あつもり日記   作:syumasyuma

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第27話

#26

 

 

★×月〇△日

 

海上で舞う吸血鬼のお姉さんと妹ちゃんがあまりにも美しかったので、

興が乗り、像として形に残した。

 

中々良い出来だ。

 

今度会った時にでも進呈しよう。

 

 

★×月〇□日

 

海でのことを残しておこう。

 

久しぶりに日記を書こうと思ったが、何処にも日記が見当たらない。

 

一体この狭い部屋の中の何処へ行ったというのか?

 

 

★×月〇☆日

 

日課からの帰り道、稗田家の近くを歩いていると、

道に飛び出てきた猫が馬車に轢かれそうになっていた。

 

こいつはまずいと慌てて飛び出して、猫をつき飛ばし、

そして今までで一番恐ろしかったことを思い出す。

 

良いことしたなと思っていたが、

瓦版に【飛び出し妖怪に注意!】というのが記事載っていた。

 

また妖怪扱いされてる・・・。

 

 

★×月〇●日

 

日課に海釣りが追加されて少し経った。

 

何となく海の魚といったらスズキのイメージを持っていたが、

カレイやカサゴばかり釣れる。

 

竿を替えると、小さいスズキなら釣れる。

いやセイゴといった方が良いのだろう。

 

何でかなー?と思ったが、スズキは夏の魚だったな。

 

 

★×月〇▲日

 

今日も釣りだと、海に来てみたら幽香さんが泳いでいた。

 

何をしているのかと聞いてみると、海の植物と話していると返ってきた。

 

夏には花が咲くそうだから楽しみだわととてもいい笑顔をしている。

 

幽香さんは本当に花見が好きだな。

 

 

★×月〇■日

 

行灯の淡い光の中、木像に表情を付けていると、

通信機から何か声が聞こえてきた。

 

【こんばんわ。神様あわーのお時間なのじゃ。】

 

・・・何か始まった。

 

【ぱーそなりてーは夢枕に立てなくて暇な奴こと我が担当するのじゃ。】

 

一体誰なんだよ。名を名乗れよ。

 

【第一回の放送にも関わらず送られたお便りを返していくのじゃ。】

 

今日が第一回なのになんでお便りが送られてくんのかよ。

 

【ラジオネーム楽園の素敵な巫女さんからなのじゃ。】

【「寝てたのになんなの?」すまんすまん寝てるときには繋げんようにするのじゃ。】

 

巫女さんも聞かされてたのか。

 

【気を取り直して次!ラジオネームやっぱり地下がいい妹さんからなのじゃ。】

【「お姉さまの好きな食べ物はなんですか?」えーっと妹っと】

 

神様も妹ちゃんも何言ってんだ。

 

【続いてラジオネーム最上階こそ一番なお姉さんからなのじゃ。】

【「フランの作るものなら何でも好きよ?」おっ大体正解じゃな!】

 

こいつら家でやれよ。

 

 

★×月○★日

 

折角海が出来たのに、こんなに冷たいんじゃ入れないぜ、

とマリちゃんが言ったので、今日は浜辺でBBQをすることになった。

 

BBQのメインはお姉さんが持ってきた腸詰肉と、河口で釣れた鮭だ。

 

BBQの準備中に何処で聞きつけたのか、ぞろぞろと妖怪がやってくる。

 

スキマさんが持ってきた古酒がとても美味しく、

妖夢ちゃんと西行寺さん、巫女さんの月の土産話は鮮烈で盛り上がった。

 

月はかなり文明が進んでいるみたいだ。

 

途中、神様の分社が月に出来たという下りが出たときに、

ほとんどの人からどういうことだと見られたが、俺は知らんぞ。

 

【月の使者殿に一匹玉兎が付いていたじゃろう?

そいつの夢に出てちょっと話しただけじゃ】

 

神様に通信機で聞いてみたらそんな返答があった。

 

「月と遺恨が残るようなことはしないで欲しいのだけれど?」

 

【いやいや、借りてしまった宝珠の件を改めて謝罪しに行っただけで、

分社を立ててもらったのはあちらの多大な好意があってこそじゃて。】

 

通信機を介してスキマさんと神様が舌戦を始める。

 

巫女さんは博麗神社に分社ができたんだーみたいな反応で、

マリちゃんに自分の神社なのにそれでいいのかと突っ込まれていた。

 

小鬼に古酒を注いでやると、心底幸せそうに酒を呑みやがる。

 

途中で食材が切れたので、追加で魚を釣れば運の良いことにタイが釣れた。

 

酔っ払いのめでたいコールも始まった。

 

 

★×月××日

 

日課を終えて家に着くと、稗田家の使用人が待っていた。

 

話を聞くと最近稗田家の飼い猫がいなくなって、

稗田の嬢ちゃんが落ち込んでいるそうだ。

 

タイとマグロが食いたいと、稗田の嬢ちゃんが洩らしたのを耳にして、

その願いを叶えて元気を取り戻して欲しいが、

海釣りしてくれる漁師はなかなかおらず途方に暮れていたところ、

マリちゃんから俺のことを聞いて足を運んだようだ。

 

なるほど、困ったな。

 

困ったので神様に相談する。

神えもーん!マグロを釣るには桟橋が必要なのに、

自分のレシピには桟橋なんて無いよー!桟橋出してー!

