ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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遂にアニメでニカが登場し興奮しています。コナンとone-pieceのアンコール上映嬉しいです。

今月ポケモンのDLCが始まるので更新は今後遅くなると思います

先月中に投稿したかったが随分遅くなりました。見通しが甘くて嫌になります


第五章 冥界合宿のヘルキャット編 6

俺、兵藤一誠の目の前で仲間の一人である巨獣器を封印する役目を持つモスラの巫女である伊藤歌織ちゃんがデスギドラの攻撃で爆炎に消えたいったのをただ叫ぶことしかできなかった!

 

「「そんな……早すぎる!!」」とコスモスさんが驚きの声を上げるのは当然な事だった!!

 

二人からすれば産まれたときから知っている子を失ったんだからショックはどれほどのものか察することすら俺にはできなかった!!

 

こいつ、ぜってー許せねえー!!ドライグ!!俺の全身をドラゴンに変えてくれ!!

 

「……いいのか、もう戻れないぞ?」後のことは後で考える!!歌織ちゃんの敵討ちしなければ!!

 

「「一誠さん!!落ち着いてください!歌織は生きています!」」コスモスさんの言葉で我に返った俺。

 

「「モスラの転生は本来亡くなってから数日の期間を得て転生するのですが今回は歌織の命を助けるために今この瞬間に転生しました!見てください!!」」

 

その言葉で冷静さを取り戻し歌織ちゃんがいた場所を見るとそこには人間サイズの卵があった。それも虫ではなく爬虫類や鳥類を思わせるタイプの卵だった。

 

「「モスラが転生するとまず卵に覆われ次にそこから孵化し幼虫の時つまり禁手(バランスブレイク)状態になる事が出来ません。とにかく孵化を早める歌をうたいますので時間稼ぎをお願いします!!」」

 

デスギドラもまだ歌織ちゃん、『モスラ』が生きているのに気づいたのだろう。歌織ちゃんが入っている卵を狙いを定め俺が止める暇も無く炎を吐く!!

 

炎が歌織ちゃんに迫るが直前で炎を不自然に止まりやがて消し飛んだ!

 

一体何がと敵味方関係なくその場にいた全員が疑問に思ったがよく見ると金色に輝く光の壁……バリアーが形成されているみたいだ?

 

いや、よく気が付くと今見えている景色が黄色く霞んで見える。まるで黄砂みたいだ。いや、砂というより塵みたいだから差し詰め黄塵というべきなのだろうか!

 

そう思っていると次第に黄塵がデスギドラの周囲に集まった次の瞬間、黄塵が消えたのと同時にデスギドラの体から無数の黄色いや、金色に輝く鋭利な結晶体がデスギドラを内部から無差別に貫きながら成長するように伸びた!!

 

数秒後には風化し消滅したが今のは無視できないダメージだったはずだ!ダメージが回復しきれないデスギドラに突如、強力な冷気が放たれ一瞬で氷像になってしまった!

 

驚いている俺たちを余所に攻撃を放ったと思われる方向を見てみるとゴジラギアの刃が銀色に輝かせながら剣吾が振動拳で氷像になったデスギドラを粉砕した!!

 

「はあ、はあ、ちょっとは効いたかマグマ野郎!!」と息を荒げながら剣吾は悪態をついた。

 

よく見るとあっちこっち焦げた跡があるものの致命傷はなさそうだ。

 

「剣吾、お前大丈夫か!?」「大丈夫じゃなくてもやんないとまずいでしょ!さっきみたいな事は絶対に避けないといけないんだから!」

 

そう言いつつマグマ状に変化させつつ元の姿に戻りながらも剣吾に襲い掛かったデスギドラを大気中から集めたと思われる水の塊を拳に纏わせつつ殴り続けた。

 

普通水蒸気爆発するはずなのにそんな気配どころか蒸発や沸騰する気配すらなくまるでボクシンググローブをはめているみたいに水を纏い続け殴り続ける。

 

これでどうやらデスギドラのマグマそのものと言ってもいいぐらい高温の体にもその熱を感じることなく攻撃できるみたいだ。

 

時折歌織ちゃんや俺にもデスギドラが攻撃を加えようとするがその度に剣吾はバリアーを張って攻撃を防ぎつつ相手をしていた。

 

そうこうしているうちに気づけばコスモスさんの歌が終わった。すると卵が動き始め少しヒビが入ったと思ったら一瞬で卵の殻が吹き飛び歌織ちゃんが出てきた!

