ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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模擬戦が始まります。


第三章 月光校庭のエクスカリバー編 6

僕中島健吾を含めたオカルト部と教会コンビはリアス部長が用意したバトルフィールドにやってきた。

 

模擬戦に出るのは部長、アーシアことアーちゃん、朱乃さんは今回お留守番だから木場君、一誠、子猫ちゃん、そして僕の誰かになるのだが。

 

「私も模擬戦に参加させて頂きます。」と伊藤歌織(いとうかおり)さんも言ってきた。

 

「審判どうします?」「コスモス様にお願いしたので大丈夫です。では、対戦相手を決めようと思います。」

 

「適当にジャンケンかくじでいいじゃないですか?」「グレモリーからは木場さん、兵藤さん、中島さんでお願いしてもよろしいでしょうか。」

 

皆特に反対する理由は無いからその流れで決まった。すると伊藤さんがこう言った。

 

「木場さんの思いを晴らすためにもやはり能力は違えどエクスカリバーと戦うべきですね。今の実力とどれだけ冷静に対処できるか図りたいと思います。

 

さらにイリナさんは兵藤さんと幼馴染ということもあるのでそちらに回ってもらいます。となるとゼノヴィアさんでよろしいですか?

 

余った私と中島さんで模擬戦を行いましょう。何か意見がある人は?」

 

「はい、先生前回とほぼ変わらないので変えてほしいです!」「却下します。」

 

そんなわけで木場君とゼノヴィアさん、一誠とイリナさん、僕と伊藤さんという組み合わせになった。

 

その結果は「ギブギブギブ!!」「そんな弱気でどうするんですか!!少しは真面目にやりなさい!!」

 

「どう考えても力の差がありすぎて無理!!」と情けない悲鳴を上げながら電撃や光線を食らっている。

 

前回ボロ負けして大して日にち経っていないのに勝てるわけがない!こちとら自慢じゃないが病弱な体でろくに喧嘩もしてことがないんだよ!!

 

こんなコントみたいな試合をしているが皆木場君の方に集中してこっちには目もくれない。それはそれでさみしい。

 

肝心の木場君の試合だがどうやら余計なお世話かもしれないが試合前に念押ししたアドバイスが生きているみたいだ。

 

それはエクスカリバーより強い攻撃力をだしたいからって自分の動きを封じるような巨大な剣を振り回さないように。

 

君は速さと手数の豊富さが武器なんだから力比べしたければ最低限子猫ちゃんや俺より上じゃないと勝ち目はないと思っていた方が良い。

 

こっちがアドバイスしなくても自分でやってたかもしれないがどうやらそのことを意識しているようだ。

 

その時ゼノヴィアさんが大きく振りかぶって斬りかかってきたきた。木場君が剣を二本で受け止めようとしたけど一瞬受け止めるとすぐに剣を離して後ろに跳んだ。

 

その直後ゼノヴィアさんの剣があっさり二本の剣を砕きそれだけでなく地面に大きなクレーターができた!?彼女の腕ではどう考えてもそこまでの筋力があるとは思えない!となると・・・

 

「この威力、君のエクスカリバーは破壊か!?」と木場君が叫んだ。

 

「その通り、これが私が持つ破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)!その名に恥じず有象無象を破壊する!!」とゼノヴィアさんが応える。

 

「欠片一本のエクスカリバーでもこの力!7本全てを破壊するのは修羅の道か……。」と木場君は戦慄しながらも闘志に些かの陰り無く激しくそれでいて冷静な判断ができていると思わせる目をし、新たな魔剣を作り再び相対する。

 

 

一方一誠とイリナさんの方はと言うと「久しぶりに再会した幼馴染が悪魔になっていた……正直ショックだったわ。」と心底残念そうに言う。

 

まあ、そうだろうな。特に信仰心が無い俺でさえショックだからキリスト教の熱心な信者なのだからその衝撃は想像を絶するだろう。と半ば同情していたのだが……

 

「ああ、可哀そうな一誠君、久しぶりに帰ってきた故郷で懐かしい幼馴染が命を救うためとはいえ悪魔になっていた過酷な運命!時間の流れって残酷だわ!

