【凍結】1st Saga バタフライエフェクト   作:ジュネープ

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「対」が紡ぎ出す物語には我等あり

彼はバタフライエフェクトの被害者だった。
彼はそれを知っても尚、己と向き合い続けた。
彼は運命を調整する者の仲間となった

組織は彼を鍛えた
彼は組織に応えるように努力した。
組織は彼に対価を支払った。
彼は組織と自分のために装備を買った。

全てはほんの小さな切っ掛けで回り出す

バタフライエフェクト・・・彼は初めて体験する
バタフライエフェクトによって変わる分岐点の存在を

エージェント。それはバタフライエフェクトによって運命を翻弄された者達

エージェント。それは運命から見捨てられた者達

エージェント。それは運命によって心が壊された者達

エージェント・・・・それは「主人公」になり得た者達

バタフライエフェクトを発動・・・彼の脳内に語りかけるとしよう

物語で消えるはずだった命

物語で少しは生存できた命

一つのイレギュラーで全ては「書き換わる」


バタフライエフェクトは人々の意思


バイオハザードRV2〜3.2
ACT:2


翌朝、7時に起床した私は1人、昨日夕食を食べた部屋・・・「食堂」に向かい使用人が作ってくれたベーコンエッグとトーストを味わうようにして食べて、食後にブラックコーヒーを楽しんだ。8時に部屋に戻り風呂に入っていると、外から「光雄様、業務に入る際に身につける制服を置いときます」と聞こえたのは私は「分かりました。ありがとうございます」と答えた。

 

15分後に風呂場から出て服に着替え終わると私は身嗜みを整えるために姿鏡の自信と向き合った。

 

何とも言えない・・・例えるならスターウォーズやサンマリノ共和国の城塞警備隊の様な格好と言えば良いだろうか。

しかし、室内というのにマントと軍帽を付けないといけないのは少し不便だ。昨日行った地下やこの屋敷は空調設備がついてるので大丈夫だが、外の暑い季節になったら、確実に倒れてしまうのは必須だ。しかし、昨日の契約書には、「初回の勤務と従業員のいる前では常に責任者たる服装でいる事」と明記されていたので、この格好のまま「リライター」に向かう事にした。

 

 

「ベクター、スニーク(隠密)RTB(帰投せよ)

「OR、アンサー(回答)ネガティブ(無理だ)

「ベクター、ウェポン(武器)リミットオープン(限定開放)サイレント(サイレンサー)

「OR、コピー」

 

現在私は「リライター」の「オペレーションルーム」で指揮を取っている。なんでも、NGO法人「テラセイブ」の本部が敵対組織に襲撃されて、数人のメンバーが拉致されたらしい。テラセイブの本部はアメリカにあるので、アメリカ支部に任せれば良い話だが、この事件は日本海のロシア領にある島に拉致被害者を収容しているとの情報をキャッチ。しかし、担当する筈だったアメリカ支部は物理的に離れすぎている為、ロシア支部か日本支部の何方かが請負う事になった。私としてはロシア領内で行われている事なのであちら側でやって欲しいところだが、追加で入った情報で私の考えは180度変わった

 

「拉致被害者に日本人が含まれている?」

 

「そうみたいだ。我々としては「国よりも人の生き死にによる損得」で動いている。だから、今回は日本支部に任せる事にする。」

 

大画面に映るロシア支部の責任者はそう言うと、私の意見も聞かずにそそくさと通信を切断した。

 

勤務開始10分後の出来事であった。

 

それから20分ぐらいは席の近くにあった説明書片手にエージェントの手配、顔合わせ、移動手段の確保、武器の用意のセッティングを行う事にした

 

それらの作業はとても簡単なもので顔合わせ以外は全て端末操作で行うことが出来るらしい。試しに席に備え付けられているPCを開いてみると上から「作戦セッティング」「エージェント」「乗り物」「武器」という欄があり、「作戦セッティング」以外は少し暗く表示されている。説明書によると上の項目を満たすごとに下の項目がハイライトして選択可能になるらしい・・・正直な話、ターン制ストラテジーゲームをやってる感覚に近い。そんな考えを振り払い、先ず「作戦セッティング」をクリックした。すると今度は「作戦区域」「作戦内容」「制限」の項目が表示されたので、早速選ぶ事にした。

「作戦区域」の項目では世界地図が表示されて、対象の地域の範囲を選択してクリックする事で設定することが出来る。操作自体は簡単でマウスポインターを左クリックしながら。囲うだけで良かった。

次に行った「作戦内容」の項目をクリックすると、色々な項目がドロップダウンとして羅列されており、私はその中の「救出」を選択した。

「制限」も「作戦内容」と同様だったので「隠密」を選択して次の設定項目に移った。

 