 

どこも怪我も火傷もしていない健康的な姿で安心した。「剣吾さん、イッセーさんご心配かけました!もう大丈夫です!」と力強く事得た。

 

「「歌織!無理はしないでください。今の貴方は禁手できない状態なのですから。」」「分かっています!コスモス様!ですがこれくらいの事ならできます!」

 

そういうと「極光虫の指輪」(モスラ・ギア)から七色に輝く糸を放ちデスギドラの動きを封じる!

 

しかもデスギドラが糸に触れた瞬間苦しみ始めた!?なんだと思っていると糸の一部が岩に触れるとジュウジュウと音をたてながら溶け始めた!?

 

え、何?デスギドラを超える熱があるわけがないし、毒か?と疑問に思っていると剣吾が糸の匂いを嗅いで驚きながら叫んだ!

 

「嘘!?もしかして酸を含んでいる!?」じゃあ、相手を高速と同時にダメージを与えることができるのか?

 

だが、苦しんでいたデスギドラだったが身体の一部自爆し拘束を焼き切り無力化させた。それを見て剣吾が「成る程、熱とかで糸を焼き切ればいいのか……。」とちょっと感心していた。

 

「何、感心しているんですか!!」と歌織ちゃんに突っ込まれる!!

 

その間にも歌織ちゃんはモスラギアから緑色の光線を放ち、俺もドラゴンショットをやっているが一切怯む気配がない!

 

すると歌織ちゃんが俺の手を握ると「静かにしてください。」という。

 

何か変わったのかと戸惑っているとコスモスさんが「「見事です、歌織!一種の光学迷彩になっていて今貴女達の姿は周囲に溶け込んでいます!」」

 

そんなこともできるようになったのか!!「ですがマズいですね。このままでは打つ手がありません。剣吾さんがいるから辛うじて足止めできていますがこのままでは時間の問題ですね。どうにかしなければ」

 

焦りの色を隠すことができずに歌織ちゃんが切羽詰まった表情で俺に言う。

 

確かに剣吾がずっと俺達を庇いながら戦っていた。正直もし俺が全身ドラゴンになっていたとしてもあそこまで戦うことができたのか疑問だ。

 

ただ、一つずっと疑問に思っていることがあった。「剣吾の奴、何を迷っているんだろう?」

 

「どういうことですか?」「剣吾がデスギドラと戦い始めてからどんどん新しい能力に目覚めてきました。でも、ずっと何かを迷っている気がしているんです。何かを使うかどうかずっと……」

 

そう言っている時だった!デスギドラの背中から大きな翼が生えた!

 

それを見てコスモスさんが慌てた。「「マズいです!デスギドラが完全体に成長しました!このままで飛行できるようになれば被害エリアが想像できないレベルで拡大します!!」」

 

そんな、このままでは!!「イッセーさん!また私に譲渡を!今度こそ封じて見せます!!」

 

「でも、歌織ちゃんに負担が!」「応援は期待できない!それ以外方法はありません!お願いします!」

 

「……待って、伊藤さん、一誠。一回俺にやらせてくれ!ダメだったらその時お願いする!!」そう剣吾はいいながら何か覚悟を決めた顔をしながら言った。

 

するとゴジラギアを纏っていない左腕を上しながら気合いの声を上げる!それと共に右手のゴジラギアが発光し輝き始めた。左手も同じく輝くと『怪獣王の籠手』(ゴジラギア)と機械音が響いた。

 

すると左手にもゴジラギアの籠手を纏っている。右手もゴジラギアを纏っている。

 

「「もしかして、ゴジラギアは左右揃って初めて巨獣器の具現型として完成するものだったのかもしれません!」」

 

コスモスさんも驚きながら言う。つまり剣吾は今漸くちゃんと巨獣器を使えるようになったという事か?

