ONE PIECE FILM RED良かったです。普段映画は一回見れば終わるタイプなのですがあれはもう一回見に行くかもしれません。
僕、木場優斗は目の前のいくつもの激闘をただ見守ることしかできなかった。天界の熾天使(セラフ)の方々、セラフォール様は結界を壊れないように維持して戦闘に参加できない。
巨獣器(タイタンギア)ダガーラの敦士(あつし)と剣吾(けんご)君による銃撃戦を思わせる遠距離戦は激しさを増している。
後で聞いた話だがダガーラの毒と疫病の有害性は極めて高くもし剣吾君がいなかったら犠牲者がどれほど出たか想像もできないほどだったらしい。
戦況は五分。剣吾君は機動力で劣り荷電粒子咆も下手に撃つと僕達及び結界を壊し人間界に被害が出ないか気にしている素振りを見せている。
対し敦士の方は空中を自由に高速飛行しながら肩の砲身から砲撃している。こちらも剣吾君に毒やウイルスが通用しない以上純粋火力で上回るしかないのだが剣吾君の防御力を突破できずにいる。
「噴灼毒撃波!!(ふんしゃくどくげきは)」と敦士が叫ぶと兜の角から全身特に両手に稲妻が流れると手から稲妻?否そう見える光線を両手から放つ!
剣吾君に直撃し余波の爆発規模からベレーム弾よりこっちの方が破壊力があるようだ。
「これにもベレームの有害物質が含まれているのか……どんだけ危ないんだっ!!」と吐き捨てると再び爆炎を放つ。
剣吾君の炎も戦っていくうちにコツを掴んできたのか広範囲に広がる炎の津波を思わせる炎を放ったと思ったら魔術師が良く使う炎の玉に似た炎を何発も放つ。
「ええい、キリがない!!」そう叫ぶと敦士の両肩にある砲台が消えたと思ったら龍魚を思わせる形状の砲口をした巨大なバス―カーを持っている。
「これはあんまり使う機会がなかったがお前みたいな頑丈な奴にはこっちの方が良いだろう!!」とあざ笑う。
「超重龍爆炎!!(ちょうじゅうりゅうばくえん)」と叫ぶと同時にバス―カーから見るからに毒々しい色をした破壊光線が放たれる!
その破壊力に剣吾君も大きく吹き飛ばされる!!「どうだ!『海魔獣の大砲』(ダガーラキャノン)の威力は!」と敦士が勝ち誇りながら言う。
「滅多に使う必要が無いんだがな!毒や疫病が効かないお前みたいな奴の為の技だ!」
かなりの威力を感じさせたが剣吾君の感想は「……一々よくそんな長い技名叫べるね。」と全く関係ない部分で感心していた。
「どこで感心してんだてめー!!分かっているだろう。お前の攻撃は当たらねえ!射撃戦は俺に分がある。」と突っ込みながら勝ち誇る敦士。
それに対し剣吾君は「……確かにこのままでは勝ち目が厳しいな。格闘戦をまずある程度ものにしてから遠距離攻撃をマスターしようとしたのが完全に仇になったなあ」と他人事の様に言う。
「だから今目覚めた新たな力を試そう……。」そう言うといつの間にか手に持っていた像?みたいなものを取り出し前に出した。
それは何とも言えない悍ましい姿をした像だった。見ているだけで強力な呪いにかかりそうな雰囲気を感じさせる代物だった。
「これは一定ダメージを相手から受けることによって誕生したわら人形の亜種みたいなものだよ。
最も本家と違い僕を始め人の手で直接危害に加えられないし傷つけても意味がない。……だが、例えば放り出して落下させるとどうなるかな?」
「はったりだな?そんなことできるわけがない!!」「うん、嘘!これは単に今ダメージ受けながら適当に作った人形だよ。だから気にしなくていいよ。」
そう言うと適当に放り投げた。本当に無造作に投げもうちょっとで地面に落下しそうになったところで「うおおおお!」と敦士が猛スピードで像をギリギリのところでキャッチした!
