ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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今回漸く剣吾が殺すつもりで戦うとどうなるか分かります。


第三章 月光校庭のエクスカリバー編 9

俺、一誠は目の前の光景を信じられなかった。だ、だって剣吾の左掌をコカビエルの光の剣で貫かれたのだから!!

 

「ふふふ、さらに積年の恨み思い知れ!!」と翼を刃に変え剣吾の身体を貫いた!!

 

「「「「「剣吾!!?(さん、君、先輩)」」」」」と俺たち全員が悲鳴を上げる!!

 

全身串刺しされて出血が酷い!このままじゃ…………

 

そう思っていると剣吾の身体から一瞬何かが流れた気がした?気のせいかと思った次の瞬間剣吾から紫色の電気を放電させた!?

 

「グアアアア!」とコカビエルガ感電した!?放電することができるのか!?しかもあの様子だと朱乃さんの雷より効果がありそうな?

 

コカビエルが怯んだ瞬間、何と剣吾が刺された左手をそのまま伸ばし剣を掲げるコカビエルの右手を掴む!!

 

当然そんな無茶したから傷は大きくなりかなりの激痛があるはずだが一切躊躇がない!!

 

そしてゴジラギアの刃を展開し動きを止めたコカビエルの右手目掛け振り下ろす!!

 

鈍い音と共に何かが落ちる音が聞こえた同時にコカビエルがさらに悲鳴を上げる!「ギャアアア!!お、俺の腕をよくも!!」

 

言うまでもなく剣吾があいつの右腕を切り落とした!!

 

その抗議を無視し再び放電し怯ませ、さらに膝蹴りを相手の腹部に加え前かがみになった瞬間後頭部に左肘うちをする!

 

「……いい加減にしろ!!貴様、俺を何だと思っている!!」

 

とコカビエルはダメージを押して光の波動を放ち吹き飛ばそうとするが、皮肉にも自分が突き刺した翼が引っかかるのか抜けることができず剣吾もろとも吹き飛ぶ!!

 

超高速で地面にぶつかる寸前剣吾は体勢を変えコカビエルを下にし地面に激突するのと同時に怪我した左手で殴りつける!!

 

あ、あいつダメージを無視してあんなの大丈夫なのか!?そんな心配をよそにさらに戦いは激しさを増す。

 

ほぼ密着状態で動きが制限されるためお互いに回避できず防御もままならずほぼノーガードで攻撃を繰り出す!!最初剣吾がそのまま馬乗りで顔面を殴りまくる!!

 

だが、コカビエルも突き刺した4枚の翼だけでなく残りも刃に変え隻腕のハンデを感じさせない手数で剣吾を斬り刻む!!

 

それにも関わらず剣吾は顔面を抉り取ろうとするが翼で防御され逆に倒され馬乗りされ、攻撃を受ける!

 

「フハハハハハ、思い知ったか!!所詮貴様ごときが俺に……!!?」

 

突如コカビエルが話を中断する。その理由は明らかだった。け、剣吾の奴無理やり起き上がって体勢を崩した瞬間に思いっきり蹴飛ばしやがった……男の急所を!!

 

あれは痛い!!敵でも可哀そうになってきたぜ……!!

 

思わずダメージに口をひらいた瞬間口に無理やりゴジラギアを突っ込ませそして……そのまま爆熱を発射しやがった!!

 

その威力はすさまじく爆風と反動で剣吾の体に刺さった翼が抜け剣吾が吹き飛んだ!!

 

爆炎がやむと一枚だけ翼が今爆風により半ばからもぎ取れ剣吾に刺さったままだが他のは体から抜け自由に動けるようだ。

 

互いに荒い息をしていたが「口の中を燃やしたんだから死んどけよ……生物として。」と罵りながら刺さった翼を力づくで抜き取りながら立ち上がる剣吾。

 

「……俺の翼を抜けないように力を込め抜けないようにしていたが当てがはずれたな……!」とコカビエルは言うと空を飛びながら光の槍を投げ始めた!

