第二章 戦闘校舎のフェニックス編 1
「ごめん、一誠……僕にはどうすることもできないんだ……ごめんね」
そう言いながら僕は涙を流しながらその場後にする……。
「剣吾、俺を見捨てる気か!……行かないでくれ!剣吾!!」と一誠が泣き叫ぶ声が響き渡る。
なぜ、こんな事になったんだろう?話はアーちゃんいやアーシアさんが僕たちの家に住むことになった時まで遡ろう!
アーシアさんが堕天使とのトラブルが片付きとりあえず2日間部長が面倒みていたけど日本の文化、生活になれるにはその家に住むのが一番!
眷属で誰と一緒になりたいか聞かれイッセーと答えたのでただいま両親と交渉中。
そして僕、中島剣吾は父さんが部長とアーシアさん外国人の美少女にお父様と呼ばれて感無量になっているのを母さんが突っ込むのを一誠の隣で共に見ていた。
交渉は部長がしている。何か、この家の主人である両親よりも決定権があるように見える。
父さんが我に返ると「ホームステイするには家には二人男子がいる。」と言い
「剣吾はまず大丈夫だろうが一誠という性欲の権化がいる。何かあってからでは責任が取れない!」
「そうよ。こんな可愛いお嬢さんだもん。剣吾、あなたも何で反対しないの?間違いなく一誠に襲われるわよ!」と母さんも言う。
「まあ、確かに普段ならそっちの言うとおりだが今回はちょっと事情が違うんだ。」と僕は言う。
一誠に背中を蹴飛ばされたが無視して続ける。
ねつ造込みで一誠がアーシアさんの命の恩人だということを伝えた。
アーシアさんが一生懸命、一誠の事を褒めてくれるのを両親が満更でも無い様子でうれしそうに聞いていた。
「さらに花嫁修業、この家の娘になるとしたらどう思いますか?」と部長が言う。
「「「花嫁?」」」両親だけで無くこれには僕と一誠もハモる!!
すると父さんの目から大量の涙が流れ嗚咽が混じりながら言った。
「一誠がこんなのだから父さん老後もお前の心配しながら生活しないといけない思っていたよ。剣吾はともかくお前の子どもを見ることはできないと思っていた。」
「母さんも一誠がとんだ馬鹿息子に育ってしまってタイムマシンがあったらやり直したいと何度思ったか」と母さんも泣きながら言った。
ついでにエロ関係の隠し場所が両親にバレていることが分かって一誠がショックを受けていた。
これには内心僕も動揺した。隠し事筒抜けなのかなあ?ちょっと困るなあ……。
二人がアーシアさんの手を取る。
「アーシアさん、こんな馬鹿でダメ息子ですがよろしくお願いできるかい?」
「そんな・・・、イッセーさんはダメでも馬鹿でも無いですよ。とても素敵な……私の大好きな人です。」とちょっと頬を赤くしながら言った。
イッセーは真意に気付いて無いぽいけど……。
両親は泣きながら喜び「喜んで我が家にお引き取りします!!」と答えた。
「んじゃ、僕の義妹になるね。親しみを込めてアーちゃんって呼んで良い?」って僕が言う。
「はい、私は兄様と呼べば良いですか?」ときいたので「同い年だから別にいいよ。好きに呼んでくれて構わないよ。」
アーちゃんの耳元で声を潜めて「それに今は義妹だけど義姉さんと呼ぶことになりそうだからね。」
「後、一誠には許可しないでね。将来の旦那には呼び捨ての方がうれしいでしょ。」と言うと顔を真っ赤にしながらはい!と返事した。
「でも、ご迷惑じゃ無いですか……?」と不安そうに言うと
「大丈夫!少なくても一誠より絶対問題を犯さないから!!安心して良いよ!」と僕が言うと両親が力強く賛同し歓迎した。
一誠に後頭部を蹴られたが、そんなのは無視!