 

と言ったら小鬼に作って貰えばええじゃろと言われた。

 

確かにと思って、その辺に転がっていた小鬼に頼んでみたが首を縦に振ってくれない。

 

どう説得したもんかと悩んだときに、神様の海底熟成というものがあってじゃな、

という言葉に小鬼が釣られた。

 

 

★×月×△日

 

小鬼が一晩で桟橋を作ってくれた。

 

意気揚々と糸を垂らせば、大きい魚影が近づいてくる。

 

一発目からマグロか!と思ったが、魚影は食いつかず桟橋に近寄ってくる。

 

やっべ!と思ったのも束の間、足を掴まれた。

 

海に引きづりこまれ、意識は途切れ、家の前で目が覚める。

 

えぇ・・・。

 

 

★×月×□日

 

警戒しつつ桟橋に着くと、海から女性がこちらを恨めしそうにジッと見てくる。

 

海女房と名乗る妖怪は、食らおうとしたのに消えるなんて卑怯だと、

本当に理不尽な文句を言ってくる。

 

海女房は掛かった魚を食べたり、水をびちゃびちゃ飛ばして邪魔してくる。

 

あっちへ行けと言っても逆に隣に上がり込んで、

なあなあウチに食われん?などとくっ付いてくる。

 

意識を飛ばして撤退しようかと思った時に、救いの手が現れた。

 

「・・・盟友。なんで最近こっちに来ないのかな?」

 

河童が足を掴んでる。

 

その後、河童と海女房が見るに堪えない口喧嘩を始めた隙に、

マグロを何とか釣り上げ、速やかに撤収する。

 

稗田家にマグロを卸し、夕食に相席し寿司や刺身に舌鼓を打つ。

 

久々のマグロはやっぱりうまいなー。

 

依頼主の方を見てると、ちょっと汗をかいていた。

 

なんだろうと、視線の先の嬢ちゃんの方を見てみる。

 

これが守貞漫稿に書かれていた寿司!といって、

嬢ちゃんはコハダや玉子の握りに夢中だった。

 

マグロは?

 

 

★×月×☆日

 

河童の機嫌が悪そうだったので、秘密兵器を持っていつもの川へ。

 

河童やーいと、川面を叩くと下流から完全武装した河童たちが現れた。

 

物々しい出で立ちについて質問すると、一部の河童が海に居ついてしまい、

海女房と組んで海童だと自称し始めたらしい。

 

河童としての自覚が足りないので、活を入れてくると息巻いてる。

 

まあまあ、落ち着いてとマグロの漬けの握りとかっぱ巻きを渡す。

 

これなら河童の自覚を取り戻せるよ!ありがとう盟友!と言って、

河童は川に消えていった。

 

かっぱ巻きだけ手に持って・・・。

 

まあ巫女さんのところに持っていけばいいか。

 

 

★×月×●日

 

今日は不貞寝しようと横になっていると、

外から棒振りの威勢のいい声が聞こえてきた。

 

なっと~なっと~という声が長屋の前で止まったので、

戸を開けてみると、いつかのガキが立っていた。

 

兄ちゃん納豆買わん?などというので納豆代の8文を渡す。

 

刻んだ納豆と菜っ葉が混ざったたたき納豆のようだ。

 

ガキというには身長が伸びた棒振りを見送れば、

なんとなく頑張る気力が湧いてくる。

 

とりあえずご近所さんからご飯とみそ汁を分けて貰おう。

 

 

★×月△〇日

 

迷い猫探しています。ご存知の方は稗田家へ。

 

という立札が立っていた。

 

人相書き・・・猫だから猫相書きを見ると、

尻尾が二股に分かれているらしい、

どっかで見たことがあったような?

 

 

★□月△〇日

 

秋祭りも冬支度もつつがなく終わって、今日は大晦日だ。

 

神社で小鬼と飲み明かし、痛む頭で初日の出を見てから寝ようと、

表に出てみると巫女さんの正月祭祀が佳境を迎えていた。

 

巫女さんが祈り続ける中、日が昇り、明星がかき消え・・・ない?

