【悲報】クラスごと異世界に拉致られた件について【マジやば】   作:火影みみみ

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ようやくの投稿
時系列はサソリモドキを倒してゆっくり話をする場面からです。
すでにユエさんの話が終わり、ハジメさんの話が終わるあたりからの開始になります。


【第二回】オルクス大迷宮攻略実況スレ【全力全開ソロプレイモード】その4

「……ぐす……ハジメ、つらい」

 

「ふーん、そんなことがあったんだなぁ」

 

 仮拠点に死骸を運び終え、久方ぶりのまともな食事にありつくハジメとユエ。

 そこで色々と話をしていると自然にどうしてこんな所へ来たのか?と言う話題へ移り、ユエとハジメは自身の身上話をすることとなった。

 十二歳の時に特殊な力に目覚め、全魔法に適性があり、殺しても死なない吸血鬼。

 幼くして王位についたものの、叔父に裏切られこの迷宮に封印されていたこと。

 クラスで召喚されたこと、自身に才能がなかったこと、そして裏切られて落とされたこと。

 彼の話を聞いた二人の反応は上記の通り、ユエは自身も似たような境遇からか共感して泣き始め、逆に謎の不審者ルビーローズは怒るのでも泣くのでもなく、まるでどうとでもいいかのようにただ聞くだけだった。

 それを見て、やっぱ油断ならねえなと一人警戒を強める。

 何を考えているか分からないと言うのはそれだけで警戒するには十分な理由である。

 

 だが彼女はハジメの思ったほど冷静というわけではなかった。

 

6302:スレ主

へぇ……ほぅ……へぇ……あれワザとだったんだ……

犯人探して撫で斬りにしなきゃ……

 

6303:名無しの権兵衛

ス、スレ主、おおおおおおお落ち着いて:(;゙゚'ω゚'):

 

6304:名無しの権兵衛

そうそう! 今はそんなことより先にオタさんとユエちゃんの救出を優先するべきじゃないか!!

 

6305:名無しの権兵衛

冷静に、冷静になスレ主!!

 

6306:名無しの権兵衛

クールに、クールになイッチ! 犯人探しは後でいいからまずこれからの方針を考えよう!!

 

6307:名無しの権兵衛

セヤセヤ、私刑はあかん、まずは証拠を集めて裁判、はないから代わりにみんなで話し合おうそうしよう!!

 

6308:名無しの権兵衛

ここのスレ主はやると言ったら殺ると言う凄みがある……

 

6309:名無しの権兵衛

撫で斬りどころか晒し首になりそう

 

6310:名無しの権兵衛

振り向くな

 

6311:名無しの権兵衛

ヒェッ

 

6312:名無しの権兵衛

まあまあまあ

 

6313:名無しの権兵衛

>>6311 クウガの世界にお帰り

 

6314:名無しの権兵衛

>>6311 最近妙に株上がったけど悲惨な展開になった怪人さんじゃないですかやだー

 

6315:スレ主

チィ、命拾いしたな犯沢(仮称)

そもそも式神も今調査できるような状況にないし後回しだな

 

6316:名無しの権兵衛

あれ? なんかあったっけ?

 

6317:名無しの権兵衛

あー、確かクラスを二つに分けて別行動中だっけ?

 

6318:名無しの権兵衛

>>6316 確か一週間近く前に色々あって攻略組と非攻略組に分かれた

うんで、式神は非攻略組についてった

 

6319:名無しの権兵衛

え、なぜ!?