「ただ、一誠も学生だからちゃんと職を見つけるまで大人の階段登っちゃだめだよ。父さん、母さんも孫の顔みたいだろうけど我慢してね。」と言う。
「おい、何言ってんだ!!」と抗議する一誠を余所に僕は両親に目で合図しアーちゃんと部長の対応を母さんに任せ父さんと一緒に奥の部屋に一誠を無理矢理連れて行く。
「一誠、ここが正念場だ。このチャンスを逃すな!」
「アーシアさんは実の子ども以上に大切にする。いいか、絶対に大切にしろよ!もし不幸にしたら迷わず叩きのめす!!」
と父さんが目が据わった顔で言い、一誠がびびりながら必死で頷いた。
こうして僕たちは家族になった。
今思えば部長ちょっと淋しそうにしていた気がする……。
そして、時間は第一章 旧校舎のディアボロス編 終章まで進めよう。
一誠のサプライズに成功した僕たちは学校始まる前に一緒に行こうとしたので呼び止め今後の説明をした。
黒板に「第一回、一誠とアーちゃんが一緒に暮らしていると知ったら学校はどうなるか!」
「アーちゃんは見ての通り美少女で性格も良い。確実に新しいアイドルになるだろう!」
「そんなアーちゃんとトラブルメーカーである一誠が同居している。さて、どうなるかな?」
「それが何かまずいんですか?」とアーちゃんが言う。
「君は問題ない。一誠が危ないんだ。君は知るはずが無いが一誠は情けないトラブルを犯しまくっていてね。」
「そんな彼が突然、一緒に美少女と同居で仲良くしている。男女問わず嫉妬もしくは君を守る為に本気で命を奪いに来る可能性が極めて高い!!」
一誠、アーちゃん、オカルト部一同が「いや、そんな事には」
「ならないと思うか?一誠、君のこれまでの所行思い返してご覧……。」と僕が言い
「本当にただの誇張した妄想だといえるのか……?」と聞くと一誠も黙りこくった。
「だから、一緒に暮らしているのは秘密!一誠の事が大事なら良いね!」と言い同意させた。
その日の転校初日から予想通りいやそれ以上に大人気になった。
年上下男女関係無くあっという間に話題騒然になった。
流石に一誠や僕と仲良くするなとは言えないから転校前に助けてくれたということで親しくなったことだけは公言している。
アーちゃんに告白した奴がもう三桁は超えるが全員ソッコーで撃沈した。好きな人がいると言うがそれが誰だか少し様子を見れば分かる。
そんなわけで周囲から嫉妬や憎悪、好奇の視線が一誠に絶えない!
秘密にして正解だな……。今も松田君、元浜君がアーちゃんがいないすきに一誠に涙を流しながら襲いかかっている!
今は素手だが、この事実を知られたらどのぐらい殺傷力がランクアップするのか今から恐ろしい……。
せめて一学期、それが終わる頃には喋ってもいい状態になっているはずだ!僕はそれまで何とか無事に終わることを強く願っていた!
だが、分かるだろう。世の中自分にとって不都合な事ほど容易に起こるということを……。
転校から一週間がたったその日は僕は一誠やアーちゃんと別行動していた。
というのもクラスメイトの滝川義人(たきがわ よしと)が遠方の方である講義を行うのでその準備を手伝っている。ちなみに彼にはアーちゃんとの同居を教えている。
色々、お世話になっているしうちのクラスいや学校の長老ポジションで揉めていても彼の言葉には皆従う。
ちなみに頭が凄く良く時々大学や企業などで講義を行えるほど。学校もこれを公欠扱いで公認している。
本当なら高校に行かなくても良いんだけどどうやら周囲の人が同い年の子どもと過ごす時間をつくりたいと言うことで半ば強引に通うことなったらしい。
本人は楽しそうだから気にしていないみたいだけど。
手先が器用で機械の修理やパソコンのセキュリティなど彼一人でできるレベル。
以前、先生の車が調子悪いからあっという間に直してしまった。しかも取り替えるパーツを適当なガラクタから取り出し、技術室で加工して元に戻すという。
かなりのハイスペック男子。「すまないね。手伝って貰って!」
「いいんですよ。滝川さん。僕たちはいつも迷惑を掛けていますからこのくらいお安いご用です。」と言いながら何の機材かよく分からない物をトラックに運ぶ。
「それでは、いってらっしゃい!」「ああ、行ってくるよ!そう言えばアーシアさんとはどうだい?」
「学校では桐生さんが中心に女子とも仲良くしているし、家でも仲良くやっていますよ。」と荷物を運びながら言う。
「一誠も浮かれています。毎日がパラダイスですよ。後はいつばらすかというタイミングですね……。」
「慎重にした方がいいが、長すぎても危険だよ。頃合いを見ることが大切だね。今回は命に関わりそうだ……。」と滝川さんも深刻に言う。
「まあ、私も抑えるけど気をつけるんだよ。」とアドバイスをすると助手席に座り出発した。
さて、急がないと!学校に自転車を走らせると何か空気が違うことが分かった。何だ、何が違う?
それは教室に近づく度に強くなっていく。そして扉を開けるとはっきり分かった。
そうか……これは……殺気だ……!!