その瞬間、剣吾君が荷電粒子砲を放つ!敦士は避けようとしたが背中の飛行ユニットと思われる部分の一部が破損した。
するとバランスが崩れ安定して飛ぶことができなくなった。速度も格段に遅くなった。
それを見逃すわけがなく剣吾君は爆炎の反動で宙に飛び捕まえるとそのまま地面に叩きつけた!
「ふう、やっと捕まえた……。馬鹿だね。そんなのただのガラクタなんだがら無視して攻撃すれば勝てたのに。」と言いつつ敦士が握っていた呪いの像を手ごと踏みつけ破壊した。
「う、嘘だ!!どう見ても呪いの像だった!!」「傷つくなあ……。単に下手なだけだ。」
ちょっとショックを受けた様子を見せつつも敦士の首を絞めながら
「さあ、諦めな!どうやら単純な格闘戦はお前と俺じゃ勝負にならないみたいだな。降伏するなら首をへし折らないよ?」
あの状態ではもう敦士に勝ち目がない。そう思っていたが「くくく……フハハハハハ!!」と突如笑い飛ばした!!
「これで追い詰めたつもりか!甘いな!!海魔獣ダガーラ!その力の神髄を見せてやるよ!!」と叫ぶと魔方陣を書かれた紙をどこからか取り出し発動した。
魔方陣が眩しく発光し目を開けると校庭の中央部にまるで水族館の水槽否、どっちかと言うとスノードームや巨大なシャボン玉を思わせる半円状の物体が出現し内部には大量の水を湛えている……。
しかも少しの隙間なく水で溢れているから呼吸できない!!あのままじゃ剣吾君は!?
そう焦る僕達の心を表すようなタイミングで「どうよ!この水の量!!ダガーラの活動領域は空だけじゃねえ!!陸海空全てに対応でき水中こそがダガーラの神髄だ!!」と敦士が高速で泳ぎながら叫ぶ!
「俺は水中でも呼吸でもできるがお前はどうだ!?ええ!!?満足に息もできないじゃないか!!?」
そう叫びながら剣吾君の周囲を高速回転し次第に渦潮否、天まで伸びる水の竜巻を作り出した!?
よく見るとベーレムも大量に紛れており剣吾にぶつけている!!
「轟渦赤猛毒弾(ごうかせきもうどくだん)!毒は通じねえだろうが体に纏わりついて動きづらいだろう!?さらに縦列毒撃砲弾(じゅうれつどくげきほうだん)!!」
そう言うと背中から赤い光弾を真上に連射した!?
「どうよ!この汎用性!!手も足も出ねえだろうが!空飛べなくなっても関係ねえ!寧ろ仇になったな!」と勝ち誇り轟渦赤猛毒弾から再び落ちてきた剣吾君に独楽の如く高速回転しつつ撃ち出した三日月型の赤い光弾を放ちつつ迫る!
「爆龍赤塊光波(ばくりゅうせきかいこうは)!!どうした、どうした!!全然攻めねえだろうが!ええ、この程度か、怪獣王の力ってやつは!!とんだ出来損ないだな!!」と嘲笑う!!
「いや……確かお前満足に禁手もできない出来損ないらしいな。そんな奴聞いたこともないぜ!そいつは俺たちが有効利用させてもらうぜ!!てめーを殺してな!!」
・・剣吾君、あそこまで煽られているのにどうして反撃しないでそのままやられているんだ!!君はその程度の男じゃないはずだ!!
心配していた僕達が益々不安に襲われる中「ほれほれ!!どうした!ここまで来いよ!」と僅か三メートルほどの距離まで剣吾君の前にいて煽っている!
次の瞬間、剣吾君が一気に加速し敦士の左手で喉を掴む!「があ!!?」と言葉もなく驚く敦士!!
そしてゴジラギアの刃が銀色に輝きに始める……。それだけでなくどことなくブレて見える……!?
そのまま殴りつけると一瞬不自然に敦士の動きが停止する……!?