「エージェント」の項目をタッチすると画面一杯にエージェントの顔写真が表示された。どうやら、現在対応可能な近くの人員を表示しているらしい。便利な事に絞り込み機能があったので私は「隠密」「単独」を選択して数十人まで絞り込む事に成功した。試しに1人のエージェントを選択するとこの様な表示が出てきた。

 

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NAME: アンドリュー・フェルト

AGE:36

SEX: 男性

SKILL:隠密、単独行動、救出任務

CAREER

1975年イギリスのウェールズで誕生。幼少期から彼に対する評判は良かった。1993年18歳でイギリス軍に入隊。1995年SAS隊員になり、何度か実戦経験を積む。そんな時1997年の極秘作戦中に民間人を誤って爆殺。それにより軍法会議にかけられ、死刑判決を下されたが、製薬企業「アンブレラ」の取引に応じ同年「U.B.C.S」に入隊。「ラクーンシティ事件」の際に分隊長として作戦参加。分隊員と多数の民間人の救出に成功する。アンブレラが事実上倒産した際にエージェントに加入

 

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適当に開いたにしては中々良い人材を見つけたと思い私はエージェントを決定した。

 

「乗り物」に関しては、今回は孤島という事でヘリかボートを考えたが、「隠密任務」の事を考えたらボートが最適だと思い、「ボート」を選択。

「武器」に関して私は専門外なので、説明書を見る事にした。

曰く「武器は20キロ以下は隠密」

曰く「隠密ならサイレンサーの装着可能な物を」

曰く「操作性と耐久性を考えろ」

 

・・・・・らしい

 

取り敢えずエージェントが直前に所属していた「U.B.C.S」が「ラクーンシティ壊滅事件」の際に使用していた武器はこの組織のデータバンクに記載されていた。

どうやら「CQB-R」という武器と「G18」の武器の様だ。それとサイレンサーと弾薬を10マガジン分を追加で選択した。

 

全部の項目を埋め切ったら、「これらの項目内容でよろしいですか?」と確認画面が出てきたのでエンターキーを押して決定。後は気長にエージェントが来るまで説明書を読み耽っていた。

 

10時になるとPC上に効果音と共にコールボタンが出現したのでそれをクリックした。

 

「司令官、エージェントが到着しましたので、「リライター」に通す許可と、扉の開閉をお願いします。」

「分かった。エージェントには、会議室で待っていると伝えてくれ」

 

使用人と2、3言応答すると、デスクにあるボタンを押し込んだ。説明書通りなら、これで静脈チェックしなくても、扉が開くはずだ。それから私はPCの横に置いていた帽子を被り、椅子から立ち上がって身嗜みを整えつつ、オペレーションルームを後にした。

それから通路を移動して「MR」と書かれて部屋に入ると既にエージェントは椅子に座って待機しており、私を視認するなり立ち上がって敬礼をしてきた。それに対して私は「休め」と一言発してから顔合わせを行う事にした。

 

「日本支部を任されている責任者・・・いや、司令官の立花光雄だ。君の名前は?」

「はっ、私の名前はアンドリュー・フェルトであります。」

 

私の誰何に答えた男は私とあまり歳が変わらないというのに写真で見るよりも言いようのない凄みを感じられた。

 

「早速だが、ブリーフィングを始める。今回の救出目標はテラセイブ職員の「羽田三枝」だ。作戦地域は日本海側のロシア領に位置する孤島。そこでは「生物兵器」の実験が行われており、情報筋によると、バイオハザードが発生しているとの事だ。作戦区域には我々が陰ながら支援している「対」が2人もいる。なので、極力「対」にばれない様に隠密行動で対象の生死確認。生きてたら用意したボートで一緒に脱出してくれ。死亡していた場合は、そのまま放置して至急作戦エリアから撤退せよ。ここまでで何か質問はないか?」

 

「いや、特に無いな・・・いや、少し気になったことがあるんだが、もしかして司令官殿はこれが「初体験」ですか?」

「・・・・そうだ。私自身とても不安だが、君を死なせる様なことはしないと誓う・・・他に何か質問は?」

「いや・・・特に無い。新米司令官様のお手並を拝見するとしますよ。」

 

「余り期待はしないほうがいい・・・それと「対」2人の資料・・・「クレア・レッドフィールド」と「バリー・バートン」の資料を後で君の端末に送信しとく。アンドリューのコールサインは作戦開始後「ベクター」だ。ブリーフィングは以上だ。解散」

 

私がそう言うとアンドリューは様になった手つきで敬礼をするとそそくさと退出した。

それから私は「作戦中の指示説明書」の「隠密作戦」項目を参照しながら指示を出していたが、現場についてから、彼に備え付けられたアイカメラで凄惨な島の様子を確認することが出来た。正に「この世の地獄」と言うにふさわしい。