顔を赤くして照れるアーちゃんに周囲の殺気に気付いていないのか調子の乗りまくっている一誠。
そして男女問わず凄まじい圧を感じる……。ニュータイプでも厳しいだろうなこの圧に耐えるのは。
僕はこっそり目立たないように平時のままでいる桐生さんに声かけ状況を聞く。
何でも一誠の馬鹿がアーちゃんとの登校にテンションが上がり、学校まで一緒に自転車に乗り登校した。
アーちゃんもずっと一緒に登校したかったから喜んでいた。
それを当然多くの生徒が見ていたので問い詰められるとアーちゃんが一緒に住んでいると教え、一誠も朝起こして貰ったり手作り料理を食べたなど自慢しこのような状況になった。
「け~ん~ご君、説明してくれるかなあ・・・?」と松田君、元浜君を初めクラスメイトの怖い笑顔があった。今ならホラー映画見ても怖くないかも知れない……。
それぐらいの迫力だった!!そこで僕は言う。
「今日の日直滝川さんだったけどいないから代わりに僕が引き受けよう。アーちゃんもどんなものか一緒に見て覚えれば良いよ。」と声を掛ける。
「はい、分かりました。」「じゃあ、準備があるから先に階段降りて1階でちょっと待ってて!!」と伝えると素直に教室から出て行く。
透かさず「こんな馬鹿でもアーちゃんにとっても大事な人なんです!何とか認めて欲しい。しかし、君たちの今ある負の感情もため込むのは危険。」そこで一息つくと
「そこでどうだろう、アーちゃんが戻るまで一誠のリンチを許可する。アーちゃんが戻ってくるまで一誠はガードか回避しかしない。それで手を打ってほしい。」
「おい!何言ってんだ!」と一誠が文句を言うが
「これが一番平和なんだよ!考えてもみたまえ。学園のアイドルが君みたいな犯罪者予備軍と付き合うなんて止めない方が可笑しい!」だからと続け
「それを許すのにはき出す空気穴が必要なんだ!たった10分程度ですむんだ。安いもんだろ?」
無理矢理説得させた。すると皆が何かを取り出した。
……ここはいつから殺し屋教室になったのかな?
ボーガンにどう見てもお前らどこに収納していたんだと聞きたくなるような巨大な銃器や刀剣等がある。
銃刀法に触れるし、きっとエアガンや模擬刀だねきっと!!いやあ、多趣味でいいねえ~。
「じゃあ、僕は行くから皆さんお元気で。」「ちょっと待て……!」と一誠が押し殺した声で僕の肩をものすごい力で掴む。
僕は気づかないふりしつつ教室の扉に手をかけながら「さて急がないとアーちゃん心配するなあ」と話ながら力を込めて離そうとする。
それに対し一誠は「楽しい時は2倍に苦しい時は半分に。兄弟力を合わせて生きていこうという約束はどうした」
「いつまでも一緒にはいられない!もう自立の時だよ!」といいながら力一杯お互い引っ張り合う。
「一人で不幸になるのは嫌だから一緒に地獄に行こうと言ってんだよ!」と叫ぶ一誠に対し
「巻き込まれたくないから一人で死んで!って言っているんだよ!」と僕は言う。
そして、冒頭に戻る。何とか振りほどき「ごめんね。」と泣きながら後にする。
「薄情者ー!!いやあー、やめろー!!」という絶叫が聞こえたが無視する。
そして日直の役目を終え、教室に戻る時僕がまず教室の様子を見る。
何だ大丈夫じゃないか……。一誠も怪我をしてないし、どこも壊れていない……。
何か疲れた表情をしているけど
惨劇を想像したがどうやらたいしたことないらしい……。一誠も無事だし何か壊れた後もない。
「大丈夫そうで安心したよ。」と言うと「本気で死ぬかと思った……。」
「どこも壊れたないじゃん!」っていうと一誠はある壁を指さした。
よ~く見ると周囲と色が僅かに違う……。まさか、あの短時間で壊した物を直した言うのか……。
「将来大工として大成しそうだね~」「そこじゃねえだろ!!」と頭を机に叩きつけられた。
その日の昼休みは全学年参加の強制鬼ごっこをする羽目になり一誠には散々な一日になった。
だがこれでアーちゃんとの同居の不満も大分軽減されたようだから怪我の功名だね。
その日の夜、一誠とアーちゃんは自転車に2人乗りでチラシを配っている。
ついでに近所を色々案内しているみたい。しかし、自転車だけどまるでローマの休日みたいだね。
いやあ、羨ましい!!本当は今日僕が一緒になるつもりだったんだけどお詫びも込めて変わって良かった。
夜のデートを終えた2人は部室に戻るとアーちゃんの悪魔デビューである。
心配だから僕がついていくつもりだったがこのまま一誠について行ってもらった。
こうしてその日の依頼は無事終わりで皆帰ろることになった。
……何か最近、部長が考え事していることが多い。確か、アーちゃんを家に連れてきた時からだ。
何かあったのかなあ?っと思っていると新たな依頼が来た。
何でも母親の形見である指輪を海で無くしてしまったから探して欲しいとのこと。
朱乃さんと転移してもらい、水深50メートルに沈んでいる指輪を見つけ依頼人渡し任務を終える。
帰ろうとすると、海上で船が炎上し海難事故があったのでその救助をした。
その日は風が強く、海も荒れていたので助けに船もヘリも出せないと騒いでいたので放っておけなかった。
幸い、炎にも荒波にも強く呼吸もできるので、救助用の酸素ボンベだけどいいので10名以上の船員、乗客全員無事救助だけで無く、船の消火もでき船体の被害も最小限ですんだ。
面倒に巻き込まれるのはごめんだったのでさっさと転移して戻った。気づけばすっかり日付が変わっていた……。
余談だがこの日の出来事がニュースに流れると[救助したのは船の精霊か?奇跡の救出!!]
