まただよコイツ……(飽きれ)
できれば週二回くらいの投稿を心掛けたいのですがねぇ……。
何かスッゴク難産でした、ままならんもんですな。
それでもへたれるまでは続けていきたい所存。
あと前回の日数の経過について調整しました。
流石に展開が性急過ぎる気がしたので。
そんじゃやっていきましょう。
やっぱり思い付きでやるもんじゃないなと後悔する実況動画始まるよー
どうも実況者です。
自分は今激務に追われています。
何故かって?……自業自得だよ(諦め)
「はーいこっちに並んでくださいねー、こちら最後尾三十分待ちとなっておりまーす」
おう、アイリス。
列を整理すんのやめーや。
てかそんな並んでんのなんでなん?
この島の住民は自分を過労死に追い込むつもりか?
残念だったな、致命傷だ。
―――さて、視聴者の皆様には現状何がどうなっているのかお分かりにならないと思います。
状況を説明しましょう。
まず、現在のゲーム内日時は前回から既に一ヶ月ちょっと経っています。
その間自分が何をしていたのかというと特に何か変わったことをしていたわけではなく、前回お見せしたような生活を送っていました。
やっても精々鉄球の技術を向上させていたくらいで他はアイリスに島暮らしで使える知識や村の風習について教授してもらっていたぐらいですからね?
後はあの時のおばあちゃんのその後の容態を見るついでに孫の相手を時々してちょくちょく魔法を披露してたくらいですよ。
そんでまあ、今日もそういうルーティンでやっていくつもりだったんですよ。今回こそ最大個体獲得チャレンジを更新してやるつもりで漁の計画たててた自分を家の前で誰が待ってたと思います?
東理雄だよ(何でいるんだこいつ?)
最初に漁の相談した時以来となる彼との対面、いぶかしむ自分にちょっと着いてきてくれってんで村長の家に連行されたと思ったら数人の男衆が座っている真ん中ででん、と構えた村長がいたんですよ。
何が何やら分からないまま出迎えた村長の前に座らされ、近状のこととか何か困っていることはないかとか、これまで放置してきた癖に今更なことを尋ねてきたんで特に困ったことはないと返答しました。
いやこれについては本当、マジで困ってないんですよ。
友達とかアイリスで十分だし、勉強だって彼女と孫に手伝ってもらってしっかりやってますし、安定して漁が出来るようになった以上衣食住に不満もありません。ここ比較的南に位置する島やぞ、冬とかこねぇじゃんよ。
唯一修行の進みが遅々としていることが困ってることではありますが、これは自分でどうにかしなければならないことなのでそもそも村長にどうこうできる問題ではありません。
そのことを懇切丁寧に伝えてあげるとどうにも座りが悪そうな顔をして唸りながら黙り込む村長、どよめく男衆。
しばらくその様子を静観していると視線で会話でもしているのか、全員の目がきょろきょろと動いていますね。
そうしていると何やら結論が出たのか、村長が代表して口を開きます。
「そのー……ちぃとお主のやっとることを噂に聞いてのぉ……魔法の鉄球の件じゃ。聞くところによるとそれで村人の一人を治したらしいではないか。
本人からも話は聞いての、すこぶる調子が良くなったとのこと。
あのお婆は長年腰の痛みに困っておってのぉ……」
そこまで言ってゴニョゴニョと口を濁す爺、一体何が言いたいんでしょうか?
―――まあ言っちゃいますと皆さん予想している通り『他に治してほしい人がいる』ってことなんですけどね。
この話題に触れる以上、それ以外ににないでしょう。
そのことを指摘すると言い当てられるとは思ってもいなかったのか心底驚いて目を見開く村長。
詳細を聞くに、一年ほど前に彼の娘が唐突に体調を崩してしまい、それ以来衰弱の一途を辿っているとのこと。
その衰弱具合は凄まじく、もう数年あるかないかの命と見られているらしい。
彼女は島の医療技術では手の施しようがなく、本土で見てもらおうとこれまで本家の奴らに頼み込んでいたようなんですが、奴らにとってそんなことはどうでもいいことでしかなく。聞く耳を持ってくれるわけはなく体の痛みを訴える彼女に慰める言葉もないまま日々を過ごしていたそうな。
長く悲嘆に暮れる日々、そこに現れた自分という異物。
望まぬ異邦人として距離を置いてきて、それがまさかの可能性を画星に抱かせたのでしょう。
娘の病が直せるかもしれない―――彼にとってこれほど望んだチャンスはありません。
それでも立場がある彼は周りの人間の目もあり、葛藤を抱きながらも中々行動に移せなかった……他の島民にも少なからず本土の人間を恨む気持ちは存在していますからね。無闇に刺激するようなことはできなかったのでしょう。
それから延びに延びて一ヶ月。
周りの人間を説き伏せようやく自分を招集するに至った……と。
「あれは二人目の子が生まれた後、夫にも先立たれてしまっての……体より先にもう心がもたんのだ。
儂ら虫の良い話をしておる自覚は存分にある、だがそれでもじゃ……どうか娘を助けてはもらえんだろうか?」
己の事情を吐き出し、表情をしょんぼりと曇らせる爺、いや爺さん。周りの男衆も顔をしかめて沈痛な面持ちです。
彼らにとってもその女性は村にとって大切な人であったのだと思います。
同情に値する不幸、すがれるものがあるのなら藁にもすがる思いなのでしょう。