 

剣吾が青白い光を全身から強く発光させると同時に強大な力を感じる。デスギドラも完全に剣吾に注視していた。

 

デスギドラも飛びながら剣吾に赤い光線を放つが剣吾の右足に紫電が流れると上空のデスギドラに向かって蹴る動作をすると紫色をした光刃を放たれた。

 

プラズマカッターとでも言うべきだろうか?その光刃はデスギドラの左翼を含めた左半身を切断し叩き落とした!!

 

悲鳴を上げながら落ちてくるデスギドラに追突する前に左アッパーでぶん殴り再び吹き飛ばす!

 

すると今度はゴジラギアを白く輝せ強力な冷気を放ち落下途中のデスギドラをそのまま動作で巨大な氷の柱に閉じ込めた!

 

直後、氷の塊を正拳突きし粉々にした!す、すげえ……。あいつ、こんな力があったのか?

 

だが、ここまで圧倒しているのに剣吾には余裕がない。というかどこか焦っているような気がする。どうしたんだ、いったい?

 

そう俺たちが思っていた時だった。デスギドラが体を半ばマグマ状に変化しつつ復活してきた。

 

地面を踏みつけると地割れが起きマグマが噴き出てきたのだが……。

 

ゴジラギアを黄色に輝かせ黄塵を発生させる!黄塵が集め地割れやマグマに集まると地割れやマグマを埋めていく!?

 

いや、埋めるというよりまるで時間を巻き戻しているか、消しゴムで消したみたいにマグマが無くなったみたいだ!!

 

この結果にデスギドラも戸惑った様子だったが三つの口から同時に光線を放ち回転を加え増幅させて打ち出した

 

それに対し剣吾はゴジラギアを銀色に輝かせつつ明らかに攻撃が届かない程離れているのに殴りつける動作をした……?

 

すると、空間にヒビみたいなものができる!?その”ヒビ”は拡大しながらデスギドラの光線とぶつかり合い激しい衝撃音が響きあう!

 

しばし拮抗していたが”ヒビ”が光線を押しのけデスギドラに命中する。

 

次の瞬間、”ヒビ”が消滅するとデスギドラに凄まじい衝撃波となって吹き飛ばさた!!

 

なんて威力だ!!あそこまで行くと振動拳改め超振動波とでも言えばいいのだろか!?

 

岩壁にめり込んだデスギドラに対しそれまでボコボコにされた恨みがあったのか、それとも百合ちゃんやミリキャス様たちを危険な目に合わせて怒っているのか、多分両方だな。

 

こっちが少し引くレベルで殴る蹴るのラッシュが止まらなかった!

 

散々ボコられ少しグロッキーになっているデスギドラの左右の首を掴むとそのままジャイアントスイングし投げ飛ばし地面に落下する直前で荷電粒子咆により腹に大穴を開けつつ吹き飛ばした!

 

ここまで剣吾が圧倒しているように思っていたがよく見れば呼吸が荒く球粒のような汗も大量に流れて辛そうだった。

 

おそらくあの状態で長時間いる事自体相当の負担になっているんだろう。一方デスギドラはここまでやられ多少疲労の色が隠せなくてもまだまだ戦えそうだ!

 

やっぱり不滅なんだ!どれだけ破壊しても復活するんだ!このままじゃ……。

 

焦る俺たちを余所にデスギドラがまたあの巨大な火の玉いや、”太陽”とでも言うべきか?

 

”太陽”を放とうとするデスギドラに対し剣吾は覚悟を決めた表情をするとゴジラギアが青白く発光し始めた!それを見た瞬間デスギドラが露骨に動揺し始めた。

 

「あの光、まさか……。」と歌織ちゃんも息を吞む。俺も初めて歌織ちゃんにゴジラの恐ろしさを教えられた過去の映像が蘇る。まさか、あれは?

