バイオハザード 生物兵器の彼女は何を思うのか 作:コーちゃん元帥
駄文だと思いますけどよろしくお願いいたします。
とある研究施設、様々な機器がありパイプやコードが散乱してる。
とっても広い為(東京ドームの4分の1)どれだけの機材があるか職員でなければ理解出来ないだろう
その部屋にある唯一の道を四人の男が中心に向かって歩いていた。
いかにもな研究員が二人そして白い頑丈そうなコートを着た二メートルは越えてるであろうスキンヘッドの大男、そして軍服を着た男達は中心にある一つの培養液に満たされたカプセルを見る。
「これが突然変異したT-103かね?」
「はい、どういう訳か性別が変わって現在、データを収集しておりますが何故か覚醒させるプログラムが作動せず四苦八苦してる状況です」研究員が言う変異体はカプセルの中にいる銀髪の幼い少女のことだ。
「ふむ」と軍服の男は手に持ったブーメラン状のナイフで自身の舌を傷付けながら何かを考えそしてカプセルに更に近づいた。
興味深く眺めそしてコンコンッとカプセルを軽く叩いた。
研究員はいったい何を考えているのか?と思っていた矢先に初めての変化が表れた。
一瞬、指がピクンッと動いた。
研究員は錯覚かと思い見つめるとピクンッピクンッと確かに動いていた。
片方の研究員はあわててもう片方おそらく部下である研究員に指示を出した。
「急いで覚醒プログラムを作動させろ!それと共にスタッフを緊急召集だ!女性型T-103が動いてるぞ!」研究員の慌てようは仕方ないことだろう
突然変異してから3ヶ月まともに覚醒すらしなかったのが突然、動き出したのだから部下もことの重大性を理解しており大急ぎで機材に取り付けられた連絡用の機器を使い何度も何度も復唱しながら上司からの指示を実行するのであった。
それから10分もしないうちに大勢の様々なスタッフが集まった。
念のため防護服を着ている。
「覚醒プログラム実行………正常に作動しました!」
「続いて培養液を排出します」プログラムが正常に作動し続いて培養液を抜いて少女は床に横たわった。
そしてカプセルが外された。
防護服の研究員は恐る恐る近づくそうすると足音にピクンッとT-103が反応した。
誰もが予測不能な為に近づくのを躊躇った時、軍服の男が堂々と近づいた。
「?」そうするとT-103が眼を覚ました。
咳払いをしながらゆっくりと身体を起こし周りをキョロキョロと眺め始めた。
「やあ、目覚めの気分はどうかな?」まるで祝福するかのように両手を広げて言葉を投げ掛けた。
「め……ざめ?……きぶん………うか?」
「しゃ、喋った!喋ったぞ!」研究員が驚くのは無理もないタイラントシリーズは唸り声など出すが片言でも喋った事例はなかった。
「しゃべた?したぞ?」まだ聞き取る機能が働いていないのか分からないが次々と周りで使われた言葉を真似しだした。
それを興味深く観察していた軍服の男はやがて研究員の中でも担当をしていた責任者にこう告げた。
「おもしろい、とりあえずデータを取れ、結果次第では追加予算も出す。言ってる意味……分かるな?」出来なければ責任者はそこまでだと言う話だが逆に言い換えればそれだけ興味を持ち尚且つ期待もされてるという意味でもある。
だからこそ責任者は興奮の色を隠せずいや隠そうともせずに勢いよく頷いた。
他の研究員もそうだ。
今まで四苦八苦していた変異体が価値のある存在だと理解しやる気も出るもんだ。
なんだかんだ言って責任者は成果を独り占めにしない人間だと理解されてるからこその研究員のやる気だ。
「それと今後、この個体をT-103から名称を変える。その容姿を讃えフェアリー……その頭文字からF-101に変える。良いな?」やけに気分が良いのか?軍服の男から名称まで授かり更にこの個体の価値が跳ね上がったように感じた。
それほど目の前の人物の地位は高いことを示している。
研究チーム一同がこれ程、良い返事をしたことがあったか?と思うほどやる気に満ちていた。
イメージ的にはガンシューティングのバイオハザード『アンブレラクロニクル』のロシア支部みたいなのを想像してもらえれば助かります。
あと超亀投稿だと思いますけどよろしくお願いいたします。