ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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第五章 冥界合宿のヘルキャット編 3

あの後酔っ払いどもの相手と後始末で完全に朝帰りの僕中島剣吾剣吾は精神的な疲労もあり今日はゆっくり寝るつもりだった。

 

それなのに何でこんな事に

 

あの後リアス部長率いるグレモリー眷属と生徒会長率いるシトリー眷属との試合を行われることが決定した。

 

そして今からアザゼル先生による特訓があるとのこと。「……。眠いから明日参加するよ。」

 

その言葉は当然のごとく聞き入られることはなく無理矢理グレモリー家の広い庭に連れてこられた。

 

お前はいいよな、あの後女湯に入ることができたんだろ!羨ましい!

 

最も伊藤さんに恐ろしい制裁をされたそうだが……。そう思っているとアザゼル先生が来て話が始まる。

 

「先に言っておく、俺がこれからお前たちに課すメニューは将来的なものを見据えてのものだ。即効性がある者もいるが、長期的に鍛錬し続けなければならない者もいる。ただ、お前たちは若い。方向性さえ見失わなければより良い成長を見込める。」

 

みんなと同じジャージ姿のアザゼル先生の口から今後の特訓課題を言っていく。

 

リアス部長は能力が高いから基礎のみで主にゲームの知識を身に着けることを優先すること。

 

朱乃さんと子猫ちゃんは同じ課題だった。己の中にあるものを受け入れ乗り越えろ。でないと仮に今回のゲームに勝てても先細りが明白だと。

 

朱乃さんは堕天使の事で何か言っていたけど子猫ちゃんもそう言えば猫又だっけ?何かあったのだろうか?

 

一誠が気楽に子猫ちゃんならできるよといい頭に手をなだる。が、すぐに払いのけられ軽々しく言わないでくださいと強い口調で言う。

 

空気を換えるようにギャスパー君にメンタル強化、木場君には禁手(バランスブレイカー)できる時間を少しでも長くすることを目標とし、さらに剣術を師匠から一から鍛えなおしてもらうことにしたのこと。

 

ゼノヴィアさんはデュランダルを使いこなすことともう一本の聖剣に慣れてもらうとのこと。もう一本の聖剣?エクスカリバーじゃないよね、じゃあ、一体何だろう?

 

アーちゃんには聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)の遠距離使用と基礎能力の向上が課題とされた。

 

「歌織は今あれだったか?じゃあ、今回はパスか?」「え、どうゆうことなの?歌織は修業しなくていいの?それともどこか悪いの?」

 

「いや、そうゆう訳じゃなくてな。何と言ったら言いか……。」

 

心配するリアス部長の言葉にアザゼル先生が言葉を詰まらせていると

 

「いいんです。皆さんにも知っておくべきことだと思うので。」と伊藤さんが言う。

 

「……いいのか?」「ええ、仲間として行動するには彼らも知った方がいいでしょう。」と応える。

 

するとアザゼル先生がいつになく厳しい表情で「言っておくがこれは最高機密だ。もし漏らしたらただじゃすまないぞ。」え、そんなやばい話なの。

 

「実はモスラは怪獣の中でも生命力、寿命がある方ではありません。寧ろ寿命が短く生命力は弱い方です。その為今私が宿しているモスラの寿命が終わりつつあります。」

 

え、そんな。巨獣器(タイタンギア)は宿主と密接に関係している。じゃあ、伊藤さんは……

 

「心配しないでください。モスラの方で命が尽きる寸前私から離れるので影響を受けません。そしてモスラは転生します。」サラッと言った言葉に全員が驚愕した。

 

「モスラは特殊な生物で命を引き継ぐには二種類の方法があります。一つは極一般的な生物の様に交配し子孫を残す方法。これは今は対の存在がおらずそもそも巨獣器では不可能です。」と言い

 

「そしてもう一つは自分自身が転生する、つまり卵から生まれ変わるというものです。この夏休みの間に転生し元の状態つまり成虫状態まで戻すつもりです。

 

元々時期は近いと思っていましたがカテレア戦の負荷が大きかったらしくこのタイミングになりました。最後の時は安らかにさせたいと思うので無理をさせるつもりはないので今回は参加しません。

 

転生中及び成虫になるまでは戦闘能力が不安定なのでこの事実を敵対勢力、特にX星人には知られるわけにはいかないので皆さんご了承ください。」

 

そうか、昨日話していたのはこうゆうことか。確かにこんなこと知られるわけにはいかない。でも僕たちに教えてくれるなんて信頼してくれたということなのかね?

