伝説の転生者の物語   作:ゆっぴー

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忙しすぎて時間無い。故に見直しとかしてないから誤字脱字酷いかも。

後書きも書かないから質問とか気づいた事とかあったら気軽に感想へ。

目指せ週一更新。



第十八話 シャボンディー諸島で兄は怪物的な報復を

タワーオブすごいから降りてき集合場所に戻ってきたイープたち。

 

「あれ、まだスチーが帰ってきてないね。じゃあなに食べる?あそこでハンバーガーを食べる以外は認めないけど」

 

とまず言ってが暴君スキルを発動する。別にイープが肉球持っている訳ではないが。肉球は妹のスチルドパットで十分である。因みにファストフード店まで決定してたのは先程スチルドパッドが、

 

「あそこのフィッシュバーガー美味しそうだにゃん」

 

と言ったからである。パスタという意見も出たためにじゃんけんをすることになったが、結局じゃんけんでイープが勝ってハン バーガーを食べることになる。別にじゃんけんの時に見聞色の覇気を使うのは反則ではない。その次に問題になったのがファーストフード店が二 つあることだ。シャボンナルドとシャボンテリア。どちらにもフィッシュバーガーがあるのだ。

 

「迷った時は全部買う!どうせこんなとき位しかお金使うとき無いしね」

 

とこれまたイープの鶴の一声で決定。ブルジョワは違うのだ。そしてイープとスモーカーがシャボンナルド、ヒナとドーがシャボンテリアにそれぞれ並ぶことになった。

 

「そー言えばさー、スモーカー」

 

とイープがスモーカーに呼び掛ける。

 

「うん、どうした?」

 

「スモーカーってヒナとドーが美人だと思う?」

 

「ぶっ!!何でそんなことを聞くんだ?」

 

とスモーカーが吹き出す。すごく汚いがここはスルーしてあげるのが情けだろう。

 

「いや、僕はさ女をスチーとヒナとドーしか知らないからね。ここは歳上のスモーカーがどう思っているのかな、って思ってね」

 

「……海軍学校の卒業旅行みたいだな。まぁ、俺はヒナもドーも結構レベルが高いと思うがどうしてだ ?……もしかして惚れたか?」

 

「いやいやいやいやいや、四才の僕が流石にまだ恋とかはしないよ。恋をするとしたら戦いにかな?」

 

しかしこの世界にも卒業旅行なるものがあるらしい。 何処行くのだろうか。

 

「普通の四才児は恋とか言わねえよ。あと、お前は仕事が恋人って言うタイプか」

 

(はーい、実は精神年齢は二十歳越えてますよー)

 

とイープは心の中だけで呟く。かなり話が逸れた。

 

「そんなことより、さっき僕がそんな質問をした理由を教えてあげるよ。ほらあの男を見ててね」

 

とヒナたちの近くにいる男を指差し、イープの両方の親指と人指し指を使って長方形を作り、

 

「サトリます」

 

某超能力ドラマの能力を見聞色の覇気で実現させる 。

 

「なんだそりゃ?」

 

「……マイブーム…」

 

ただし、そんなドラマが無いこの世界では誰も分かってくれないが。

 

「彼は『あの娘たち可愛いなさらっちまおうぜ!』と思っているよ」

 

「ちっ、あいつ誘拐犯か!」

 

「ご名答。逝ってらっしゃい」

 

とスモーカーが動き出す前にチュッパチャップスを 男のこめかみにぶつけて沈める。

 

「こんな感じで彼女らを狙う人拐いが多いからね。 実は結構レベルが高いんじゃないかなーって思って さ」

 

「って事はシャボンディーパークで倒れてる男がやたら多いと思ったら全部お前が殺ったのか?」

 

「まあ、三十六人だけだよ。殺ってないけどね」

 

「……十分だ」

 

そうかなー、これぐらいだったらスモーカーでも出来ると思うけどなー、なんて内心愚痴を溢すがこんな話題を広げても面白くないので口にはしない。

 

「ってかスモーカー、どさくさに紛れて煙草吸わないでよ!」

 

「いいじゃねえか。それにこれは葉巻だ」

 

と訳の分からない言い訳をするスモーカー。

 

「どっちもおんなじだからね?それに知ってる、スモーカー?煙草の煙っていうのは実は有害で吸って るのより火がついているところからの煙の方が毒性が強いんだよ?つーまーりー、スモーカーが煙草を吸う事は守るべき一般人に有毒ガスをばらまく事と一緒なんだよね」