こんな光景を彼は「ラクーンシティ」でずっと見てきたと思うとベクターのことがとても逞しいランボーの様な人に思えてきた。

そんなことを考えていた時にふと、大画面に視線を戻すと、ベクターは錆び付いた部屋の前に立ち止まってピッキングを行っていた。

鍵が解除されて音を出さない様に入った彼のアイカメラに映った映像は最悪な物だった。

 

「まじか・・・OR、ターゲットデストロイ」

 

「ターゲットデストロイ」つまり、死亡が確認されたと言う事だ。初任務は失敗に終わり私はベクターに帰投する様に指示を出した。

 

 

 

冒頭に戻る

 

 

 

 

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Side:アンドリュー・フェルト

 

 

 

 

強烈な死臭と僅かに香る硝煙の匂い。BGMに誰かの悲鳴と散発的な発砲音が目の前の地獄を彩っている。

撃てども撃てども死なない「奴ら」に恐怖を覚えていた私は残弾数を気にしていなかった。弾切れになった銃を何度も何度も空撃ちしている所に鉄拳が振り下ろされた。

 

「おい!アンドリュー!貴様は分隊長だろ?!上に立つ者が下の奴らの前で醜態を晒して良いと思ってるのか?!」

 

「しょ・・・ロバート小隊長・・・すいません。錯乱してました。」

 

俺を殴った男は「ロバート・タイソン」タンゴ小隊隊長だ。黒人の偉丈夫で片手でショットガン、を「奴ら」に向けながら俺を叱咤してくれた。正気に戻った俺は「奴ら」を冷静に分析した。すると彼らは「頭に鉛玉をぶち込んだら動かなくなる」と言う事に気づき、早速指示を出す事にした。

 

「第2分隊!奴らの頭を狙え!ダブルタップで確実に撃ち込め!腕に自信がない奴は足を撃って動きを阻害しろ!」

 

俺の指示に周りで射撃していた部下が「了解」と返信したので、小隊長に感謝の言葉を伝えた。その言葉に対する返事は「馬鹿野郎、今はそれどころじゃねぇだろ?」・・・・・確かにと気を引き締めて、周囲の掃討を行った。

ライフル

ライフル

ショットガン

ライフル

ライフル

分隊員3名と俺のライフル音の他に小隊長のショットガンが聞こえる。

 

ライフル

ショットガン

ライフル

ライフル

ライフル

 

死者の数はどんどん数を減らしていき後は残党掃討戦に移行出来そうだ。

 

ライフル

ライフル

ライフル

ライフル

 

俺は違和感を感じた。さっきまで響いていたショットガンの発射音が聞こえないからだ。不思議に思って小隊長の方を向いてみると彼は棒立ちで後ろを向いていた。

 

「小隊長?如何したんですか?・・・」

 

私の言葉に無言を貫く小隊長。すると彼の体がフラフラとしたかと思うと上向きに倒れた。小隊長は目を見開いたまま首をパックリと切り裂かれて絶命していた。

 

「小隊長!・・・・?!」

 

私は彼に近づこうとしたが、嫌な気配を感じ、小隊長が向いていた方向に顔を向ける。

そこには、カエルのような色合いで、鋭い爪を持った化け物《ハンター》がこちらを睨んでいた

 

 

 

 

「っ!!!・・・・なんだ、夢か」

 

久々に昔の事を夢に見てしまったからか、呼吸は荒く、胸の動悸も激しく脈打っていた。あの日から13年。あの日の事は忘れようと努力していたが、こうして時たま夢で見ることがある。そんな時は決まってろくなことが起こらない物だ。

暫くベッドの上で物思いにふけっているとピッピ、ピッピとアラームが鳴った。このアラームは組織の召集の時に鳴る物だ。

 

「なんだってこんな夢を見た時に・・・」

 

そうぼやきながら私は身支度を済ますと愛用のバイクに跨り、目的地に向かった。

 

俺はあの惨劇が起きて雇い主(アンブレラ社)がいなくなった時に「組織」からのスカウト。それに飛びついた俺は早速日本に移り住んだ。治安も他の国と比べると格段にマシで、物価もアメリカよりは安い。唯一のネックは外国人に対して余りオープンではない所か・・・そんな日本にもつい最近新しく支部を作ると聞いたので俺はそこの新しい司令官と支部を楽しみにバイクを飛ばした。

 

「ここが・・・日本支部・・・」

 

1時間ほどで着いた日本支部は噂に聞く極道の本拠地の様な建物だった。俺は門のインターホンをならすと、「エージェント・アンドリュー。司令官がお待ちです」そう言って扉が開くと、目の前には初老の男性が立っていた。男性は俺を案内している道中。まるで機械の様な、カクツいたた動きをするので、この屋敷自体はまるで操り人形の館みたいだと感じた。

 

 

基地の中は新設された物だからか、他の支部よりも真新しく、少しテンションが上がってしまったのは仕方がないだろう・・・しかし、だからといって司令官も新しく補充することもないだろうに。