 

ちょっと感動している僕にアザゼル先生が「次に剣吾、はっきり言ってお前が一番できがわるい。」と言い切った。

 

「だろうね。」と自覚しているだけにあっさり肯定したが一誠を始め他のメンバーからはそう思っていないようだ。

 

「そ、そんな剣吾は俺たちの中でも上位ですよ!」「それはゴジラが凄いだけ。僕自身は全然だよ。」

 

「分かっているじゃないか。今までのデーターを見たが隙がありすぎる!お前は0か10の戦いしかできていない。まずそこをどうにかしないと話にならないぞ!」

 

「そんな簡単にできたら苦労しませんよ。そもそも誰かを傷つけてまで勝ちたいと思うことがそこまでないからね。ま、この性格のおかげでゴジラが暴走しなくて済んだんでいいと思っていたんですね。そうも言ってられなくなりました。」

 

「そうだ!今後お前は禍の団(カオス・ブリゲード)、X星人から確実に目付けられるだろうよ。今まではその性格でどうにかなっていたがこれからはそれじゃあ駄目だ!」

 

「まあ、分かってますけどこっちは不器用なんで正直どんどん新しい目覚める力を使いこなすのに四苦八苦しているのが現状ですね。」

 

「ああ、その辺は磯野から聞いている。ま、とりあえずお前と一誠は同じだ。お前は通常の具現型形態そして一誠おまえは禁手に至らせる。」

 

「そんなんどうやってやるんですか?」一誠の疑問は正に僕の心の声だった。

 

「それはもうそろそろ……お、見えてきたな。」

 

アザゼル先生が見上げた空をみるとそこには……よくゲームや漫画など見る巨大なドラゴンそのものの姿がそこにあった。

 

「アザゼルか?よく悪魔の領地に堂々と入れたものだ。」しゃ、喋った。

 

驚く僕を他所に「魔王様直々に許可をもらったんだぜ、文句あるか?龍王から悪魔に転生した変わり者魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)タイニーン!」

 

龍王!?このドラゴンそんなに強いのか!?『懐かしいな、タイニーン。』

 

「ドライグ、いいのか?俺に頼むということが何を意味するのか。」

 

『ああ、分かっている。だが、ドラゴンの修業は実戦形式に限る。それにお前にも損はないはずだが?』

 

「確かにあの伝説の怪獣王を鍛えることになるとは想像すらしていなかった。こんなチャンス逃すわけがない。」と楽し気に言う。

 

よし、逃げるか!一誠もそう思ったんだろうがお互い逃げる前に捕まる。

 

「聖書に書かれているドラゴンの大抵はこいつの事だ。隕石クラスの威力の炎を吐く。こいつが悪魔に転生したから5大龍王と呼ばれているんだ。本来は6大だったんだぞ。怪獣もドラゴンも実践で強くなるしかない。気張れよ。」

 

そういうとアザゼル先生は手を振る。「あの山借りるぞ。リアス嬢。」「ええ、お願いするわ。」

 

「死なない程度に手加減するから安心するがいい!」そう言って無理矢理連れていかれた。

 

せめて明日にしてもらっていいですかー!

 

~~

 

「うわ~ん!」「泣くな一誠。いや、泣いてもいいが大声出すな。気づかれるリスクが増える。」

 

「お前は本当にどんどん逃げるのが上達していくな……。」とタイニーンさんから呆れた声色で炎を吐く。

 

この怪物ドラゴン、僕と一誠の攻撃は全然無駄。今一番攻撃力がある荷電粒子咆でも火の玉一発であっさり相殺されそれ以上に炎が命中し何度も黒焦げになった。

 

全然攻撃が通用しないし途中からあらゆる方法で逃げようとするが地中、水中含め全てが無駄。寧ろ大規模攻撃で却ってダメージが大きかった。

 