次の瞬間、全身から一気に大量の血が弾け飛びながら大きく吹っ飛ばされる!!?
「あああー!!?いてええー!!何だこれ!?何しやがった!!?」と悶え苦しむ敦士!!
この時知る由もなかったが後にこの時の映像を見たコスモスさん曰く
銀色に輝いたとき音による強力な振動を発生させゴジラギアに乗せ殴ることで威力をあげるだけでなくダメージを直接内部に伝え内部から破壊する技と思われると教えられた。
この技をイッセー君が振動拳と名付けた。
さらに剣吾君はどう考えても届かない距離で正拳突きをすると敦士はなすすべなく苦痛の声を上げながら吹き飛ばされる!
場所が水中と言うことで大気中よりも音の伝達速度が速いこともあり遠距離攻撃も可能にしたとのことらしいがこの時の僕達には分かるわけもなくただただ困惑していた。
「ばかだね……。こんな水のフィールドにしなければもっとめんどくさかったのに。」と剣吾君が言う。
「てめー今何しやがった……!?」「多分音の衝撃波って所かな?音が嫌ならこれにしよう!」と呟くとダメージで動きが鈍った敦士を捕まえるとその状態でこう言った。
「……水は電気を良く通すって知っているかい?」そう言うやいなやゴジラギアを中心に紫の放電をし始めた!
回避できる方法があるわけもなく為す術なく感電し苦痛の悲鳴を上げる敦士。
その隙にダガーラキャノンをゴジラギアの刃で一刀両断し破壊する。
「く、んなことしても簡単に取り出すことができるんだよ!!」と敦士が最初に見た両肩にある状態に戻す!
「飛行ユニットも大分修復した!!また振り出しに戻り俺の有利だ!!」と猛スピードで水中から抜け出そうと上を目指す!
だが……どうやら捨て駒にされたみたいだね。もし君を重宝していたなら絶対この水槽?でいいのかな?を使わないはずだよ。」
敦士からすれば高速水泳しているはずなのにすぐ側で声が聞こえて驚いただろう。だが、僕たちは知っている。
「教えよう。僕は、否ゴジラは……」と呟きながら敦士のすぐ目の前に現れ拳を握りながら続けた。
「水中でも呼吸でき寧ろ水中の方が動きが機敏に動けるんだよ!!」と叫びながら殴り飛ばした!!
何本も歯がへし折りながら吹っ飛ぶ敦士。そう、剣吾君が泳ぎが得意なのは知っていた。
だけど、水中で呼吸ができるなんて聞いた事が無い!……いや何かどこかで聞いた気がするがちゃんと覚えていない……。その後そのことを全然話さないし。
剣吾君って意外にこっちから聞かないと話さないこと多いし。
そういえば本人的にはどうでもいいかもう教えたと思って伝え忘れる事が多いってあるってイッセー君から聞いたことがあったけ。
結界にぶつかりダメージを受ける敦対し高速タックルしさらに追撃する剣吾君!
そこから今まで受けてきたダメージを倍返しするかの如く見ているこっちが引くレベルで一方的にボコボコにする剣吾……君。
止めと言わんばかりに振動拳をボディーにクリティカルヒットさせる!!
敦士の口から大量の血反吐を吐き出すと同時に後ろの結界にまでその破壊力が伝わり結界を粉砕してしまう。同時に水も零れ落ちた!!
「……これでお前に有利だった水が消えたわけだ!!結局最後に勝つのはこの俺だ!!」と敦士が叫び再び飛び上がる!
確かにこれじゃまたさっきの繰り返しだ。ダメージがあっても剣吾君の方が不利だ。
そう思っていたらゴジラギアの刃が緑色に輝き始めた……?さらに地面に落ちた水も緑色に輝き始めた?
すると水滴が少しずつ剣吾君の周囲に浮かび始めた……。気づくと地面に吸い込めれなかった水が大小様々な水の塊となって浮いている。
次の瞬間、剣吾君の足に水が集まりまるでフライボードの様に足元に水を噴射させ高速で空中に浮上し始めた。しかも噴射した水も再び集めて利用できるみたいで実質水さえあれば自由自在に動けるという訳か!
