ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたちの墓場   作:松浦南北

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前回の続きです。鳳来寺シオン目線。元ネタ↓
https://syosetu.org/novel/347531/21.html


【2024・ドッキリ】鉄オタでない人にアリバイを作って沖縄に行って、鉄道仲間の知らないところで浮気してみた。

2024年6月9日朝4時40分。今日僕は日帰りで沖縄に行くことを計画している。当然、同居人の郷以外には、たとえ鉄道同好会相手であっても内緒だ。ぽむちゃんと侑には家にいるとLINEで伝えておく。

 

僕「とりあえず飛行機も予約したし、制服姿で行くぞ!!」

 

郷「いってらっしゃい」

 

下宿先の六本木ヒルズを出て、まず大江戸線に乗り大門まで出ることにしよう。今日来たのは12-600形1次車だ。少数派だけどやっぱりこれが好き。

 

そして、大門でモノレールに乗り換え、羽田空港まで向かおう。大江戸線下車時点で5時18分だ。

 

浜松町の乗り換えは工事中であることも相まって、かなり不便。乗れたのは5時半発の空港快速だった。乗るのは終点の第2ターミナルまで。

 

夏至が近いから、もう既に明るい。でも今日は生憎の曇り空。いろんな意味で良くない展開が危惧される感じがする。あ、一応傘は持ったからね。

 

〜※〜

 

羽田第2下車後、B保安検査場を通り、サテライト方面へのバスで46番搭乗口に向かう。今回乗るのは全日空NH461便。6:25に羽田を出る始発フライトで、機体はA350だ。

 

僕「さて、売店でおにぎり3個とカニカマもゲット!!」

 

乗るのはエコノミークラスだから機内食は出ない。とりあえず買うだけ買って乗り込もう。ドリンクサービスがあるから飲み物は買わずに行く。飲むのはお茶だって決めてはいるけどね。

 

しばらくしたら離陸。時刻は5分遅れだ。

 

その間にメシにしよう。サラダ買いそびれたのは痛かったけど、ドリンクサービスで日本茶にして良かった。

 

ラジオでもと思い、いざイヤホンで聴いてみると……

 

僕「すごい……うちでデビューしたばかりのスクールアイドルの曲が……」

 

ぽむちゃんやかすみちゃん、せつ菜、愛さんの曲が流れてきた。日本航空に限らず全日空も流石、仕事が早い。とくにせつ菜の曲は多いから、いつまでも聴き飽きない。

 

まあ、朝も早かったから少しずつ寝ながら沖縄まで向かおう。

 

〜※〜

 

那覇到着は9時05分。10分遅れでの到着となった。とりあえず国際通りまで行ってみることにしよう。乗るのはゆいレール。飯田線レベルの2両や3両しか走らないけど、車内は大混雑。できれば4両にして欲しかったけど難しいよね……。

 

ゆいレール入線前に電話が来た。せりなからだ。

 

【通話開始】

僕「はい、鳳来寺です」

 

せりな『おはようシオン。今日一緒にお昼どこかで食べようよ』

 

でもせりなは鉄道同好会メンバーだから、ここでバラす分には平気。

 

僕「ごめん……今那覇にいるから無理……」

 

せりな『そんなぁ……』

 

僕「またどこかの放課後一緒に食べに行こうね」

 

せりな『約束だよ♪』

 

【通話終了】

せりなが追ってきたらこれ危険だな……。まあないとは思うけど。とりあえず県庁前まで乗るか。話はそれからだ。

 

〜※〜

 

県庁前到着後、1人の女の子に声をかけられる。

 

??「シオン……先輩……?」

 

僕「丹姫ちゃん!?なんでいるの?」

 

丹姫「おばあちゃんが沖縄で見聞を広めてほしいってこの前電話で言ってくれたから、昨日から来てた」

 

九谷丹姫ちゃん。蓮ノ空女学院で鉄オタをやっている小松市出身の女の子。大井川鐵道への憎しみを消すことを目標にしている。この前の合同新歓に参加してくれた1人だ。

 

僕「昨日はどこにいたの?」

 

丹姫「美ら海水族館を見てから、北の方にある民宿はいさいで泊まってきた。今日は国際通りを見て、今日中に金沢に帰る」

 

僕「でも丹姫ちゃんに会えて良かったよ」

 

丹姫「私も。出会ったら絶対にシオン先輩に恩返ししたかったから」

 

僕「フフッ、ありがとう」

 

丹姫「こっちこそ。だから、まず2人で一緒に歩きたい」

 

僕「じゃあ行こうか」

 

そういうわけで、丹姫ちゃんと2人で歩くことにした。

 

〜※〜

 

道中は2人で写真を撮ったり、ブルーシールアイスを食べたり……と、かなり有意義な時間を過ごす。

グッズとかも見ていると、やはり昼はすぐにやってきた。

 

丹姫「そろそろ11時だから、お昼にステーキ食べたい」

 

僕「ステーキって沖縄で有名?」

 

丹姫「うん。おばあちゃんが、『ステーキハウス88は一度行ったら食べてみて』って言ってたから」

 

僕「よし、じゃあ行こうか」

 

そういうわけなのでステーキ屋に流れる。入ったのはステーキハウス88の国際通り店。2人揃ってテンダーロインステーキ・300gのミディアムレアをチョイス。

 

僕「とりあえず今日は、僕が奢るからね」

 

丹姫「なんか申し訳ない……」

 

下手をしたら1万を超えるから、ここは例外として、先輩の意地で僕が奢る。また奢ってもらえればそれでよしとしよう。

 

さすがアメリカのステーキ。食べ応えがあって美味しい。付け合せの野菜も病みつきになる。

 

ごちそうさまでした。

 

〜※〜

 

代金支払い後、これで丹姫ちゃんとは解散になる。一応お土産も買っているから、なんとかなる。

 

丹姫「今日はありがとう。シオン先輩に会えてよかった」

 

僕「こっちこそ。また何かあったら連絡するね」

 

丹姫「うん」

 

2人「じゃあまたね」

 

こうして丹姫ちゃんは県庁前駅方面に去っていった。また散策を続けるか。

 

〜※〜

 

1マイルもあるから、色々見ていると時間が潰れる。そんな中だった。

 

せりなから通知だ。イマーシブフォートにいるのか。せりなも楽しんでるね。

 

よし、僕もせりなの知らない、丹姫ちゃんとの国際通りでのツーショットを上げちゃえ!!