 

その攻撃を先ほど抜いた翼で盾代わりに攻撃を防ごうとするがあっさり貫通し諸に食らう。

 

「……ち、一ミリも役に立たねえな。」と言うとボロボロになった翼を適当に捨てさらに口に溜まった血を吐き出す。

 

「……貴様、俺の翼になんてことを!!」「生やせばいいじゃん。」

 

「生えるか!!」「そうなの?まあ、どうでもいいことだ。」

 

「どうでもいいだと!!?」

 

「当たり前じゃん、こっちは君が死のうが生きようが一ミリも興味ない。ましてや手や翼がなくなっからどうだというだ?そこまで気にするほどの価値が自分にあるとでも思ったのか?」

 

……お前、結構怖いこと言っているぞ、今。「どこまで見下せば気が済むんだ!!」

 

「見下していないよ!!さっさと死ねと思っているだけだ。」

 

「……しかしこの状況厳しいね。このまま飛び続け攻撃されると攻撃手段が乏しいこちらには不利だな。……実に賢い選択だ。」

 

「……何が言いたい?」「そのままの意味だよ。自分に有利な条件で戦うのは当たり前の事だろうが。だから褒めたんだよ。わざわざ勝ち目の少ない領域で戦う馬鹿はいないしね。」

 

「……まるで俺と格闘戦なら勝ち目がある様に聞こえるが。」「さっきの感じだとたぶんいけるね。」

 

「この俺に勝てると思っているのか!?」

 

「勝てる勝てないじゃない。やるやらないの問題だよ。さっき、お前この町を吹き飛ばそうとしたよな?……ここには家族や友人がいるんだ。その時点でお前は刺し違えてでも殺すと決めたんだよ!!」と言い放つ。

 

「そう言えば一つ聞きたい?君は堕天使の中でどのくらい強いんだ?」「何だ、急に?」

 

「先ほどから何度も堕天使が勝つって言っていたからさあ。どのレベルなのかと思ってさあ?

 

部長のお兄さんであるルシファーにあったけど彼なら不意だろうが油断しようなそんな無様な結果にはならないし、ミカエルさんには会ったことないけど神の代行者。

 

こんなもの通用するならとっくの昔に滅んでいるだろう。もし、君が堕天使でも下っ端でなく上位ならおそらく一番最初に脱落したのは君たちだね」

 

「良かったじゃないか、中断して。そのおかげで滅びずにすんだ。……感謝すべきだね。」

 

「きさま……そんな挑発で俺をおびき寄せるつもりか?」「いつ挑発なんてした?」

 

・・・こいつ、挑発してないんだよな~これで。普段なら相手を思って絶対言わないだろうが今は気を使う必要がないから思ったことそのまま話しているだけなんだろう。

 

結構、天然だからなこいつ。だからこそ意外に切れ味が鋭い。そして時に本音はどんな暴言より人を怒らせることがある・・・。

 

「その戯れ言永遠に封じてやる!!」と無数の光の槍を飛ばす!!

 

だが、剣吾は「なんでかな、今そんなに君と遠くにいると思えない・・・」と呟きと同時に無数の槍が直撃し爆塵で見えなくなる!!

 

「ふ、それみたか!何が遠くに見えないだ!貴様ごとき・・・!?」と叫ぶが途中で途切れる。

 

その理由は一目瞭然だ。剣吾の体を赤い鎖が全身覆っている・・・。まるで蜘蛛の糸にぐるぐる巻きされた餌を思わせる光景だった。

 

それは剣吾の影からでてきているようだった……。

 

「何だこれは!?」と驚くコカビエルのセリフは正に俺たちの心の声そのものだった。

 

「……イッケーエエエエ!!!」と声と共に鎖が解けると高速で剣吾が投げつける!!

 

だが、流石にそんな甘いわけなく飛んで回避するのだが……!?「逃がすかあああ!!」

 

すると一瞬で投げた鎖の先端まで移動し凄まじい爆音とともにジャンプした!!?

 

物凄い高さだ!!あいつ、あんなに跳べたのか!?コカビエルを飛び越えるとゴジラギアで短時間に爆発を繰り返し軌道修正する。

 

さらによく見ると足を高速で蹴っている!?まさか、よく漫画とかにある空気そのものを蹴って空中移動を可能にしたのか!?

 

いや、よく見るとゴジラギアだけでも空中蹴りだけでも飛ぶのは困難だから無理やり合わせて辛うじてものにしていると感じだな、ありゃあ。

 

その調子でコカビエルを一周し鎖で縛る。

 

「なんだそれは?たかだがその程度の鎖に当たったぐらいでこの俺が……何だ!!?急に力が、ぬ、ぬけていく!?何だ、これは!!?何をした!!?」

 

「知るか、ボケ!!」と言いながら地面に降りる。何故かコカビエルは空中で縛られたまま落ちてこずまるで固定されているかのようにそこで止まっていた。

 

何度も鎖を光の刃で斬りつけたり衝撃波を発生して抜け出そうとするが鎖はビクともしない。何だ、あの鎖?あれがゴジラの武器なのか?