 

と少し誇大広告。 確かに副流煙の方が主流煙より一酸化炭素とかニコチンが多いけど、有毒ガスって程じゃない。もしそうだったらタバコは全世界で禁止されているたろう。しかしちゃんとイープの言うことを聞いてスモーカーは煙草を仕舞った。

 

そのまま煙草止めればいいのに。煙草というのは寿命縮めるだけ、百害あって一利なしなのだ。ただ、スモーカーは煙人間なので煙の一酸化炭素とかニコチンとかを無効化出来るという事実をイープは知らない。

 

 

 

そしてその二十分後、イープらは六番グローブ、"無法地帯"にいた。

 

「あれれぇ?」(高山みなみボイス)

 

何でこうなったかを説明するには二十分前に遡らなくてはならない。

 

 

 

「スチー遅いね」

 

とフィッシュバーガーを買ってきて集合場所に戻ってきたイープたち。しかしまだスチルドパッドが戻ってきた様子はない。そこでヒナが口を開く。

 

「……もしかして"人拐い"に遭ったのかもしれないわね。ここは結構"人拐い"が有名だしスチーは能力者。子供だし良い標的だわ、ヒナ推測」

 

"人拐い"。この単語で思い出すのは原作のシャボンディー諸島編。主人公らの友人である人魚のケイミーも"人拐い"に遭ったということだ。

 

(どうして?僕は原作は全巻持ってたし殆んど暗記してたはずだよ!?どうして"奴隷"って言う単語は覚えているのにシャボンディー諸島での"人拐い"に失念するなんてミスを!?…いやそれだけじゃないね。シャボンディー諸島編の記憶にかなり穴があるね。他の編の記憶は…いや今の問題はそれじゃないね。状況が全く無いんだ、取り合えず探すしか無いね)

 

と言って思考を中断。スチルドパッドを探すことに専念する。

 

「僕とドーは一緒に探す!スモーカーとヒナは一緒に探して!集合はここ!一時間後にね!」

 

とてきぱきと指示を飛ばす。

 

そしてスチルドパッドを探すこと数分、転機が訪れる。イープの後ろにいる男たち五人の思考が流れ込んでくる。

 

(おいあの女、結構な上玉じゃねえか?)

 

(ああ、しかも付き添いの子供もかなり整った顔立ちだぞ)

 

(ああ、今日はツイテるな。さっきも"猫のガキ"で相当稼がせてもらった後でこんな良いカモに会えるなんてな)

 

(仲間に連絡しよう)

 

イープは"猫のガキ"に反応する。原作では敵は大体能力者だが本当は能力者なんて少ない。その中でも今シャボンディー諸島にいるネコネコの実を食べたスチルドパッドではない子供なんているわけが無いのだ。

 

「アッハ、犯人はっけーん♪…調子に乗らないでよ?ウジ虫どもが」

 

とドーを連れてシャボンディーパークの外にいく。そして歩く距離に比例してイープらの後をつける男の数が増えていく。そして今に至る。

 

「僕が殿するからドーは全力で走って逃げてね。それでスモーカーに状況の報告を。これは少尉命令だからね?」

 

「ふえ!?りょ、了解しました!でっ、ですが少尉には"帝"がありませんが!」

 

とドーが心配するが。

 

「はぁ~、僕ってそんなに…」

 

とここで鎧兜を着た男のに『剃』で接近し、腹部に思いっきりチュッパチャップスを投げ付ける。チュッパチャップスは目視出来ない程の速さで飛んで行きあまりの威力に男の上半身と下半身をぶっちぎって、ヤルキマン ・マングローブに激突。

 

「信用ないかな?」

 

轟音と共にヤルキマン・マングローブをへし折る。それに納得したのかドーは走ってその場を去る。ついでに人拐いたちも。

 

「何逃げようとしてるのかなぁ~?」

 

とチュッパチャップメイスを地面に叩き付ける。地面がひび割れそれが賞金首たちの逃げ足を遅らす 。

 

「皆、ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

 

そして処刑宣告。敵の数はさっきぶっ飛ばされたのも含めて二十人。"新世界"ですら通用するスコウェルト・イープにとって"楽園"で立ち往生しているようなド三流以下が何匹集まった所で余裕である。

 