剣吾君はよく僕達に対して空飛べて自分は動きが遅いとぼやいていたがこんな形で克服するとは……。
アドバンテージだった空中も克服しつつある剣吾君に対し恐怖を覚えたのか敦士が「くそ!冗談じゃねえ!いいぜ!今回は俺の負けだ!だが次はこうはいかねえぞ!」
と捨て台詞を吐き逃げようとする!「スピードだけなら俺の方が上だ!追いつけまい!」と勝ち誇る敦士!
対応できそうな各勢力のトップの方々は結界の維持やカオスブリゲードで対応できない。剣吾君が引き付けてくれるとはいえダガーラの毒に対応ができない……。
どんどん離されていきこのままでは逃げられると焦りと何もできない自分に無力さを感じていた時だった。
”何かが”敦士の飛行ユニットに命中落下こそしなかったもののバランスを崩し体勢を維持するので精一杯という様子だった。一体何が!?
「狙撃!?いったいどこから!?」と動揺している!それは致命的な隙だった……。
追いついた剣吾君が飛行ユニットを切り裂き為す悪態つきながら落下する敦士。
「こんな、こんな所でこの俺が……!お前如きに……やられると思うなよ!!」と叫びながらダガーラキャノンから破壊光線を放つが……
ゴジラギアの刃で光線を切り裂きながら高速で接近しキャノンごと両手と右足を切断した!!
「ぎゃあああ!!」と絶叫し転げ回る敦士の腹部を踏みつけながら「ここまでだ!ここで死ぬか、封印されるか好きな10秒で選べ!」
「く……!」剣吾君の言葉に敦士が睨みながらも打開策がなくここまでだと思われていた。
……だが突如、どこからか光線が剣吾君に放たれ、吹き飛ばされる!!
い、今のは何だ?射線方向を見てみるとIが銃を構えていた。何だ、あの銃は!?エクソシストが扱う光の弾丸にぱっと見似ているが何かが根本的に違う気がした……。
すぐに起き上がる剣吾君だけど警戒心を持ちつつ聞いた。
「……何だい、それ……。威力がすごいのかそれとも俺達に効果があるものなのか?悪魔に対する光みたいに……。妙な懐かしさを感じるんだけど……。」
「この程度ですか……。やはり貴方は別格ということなんでしょうね。」と話すIに「助かったぜ!姉ちゃん!よし、怪我が治ったら次こそてめーを殺してやる!!」とすり寄り媚びつつも勝ち誇る敦士。
あいつ、助けが来た途端に調子づき何て小悪党なんだ!と思っていたが
「否、貴方の役目は終わりです。」とIが言うと銃を変形させるとライトセーバーを思わせる光刃を形成し敦士の首を切り落とす……!?
「ぎゃああああ!!」と味方だと思っていた相手に殺され断末魔を上げる敦士……!
すると懐から星形に彫られた真円状の金属盤を取り出し前に突き出す動作をするI。
すると敦士の遺体から何かが金属盤に吸い込まれていく……。何をしたんだ、こいつら!
星の紋章が色づくとどうやら終わったらしく「……大したものです。この星章(メダリオン)は。」
「何をしたんだ……君は。」「それは言えませんね。では、私はこれで他の方々の様に戦闘は苦手なので。」「上司を置いていくのか?」
「心配なさらずともお三方は大丈夫ですよ。私がいるとかえって足手まといになるだけですから。それではまた」そう言うと転移するI。
一方剣吾君はまだ残っている水を自分の周りで多いまるでシャボン玉の中にいるようにじっとしていた。
僕が近寄ろうとすると「近寄るな!まだ、ダガーラの毒や疫病が残っているかもしれない!!完全に無毒化された確認するまでこっちに来てはダメだ!!」といつになく強い口調で話す剣吾君。
「歌織さんはどうなった!?彼女なら毒があるか分かることができる。他の上層部は結界やX星人で恐らく彼女より早く決着がつくことはないだろう!できるなら彼女を助けに行ってくれ!」
「彼女なら今、あそこで」と僕の目線を剣吾君が追うとそこには
上空に激しくぶつかり合う歌織さんとカテレアの姿があった!