 

でも、それを乗り越えて一歩また真の信仰の道に進めるわ!さあ、一誠君!あなたの罪を私のエクスカリバーで裁いてあげるわ!アーメン!!」

 

涙を浮かべたつつも瞳を星のように輝かせ信仰に酔っている雰囲気を漂わせつつ張り切った様子で聖剣を一誠に向けた。

 

……流石一誠の幼馴染!碌な奴がいない!!俺は伊藤さんの光線で吹き飛ばされる中一誠に声をかける。

 

「一誠、関わっちゃいけない危ない子だと思うかもしれないけど傍から見ればお前の方が危険度格段に高いから。勘違いしないように。」

 

「お前、わざわざダメージ受けながら言うことか!?模擬戦に集中しろ!!」

 

「大丈夫、もう勝ち目ないから応援モード。」「そんな簡単に諦めてどうするですか!?その根性を叩き直します!!」

 

「……君、俺を封印するのが目的なら抵抗されない今の方が良いのでは?」そんな漫才をしつつ一誠とイリナさんの戦いを見る。

 

確か今教会が所持するエクスカリバーは破壊、祝福、擬態だったはず。ゼノヴィアさんが破壊だからイリナさんは祝福か擬態のどちらか。

 

擬態は大体予想がつくけど祝福って何だ?全然想像がつかない。そうこうしていると一誠が躱しながら赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の力で倍加していく。

 

一体どうするんだろうか?何か妙にいやらしい顔しているけどどさくさに紛れて胸でも揉むつもりか?

 

その時子猫ちゃんが言う。「……気を付けてください、一誠先輩は手に触れた女性の服を消し飛ばすことができます。」

 

「「ええ~~――!!」」と俺と何故か伊藤さんの声がはまる。

 

「タイム!!」と言うと皆受け入れたのですかさず子猫ちゃんに聞く。

 

「服を消し飛ばすって何!?何も聞いてないんだけど!!」と叫びながら一誠に詰め寄る。

 

「そういえば剣吾さんは知らなっかたんですよね。フェニックス戦で一誠君は洋服崩壊(ドレス・ブレイク)という女性の服を消し飛ばす技を合宿中に完成させたんですよ。まあ、今後ゲームでは使用できませんが。」と朱乃さんが応える。

 

「お前、あの時野菜の皮むいていたのはやっぱりそうゆうことだったのか!!やっていいことと悪いことがあるだろうが!!」と叫びながら飛び膝蹴りをする。

 

「お前、さっきより明らかに動きがいいじゃねえか!!模擬戦より身内に制裁する方が動きいいってどうゆうことだ!!」叫びながらエルボーしてきやがった!

 

「当たり前じゃん!よく見ろ!片や別に憎くくもない美少女、片や女性の服を消し飛ばす身内の恥!どっちが殴りやすいか一目瞭然だろうが!!」

 

「正論いうじゃねえ!!」とまた喧嘩が始まるかと思ったがその時一誠が光線で吹き飛ばされた!!?

 

驚いて振り向くと伊藤さんがご立腹の様子で一誠に言う。

 

「なんてことをするんですか!?犯罪ですよ、犯罪!!女性の肌はそう簡単に晒していいものではありません!!そんな考え叩き直してあげます!!」と言い、猛攻する。

 

すごい、すごいラッシュだ……!!一誠が見る間にボロボロになる。とりあえず俺はイリナさん、ゼノディアさん、木場君に「どうします?このまま見学する?続けるならついでにこっちも相手を変える?」

 

ということで折角だから相手を変え木場君とイリナさん、そしてゼノヴィアさんと俺が戦うことになった。

 

木場君が剣を持ち素早く斬りかかったが突如動きを交わした?次の瞬間、長い何かがその場所にぶつかる。

 

視線を移すと日本刀を持っていたはずのイリナさんの手にヒモや鞭みたい長くしなやかな刃物をもっていた。多分、刀身を変化させ斬りかかったと思うけどこれは?

 

「君のは擬態か!」「そう、擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)!!これが私の聖剣よ!」

 

「ここまで形が変わるのか?だがちょうどいい!今回相手は天閃、夢幻、透明!変幻自在の攻撃を誇るあなたの方が良い予行練習になる!!」

 

「私もあなたの速さを克服し備えるとするわ!」と言うと再びぶつかり合う。

 

で、俺はと言うと破壊の聖剣をゴジラギアでガードするが腕に鈍い痺れを感じる。

 

「頑丈だな、ここまで攻撃しても平然としているとはとんでもないな……。」とゼノヴィアさんが半ば呆れたように言う。

 

「そういっても全然捕まんないで厳しいですけどね。」そう応えるがさっきから攻撃に耐えこっちが何かしようとすると逃げられるの繰り返しだからいい加減面倒だ!

