今日は三大勢力の会談を駒王学園正確には新校舎にある職員会議室で行われる。
休日の深夜さらに人払いの結界があるのでどうあがいても一般人は入ることはできないだろう。
だからと言って安心は欠片もできないが。と僕中島剣吾は思っていた。
何故なら結界の外から姿は見えないが大勢の気配が一触即発という空気を部室からでも感じ正直吐きそう……。僕こうゆうの苦手なのに。
もう帰りたい。「剣吾さん、注意しましょう。会談もそうですがそれ以外のことを含めて。」と伊藤歌織さんが隣に来て話す。
そう、昨日コスモスさんが言ったX星人彼らが果たしてコスモスと同じ世界の住人なのか、もしそうなら目的は何なのか今から不安要素が満載だ。
だがまずは会談を成功することを祈ろう。もし決裂しこのままバトルで街が吹き飛ぶなんてシャレにならない。
……どうなるか解らないけど絶対に義理の両親、友人を含めた無関係な人に被害は出させない。どんなことがあってもだ。と密かに決意を固めていた。
「み、皆さん……。」とギャスパー君が声を掛ける。段ボールの中からだけど。彼の神器(セイクリッド・ギア)はまだコントロールできていないので今回はお留守番。
まあ、トップには通用しないだろうが軍勢の一部でも動きを止めたなら好機と考える奴が現れかねないのでそれを防ぐ必要がある。
昨日の話もありX星人の制御装置は外しているがギャスパー君はすっかり気にっているのでこの場に持ってきている。
身につけないと効果は無いから大丈夫だと思うけど……。
そう思いながらも一誠がギャスパー君に声をかけた。傍から見れば後輩の面倒を余裕で見ていると思うが内心あいつも不安だろうがどうにか上手く誤魔化しているな。
そして遂に時間になりギャスパー君を除くオカルト部全員が会場に向かった。
扉を開けるとそこにはサーゼクスさん、セラフォルーの2大魔王に堕天使総督アザゼルさんに白龍皇ヴァ―リ、そして天使長ミカエルさんに名前が知らないけどかなりの美女である天使。
階級を考えるともし彼女が四大天使だとしたらまさか……!?否、どうせ後でわかることだ。僕の知識が正しいとは限らないし。と頭に浮かんだ考えをすぐに消した。
給仕をグレイフィアさんが担当するようだ。ここだけ見ると悪魔サイドの方が戦力を揃えていて有利に見えるが実際の所は不明。
まあ、和平に来たんだからいらぬ心配かも知れないけど。
するとアザゼルさんが「会談を始める前にもうグレモリー眷属から聞いているかもしれないがこの場に紹介したい奴らがいる。俺たちが同盟を結んだ相手だ。」
と言うと転移用の魔方陣が展開しそこには4人の男女が現れた。僕たちも知っている方々。格好も会った時の新選組、花魁、僧兵のコスプレをしている。気に入ったのかな?しかも前回コスプレしていない人も今回くノ一のコスプレしているし。
「紹介しよう。異星からの来訪者X星人だ。」
「初めまして。魔王様及び熾天使(セラフ)の皆様。我々はX星人。3年前に『神の子を見張る者』(グリゴリ)と初めて出会い協力関係になりました。
当時の情勢から我々のことで争いなるのを恐れたアザゼル殿の意思もあり今日まで秘密にしてきました。
ご紹介にあずかりました。私はK(ケイ)女性の方はQ(キュー)。二人とも副統制官を務めております。統制官は兄なのですが外せないようがありますので私たちが対応します。
もう一人の女性はグリゴリとの交渉を担当しており最も交流しているI(アイ)。最後に軍隊長J(ジェイ)。戦闘部隊の最高幹部で現在最年長で教官も兼ねています。私たちの師でもあります。」
「若様、姫様がご立派に成長してこの爺感無量でございます。」とJさんが涙を流し?ながら言う。顔が頭巾で覆われて全く見えないから声で判断するしかないけど。
「J、貴方は今回来る必要なかったんじゃない?」とQさんが言うと「何を仰います!万一和平が失敗しそのまま戦闘になり巻き込目れたら一大事です!命に掛けてお守りします!!」
「A(エー)とかでもいいじゃない?」「いえ!これは儂の役目です!!」
Kさんが苦笑いしながら「我々は会談を見守らせて頂きます。無事和平を結べればその後会談に参加します。それではよろしくお願いいたします。」と頭を下げる。
X星人……コスモスが言う本当に奴らなのか?確かに敵対していたが取り立て敵意を感じなかった。一見すれば礼儀正しいし友好的にも見える。