「胡蝶嵐・大斑式!!」(こちょうらん・おおまだらしき)と歌織さんが羽根と扇を羽ばたかせると強風と無数の毒針を飛ばす。
それに対しいくつもの水の東洋竜を形成しぶつけるカテレア!どちらも分類するとウィザードタイプ。
そして悪魔のカテレアはモスラの聖なる力は弱点!逆にモスラにとって水中は弱点そのもの。もしそうなったら禁手(バランスブレイク)を解除しないと危険だと以前聞かされた。
そしてその状態で今のカテレアに勝てるわけがなく大量の水を扱い先ほどの敦士みたいな芸当をする可能性があるカテレアとは相性が悪い。
つまりお互いに弱点をつく存在だと言える。「ご覧なさい!オーフィスの”蛇”によって私本来の力では使うことができなかった”レヴィアタン”の力を!!」
そう叫ぶとどこからか大量の水がカテレアを包み水がはじけ飛ぶとそこには……!
蛇型の細長いドラゴンの姿があった!「貴方も知っているでしょ?レヴィアタンは本来陸のベヒーモス、空のジズに並ぶ終末の怪物!!この姿こそがレヴィアタン本来の姿と言っても過言ではない!」
ドラゴンからカテレアの声で言う。やはりあれはカテレアなのか?
「これこそがレヴィアタンが魔王の一角に担うことになった力。その名も『掉尾の海蛇龍』(とうびのかいじゃりゅう)!!海を支配し龍に姿を変化することを可能にする!!」
そう叫ぶと同時に天空から大量の水を集め塊にして放つ。
しかも追尾してくるので歌織さんも回避するのに苦戦していた。それでも躱したり相殺するのは流石の一言だった!! だが……!
「甘いですね!」とカテレアが歌織さんを蛇のように締め付ける!その状態で水の竜巻を作り締め付けたまま飛び込んだ!
締め付けと激流で満足に動くことのできない歌織さん!「如何にモスラの力が強大と言えど水中では無力!雷も鱗粉の摩擦がないと発生しないから無理ね!これで貴方は終わりです!」
カテレアの勝ち誇った声に僕達も歌織さんを助けるべく動こうとすると
「待って下さい!!……手を出さないでください!!」
「歌織!!何言っているの!?もう貴方はボロボロじゃないの!!」と心配し声を上げる部長に
「……不安ですか?確かに不安でしょうね!今まさに自分でも自覚するぐらい窮地に陥っています。」と力なく言う歌織さんだったが、
「カテレア・レヴィアタン!貴方も相当の覚悟があるのでしょう。ですが、私は!」と呼吸するのも辛いはずなのに話続ける。
「私は、守護獣モスラに選ばれし巫女、伊藤歌織!!巨獣器(タイタンギア)を封印するもの!……そしていつか必ず”王”を封じる者!!」
そう話しながらオーラがどんどん高まっていくのが目に見えて分か……る。カテレアも気づき攻撃の手を強めるが、それにも怯まず
「その為にもどんな相手にも勝てなければならないのです!!この程度の事を己で克服できなければその使命を果たすことなど到底かないません!!だから超えさせてもらいまよ。魔王カテレア・レヴィアタン!」
そう話していると徐々に翅を中心に全身輝き始めた。その輝きが強くなると締め付けているカテレアの方が苦しんでいるように見える?一体なぜと疑問に思った次の瞬間!
伊藤さんの全身から純白の烈光が放たれる!!余りの神々しく聖なる光の量と濃さに思わず僕たちは怯んでしまった。
もし、近くにいたらその時点で成すすべなく消え去っていたのかもしれない……。
そう思うだけの光量だった。その光の波動はカテレアごと水の竜巻を吹き飛ばしてしまった!「胡蝶嵐・神光……!」(こちょうらん・しんこう)と叫ぶ伊藤さん!