 

四つん這いになって落ち込んでいる巫女さんに聞いてみると、

苦虫を噛み潰したような顔で、儀式が失敗したことを告げられた。

 

マリちゃんがいい顔で笑っていたので、多分彼女の仕業だと思うが、

参拝客がやって来たために追及しなかった。

 

 

★☆月〇〇日

 

紅魔館の新年会があるというので、ただ酒を飲みに行くと、

やけにお姉さんの機嫌がよかった。

 

どうやら明星が消えなかったので、今年は妖怪にとっていい年になると言っている。

 

逆に言えば人間にとっては良くない年になるが、

まあマリちゃんのイタズラだろうし、平年並みだろうな。

 

 

★■月✕〇日

 

「相変わらず景気が良さそうだな。」

 

雪も解けきり、春の陽気の中、団子屋で小腹を満たしていると、

隣にマリちゃんが座ってきた。

 

ボチボチだよと返すと、わき腹を突かれる。

 

マリちゃんから妖精大戦争の話を聞いた。

まるで見てきたかのように語るので、突っ込んでみると、

どうやらマリちゃんも首を突っ込んでいたらしい。

 

じゃあ情報料なっと言って、皿に置いてあった団子を奪われた。

 

 

★■月✕◎日

 

小鬼がいい酒を持ってきたらしい。

 

そんな話を巫女さんちの縁側で聞いた。

 

らしいというのはその酒に封がしてあって、

出来ごろになるまで飲めないからだ。

 

明日にはいい塩梅になるそうなので、

とても楽しみだ。

 

 

★■月✕▽日

 

巫女さんが小鬼の酒の一口飲み、首をかしげる。

マリちゃんも酒を飲んで、また首をかしげる。

 

俺も飲んでみると、うーん普通!

全然悪くないが、飲兵衛の小鬼が美味いというほどの味じゃないな。

 

そこに小鬼が通りかかり、味を聞いてきたので普通と答えると、

そんなはずはないと小鬼も飲んで、首をかしげる。

 

どうも壺の中には酒虫という酒を造る奴が入っていたそうで、

酒虫の質が悪かったんだろうと結論付けた。

 

 

★■月△〇日

 

人形劇を観賞していると、見に来ていた女医さんから

いい酒が入ったけど飲みに来る?と誘われた。

 

ほいほいと着いていくと、今度は本当にいい酒が出てきた。

 

寄ってきた兎をこねくり回しながら、

何処でこんな酒を手に入れたんですかと聞いてみると、

妖精が持っていた酒虫と交換したらしい。

 

こんな上質な酒虫は鬼の里にしかないので、

とても運がいいわよと言われた。

 

なるほど小鬼が飲ませたかったのも分かる。

 

お土産に一瓶貰って帰ることにした。

とりあえず神様に一回供えるとするかな。

 

 

★★月✕✕日

 

梅雨に入り、雨の中、笠蓑を纏って釣りをしていると、

海に大きな魚影が見えた。

 

これはまさかシーラカンス!と思い、釣り上げると、

ひらひらとフリルのついた服と羽衣を着た美しい女性だった。

 

いつかのように水槽に入った女性に声をかける。

 

永江衣玖と名乗る女性は龍宮の使いで、

この地に地震が起こることを伝えに来たという。

 

「なので決して久々の海にうつつを抜かしていたわけではありませんからね!」

 

なるほど自分では判断が出来ないので、

永江さんを神社へと案内する。

 

すると、神社一帯がくり抜かれた様に晴れており、

神社が倒壊していた。

 

全壊した本殿を前に怒りに震える巫女さんを見つけ話を聞くと、

ちょっと前に神社だけを狙ったかのような大地震が起きて、

本殿も母屋も倉庫も分社も全部倒壊したそうだ。

 

そこに不思議そうな顔をした永江さんが、

大地震の予兆はまだあるのに、神社が既に地震に遭っているのはおかしいと言った。

 

詳しく話を聞くと地震の前兆である緋色の雲の空気を読むことで、

永江さんは地震の発生を予見できるという、

しかし神社に起こった地震を感知できなかったということは、

 

「つまり異変ってことね。なめたことしてくれるじゃないっ!」

 

おお、巫女さんが猛っている。

それはそれとして崩れた神社をどうにかしないといけないな。

瓦礫を隅に運んでいると急に神様から通信が入る。

 

【我が信徒よ。ちょっとそこに埋まってる柱を確保しておくのじゃ。】

 

この神社の地下に埋まっている心御柱こそが神像を作るのに適したものだという。

たっ、確かにすっごい木だ!今すぐ彫りたい!

