「「「大変もうしわけありませんでした!!!」」」僕と父さん、母さんが揃ってリアス先輩に土下座した。
あの後母さんが上がってきてパニック。父さんも騒ぎを聞きつけそこで大混乱。
とりあえず状況は分からないけど一誠が悪いのだろうと瞬時に家族が判断し行動した。
ちなみに一誠は僕たち三人にリンチされ気絶している。
「馬鹿でスケベな息子だと思いますが決して根は悪い奴では無いんです!!
傷物にしておきながら言うのも何ですが一生かけて償わせるんで。警察だけはどうかご勘弁を!!」
父さんは必死に謝る。
一方のリアス先輩は僕たちのリアクションに若干引いているがそこは無視しよう。
さらに両親が謝罪を重ねると突然、二人とも静かになる。二人とも目が虚ろになる。催眠術?
「ごめんなさい、少しややこしいなりそうだから、力を使わせてもらったわ。」と先輩が言う。力って?と復活した一誠が聞くとそう悪魔のね。と答えた。
リアス・グレモリー
僕たちの学園三年生で真紅の長髪とに青い瞳、雪の様に白い肌。
抜群のプロモーションに高貴な雰囲気を漂わせその人気から学園の二大お姉様の一人とされている。
そのアイドルと一緒に登校したらそりゃあ周囲の視線がすごい。
……これ昨日助かったけど今日が一誠の最後になるか?
というか僕も巻き込まれる?……ごめん、一誠、君を見捨てるかもしれない。
とりあえず先輩が放課後使いを出すといったので放課後まで大人しくしていよう。っていうか大人しくしてよ、一誠。頼むから。
ただでさえ松田君と元浜君を初めクラスメイトの視線が怖い。
バトルロワイヤルに参加する生徒はこんな恐怖を味わったのだろうか?何て思ながら放課後を待つ。
幸い、体育の授業でバスケットボールがゴールより一誠の方に圧倒的多く投げられる以外は特に問題は起きなかった。
しかし、あの剛速球を避けるだけじゃ無く捕れるぐらい僕も一誠も身体能力が上がっていた。
そして放課後先輩の使いが来たのだがその相手に一誠は露骨に嫌そうな顔をした。
同学年でこの学校一番のイケメン王子木場祐斗。女子人気が高く今もクラスの女子から黄色い歓声が上がっている。
彼に後をついて行くときに背後で「まさか木場X兵藤のカップリング?」
「ううん、兵藤X木場くんかも」「もしかして、中島くんも含めた三角関係」という不快な言葉は空耳と信じたい。
旧校舎にあるオカルト研究部と教室に着く。扉を開けると小柄な女の子がいた。
小学生?でも制服着てるし飛び級なのか?単に小柄なだけか?
直接聞いたら失礼になるかもしれないなあと思い、年齢聞けば良いのか迷っていると
「塔城子猫ちゃん」と一誠が言う。「知ってるの?」
女子に関しては僕より一誠の方が圧倒的に詳しい。
「ああ、ロリ属性があるやつには高い人気を誇る。無口と無表情で有名だ。」彼女は軽く挨拶するとまたお菓子を食べ始めた。
シャワーを浴び終えた先輩がでてきた驚いた。まさか学園二大お姉様の一人姫島朱乃先輩もいるとは。
黒髪のポニーテールがトレードマークでリアス先輩が西洋の魅力なら朱乃先輩は正に大和撫子の魅力がもつ。
どちらも高い人気を誇る。
しかし、何で学園のアイドルがオカルト研究部何てものに属しているんだろうか。
っていうか僕と一誠完全に場違いだよね。こんなアイドルグループの集団に。
先輩が語るには一誠は一度殺されていて死にそうになったときにたまたま悪魔を召喚するチラシを持っており、それで死の間際強く願ったことでリアス部長を召喚し悪魔として転生し生存した。
その証拠に一誠を含めるオカルト部の部員全員から蝙蝠の様な翼を生やしていた。
「あなたが狙われたのは神器(セイクリッドギア)。すでにもう発現したから好きなタイミングでだせるわ。試してみて」というと一誠は昨日だした赤い籠手がでた。
昨日ちゃんと見なかったけど格好いいなあ。するとリアス部長が「中島君もだしてみて。」と言われて僕もだそうする。
正直昔の変身ヒーローみたいで格好いいと思っていたから変身ポーズ風にしてだしてみる。
だけど、いくら力んでもが神器は一切でてなかった。
でる前提の雰囲気だったので恐ろしく滑った空気が流れた。
これには部長を始めとするオカルト部の面々も不思議そうにしていた。
「妙ですね。一度だしたら自由にだせるはずなのに」と言う木場君。
「でもかなり強力だったわ。戦いの素人である彼が下級とはいえ堕天使を一方的にボコボコにしていたもの。」と部長は言う。
「ちなみにあなたが病弱だったのはその神器がちゃんと発動できずに宿ったための副作用かも知れないわね」とも言った。
確かに目覚めてから体の調子がいい。
何時の間に撮ったのか写真に僕の右手にある神器に映っていた。
黒くて肘付近から手首付近にかけて炎や柊の葉に似た刃が大小複数並んでいる。
形は違うけどステゴサウルスの背びれみたいだなあと思った。
あの時夢中だったけど今振り返ると自分がどう動けばいいか直感的に分かっていた。
それに何か随分好戦的になっていたような気がする。
部長曰く竜の手(トゥワイス・クリティカル)に似ている。
一誠のもそうじゃないかという話だけどどっちも何か雰囲気が違う気がするので調査するとの事だそうだ。
とりあえず英語覚えにくいから日本語読みだけでも覚えておこう。
しかし、一誠のやつ。人間で無くなってショックを受けていたと思ったら何でも、昔の戦争で純粋の悪魔が減り、人間や他種族を悪魔に変えているらしい。
人間からでも成り上がる事は可能で自分の眷属でハーレムを作ることができると言ったらあっという間にテンションマックス!