「な、何今の?み、水が全て聖水になった!?そこまでの聖なる力があるなんて!?」とカテレアが本来の姿に戻り苦しみながら呻いていた。
ゆっくり舞い降りて地面に着くと荒い呼吸をしながら伊藤さんが話す。
「モスラが放つ一種の生物発光です。衝撃波を伴う聖なる光の波動。悪魔を始めとした光を弱点とする種族には極めて有効ですが無差別広範囲攻撃なので今みたいに孤立無援じゃないと使えないですよね……。」
と説明しながらも「ここまです!カテレア。どうやらオーフィスから貰った力も無くなったようですね。貴方の負けです!降伏しなさい!!」
確かにもうカテレアには抵抗できるだけの力は無いように見えるが「……私はカテレア・レヴィアタン!ただではやられません!」
そう言うが否や自らの右腕を触手に変えて歌織さんの腰に巻き付いた!?
さらに呪術的な紋様が浮かび上がると歌織さんの表情が一変した。「まさか、自爆する気ですか!?」
「その通り、察しが良いですね。それは私の命を引き替えに作った特別製!そう簡単には切れませんよ!恨みは無いが冥土の道連れに付き合ってもらいますよ、モスラの巫女よ!」
歌織さんが咄嗟に光の力を溜めるが「無駄ですよ!!私が死ねば即座に私が受けたダメージを貴方も受ける呪術が発動します!!死を早めるだけです!!」
その言葉に焦りの色を隠せない歌織さん。
「もし、手足のどれかだったら自分の手足を切り落として脱出することができたかも知れませんが腰ならそうはいかないでしょう?細い腰で助かりましたよ!」とカテレアが微笑みながら言う。
それを聞いて僕たちも動揺が広がる!カテレアの触手を切り落とすこともできない。腐っても真の魔王の血族が命と引き替えに発動する呪術。
どれほどの威力で歌織さんが耐えられるかどうか確かめる気持ちは蟻の触覚ほどもない!!
焦る僕達を余所に「貴方を討つことができたなら私の命を捧げる価値があるというもの!さあ、お覚悟を」勝ち誇るカテレアだったが、
突如、その背に矢が突き刺さる!!驚く僕達!!
「こ……この矢には毒?否、これは……麻酔なの?」
「そう、とある博士が特別に作ってくれたものね!」とカテレアの疑問に突如全く聞き覚えが無い第三者の声が聞こえた!
どこから!?と疑問に思う僕達が思っていると頭上から高速でこちらに迫ってくる音が聞こえ上を見ると何かが舞い降りた!この独特な気配は巨獣器!?
体格を見る限りだと恐らく女性。その姿はまるで翼竜を思わせる全身鎧をしていて兜のせいで顔がわからない。背中には翼竜の翼を思わせる翼が生えている。
その手には先ほどの矢を射ったと思われる弓が握られていた。「……何者です、貴方は?」
「アザゼル総督から依頼されたね。陰ながら貴方たちの援護をしてたのよ。本当はもっと早くに協力したかったんだけどベレームのせいで下手に近寄ることができず時折こうして遠距離射撃するしかなかったですよ。」と言う”翼竜”。
「……何であろうが邪魔はさせません!」とカテレアが麻酔による眠気に耐え”翼竜”に攻撃しようとするが「その麻酔で意識を保っているのは敵ながら天晴ね。ただ……選択を間違えたよ。」
この隙に歌織さんがカテレアの懐に入り聖なる波動を纏った掌打を胸に叩きこむ!!
