気が付いたら前世のアニメの第一部のボスでした〜かませ犬にならないために〜 作:弥生零
精神が死ぬかと思った。
成る程、ここが死地なのかと天を仰ぎかけた。
あわや全てを投げ出してしまおうかと思った俺の意思を繋ぎとめたのは、キーランが下着に手をかけてキーランのキーランを晒そうとしている瞬間の姿であり。
それを見た結果なんとか正気に戻った俺は問答無用で入門魔術の『
「……そのような物を私に見せるな。不愉快だ」
取り敢えずキーランはこう言っておけば大人しくなる。俺を信仰しているが故に、俺がきちんと言葉にすれば理解はしてくれるのだ。
同様にして服を脱ごうとした教皇、司教達にも「やめろ。そのような信仰の形を私は認めない」と釘を刺しておく。
熾天の連中にも気にしないから正気に戻れと叱咤をかけ、なんとかこの場を収めた。
「ボス……」
背後からヘクターの尊敬の視線のようなものを感じる。
その視線のおかげで、俺は本当にやりきったんだなという実感を得られた。
優秀な部下というのは、適切なタイミングで適切な処置をもって上司のメンタルケアをさり気なく果たすという。今回ヘクターが行ったメンタルケアは、まさしくその領域に至っていた。
流石はヘクター、俺の部下で最も有能な存在である。彼にはその働きに相応しい報酬をあげるべきだろう。年収は五〇〇〇兆円くらいで良いか。
そんな風に考えていると。
「ジル様」
キーランがこちらに体を向けて膝を突き、ゆっくりとその口を開いた。
「御身の啓示、受け
『つまり成長を果たしてから、下着以外も脱げば良いのですね』
こいつの脳内はどうなっているんだろうか。
俺は心底そう思った。
なんだろう。なんだろうか。なんでこんなにもポジティブになれるのだろうか。
あの状況における俺の言葉をどう解釈したら、成長後であれば晒しても良いという許可を与えた事になるんだろうか。
普通に考えて、未来永劫見せるなという意思表示として受け取るだろう。
なんだこいつは、本当になんなんだ。
どうしたらそんな思考に飛躍できる。
もはやこいつは俺の思い通りに使えない存在なのでは? という思考が俺の脳裏をよぎった。
『神に対して隠し事など、不敬に他ならない。しかしあの発言をするという事は、ジル様はまだ私の全てを知りたくはないという事……。ジル様自身が、私の全てをお認めになっていないという事であり──』
よく分からんので、俺はキーランを視線から外す。
まあ、下着を脱がないならまだ問題ない。それも、キーラン一人であれば尚更。水着を私服にしている男とでも思えば問題ないだろう。
俺がそんな事を考えていると。キーランに続くように、教皇や司教達も跪き始めた。
俺がそちらに顔を向けると、彼等は一斉に口を開いた。
「「「「はっ……」」」」
『我々は服を脱ぐ前に止められ、キーラン殿は下着を脱ぐ前に止められた。つまりキーラン殿は服を脱ぐまではお認めになられている、ということか……』
違うそうじゃない。
『我々もキーラン殿に追いつくよう、より一層の信仰を捧げねば……。そうすれば、我々の信仰も……』
俺にとっては大変恐ろしい事に、教会の連中もキーランと似たような思考回路を有しているらしい。
何故だ、どうしてそんな方向に思考を飛躍させる事が出来るんだ。
こいつらは告白を遠回しに拒絶されたのにそれに気付かず脈ありと判断して更にアプローチをかける連中か何かか? どんな例え方だよ。
(否定したいが……下手に話が拗れて俺が神ではないと思われても困る)
信仰を拒否する神なんて神じゃない! なんて行動に出られたら困るのだ。
自分本意すぎるその信仰は本物か? と思わなくもないが、カルト集団の思考回路なんて俺にはまるで読めん。
既に殆ど理解出来ないのが何よりの証拠であるし、教会を敵に回すのは今この状況において最も避けるべき事態。
幸いにして、教会連中が現時点で服を脱ぐ信仰を行う事自体の拒絶には成功している。何も、何も問題ない。はず。
(それにしても……)
キーランや教皇、それに司教達や熾天の心の声まで視界に入っていれば聞こえるようになったぞ……。
彼らに共通するのは俺に対する信仰心だが、これもジルの能力なのか?
