伝説の転生者の物語   作:ゆっぴー

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そらそろ息抜き小説にとあるの二次小説を書いてみようかと思ういまこの頃。



第十七話 シャボンディー諸島で休人は恋い焦がれた余暇を

伝説の転生者の物語改第十五話

 

前回、中将と色々あったが何だかんだで一応和解した、という感じになったスコウェルド・イープ。

 

しかしその色々のせいで海兵の皆に結構なトラウマをあたえてしまったのは事実であり(何人か鬱状態になった)、海賊と楽しく宴をしてしまったのも事実であり(これに関してイープは反省してない)、許可が下りていたとはいえ実際上司を半殺し、あと一歩で全殺しにしてしまうとこであったのも事実であり(この闘いで船の沈没の心配をかけた海兵には謝っておく)結構居づらいのだ 、現在のこの船は。しかしこの航海が終わったらまた異動らしい。それにしてもイープは異動が多過ぎるだろう。クザン中将、サカズキ中将とくれば、次はボルサリーノ中将の所に異動だろうか。イープはボルサリーノ中将は別に嫌ってはいないので問題はない。しかし今回は、今回はちゃんと休暇が取れるとのこと。イープにとっては嬉しい限りである。

 

この前イープは飲酒出来るから法律が無いって良いね!なんて甘っちょろいこと言ってたが、やはり労働基準法はちゃんと定めるべきであると痛感した。やっぱりイープみたいな子供が休み無しで数ヵ月間ずっと働かせられ続けられるというのは可笑しいはずである。

 

そんなこんなでマリンフォードに到着。実はイープは寝てたりする、かなり。

 

 

 

そしてイープのテンションはもうマックスである。なぜなら、やっとシャボンディーパークに行けるからだ。というかイープは絶対に行くだろう、なにがあっても。「航海に行くぞ」なんて言われてもボイコットか有給取るか、最悪クザン中将みたいに抜け出してでも行くだろう。

 

そして前回同様ヒナとスモーカーから出迎えられる。

 

「てめえ、何があつた?」

 

とスモーカーが開口一番に言う。彼の辞書に"お帰り"の文字は無いのだろうか。

 

「何がってどゆことかな?」

 

「少し雰囲気が怖くなった気がする。髪の色も変わ ったし、ヒナ考察」

 

「あー、その事ね。まぁ、ちょっと職場の雰囲気が合わなくてイライラしてた時期があってね。軽く鬱になったり、上司と殺しあったりしてね。所謂五月病?」

 

「今五月じゃねえよ」

 

「それに五月病はそんな症状じゃないわ、ヒナ断定 」

 

「気にしない、気にしない。それよりもシャボンディーパークに行く準備って出来てるのかな?なるた け早く行きたいんだけど…。っていうかまた異動で直ぐ航海、なんてことは無いよね…?」

 

「ええ、確認したけどそんなことは無さそうよ、ヒナ確認」

 

「よかった~。それじゃあ僕とドーの準備が終わり次第直ぐ行こうよ。あとそろそろ何か話さないと空気だよ、ドー?」

 

「ふぇ!?はっ、はい!!今すぐ準備をしてきます!!」

 

と言って走り去っていくドー。あの娘どこ集まるつもりなのだろうか。集合場所を知らない娘がどこに行き着くのかは見物だが、

 

「スモーカー、ドーを追いかけて集合場所を教えといてよ…」

 

今は早くシャボンディーパークに行きたいので、イープが疲れぎみにスモーカーに指示する。

 

「集合場所って何処だよ…っていうかなんで俺が追いかけなきゃいけねえんだよ」

 

と返してくる。一応女の子(結構失礼)を追いかけるんだから柄にもなく照れているのだろうか。

 

「集合場所は最北端の港ね。あと僕は準備しなくちゃいけないし、ヒナよりもスモーカーの方が面白いからね」

 

「面白いからかよ!」

 

当然である。人生楽しまなくては損なのだ。

 

「じゃあ、僕は行くから!三十分後に集合ね!」

 

と言ってスモーカーに断る暇も与えずに脱走。スチルドパッドは何も準備することがなく楽だったがイープの方は少し時間がかかってしまった。

 

~百二十分後~

 

「スモーカーとドー遅すぎるよ」

 

と息を切らせてドーをおぶってきたスモーカーとドーに文句を言うイープ。

 

「ちっ、このバカがあろうことか南の港にダッシュしちまって遅れた」

 

「ふぇ!?途中で指摘して下さればよかったじゃないですか!!」

 

「散々しただろうが、バカ!注意するたび『ふぇ!? 何言ってるんですか!?北はこっちですよ!!方向音痴 なんですか!?』って叫んでたのはてめえの方だろうが!普通は不敬罪モンだぞ!」

 

ドーはどこまでいってもドーである。

 

「スモーカー、もうその辺でいいからね。早く行きたいし」

 

地味に上手い、スモーカーのドーの真似が。 特に『ふぇ!?』の辺りが。一番行きたがってたイープがもう良いと言うのなら、といった感じで皆海軍から貸してもらっている小舟に乗り込む。

 

 

 

そして一時間後、シャボンディーパークのある33番マングローブの港に到着。海賊も驚きの近さである。ぶっちゃけた話、マリンフォードからこの距離であるのなら サカズキ中将の『流星火山』で無法地帯を殲滅出来るのではないだろうか。割りと軽い労力で。それをしないのは多分"無法地帯"っていう犯罪の許された所を作ることによって"無法地帯以外"の法を守ろうとしているのではないだろうか。『犯罪者は"無法地帯"に行って適当に法でもなんでも犯しちゃってくださーい。そしてそこ以外では法を犯さないでくださーい』 みたいな感じだろうか。