 

”太陽”が先に放たれ剣吾の目前に迫った時ゴジラギアの右掌部分から青い光線、いや青い熱線が放たれた!!熱戦を放った直後左腕のゴジラギアが消滅し剣吾は立つこともままならず呼吸を荒げながら座り込んだ。

 

熱線はあっさり”太陽”を消滅させデスギドラに命中するとそのまま体の一部をまき散らしながら空高く吹き飛ばしやがて大爆発した!!

 

その瞬間冥界特有の紫色をした空がまるで地上だと誤認してしまう程青一色に染まった!!

 

爆発があった場所をよく見ると空の一部に穴みたいなものができてしかもそこから何やら見たこともない不気味な景色が穴の中から見え隠れしている。

 

「「あれは次元の狭間ですね。ゴジラによる放射熱線の威力により一時的にこの世界の時空を破壊し事であのような結果になったんでしょう。心配せずとも10分もせずに元に戻りますよ。」」とコスモスさんが言う。

 

「デスギドラはどうなりました!?」「「体の一部を切り離したので消滅はしていません。破片が本来の姿であるマグマ状に戻り地面に溶け込む様に消えていったのをみました。ですが、」」とここで一旦言葉をきり

 

力尽きたという表情で仰向けになりながら半ば放心状態でボーッとしている剣吾を見つつ

 

「「今の放射熱線でデスギドラの身体大半を蒸発、消滅させました……。力を取り戻すにはしばし時間を稼げると思います。」」

 

そうなのか。いやそれだったらもしタイニーンのおっさんを始め他の方が入れば決着が付いたのじゃ……いや、俺にもっと力があればここでデスギドラを倒せたのではないか?

 

「「イッセーさん、自分を責めないでください。デスギドラは強敵です。モスラの力も衰えていました。仕方ないことですよ。皆さんが無事に生還できたことをしばし喜びましょう。」」

 

そう言っていると魔方陣が展開されタイニーンのおっさんが出てきた。「お前達無事か!?」

 

「「ええ、何とか全員命に別状はありません。何とかデスギドラを退けましたが、歌織はモスラが命を終え早すぎる転生と幼虫に成長したのでかなりの無茶をしています。安静にさせないと……。」」

 

「そうか、とりあえずこちらもルシファーの息子も襲われた領民も全員大事はない。他で襲撃した奴らを迎撃した者達にも大きな被害はでていない。全員無事で良かったと言いたい所だが俺の方が良かったとは言えない。」

 

そう言うと荒れ果てたドラゴンアップルの森を見て悲痛の表情を浮かべつつ語る。

 

「森が、大事なドラゴンアップルの森に多大な被害が出てしまった。まだ、冷凍保存しているものがあるとはいえこのままでは遠くない未来食べられず餓死してしまう同胞がでてしまう。」

 

「「それについては解決できる方法があるのかもしれません。」」その言葉に全員の視線が集まる。

 

「本当か!?」「「あくまで可能性の話で確実ではないので保証はできませんがタイニーンさん!昔先代の時に見せてもらった森の主の所に歌織を連れて行って貰えますか?」」「あの木にか?」

 

「「そこで歌織を蛹、”繭”の時を過ごさせようと思います。森の主を始めとしたこの土地に宿る自然エネルギーを歌織に与えることで成虫への変態を行います。そうすればモスラはこの森のエネルギーを取り込む事で今度はこの森を救う手助けになるのかもしれません。」」

 

おっさんはしばし黙ってコスモスさんを見つめていたが「……分かった。その言葉信じよう。何より急がないとその娘も持ちそうにないしな。」

 

そう言われ慌てて歌織ちゃんを見ると青白い顔で座り込んでいた。「すいません、身体から急に力が入らなくなってしまいました……。」とか細い声で言う。

 