その後筋トレさせられ食料確保。ゴジラギアの力で大気中や周囲の水を集め浄化できるようになったので解決。毒とかも何となく分かるから二人の食料もばっちり確保。

 

どんどん野性的になっていくな。ああ、魔法の絨毯を持ってくればもっと快適に過ごせたのにと後悔をしまくっている。

 

何もしていないと動物が勝手に襲い掛かってくるからそれを返り討ちにするから肉に困らず魚も泳いで捕まえることが簡単だから専ら僕が食料調達を務めた。

 

今日も襲い掛かってきた猪ぽいものを仕留め戻るとアザゼル先生がいた。

 

一誠が夢中で何かを食べていた。聞いてい見るとリアス部長や朱乃さんを始めオカルト部女子が弁当を作ってくれたらしい。

 

伊藤さんも作ってくれたようなので僕はこっちを食べた。他のは一誠が食べたほうがいいだろうし。うん、美味しい!このお弁当!

 

涙がでてくる……。おい、一誠!てめーの方が多いだからこっちに手を伸ばすな、ぶちのめすぞ!!

 

数日ぶりの真面な食事にお互い無我夢中でかぶりついた。食べ終わると一誠と僕の文句を言うとタイニーンさんが鼻で笑いながら突っ込んだ。

 

リアス嬢の『兵士』(ポーン)になりたい人はいくらでもいた。一誠より優れた奴なんていくらでもいるのだろう。この程度の苦難で躓くようでは選ばれなかった者に対し申し訳ないと思わんか。

 

その言葉に一誠は顔を引き締めたのだが僕はそうゆうのが無いから正直モチベーションを持ちにくいというのが本音だ。

 

それからヴァーリが何をしようとしたのか教えてくれた。それは『覇龍』(ジャガーノート・ドライブ)と言い神器に封印された存在の力を強引に開放する禁じ手。

 

その力は絶大だが、寿命を大きく縮ませられる上、理性が失われ暴走するというとんでもないもので実際これが原因で亡くなった歴代の赤龍帝、白竜皇の適合者も珍しくないらしい。

 

ヴァ―リは膨大な魔力で制御できるらしいがアルビオンの反応からするとまだリスクがあるらしい。

 

そして赤龍帝、白竜皇の戦いは先にこの覇龍になった方が勝つ半ば早い者勝ちに近いと教えられ焦る一誠。

 

その後話が変わり一誠に朱乃さんを任せたいというアザゼル先生だが当の本人はどうゆう意味なのか全く伝わっていないのが残念すぎた。

 

そんな会話をしていると以前から疑問に思っていたことを聞いてみた。

 

「タイニーンさんはどうして悪魔に転生したんですか?」「どうしたんだ?急に?」

 

「龍王程の高位な存在がわざわざ別の種族になるなんて何か事情があるのではと思いまして。ドラゴンは誇り高い種族と聞いていたので。……聞いたら失礼の事でしたか?」

 

「いや、その疑問は当然だ。理由は2つ。一つは今の時代で様々な戦いができるのはレーティングゲームに参加するのがベストだと思ったからだ。」視線をどこかに向け

 

「ドラゴンアップルという果物を知っているか?」「いえ、知りません。」

 

「これはその名の通りドラゴンが食す果実だが、ドラゴンの仲間にはこれしか受け付けないというものもいる。しかし、人間界の者は環境の激変で絶滅してしまった。

 

もはや冥界にしか実らないものとなってしまったんだ。だが、ただで果実を分け与えてくれるものではない。ましてやドラゴンは悪魔にも堕天使にも忌み嫌われているのだから尚更だ。

 

そこで俺は悪魔となり上級悪魔以上にのし上がる事で果実の木が生える区画を頂戴したのだ。

 

上級悪魔以上となれば魔王から冥界の一部を領土とさせてくれる。そこに目を付けたのだ。」

 

「じゃあ、餓えかけたドラゴンたちはおっさんの領土に?」一誠が口を挟むと

 

「ああ、おかげで彼らは絶滅を免れることができた。それに人工的に栽培する方法も研究させている。特別な果実故困難だろうが、それでも未来につなげることができるのなら続けていくさ。」

 

「おっさんはいいドラゴンなんだな。」一誠が感動の声色を込めて称賛する。僕も同じだ。この人?は本当に立派な方だ。

 