 

別に結んだわけでもなくただ巻き付いているだけなのになぜ抜け出せないんだ?見た感じ力が吸われているいや上手く引き出せないみたいだがそれなら何故落ちずに空中にいるんだ?

 

そんな疑問をよそに「そう、そこにいろ!!今の今まで万が一のことを考え空に向けないと危なくて仕方なかった……さらに人に向けるなら殺すつもりじゃないとできなかった……。」

 

「試し撃ちさせて貰うとしよう……。」そう言うと剣吾が放電し始める。

 

ゴジラギアの刃が紫色に輝き帯電しそれと共に砲口に集まり紫色に輝き始めた。

 

するとまるで光輪を思わせる光の輪が砲口の前に形成されると再び崩壊し砲口に吸い込まれてい……く。

 

次の瞬間、紫色の細長い閃光が放たれた!!一直線に天に放たれた光線はコカビエルが張った結界や攻撃をあっさり打ち砕きその右肩と翼を貫通した!!

 

その直後まるで巨大な獣の咆吼の様な爆音が響いた!!

 

勢い止まらずそのまま天にまで届き半円状の半透明な何かにぶつかったと思ったがそのまま綺麗に穴を空けて貫通した!!?

 

あれは……まさか結界か!?じゃあ、結界壊れたのか?

 

でも、解けた雰囲気は無い……?それにコカビエルの様子を見てもあの威力の割に驚くほど攻撃範囲が狭い。

 

爆炎のように周囲に被害が出ない……先程の光線まるでロボアニメにでてくる荷電粒子砲みたいだったな……。

 

先程の咆吼を思わせる爆音も合わせると差し詰め荷電粒子砲ならぬ荷電粒子咆か。

 

そんなことを考えている間に荷電粒子咆が命中した直後赤い鎖も煙のように消えたのもあって地面に落下した……。

 

あの傷じゃあもう飛んで逃げることはできそうもなさそうだな。

 

翼に大きな穴が空き完全に飛行能力失っている……。それでも未だに戦意を失わず剣吾に迫るその執念に俺たちは気づくと冷たい汗が流れていた……。

 

一方剣吾も先程の新技に加えダメージが蓄積したのか右手に異常がある素振りを見られる。それでも一切怯むこと無くまた進んでいく。

 

「もう右手は限界みたいだな?それで俺に勝てるつもりか?」

 

「もう飛べないし、そっちも隻腕だろ!一誠達が殺せば後が面倒そうだから俺一人でこのまま止めを指す!」

 

そう言うなり再びぶつかり合う!剣吾が左ストレート、コカビエルが光の槍がぶつかり合うがすぐに決着がついた。

 

剣吾がゴジラギアを装着した左拳が槍を砕き顔面にめり込み鼻や歯をへし折り大きく吹き飛ばした!!

 

左手にゴジラギア!?よく見ると右手のゴジラギアが消えている?これは一体どういうことだ!?

 

だが、これで決着がついたと確信したがまるでゾンビのようにまだ立ち向かってこようとするコカビエル。しぶといにも程がある!!

 

だが、立ち上がりきる前に剣吾が腹に膝蹴りして再び倒す!

 

そして倒れたコカビエルを見ながら感情の無い声でこう言った。

 

「そう言えば君はつまらないから戦争したいんだよね?じゃあ、これも良い経験だからたっぷり味わうといいよ。」と見下ろしながら

 

「全く無抵抗で一方的に嬲り殺されるなんて初めての経験じゃ無いかな?」というなり右足を掴むと足で踏みつけると一気にもぎ取った!!?

 

さらに背中や後頭部を何度も踏みつけ、そのたびに骨が折れる音や血しぶきが飛び散る!!

 

その姿に正直恐怖を覚えた……。

 

「ま、マテ貴様……!お前はコスモスに見張られているんだぞ。いいのか?ここで俺を消せば容赦なく封印され!?」ドガ!!

 

「……じゃあ、どこだったらいいんだよ!?

