バイオハザード 生物兵器の彼女は何を思うのか   作:コーちゃん元帥

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ファイブ&シックス 欲望渦巻く中で

 下水道モブ監視員達の視点

 

 

 

 くくくっ………まったく運が良いぜ例のBOWとチームを組めたんだ。

 最初の任務通りデータを手に入れて帰ればそれだけで通常報酬は手に入るし間近で接してこそ得られるデータもあれば最低額の特別報酬は貰えるだろうし良いことこの上ないぜ

 もう一人の奴とは今まで時と場合によるが報酬を山分けしてこのアンブレラ監視員を生き抜いてきた相棒だし抜かりなしだ!

 相棒も任務のヤバさは重々承知してる。

 金は生きてこそ意味がある。

 あの世までは持っていけないからな

 それにしても良い女だぜ……………

 これでBOWなんて今でも信じられないこの銀髪にバランスのとれたスタイルあとはそれぞれ個体ごとに性格の差があるから好みの問題になるが当たり障りない会話をしても普通の女と話してるのとなんら変わりない

 なんでアンブレラはその手の方面で売り出そうとしなかったんだ?売れるだろ?

 

 知るよしはないだろうがファーストの時、生物兵器でも女性という性別の為かその手のことに本能的に嫌悪感があったらしく研究室を何部屋か壊すほど暴れたので中止した経歴があったのを監視員は知るよしはない

 

 

 

 

 そして歩いていると厳重にロックされた扉にたどり着いたが問題があった。

 手動で開けれるが専用のバッテリーの補助を得てやっと開く面倒な扉であった。

 内部に侵入するにはたどり着いたこの一ヶ所しかなくどうしたもんか?

 人間の力じゃまず開かねえ

 そしてこのBOW共も一般人を装わなきゃいけない立場、怪力を披露するわけにはいけないだろう

 引き返すかと思えば2人からこんな提案をされた。

 

 「あのダクトから中に侵入しますか」ファーブと呼ばれたBOWは扉の左上にあるダクト口を指した。

 確かに女性なら入れるがよいのだろうか?

 

 「下水道を歩いた時点で諦めています」と本当にダクトから内部に侵入していった。

 まあ仕方ない開ける術がなければこうなるのは分かっていた。

 せっかく運が良いと思ったがうまくいかないものだ。

 相棒と共に来た道を戻り2人と分かれたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある研究室の所長視点

 

 

 

 くそっ!くそっ!!くそっ!!!なんて事だ!!!!

 あのバカ共が無茶な実験さえしなければバイオハザードなんぞにならなかったのに!!

 もはやこうなってはどう生き残るかだ。

 幸い我が研究所は何ヵ所か万が一BOWが暴走し脱出不能ということを想定して造った避難室に逃げ込めたが食糧が尽きるのも時間の問題だ。

 そうじゃなくても扉の向こう側には化け物共がうようよいる!!

 本社に救援を要請したがあの化け物共を掻い潜り、ましてや倒すことが出きるだろうか?

 少なくともU・S・S程の精鋭部隊でなければ不可能だろう

 それほど我が研究所にて開発された試作段階のBOWが優れてる証拠だが誰が来る?

 

 焦りは積もるばかりだ。

 見たくはないがこれだけの失態だ。

 下手をしなくともモルモットにされて使い捨てにされるのがオチだ。

 何とかして私の身の安全と命を保証してもらわなければ…………ん?なんだこいつら?

 

 避難室でもある程度外の様子が分かるように機材がありそこから監視カメラで外の様子を確認出きるようにしていた。

 映るのは憐れな研究員が殺される様だがそこで見馴れた軍服の人間が映った。

 すぐさま画面に食い付くが落胆する。

 U・B・C・Sの軍服だからだ。

 ダメだ………この研究所は地下に向かって5層あるが私が居るところは4層目、下に行けば行くほど強力なBOWが保管されている。

 2層目までなら良くてイレギュラーミュータントのリッカーやゾンビを改造した強化ゾンビしか現れない

 モニターで確認出きる限り1層目と2層目に3人ずつ避難室に隠れてる。

 こいつらは助かるだろうU・B・C・Sでも突破可能の筈だ。

 問題は私の階層にたどり着ける人間が居るのかだ。

 我が研究所での最高のBOWは対フェアリーを想定した戦闘特化型の大型タイラントだがそれは流石に地下に隔離するために5層目に管理されてるがそれでも4層目にはハンターをタイラントクラスまで強化する実験の元生まれたハンターtypeTやハンターtypeGが何十体もいる。

 とてもあれを突破出きるとは思えない

 もはや助かる見込みのない…………ん?なんだこの女共は?いくらなんでもこんな若い女が………女?まさか!?

 

 私は慌てて本社が登録してる全BOWの登録データ洗い出した。

 女で完璧な人型はたった1つしかない!!

 懸命に探しついに見つけた!!!

 フェアリーだ!!その第5個体と第6個体だ!!!

 これだ!!これしか生き残る道はない!!!

 奴らの戦闘能力はハンターなんぞ目ではない!!

 いくら強化改良しようともハンターはハンター、敵ではない

 いつもの専用装備ではないのが気になるが彼女等に保護を頼めば生き残れる!!

 そして私のマスターコードを使いこの研究所の全データを渡せばこの地獄から救いだしてくれる筈だ!!!