 

【あと母屋の中で萃香が寝ておるでの。こき使うと良い。】

 

えっ、小鬼まだ寝てるのか。

心御柱を脇に転がした後、まず母屋から小鬼を発掘する。

 

目を覚ました小鬼に事情を伝えると、

気質というのを集めている奴がいる場所が分かるようだ。

 

そこで小鬼が分裂し本体?は巫女さんと犯人捜し、

分身達は俺と神社を片付けることになった。

 

永江さんも神社の片づけを手伝ってくれることになった。

異変なら博麗の巫女がなんとかするよねってことらしい。

あと小さい龍神と話がしたいそうだ。

 

いつもは雲の中にいる龍神様と一緒に飛んでるらしく、

新しい龍神の気配を感じてちょっと浮足立っていた。

 

その後いつもの宴会メンバーが神社を訪れ、

犯人をとっちめに巫女さんを追いかけていった。

 

さっちゃんだけは倒れた分社に悲鳴を上げて、

必死に直していたが。

 

こういうところに性格がでるよね。

 

 

★★月✕△日

 

大工の棟梁、小鬼、スキマさん、狐さん、吸血鬼姉妹と

新しい神社の図面を書いていると、巫女さんが犯人を捕まえてきた。

 

捕まってる子はなんでニヤニヤしてんだろ?

 

ニヤニヤしていた犯人が図面を見て大声が上げる。

 

「あっー!新しい神社を建てるのは私なのにっ!」

 

何かよく分かんないことを言っているので、巫女さんに聞いてみると、

異変を反省した犯人がお詫びに神社を建てると言ったそうだ。

 

何かこの子すっごい怪しいぞ。

 

そこで神様が誘導尋問を始め、比那名居天子の華麗なる

異変計画の全貌を明らかになった。

 

簡単に言うと暇つぶしに異変を起こしたついでに博麗神社を別荘にしよう作戦だ。

 

雑すぎっ!

 

 

★★月✕☆日

 

性格に難が有り過ぎて、天界でも地上でも手を焼いていた

天子ちゃんは今、神様の手で大いに転がされていた。

 

「天界って本当に詰まらないのよ。景色は地上の100倍いいし、

人間もいい人ばっかりで事件なんてないし、

お茶も食べ物も最高に美味しいけど多様性って物がないのよ。」

 

【そうかそうか。のんびりとしてええところじゃのう。】

 

「そうなのよ。まあ、来るなら案内したげるわ。」

 

自慢する孫と全肯定してくれるおばあちゃんみたいな会話をしているが、

実際には瓦礫に置かれた木像と縛られて横たわる女の子なんだよな。

 

地縄を張りながら謎の光景を見ていると、空から珍客が現れた。

 

「見事に更地になってるね~」

 

最近山に越してきた二柱の小さいほうの神様だ。

 

間延びした声でひとしきり作業する跡地を眺めた後、

分社を直しているさっちゃんの方に歩いて行った。

 

分社のしたの地面を触って何かしているようで、

何してるのとさっちゃんに聞いてみる。

 

「諏訪子様は坤を創造する権能を持っているすごい神様なんですよ!」

 

さっちゃんの長い神様自慢が始まったので、

適度に相槌をうちながら話をまとまると、

地の神様が分社の下の地盤改良をしているらしい。

 

確かに地面に耳を当てると、小さく地響きのような音が聞こえる。

 

すっげえ!と感心してめちゃくちゃさっちゃんを羨ましがったら、

条件付きで神社の方も地盤改良してくれることになった。

 

急いで木材を加工している棟梁と砕石を作っている小鬼に報告して、

図面を書き直すことにした。

 

その際いつの間にか書かれていたピザ窯は消去された。

 

 

★★月✕●日

 

諏訪子様のお力でカチカチ地盤を手に入れ、さらに根切りと砕石敷ばかりか、

配筋とコンクリート打設までやってくれた。

 

鉄筋やセメントが手から湧いて出たときは大工たちから歓声が上がり、

セメントと水の割合やコンクリートの仕組みを大工に説いた時は、

大工が拝み始めていた。

 

思わぬ信仰の獲得にホクホク顔で帰っていったさっちゃんと諏訪子様を見送る。

 

さてコンクリートが固くなるまで、一か月は掛かるので、

工事は一旦中断になる。

 

大工は建築素材の確保やらコンクリートのことで忙しく、

小鬼は当座の家を建てて寛いでいる。

 

巫女さんはコンクリートが乾かない様に毎日散水したり、

家具の新調に頭を悩ませている。

 

天子ちゃんは神様を背に乗せて、里を彷徨っているらしい。

 

 

★★月✕▲日

 

心御柱を綺麗に丸洗いして暫く観察してみる。

 

年輪の幅がとても小さく、捻じれのない赤身の柱で、

節が全くなく、もはや芸術品である。

 

まるで誰かが柱を作るために管理したかのようだ。

 

いつまでも眺めていられそうだったが、

心を鬼にして鋸を手に取る。

 

ギコギコと慎重かつ大胆に外形を整える。

 

コツコツと鑿と玄翁で荒削りを行い、

その後はひたすら彫刻刀で表情を生み出していく。

 

 

★◎月△◎日

 

木像の後頭部と背中から内をくり抜いて、

内部に簡素な文様を彫った後、

木像に玉眼を入れてみたがいつもと違いしっくり来ない。

 