「「当然でしょう。モスラが寿命尽きるまで酷使し無理矢理転生を早め孵化までしたんです。寧ろ今まで持ったのが奇跡と言っていいでしょう。」」

 

そう話すコスモスさんが不安そうに歌織ちゃんを見つめていた。

 

慌てて駆け寄ろうとする俺より先にタイニーンのおっさんが歌織ちゃんを抱え上げ「このまま連れて行くぞ。剣吾お前はそのまま寝てろ。無理するな。その状態で付いてこられてもかえって足手まといだ。」

 

そう言われ起き上がろうとした剣吾だったが自分でも無理している自覚があったのだろう。頷き大人しく再び寝転がった。

 

タイニーンのおっさんが俺達を背中に乗せ目的地と思われる森の奥まで飛び立つとそこはまるで絵本や漫画みたいな巨大な木があった。寿命は軽く見ても1000年は確実に超えているだろう。

 

御神木とはこういうのを言うんだろうなと頭でなく心で理解させられた。

 

周りの木々も立派でどこか神秘的な雰囲気を漂わせていた。

 

「よかった、ここには被害がなかったようなだ。この木はいわば森の心臓部と言っても過言でなくてな。単純な食料だけじゃない。この辺りの領民にとっては心の支えとでも言うべき存在なんだ。」

 

そう言うとタイニーンのおっさんは歌織ちゃんを”主”の根元に横たわらせた。

 

歌織ちゃんが幹に触れつつ「この森の主よ。貴女の同胞を荒らした者を討つべく何とぞお力をお借りします。」と頭を下げつつ祈った。

 

その姿は正に神秘的な光景で思わず息をのむ美しさだった。

 

そしてモスラギアから糸を吐き出し歌織ちゃんの周辺に降り注がれ、気が付くと歌織ちゃんは巨大な繭に包まれていた。

 

「「ここからですね。歌織がどの程度の時間で目覚めるかわかりませんが早くて一週間、長ければ一月を超えても可笑しくありません。デスギドラが力を取り戻すまでの期間果たしてどちらが早いか正直分が悪い賭けですね。」」とコスモスさんが不安そうに言うと

 

「心配するな、コスモスよ。モスラの巫女が復活するまで俺と眷属がここを守ろう!」そう言ってタイニーンのおっさんが力強く応えた。

 

「先程は人質を救うためにやむを得ず離れたが今度はそうはいかん!森と領民にやった仕打ち、徹底的に思い知らせてくれる!ここに来てくれるなら願っていない事だ。存分に歓迎してやる!!」

 

そう意気込むタイニーンのおっさんからは目に見えるぐらい凄まじい気迫と怒気を全身から滲ませていた。

 

「そうだ、お前達グレモリー眷属の仲間である『戦車』(ルーク)の娘が過労で倒れたと言っていたぞ!」

 

「え、子猫ちゃんが!?」驚愕する俺にコスモスさんが

 

「「一誠さん、心配でしょうからここからどうぞ。子猫さんの元に行けます。私たちはまだやることがあるので申し訳ありませんがここからはお一人で行ってもらいます。」」そう言って魔方陣を展開した。

 

「そんな気にしないでください。それよりありがとうございます!」そう言うと俺は魔方陣に飛び込んだ。

 

 

一誠が消えたのを見てタイニーンはコスモスに尋ねた。

 

「コスモス、どうだった。怪獣王を宿した小僧、剣吾の戦いぶりは。」

 

「「彼はとても慎重な人ですね。同時にとても優しい人。あの時歌織や一誠さん達がいたから彼は決断したんでしょう……自分が暴走するか、命を捨てる事になるとしてもゴジラの力を限界を超えて引き出す覚悟後を決めたのでしょう。」」

 

そう言いつつ現在まだ横たわりながら未だに右腕のゴジラギアを解かないままアーシアに治療してもらっている剣吾の様子を映した。

 

「「……彼はあの時、自分が封印されるのを覚悟してゴジラの力を解放しました。同時に以前から感じていた彼の危うさを再確認できました。」」

 