(……原作のジルとは立場が明らかに異なる状況だからなあ。特にキーランや教会との関係なんて……)
これが仮にジルの能力だとすれば、ジルの肉体には俺が知らない能力がまだ眠っているのではないか、と思うのは自然の理屈だろう。
そしてもし眠っているのであれば、ジルは更なる進化を遂げる。神々に対抗する手札は多ければ多い方がいい。
非常に有用な点が生まれた。
が、今はこの疑問は置いておこう。
「異端審問は終わりだ。……そして先にも言ったが、私は天の術式を知りたい。この肉体は人間のそれなのでな。せっかくの機会だ、人間の術に触れるのも一興とは思わんか?」
いつのまにか俺が仕切る形になっているが、しかし俺は神なのでこれが自然な流れだろう。俺は神なのでとか傲岸不遜なんて言葉で表現しきれない程の次元の言葉だが、まあ仕方ない。
「天の術式に関する情報はどこで閲覧出来る?」
兎にも角にもさっさとここから帰って、安息を得たくて仕方がない。何が悲しくて、こんな変態達の巣窟にいなければならないのか。
キーランだけでも精神が疲弊するというのに、そんなのが大量発生なんて地獄でしかない。
目的は天の術式だ。それさえ知れたら、俺にとって
なんなら俺が帰った後に勝手に爆発でもしていてくれるととてもありがたい。邪神どうするんだよ。
(扱いに困るな)
思った以上にチョロインと化した教会勢力という駒を自由に扱えるのは便利ではないか、とは一瞬思った。
彼等は変態だが、それにさえ目を瞑れば戦闘面においても規模においても頭脳面においても優秀だからである。
うまく扱えば、神の力の入手なんて簡単だろう。
列強国は四つであり、熾天と俺がそれぞれ一国ずつ攻め込めばはっきり言って神の力の入手自体は完遂するだろう。後は更にこの身を鍛え、来たる時を待てば良い───そんな訳がない。
教会勢力が俺の手足として動くのは、俺の事を神であると誤認しているからでしかない。
であれば邪神騒動まではこちらの駒として使えるが───本物の神々が降臨すれば間違いなく嘘が発覚し、当然敵対関係に移行する。
そうなった時、俺の戦力として手元に残るのは自分自身とインフレに取り残されているレーグルのみであり。敵側には神々に加えて怒り狂った熾天も付いてくるスペシャルセットだ。
レーグルは神々との決戦において戦力として無いに等しいので、結局のところ戦えるのは俺だけ。かませ犬待ったなし。確実に、原作より酷い最期を迎える。
(レーグルを鍛えたところでインフレしてくれる保証はない。つまり俺は既にインフレする実績を原作で持っていて、なおかつ教会勢力とは異なり神々に屈しない連中を手駒に加える必要がある)
セオドアが突然チート化して完成体フェンリルを一晩で数百体程用意してくれれば現状維持のままでも高笑いしながら神々を迎撃出来るかもしれないが、流石にそれは無いだろう。
(……不要、だな)
やはり敵対するのが確実な教会勢力を手足として扱うのは好ましくない。いざ戦闘に移行した時に情が湧いて力が出せませんなんてならない為にも、程よい距離感というものが大切だ。
教会勢力が俺に対して情が湧くことはない。これは俺自身の問題である。
今は切り捨てるのになんの
(いや原作を考えるとソフィア辺りはこちらに付いてくれるかもしれないが……それはないか)
あれは彼女が第二部で主人公と愉快な仲間達との交流を経て、なおかつ自分の理想と現実との乖離具合やらその他要因があって神々との訣別を選べたのだし。
うん。教会勢力は、手足としては用いない。今回利用するだけ利用して、一方的に縁を切らせてもらおう。
───と。
「天の術式に関しては、私が」