何度も玉眼を作り直しても合うものが出来ず、

ほとほと困っていたところ、神様を背負った天子ちゃんが現れた。

 

木像を見て語彙力が無くなった天子ちゃんをほっておいて、

神様に玉眼について相談する。

 

するとどっかで見たような玉を預かる。

 

なるほど人間の目を作ったから合わなかったのか。

 

得心がいったので早速二つに割って加工を施す。

 

はめ込んでみれば、うんしっくりくる。

 

頭部に前髪と角、装飾品を接着し、

更に内刳りを隠すように後ろ髪のパーツを取り付ける。

 

完成品を見て悦に浸っていると、

天子ちゃんから衝撃の一言を聞く。

 

「明日、竣工式だから絶対来なさいって霊夢が言ってたわよ」

 

えっ?もう神社建て終わったの?

 

 

★◎月△▽日

 

久しぶりに神社へ歩いていくと、

何かちゃんとした道が出来てる・・・。

 

「山の神がやってたわよ。」

 

けもの道だった坂道も砂利が敷き詰められてるし、幅も拡張されてる!

 

途中までしかなかった石段もちゃんと下まで伸びてるし、

境内は石畳が敷設されてすごい綺麗だ。

 

分社がデカくなってるし、何か建ってる。

 

【あれは舞殿兼拝殿じゃな】

 

本殿しかなかったのに、なんか色々変わってるな。

 

【よく見てみい・・・すろーぷじゃ】

 

ば、バリアフリーだとっ!

新素材のコンクリートを使いこなしている!

 

「ふふん、この萃香様に掛かればこんなもんさ」

 

酒盛りしている大工集団からぬるっと現れた小鬼が自慢げに言う。

 

すると後ろから大工たちが口々に自分の仕事を自慢して乾杯し始める。

 

すでに出来上がっている酔っ払いに声を掛けて横を通る。

 

真新しい社に入り、本殿に持ってきた木像を安置すると、

木像が謎の発光現象を起こした。

 

グワーッ

 

急に木像が倒れて情けない声を上げる。

 

「いっ、痛いのじゃ。」

 

木像が痛みに震え、ひとしきり悶えた後、

ジタバタし始める。

 

「あれ?どうすれば立てるのじゃ?」

 

立てなくて藻掻いていたらしい。

恐る恐る触ってみると、ふにふにのもちもちの柔らかさだ。

 

「ひっひっひ!・・・こらっ、擽るではない!」

 

脇に手を入れて起こすと、完全に生ものになっていた。

 

あの美しい木目が無くなって、なんかショック・・・。

 

「ぬおっ・・・目が見えるっ!そして特徴のない顔が見える!貴様が我が信徒じゃな!」

 

神様の髪が蠢いて、頬を引っ張ってくる。

手足は上手く動かせないくせに髪はめっちゃ動くな。

 

暫く肩を貸しても歩けそうに無く、

外から盛り上がっている声が聞こえてきた。

 

「くっ、式が始まってしまった!こうなったらこうじゃ!」

 

髪が床まで伸びて、体を支えた!

そのまま歩いて・・・ない!歩いているフリだこれ!

 

ハラハラしながら神様が式典に乱入するのを見守っていたが、

全員酒飲んで酔っ払っていたので特に問題はなかった。

 

むしろちょっと浮いているように見えて盛り上がっていた。

 

 

★◎月△◇日

 

「うーむ・・・立てん!」

 

本殿に敷かれた布団の中でしばらく藻掻いた後、

髪を使って立ち上がる神様。

 

手足を使って動こうとすると、四肢があらぬ方向に向いたまま、

四つん這いで走り回り、思わず気絶してしまった。

 

まるでホラー映画だった。

 

「ひょっひょっよ・・・だから擽るでない!」

 

原因解明のため、神様をまさぐっていると、

後ろ髪に手を突っ込んだときに思ったよりも深く入ってしまった。

 

髪をかき分ければ背中に開いた大きな穴。

 

軽量化とひび割れ防止にくり抜いた穴が開いたままだった。

 

骨もなければ臓器もない。

 

そりゃ上手く動けないのも当たり前というものだ。

 

「なに!空洞は全部胃で、穴は排泄口ではないのじゃ!?」

 

違います。

 

 

★◎月△▼日

 

とりあえず木片から脳みそと臓器を作って持っていったら、

神様が普通に歩いていた。

 

「中身を髪で満たすことで歩行が可能になったのじゃ!我天才なり!」

 

高笑いする神様に作ったものを納めて、

貸本屋から借りた解体新書を神様に手渡す。

 

筋肉はもう髪でいいので、臓器はこんな感じでくっ付けてください。

 

「こんな感じかの?」

 

胃が逆さまです。

 

背面から臓器がくっ付くさまを見るのはとてもグロテスクだ。

 

なかなか上手く配置出来ないようなので、

手を突っ込んで手伝うも中々難しい。

 

視認性が悪いんだよなあ、とぼやくと神様が透け始めた。

 

なんぞこれ?