彼が見た司令官は組織の司令官が着用する制服を身に纏っているが、何処か「新入生」「新入社員」という印象があった。彼自信、不慣れである事を正直に言った事には好感が持てる。そんな気持ちはブリーフィング内容を聞いた時には吹き飛んでしまったが。

「俺を選んでくれるなんて分かってるじゃないか」そう私は言いたいが、上司と部下の立場上余り、過ぎた口調は慎むべきだと感じ一通りの返事を行った。日本支部・・・「リライター」を出た私は使用人が用意した装備・・・それも「あの時(ラクーン)」と一緒の奴を身に纏って彼が操作するヘリでボートのある船着場まで移動した。その間に私は「対」に関する資料を見る事にした

 

 

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NAME:クレア・レッドフィールド

AGE:32歳

SEX:女性

CAREER

ラクーンシティ事件の生き残り。彼女は同じ「対」である「レオン・S・ケネディ」と「シェリー・バーキン」と共に「ラクーンシティ」を脱出。その後独自に「アンブレラ」を調査していた事が発覚し、2005年、「ロックフォード島」に拉致監禁される。その際に、「組織」は彼女の脱出補助を行う為、武器弾薬を移動ルート上に配置し、脱出補助を行った。

 

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NAME:バリー・バートン

AGE:51歳

SEX:男性

CAREER

SWATの経験を得てラクーンシティ特殊部隊「S.T.A.R.S」に入隊。「洋館事件」の生存者。現在は妻と2人でカナダに住んでいる。娘のモイラ・バートンがクレア・レッドフィールドと共に拉致されたを事を知り、作戦区域の島に上陸

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まさか、俺と同じ「あの惨劇」を潜り抜けた・・しかも1人はあの「洋館事件」からのサバイバーという事を知り、今朝見た悪夢は悪夢のままでは済まされない物か、と天を仰いだ。

 

(「対」の内1人は何とか躱せるが・・問題は「バリー・バートン」だ。奴の経歴は侮れない・・)

 

船着場近くのヘリポートに着陸したヘリは私を下ろして「リライター」に戻って行った。

用意されたボートは、クルージングボートと言う奴で、対象が仮に負傷していても無理なく運ぶ気とのできる。新米司令官にしては良いチョイスだと感心した。早速、船着場のボートの縄を解いてエンジンを始動、目的の島までノンブレーキで発進した。

 

 

島に着いたのは現地時間で18時頃、島の船着場まで極力音が響かないような速度で前進したのが良かったのか、誰にも気づかれる事無く止める事ができた。

 

「ベクターから司令部。作戦地域に入った。これより、無線は略式での返答とする。オーバー」

 

そう言うと俺はグラス型HUDに搭載されているアイカメラの電源をオンにして、司令部とデータリンクを行いつつ、装備の点検を行った。

 

「OR、オペレーション、スタート(作戦開始)

「ベクター、コピー」

 

彼の長い夜はまだ始まったばかりだ。

 

 

 

 

暗くなって視界の悪くなった村に俺は音を立てずに、尚且つ素早く歩いている。視界の悪い場所でスタスタ歩いているのは、今回の任務で支給されたHUDグラスのお陰だ。この島の地形情報や、オペレーションルームから送られてくる作戦情報の確認、更にグラス本体から発信されている電波によって1キロ先の生体反応をいち早く察知する事ができる。それは「普通の任務」では重宝されてるだろう。しかし、この任務の主な障害物は「感染者」だ。奴らの生命活動はすでに停止しているので、目視による確認と長年の勘に頼りざる得ない。

と言っても、「生物兵器」や今回のような救出任務には必要不可欠なのには変わり無いが。

 

生体反応は、地下から出ているので、HUDに送られてくるホロマップを食い入るように見つめ、適当な場所に当たりをつけた。

暫く進んでいくと、何かの入り口らしき物が見えてきたのでオペレーションルームに連絡を取る事にした。

 

「OR、アプローチ(進入)、オーバー」

「ベクター、コピー」

 

昔は採掘場だっただろう場所を、改造した場所は秘密基地のようだが、「リライター」のような清潔さのかけらも無く、血が至るところに付着して、此処で「何か」が起こったと感じされる雰囲気を醸し出していた。極力音を出さないようにしているが、緊張の余り少し呼吸が浅くなっているのを感じる。言いようのない恐怖を感じているが、それを鍛え上げた己の精神力で押さえ込み、道を進んで行った。

道を進んで行くと、縦に伸びる大きな吹き抜けに出た。円状に伸びる壁に張り付くように天辺まで続くのレールは下まで続いていたが、無理に取り付けたであろう換気扇によって途中で断線していた。