[救世主は船幽霊?]など様々な憶測が流れたのは別の話……。
徹夜になったか、眠いなあと思いながら素早く家に帰るとご飯と授業の準備だけして家をでる。
一誠とアーちゃんとは会えなかったけど宿題を学校でやらないとまずいから急いで登校し済ませる。
少しでも眠るかと思い仮眠していると松田君と元浜君がいきり立って登校した。
「珍しいねえ。こんな時間に登校なんて?どうしたの?」「「一誠はどうした!!」」
「……何があったの?」話を聞くと昨日の昼休みに全校鬼ごっこの際、最初は2人とも追いかけていたんだけど途中から一誠を匿い、助けた。
その理由は一誠が美少女と知り合いが多いと思い紹介して欲しいというものだった。
で、一誠は”乙女”を紹介した。2人でドキドキ期待に胸を膨らませ行ってみたらそこにはいたのは何とミルたん!
ミルたん、それは世紀末覇王ばりのガタイがいい漢が猫耳ゴスロリを愛用している漢の娘!
訳がわかんないと思うだろうがその通りだから仕方が無い。ちなみに僕たちの恩人でもあるよ。
しかし、ミルたんを紹介するとは流石に反則もいいところだ。それはひどい。
しかも、似たようなのお友だちが複数いるらしい。まじか、流石に初見だと精神が持たないかも知れない……。
そう考えると今知って良かっただろうね。いきなりはきつい。これで心の準備ができた。
『魔法世界セラビニア』とか邪悪な生命体『ダークリーチャー』の対処方法とかの説明を聞いたらしい。
……案外、本当にあるかも知れないね。ミルたん異世界から来た方が説得力がある気がする。
何か悩んでいる様子の一誠が僕に話しかけようとしたが2人がクロスボンバーをしながら昨日の不満を言う。
その後も相談しようとするが、タイミングが合わなかったので放課後話そうと言う。
放課後、すぐ部室に行こうとするが先生に頼まれ生徒会に提出物を持って行き、支取 蒼那(しとり そうな)生徒会長に提出する。
するとオカルト部に持って行って欲しい書類があるのでそれを引き受ける。
近くで見るのは初めてだ。支取生徒会長はスレンダーな体型で、日本人離れした美貌を持つ黒髪の少女で女子から高い人気を誇る。
冷静な雰囲気と眼鏡が良いと言っていたな。「どうかしましたか?私の顔に何か付いていますか?」と聞かれ思わず見つめていたことに気がついた。
「てめー、会長を何見つめているんだ?」と言うのは生徒会書記の男子確か名前は匙 元士郎(さじ げんしろう)だっけ?僕と同学年のはずだ?
「すいません、つかぬ事を聞きますがうちの部長と従姉とかだったりしますか?何か似た雰囲気を感じまして。」
と言うとちょっとびっくりしたような表情をした。
変な事聞いたかなあと思い、慌てて謝って退出した。悪魔に縄張りがあるみたいだし複数いるわけ無いか!
そう思いながら旧校舎に急ぐ。剣吾が去った生徒会室で蒼那は厳しい顔をしていた。
「あの様子だとリアスや他の部員から詳しい事を聞いていない……。にも関わらず、気がついた?」
「謎の神器を宿してから運動神経も上がっているし、彼に何が起こっているのか私の方でも調べた方が良さそうね。……」と呟く。
「いっそのこと締めますか?」と匙が言うが「馬鹿言わないの。彼が別に問題起こしてないわよ。見守りましょう。」と言う。
「でも、私の事を知らないって事はおそらく、彼の事も知らないわよね。余計なトラブルに巻き込まれ無ければ良いけど。」
オカルト部の近くに来た僕は聞き覚えが無い声と部長の声が聞こえてきた。
友人か依頼人とかかなあと思いながら部室を開けた途端風で書類が窓の方に飛んでいく。
慌てて追いかけてキャッチしたところで突然、両側から衝撃を受けた様な気がした。
まさか、ライザーもグレイフィアもだすこと無く終わるとは全く想像していませんでした。
学校の雰囲気はフルメタやバカテスをモデルにしています。
後の展開上部長の夜這いを知らない方がいいということでほぼ徹夜で作業して貰うことにしました。