 

6320:名無しの権兵衛

まあ、普通なら攻略組についていきそうだけど

 

6321:名無しの権兵衛

まとめるとこんな感じ

・ベヒモス事件以降トラウマになった生徒が続出した

・王国は迷宮に行かせたい、けどここでA先生が猛抗議

・結果勇者とか戦いたい、戦える奴らは攻略組へ

・そうでない奴らはA先生と一緒に各地を回ることになった

・そんで戦力的にA先生側が不安なので式神はそっちに着いて行かせた

 

6322:名無しの権兵衛

はへー

 

6323:名無しの権兵衛

あん時のA先生は可愛かったな

 

6324:名無しの権兵衛

過去ログみたがあれはまさに教師の鑑(身長はないが)

 

6325:名無しの権兵衛

勇者やH山の取り巻きあたりから反発あったけど結局物理で黙らせてたな

 

6326:名無しの権兵衛

スレ主(式神)曰く「文句があるなら私に勝ってからにしろ」

んで、結局全員返り討ち

 

6327:名無しの権兵衛

記憶も力も五割くらいしか共有してないのにな、情けな……いや無理だわ、さすがに無理だった

 

6328:名無しの権兵衛

修羅+チートとか無理ゲー過ぎじゃあ!!

 

6329:名無しの権兵衛

高みの見物決め込んでたKさんとSさん大正解だったわ

 

6330:スレ主

正直Tさんと迷ったけど、仮にも最高戦力が集中してるTさん側より

戦えない人が集まったA先生側についてった方が不安がなさそうだしな

 

6331:名無しの権兵衛

考える基準がTさんとA先生だけで草

 

6332:名無しの権兵衛

欲望丸出しなんやなってwwwwwwww

 

6333:名無しの権兵衛

他にももっと戦えなさそうな人いなかった? ほらシャーマン?イタコ?みたいな天職の子

天職なのに心理的に苦手だって理由で使いこなせてない子が

 

6334:名無しの権兵衛

確かEさんだったな、スレ主曰く眼鏡っ子の

 

6335:名無しの権兵衛

なぜか攻略組に行ったよね、なんでか

 

6336:名無しの権兵衛

ほら、あの子勇者PTにいる子だったし、仲良しな方に行きたかったんとちゃう?

 

6337:名無しの権兵衛

まさか勇者に惚れてたりしてなwwwwww

 

6338:名無しの権兵衛

ない、とは言い切れんな

あいつ昔からモテまくってたし

 

6339:名無しの権兵衛

イケメン死ね

 

6340:名無しの権兵衛

バルス

 

6341:名無しの権兵衛

シィット

 

6342:名無しの権兵衛

ザキ

 

6343:名無しの権兵衛

側だけ見ればイケメンなんだろうな、中身は微妙らしいけど

 

6344:名無しの権兵衛

それにあいつモテるくせに自分から告白した話を聞いたことないんだよなぁ……

ホモなんじゃねえの?

 

6345:名無しの権兵衛

┌(┌^o^)┐ ホモォ

 

6346:名無しの権兵衛

それは……ないんじゃないかなうん

一応Kさんに惚れてるっぽいってスレ主が言ってたし

 

6347:スレ主

日本にいた頃は

オタ君に声をかけるKさん→クラスの男子に睨まれるオタ君→そこに追撃をかける勇者→苦労するSさん

ってコンボが日常だったからなぁ、ちょくちょくKさんに絡んでたしホモではないはず

6348:名無しの権兵衛

なるほど、ホモ説はないか

 

6349:名無しの権兵衛

残念だ

 

6350:名無しの権兵衛

突き合いたかったのになぁ

 

6351:名無しの権兵衛

!?

 

6352:名無しの権兵衛

何気にコンボに巻き込まれてるSさん可愛そう

 

6353:名無しの権兵衛

>>6349 >>6350 まさか……

 

6354:名無しの権兵衛

そりゃ苦労人なんて言われるわ

 

6355:名無しの権兵衛

>>6349 >>6350 マジモンのホモがいる件

 

6356:名無しの権兵衛

そりゃいるやろ、国が違うのだからいても不思議じゃない

 

6357:名無しの権兵衛

イランやサウジアラビアとかならともかくアメリカやイギリスとかからもアクセスもあるし

 