完全に不意を衝かれたカテレアは悲鳴すら上げることができず成すすべなく気を失い戦闘不能になる。
同時に触手も元の手に戻り呪術の紋様が消え効果を失う。
歌織さんも荒い呼吸をし疲労で倒れるがどうやら大した怪我もないようで良かった。
少し息を整えると今協力してくれた巨獣器に聞いた。
「助けてくれてありがとうございます……。貴方が宿しているのは『ラドン』ですよね?」
「よくわかったわね?正解!この子は空の大怪獣ラドンと言うらしいわよ。」
「私は巨獣器の封印を任されるので怪獣の特徴を教わっているんですよ。因みにラドンは翼竜の元になったとされる種族で単純な空中戦では地球怪獣の中でも上位だったらしいです。改めてお礼を言います。」
「礼ならこの麻酔をくれた博士に言うべきよ。あたし個人の力だけだったらどうすることもできなかったわ……。最初麻酔を渡された時には生かして捕らえる余裕がないから無駄と思っていたけどこれが無かったら貴方を助けられなかったから感謝しかないわ。」
「博士と言うのは?」
「直接会ってはいないわ。総督がこの麻酔を渡してくれて加工された音声で説明されたわ。本人は直接会いたかったそうだけど総督ができれば彼の存在を隠したいから合わせてくれなかったわ。」
「その博士を隠した理由は……何となく察することができますが。」
「多分カオスブリゲードを警戒していたのでしょうね……。もしかしたら本命は別かも知れませんが。」
「所で貴方の名前は?」「あたしの名前は……」と歌織さんとラドンが話し合っていると爆音が轟き響き渡る!
「……どうやら悠長に話している余裕は無さそうね!歌織だっけ?貴方にはベレームの毒素がこの一帯から完全に無くなったか確認してほしいんです!じゃないと彼を含めた我々は赤龍帝を始め援護に行くこともできないわ。」
とシャボン玉?に包まれた剣吾を指差しながら聞いてきた。
「そうですね。」と歌織さんが剣吾君を含むこの辺り一帯を光で照らす。それから数分ぐらい時間がたったと思うが体感ではもっと長く感じた。
「・・・大丈夫です。恐らく剣吾さんが毒素を全て吸収してくれてたんですよ。」と歌織さんが安堵の表情を浮かべながら言うと剣吾君もシャボン玉から抜け出して
「じゃあ、行くぞ!歌織さんはここで休んでいてくれ!もう随分無理しただろう?」
「否、私も行きます!」「俺は体力あるからいいけど君はそこまである訳じゃない!無理しない方がいいよ!」と言い合いながら全員で向かって行く。
そして辿り着くと同時に堕天使総督アザゼルが吹き飛ばされる姿だった。
「総督!!」と歌織さんが悲鳴を上げ駆けつけようとするが……!「来るな!ただの小競り合いだ!手を出すな!却って足手まといだ……!」
その視線の先には黒い刃の薙刀を持ち僧兵のコスプレをしたJ(ジェイ)!!否……ジャックだったか?がゆっくりこちらに向かって歩いてくる姿だった……。
前回ダガーラの項目載せるべきだったと後悔しています。
少しずれて纏めるかもしれませんが勘弁してください。
魔海獣 ダガーラ
陸海空全てに対応可能な龍魚を思わせる姿をした怪獣。沖縄近辺にあった古代ニライカナイ文明が創造したとされるが実は宇宙人に作られたという説もあり真偽は不明。
元々は海洋の汚染除去を目的として設計されたが、取り込んだ汚染物質をベーレムという生物に作り変えるという欠陥があり古代ニライカナイ文明が滅び後に聖獣キングシーサーによって封印された。
ベーレムというオニヒトデに似た生物を生成、排出する。このベレームから有害毒素、病原菌を発生させる。
感染すると体中から赤い泡を吹いて生きながら溶けていく恐ろしいものでダガーラの戦闘方はこのダガーラを活かしたものが多い。
[魔海獣の潜水服](ダガーラ・ギア)