そう言って、ソフィアが俺の足元に跪いた。
彼女の背後から残る熾天の二人が凄まじい殺意の篭った視線でソフィアを睨んでいるが、臆した様子はなく平然としている。強かな少女だ。
『この小娘が……その役目は私に相応しいに決まっているだろう。何様のつもりだ』
「元より、私が聞き受けていたもの。故に、最後までその大任に務めさせていただきたく存じます」
『私は恐ろしいまでの無礼を働いてしまっていた……だというのに、寛容にも許しをいただいた身。この全てを、神に捧げると今一度誓おう』
……確かに、神代の魔術を知りたいと俺は彼女に言ったのだった。
心の声は他の連中と比較すれば非常にマシであるし、表面的な性格も俺が一番相手しやすいのは彼女だ。ここは彼女に任せるとしよう。
「良かろう。貴様に私に知識を授ける栄誉を与える」
「はっ!」
嬉しそうな声だ。
その感情は声だけでなく雰囲気からも伝わって来るので、こちらとしても気が緩む。
戦力的にも魅力的なので、願わくば彼女がこちら側についてくれたり……しねえよなあ。
◆◆◆
天の術式。
ただの人間であれば知識の一端を閲覧するだけでも即廃人コースのそれ。
それは魔術大国の魔術狂い連中が素晴らしいレベルで証明しており、それ故に魔術大国以外の人間からすればそれを得ようとするだなんて考える時点で狂人扱いである。
実際問題、俺の行動なんて何も知らない第三者から見ればドン引き案件だろう。
本来廃人待った無し禁術の知識を得る為に、こちらを殺害出来る新勢力の拠点に乗り込み、しかもその新勢力は神の為であれば何でもやる狂った集団で、そんな集団に対して自分を神と思わせる事で禁術の知識を手に入れる。
……改めて言葉にしてみるとマジで頭おかしい案件だった。
まあ俺の場合、一応の勝算があるのと原作知識を保有していたので問題はない。その辺の魔術狂いとは違うのだよ。
とはいえ原作においてジルが天の術式を扱ったという前例はなく、故にそれを手にすることに僅かばかりの不安を抱いていたのは、元々一般人でしかない俺にとっては当然のことで。
「───という仕組みになっています」
「……ふむ。成る程な」
それ故に、知識を問題なく得る事が出来ている現状にかつてないほどの安心感を得ていた。
(天の術式。単純に魔術とは動力源が異なるだけと思っていたが……身体に不可視の術式を刻んでそこに神の力を流し込むシステムによって、最初から詠唱が不要になっているのか。誰でも無詠唱魔術が可能なのは便利だな)
神代の魔術に儀式だとか詠唱だとか、そんな大仰なものは必要ない。
事前に肉体に術式を刻んでさえおけば、神の力を流しさえすればノータイムで発動する素敵な術。
(まあその刻むのが中々面倒らしいが)
とりあえず私の身体に刻んでいる天の術式を可視化させて見せますね、とか言いだしてソフィアが鎧を脱ごうとし始めた時は内心で激しく動揺してしまった。
勿論動揺なんてすればジルのイメージ崩壊待った無しなので表面上は「必要ない」と淡々と口にしたが。
ソフィアの裸体を目にしても平然とポーカーフェイスを崩さないメンタリティくらい用意するべきなのかもしれないが、そんな事態が起こるなんて誰が想定出来る?
少なくとも俺は出来ていなかったので、ソフィアを止めたのである。
……惜しい事をしたなんて思っていない。決して。
(……思考がズレた。しかし何より───)
何より、身体に術式を刻んで発動させるというのには特に優れた点が存在する。
(基本となる術式と、もう一方の術式に常に『神の力』を巡らせ続ける事で、自らの固有能力のように常時発動化させる事が可能なのではないか……?)