 

何か勘違いしているみたいだがまさかお前、俺が自分の命惜しさにびびって殺さないと勘違いしていないか?冗談じゃない!!

 

お前がこの町を吹き飛ばそうとした時点で生かすつもりなど欠片もない!!

 

こっちはそんな覚悟とっくにしているんだよ!!寧ろ、ここでお前を道連れにできるなら本望だ!!

 

家族や友の命を守って死ねたならこれ以上無い満足な死に様だ!!!」と応えながらコカビエルをさらにいたぶる!!

 

あいつ!?覚悟できてるって自分が助からないともう諦めているのか?そんなのって?

 

「剣吾!!」「話はこいつの息の根を止めてから聞くよ!!最悪手伝ってもらおうと思ったけどこの分なら俺一人でどうにかできそうだから手を出すな!何かあっても俺一人の責任にするから!」

 

「剣吾!何を言って……!」

 

「戦争を避けたいならこれ以上魔王の血縁である貴女たちは関わるべきじゃ無い!俺より賢いなら分かるでしょ!」と言うと黙るが

 

「それなら貴女だって……!」と部長と言い争っていると突如剣吾は大きく翻した!?

 

その直後先程まで剣吾がいた場所に光線が放たれる!?さらに白い閃光が闇夜を切り裂き舞い降りた!

 

その姿は白い全身鎧をし背中から8枚の光の翼を生やしており神々しいまで美しい。

 

こいつは何だ?と思っていると「似ている、あの姿『赤龍帝の鎧』(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)に」と木場が呟く。

 

何、俺の鎧あんな感じなのか?ってことはまさか

 

『ああ、あれこそが「白い龍」(バニシング・ドラゴン)白龍皇アルビオン。

 

その神滅具(ロンギヌス)白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の禁手(バランスブレイク)白龍皇の鎧(ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル)だ。』とドライグが応える。

 

じゃああれが今代の白龍皇!?俺のライバル!?完全にあっちが上の気がするけど!

 

『そうだな、はっきりと言えんがぱっと見た感じ歴代の適合者でも上位だな。今の感じだと瞬殺されなければ奇跡という具合のレベル差だな。』

 

分かっているけど他人に言われると腹が立つ!

 

そんなやり取りをよそにコカビエルは白龍皇に口を聞いた。

 

「……ヴァーリか、邪魔をするな!」

 

「どう見てもお前がボコられているだろうが、コカビエル。アザゼルに無理矢理でも連れて帰るように言われているんだ。少し勝手が過ぎたな。」

 

「しかし無様だな。ああも意気揚々と宣戦布告しておきながら結果は幹部がでるまでも無くあえなく敗れるとはな。」とあざ笑う。

 

「黙れ、俺は……!」と声を荒げようとしたがダメージが残る身体で躱した。

 

……剣吾の斬撃から。「ち、外したか。」と舌打ちしつつも全く手を緩める気配が無い……!

 

「そいつを殺すのを待ってもらおう、神の子を見張る者(グリゴリ)が処分する。」

 

「断る。どうせ処分と言ってもどっかに封印するとか言うんでしょ?封印なんて古今東西破られるために存在するようなもんだから先のリスクを考えるとここで始末した方がいい。」

 

「意外だな、もっと非好戦的だと話を聞いていたんだがな。」

 

「君と違って俺は自分の実力にそこまで自信を持っていないんでね、次戦って勝てる自信はこれぽっちもない。だから次のチャンスなんていう立ち上がる可能性を残さない。」

 

「成る程、だがそうなると俺とぶつかることになるな。」

 

「それは面倒だし、そいつより強そうだけど仕方ないね……。」

 

二人とも闘志がどんどん高まっているのがよくわかる……ちょ、ちょっと二人とも冷静に

 

「……貴様ら、俺を無視して」「黙ってろ!かの伝説と謳われた王の力たっぷり見せてもらうとしよう。」とコカビエルの顔面にバニシング・ドラゴン、確かヴァーリって言ってたな?の拳が突き刺さりその場で力なく崩れ落ちた。

 

そこには先程感じていた偉大なものが欠片感じられなかった。

 

「コカビエル如きを連れ戻すだけの退屈な任務だと思っていたが思わぬ褒美を得そうだな!」と嬉しそうに叫ぶと同時に目にもとまらぬ速さで剣吾に殴りかかった!