換気扇の下には死体袋が大量に吊り下げられており、「組織」に入ってから数多の現場を見てきた俺の精神状態は、先ほどとは打って変わって冷静になっていた。

それと言うのも俺にとっては、どんな恐怖より、「何か出そうで、何も出ない」恐怖が勝っているからに他ならない。オペレーションルームの新人司令官はどうか分からないが・・・。

生体反応は換気扇の下の出ていることを確認した俺は音を立てないように換気扇の下に降りた。

目の前には鉄の扉があったが、鍵は掛かっていないみたいだ。ここから先は嫌な予感がしたので、自前で持っていた光学迷彩を起動した。

扉の先を歩き続けると、左手に扉があるのに気づいた。扉の前には大量の血液が撒き散らされており、扉の先からは、微弱ながら生体反応が出ていた。扉を開けようとしたが鍵がかかっているようで、ピッキングツールを用いて扉を開ける事に成功した。音を極力出さないようにして侵入した俺は目の前の光景に絶句した。

テーブルの上に「何か」を布で被せているが、その布を貫通するように吊るし針が飛び出ていた。被せられているところからピクピクと何かが蠢いている事に気付いた俺は「マジかよ・・」と一言発して布をめくった。そこに居たのは救出目標であった「羽田三枝」だった。

彼女の体の重要機関に近い部分を刺されており、首の動脈ふきんギリギリを刺された彼女は涙を流しながら、俺を見つめた。それから直ぐに女性の瞳から光が消え、HUDに表示されていた生命反応も途切れた事を確認した。

 

「・・・・OR、ターゲット、デストロイ(破壊)

 

その報告を聞いたオペレーションルームは暫く沈黙の後に指示を出してきた

 

「ベクター、スニーク、RTB」

 

隠密による帰投命令が出たので、即座に撤収しようと、換気扇の場所まで戻ってきたのは良いが、HUDに生体反応が2つ近づいてくると表示があった。上に上がる道は一つしかない、つまり、光学迷彩で隠れていたとしてもバレてしまうののは、必須だと言うことだ。

 

「OR、アンサー、ネガティブ」

 

そうなると隠密による帰投は不可能な可能性がある。司令部にそう言った時に遠くから声が聞こえてきた。

 

「モイラ、大丈夫?怪我はない?」

「クレア、訳わかんないよ!」

「落ち着いて」

「ここ何なの?!・・何で私たちが!!」

「静かに・・何とかするから」

 

どうやら「対」1人、クレア・レッドフィールドともう1人の同伴者がこちらに来るみたいだ。

 

「もうやだ、こんなとこ耐えられない」

「しー、分かってる、ここから出るわよ」

構内だからか、小さく声をしぼめているはずのクレアの声すらも聴こえてくる。そんな時、司令部からこんな指示がきた。

「ベクター、フェポン、リミットオープン、サイレント」

「OR、コピー」

 

リミットオープン、サイレント・・・つまり、隠密武器なら使用可能という事だ。これで「対」に気づかれないように何とかやり過ごすしかない。

 

「私たちが何したって言うの?!これどうゆう事?!」

「私にも分からないわ・・・」

 

その声を最後に足音が、下の横穴から近づいてくるのが分かる。

 

(どうする?どこに隠れれば良い?・・・?!そうだ!「死体袋」)

 

俺は死体袋が吊り下げられている場所に飛び乗っって死体に抱きつくようにして同化した。さっきまで足場にしていた場所の一部が下に落ちて、音を鳴らしたが、「対」が通り過ぎるまでの辛抱だ。

 

少しして、下の扉が開く音が聞こえたかと思うと、2人の女性。片方はティーンエイジャーのような容姿の少女で、もう片方は・・・報告書にあった「対」のクレア・レッドフィールドである事が確認できた。

彼女たちが俺のいる所まで近づいてきたときに、ふと嫌な予感がした。自分の乗っている死体袋がビリビリと小さくであるが、破れて行っているのである。俺は必死に吊るし針を腕全体で掴んで、下半身で死体袋が落ちないように踏ん張っていた。

もう少しでクレア達が通り過ぎると言う時に、とうとう死体袋が千切れて落ちそうになったが、それを俺の鍛え上げた下半身と上半身で繋ぎとめた。しかし、落ちそうになっていた物を反対方向の力で止めた訳なので、大きな音が当たり一面に鳴り響いた。

「?!」と驚いた顔で彼女達は俺のいる方向を見たが、光学迷彩が効いてあるのが功をなし、何とかバレずにやり過ごす事が出来た。

 

彼女達は、救出対象であった「羽田三枝」のいる部屋に向かったようだ。姿が見えなくなったのを確認した俺は下半身で支えていた死体袋を下に落とし、彼女達が通った通路に降り立った。

その後、タイミングを合わせて、用意していたフックショットを使い換気扇から、外に脱出することに成功した。

 

 

ORでベクターのHUDから送られてくる映像を見ながら、私は生まれてこの方感じた事のない緊張感に包まれていることに気づいた。

 