だが、巨獣器(タイタンギア)を……怪獣を宿しているからか本能が警戒している。だからどうすればいいですか分からない。
そもそも警戒してもどう対策すればいいのかすら分からない。
と僕が悩んでいるとソーナ生徒会長も入室してきたところで我に返る。
部長の隣に立つとサーゼクスさんが座る様に促したから全員座った。全員学生だからなんだが全校集会みたいだなと全く関係事が頭に浮かんでしまった。
「会談を始める前にここにいる全員は最重要禁則事項である『神の不在』について認知している!その前提で会談を進めます。」とサーゼクスさんが言う。
生徒会長も知っているのか……ああ、だから他の眷属の姿が見えないんだ。そして会談が遂に始まった。
ここからは暫く難しい話をトップ同士で難しい話をしていた。
時折アザゼルさんが場の空気を壊し若干ぴりつくけどどうやらわざとこの空気を楽しんでいるようだ。……悪趣味な。
まあ、この場は僕にはどうすることもできないだから見守るしかない。それより気になるのは……僕は隣に座る伊藤さんをチラ見した。
彼女はこの後コカビエルの一件を報告する。
当初、リアス部長が代表して報告する予定だったらしいのだが伊藤さんが現場にいて詳細を知っている、元々各勢力と協定を結んでいる彼女の方が相応しいと判断されたからだ。
一見すれば普段と変わらないけど心なしか緊張している気がする。無理もない。いくら僕と同じ年の少女が世界の行く末を決めるような会談に立つんだもん。
否、彼女はずっと前からそうだったんだろう。巨獣器の封印を始め彼女の代わりがいない大役を一身に背負っていたのだから……。
こんな時に慰めることすらできないなんて我ながら情けないもんだ。
そうこうしているうちに伊藤さんが発表するときが来た。
「……以上で報告を終了させて頂きます。」「ありがとうございました、モスラの巫女」とミカエルさんが伊藤さんにお礼を言う。
「で、アザゼル。コカビエル及びグリゴリの対応はどうしたんですか?」と笑みを浮かべていたが下手に事を言うと斬り殺されない謎のプレッシャーを感じる……!
その場にいた全員の視線が集中しても流石は堕天使総督!不敵な笑みを浮かべこう言った。
「先日の事件は我が堕天使中枢組織『神の子を見張る者』(グリゴリ)の幹部コカビエルが、他の幹部及び総督である俺にも黙って単独で起こしたものだ。その対処をウチの白龍皇がおこなった。
その後、組織の軍法会議でコカビエルの刑は執行された。『地獄の最下層』(コキュートス)で永久冷凍の刑だ。もう二度と出てこられねぇよ。この前の転送した資料にもあったろう?それが全てだ。」
確かに以前聞いた通りだがもう少し言い方をどうにかできないのかな?その返事にミカエルさんは嘆息しながらこう言った。
「説明としては最低の部類ですが……あなた個人としては我々と事を起こすつもりはないという話は聞いています。それは真実なのですよね?」
「ああ、俺は今更戦争になんざ興味は無い。コカビエルの奴も俺のことを散々こき下ろしていたと悪魔側の報告にもあったよな?」
確かに言っていたな。神器にしか興味がないと。否、巨獣器もその対象かも知れないな。僕とも会いたがっていたからな。
「アザゼル、ひとつ聞きたいのだが、数十年前からどうして神器の所有者をかき集めている?さらに巨獣器の所有者も集めているらしいな。戦力を増強して、天界か我々に戦争をけしかけるのではないかとも予想していたのだが……。」と言うサーゼクさんの言葉に
「そう、いつまで経ってもあなたは戦争をしかけてはこなかった。『刃狗』(スラッシュ・ドッグ)に加えて『白龍皇』(アルビオン)まで傘下に入れたと聞いたときには、強い警戒心を抱いたものです。
その上今回紹介にあった宇宙からの来訪者とも極秘裏に同盟まで結んでいました。何かあるのではと思うのが当然でしょう?」とミカエルさんも続く。
「まあ、それに関しては悪かった。X星人の事は説明したように和平できる前に公表するのはリスクがありすぎた。神器に関しては純粋の研究するためだ。否、為だったと言うべきか。4年前までは……。」
その言葉に上層部の全員が表情を変える。
「4年前……あれはやばかった。危うく異形の存在が全人類に知れ渡る所だった。」とサーゼクスさんが言うと
「ええ、当時ヴァチカンを始め各国機関にどうにかあの映像はフィクションだと情報操作するために大忙しでした。」とミカエルさんも応えた。
4年前?一体4年前に何があったんだ!?