6358:スレ主

まあいいやとりあえず落ち着いてきたし

あとは彼らを地上まで連れてけばミッションコンプリート、ようやくこの迷宮からお別れかな

 

6359:名無しの権兵衛

長かったな、何十日潜ったことやら

 

6360:名無しの権兵衛

通常の迷子ならとっくに捜索隊が引き上げてるレベル

 

6361:名無しの権兵衛

むしろ死亡認定されてもおかしくない

 

6362:名無しの権兵衛

まあ、この先に何があるか気にならなくもないけど、オタさんたちも帰りたがってるし仕方ないよね

 

6363:名無しの権兵衛

オタさんもユエさんもほぼ裸だし、まともな装備を獲得するには外にいくしかないわな

 

6364:名無しの権兵衛

これで徹夜でスレを追う生活も終わりかぁ……夜の楽しみが

 

6365:名無しの権兵衛

楽しかったよ、間違いなく

 

6366:名無しの権兵衛

>>6364 ちゃんと寝ろ、睡眠不足は体に悪いし、過去ログや過去映像も見れるんだから

 

6367:スレ主

ワイも気になるが、正直先が見えないのも不気味でな

自動生成型迷宮とかだったらどうしようもない

……あと犯人探しもしなきゃ

 

6368:名無しの権兵衛

まだ忘れてなかったか

 

6369:名無しの権兵衛

そりゃイッチの執念深さと言うか殺意の程はよく知ってるし

 

6370:名無しの権兵衛

行動理念というか、考え方がシンプルなんだよね

優先順位をはっきりさせるタイプ

 

6371:名無しの権兵衛

お、二人の話が終わって次はスレ主の番だ

 

6372:スレ主

さて、何をどう話したものか

下5〜9を適当に混ぜる

 

6373:名無しの権兵衛

!?

 

6374:名無しの権兵衛

唐突ぅ!?

 

6375:名無しの権兵衛

ここは重要

 

6376:名無しの権兵衛

踏み

 

6377:名無しの権兵衛

知ってた

「一人で迷宮に潜るのを趣味にしてる」

 

6378:名無しの権兵衛

親から勘当されたので一人旅してる

 

6379:名無しの権兵衛

割りと慣れてきた

「ロマンを求めて迷宮に潜ってる」

 

6380:名無しの権兵衛

そこに迷宮があるから

 

6381:名無しの権兵衛

敗北を知りたくて

 

6382:名無しの権兵衛

財宝が欲しいから

 

6383:名無しの権兵衛

暇だったので

 

6384:名無しの権兵衛

刺激が欲しくて

 

6385:名無しの権兵衛

ええっと……これは?

 

6386:名無しの権兵衛

>>6377 >>6378 >>6379 >>6380 >>6381 か?

 

6387:名無しの権兵衛

いくつかかぶってるが、親に勘当されてが酷すぎるなwwwwww

 

6388:名無しの権兵衛

完全に不良だこれwwwww

 

6389:名無しの権兵衛

お、スレ主が言ったぞ

 

6390:名無しの権兵衛

曰く「小さい頃から敗北が知りたくて喧嘩ふっかけてたら親に勘当されて、

今は趣味と強敵とロマンを求めて一人で旅したり迷宮に潜ったりしてる」だと

 

6391:名無しの権兵衛

こwwwれwwwはwwww

 

6392:名無しの権兵衛

草大草原

 

6393:名無しの権兵衛

知ってるか、これ仮面をつけた不審者が言ってるんだぜ

 

6394:名無しの権兵衛

ほら見てみろよ、凶悪に進化したオタさんですら引いてるぜ

 

6395:名無しの権兵衛

大丈夫、安価の結果じゃなかったら私も引いてるから

 

6396:名無しの権兵衛

普通に職質されてるなこれ

 

6397:名無しの権兵衛

>>6396 その前に格好で職質される件

 

6398:名無しの権兵衛

大丈夫? 不審がられてない?