画面越しとはいえ、初めて見る人の死。

 

画面越しとはいえ、こちらに伝わってくる緊迫感

 

画面越しとは言え、伝わってくる異様な雰囲気

 

これらを感じた私は気分が悪くなったが、憎たらしい事に、契約書に「業務中は緊急事態を除いて退出してはならない」と明記されていた。これは、「組織」の規約なのか、聡子さんが独自に考えたローカルルールなのかは分からない。

そんな事を考えているうちにも事態は刻々と進行している。

大画面では、フックショットを上に向けて撃ったアンドリューが脱出する為に動いているのが分かる。流石はSASとU.B.C.Sを経験している男だと感心した。

 

『バタフライエフェクトはいつも直ぐそばに』

 

「なんだ?今誰かが・・・なんだ・・・これは・・・」

 

戦術画面に写っている島の衛星映像。そこには、何かが蠢いている事が確認できた。何か分からないので、モードを通常からサーマルモードに切り替えた私は絶句した。

蠢いている一つ一つが島の島民らしき人々だった。しかし、その島民の様子があまりにおかしいので、アンドリューに連絡を入れた。

 

「ベクター、エスケープポイント、アンノウン(脱出ポイントに正体不明の勢力)

「OR、アンノウンの数は?」

「ベクター、アンノウン、20オーバー」

 

私がそういうと、HUDから拾われる音の中から、

「マジかよ・・・感染者か?・・・いや、一旦偵察するに限るな」と声が聞こえてきた。どうやら、敵は感染者・・・所謂「ゾンビ」と呼ばれる物である可能性が大きいらしい。

ここは司令室。現場に間違っても乗り込むわけにはいかないし、敵を倒し過ぎたら「組織」の「「対」の内、人類にプラスになる方を陰ながら支援する」と言うスローガンを(怪しいが)無視してしまう可能性がある。なので私は略式無線を辞めて、ダイレクトに話す事にした。

 

「ORより、ベクター。敵が感染者だった場合、自身の身を守る事を最優先に行動して欲しい。しかし、「組織」は「対」に対して余り、介入しないと言うスローガンを掲げている。よって殺傷する敵の数を10体と定める。無茶を承知で頼むが、やってくれるか?」

「ベクターより、OR。了解した。それと、やっとまともなやり取りでする様になったじゃないか。普通5人以下のエージェントを指揮するときは、今みたいなやり取りが「組織」では常識なんだよ。新人司令官様は何でもかんでも説明書通りにこなす頑固頭だと思っていたが・・・成長しましたね。ベクター、オーバー」

 

私の無茶な作戦にもイエスと言ってくれたのは彼の軍人だった頃の癖なのか、それとも経験による自信の現れなのかは「今は」分からない。が、私は彼に少しだけ認められたような気がして嬉しい反面、説明書通りに行おうとしていた私自身を恥ずかしく思うようになった。

常に状況の動く現場で、1人のエージェントに対してそのような態度で接するのは(説明書では)普通だが、今のような態度で接するのも普通なんだと言う事に気づいた。

歳をとって思考が凝り固まっている悪い証拠だ。私は彼に何かお礼をしないといけないような気がしたので、こう言った。

 

「ORからベクター。この作戦が終わったら上手い料理を一緒にどうだ?明日は休日なんだ。」

「ベクターよりOR。俺はノンケだぞ?」

「いいや、そうゆう事ではない。私の初陣祝いに招待したいんだよ。勿論、料金は私が払う」

「そうゆう事なら大歓迎だ。必ず成功させるから、財布の中身を確認しながら待っててくれよ。ベクター、オーバー」

 

私らしくないな。そう考えると突然頭の中に『バタフライエフェクトは進んでいく。他の選択肢を捨て、異なる未来に向けて』と聞こえてきた。非現実的な光景を見続けたせいか、おかしな幻聴が聞こえるようになってしまったようだ・・・

 

 

 

ーーーーーー

 

Side:アンドリュー・フェルト

 

 

「あの悪夢を見た日にこれとは・・・俺には超常的な力でもあるってか?」

 

サーマルに切り替えて映る映像はなかなかの物だった。感染者がそこら中で歩き回り、少しでも音を立てると例えそれがサイレンサー付きでも襲われる事は必須だろう。もちろん、司令部から全力火力で攻撃して良いと言われたら即座に、たやすく切り抜けることが出来る。しかし今回は「20体未満の射殺」でそれ以上は厳禁と言う命令。こんな条件だっら命がいくつあっても足りない。

何か良いものはないかと周囲を見ていると、船着場から離れた所に鉄骨が積み上げられている建物があった。俺のあの街での経験則で言うと奴らは、音に群がってくる。だったら、鉄骨に銃弾を撃ち込んで奴らを一か所に集めれば・・・・

 