 

「色というのは光の反射じゃろ?光を反射するものを取り除けばスケスケじゃわい。」

 

なるほど~、でも完全に見えないと困るのでほどほどに反射してください。

 

悪戦苦闘しつつもなんとか配置完了できた。

 

一仕事終えたが神様が人体に無知すぎるため、

そのまま保健体育を行うことにした。

 

 

★◎月△◆日

 

買い過ぎた納豆を持って神社に行くと、

すっかり居付いた天子ちゃんが寝ぼけた神様を母屋に運んでいた。

 

朝食はまだこれかららしいので、巫女さんに納豆を渡す。

 

「くっさ!こんな腐ったものを食べさせようっての!」

「・・・ゴリラ?」

 

納豆の匂いに過敏に反応する天子ちゃんとまだ夢の中にいる神様。

 

巫女さんと小鬼が黙々と納豆を食べるのを見た天子ちゃんは、

謎の対抗意識を見せた。

 

「じょ、上等じゃない!やってやろうじゃないの!」

 

誰も何も言ってないのにこのテンションである。

 

納豆を口に入れ咀嚼して、無理やりみそ汁で飲み込んだ。

 

少し涙目であるが、育ちがいいのかちゃんと全部食べていった。

 

 

★▽月〇△日

 

式典に参加できなかった里の者から、

神様にお会いしたいということで夏祭りが開催された。

 

夏祭りでは神様のお目見えとあって、

これまで以上に盛り上がりを見せた。

 

特に神様を取り合った妹ちゃんと天子ちゃんの弾幕勝負は、

とても鮮やかで祭りを大いに盛り上げていた。

 

まあ、精神年齢が近いのか直ぐに仲良くなっていた。

 

秋祭りが神様たちへの感謝ならば、

春祭りは神様たちへの祈願であるため、

神前での歌唱や舞踊が多く催される。

 

しかしそれは事前に練習期間が必要であり、

今回のような突発的な祭りには間に合わなかった。

 

そこで今回は諏訪子様からのお願いで奉納相撲が執り行われることになった。

 

第一回幻想郷大相撲春場所である。

 

里の若い衆がふんどし一丁でぶつかり合い、

婦女子からの黄色い声援が飛ぶの中、俺は優勝してしまった。

 

土俵で肉体労働者舐めんな!と吠えていたら、

山の神の片割れ神奈子様が乱入してきた。

 

どうやら我慢できなかったらしい。

 

突如始まった軍神との相撲には驚いたが、

こちとら河童とよく取り組んでいる経験分有利と思いたい。

 

神奈子様とがっぷり四つを組んで感じたのは、

巨大な山だった。

 

全く動かん。押しても引いてもびくともしない。

 

そのままじりじりと土俵際まで追い詰められた。

 

「どうした。もう終わりか?」

 

このままではいかんと体勢を変えようと突っ張りを入れたが、

神奈子様の首と小指が強靭過ぎて離れない。

 

神奈子様の腿が内股に掛かる。

 

「ほれ、櫓だぞ。」

 

体が浮かび上がり、投げられそうになった時、

たまたま足を掛けることができたので、

神奈子様の腕を取って空中からの逆とったり(脇固め)を敢行する。

 

しかし恐るべき柔軟性と俊敏な動きで前宙した神奈子様が、

しゃがんだままの姿勢で差し手と足を取って担ぎ、反り上げてきた。

 

体勢を大きく崩してしまい土俵に手がつき、

そのまま背中から落ちてしまう。

 

見事に襷反りを食らってしまった。

 

「中々楽しかったぞ!またやろうじゃないか!」

 

抱き起こされた後、腕を掴まれて健闘を称えられた。

 

翌日から若い衆が相撲に励んだのは言うまでもない。

 

 

★▽月〇☆日

 

空き地で野良相撲をする子供から相撲を教えてくれと頼まれるようになった。

 

とりあえず受け身のやり方と幾つかの技を仕込む。

転がしてやれば子供がコロコロと笑う。

 

怪我をしない様にと監督していたら、

若い衆も教えてくれとやってきたので受け身を教える。

 

 

★▽月✕☆日

 

気が付いたら人が多くやってくるようになり、

かなり手狭になってしまった。

 

しょうがないので川辺の空き地を耕して、

小石を取り除き土俵をあつらえる。

 

混ざってきた河童を投げ飛ばし、稗田の嬢ちゃんに相撲の本の内容を聞いて、

土俵の大きさや禁じ手、細かい規則などを決めていく。

 

相撲の決まり手から危なくない技を抽出して、

子供向けのルールを作りながら、決まり手を若い衆に教える。

 

練習方法を考えて、相撲の諸法度を本にしたためた頃には、

里に複数の相撲部屋が出来ていた。

 