「「彼は限界はそう超えるもんじゃないとよく弱音を吐いていましたが基準が人と違うんでしょう。普通の限界は昨日まで自分よりもっと上に行くことを意味します。だけど、彼にとっての限界とは本当に体が保てない、壊れてしまうものの事をいうんです。」」

 

「……そしていざとなったら躊躇わずに実行するか。そう言えば以前アザゼルの奴が一誠や”暴獣”からこう評価されたと聞く。普段ヘタレで臆病なくせに本当に逃げてほしい時に限って逃げず立ち向かっていく。そんなあいつを見ると時々、妙に不安に感じると。それは恐らく正しい。」

 

その言葉にコスモスが頷きながら応えた。「「ええ、彼はいざとなったら誰かの為に己を犠牲にできる人です。そして彼のスタイルが何となく分かりました。」」

 

デスギドラと戦っている映像を魔王や他勢力の上層部に送りながらこう言った。

 

「「彼の性格は典型的なサポートタイプですね。自分ででていくより他者を支える人ですね。よくスポーツ漫画ではチーム戦なので自分一人で動く人がいますが彼は逆ですね。

 

普段は極力他者と協力して叩こうとしています。これは模擬戦やスポーツでは特に謙虚ですね。何となく団体競技なんだから自分一人の力で勝てたとしても余り意味が無いと思っているのかチームプレイに拘る傾向が見られます。多分無自覚でしょうが。」」

 

と以前高校でやっていた球技大会の映像なども合わせて見せた。

 

「「普段の彼はゲームキャラのタイプで言えば壁役。チームの盾となって攻撃を引き付けつつ時折サポートもこなすタイプです。火力もあるので敵に回せば正直かなり面倒ですね。火力もあるので常に警戒し続けなければいけません。」」

 

「さらにあいつの厄介な点はどれだけ怒りくるったり動揺してもどこか冷静いや、冷徹な部分がある。」とタイニーンも続いた。

 

「これは実際に奴を見てきたものなら誰もが感じる部分だ。頭に血が上っている状態でもいや、であればある程奴は冷静になり怒りを力に変えている。よく言う頭は冷静に心は熱くという一種の理想的な精神状態に至っている。

 

本人には全く自覚ないだろうし下手に意識してしまうと逆にマイナスになるだろうから指摘しないがな。そしてコカビエルや今回のデスギドラの様に相手を殺すつもりで戦った場合」

 

「「ええ、普段と異なり一切の躊躇が無く相手を確実に殺そうとしています。まるで感情のない機械と野性の獣を併せ持ったかのような冷酷さと獰猛さを併せ持った状態。これは恐れく彼がゴジラの力を完全に受けて入れた状態でしょう。この時の彼は百合を含むグレモリー眷属全員より上です。」」

 

「……ゴジラの力、俺たちは知っているつもりだったのだが何も分かっていなかったんだな。」

 

「「それは私たちも同じです。恥ずかしい話ですが真の具現化したゴジラギアは言わば漸くスタートラインに立った状態です。その状態で並みの巨獣器の禁手状態、怪獣に侵食された者をああも易々と凌駕するとは恥ずかしながら私たちも想像すらしていませんでした。」」

 

「剣吾の戦闘能力が低いにも関わらずあそこまで圧倒できるとは本当に俺たちはゴジラについて何も知らなかったんだな。」

 

「「ただ、本当の具現化は剣吾さんにはまだできないようでそこまでなら暴走する可能性は低いというのが今回分かりましたね。」」

 

そう言いつつアーシアと剣吾を映し出された映像を見ると「剣吾さん、そろそろゴジラギアを解いてくれますか?直接やった方が回復が早いとおもうんですが。」

 

「いや、多分もう少し回復してからじゃないとお互いの為に確認しない方がいいと思う。」とこちらに見られると一切気づかず平和的なやり取りをしていた。

 

 