考えが纏まった俺は極力船着場と近く、奴らに聞こえないであろうギリギリのラインを見極めて移動した。近くの浅い窪地に伏せの状態で銃をそこら辺に落ちていたまぁまぁでかい石を使い固定。

スコープを覗き込んだ。

 

「頼むから当たってくれよ・・・」

 

装填した弾一発一発に念じるように呟いて呼吸を安定させた。時間をかければかけるほど精神の揺らめきが安定していくのが分かる。安定は、緩やかなカーブになり、緩やかなカーブがフラットな面になったのを感じた俺は呼吸をゆっくりと吸い込んで、止めた。視界がどんどん狭まっていくのが分かるが、コンディションは今日で一番なのは、自分自身で理解している。

 

(いまだ!!)

 

バスッバスッバスッ

 

三発のサイレンサー特有の発射音と共に出た銃弾は全て目標に命中。カキーン、カキーン、カキューンと、あたり一帯に甲高い音を鳴り響かせ20体以上もいる感染者を遠ざける事に成功した。

感染者の数が減りきったのを確認した俺は、立ち上がり全力で走った。

道中にいる感染者は頭に2発づつ銃弾を喰らわせて確実に殺していく。

 

1

 

2

 

3、4

 

5

 

ボートまで後数メートルと言う所で背後から迫ってくる何かの存在を感じ、後ろを振り返った。そこには「感染者」が俺に向かって走って来ていたのだ。

感染者=歩くというイメージが定着していた俺に目の前の光景は脳で適切に処理する事が出来なかった。しかし伊達に何年もこの仕事をやっていない。

考えるよりも本能のレベルまで体に染み付いた一連の動きで感染者を射殺する事に成功した。その間も歩みは止まっておらずボートの止め縄を解いて孤島から離れる事に成功した。

 

沖合で俺は走る感染者について考えていた。既存のウィルス・・・世間一般で言うTウィルスという物に感染した人間は感染者として、生者を襲う。しかし、今回この島で俺の背後から急襲した感染者は走っていた。つまり、既存のウィルスでは無い何か新しいウィルスである事は確実。

 

「全く・・・人間の欲はその内世界を滅ぼしてしまうんじゃ無いか?」

 

誰に聞かれるわけでも無い独り言をポツリとこぼした俺は、司令部に連絡を入れた。

 

「ベクターからOR。撤退に成功。RTB」

 

「ORからベクター。了解した疲れてるだろう。基地の仮眠室で眠ると良い。オーバー」

 

本来の作戦目標である人質は酷い殺され方だった。今回報告書を書くのは気が引けるが、しょうがない。仕事の一環だと思って割り切るしか無い。

俺はボートを運転して出発港まで戻るとヘリポートに使用人が操縦しているヘリがある事に気付いた。

ボートを止め縄に掛けた俺は小走りでヘリに乗るとヘリは徐々に上昇した後、方向を「リライター」のある場所に回転させ、前進した。

借りていた装備一式を使用人に返却すると俺は「リライター」内部へと入り。司令官と再び対面した。

 

「おつかれ様。キミの活躍はモニターのHUD経由で見ていたよ。中々精神的にくるものだった筈だから、報告書は適当に仕上げて寝ると良いよ。」

「言われなくてもそうしたいが、報告を適当にするわけにはいかない。最後の気力を振り絞ってでも、報告書は完成させる。早速作成に移るので、PCを借りても?」

「あぁ、それなら仮眠室に備え付けられているから、そこで書いた物を転送してくれれば良い。君が起きたら上手い物を食わせるから腹を空かせておけよ?」

「了解です。」

 

俺はさっそく仮眠室に向かい報告書の作成に取り掛かった。書いているときに思い出す、あの島の光景。あの光景は規模が小さいとはいえラクーンと同じだ。あんな景色を自然が作り出せるわけないし、換気扇の下にあった施設は、明らかに人の手が入った物だった。

 

俺自信、親友のエージェント仲間から聞いた話だが、2004年に起きた「テラグリジアパニック」と2009年にアフリカ大陸で起こったバイオテロもあの時の惨劇を彷彿とさせたらしい。

どちらの事件でも「対」同士の争いによって引き起こされたらしいが・・それはともかく、事態の鎮圧に乗り出した「対」の「クリス・レッドフィールド」は今回行った作戦にいたクレア・レッドフィールドと兄妹の仲らしい。兄弟揃ってバイオテロに巻き込まれるのは、運が悪いのか・・・はたまたそうゆう星の元に生まれて来たのかは不明だ。あの時は、世界征服を狙っている「対」アルバート・ウェスカーによって起こされたテロとあって、付近のエージェントは、BSAAのアフリカ支部に紛れ込んで、作戦に参加したらしい。