 

6399:名無しの権兵衛

警戒度は上がったかもしれん

 

6400:名無しの権兵衛

まあ、格好からして不審者です、って言ってるようなもんだし誤差よ誤差

 

6401:名無しの権兵衛

あ、ユエさんがさりげなくオタさんの後ろに隠れた

 

6402:名無しの権兵衛

気持ちはわかる

 

6403:名無しの権兵衛

100超えの吸血鬼も不審者相手にはこの行動である

 

6404:名無しの権兵衛

怖いものは怖いじゃん

 

6405:名無しの権兵衛

せやな

 

6406:名無しの権兵衛

さて、ご飯食ったらいよいよ脱出かな?

 

6407:スレ主

せやな、オタさんもなんか消耗してるみたいだし、少し休憩したら脱出しよう

 

6408:名無しの権兵衛

あー、長かった、ほんと長かった

 

6409:名無しの権兵衛

勝った!!第三部、完!!

 

6410:名無しの権兵衛

さて地球では記念にオフ会でもしようず

 

6411:名無しの権兵衛

>>6410 おお、いいね

 

6412:名無しの権兵衛

>>6410 一ヶ月後くらいなら予定は空いてる

 

6413:名無しの権兵衛

>>6410 私も有給取って行きます

 

6414:名無しの権兵衛

はたして、それでいいのだろうか

 

6415:名無しの権兵衛

オフ会かー、何年ぶりだろう

 

6416:名無しの権兵衛

ん?

 

6417:名無しの権兵衛

どったの? >>6414

 

6418:名無しの権兵衛

何か、気になることでもあった?

 

6419:名無しの権兵衛

いや、最下層、二百階層を見なくていいのかと思ったまでだ

おそらく今ここを去るともうこの迷宮に来るとは思えないのだが

 

6420:名無しの権兵衛

あぁ……まあな

 

6421:名無しの権兵衛

確かにな、オタさんは多分もう来たがらないだろうし

そうなるとスレ主一人か? 

けどそれだと確かに不安が残るからもっとスキルを増やしてからになるな

 

6422:名無しの権兵衛

いいんでない? もとよりオタさんの救出が目的なわけだし

 

6423:スレ主

ん〜 正直気にならないと言えば嘘になる

仮に200で終わりとするなら何かあるとすればそこだし

 

6424:名無しの権兵衛

けど、200で終わりという保証もないんだよなあ

 

6425:名無しの権兵衛

いや、あるな、確かめる方法が

ハーミット・パープルで最下層がどこにあるか調べればいい

 

6426:名無しの権兵衛

ほう

 

6427:名無しの権兵衛

>>6425 なるほどな

 

6428:名無しの権兵衛

え? オタさんの前でハミパを?

 

6429:名無しの権兵衛

いけるはず、王国でも見えた人はいなかったし

 

6430:スレ主

うん、とりあえずやってみるか

錬成は流石にバレるから手持ちの砂鉄で

 

6431:名無しの権兵衛

急に砂鉄をばら撒いたな

 

6432:名無しの権兵衛

オタさんが「その量どっから出した!?」って驚いてるwwww

 

6433:名無しの権兵衛

リアル四次元ポケット故致し方なし

 

6434:名無しの権兵衛

うんで、砂鉄に腕を突っ込むと、みるみると地図に

 

6435:名無しの権兵衛

階層しかない簡易地図やけどな

 

6436:名無しの権兵衛

えっと、一番上がスレ主たちの階層、でゴールが

 

6437:名無しの権兵衛

大体五十くらい下か

 

6438:名無しの権兵衛

これ、最終階層=二百階層なのでは?