怪獣王の籠手(ゴジラギア)一対の籠手 
これによりゴジラギアは元々両手揃って初めて完成品だと確認された。
この状態で漸く巨獣器のスタートラインに立てたのだがこの状態でも並みの巨獣器、神器の禁手を上回る力を有うする。長時間の使用は剣吾の体に負担がかかる状態でも原作12巻時点の真紅の赫龍帝(カーディナル・クリムゾン・プロモーション)、白銀の極覇龍(エンピレオ・ジャガーノート・オーバードライブ)と対抗に渡り合おう事ができる。
この状態だと下の能力を2つ以上同時に扱う事が可能になる。

黄塵
元ネタはゴジラSPの紅塵。今作のゴジラは色で能力を使い分けようと思い赤はもう決まっているので別な色を使いたいと思い読み方が一緒という事で黄色無いし金色に輝くと土の力に関する力を有しています。
黄塵により作中金色の結晶体を形成したが生物に対し発動するまで時間が掛かり効率が悪いので命のないデスギドラぐらいにか効果が無く他ではまず使用することはない。
直接攻撃するより黄塵を集めることで物理的干渉を遮断する非対称性透過シールドの形成や相手の術式をジャミング、または無力化するなど防御方面に特化している。

超振動波
振動拳の遠距離攻撃版。虚空を殴るとヒビが入ったような光景になるが単に光の屈折でそうなるだけで実際に空間にヒビが入っているわけではない。凄まじい衝撃波を発生させる。
元ネタはone-pieceに登場する黒ひげが使用する震破(グラッシュ)とアニメゴジラ三部作にでるアニメゴジラの超振動波

光刃
見た目と性能は月牙に酷似しており手や足から半物体化した刃を放つ。違うのは属性を付与することができそれによって色と見た目が変わる。
付与した属性プラス刃と名称されることがおおい。最初はプラズマカッターと一誠に名付けられたが後に雷以外の属性もあるのでこう呼ばれるようになった。
元ネタはアニメゴジラ三部作にでるアニメゴジラのプラズマカッター

今作のゴジラは先ほども書いた通り色で能力を分けているので軽く纏めてみました
紫 雷 荷電粒子咆や放電しながら打撃するのが主な使い道。応用として敵の電気攻撃を逸らしたりすることも可能だが本人的には電気代節約が一番うれしい能力。
緑 水 大気中を始め様々な場所から水を集め攻撃する。最近ではこの能力を使い機動力を上げている。本人的にも相性がいいらしい。水の浄化や水分確保が容易にできてうれしい
白 氷、幻を司る。凍結能力は高くないが魔法や魔力を妨害したり幻を見せることが可能。モスラの鱗粉に対抗手段である幻雪光もこちらに含まれる。
銀 振動、音、空気を司る。基本は振動拳を始めとした打撃と共に振動を与えるが後に遠距離攻撃もできるようになるらしい。空気を圧縮して放つことも可能。
金 土、重力を司る。黄塵を操り主にシールド形成や魔力などで不自然に変化したものを元に戻すなどの効果がある。主に防御、探知の妨害に使用されている。
青 火 ゴジラの基礎能力で放射熱線を含む炎熱に関する能力。ゴジラにとって炎こそが最も相性がいい能力

上記の能力全てを合わせるより炎一つを極めた方が力を発揮する。コスモス曰くゴジラからすれば他の能力は+α程度の価値しかないだろうと述べている。

仮面ライダーオーズに登場する怪人グリードにとっての自分以外のコアメダルだと思ってください。

放射熱線 青白い光線でゴジラにとって通常必殺技。その威力はまだ満足に扱えない現時点でさえ星砕剣と星穿銃(スター・バスター・スター・ブラスター)のオーラ砲撃と互角以上の火力を誇る。
当面の間はこの放射熱線を使用できるようになるのが剣吾の課題となりこれは本来のゴジラギアでないと使用できず事実剣吾は熱線使用後ダメージを全て右腕に集中させたのもあり完全に炭化していた。

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