結果は殆ど・・・親友のエージェント以外は全滅してしまったらしいが。「組織」の「敵性対」であるウェスカーは死亡したと聞いたので、犠牲は無駄ではなかったらしい。親友曰く「日陰者がしゃしゃり出ても死期を早めるだけだ」と苦笑いしながら喋っていたのが印象深かった。

報告書の作成を完了して司令部に送信した後、俺はシャワーを軽く浴び、髪もろくに拭かないで眠りについた。

 

 

吹き出る鮮血の背後に佇む一体の化け物(ハンター)。奴は俺を睨みつけて動こうとしない。俺は動こうにもあまりの恐怖と動揺で体が硬直してしまった。奴と見つめあって3秒ぐらいだろう。俺からしてみれば延々と続く時間見つめあっていた感覚だったが、奴が少し屈み気味に突進して来た。俺は恐怖で分隊員に背後の脅威を知らせることができず、1人ライフルを連射した。

1発2発3発と小刻みに発射されるライフルは俺に声を与えてくれた。「ウォォォァーーー」と叫びながら、奴に向かって走った。弾倉内の弾数が残り10発を切った時には、奴の爪の範囲内に入っており、奴は横なぎに爪を振り抜いた。

それをスライディングで交わしつつ、ライフルは撃ち続けている。弾が出なくなった時、瞬間的にロバート分隊長が落としたショットガンを拾い、下からほぼゼロ距離射撃を行った。

頼もしい炸裂音が2発響いたと同時に奴の股関節付近から弾が侵入して、首筋付近に粒々の出来物が生成された。

スライディング状態から静止した俺はすぐに立ち上がり、奴に向けて銃口を構えたが、憂鬱に終わった。ゆっくりとうつ伏せに倒れる奴は糸の切れた人形のようで、その瞬間、俺の勝利が確定したのだ。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・小隊長・・・」

 

俺は上がり切った息を整えて、小隊長の死体に近づくと、無言で見開いた瞳を閉じ、ドックタグを毟り取り、弾薬を自身のポーチに収納した。

 

「分隊長!感染者の処理は完了しました!付近一帯の安全を確保!小隊長に・・・・おいおいマジかよ」

 

分隊員の1人が背後を振り返り、その惨状をみて絶句しているようだった。他の分隊員のそれを黙ってみており、とても困惑してるようだった。

 

「お前ら、小隊長は戦死した・・・これよりタンゴ小隊の最高階級である俺が小隊長となり、お前らを指揮する!メイン目標であるラクーン市民の救出は変わらない!いいか!お前ら?!」

 

「「「了解です!隊長」」」

 

彼の夜はまだまだ長い

 

 




司令室の描写だけだと味気ない作品になるので、サブストーリーとして、現地の話を盛り込んでいこうと思っています。

フックショットも隠密武器の一部なので、ORの許可が無いと使えません。ちなみにクレアとモイラの会話シーン及びその他のシーンは、全て下記の某兄弟実況者の動画を参考にしています。
https://youtu.be/l4kmdNdg0GQ
このurlの8:12からです。
ちなみに今回かわいそうな死に方をした「羽田三枝」は10:43から見るとわかると思います。顔とか隠れていたので、今回都合よく利用させてもらいました

ウェスカーは「組織」の「敵性対」でした。いちよう下にアンドリューと同じ形式でプロフィールを載せときます。ついでに、アンドリューの元上司、ロバート・タイソンも載せときます

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NAME:アルバート・ウェスカー
AGE:48歳
SEX:男性
SKIL:超人的身体能力、ウィルス適合者
CAREER
ウェスカー計画によって様々なウィルスに適応。
アメリカ陸軍の技術将校、アンブレラ幹部を得てのS.T.A.R.Sアルファチームの隊長に就任。
「洋館事件」を裏で手引きしており、「対」が関連しているバイオテロの裏で暗躍していた。
2009年に大規模なバイオテロを画策している所をクリス・レッドフィールドが「組織」のエージェントの支援により殺害された。

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ーーーーーーー
NAME:ロバート・タイソン
AGE:48歳
SEX:男性
SKIL:射撃、体術、人心掌握
CAREER
1950年、フランスノルマンディー生まれ。
幼い頃、両親に捨てられ、オームレス状態となる。同じ境遇の子供を率いて略奪や窃盗を繰り返していた。思春期になると、仲間と一緒に婦女子を誘拐しては強姦をする毎日を送っていたため、業を煮やした警察によって1965年に逮捕された。その後、出所した彼は結婚した。しかし、1989年自身の娘に性的暴行を加えたとして家に踏み込んだ警官3人を射殺し、逃亡。逃亡先で仲間を作り銀行強盗を行ったが失敗に終わり、死刑が宣告された。そんな時にアンブレラによるスカウトを受託、タンゴ小隊小隊長になる。
ラクーン市民救出作戦の際に死亡
ーーーーーーー

UBCSなんてこんなもんでしょ
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