 

こうなったら覚悟を決めよう。いくぞ、相手の動きに合わせ……ここだ!!

 

斬りかかったきたゼノヴィアさんの剣を日本の伝統真剣白刃取りで迎え撃つ!!ガン!!……パン!

 

 

グオオオオ!!思いっきり空振りして脳天に破壊のダメージが直撃したので激痛に苦しみもがき苦しむ!!

 

イメージとしては完全に止めるはずだったのに!やっぱりこんなのできるわけないのか?頭、割れていない?

 

無駄にジタバタし、巨獣器が消え完全に敗北した僕をゼノヴィアさんはどこか異質な物を見るように僕を見ていた。

 

 

何とか回復して一誠の方を見るとどうやら倍加の力を使用し、身体能力を上げ伊藤さんに突進する。すごいスピードだったが伊藤さんは軽く躱した。

 

その先にはアーちゃんと子猫ちゃんがいたのだが一誠が触れた瞬間服がはじけ飛んだ!!

 

そう思った瞬間当然視覚が真っ白になった!?ナニコレ?顔に何かくっついている!?

 

顔にくっついた何かを取ろうとしていると「乙女を裸にするなんて絶対許しませんよ!!」と伊藤さんが激怒した声に一誠の悲鳴が聞こえる。

 

何が起こっているんだ!?

 

なんとか顔にくっついたものを取ることに成功した。これは……糸みたいだな。

 

一誠は……蓑虫みたいに糸でぐるぐる巻きにされ吊るされている。

 

アーちゃんと子猫ちゃんを見ると神社や板前の人が着ている様な白い着物を着ている……。何だっけ?白丁だっけ?

 

あの服いつ用意したんだろう?皆若干引いている様子で一誠と伊藤さんを見ている、いや、若干青ざめている?

 

……いったい僕が見えない間に何があったのか?知らない方が良さそうだ。

 

「この辺で模擬戦を終えましょうか?木場さんとイリナさんもよろしいですね?」と伊藤さんが言うと二人ともは、はい。とちょっとびくつきながら賛同した。

 

な、なにがあったんだ?いったい?

 

とりあえず僕は一誠を回収すると聞いてみた。「大丈夫?何があったの?」

 

「すいません、ごめんなさい。もう二度としません。」……まともに返事できないな、こうゆうときには

 

「部長、一誠の顔に胸をくっつける形で抱きしめてください。」

 

「一誠、大丈夫なの?」「いいからいいからお願いします。あ、朱乃さんも協力してください。」

 

二人とも心配そうにしていたが言われたとおりに一誠の顔を胸が当たるように抱きしめた。

 

その瞬間、一誠は大興奮して復活した。ショックがあっても大体これで治る。

 

「元に戻って何より。しかし完敗だね。決着がつかなかったのは木場君だけ。僕たちはいいとこなしだね~。」

 

全く情けない。これ協力してもかえって足引っ張らないか?

 

「アーシアも服消し飛ばしてごめんな。」

 

「私は一誠さんが何か考えがあると思っていたので何をされて平気ですから。」一誠はその返事に目頭を熱くさせていた。

 

大方、単に服を破りたくなったのに心から信頼されて感動と罪悪感に襲われたというところか。

 

「木場君はどうだった?」と僕が話を振ると

 

「エクスカリバーの力その一端を知ることができました。ですが全く対抗できないわけではないということを確信できました。」

 

「必ずエクスカリバーに勝ってみせます!」

 

「木場さん、あなたは魔剣をいくらでも創造できあなたの想像力でその力を増します。そのことを今一度思い出してください。」と伊藤さんがエールした。

 

「兵藤さん、相手との力量さとそれに対しどの程度パワーアップすれば良いか分からないと致命的ですよ。少し自覚した方が良いですよ。

 

貴女はグレモリー眷属の切り札になり得る存在だと言うことを。

 