ちょっとやめてよ。恥ずかしい。心配したこっちが馬鹿みたいじゃないか。
これが僕たちに心配させないように気を使った空元気の演技ならいいけどガチだからね。
長い間一緒にいたから分かる。……まあ、でも落ち込んでいるよりマシかもね。
あなたはこれからどうする?と部長に聞かれたので迷わず部活に入部することにした。悪魔になるかはとりあえず保留。
一誠が俺に無理に付き合わなくていいんだぞと言ったがこの程度で見捨てるならとっくの昔に見捨てている。
義兄弟何だからこんな時に協力しないでどうするの。こうして僕と一誠はオカルト部に入部した。
入部したのはいいけど皆悪魔だから睡眠少なくて夜あまり寝ないで平気なのは羨ましい。流石に睡眠不足は辛い……。
でも授業中居眠りしないぐらい体力が上がっているだね。これも神器のおかげ?
互いに自転車でチラシ配り。慣れてきたら新聞配達のバイトも同時にしようかなあって思いながら今日の分は終了。
一誠は気合い入っているが下積みいつまで必要なんだろうって聞く。
悪魔は1万年は軽く生きるらしいからとりあえず百年ぐらいじゃ無い?って僕が言うと少しへこんだ。
部長が今日は一誠に契約取りをお願いした。そこで移動用魔方陣を利用することになった。
空間転移かあ……。SFやファンタジーの王道だけに正直羨ましい。
僕は眷属で無く眷属以外の魔方陣を使うとこの前の堕天使を始め他の連中からいらない疑惑を持たれるのであまり使用したくないとの事で僕はお留守番。
それに契約者に複数現れて圧迫させても良くないからねえ。
魔方陣に中央に一誠が移動すると何やら部長やら朱乃さんが色々準備しているけど良く分からない。
こうゆうのゲームとかで見るけど呪文はともかく魔方陣なんて一瞬光るだけでどうゆうのかよく分からない……。
そうこうすると光が一層強まり、一誠がワ-プする・・・・あれ?いつ消えるだろう?
皆がため息ついたり、残念な表情したり困惑な雰囲気を漂わせた。そんな中部長が一誠に言う。
「魔方陣は一定の魔力が必要なんだけど魔方陣ジャンプは魔族の子どもできる初歩の初歩……のはずなんだけど一誠、あなたの魔力は低すぎて反応しないのよ」
「な、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁー」と絶句する一誠。
僕も驚くと共にどこか納得している自分もいる。
一誠に何かそうゆう神秘的な力を持っているイメージが一切湧かないもん。
そうこうしていると「前代未聞だけど足で直接行ってちょうだい。ほら、行きなさい」と部長がせかす。
「うわぁぁぁぁん!がんばりますぅぅぅぅ!」と涙を流しながら去って行く一誠。
僕もその後に続こうと思ったら部長に止められる。「あなたは別に行かなくていいのよ。悪魔じゃないし」
「少し、慰めてきますよ」と言うと気になっていたことを聞いた。
「一誠は悪魔としてできが悪いようですね。あいつをこれからどうしますか?適当に言って捨てますか?」
それは内心ずっと警戒していたことだった。
部長やオカルト部の人たちはいい人だと思うけど悪魔の格言で人の価値は平等じゃないという。価値が少ない一誠をどうするのか堕天使の事もあり警戒していた。
いらないから捨てるならまだいい。縁が無かったとか適当に言って慰めれば良いだけだ。ただ使えないなら処分するとか言うじゃ無いかと危惧していた。
「……怒るわよ。私たちが信用できないの」と部長がキツい表情で言う。
「それで一誠君とずっと行動しているのかい?」と木場君も複雑そうな表情で言う。
彼は「正直気分よくないけどそう思うのも理解できるよ。僕たちも似たような経験したからねえ」続けて
「部長は情に深い人だよ。そうでなきゃ僕たちはここにいなかったよ。
君から見れば僕たちはエリートだから選ばれたと思うかもしれないけど僕たちは部長に出会わなければ死んでいても可笑しくない弱者だよ……。」
「……だから仮に彼が弱くても見捨てはしないよ」木場君の言葉に朱乃さんも子猫ちゃんもどこら遠い目をしながら頷いた。
「ただ、強くなって貰うためにびしびししごくけどね」と照れ笑いなら付け加えた。
一誠君の仲間は本当にいい人みたいだよ。僕は先程の発言を詫びてから急いで一誠の後を追いかける。
僕が遅れてチャリを飛ばして一誠の依頼人がいるマンションにたどり着く。
どうやら何とか追いついたみたいだ。涙の後が目立つがまずは依頼をこなしてからだ。
後でいくらでも慰めるやるさ。一誠、君ならできるさ。僕にできることはいくらでも力になるよ。……数分後追いついた事を後悔することになる。
呼び鈴鳴らすとインターフォンから『開いてます。どうぞにょ?』と野太い声。
この瞬間生存本能だろうか。関わるとろくな事が無い。さっさと逃げろと体が反応している。
「一誠……」しかし時すでに遅し一誠が扉を開けて入ってしまった……。
帰りたい、今すぐに!と強く思いつつ涙を流しながら僕も足を進めた。
依頼人を見て見ると何て言えばいいんだろう。世紀末覇王ばりのガタイがいい漢が猫耳ゴスロリを着ている。
相貌が凄まじい殺気?闘気?を向けていながら瞳は純粋無垢な輝きをしているアンバランス。
普通なら間違えましたと逃走、かなり余裕あるならこの変態っと突っ込めるだろう。
しかし、この状況迂闊な事をすれば死ぬ!