 

しかし、これが後に地獄を生み出すとは知る由もなかった……。

 

引き続き歩き進めて数十分、またシーサーの前で1人で自撮りをしている間に……、

 

??「あのー、すみません、国際通りってどちらにございますでしょうか?」

 

うわ、せりな、いやメガネをかけているから今は咲世だ。逃げなきゃ。

 

咲世「あっ!!逃げるな!!待ってください!!」

 

結局逃げられなかった。

 

僕「ちょっと咲世!!何してるの!?」

 

咲世「国際通りは……」

 

僕「国際通りはここ!!てかなんでわかったの!?」

 

咲世「国際通りで他の女とハイサイしてるから……」

 

僕「ちょっと待って咲世ってこんな顔してたっけ……?あなた、偽物かな?」

 

※本物です。

 

咲世「いや私だよ!!米沢咲世なんだけど!!こんにちは♪」

 

僕「どういう気持ちなんだろう……これドッキリでしょ?」

 

咲世「そうだよー♥今回は、友人を1500km追いかけてきたというドッキリをやらせてもらいました」

 

僕「でもお台場いるって言わなかった?」

 

咲世「言ったよ」

 

僕「イマーシブフォートの写真」

 

咲世「あの時間は違うけど」

 

僕「ってことは……」

 

咲世「前に撮った画像を送ったの」

 

僕「理解」

 

咲世「それで飛行機でここまで来たんだ」

 

僕「なんか気持ち悪いなぁ……」

 

ドッキリを掛けた経験者としても、正直気色の悪さを感じた。

 

咲世「ごめんごめん。でも4月ぐらいに歩夢にドッキリかけてたでしょ?」

 

僕「うん」

 

咲世「いざかけられてみたらどんな顔するのかなって」

 

僕「やっぱり怖いよ……」

 

咲世「逃げたもんね。特に私だったもん」

 

僕「でもよくわかったね」

 

咲世「虹ヶ咲学園の制服着て、ショルダーバッグ提げて1人で楽しんでるってYouTuber鳳来寺くらいしかいないでしょ?」

 

僕「バレちゃった☆」

 

というわけで咲世のドッキリにまんまと引っかかってしまった。そしたら次の地獄が再来した。

 

咲世「ところでシオン、さっき国際通りで写真撮影していたときに写っていた女は誰?」ハイライトオフ

 

僕「あの人か。蓮ノ空女学院1年の九谷丹姫ちゃん。この前の新歓の恩返しをしたいって言ったから、一緒に撮ってたんだ。もう帰りの飛行機がなくなるかもってことで金沢に帰っちゃったけどね」

 

咲世「……とりあえず、帰ろうか♪」ニッコリ

 

僕「なんで!?」

 

咲世「私の知らないところで知らない女と話した罰だよ♪帰りの飛行機で文字通り愛してあげるから♥」黒笑い

 

僕「それはやめて!!」

 

咲世「やめないよ〜?」ハイライトオフ

 

どうやらこのまま強制送還っぽいです……。

 

〜※〜

 

そして乗ったのは14:55発17:35着の羽田行きJAL988便。雨の中だから、5分遅れでのフライトとなった。帰りは羽田着後に食べる方向にしよう。

 

そして帰りの飛行機でLINEを確認すると……

 

ぽむちゃん『なんで家どころか都内にいないの?』

 

ぽむちゃん『また浮気?』

 

ぽむちゃん『いーけないんだー!!』

 

ぽむちゃん『私だって日帰りで沖縄行きたかった!!』

 

ぽむちゃん『……もういい』

 

ぽむちゃん『シオンちゃん帰ったらオシオキダカラ』

 

僕「え、どうしよう……」

 

咲世「自業自得だね♥私も一緒にお仕置き受けるから♥」

 

僕「そんなぁ……」

 

ぽむちゃんのLINEで確実に地獄の末路しか見えなくなった。

 

そして羽田到着後のこと。

 

??「鳳来寺さん、米沢さんお疲れ様でした」

 

僕「なんで生徒会長がいるの?」

 

何故か生徒会長が出迎えに来てくれた。

 

菜々「上原さんから苦情が届いておりましたので。それにしてもまた、浮気ですか?」ゴゴゴッ

 

僕「ただ沖縄観光していただけだから浮気じゃないよ」

 

その一言で、ぽむちゃんに侑まで現れた。

 

ぽむちゃん「いいや、私の知らない女とのツーショット上げていた時点で浮気だよね?」

 

僕「あ、終わった」

 

咲世「ほらね♪」

 

侑「とりあえず、この4人でシオンちゃんをいじめようか♪ありがとね、せりなちゃん♥」

 

咲世「えへへっ♥手柄になっちゃったね♥」

 

菜々「さ、シオンさん行きますよ♪これで私のモノ♪今夜が楽しみですね♥」

 

僕「いやあああああああああああ!!」

 

こうして、いつもにも増して叫ぶ僕は4人に連行されたのであった。お土産も現地で買えなかったし、終電までむちゃくちゃ尋問されるしで最悪だよ……。




次回は未定です。
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