そこに六人の男が四方から、ある者は銃を、ある者は剣を、ある者は刀を、ある者はナイフを持ってイープに襲い掛かる。

 

「おっそすぎるよ~」

 

袖からチュッパチャップスを三本づつ出して彼らに 投げつける。それらは全て彼らに命中し、全員ヤルキマン・マン グローブに激突。 当然それらをへし折る結果となる。残り13人。

 

「選びなよ!僕に立ち向かって殺されるか、僕から逃げようとして殺されるかさあ!」

 

とここで男たち全員が僕の方を向いて構える。

 

「いいねえ~、じゃあ僕も本気でいこうか…なっ! 」

 

と『剃』で男の一人の頭上に移動して『嵐脚』を纏 った踵落としを叩きこむ。

 

スパッという小気味良い音を立てて死体が増える。 ……但しイープが踵落としを入れた男の隣に居た男がである。

 

すぐさま『剃刀』でその場から回避して違う男の顔面辺りに逆立ちの状態で移動。そのまま腰を捻ってサンジの『ターンテーブルキッ クコース』の要領で『嵐脚』を撒き散らして首を跳ねる。

 

「チッ、能力者だね」

 

だが残り七人。もう半分も残っていない。

 

「俺の能力が気になるか?」

 

とさっき殺し損ねた男が言った。

 

「勿論」

 

と即答。自分の能力をひけらかすのは馬鹿か強者のみ。こんな人拐いというちゃちな仕事をしていることからこいつは前者だろうとイープは予測する。

 

「冥土の土産に教えといてやる。俺様は『ミガミガ の実』を食った"身代わり人間"ダメージを触った人 間に身代わりになってもらえるって訳だ」

 

これでさっきのからくりは判った。そしてイープはその能力の弱点にも気付く。先ずは"距離制限"がある事だ 。もし距離制限が無いのであれば、わざわざ味方にダメージを肩代わりしてもらう必要など無く、遠くの島民にでも 肩代わりしてもらえば良いのだから。同じ理由で多分身代わりは生き物だけだろう。そうでないのなら島にでも肩代わりしてもらえば良いのだから。

 

「っつー事でさ、俺様に触られろ!」

 

とダッシュしてくるさっきの男。

 

「ヤダー」

 

と腹に『嵐脚』を入れる。 当然能力者ではなく近くの男が海/賊になる。

 

「もらったあ!」

 

とイープの足に触ろうとするが、それを回避して後頭部に蹴りを入れる。そして突然近くの男の頭が爆散する。それから一旦距離を取る。

 

「じゃーさー"君のダメージを肩代わり出来る人"を全員殺したら君を殺せるんだよね?」

 

あと五人。なんて考えているとズズズッと三人の男がマンモス、ヘラジカ、ウサギに変身す る。

 

「ふーん、動物系の"ウサウサの実"、"ゾウゾウの実モデルマンモス"、"シカシカの実モデルヘラジカ"の兎人間とマンモス人間とヘラジカ人間だね」

 

「俺も忘れんなよ?」

 

と男の一人が完全な球体になる。

 

「俺は超人系『マルマルの実』を食った"スーパーボール人間"だ !行くぞ、お前たち!」

 

と皆がイープを囲む。 そして一人がスーパーボール人間を蹴りとばし、そ の先にいる人間がまた蹴りとばして…とどんどん加 速していく。

 

ただし、イープからしてみたら全然速くないが。さてさて自分の妹、シロン・スチルドパッドに手を出した彼らをどう料理すべきかと悩むイープであった。

 

さっきからイープに向かって来るスーパーボールを軽々とかわしていって、ヘラジカの元にスーパーボールが行ったときに、一緒にイープもヘラジカの所に行き、

 

「『指銃』」

 

スーパーボールの額が描かれてえる部分に穴を開ける。そして、

 

「『番獣厳 』」

 

両手を使ったパンチで角ごとヘラジカの頭を吹っ飛ばす。

 

「あと三人。さあ、カカッテキナヨ?」

 

とニタニタと口許を歪に歪ませながら片言な言葉を喋り、殺気で彼らの精神をゴリゴリと削っていく。それはもうゴリゴリと。

 

「ちっ、ギガエレファント!!うああぁぁぁぁあああ!! !!」

 

と完全に獣化したマンモスが5m程ジャンプをしてその右足でイープを踏み潰そうと落下する。重力を味方につけるという発想は良い。だがしかし、

 