 

★▽月△△日

 

里では大銀杏がブームらしい。

 

相撲は取らないが髪を大銀杏にする若い衆が多いらしいと、

髪切りが教えてくれた。

 

髪結いに使う油が足りないんですよーとも言っていた。

 

他には稗田家がごたごたしているらしい。

なんでも嬢ちゃんの体調が思わしくないそうだ。

 

この前会ったときは元気そうだったんだか・・・。

 

見舞いに行ってみたが門前払いをされてしまう、

どうやら稗田家がごたごたしているというのは本当らしい。

 

 

★▽月△●日

 

貸本屋でちゃんこの本を探していると、

小鈴ちゃんから稗田家の文句を聞いた。

 

どうやら製本した幻想郷縁起を納めに行ったときに、

摘まみだされ本が折れてしまったそうだ。

 

プリプリ起こっている小鈴ちゃんに、稗田の嬢ちゃんのことを聞くと、

少し前会ったときは元気だったと言っている。

 

里で流れている噂では病に倒れただの、頭が可笑しくなっただの、

猫の幻覚を見ているだの、色々言われていたが・・・。

 

 

★▽月△◇日

 

小鈴ちゃんが稗田家に忍び込んだと、マリちゃんが教えてくれた。

 

街路樹から塀に飛び乗り、嬢ちゃんの部屋まで屋根伝いに移動したらしい。

 

忍者かな?

 

忍び込んだ小鈴ちゃんが言うには、嬢ちゃんは元気だったとのこと。

でも猫の幻覚が見えているのと、記憶障害は本当だそうだ。

 

猫ねえ?

 

 

★▽月★彡日

 

相撲で負けてしまった。

どうやら情報のアドバンテージは既に無くなったようだ。

 

次の秋場所では優勝することはないな。

 

良かった良かった。

 

 

★◇月〇□日

 

相撲の監督をしていると、上流から稗田の嬢ちゃんが流れてきた。

 

へっぴり腰で船を漕いでいる稗田の嬢ちゃんを見て、

こりゃいかんと思い、籠から高跳び棒を取り出した。

 

ゆったり流れていく船に飛び乗って、嬢ちゃんに船の漕ぎ方を指導する。

 

暗くなる前に帰って来いよ!

 

 

★◇月〇◎日

 

相撲をやりに来たちびっこから聞いた話だが、

稗田の嬢ちゃんが寺子屋で毎日講義をしているらしい。

 

たまに幻想郷縁起について講義しに来ることがあったが、

毎日来るというのは初めてだそうだ。

 

しかも授業の内容が虚空蔵菩薩に関しての経典らしい。

 

虚空蔵菩薩は八意思兼神だとか、虚空蔵菩薩の真言は、

オン・バサラ・アラタンノウ・オン・タラク・ソワカなんだよと教えてもらった。

 

いまの子供はすごいことを勉強するものだと褒めておいた。

 

 

★◇月〇▼日

 

いい形のスズキが釣れたので、帰りがけに湖の氷精に氷漬けにして貰う。

 

お礼に半身を上げたら喜んでいた。

 

味を占めた氷精が良く釣り場に現れるようになったが、

その場で氷漬けにしてくれるのでありがたいくらいだ。

 

 

★◇月〇◆日

 

稗田家に行って、嬢ちゃんにスズキの洗いとルイベをお見舞いする。

 

さっぱりひんやり美味しいですねと言っている嬢ちゃんを観察する。

 

元気そうでなにより。

 

 

★◇月★彡日

 

稗田の嬢ちゃんによる記憶する能力つまり求聞持の力を

虚空蔵菩薩に感謝する儀式が始まった。

 

嬢ちゃんが問題なく暗唱を行うと、

虚空蔵菩薩が現れて良い感じのことを言って消えていった。

 

となりの女医さんを顔を窺ってみたが笑っていたのでセーフだと思う。

 

一応セーフなのか聞いてみたが、私はただの輝夜の従者よと返された。

 

そういえば神様から祭神に誘われたとき、断っていたな。

 

 

★▼月〇〇日

 

無事に儀式が終わった後、里から嬢ちゃんの体調不良説は払拭された。

 

そしてマリちゃんから色々ネタ晴らしされ、

嬢ちゃんが双子だったことを聞いた。

 

暗唱していたのはその双子の茶屋の看板娘で、

嬢ちゃんは虚空蔵菩薩の真似をしているほうだったそうな。

 

そうかそうか。

 

今度女医さん連れて稗田家に行ってみよ。

 

 

★▼月〇✕日

 

阿求ちゃんの見事な土下座を見学した後、

女医さんの診察により特に問題ないことが分かる。

 

女医さんが言うには肉体的に問題は無く、

あるとすれば精神的なものらしい。

 