手足が水かき状になっている潜水服状の巨獣器。これを着る事により水圧、水温、呼吸を無視しして泳ぐことが可能。
[魔海獣の疫武装](ダガーラ・アムーズ)
龍と魚の混ぜたような姿をした生物を模した全身鎧を身に纏う。この姿だと陸海空全てに対応可能。水を汚染する力を有している。
『海魔獣の大砲』(ダガーラキャノン)
普段は両肩に一対ずつ固定されている大砲。ダガーラの攻撃の大半が大砲を用いる。
この大砲は手持ち式のバズーカ砲にも変形できる。
実は両方使える設定なのだが長瀬敦士が未熟の為使用できなかった。基本超重龍爆炎使用時のみにバズーカタイプになる。
長瀬敦士(ながせあつし)
名前の由来はモスラ2に登場する長瀬淳一役のおかやまはじめと小谷幹夫役の奥野敦士から
元々はトレジャーハンターをしていたが実際の所、ただの盗賊。それまでは小悪党だったがダガーラに目覚めた時力に溺れ殺人の快楽に目覚める。
毒や疫病で苦しみながら死んでいく人間を含む生物の姿を楽しむようになりとある国の村を全滅させる。
10年以上前に先代モスラの巫女に封印されそのことでモスラの巫女に恨みを持ち復讐しようとしたが終ぞ叶うことが無かった。
ベーレム弾
両肩の砲台からベーレム弾を放つダガーラの基本攻撃。ベレームの毒や疫病が効果がある相手には大体これで通用する。
噴灼毒撃波(ふんしゃくどくげきは)
ベーレムの毒を稲妻状の光線に変換して光線を手から放たれる。兜の角から全身特に両手に稲妻が流れる呼び動作が見られる。
縦列毒撃砲弾(じゅうれつどくげきほうだん)
ベーレムの毒を背中に集め、赤色光弾に変換して真上へ連射する対空砲撃。
轟渦赤猛毒弾(ごうかせきもうどくだん)
水中で高速回転する事で天まで伸びる竜巻を作りだし、それにベーレムの大群を乗せて敵にぶつけ、敵を汚染しつつ自由を奪い、水中に引き込む。
ベーレムが体に纏わりつき重しにもなるので見た目以上に拘束力が高い。
爆龍赤塊光波(ばくりゅうせきかいこうは)
独楽の如く高速回転しつつ撃ち出す、三日月型の赤い光弾。
超重龍爆炎(ちょうじゅうりゅうばくえん)
ベーレム毒素を含んだ破壊光線。バズーカ砲モードになったダガーラキャノンから放たれるダガーラ最強の技。
他にも水を使った攻撃方があるらしい。
胡蝶嵐・揚羽式(こちょうらん・あげはしき)
翼と[極光虫の翼扇](モスラ・ファン)から鱗粉と鱗粉から発生する落雷、さらに暴風を叩きつける。雷の乱反射し、敵の光線、魔力攻撃の一部も反射することが可能。
攻撃誘導(仮名称)
剣吾がベレームを受け続けて他の者に当てるの危惧していたのに呼応したかの如く主に遠距離攻撃特に毒などの特殊な攻撃を自分に引き寄せる。
これで自身が倒れない限り攻撃が他者に当たる確率が格段に下がる。
欠点として近距離攻撃は防げない。攻撃誘導の際命中する可能性があるなど割と穴がある。最大の欠点は攻撃が必ず剣吾に引き寄せることになるので回避不可になるので必要以上に攻撃が当たる。ゴジラの耐久力があって辛うじて成立している。
one-pieceのヤミヤミの実の特性である攻撃を引き寄せることのみに特化している単体では完全劣化版の能力。一対一ではほぼ使うことが無いであろう。
振動拳
元ネタはゴジラアースの超振動波と漫画トリコに登場するゼブラのビートパンチ
ゴジラギアの刃が銀色に輝いた時音による強力な振動を発生させゴジラギアに乗せ殴ることで威力をあげるだけでなくダメージを直接内部に伝え内部から破壊する
本来は遠距離攻撃らしいが剣吾はまだ未熟の為近距離から使えずゴジラギアにしか纏うことができない。
水中などでは疑似的に遠距離攻撃にもなる。本人曰くどうやら荷電粒子咆に比べると扱いやすいらしく好んで使用している。
掉尾の海蛇龍はカテレアがそのぐらいパワーアップしたという感じを表したかったので使いました。