「あの時言われただろう。5年以内に真の支配者が動く。それまでに手を組め。さもなくばこっちで勝手に動くと。もう一年あるかないか……。何かが動き始めているのはお前たちも薄々察しているだろう?もう猶予はないだよ。」とアザゼルさんが真剣な表情で言う。
他の方々も神妙な表情をしていた。
さらに「そして今回和平する最大の理由は4年前サタナエルが作った組織……サタナエルはもういないが組織は寧ろ肥大化している!」と宣言した。
「そいつらはどうやらこの和平に反対する各勢力の反乱分子で集まっているらしい。この会談にも襲撃してくるそうだ。」と突然爆弾発言した!?
え、そんな危ない奴ら来るの?これには生徒会長を含む学生一同に動揺しまくった。だが、トップ陣には同様の気配がない。やはり修羅場を潜った数が違うのか。
「ここまではもうお前たちに話したな。」と言うアザゼルさん。「ええ、私たちも始め聞いたとき驚きましたよ。」とミカエルさんが応える。
「この情報を教えてくれたのはX星人だ。確認中だがどうやら想像以上にまずそうだ。自衛の為に備えていた。だが、もう俺たちだけでは厳しいかもしれない。だから和平を結びたい。お前たちの力が必要だ。」
先程までの雰囲気とは一変し真剣な表情で話す。
「まさかあなたの口から和平の言葉が出てくるとは思いもしませんでしたが分かりました。
元々天界としても主を失った以上これ以上無駄に敵対しても害にしかなりません。
このまま敵対していたら他神話勢力に目を付けられるリスクがあるのにそんな話を聞いては呑むしかありません。
それに神の子である人間たちを導くのが我らの使命。神の子らをこれからも見守り、先導していくことこそ最優先だと私たち熾天使(セラフ)のメンバーの意見も一致しています。」とミカエルさんが語る。
「その発言堕ちるぜ?昔だったらな。今は『システム』をおまえが受け継いだんだったな。いい世界になったもんだ。俺の時と全然違う。……しかし、神至上主義者も変わるもんだな。」そうアザゼルさんがちょっと茶化すように言う。
「ミカエルの言う通り我ら悪魔も同じだ。魔王いなくなろうとも種を存続するため、悪魔も先に進まねばならない。戦争は我らも望むべきものではない。そう、次の戦争が起きれば悪魔は必ず滅ぶ。」とサーゼクスさんも続いた。
「そうだ。もうタイムリミットはもう無い。これ以上は共倒れどころか漁夫の利で潰されるのがオチだ。人間にもその影響があるだろう。それは避けなければならない。」とアザゼルさんが言い
「神無き世界……当初は滅びるかと思ったが幸か不幸かこうして世界はある。まあ他勢力の神々がいるからかもしれんがその辺りは俺にもわからん。ただ、今ある世界が間違いだと思うか?一つ言えるのは聖書の神がいなくても世界は回っているという事実だけだ。」と続いた。
神がいなくても世界は回る。確かに地球から見れば仮に人類が滅んでも関係なく回るし宇宙からすれば地球が消えても一ミリも影響なく時計の針は進んでいくだろう。
何とも壮大な話だ。もう創造主がいなくても世界は前に進めるということなのかな?もしかして聖書の神様は自分がいなくってもそこで終わるのではなく僕たちに進めるように創ってくれたとか?なんて~ね。
真偽は不明だが神がいなくても世界は回るという言葉が妙に僕の頭に残った……。
「アザゼル、先ほど話したX星人さんから頂いたとされるサタナエルが作った組織の事を聞きたいのだが。」
「ああ、だがその前に俺たち以外でこの場にいる世界に影響を与えそうな連中の意見を聞く必要がある。それによってはこの場で話せないかもしれない。」とアザゼルさんがサーゼクスさんに返した。
「その前に赤龍帝が私に話したいことがありそうなので先にこちらから済ませていいですか?」とミカエルさんが口を挟んだ。
そのことに僕たちは驚いた。ちゃんと忘れないでいてくれたんだ。
一誠は緊張しながらもしっかりミカエルさんを見てこう言った。「なんでアーシアを追放したんですか?」
