剣士だとでも思ったか?   作:アゲイン

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どうも、作者です。
宣言した投稿ペースから外れた今回の投稿。
単に日刊ランキングに乗ることができたことに対する感謝の印です。
通常の倍以上のUA、お気に入りや評価、本当にありがとうございます。
これも日頃応援してくださる方々のお陰です。
これからも是非お付き合いいただけるよう、よろしくお願いいたします。


新章だからとしっかり描写するとでも思ったか?

 

 

『―――我々は今、何を見せられているのでしょう……』

 

 

  

『魔導騎士の卵たちが研鑽の果てに培った武力、それをもって鎬を削り合う至高の祭典、七星剣武祭。

 今年も数々の素晴らしい戦いが繰り広げられてきました。

 しかし、その決勝戦という祭りの最後を締め括る舞台において、我々の常識を覆すような事態が起こりました―――いえ、そもそも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?』

 

 

 

『だがしかし、全ては結果が示している。

 勝者こそが正義、強者こそが絶対。

 たとえそれがいかなる者だとしても、その事実だけは覆せない』

 

 

 

『無名の選手が一躍注目を集めることにもなりえるこの大会において、その中でも今年は異彩を放つ選手が一人』

 

 

 

『全くといってよいほど情報のない彼の存在が大会にどれほどの波乱を巻き起こすのか、私は最初にそんなことを言いましたが―――足りなかった。

 彼という存在を言い表すのにそんな表現ではこれっぽちも足りなかったのだと私はこの大会を通して非常に痛感しています』

 

 

 

『彼と戦った選手たちはいずれもこの先の魔導騎士の歴史に名を刻むほどの猛者ばかり。しかしたったの一度たりとも傷を負わせることはできませんでした。

 全試合完全勝利―――大会発足以来誰も成し遂げたことがないこの偉業の達成を、果たして誰が想像できたというのでしょう。』

 

 

 

『その姿まさに台風、まさに嵐。

 自然の前に人間が無力であった時代を再現するかのように、圧倒的な暴意を撒き散らし対戦相手を叩き伏せる』

 

 

 

『正体不明のダークホース―――傲岸不遜な仁王立ち、抜かず二刀を腰に携え、放つ風刃敵う者なし。

 迫る敵もなんのその、荒ぶる暴風領域がその侵攻を阻みます。

 そして決勝で見せた奥の手、螺旋の矢尻のようなものが対戦相手の肩を貫き、それが勝敗を決する一手となりました』

 

 

 

『あまりにも常識外れなその戦い方に賛否の嵐が巻き起こりましたが、その全てを力ずくでねじ伏せ実力を証明しました。

 故に称えましょう。

 ただ一人彼こそが―――頂点であると。

 それでは改めてご紹介いたしましょう』

 

 

 

『この男―――【武芸者に非ず】!』

 

 

 

『この男―――【剣士に非ず】!!』

 

 

 

『この男―――【挑戦者に非ず】!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『【大渦の魔導士(ヴォルテクス)】―――いや敢えてこう呼びましょう!!!

 

 

 

 【七星剣王】―――葛城浩太郎!!!!

 

 

 

 これまでの歴史を塗り替える圧倒的な王者が今、ここに誕生したのです!!!』

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 

 はい、という訳でどうも動画投稿者こと「不乱12」です。

 なんだろう……何故か分からないんですけど凄く久々にこの挨拶をしたような気がします。

 具体的に言うと一ヶ月とちょっとぶり?

 でも何か、元に戻った感じで気分がいいですね。

 

 さて、皆さん。

 冒頭のやつでほとんどお分かりだとは思いますが……ええ、まあ。

 なっちゃいましたね、七星剣王。

 まあ色々言いたいことはあると思いますよ、自分だってこの編集はないなって思ってますもん。

 でもしょうがないじゃないですか!

 全くなかったんですよ、他に特筆するようなイベントが!!

 

 

 

 島のあれこれを解決するためにお父様に方々動いてもらいまして、煩わしいことに関わり合いにならないようにとヘイトを受け止めてくれる役割を負ってくれたところがありました。

 それが落第世界でも屈指の財閥、貴徳原グループさんです。

 私が起こした事件の矢面に立ってくれたばかりか島に手出しをさせないためのリゾート計画なんてものをやってくれたりと、かなり頑張っていただいてるんですよね。

 

 そんでまあ、その関係で貴徳原のお嬢様カナタさんとお知り合いになったんです。

 中々面白いお人で結構天然入ってることが判明したアイリスとも友達になってくれて、ついでのように伐刀者ということが明らかになった彼女のために入学手続きもしてくれたりと何だかんだ世話焼きなところがあって意外にお姉さんキャラなんかなーと。

 まあそれはともかく。

 

 

 そんな超有名な彼女とほぼほぼ無名な自分を比べてみて下さいよ。

 どっちに注目が集まると思いますか?

 そんなもん当然彼女の方に決まってるでしょうが!!