 

剣吾は辛うじて反応しガードしながら攻撃に耐える!さらにカウンターの膝蹴りを命中させヴァーリを大きく吹き飛ばす!!

 

「……へえ、噂よりよっぽどできそうじゃないか。おそらく君自身には何の効果もないだろうが折角だ!将来のライバルへのサービスも兼ねて見せていいかもな、白龍皇アルビオンの真価を!!」

 

そう叫ぶとDivide(ディバイド)!!と言う音声と共にコカビエルの力が減少した様に感じた!?同時にヴァーリの力が増した?どうゆうことだ!?

 

『相棒、よく覚えておけ。俺の力、赤き龍は所有者の力を増加しなにかに譲渡することができ、白き龍は相手の力を奪い自らの糧にする。』

 

でも、今の技剣吾にもかかったみたいだけどあいつが変わった様子がない。

 

『やはりか。』とまた聞き覚えが無い声が聞こえた。どうやら鎧の宝玉から聞こえるからあれがアルビオンの意思と言うことか・・・・。

 

でも、やはりって。『お前の義弟にはアルビオンの力が通用しないという訳だ。』

 

え、通じないの!?何でだ?ドライグ?

 

『それは前言ったように俺たち天龍よりゴジラの方が強力だからだ。その差は適合者の素質以上だったと言うことだ。』

 

「ハハハ、やはり通じないか。元々タイタンギアには効果が薄いからおそらく効かないと思っていたがその実力でロンギヌスが通じないとは恐れ入ったよ。流石は怪獣王。」

 

と笑いながらもお互いに格闘戦を繰り広げている!「剣吾、お前どうして格闘以外の技を使わないんだ?」

 

さっきの荷電粒子咆を始めとした攻撃をする素振りを欠片もしない。俺の疑問に剣吾は必死に反撃しながら

 

「どうせ使っても躱されて当たらないだろうし、他のも向こうの方が才能も経験も上そうだから返ってこっちが自滅しそうだから使わない!無駄に消耗するぐらいなら最初から使わない方がマシ!!」

 

と苦しそうに応えた。そしてこの時点で流石の俺でも気が付いた。

 

ヴァーリはコカビエルより上だ。それにも関わらず剣吾はコカビエルにあれほど苦戦していたにも関わらずそれを圧倒する力を誇るヴァーリと渡り合っている……。

 

仮にヴァーリが本気をだしていないとしても剣吾の動きはどう見てもコカビエルと戦った時より疲労やダメージがあるにも関わらず動きが目に見えて格段に良くなっていっている?

 

どうゆうことだ?これは……。

 

「極限状態の中で戦いに適応したのか、それとも……。」と木場が小さくつぶやいたがヴァーリが高笑いしながら殴りかかる。

 

それを剣吾は掴むとそのまままるでハンマー投げを思わせるようにその場で高速回転し始めた!どんどん加速していき最終的にはもう小さな竜巻を思わせる勢いで開店する。

 

当然ヴァーリも必死に抵抗しようとするがその遠心力に加え時折放電し感電させ反撃を封じている。

 

そして遂に手を離し遠くに飛ばす!!平衡感覚と感電のダメージがあるにも関わらず何とか体勢を立て直し踏みとどまったヴァーリ。

 

何て奴!としか言えなかったがそこにすかさず剣吾が岩盤を砕きサッカーボールの如く巨大な岩を蹴り上げ流石にこれを躱すことも防ぐこともできず諸に食らってしまう!

 

ヴァーリもダメージの色が隠せないがまだまだ戦意が衰えない。剣吾も再び荷電粒子咆を放つ動作をし緊張感がさらに増す。

 

チャージし終えいつ発射するかともみんな身構えると剣吾はちょっと笑うとそのまま照準を気絶したコカビエルに向けた!?

 

「どうにか離れてくれたね……。これで止めをさせる!!」「……まさか、最初から狙いはそっちだったのか!!」

 

「狙いも何も何のために争っていたんだい!こんな危険人物生かしておくわけないでしょうが!」と叫ぶなり荷電粒子咆を放った!