 

6439:名無しの権兵衛

ありうる

 

6440:名無しの権兵衛

ゴールはどこか、で占った結果がこれだから多分おそらくきっと

 

6441:名無しの権兵衛

でも、スレ主はいいとしてもオタさん側にメリットがないべ

 

6442:名無しの権兵衛

まあな

 

6443:名無しの権兵衛

帰り道があるかもってなら……いや意味がないな、すぐに帰れるスレ主がいるんだから時間の無駄

 

6444:名無しの権兵衛

余裕そうだからあと50くらい平気そう

 

6445:名無しの権兵衛

>>6444 余裕、そう?(ボロボロで片腕なくしたオタさんをみつつ)

 

6446:名無しの権兵衛

余裕、かなぁ……

 

6447:名無しの権兵衛

たくましくはなったな、うん

 

6448:名無しの権兵衛

確かオタさんってさ、今まで魔物食って能力奪って生き延びたって話だったよね?

食べるにしても強い魔物ほどいいのならここほど最適な場所はないと思うのだけど

 

6449:名無しの権兵衛

あぁ……

 

6450:名無しの権兵衛

まあ、レベリングにはぴったりやな

 

6451:名無しの権兵衛

悩ましいな

 

6452:スレ主

オタさんの救出を取るか、それとも最下層へ行くか

 

6453:名無しの権兵衛

ここのトラップって転移系のやつもあったから、最下層ならワープポイントくらいあってもおかしくはない

 

6454:名無しの権兵衛

ただ、生きのこれる保証がない、この先どんどん魔物も強くなるだろうし

 

6455:名無しの権兵衛

いや、オタさんのことを考えるならこの先に行くべきだ

ここで連れ帰っても例の犯人がなんかしてくる可能性もある

なら今のうちにできるだけ強化しておくべきだと思う

 

6456:名無しの権兵衛

そういえば、オタさんを救出するのはいいけど、その後どうすんの?

 

6457:名無しの権兵衛

オタさんを王国に……ダメだな

オタさんの銃とか悪用される未来しか見えん

 

6458:名無しの権兵衛

ユエさんもオタさんについてくって言ったし

間違いなく実害を被るな、吸血鬼+美少女だもん

 

6459:名無しの権兵衛

……そもそもオタさんにクラスメイトとか王国って必要?

 

6460:名無しの権兵衛

い、一応Kさんと言う味方がいるし(その人しかいないとも言う)

 

6461:名無しの権兵衛

元からあまり重要視されてないし、今も二号さんの報告とか聞く限りだと

死んだのがオタさんでよかったって風潮すらある

 

6462:名無しの権兵衛

無理に連れ帰る、ってのも無理だな、今は差はあるが下手したらスレ主ですら返り討ちかもしれん

ステプレ見た限りじゃ化け物だし

 

6463:名無しの権兵衛

オタさん、一応こっち警戒してるっぽいもんな

……抜けてるとこあるけど

 

6464:名無しの権兵衛

まあ裏切られて落とされたんじゃあ仕方ない

 

6465:名無しの権兵衛

>>6463 スレ主がステプレに驚いたところ見て、あっ、て顔してたもんな

ステプレの隠蔽機能忘れてたと見た

 

6466:名無しの権兵衛

て言うか、スレ主を待ちきれなくなったのかオタさんが話かけてきた件

 

6467:名無しの権兵衛

まあな、流石に砂鉄まいて謎の地図出してだんまりだもん、気になるよ

 

6468:名無しの権兵衛

シンキングタイムしゅーりょー

 

6469:名無しの権兵衛

っでどうすんべ、スレ主

 

6470:名無しの権兵衛

さっさと連れ帰る?