神代の魔術を発動するのに必要な『天の術式』は、大きく分けると二つある。
まずは基本となる天の術式。ここでは基本術式とでもしておくそれは、神の力に指向性や属性を付与する為の術式だ。車で例えると、エンジンをかける行為に近い位置付けである。
これが無いと、いくら『神の力』を術式に巡らせた所で単純な『神の力』としての放出しか出来ない。
その場合は俺がよくやっている神威による威圧と、同じような効果しかないという事である。
そしてもう一つの術式。こちらは術そのものを保存している術式だ。基本術式と同じく車で例えると、アクセルやブレーキを踏む行為に近いだろう。
エンジンをかけるだけで車は動かないし、アクセルを踏むだけでも車は動かない。両方の動作を同時に行うからこそ、車は動くのだ。
神代の魔術は、それと似たようなものと思えばいい。
まとめると基本の術式に神の力を巡らせるのと同時に、術に対応した術式に神の力を巡らせる事で『神の力』は『神代の魔術』として現象化する。これが神代の魔術の仕組みである。
そしてそれは更に突き詰めれば……基本術式と、術そのものを保存している術式に神の力を
流石に二十四時間そんなものを発動させ続けていれば『神の力』が尽きるだろうから、戦闘時にのみそれらを起動させるしかないが。
とはいえ、場合によっちゃ戦闘をしながら歩く災害のようなものを巻き起こす事だって可能と考えると……とんでもないな、神代の魔術は。
(普通の魔術だと常時発動で固有能力の真似事なんてできるのは身体能力の強化や飛行魔術くらいだが、神代の魔術は神の力を術式に巡らせるだけで発動出来るという特性上、究極的に言えばどんな術だろうと常に発動出来る)
魔術も極一部の天才であれば、魔力に炎や雷などの単純な属性を付与して常時放出させ続けるなんて事は可能だったが、神代の魔術は理論上『神の力』さえ持っていれば誰でもそれが可能。
そして神代の魔術が使われる時代は誰もが神の力を持っていたので、今では極一部の天才しか出来ない技術を誰でも使えた。
……神代怖すぎない?
(いや待て。流石になんでもありは都合が良すぎる。そんな事が可能ならば、原作の熾天だって実行していただろうし……)
それこそなんでもありだととっくに神代に世界が滅んでいる気しかしないし、そうでなくとも熾天がチートすぎる。
そうすると制限……そう、制限だ。
全部の神代の魔術覚えたらめっちゃ強くなれるやん! とか思っていたが、制限という壁がある可能性が出てきてしまった。
当然疑問を放置しておくわけにはいかないので、俺はソフィアに即座に尋ねる。
「ソフィア。貴様は全ての術式を、扱えるか?」
「いえ私は勿論、他の熾天も全ての術式は扱えません。自分に適性のある術式のみです……」
段々と小声になって捨てられた子犬のような瞳になるソフィア。
とてつもない罪悪感と謝罪意欲が襲ってくるが、俺は「そうか。だが気に病む必要ない。これは単純な確認故にな」とだけ口にし、
「して、今の時代においてその適性とやらはどうやって判別する?」
流石に一個一個術式を体に刻んで発動するかどうかを確かめるなんて手間のかかる判別方法ではないだろう。
もしそうだとしたら、俺は何日この教会に滞在しなければならない事になるのか。考えるだけでも恐ろしい。
「基本となる術式と、それぞれの系統の初歩的な術式を刻みその全てに神の力を流し込む事で属性が判別出来ます。よろしければ、私が御身に刻みますが」
いかがなさいますか? と視線で尋ねてくるソフィアに了承の意を示す。
万が一最初の最初で何か重大なミスをしてしまい、その後全てが無に帰すなんて結末は笑えない。
何事においても基礎というものは大切である。基礎があるからこそ応用が利くというのは有名な話だし、基礎の形を少し崩すだけで新たな道を拓ける事だってあるのだ。
自分だけの武器なんて後から身につけられる。まずは基礎を着実に身につけよう。