神滅具(ロンギヌス)を選ばれたその意味をもっと考えた方が良いですよ。」そう言われると一誠も顔を真剣にして聞いていた。

 

「後、あんな破廉恥な技は今後しないように、良いですね!」と念押しすると今回の模擬戦は終了となった。後日、生徒会の助っ人また打ち合わせると言うことで解散した。

 

 

伊藤歌織はホテルに戻るとイリナとゼノヴィアに尋ねた。「グレモリー眷属はどうでした?」

 

「まずは木場祐斗。彼の魔剣創造(ソード・バース)は極めればその多様性は脅威になりえるだろう。」

 

「後は仇を前に冷静でいられれば十分対抗できるだろう」とゼノヴィアが応える。

 

「一誠君の方は相変わらずスケベで経験不足だけどやっぱり赤龍帝の籠手の力は侮れないわ。倍加の力を私たちにも適用されれば一気に戦局を変える力になるわ。」とイリナも応える。

 

「問題は彼中島さんですね。」

 

「貴方から事前に聞いた通りどうも私たち相手には動きに躊躇いが見られる。はっきり言って戦士としては致命的に甘い!」とゼノヴィアが言う。

 

「……ただ、あの防御力はとんでもないな。加減したとはいえ破壊の力を頭に直撃させたのに大したダメージがある様に見えなかった。」と模擬戦を思い返しながら言う

 

「……どうにも評価しにくいやつだ。」と言うとイリナもそうねと言う。

 

しばし、話し合い、伊藤歌織は自室に戻ると一緒に同行していたコスモスに尋ねた。

 

「コスモス様、彼のことをどう思いますか?」

 

「「彼、中島剣吾は一見、戦闘に不向きな人間に見えますが一概にそうとは言い切れませんね。」」

 

「と申しますと?」「「彼はおそらく実戦、命のやりとりでないと負けても一切気にしないタイプですね。故にその底がいまいち分かりにくいですが全くの役立たずというのは十中八九無いと思います。」」と断言する。

 

「「何故なら歌織やゼノヴィアさんの攻撃、特に破壊の聖剣を脳天に直撃しても一切出血も内出血もしないという頑丈さ、その攻撃を受けてもゴジラの力が増大しませんでした。

 

ふつうあそこまで攻撃されたら間違いなくゴジラが持つ闘争本能の影響を受けるはずです。にも拘らずろくに反撃しようとしなかった……。

 

これは彼がそのゴジラの闘争心を抑え込んだということでまず間違いないでしょう。

 

この時点で少なくても彼の精神力は私たちが思うよりよっぽど強いと思います。

 

ここで気になるのは彼が1か10若しくは0か100しか戦えないということ。

 

問題なのは10、100のときの彼がどうなのかそれが全ての答えですね。」」とコスモスが話す。

 

「では、やはり教会と手を組ませたのは・・・」

 

「「もちろん木場優斗さんの事、さらに悪魔、天界協力せねばならない事態というのが一番です。

 

ですが、コカビエル氏が本当に相手なら彼を極限まで追い込めれることでしょう。

 

おそらくそれでわかると思います。彼が危険か否か、さらに彼がゴジラに選ばれた存在なのか否かが。

 

歌織、ここからが本番ですよ。心得なさい。

 

先の二戦で確かにあなたの圧勝でしたが彼が今までのゴジラにないはずの力を発揮したという事実を軽んずべからず。そのことを今一度胸に刻みなさい。」」

 

そこまで言うと申し訳なさそうに歌織を見て言った。

 

「「……あなたには、いえ貴方の一族には随分苦労欠けましたね。私たちの為に……。」」

 

「何を仰いますか!!コスモス様がいなければ私たちの一族はとっくに滅びていました。またモスラの巫女として選ばれたことを皆誇りにしています!

 

今回の件も必ず使命を全うしてみせます!!」と歌織は力強く宣言した!