 

6471:スレ主

どうするも何も、ここまでの話を総合すると、結論は一つしかないよね

 

6472:名無しの権兵衛

セヤナー

 

6473:名無しの権兵衛

まあ、うん

 

6474:名無しの権兵衛

オタさんは王国に帰るメリットがない、ユエさんには故郷がない

 

6475:名無しの権兵衛

となれば、ある程度の力がいる

現状勇者より上だとしても、それより強い敵が出ないとは限らない

 

6476:名無しの権兵衛

そもそも、魔族がまじつええって話で勇者召喚されたからな

ありえない話ではない

 

6477:名無しの権兵衛

正直なところ、心苦しくはあるが、着の身着のまま放り出すよりかはマシのはず

 

6478:名無しの権兵衛

オタさんのためって言えば聞こえはいいけど、実際は苦行を強いるだけだもんな

 

6479:名無しの権兵衛

ま、いざとなればいつでも緊急脱出できるし、気楽に行こう

 

6480:スレ主

まあ、一応スレッドなので安価をしよう

1 オタさんを連れ帰る

2 オタさんを最下層に連れていく

下5〜14 多数決

 

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6506:名無しの権兵衛

これは、数えるまでもないな

 

6507:名無しの権兵衛

まあ、退くも地獄進むも地獄なら進むしかないっしょ

 

6508:名無しの権兵衛

それじゃあオフ会は延期ですね

 

6509:名無しの権兵衛

あ、ついにオタさんが痺れを切らした

 

6510:名無しの権兵衛

ずっとだんまりだもんね、実際は脳内スレ会議中だけど

 

6511:スレ主

とりま、今までのことをまとめてオタさんを説得してみるわ

できなかったらすまんな

 

6512:名無しの権兵衛

OKOK

 

6513:名無しの権兵衛

たのんます

 

6514:名無しの権兵衛

応援してる

 

6515:名無しの権兵衛

多分大丈夫やろ、多分

 

6516:名無しの権兵衛

オタさん、地球に帰りたいとは言ってたけど、クラスメイトたちのとこに帰りたいとは言ってないし

多分大丈夫のはず

 

6517:名無しの権兵衛

がんばれ

 

6518:名無しの権兵衛

いじめ野郎らのとこには帰りたいとは思わんやろ

 

6519:名無しの権兵衛

まあな

 

6520:名無しの権兵衛

今から楽しみだぜ

 

6521:名無しの権兵衛

一応、オフ会の準備はしとくわ

オルクス大迷宮攻略祝いの

 

6522:名無しの権兵衛

>>6521 そっちもよろしく、予定は開けとく^ - ^

 

 

 

 

「………ハジメ、どうする?」

 

「どうするっつても、あれじゃあなあ……」

 

 自称ルビーローズとか言う不審者の自己紹介、と言うよりかは不良が昔やった武勇伝じみた何かを聞いていたら突如として黙り始めた謎の女。

 まるでテレビ映像を一時停止しているようにピタリと止まった彼女を見てどう声をかけたら良いか二人にはわからなかった。

 元よりそこまでコミュニケーション能力が高くないハジメと何百年も地下に封じられていて世情に疎い吸血鬼の二人なのだから当然と言えば当然のことだろう。

 

「まあ、これじゃあ話が進まねえよな、ん、砂鉄か? っておいどんどん出てくるな、どこにしまってたそんな量!!」

 

 ハジメが話しかけようとした途端、彼女に変化が生じる。

 急に懐に手を入れたかと思うと彼女のすぐ側に米俵一つ分の砂鉄をばら撒き始めたのだ。

 いくらファンタジーな世界とは言え目の前で起きた明らかに質量保存の法則を無視した光景に思わずツッコミを入れるハジメ。

 

「…………ん!?」

 

「なんだ、こりゃ」

 

 そして無言で砂鉄に腕を突っ込む彼女。

 なんだなんだと気になって二人は覗き込むと、急に砂鉄に変化が起き始めた。

 砂鉄が一人でに動き始め、まるで地図を描くように凹凸の線を刻んでいく。

 それは長方形をいくつも重ねたような図形で彼女に近い方にバツ丸印が、遠い方に別の印が刻まれている。

 

「これはやはりそう言うこと? なら最適な手段は、けどそれだと、なら、でも、ああ、うん、ありえる、いいの? でも確かに、他に方法、却下、やはり、なら、」

 