そんな事を考えながら、俺は上半身の服を脱ぎ捨てる。
鍛え上げられたジルの天性の肉体が露わとなり、それを見たソフィアは神妙な顔をして頷いた。
「………………では、失礼致します」
と、言いながら彼女は俺の側に来てから一向に動く気配を見せない。
綺麗な銀色の髪が視界めいいっぱいに広がっているし、とても良いにおいがするのに、そこからなにもじょうきょうがかわらない(知能指数低下)
『わ、私とした事が失念していました……。神のお身体に術式を刻むという事は必然、私は神のお身体に触れる必要がある……。私なんかがこの完成された肉体に触れるなんて……そ、そのような不敬が許されるのか……? し、しかし既に神は私の言葉に了承の意を示して下さった……それに至る過程でお身体に触れる事に対して疑問を挟むというのが既に不敬なのでは……私はこの場で自害すべきか……』
───俺はいつから、熾天討伐RTAを再開していたんだろうか。
先ほどまでは緊張感やら何やらで精神がトリップしかけていたが、しかしソフィアの心の声で正気に戻る。
そして俺は目を
「……ソフィア、貴様にこの肉体に触れる栄誉を許す」
「! は、はい! 直ちに、術式を刻ませて頂きます」
俺の肉体に直接触れるソフィアの指。
冷たい。なんか気持ち良───待て待て待て待て。ダメだ、目を瞑っているせいで余計に精神が飛びそうだ。
こういう時、素数を数えたらなんとかなるとは数多の
であるならば素数を数えさえすれば俺が冷静な状態を保てるようになるのが道理のはず。
俺は冷静さを取り戻すべく、脳内で素数を数え始める。
(あれ、素数ってなんだっけ)
が、ここで俺は痛恨のミスをしていた。
素数を数えればどうにかなるというのはソフィアが俺の肉体に触れる前に行えばどうにかなるのであり、ソフィアが俺の肉体に触れた後行えばどうにもならない。
既に時遅し。ジルの肉体を有している俺とはいえ、精神は俺でしかない。
そんな俺が、この状況でまともな思考を出来るはずもなく───
(……侮るなよ)
───なんて事は、あってはならない。
俺は神々と敵対し、かませ犬にならないと誓ったんだ。
なんだか非常に情けない字面に思えてきたが、しかし俺の決意は固い。
その俺が、こんなところで屈して良い訳がない。
かつて未完成体のフェンリルと対峙した時以上の集中力が発揮される。
それは俺からまともな思考を取り戻し、素数の概念を理解させ、なんだかんだあってフェルマーの最終定理を解くに至った。
(……なんとか乗り切ったな)
フェルマーの最終定理を解く頃には、ソフィアの作業も終わっていた。
今の俺ならソフィアにフェルマーの最終定理について詳しく語って理解させる自信があるが、そんな事をしたら意味不明すぎるので胸の内にしまっておく。
「ソフィア、よくぞ私からの任を果たした。大義である」
「はっ! お褒めに預かり、光栄でございます!」
「……では、やるぞ」
誇らしげなソフィアの顔を見て、俺はボロを出さずに済んだ事を確信する。
そして、俺は神の力を術式全てに巡らせ───。
「えっ」
───全ての術式が反応して、部屋が爆発した。
・ジル
主人公。
神々が降臨すれば敵対するであろう教会勢力はあんまり手元に置いておきたくないと考えている。
ヘクター以外異常者認定しているが、魔術大国以外の国が彼の行動を追ったら間違いなく「何この人頭おかしい…」って言われる。
・ヘクター
ここにきてジルに尊敬の念を抱いた。信仰ではないのでジルからの好感度がうなぎのぼり。理想の部下。将来年収5000兆円を約束された青年。
・キーラン
ジル様に直々に使命を与えられたソフィアマジ許さんってなってる。ジルからの好感度は微妙。
原作ではクールキャラ。
・ソフィア
神と一緒の時間を過ごせて幸せ。ジルからの好感度は普通。
まじめなせいかくの銀髪美少女騎士が全裸になるわけないだろいい加減にしろ!
・教会勢力
神の前で全裸になる為信仰心を高めている。ジルからの好感度はゴミ。