 フェアリーは命令を忠実に守る。

 表向きでも救助と命令されれば怪しまれないように救助活動をするし

 まったく兵器にフェアリーなんて名を付けるのは皮肉か何かだと思ったがこれほど似合うとは思いもしなかった。

 何とかして私の存在を知らせなければ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 部隊長視点

 

 俺は正直不安だ。

 娘を病気で亡くし妻も紛争に巻き込まれて亡くなり自暴自棄になって酒に溺れてる所をあのアンブレラにスカウトされ今に至るが今の生活は良くも悪くも生きてる。

 賭け事でバカ騒ぎ出来るぐらいには仲間が出来た。

 だが今回の任務は何かキナ臭い

 まず今共に行動してる2人は賭け事でバカ騒ぎ出来る仲だが他の連中の雰囲気が違う

 俺は確かに見定めるように見ていたし自覚もしてるが他の連中は何かが違う

 監視してるのだろうが監視の意味が違うと思う彼女達に何かしら秘密があると見ていいだろう

 しかしさっきから腐敗臭が半端ない

 戦場で馴れた嫌な臭いとはまた違う

 それに奥に進むほどかなり荒れている。

 電力は生きてるのだろうけどいったい何があればこんな酷い現状になるだろう?下手な戦場なんかより何万倍も酷い

 

 「おい、この死体おかしくねえか?まるで大型犬に食い散らかされたようだぜ」と仲間が感じた違和感に気付き良く見ると確かにそうだがそれでも顎がなければ腸を食い千切られているし他の死体もそうだ。

 そして生存者を捜すべく進むと通路の曲がり角からクチャクチャ………クチャクチャ………動物園の肉食動物が餌を食べる時なんかこんな音を聞くがこんな気味の悪い音はない

 

 「まさか最近噂に聞く新型の感染症では?」

 

 「あの気味の悪い話か………」誰かは知らないが報告書に人が人を食べる人食い病とかがあった。

 にわか信じがたいが何故か現在、否定できない

 

 「セーフティーは外してるな?構えろ………何かいるぞ」と至急品であるM4カービンを構える。

 慎重に進みそして角を曲がるとそこには今まさに仲間が話していた人食いが目の前で行われていた。

 無我夢中に一人の研究員だと思われる死体を2人が食っていた。

 「おいおいマジかよ」と呟くと気付いたのかぐるりとこちらに顔を向ける。

 おぞましいことこの上ない、顔半分が骨等が剥き出しになっていたり腸をぶらぶらさせている。

 ふらふらしながらもこちらに歩んでくる。

 

 「止まれ!止まらないと撃つぞ!!」と銃を構え威嚇するが聞こえてるのかすら怪しくなった。

 

 「仕方ない責任は俺が持つ………射殺する」決心した隊長は明らかにおかしい2人を射殺した。

 よく見ると心臓が剥き出しで潰れてるのも見えたので念には念を入れて頭を撃ち抜いた。

 そして残ったのは吐き気がする腐敗臭に無様な死体だ。

 「なんなんだ………ここには何があるんだ」隊長は今回の任務がキナ臭いとは思っていたが確信に変わる。

 というかかなりヤバイ任務だ。

 これだと研究データにしろどんなヤバイ代物か分かったもんじゃない

 

 

 「なんだかゾンビ映画の世界に来た気分だ」

 

 「あれか、前に見ていたウイルスで街まるごとゾンビだらけになった所から脱出するやつ」仲間の1人が映画好きで特にホラー映画を好む

 彼が見たゾンビ映画なんかこの状況にピッタリだ。

 まあその映画のゾンビは走っていたのでこれだけは似なくてよかった。

 

 「そうそれだ。それに頭を撃ち抜かないと死なないってゾンビそのものだ」それも映画の設定だが今のゾンビはまさにそれだ。

 実際射殺する際、脚や心臓を撃っても怯むだけで痛みすら感じてないようだ。

 

 「とにかく次から構わず射殺するぞ………だが弾は無駄にするなよ」とここで働いてる人間だけで約500人程居るらしくそれに同じU・B・C・SやU・S・Sの人間が警備が加わるとどれだけゾンビが居るか分からない

 慎重に慎重に進み部屋の一つ一つを確認して気の遠くなるような捜索をした。

 無線しても隊員からは似たようにゾンビに会うばかり歩けど歩けどゾンビだらけ正直仕切り直そうかと一旦、ベースキャンプに戻ろうと思った時、銃声が聞こえた。

 生存者だ!!そう思い3人とも走る。

 そして開けた場所に出ると全身黒の特殊部隊員U・S・Sが居た。

 

 「来るな化け物!!来るな………来るなぁぁぁ!!!」と一心不乱に天井に向かってサブマシンガンを乱射する。

 助けなければ!!

 急いで銃を構えるがU・S・S隊員は長い何かに喉元を貫かれた。

 助けられなかった。

 だが後悔する暇はなかった。

 長い何かの正体を確認するように天井を見るとそこには全身の筋肉が剥き出しどころか脳まで剥き出しの化け物……………イレギュラーミュータントのリッカーが居たのであった。

 「全員構えろ!!来るぞ!!!」

 果たしてリッカーと言えど一般隊員は生き残れるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 そして監視カメラでそれを見ている男は次のプランを考えていた。

 「ふひひひっ………よーしリッカーは誘導出来たし頑張ってくれよ………さーて愛しのフェアリーちゃんもそろそろエントリーしてくれるかな?頑張れば助けてくれるぜ?部隊長さんよ」男は笑いが止まらない、全て金なる木だと思えばここでフェアリーを除く全てが死のうが関係ないことだ。

 むしろ他の監視員は皆死ねばいい報酬は俺一人の物だ!!

 ある監視員は欲張らず堅実に行きある監視員はわざとBOWを隊員に誘導しまたある監視員はセキュリティーシステムを書き換えたりどんどん研究所は混沌に変わって行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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