 ぶつぶつと不気味に独り言を呟く彼女に恐れをなしたのか、ユエはハジメの後ろへと隠れる。ついでにハジメも少し後ろへ下がる。

 数十秒か数分間続いたそれは唐突に終わり、また再び彼女は沈黙してしまう。

 不審者の不気味な行動に「こいつと一緒にいるのは失敗だったか」と思い始めたハジメだったが、一応は先輩冒険者らしいので何か思いついたことがあったのかもしれないと前向きに考えることにした。

 

「おい、いい加減何があったのか説明してもらいたいんだが」

 

 取り敢えず話を聞こうとハジメは、内心恐る恐るだが、声をかけることにした。

 正直に言って元の世界を含めて関わり合いになりたくない人物トップ3に入る不審者だが、「今はまだ語る時ではない」とか「話の途中だがワイバーンだ」など重要な会話を先延ばしにされるよりかは早めに聞いておくべきだと考えた。

 

「……ん、ああ、すまんな、ちょっと気づいたことがあったんで色々考えてたんだ」

 

 不審者はようやくこちらに気づいたようで、顔を地図からこちらへ向ける。

 

「今使った魔法は私オリジナルのものでね、砂などに目的の物の居場所や周辺の地図などを作成できる魔法なんだ、それでふと気になってここの最下層はどこかって探してみたんだ」

 

 ここが現在地と言ってバツ丸印を指差す。

 次にここが最下層、と言って彼女から離れた方の印を指差す。

 

「この間には階層が約五十ほど存在しているのがわかるな、つまりオルクス大迷宮は百ではなくニ百からなる大迷宮だったんだ、そこで色々考えた結果、南雲ハジメ君とユエさん、あんたたちには二つの道が用意されている」

 

「あ?」

 

 急に指を二本立てて彼らの前に突き出す。

 唐突に訳のわからないことを言い出す不審者に眉を顰めるハジメ。

 

「一つは私と一緒に百階層まで上がるルート、百階層まで上がってしまえば後は迷うことはないだろう、上がるにつれて魔物も弱くなるからあんたらなら問題ないはずだ」

 

「……上層への道は散々探したがなかったはずだぞ」

 

「そりゃ私が自力で百階層から切り開いた道だからな、あんたが下層へ降りた時にはまだできていなかっただけだと思うぞ、何より一人でこんなところに来るんだ、帰り道くらい確保しておくものだろう?」

 

 そう言われてしまえば納得するしかない。

 ハジメもゲームでは知っていることだがソロプレイというものは仲間の支援を受けられない分十全な対策と準備を済ませておくものである。それとほぼ同じと言うことだろう。

 

「で、もう一つは何だ? 選択させるってことは何かあんだろ」

 

「そうだね、例えるなら一つ目は楽な道、二つ目は辛く苦しい道といったところか、ただし得られるものは二つ目の方が大きいし、きっとあんたらの助けにもなるだろうよ」

 

「いいから早く言え」

 

 思わずドンナーに手を掛けかけるハジメ。どうもこの人を食ったような態度が気に触るようだ。

 

「二つ目は私とこのまま最下層まで降りてしまう、と言う方法だ」

 

「あん?」

 

 思わず睨みつけてしまう。

 ハジメはここまで迷宮からの脱出方法を探しにきたわけで迷宮攻略をしに来たわけではない。

 ここまで降ってきたのも単に上層への道がなかっただけであって、そこの不審者が用意した道があるならそれを使えば無駄な苦労はしなくていいはずだった。

 

「南雲ハジメ、あんたの話を聞く限り元の王国へ戻るつもりはないんだろ?」

 

「……ああ、そうなるな」

 

 元よりそれ程執着するものもなく、何より自身を陥れた人間がいる集団なんて誰が帰りたいと思うだろうか。

 