その言葉に僕以外の全員が驚いた。何故今更と思っただろう。だが、僕達からすればアーちゃんそれにゼノヴィアさんと付き合うたびに良い人だと知っていきますます追放されたことへの理不尽さを感じていた。
それに対しミカエルさんは「まずはシスターアーシア、戦士ゼノヴィア。……貴方方には申し訳ないことをしたと思っています。まずは謝罪させてください。」と言いいきなり頭を下げた。
その姿に当人たちだけでなく生徒一同驚いた。「貴方方すれば何と理不尽な措置だと思うでしょう。ただ、これには訳があります。それを説明しましょう。」とミカエルさんがその理由を話し始めた・・・。
曰く聖書の神が亡くなった後奇跡や加護などを司る『システム』が残された。この『システム』は世界を支える重要な正に要であった。
十字架に悪魔がダメージを受けるのもこの『システム』の影響だ。だが、それを扱うことができるのは神のみでミカエルさんを初めとした最上位天使が総力を合わせても辛うじて動かせているのが現状らしい。
それでも充分に機能しているといえず救済できる者も大きく限られてしまうのが現状だそうだ。
その為『システム』に悪影響が与えそうな存在を本部及び教会から遠ざけなければならなかった。
その対象は神の死を知った者。そして信者の信仰に悪影響を与えるリスクがある力及び神器を宿した者。
例えば一誠が宿した神滅具(ロンギヌス)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)その対であるヴァーリが宿した神滅具、白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)がその代表的なものだそうだ。
天界にとって信仰は力の源でそれを失えば大きく弱体化最悪絶滅するリスクすらある。それを防ぐ為に一部の上層部を除きこれらの可能性があるものを異端として追放せざるを得なかった・・・。
アーちゃんが追放されたのは悪魔や堕天使といった本来教会及び人類に害をなす存在にも癒やす力を持つ聖女の微笑み(トワイライト・ヒーリング)が宿しているからだ。
宿しているだけならまだ大丈夫だったがよりによって悪魔を癒やしてしまった。最初聞いたとき敵でも救う彼女の優しさを何故踏みにじったのかと内心怒りを覚えていたがそうゆう理由だったのか……。
そこまで説明するとミカエルさんが再び頭を下げ謝罪した。
「貴方方が献身的な信者でしたが『システム』の崩壊を防ぐ為追放せざるを得ませんした。全ては私たちの力不足により貴方方に辛い目に合わせてしまいました。申し訳ありません。」
「頭をお上げてください。ミカエル様……。確かに理不尽に思いましたがこうして理由を知れば納得できました。これでも教会で育てられたのでもう充分です。」とゼノヴィアさんが言う。
「教会ではできなかったを今体験できて全く後悔がないと言えば嘘になりますがそれでも今の生活に幸せを感じています。」と続けた。
僕たちと過ごす日々にそんな風に感じてくれたんだとちょっと僕は感動してしまった。
さらにアーちゃんが「ミカエル様、私も今教会を出たからこそたくさんの大切な人たちに出会うことができました。だからそんなに頭を下げないでください。私にとってミカエル様は幼い頃から憧れの存在でしたからこうしてお目にかかれて光栄です!」と手を組みまるで祈るように言った。
その言葉を聞きミカエルさんは若干涙ぐみながら「……ありがとうございます。あなた方の寛大な心に感謝します!」と安堵の表情を浮かべ言った。
その光景に感動して僕は思わず感動して人目にはばからず涙を流してしまった。
するとゼノヴィアさんがデュランダルを亜空間から取りだし「ミカエル様、このデュランダル。教会戦士にとって必要でしょう。お返しします。」と跪きながら差し出した。
それに対しミカエルさんが首を振りながら「それは貴方が持っていなさい。サーゼクスの妹の眷属なら下手な輩より安心できます。」「しかし!」
「こちらの謝罪代わりと思ってください。悪魔に転生しましたが貴方の活躍を見守っていますよ。」