 

 

数日後、俺兵藤一誠に木場、子猫ちゃん、剣吾はとあるファミレスに来ていた。というのも今日は生徒会からの応援と待ち合わせることになったのだが少しごたついた。

 

っと言うのも剣吾の奴がオカルト部か生徒会で話せばいいじゃない?と言いファミレスに来ることを拒否した。理由は簡単。こいつ結構ケチなんだよなあ。

 

オカルト部に通う理由の何割かはただでお菓子食べられるというのも絶対にあるだろうな。

 

主や先輩いないところで自然に話せるように言うことを部長とソーナ先輩が考えていてお金は部費で出すというとあっさり従った。

 

子猫ちゃんが男子だけの方が良いのでは参加を辞めようとしたが剣吾が男だけだと喧嘩になりそうだからいた方が良い。それにどうせ伊藤さんも来るから同じことだよと言うので参加した。

 

確かに子猫ちゃんいた方がまだいいかもな。俺とアイツ今のところお互いに印象が最悪だ。

 

しばらくすると伊藤さんと協力者が来た。

 

「まさか教会と手を組んで聖剣奪取することになんて、ハードだ……。」と言うのは匙 元士郎。

 

生徒会メンバーいやシトリー眷属唯一の男子。他の眷属はバックアップに専念するらしい。

 

席に着くと「ではこれで全員ですね?」と言い始める。

 

まず、改めて木場の思いを確認した。匙は会長から軽くは聞いているみたいだが詳細は木場本人の口からきいた方が良いと言われたらしい。

 

そこで語られたのは俺たちの想像を絶する悲惨なものだった。

 

毎日過酷で非人道的な実験をされ挙句の果て毒ガスで処分された。聖剣の才が無いというだけで……。

 

木場は何とか部長に助けられそれ以来エクスカリバーより優れていると証明すべく腕を上げているとのことだ。

 

正直俺には想像もできない話だが部長はお前に復讐心だけで生きてほしいなんて考えてないぞ。

 

この話を聞いてた匙は号泣して一転して協力すると決意した。

 

ただ、伊藤さんそれに剣吾の様子がちょっと違和感を感じた。二人とも木場の過去に同情しているだが何かに引っかかっているようなそんな気がする。

 

「それを行ったバルパー・ガリレイが堕天使にいて今回の騒動にいるなら僕は因縁にケリをつけるよ。」と力強く木場が宣言する。

 

それに呼応するかのように気恥ずかしそうにそれでいて目をらんらんとして突然宣言した。

 

「実はな、俺の目標はソーナ会長と出来ちゃった結婚をすることだ!正直厳しすぎるハードルだって分かっている!でも笑われたってかまわない!いつか叶えて見せるんだ!!」

 

それを聞き俺は大量の涙を流しながら応えた。

 

「匙!聞け!俺にも目標がある!!それは……部長のおっぱいにこの手で触れ、そして吸うことだ!!」

 

俺たちは涙を流しながらしばらく互いに魂の叫びを伝え合い、最後に固い握手をしこう叫んだ!!

 

「「俺達は一人では半端なダメな『兵士』(ポーン)かも知れない!だが、二人なら二人なら一人前だ!!俺たちは同志だ!!険しい目標を目指す同志だ!!」」

 

さらに互いの思いを叫ぼうと思ったその時背中に急激な寒気を感じる……?

 

「……あなた達、ここをどこだと思っているですか!?小さい子供も見ているんですよ!!」

 

と声を抑えながらも激怒している伊藤さんの姿がそこにあった……。そこからの記憶はあまり覚えていない……。思い出そうとすると本能が拒絶しているみたいだ。

 

ただ、他のお客さんや店員に土下座している剣吾の姿が妙に心に残っている。

 

ただ、正気に戻った後俺と匙に対してこう言った。

 

「でも、お友達の為にここまで涙を流し頑張る姿は素敵ですよ。二人とも。」そう言いながらほほ笑む姿はとても美しくて思わずドギマギしてしまった。

 

そんなことがあったのであの時俺は剣吾が何に引っかかっているのか聞こうと思ったことをすっかり頭から消えていた。

 

 

皆が先に帰りお、先ほどの迷惑をかけた代価に色々店の手伝いを終え帰ろうとする僕、中島健吾だがそこにコスモスさんが声をかけてきた。

 

「「先ほどの話に何か疑問がある様に思えますがどうしたんですか?」」

 

「伊藤さんも同じだと思いますけど木場君たちは本当に失敗作だから処分されたのかなあって思って?もし僕が考えていることが当たっているなら木場君にはもっと辛い真実を知るのかもしれない。」

 