「ならあんたはもっと力をつけるべきだ、老婆心ながら言わせてもらうが、この世にはきっとあんたより強い人間や魔族がいるだろう、それらを退けるためにももっと魔物を喰らい、ステータスや技能を上げるべきだ、幸いこの迷宮は下層へ行くにつれて特異的で凶悪な魔物がわんさかいる、あんたのレベルアップにはちょうどいい場所だと考えるが?」

 

「………………ふむ」

 

 見た目の割りにはまともなことを言っているとハジメは思った。

 確かに、いくら勇者を超えたからとは言えそれ以上の怪物がいないとも限らない。

 幸いにもまだ技能は奪えるようだしステータスも上昇している。

 外にはこれほど強力な魔物はそうそういないだろうし、確かにこの迷宮はハジメにとっての修行の場としてはもってこいの場所なのかもしれない。

 彼は何よりもまず地球に帰りたい、その願いに変わりはないが、それを邪魔する敵は殺さねばならない。

 なら力は必要だ。ここで中途半端に離脱するよりも、最下層まで全ての魔物を喰らい、できる限りのパワーアップを果たしてからでも遅くはないはずだ。

 幸いなことに魔法チートであるユエと食糧を持った不審者もいる。

 先ほどの自己紹介の時に技能は隠されていたがステータス程度は見る事が出来た。

 

===============================

ルビーローズ 17歳 女 レベル:56

天職:冒険家

筋力:1260

体力:1260

耐性:655

敏捷:1870

魔力:5480

魔耐:4500

===============================

 

 見た目に反して……いや、見た目通り常識外れのステータス。ハジメの記憶にある勇者たち程度なら束になっても敵わないと思うほどに強い。

 ハジメ自身もほぼ全てのステータスが800超えという人外じみたステータスとなってはいるが、この女はその先を行く。

 異常なパワーアップと技能の簒奪を繰り返すハジメならば魔力と魔耐以外はすぐに追い抜いてしまうステータスだが、それでも現状では脅威に違いない。

 しかし、同時にこいつがいるのならある程度楽に迷宮を下れるのではないかと考えた。

 

「ユエはどうする?」

 

「……ん、ハジメについて行く」

 

 ハジメの問いにうなずくユエ。

 念のために尋ねたが、さっき彼女が言った通りユエはハジメについて行くようだ。

 少しの間目を瞑り、そして決心が決まるとルビーローズに向けてこう言った。

 

「……俺たちは最下層へ行く」

 

「後悔はないな?」

 

「ああ」

 

 ハジメは力強く頷く。

 確かに地上への帰還は遅れるかもしれないが、長い目で見るならばここを攻略した方が地球への帰還は早まるかもしれないと考えたからだ。

 

「了解、それならあんたらも随分と消耗してるみたいだし、今日のところはもう休もうか、こっちも色々と準備もあるしな」

 

 そう言って仮拠点を後にする彼女。

 どこへ行くのかとハジメは問えば、そこの封印部屋と指をさす。

 

「私はあっちで寝るから、若い二人はどうぞごゆるりと」

 

 ぱたん、と扉を閉じる女。

 何言ってんだアイツ……と若干呆れつつも、ハジメも自身の作業に没頭することにした。

 これより先の魔物は更に強くなる、ならば更なる武器がいる。

 ユエはその作業をきらきらとした目で見つめていた。

 

 

 

 

《続く》




《そう言えばスレ民のレス速度早くない?》
A:電波を経由していないので書き込みから投稿完了時間が恐ろしく短い上に
ラインやチャットのように自動的に反映されるからです

《今後の予定》
次回の冒頭に一度クラスメイト側の話
オルクス大迷宮攻略まではこっちを集中的に投稿、オルクス編終了後に一度間話を予定
終わったら一度休憩期間で、その間にギアスを投稿

7/6 このままだとクラスメイトの話が5000文字超えそうorz
  てかすでに4000超えたので分割する予定

7/8 後書き含めると10000文字突破して完成orz
  投下予定は10日の朝六時
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