こないだの堕天使なんか正に指先一つでペシャンコになる雑魚だった。と本能が警戒しまっている。
こんな時に神器何故発動しない!堕天使なんかより数倍やばい状況だって!!
一誠がおそるおそる訪ねる。その瞬間カッ!っと効果音と共に目が光る。
空間が相手の闘気で歪んだ気がした。本当に人間なのか?一誠より圧倒的に人外じゃないか!
それともこれが人のみが持つ無限の可能性?それならもう少し違う形で見たかった!!
「そうだにょ。お願いがあって悪魔さんをよんだにょ。ミルたんを魔法少女にしてほしいにょ」
「異世界転移でもしてください」 いっっっせ───!!そんな対応でどうする!!部長に怒られるぞ。
何より機嫌損ねたらミンチの可能性大なんだ!!もう少し慎重に。
しかし漢いやミルたんからの返答は「それはもうためしたにょ」何だろう。問答無用な説得力を感じる!
「悪魔さん!!魔法の力をミルたんにファンタジーの力を与えてくださいにょぉぉぉぉぉ~~~!!」
その声と共にアパート一室が揺れる!否、まさかアパート全体が揺れている!?
……人間って呪文唱えなくても魔術できるんだ……。
昔の人は言葉は全て呪文だから慎重に使っていたって何かの本で読んだけどこうゆう事なのかなあ……。いかん!また現実逃避している。
一誠の説得でミルたんは「一緒に『魔法少女ミルキースパイラル7オルタナティブ』を見るにょ。そこからはじまる魔法もあるにょ」
こうして初仕事は長い一日になった。
魔法少女は興味の対象外だったけど面白かった。
熱い演出と泣けるシナリオが気に入った。
あの後親しくなり徹夜で一緒に視聴した。番号も交換し定期的に遊びに行こうかなあ。
ミルたんのやつなら僕でもできそうだし一誠がダメなときは僕が担当になろうかなあ。
他の人には精神的にキツいし変人にはいささか耐性があるからね。僕は。
でも契約はとれなかったにも関わらずアンケートでは高評価。
部長も困っていたけど意外性NO1だって褒めてたよ。その後も契約を取れない。
アンケートは高評価。依頼人は変人。本人には悪いけど端から見ればかなり面白いよね。
ある日公園で「はあ、……上手くいないなあ」と落ち込む一誠に
ぼくは「でも君は案外オカルト部の誰よりも凄くなるかも知れないよ」と言う。
「……安易な慰めは言うなよ。」と一誠は気乗りしない返事を返す。
確かに全く根拠にないけど僕には君が成功する予感が強く感じるんだ。これも神器のおかげかなあ?
「はわう」後ろから突然、可愛らしい声が聞こえたかと思えばボスンと転がる音がした。
振りむくとシスターが転んでいる。
それも両手を大きく広げて顔面から路面に転んでいぶという少し間抜けな転び方をしている。
僕と一誠が助けおこすとヴェールが風に飛んだので僕は急いで取りに行く。戻ってみると一誠が心奪われた表情をしている。
僕もシスターの顔を見ると金髪ロングの清純派ヒロインの王道をいく様な美少女がそこにはいた。
緑の目がすごい澄んだ綺麗な目をしている。僕も思わず見とれながらヴェールを渡す。
彼女はGrazie molto gentile.
……たぶん感謝とかそうゆう事を言ったんだろう。ただ、残念ながら僕の知識と耳では意味が全く分からなかった……。
最初の契約者をミルたんにしました。森沢さんファンの方すいません。彼に今後出番があるか不透明です。
次にある怪獣の神器をだす予定です。