双子にはある種の不思議、共時性というものがあるらしく、

片割れに何かあるともう片方にも何かしらの影響が出るとのこと。

 

調べてみないと分からないが双子の存在が、

求聞持の力に不具合を齎した可能性があるとのこと。

 

どうにかならんの?と聞いたら、どうにかするの得意なのがいるでしょと言われた。

 

 

★▼月〇△日

 

ということでどうにかしてと神様に言ってみる。

 

うんうんと悩んでいる。

どうやらかなり難しい様子。

 

しばらく悩んだ後に出した結論は髪切りを呼ぶことだった。

 

別に髪型で悩んでないが、というとアホなこと言ってないで呼んで来いと言われる。

 

里への参道で髪結いを生業にしている髪切り妖怪を、

本殿まで連れてくる。

 

髪切りが可哀そうなほど恐縮していると、おもむろに神様が切り出した。

 

「汝は好いている男がおるな。しかし妖怪と人間ではと諦めておる。」

 

髪切りが驚いて狼狽し、

何故それを知っているのかと慌てふためいている。

 

「人間になりたくないか?」

 

神様の言っている意味が分からず、呆然としている。

 

しばしの沈黙の後、喉を鳴らしてなれるのかと髪切りが尋ねる。

 

「なりたいか、なりたくないか、どっちじゃ?」

 

なりたいです!と髪切りが強く言う。

声が震えているな。

 

それに大きく頷いた神様は、換骨奪胎の法について教えてくれる。

 

人間の骨と臓器を抜き仙人としての骨と臓器を入れることで、

仙人になる術のことらしい。

 

へーと感心していると、神様が近くに寄れと言った。

 

髪切りが恐る恐る近寄ると、肩を掴みそのまま頭から丸呑みしていった。

 

大蛇が鹿を丸呑みした時のことを思い出す早業だ。

 

人一人分あるくらいに太った神様に、髪の毛を要求される。

 

流石に丸呑みは勘弁願いたいと拒否するが、戯けと罵られる。

 

なんでも髪切りを人間にするには、人間の生命原基が必要らしい。

それを効率的に採取するためにまずは髪切りを取り込んだ。

 

そして髪切りの能力を最大限に変質させることで、

髪の毛から生命原基を抽出するそうだ。

 

でかいハサミをジャキジャキしながら言うと説得力と恐ろしさがある。

 

とりあえず髪の毛を伸ばしてみると、伸ばした端から切り取られ、

椀子そばのように食べられる。

 

結構食うな。

 

 

★▼月〇■日

 

神様のお腹は臨月の妊婦よりもでかい。

 

オレンジ食べます?と聞くと、孕んどらんわと言いつつオレンジを食べる。

 

どれくらい掛かるのかと聞くと、分からんがまだまだ掛かりそうじゃと言われる。

 

神社では俺が孕ませたことになっているが、

神様が勝手に孕んだんだが?

 

 

★◆月〇〇日

 

永江さんが総領娘様がお世話になっていますと菓子折りを持ってきた。

 

菓子折りに合うお茶を用意していると、急に神様が声を上げる。

 

「あっ、生まれるのじゃ」

 

どうやら産気づいたらしい。

 

突然のことに周囲が慌てていると、

よっこいせと立ち上がり中腰になる神様。

 

ここで出すのか!?

 

背中からごろりと人間が転がって出てきた。

 

えっ、そこから?と周囲の者たちが驚く。

 

そういえば神様の背中開いたままだったな。

 

全裸でぬめぬめしている髪切りを女性陣に任せて、

永江さんの相手をする。

 

「生まれてきた子も龍神様なのですか?」

 

いいえただの人間です。

 

 

★◆月〇△日

 

髪切りさんが休業していた床屋を再開したそうだ。

 

そういえば休業中に他の床屋を試していたお洒落さん達が押しかけているそうだ。

 

とくに大店の娘さんは一番乗りで並んでいたらしい。

 

 

★◆月〇☆日

 

髪切りさんが好きな男に女が出来ていたと嘆いている。

 

不憫な子・・・。

 

しかし泣きながらも髪を結う手は止まらないな。

 

流石プロだ。今度良い鋏を用意してあげよう。

 

 

★◆月〇●日

 

阿求ちゃんが神様の治療プランを聞いている。

 

その後笑顔でお断りしていた。

 

「なんでじゃ?完璧に直してやろうというのに・・・。」

 

そりゃ、丸呑みした後、全身どろどろに溶かして再構築しますと言われてもなあ。

 

「換骨奪胎の法と完全変態を併用した究極の技法なのにか!?」

 

すごいのは分かるけども・・。




緋想天回であり、人間たちの幻想郷回であり、神様回でした。
あとあつ森要素として高跳び棒をねじ込みました。
人間たちの幻想郷は個人的に好きなので書いていて楽しかったです。
また投稿期間があくと思いますがよろしくお願いします。
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