 

その瞬間紫色の光線が拡散、乱反射してある場所に集中し命中した。……剣吾自身に。

 

「ぐおおお、こ、これはまさか。」と剣吾は苦しみながらも心当たりがあるらしい発言をしている。

 

よく見ると周囲が金色に輝いている気がする?これはいったい?と疑問に思っていると

 

「双方そこまでです!」と伊藤さんが天から舞い降りた。その姿は正に天使や女神を思わせる美しさと神聖さを感じさせる。

 

「剣吾さん、気持ちは分かりますがややこしくなるのでここは耐えてください。

 

初めまして、バニシング・ドラゴン。私はモスラの巫女です。

 

彼を連れていくならもう邪魔はしません。どうぞ連れて行ってください。」

 

「そうだぞ、ヴァーリ。トットッとその馬鹿連れていきな。」と今度は磯野さんも現れた。

 

「久しいな、”暴獣”磯野!それにあなたが今世代の聖獣モスラか。」

 

「ちょい待ち……”暴獣”って何?」

 

「知らないのか、あんた随分前からどの陣営にも完全な味方にならないうえその暴れぷっりが正に猛獣の様だからそう呼ばれているんだぞ。」

 

「え、いつから?」「少なくてもあんたと最初に会う前から聞いていたぞ。」「そんな前から!!?」

 

「技も暴獣の二つ名に因んだものが多いな。」

 

「技って何だ!?んなもん一々付けた覚えないぞ!俺のはお前や鳶雄ほど見栄えするもんじゃないしな。」

 

「俺が主に名付けた。お前そうゆうの無頓着だからな。」「ったく、ルシドラ中二病麺マニアが。」

 

「おい、何だ?そのあだ名は!」「お知り合い、磯兄?」と剣吾が口を挟む。

 

「ん、ああ四年前から知り合ってちょくちょく会っていたがそういや一年ほど会ってなかったな。」

 

 

「まあいい、話を戻そう。もう少し彼とと楽しみたかったがここまでかな。予想外のバトルができて楽しめたし良しとするか!また、戦えるといいな!怪獣王!」

 

「……もうごめんだね、君みたいな強い奴。」と痺れて横になりながら剣吾は力なく応えた。

 

このまま帰る雰囲気と言うときに籠手の宝玉が光りドライグが当然話しかけた。

 

『無視か、白いのよ。』その声に『起きていたか、赤いの。』と鎧の宝玉から返事が返ってきた。

 

『折角会えたのにこれではな。』『まあいいさ、どうせその内戦う運命だ。こうゆう日もあるさ。』

 

『しかし、白いの。敵意が段違いに低いじゃないか。』

 

『それはお互い様だろう。互いに戦い以外に興味の対象があるという訳だ。』

 

『お前の方にまさかあの黒い奴がお前の傍にいるとは思っても見なかったぞ。』

 

『ああ、俺もだ。まさか宿主の義弟とは想像すらしなかった。』

 

『しばらくは独自に楽しめさせてもらおう。ではまたな、ドライグ。』

 

『それも一興。じゃあな、アルビオン。』

 

「ヴァーリ!この馬鹿も連れていけ!」と磯野さんが気絶したフリードを雑に投げ飛ばすとヴァーリがキャッチしコカビエルを抱えると光の翼を展開し飛び立とうとする。

 

「おい!ちょっと待て、お前は一体何者なんだ!?」

 

「……説明面倒だから後で磯野にでも聞いてくれ。俺はこう見えても忙しいのでな、さらばだ!いずれ戦う俺の宿敵君。義弟君のように楽しめるよう精々強くなってくれよ!」

 

そう言い終えるや否や白き閃光となって飛び去って行く。

 

半ば呆然としているオカルト部メンバーを余所に伊藤さんが俺たちを労う。

 

「皆様、よくやってくれました。おかげで人的被害もなく最小限のダメージで均衡を保つことができました。では磯野さん。後お願いしてもいいですか?」

 

「私はゼノヴィアさん共にエクスカリバーを教会に届けに行きます。それ以外のこともありますし……。」とどこか辛そうな表情でまだショックを隠せないゼノヴィアを見つめている……。

 

どうしたんだ、いったい?そんな疑問が湧き上がる中二人はモスラの魔方陣で転移する。

 

ふっと気づくとバルパーの死体を見つめる木場に気づいた。やはりすでに手遅れだったのに放置していたから完全に息絶えている……。

 

その止めをさした人物はそのことを意外にもそのことを欠片も気にしていないようだが……。

 

俺はとりあえず「やったじゃねか、色男!聖魔剣白と黒が混ざって奇麗じゃん!とりあえずこれでお前の過去とは決着と言うことでいいんだよな?]と言いながら木場の頭を叩く。

 

「イッセー君……ありがとう。部長、皆改めて『騎士』(ナイト)として精進します。これからもよろしくお願いいたします。」と木場は頭を下げる。

 

そんな感動的な場面を剣吾は流石に体力の限界だったのか爆睡しイビキを掻いていて思わず俺たちは笑ってしまった。

 

でもその一方で今回垣間見えた剣吾の……否、ゴジラの瀬在能力とこいつが本気で戦うとどうなるのかよく分かった。

 

そしてこいつが実は封印されることをとっくに覚悟していてなんて。そんなの!

