が当たった指に自分唇を軽く重ねた。
「!!!???」
未来の突然の行動にクリスはそろそろ卵くらい焼けるのではないかというくらい顔を真っ赤かにして倒れそうになる。そんなクリスの姿を見て未来も恥ずかしそうに頬を赤く染めて玄関の扉を閉めた。
残ったクリスの頭には今し方の光景が脳に刻まれてしまい、しばらくはその場で動くことが出来なかった。
そしてその日は眠れぬ夜をクリスが過ごしたのは言うまでもないだろう。
なんだろうね、切ちゃんチョロすぎやしませんかねぇ……
正直最後の小悪魔未来さんを書きたかった。それだけの話さ。てかこれ本当に未来さんか……?
……この二人はまだデキてないからね!だから許してくれビッキぃぃぃぃああああぁぁぁぁ!!??(その後赤い血のようなよく出来たペイントがされた服を着た響が目撃されたそうな)
作者「ふぅ、なんとか乗り切ったぜ」
未来「遅刻組ですけどね」
作者「(゚∀゚)」
奏「今年はまだ小日向と雪音の誕生日とかクリスマスやお正月もあるけど?」
作者「(゚∀゚)」
翼「それにXDUでアナザーマリアとセレナが来たな」
作者「(゚∀゚)」
セレナ「本編の方も少し遅れ気味なんですよね?」
作者「(゚∀゚)」
切歌「しかも年末にお仕事が忙しくなる可能性も高いんデスよね?」
作者「(゚∀゚)」
調「楽しみにしている読者を待たせて……ちゃんと悪いと思ってる?」
作者「(゚∀゚)」
マリア「早くセレナと仲直りさせないとただじゃ済まさないわよ?」
作者「(゚∀゚)」
響「私の出番もあるよね?」
作者「あ。それは無いから心配なry」(ガングニール)
遅れましたがhappy Halloween!
……なるべく早く次話を投稿します_(:3」z)_