その言葉を聞きゼノヴィアさんが感動しつつ「分かりました。天界にも聞こえるような活躍できるよう精進します!」と宣言した。
しばし感動の場面が続いたがアザゼルさんがアーちゃんを見て口を挟んだ。
「俺の部下もそのシスターを殺しかけたそうだな。」その言葉に一誠が反応した。
「そう、俺も殺された!アーシアもあのままだったら確実に死んでいた!」と叫ぶ!リアス部長が宥めるがこればかりはそう落ち着くものではないだろう。
「確か星空藍さん……否、Iさんの話だと確か元々一誠の赤龍帝の籠手が狙いで元々殺すつもりは無かったそうですがそれについてはどうなんですか?」と僕が口を挟むと
「確かに……それは我々としてもそれは聞きたいところだわ」とQさんも口を挟んだ
「堕天使が将来害になるかもしれない神器所有者を殺すのは組織としては当然だ。俺も黙認している。お前には才能の欠片も無く神器の力を暴走させ俺たちを含めた世界に悪影響を与えかねないからだ。」
「そういった犠牲を防ぐ為に神器、神滅具を取り出す実験を行うという話だったのではないですか?」とQさんが踏み込んだ。
「……ま、それについては別の形で満足させるさ。それにお前は悪魔になって幸せだと思うが。」
「それはそうだが……」と一誠もつぶやくが別の形で満足させるという言葉を気にしているのか先程より抗議の言葉が弱くなった……。
「とりあえずその話はこの後にするとしよう。」とアザゼルさんが一旦その話題を終えた。
「今回出席した俺たち以外の世界に影響を与えそうな奴らに話を聞くとしよう。」と言いまず彼陣営に所属するヴァ―リに話しかけた。
「ヴァーリ、おまえは世界をどうしたい?」「俺は強い奴と戦えればそれでいいさ」
どことなく不安に感じる答えだった。……今回の和平でもう戦争はない。それは彼が求める強者との戦う機会が減るということではないのか……?
だとしたら今回の和平は彼にとって不都合なものではないのか?何故参加しているんだ?
内心怪しんでいる僕の心中を余所に話は進んでいく。「じゃあ、赤龍帝、おまえはどうだ?」
一誠は「正直よくわからないんです。なんか、小難しいことばかりで頭が混乱してます。ただでさえ今は後輩悪魔とかの面倒を見るのさえやっとなのに、世界がどうこう言われましてもついていけません。」
「だがお前はおまえは世界を動かすだけの力を秘めた者の一人だ。選択を決めないと俺を含め、各勢力の上に立っている奴らが動きづらくなるんだよ。」とアザゼルさんが言うが一誠は困惑している。
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「じゃあ、恐ろしいほどに噛み砕いて説明してやろう。俺らが戦争をおっはじめたらお前も悪魔の重要戦力として表舞台に立つ必要が出てくる。当然リアス・グレモリーを始めとした女を抱く暇なんかある訳がない。下手すりゃ誰とも経験できずに最期を迎えるかもな。」
「な、なんだと……!?」
「だが、和平を結べば戦争する必要もなくなる。そうしたら重要になってくるは種の存続と繁栄、つまり交尾だな。どうだ、わかりやすいだろう?戦争と交尾どっちがいい?」
「断然和平です!平和が一番です!!部長達とエッチしまくりたいです!!」とアザゼルさんの言葉に一誠は人目も憚らず叫んだ!!
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な、何今の?今のヴィジョン何!!?え、寝てた!?夢!?そう戸惑っていると先ほど見たヴィジョンの通りアザゼルさんが一誠に言う。
「……じゃあ、恐ろしいほどに噛み砕いて説明してやろう。俺らが戦争を……」
「ええっとですね!僕は和平に賛成ですね!戦争なんかしても良いこと一つもないですから!!僕はできれば四六時中ボーと生きたいタイプ何でそんな面倒御免ですね!一誠もそうだと思います!」と話に割って入り話す。
変な奴だと思われているだろうが今はそんなことはどうでもいい!あの光景ようなことになったら末代の恥だ!!