「僕を踏み潰すには……軽すぎるよ」

 

と右手だけで受け止める。そこに、

 

「『兎跳び』だ。はっ、さっきのギガエレファントはこれの囮だって気付けなかったお前の敗けだ」

 

と逆立ちしたマンモスの後ろ足の乗って追撃をかけた兎がほざく。

 

「気付けなかった訳が無いよ。うん、そんな気配を消す気すらない君ら程度感知出来ない訳がないね。あと何回も言わせないでよね。僕を踏み潰すには"君たち二人じゃあ"軽すぎるよ」

 

今度こそイープの番である。マンモスの鼻を持って、ハンマー投げの要領で振り回していき、

 

「はいどーん」

 

バンバン!と一気に四本のヤルキマン・マングローブをへし折る。

 

そして重力に逆らえず落ちて来た兎の両足を、

 

「『握食』」

 

両手で握り千切る。そしてほふく前進で逃げようとする兎の、

 

「さーて問題です。両足をもがれた兎は何を出来るでしょーうか?」

 

「ひいっ、よっ、寄るな、バケモノ!」

 

「よいではないか~」

 

グチャと簡単に頭を踏み潰す。

 

「正解は何も出来ないでした~。不正解者には苦痛を伴った死を」

 

とここで周りを見回すと誰も居ない。

 

「逃げられちゃったか…逃がさないけどね」

 

と直ぐに覇気で検索を開始。

 

「みーつけたー。十二番グローブだね」

 

今一人の元海賊、現人拐いのグズみたいな男は走って逃げている。誰からだなんて聞くのは愚問である。そんなのは"化け物"からに決まっている。今逃げ惑っている彼は聞いたことも見たことも無いだろう、あんな化け物を。いや、噂だけはあるかもしれない。海賊にとっては海軍大将以上の危険度を誇る快楽殺人者"剣帝"スコウェルトド・イープの名前を。彼ら『億超え連合』全二十人総戦力で行ってもイープはお遊び感覚で今生き残っている彼以外の全員を殺したのだ。この上なく惨く、何の躊躇も無しに。いくら人間のゴミとも呼ばれる海賊をやっていた彼でもそこまで酷くは出来ない。しかもそれを実行したのは一見只の子供である。しかも十一本ものヤルキマン・マングローブをへし折るというおまけ付きで。だから早く彼の身代わりが多くいる十二番グローブに逃げなくてはならない。早くしないと間違いなく殺される。

 

そして十二番グローブに着いた彼を出迎えたのは空中を闊歩してヤルキマン・マングローブを引っこ抜いているイープだった。

 

 

 

その数分前、イープは見聞色の覇気で相手の居場所を特定してから『月歩』でそこまで行き、

 

「僕には分かるよ。君の能力の効果範囲は精々この 十二番グローブって事が」

 

イープはヤルキマン・マングローブに近付き、

 

「幸いここには奴隷とかパンピーとか居ない無法地帯みたいだしさ」

 

それを引っこ抜き、

 

「この十二番グローブ丸ごと"消し飛ばせば"君を殺せるよね?」

 

持ち上げて、

 

「重い~、重い~、ベビ~、ベビ~、ローテーシ… ゴホンゴホン、潰れちゃいなよ!」

 

思いっきり地面に叩き付ける。

 

ドッシャァン!その圧倒的な"破壊"は地面を完全に砕き、人だった物も建物だった物も地面だった物も等しく海に吸い込まれていった。

 

 

 

同時刻、スモーカーたちは先程決めた集合場所に集まっていて、そこへ走ってきたドーから事情を聞いたところだった。確かにイープは強い。だが、得物が無い状態で本当に大丈夫だろうか?…なんて考えてた時期もあった。

 

「またヤルキマン・マングローブが倒れたぞ」

 

「ふえ!?今度は四本です!でも本当にあれはイープ少尉の仕業なのでしょうか!?」

 

「あんなことできる人間がイープの他に居たら世界のバランスが崩れるわ、ヒナ断言」

 

それから三分程経って、

 

「なあ、あのヤルキマンマングローブ持ち上げてるやつはイープじゃねえか?」

 

「ふえ!?あんなことをいずれ私も出来るようにならないと少尉にはなれないのですね…」

 

「あんな世界のバグみたいな強さの持ち主は一人で充分だわ、ヒナ切望」

 

あんなことが出来なくても少尉にはなれる。

 

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