「いいドラゴン?ガハハハハハ!そのように言われたのは初めてだ。しかも赤龍帝からの賛辞とは恐れ入る!しかしな、同族を守りたいと思うのは人間も悪魔もドラゴンもみな同じ。俺はそれに倣い、力なきドラゴンを救いたいと思ったにすぎんのだ。」

 

「すごいな。それに引き換え俺はただ、やみくもに上級悪魔になってハーレム眷属を作りたいって思っているだけだ。」 

 

「いや、若いうちはそれでいい。雄であれば雌や富を求めるのは必定。己の場を守ろうとするのも本能だ。それが動く原動力となるのならばそれでいいと思うぞ。だが、それを最終目標にするのはもったいないぞ。

 

強くなれば雌も寄ってくるし、守りたいものを守ることも自然とできる。問題はそのあとだ。ま、……若いお前たちにはまだ難し事だろうな。」

 

僕も一誠も黙って聞いていた。一誠は自分の目標、ハーレム王を目指すにも妄想ではなく現実に向かっていく必要性を感じたんだろう。

 

僕も同じだ。現状流されるだけでどうしたいか分かっていない。……未来かあ……。しばし思案した。

 

その後、一誠はリアス部長のお母さん、ヴェネラナさんによる社交界へのレッスンと強引に参加される。

 

アザゼルさんとタイニーンさんもちょっと用があるからしばらく自由行動と言われた。

 

僕は夏の時期、人間界に行きたい所があるのだが今は冥界だから無理だろうしなと思っているといつの間にかコスモスさんが傍に来て

 

「「剣吾さん、人間界で何か用を足したいのですか?」」と聞いてきたからビックリした。

 

「……どうして分かったんですか?」「「私たちは元々生物の感情を読み取るのが得意なので。人間界に行きたいなら私たちと共に来た列車に乗っていきましょう?」」

 

「それは有難いですけどいいんですか?今伊藤さんに無理できないのに?」

 

 

 

一誠と剣吾がいなくなってからアザゼルとタイニーンは剣吾について話していた。

 

「ここ数日鍛えてみてどうだ?感想は?」「何だ?あの歪さは?」「お前もそう思うか?」

 

「身に着けた技を覚えるのに四苦八苦して力の増大は微々だ。」そこで一旦口止めるとこう続けた。

 

「本人の性格かもしれないが危機回避能力に長けている。特に相手の動きを無意識に察している節があるな。気配を消すを始め所々で今の段階では習得できないはずの高等技術を習得している節があるな。」

 

「最大の欠点はやはり心か?」

 

「元々攻撃的な性格じゃなかったらしいが必要な時以外はやる気がないな。ゴジラを宿していることから暴走しないことを恐れガチガチにロックしているようなもんだな。それがあったから安心できたんだが……。」

 

「それが例え俺レベルの実力者でも憎い相手出なければ全力を出せないという訳か?」

 

「そもそも相性が良くない。ゴジラの本質は動。普段のあいつは典型的な静のタイプだ。根本的に合わないのだろう。ただ、コカビエルを初めあいつが本気で戦うときは動だった。」

 

「だが、今まで訓練して見たが奴は紛れもない静のタイプだったぞ。これについてはどう思う?」

 

「おそらくだが、自然に使い分けているんだろう。完全に無意識だから下手に意識させるとかえって持ち味を殺してしまうな。」

 

「中々面白いタイプだぞ。もう少し見守りたいがそうも言ってられんのだろう?」

 

「ああ、このままでは不味いから0と100以外の戦い方をマスタ―してもらわないとな。」

 

「全くだ。最近は火を始め水や電気などを扱う力を日常生活を快適過ごす道具ぐらいにしか思っていないからなあ。」

 

「……あいつ、怪獣王を何だと思っているんだ?」

 

とアザゼルとタイニーンは剣吾の事を呆れつつ今後の方針について話し合った。

 

 

 

 

 

 

 




次回全く関係ない話がさし込めれますが温かい目で見持ってください。

剣吾君はロボットアニメで言うところの機体は初期のままで武装も一切変わりませんがOSなどがアップデートしているみたいなもんだと思ってください。
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