 

その話は置いといて、

 

「やっとシャボンディーパークに到着したねー!」

 

やっと、やっとである。 この前企画したときから一体何ヵ月経ったのだろうが。 いや、考えるのはよすべきだ。目から大量の汗が流れ出てしまう。

 

「最初は何に乗りてえんだ?」

 

とスモーカーが聞いてくる。因みに入場料はスモーカー持ちだ。本人が有り余ってるって言ってるから問題無い。全員お金は有り余っているのだが。

 

「やっぱり最初はあれだよね!」

 

と言ってジェットコースターを指差す。しばらく待ってようやくジェットコースターに乗りこむ。待つことも遊園地の楽しみの一つである。

 

「ふぇ……やっぱりやめませんか…?」

 

「止めた方が良いわ、ヒナ断言」

 

乗り気じゃない二人とビビって何も言えない男、スモーカーが一人。

 

「今更すぎでしょ。諦めて楽しみなよ!」

 

と言いながらもジェットコースターは地獄へ向かっ て刻一刻と登っていく。面白い表現である、地獄に登るというのは。

 

「「楽しめる訳なきゃああぁぁぁぁああ!!」」

 

「にゃんにゃん♪」

 

と地獄に到達。一人は楽しんでいるが、二人は叫んで直ぐに意識をシャットアウト。能力者であるヒナはともかくとして、非能力者であるドーはこれより速い『剃 』をいずれは修得しなくちゃいけないのだ。これくらいで気絶してたら一生出世出来ないし、何も守れないのだが大丈夫なのだろうか、新米海兵。それにしてもスチルドパッドの身長制限とかは大丈夫なのだろうか。多分大丈夫ではないだろう。だからイープはスチルドパッドを子猫化服の中に隠したのだ。

 

ここで横にいるスモーカーの様子を見ると、

 

「あいつ煙になって逃げやがったなあぁぁぁああ! 」

 

そこには誰も居なかった。人は勇気と無謀は別物だと言った。しかし今はそんな事を言うべきタイミングではないし、女の子三人と子供一人置いて逃げるとは男の風上にも置けない。煙は風に流れるが。全く、どんな教育を受けて育てたのだろうか。取り敢えずスモーカーは罰としてもう二回ジェットコースターに乗ってもらうことにする。今度は逃げられないように、イープが覇気を込めて首を握りしめて体を固定しながら。

 

 

 

次に顔を真っ青にしているスモーカーの手をひきながら 、

 

「今度はあれに乗りたい!」

 

とある絶叫マシンを指差す。『剃刀』を使いこなすイープにとってさっきのジェットコースターは全く大したこと無かったのだ。しかし今回のは大丈夫だろう。なぜなら名前凄いからである。

 

"タワーオブすごい"

 

本当に名前が"すごい"アトラクションなのだ。しかし何かイープの前世で見たことある建物である。 ネズミーランドであろうか。いやネズミーシーだろうか。確かそんな感じの遊園地だったはずだ。さっきのジェットコースターに否定的だった女性陣も名前と裏腹に凄そうでない見た目に今回は賛成の模様。

 

と言うことで早速タワーオブすごいに乗り込もうとする。がここで問題が発生。

 

「こちらの娘は身長制限によりこちらのアトラクションはご利用出来ません」

 

"タワーオブすごい"、それは身長制限百二cmのアトラクションである。身長が九十cmのイープよりひくいスチルドパッドに乗れる道理は無いのだ。イープは十二cmプラスのシークレットブーツを履いているのだ。世界の背の低い男性たちよ、もっと自分に自信を持て。

 

「なん…だと…?」

 

とイープが呟く。

 

「にゃん、ひらひらにゃん♪」

 

と言って蝶々を追いかけるスチルドパッド。

 

「じゃあ僕らは乗ってるからスチーは蝶々捕まえたらここに戻ってきてね」

 

と言ってスチーと別れるイープ一行。そして今回はファストパスを取ってたのでサクサクと中にはいれた。ここで危険を察知したのか隣でお経を唱え始めたスモーカーを無視して、タワ ーオブすごいが始動。上下に揺れる、揺れる。イープの『月歩』の方がスリルがあるがこれも中々のものである。しかしスモーカーのキャラ崩壊が激しい。誰だお前。

 

そしてアトラクションが終了したとき僕が、

 

「どうだった、スモーカー?」

 

と横を向いたとき、そこには白目を剥いているスモ ーカーと、濡れている地面が目に入った。そう黄色い液体で濡れている地面だ。これもしかして、いやもしかしなくてもやり過ぎだったのかもしれない。

 

スモーカーとは逆の方向を見ると、気まずそうに目をそらす女性二人。

 

とここで目を醒ましたスモーカーにまず、

 

「スモーカー、ごめんね。ちょっと調子に乗りすぎ たよ」

 

「ふぇ!?もっ、申し訳ありません!」

 

「ちょっとやり過ぎたかもしれないわ、ヒナ反省」

 

とそれぞれ謝る。仕方がない。一瞬なんの事か分からなかったスモーカーも下を見 て事態に気が付いたのか、

 

「いや、ちげえ!俺じゃねえ!」

 

と叫ぶ。

 

「大丈夫だよ。誰にも言わないしね」

 

とイープがフォローを入れていると、

 

「あっ、スミマセン!僕のレモン水が零れてました ね!今拭きます!」

 

とスモーカーの隣の男が謝る。

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

気まずい。非常に気まずくて収拾のつかない空気が流れる。

 

「えーっと、取り合えず降りよっか…」




小ネタ等の紹介
タワーオブすごい…ディズニーシーにある『タワーオブテラー』がモチーフ著作権的に名前は変えた。
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