 

 

 学校での私なんてこう、あれですよ。

 主要人物が真ん中で話してるシーンとかで画面端に映ってるようなモブのようなもんでしたからね?

 加えて彼女は将来的に生徒会長になったりする雷系抜刀術使いの東藤刀華さんや、何でもは出来ない出来ることだけ♪な合法ショタ御祓泡沫くんという二人の仲間がいます。

 このビジュアル最強集団に対して自分の顔面ではちょっと太刀打ちできないですねぇ……。

 

 そんなわけで破軍学園に入学してから語るべきイベントは特に発生していません。せいぜい小競り合いといったところでそれもほとんどカナタさんたちが表立って解決してくれています。他のプレイヤーの方からするとこれについて文句で出てきそうですが、まあこれも自分という異物から周囲の目線を逸らすためのものであったので助かったといえば助かりました。

 お陰で穏やかとは言い難いものの、Eランク伐刀者として入学したアイリスと一緒に楽しい学園生活を送ることができたので感謝しています。

 

 

 とはいえ、私には以前倫理委員会の連中から言い渡された本家への忠誠を示すための条件というやつがまだ存在しています。

 そうです、なんやかんやあって忘れていましたが「七星剣武祭での優勝」というやつです。

 理事長が新宮寺黒乃となる前の破軍学園ですので、現状は能力値による優劣が明確に存在しています。

 そんで七星剣武祭への選出もこの能力値、伐刀者ランクによるものに比重が置かれているんです。

 

 でもって皆さん忘れてるかもしれないですけど自分、Cランク伐刀者なんですよ。これって学園にいる人たちの層を考慮すると……大会の候補に選ばれない確率が高いんですよねぇこれが。

 去年の二年代表は言わずもな、今年は貴徳原グループからも女性陣二人が候補として挙げられています。

 他の候補者も合わせると残りの枠がせいぜい一つ。

 こんなんじゃ無理じゃね?―――と思いきやですよ。

 

 ここで貴徳原、学園側にとって無視できない情報(カード)を振りかざして強引に私の分の枠を手に入れて来てくれたんですねぇ。しかもこれが中々スキャンダラスなものであったらしく、脂汗を流しながら頼み込んでくる理事長には憐憫の念を抱くと共にやっぱ大企業ってスゲーやと思いました。

 もうね、感謝しかねぇですわ、これから彼女やその親御さんに足向けて寝れないですよこれは。

 これでどうにか無理難題を達成するための足掛かりができ、後はもう当たって砕くだけという実に単純な道筋が出来上がってるんです。

 圧倒的感謝、この胸に抱いた感情そのままに一戦一戦全力で戦いましたとも。

 

 

 

 開幕『禍境』展開からの風刃ブッパ。

 この王道パターンで勝ち進み、あれよあれよと決勝戦。

 これまで対剣士を想定し修練を積んできた私にとって当然の結果でしたが、周りからすれば卑怯者の戦いに見えることでしょう。

 そのせいか試合の前後に罵倒とか食らいましたけど、かまわず勝利を重ねるたびにその声もだんだん小さくなっていきました。

 

 そして決勝、流石に中々の強敵で風刃を避けるわ斬るわで中々倒れてくれません。

 禍境圏内に踏み込んでくるも危険を察知したのか直ぐ様飛び退く始末。あのまま突撃してくれれば禍境の『空間湾曲』で決着がついたのですが、生憎そう簡単には行かないものですね。

 

 

 

 

 

 ―――でも自分、魔法使いなんすわ。

 

 

 

 

 

 やってこねぇならそれでいい。

 進化した自分の新しい伐刀絶技―――『螺旋剣(カラド・ボルグ)』が貴様を穿つだけのこと。

 螺旋エネルギーで出来た魔力剣、空間を穿ち進むこれは放たれたが最後対象へ加速しながら突撃する。

 発射を視認してからでは回避不可能なこの一撃。

 お茶の間へ配慮して肩へと放ったこれが勝敗を決することとなりました。

 

 

 

 

 

 ―――こうして七星剣武祭優勝という条件を達成した私はこれでお咎めなし、晴れて自由の身となりました。

 特に制限とか掛かってなかったですけど、横からあーだこーだ言われるようなこともなくなったので本当によかったです。

 これで本格的に原作に関わることができるようになります。

 

 来年には遂に原作主人公、黒鉄一輝くんが入学するのですから今から楽しみですねぇ。

 結局自分は原作始まる前に彼に出会うことは出来なかったので実物見たことがないんですよ。本家の人間で唯一関わりあるのって王馬くんだけですし。

 幼少期こそ私のせいで早くから敗北を味わった彼がどんな成長を遂げているのか。

 気になるところですがそれはおいおい分かっていくことでしょう。

 

 

 とりあえず今回はここまで。

 次回もどうかお楽しみに~。

 それではまた。

 

 

 




読了ありがとうございました。
日曜も忘れず投稿いたしますのでどうかお楽しみに。
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