「確認ですけど今の聖剣使いが人工的に生まれるようになったのは聖剣計画があってからでそれ以降犠牲者は出てないんですよね?」

 

「「ええ、間違いありません。」」

 

「漫画やアニメとかにも似たような話があって実際にそんな都合よくできるものなのか分かりませんけどもしそうなら何故木場君達を処分したのか説明がつく。

 

少なくても失敗だからとわざわざ殺すよりよっぽど納得できます。ゴミみたいな理屈で外れてほしいですけど。」

 

「「あなたは冷静で視野が広いですね。」」

 

「……柄じゃなくて無理してやってるんですよ。僕の周りどいつもこいつも猪突猛進のバカしかいないから嫌でもブレーキ役にならざるを得ないんですよ・・・。」

 

と泣きながら言う。

 

「「……大変ですね。それではまた後日。」」と話し家に戻るとアーちゃんと部長が裸エプロンで作った料理を一誠と父さんが幸せそうかつエロそうな表情をしながら食べていた。

 

ちなみに僕は扉を開けて入った瞬間悲鳴を上げられ理不尽に攻撃を受けたため二人の裸エプロン姿を全く見ていない。

 

一誠はともかく父さんにも見せていいのに不公平だ!!ちなみになんでそんな恰好をしているかと桐生さんから聞いたからとのこと。

 

……流石にこうも扱いが違うと少々思うところがある。

 

でも悲しいことに僕にその手の話は欠片もないしなあ……。最近縁がある女性と言えば伊藤さんぐらいだけどこっちの命狙っているしな……。

 

……封印される前に最後の頼みってことでお願いしてみようかなあ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




伊藤歌織(いとうかおり)
名前の由来は小美人を演じたザ・ピーナッツの伊藤エミ、ユミ姉妹とサザエさんに登場する大空カオリから。

モスラの巨獣器(タイタンギア)の宿主。

モスラの巫女としての使命を全うすることに誇りにしている。

露出を嫌い今時珍しい才色兼備の大和撫子。見た目はマリア様が見ているで出てくる小笠原祥子又はONEPIECEに登場するボア・ハンコックを柔らかくしたようなイメージにしています。

スタイルはオカルト部が思わず嫉妬するぐらいかなりいいらしいが作中描写することはおそらく無い。

性格は普段は優しさと凜々しさ両方を併せ持つ。モスラの巫女として蚕を初め様々な虫を育てているため虫を初めとした一般的に女性が苦手とする生物に平気。

面倒見が良いがお色気やアダルトトークが苦手。そのため周囲をこころみないセクハラなどには激怒する。つまり一誠の天敵。

反面小学生低学年までには非常に寛容で胸とか揉まれても気にしない。たまに孤児院とかで一緒に入浴することがあるとの噂だが真偽は不明。

前の学校では男女問わずOB、教師、生徒含め3桁は軽く越える交際を求められたが本人は現在色事に興味がないので相手に申し訳ないと思っている。

交際を求められると複数一片に誘い集団コンパみたいなことをし、カップルを成立させたりする。

何でもそつなくできるが特に芸術センスがあり服は全て手作り。歌には特に自信がある。

今回学校を離れその原因が中島剣吾と何故か知られ、剣吾は多くの人から敵意や怨嗟を浴びることになったのは別の話である。

本人曰く性別や年齢、外見等でなくその人だから好きになったという恋をしたいと思っている。

モスラ
三聖獣の一匹。蛾や蝶のモデルになったとされるタイタン。聖獣のリーダーにして地球怪獣の女王とでも呼ぶべき種族。

王であるゴジラへの抑止力的なポジションで多彩な攻撃を誇る。反面対戦相手の相性が極めて大きいと言う欠点がある。

平和と癒やしを司りインファント島を初め信仰の対象になっている。コスモスがモスラを信仰したことが地球史で初の宗教という説があるが真偽は不明。

奇跡と思われる正に魔法みたいな芸当をゴジラの世界でしばしば興しSFの中一人だけファンタジーやっていると評価されるほど。

ゴジラや他の怪獣を巨獣器に封印した際に自身もひどく衰弱し元の姿では命の危機があったため他の聖獣共々巨獣器の姿に変化した。

代々モスラの巫女に過酷な運命を強いたことに罪悪感を持っているらしい。

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