「なあ、一誠そうだろう!?」「剣吾?どうしたんだ急に……?」
「そうだろう!一誠!!」肩を掴む腕力の強さと視線に何かを感じたのか「……お、おう」と頷いた。
「剣吾さん!?どうしたんですか?」と伊藤さんがその場にいる全員の気持ちを代弁するかのように聞いてきた。
「……僕も緊張して少々可笑しくなっているんですよ。」と愛想笑いをしつつ誤魔化そうとする。
い、言えない。先ほどビジョンの展開になると貴方が激怒して地獄の拷問されることになるのを防ぐためですなんて言えるわけがない!
そんな微妙な空気が流れる中一誠が話し出した。
「すいません。俺は馬鹿何でこの会談内容も9割以上分かりません。ただ、まだまだ弱いですけど仲間の為なら体張って守ります。俺にできるのはそれぐらい」
と不自然に言葉が途切れた?「一誠どうしたんだ?」と触るが反応がない。まるで停止ボタンを押したみたいだ。……停止?まさか!!
「そう、これはギャスパー君の停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)だ!」と木場君が叫んだと同時に爆音が響いた。
な、何事!?慌てて会議室の窓に近づくとそこには黒いローブを着た怪しい連中が魔方陣に似た幾何学模様が宙に描かれ炎や氷など様々の攻撃をしている。
……っていうかあの姿にあの攻撃方法まさか……!?
「あれは俗にいう魔法使いって言う奴らだ。」
「魔法使い!?そんなおとぎ話そのままの分かりやすい格好した連中なんですか!?っていうか魔法って本当にあるんですね。」
契約者に魔法使いがいるとは聞いたけど現在の薬剤師や占い師の亜種ぐらいだと思っていたから本当に魔法が使っていてびっくり!
「悪魔や天使がいるのにそんなに驚くことか?」と聞くアザゼルさんに「だ、だって悪魔みたいな特別な種族や神器とかの力なしに人間にそんな不思議な力あるんですね?」と言う僕。
「悪魔の魔力体系をかの『マーリン・アンブロジウス』が人間向けに再構築したものを魔法、魔術って言うだ。日本における陰陽道なんかあるは酷似しているがある意味対極という関係だ。」とアザゼルさんが説明してくれた。
「……それって僕にもできるんですか?」
「当然特殊な才と修練、それに知識が必要だ。ただ単純に杖を振り回して呪文を唱えたって何も起きないぞ。」
やっぱりそんな甘い話世の中ある訳ないか。
「今の攻撃を察するに悪魔で言えば中級クラスって所か。まあ、あの程度の数と質なら俺とミカエル、サーゼクスが張ったこの結界をどうこうできないさ。まあ、こっちも人間界に被害を出すわけにはいかないから下手に解除して結界の外にでられないけどな。」とアザゼルさんが話す。
「貴方方ならお一人で結界を張るのも返り討ちにできると思うですがしないのは黒幕が出るのを待っているということですか?っというか軍勢はどうしたんですか?」
「まず最初の質問。その通りこいつらじゃどうあがいても俺たちには敵わない。それはこいつら自身わかっているだろう。にも拘らず襲撃したということはそれをするだけの後ろ盾がいるからだよ。そいつらを誘き出すためしばし立てこもる。」とアザゼルさんが質問に応える。
「そして俺たちの軍勢は全員お前らの仲間である吸血鬼の神器で停止状態だ。」
「いくら何でも彼にそこまでの力があるとは思えないんですが?」
「おそらく増加する神器か魔術それに近いもので強制的に増幅させたって所だろ?それで疑似的な禁手(バランスブレイク)にさせたって所か?にしてもこれだけの力とは末恐ろしいものだ。」
「許せないわ。私の眷属を……!」とリアス部長が怒りに震えている。
「……一誠もこのままですか?」「否、恐らく数分もしないで復活すると思うぞ。」
「じゃあ、一誠復帰後軽く説明したらギャスパー君の救出をお願いします。僕はそれまでこいつらの相手をします。」
と言い窓を開け飛び降りる体勢をとる。「剣吾さん!?何を?」
「黒幕がいる以上少しでも貴方方の力を温存していた方がいいでしょう?僕は打たれ強さと回復力に自信があるから。じゃあ、後よろしく。」
そう言うと伊藤さんが止めるのを聞かず窓から飛び降り魔法使いに向かって行った。
キングコングのアニメとモンスターバースの海外ドラマが入るそうなので楽しみですができれば一つのコンテンツで見れるようにしてほしいです。
まあどうせレンタルDVDで自分は見ると思いますが。