だからこうして赤裸々に事情を語り助力を乞うているのです。
―――ここまで来たらもう皆さん分かるでしょう。ええ、治しましたとも。ばっちりしっかり、不安の種の一切合切を取り除いてきましたとも。
だって……こんな話聞かされて動かなかったら自分の今後に関わってくるのは分かりきっていましたからね。そりゃあもう前回とは比べ物にならないくらい必死になって治療に専念しましたとも。
村長の家の一室に案内され、そこで憔悴しきった様子で横たわる件の女性と対面し。
事情を聞かされていたお付きの人と村長たち監視の下診察を始め。
体内に点在する淀みの多さに肝を冷やし。
動揺を悟られないようにするのに気力を消耗し。
経路を正すのにかつてないほど抵抗を受け精神をすり減らし。
それでも根気よく経路に働きかけ、飴玉を溶かすようしてに少しずつ淀みを発する部分を解きほぐしていくという作業を繰り返して一昼夜。
―――皆が根切れて寝静まる中、全ての淀みを取り除き痛みから解放された穏やかな表情の女性がそこにはいましたとさ。
で、これが冒頭の自分の状況に繋がっているわけです。
まず村長が目を覚まし、寝ぼけた視界の中に完治した娘を見つけ感動の抱擁を交わす親子、それに呼応するように意識が覚醒する他の人々。
室内に喧騒が溢れ、それに釣られて島民が集まりだす。
それからはもうお祭り騒ぎですよ。
寿命残り少しとされていた人物の治療を成功させた自分の評判はすぐさま村に広まりました。
そんで来るわけですよ、自分もってね。
簡易的な屋台みたいなものが造られて速攻Drコウの診療所が開設されてましたわ。
もう大盛況なんてもんじゃないですよ、もう十人以上診てて夕暮れが綺麗だなってのにまだ来ますからね。
こっちの予定とか何もかんも無視です。
ちょっとくらい遠慮しちゃくれませんかねと思うわけですが、東理雄さんが頭を下げて頼み込んでくるんで我慢してるわけなんですが……。
「コウくん次の患者さんきたよー」
―――これだよ。
単純に忙しすぎるんですよ!
何だよこれ、子供にやらせる仕事量じゃねえぞ!
しかもこっちは一徹状態なんですけど!!
ふざけんじゃねぇ!!
と、当時の自分はかなり荒んだ状態で事に当たっていたのですが、ゲームを終えた後だとこれがあったからこそ島民からの対応が良くなったんだなって今では思います。
さて、そんな激務に追われながらも何とか最後の一人の治療をやりきって一息ついていたところ、それを見計らってか申し訳なさの中に隠しきれない嬉しさをブレンドさせた絶妙な表情の村長がやってきました。
娘さんが改めてお礼を言いたいとのことでまたあの部屋に連れていかれ、そこで若干生気を取り戻した様子のベッドの主―――
「……お疲れの様子ね、大丈夫かしら?」
二度目の邂逅で早速のお言葉。
こちらの疲労を気遣っての台詞でしょうが、病み上がりの人に言われることになるとは。自分そこまで分かりやすい顔してます?
「ごめんなさいね……でも、やっぱり信じられないわ。君みたいな小さな子供が私を治したなんて」
まあそれはそうでしょうね。
立場が逆だったら自分も信じるとかできそうにないですもん。
こっちとしちゃ信じようが信じまいがどうでもいいんですけどね、やることやったし後は寝るだけなんで。
しかし自分がそういうと暮亜さんは首を横に振りこちらを押し止めます。
「そうはいかないわ、ちゃんとお礼は言わないと。
……ありがとう。
私の未来を守ってくれて、父の嘆きを振り払ってくれて。
でも聞かせて、どうして私を救ってくれたの?」
そんなもん爺が頼んだからに決まってんだるぉおおお?(威圧)―――なんてことは言わずに健全を語っておきます。
いやー、これも護国のためっすから。
あれっすよ、国は民あってのものとかいうじゃないですか。
自分普通の伐刀者と違って武芸者とかじゃないんで、あくまで魔法使いなんで。
そんなことをつらつらと語ってみせたのが村長たちの琴線に触れたのか、どことなく雰囲気を変じさせた彼らはおもむろに語り始めます。
「……子供と思えない瞳はその決意のせいだったのね。
あなたになら……そうね、話してもいいかもしれない。
ねぇ、魔法使いさん―――」
―――悲劇に関わる覚悟はおあり?
……はい、ということで今回はこの意味深な言葉で締めたいと思います。これがどういう意味なのか、それは次回以降の動画で明らかになることでしょう。
次回の投稿ではこの島の核心的な部分に触れることになるので乞うご期待です。
それではまたの投稿でお会いしましょう、じゃあね。
次回はガッツリ戦闘シーン入れるよ
日常ばっかじゃ皆飽きるもんな?
じゃけん戦闘回は大切
だからまた遅れると思うけど許してクレメンス
次の戦闘回はどの視点で見たいですか?
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主人公(執筆難易度:低)
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敵(執筆難易度:中)
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第三者(執筆難易度:中)
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全部で(執筆難易度:作者が死ぬ)