 

お前が俺たちの為に命捨てられるように俺だっていざとなったらお前の為なら悪魔サイドと敵対する覚悟はあるんだから一人でかっこつけるじゃねえぞ!

 

 

―――

 

「何の用だ?X星人?」「あなたに知っておく情報があるのでお耳に入れようと。」

 

「貴様、コカビエルに協力しながらその情報をアザゼルに流すなどどうゆうつもりだ?」

 

「我々は頼まれたから聞きましたが別に彼の味方になったわけでは無いので教えました。本人にもそのことを伝えそれでも構わないから私たちの力を借りたんですよ。」

 

「で、そんなお前たちが一体何の用だ?」

 

「これをアザゼル殿に教えるか貴方が乗るかはご自由に。禍の団(カオス・ブリゲート)、4年前サタナエルとオズの魔法使いが前身となってできた組織がさらに肥大化したものです。」

 

「彼らが貴方にオファーを申し入れました。どうしますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回だした新たな技荷電粒子咆 

元ネタはシンゴジラの熱戦です。格好いいから何とか入れたいのですが自分の文章では通常と書き分けることができない。

そして映画アニメゴジラの荷電粒子砲も気に入っていたので見た目はシンゴジラ、中身はアニメゴジラの荷電粒子砲と言う風に混ぜてしました。

話は変わりますが雷って便利ですよね。自然界で本当に七色の雷があるらしいのでどんな色でも出せるんですよね。

アニメone-pieceでカイドウの雷鳴八卦が紫の帯電をしているのを見てこれだ!と思い取り入れました。


荷電粒子咆
一誠が命名した紫色の光線。現時点でオカルト部最大火力を誇る。爆発より貫通力、切断に特化している。

実は最初から使えた技だが剣吾自身が危険と判断し周囲に被害及び本気で殺してもかまわない相手でないと使用しないと決め封印していた。

だがこれでもゴジラ本来の熱戦に比べると劣るらしくさらに水中では拡散して使用できない弱点がある。

この光線もモスラの鱗粉に拡散される。

放電
荷電粒子咆を使用する際に副次的にできた技。高圧電流を全身から流す。

剣吾本人は電気代タダで電化製品使える程度にしか思っていないがこの時点である程度威力を調整可能。

水中など電機が流れる場所以外は直接触れないと効果はない。

赤い鎖
かなりの強度、硬度を誇り危機が迫ると無意識に出るようになる。この鎖に巻き付けられると力が抜けてい効果がある。

反面、どうゆう訳かこの鎖で対象を傷つけることが一切ダメージを与えることができない。

この鎖は直接ゴジラシリーズ、ハイスクールD×Dとも直接関係ありませんがこの作品で重要な要素になっています。

作中ゴジラギアを左手に装着したのは巨獣器(タイタンギア)の具現型は決まった形が無いとコスモスから聞いて密かに試してみてできたからです。

ちなみにこれは巨獣器にとって禁手が本番なので具現型を鍛える必要が一切なかったため剣吾により具現型を変化可能と知る。

最も剣吾も通常状態が一番使いやすいのでそうそう使い分ける機会はおそらくそうそうないだろう。

当初は伊藤さんの戦闘やラドンの巨獣器を登場する予定だったんですが自分には扱いきれないと思い剣吾君に頑張ってもらいました。

当初ヴァーリとまで戦わせるつもりはなかったのですが彼は熱しにくく冷えにくい面があり一度殺すと決めたから確実にやるタイプなのでこのようにしました。


作中にある様に剣吾君は意外に攻撃的な面があり本人もそのことを自覚し嫌悪している節があります。

この部分が話が進むにつれ垣間見えるようになります。

前章の磯野とKGの戦いは次回軽く触れます。

話は変わりますがゴジフェス今回無料でオンライン配信してくれるので嬉しいです。







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