去年、今年はゴジラ関連でかつてない大豊作でしたがゴジフェスの実写ゴジラがDVD化するとは思ってもいませんでした。
ああ、早く元に戻りたいと半分涙目になりながら僕中島剣吾こと中島刀剣(はやみ)は気分転換に本を読んでいる。
……そして髪を伊藤さんや新たに結成された教会女子3人組を中心にクラスの女子からいい玩具として様々な髪型にして遊ばれていた。
「でも良かったですね。こんないい髪なのに剣刀さんったらあんな事するなんて」
「すぐに戻って羨ましいわ。もうこのまま女の子として生きたら?」
……他人事だと好き勝手言ってくれる。今日までの日々を思い出す。
――――
次の日セーラー服着れだのうるさいので早めに登校した。どうやらいい髪らしいがこっちからすれば好き勝手にいじられるだけで退屈な時間を過ごすから嫌なんだよな。どうしたもんか……と考えているとふと見ると壁に貼ってあるちらしが目に入る。
結構時間かかったな。そう思いながら登校する。何やら周囲の視線を感じるがまあいいだろう。
教室の扉を開けると「剣刀お前随分遅かった……どうした?その頭?」「なんでスムーズに変えた名前の方で呼べるんだよ」僕は一誠に力無く応えた。
「そんな事よりその頭どうしたんだ!?」と聞かれたので仕方なく応えた。
「いやー朝登校途中でこんな朝早くから寄付を呼び掛けていたので心を打たれたので提供したんだよ」
「……何をですか?」「気にせず思いきってやってくれてと言ったら向こうの方が感謝してこのタオルをくれたんだよ!」
伊藤さんがどこか恐る恐るという声色で僕の頭を指す。今僕はタオルで頭に巻いている。とても長髪が収まるように見ないのだが
「病気の子供達にウィッグを寄付して欲しいと言われたから全部あげた」そう言いながらタオルを取る。
その瞬間頭が光り輝く。坊主頭、スキンヘッドを晒す。
「髪は女の命ですよ!何て事したんですか!!」「僕の髪をどうしようと自由でしょうが!それにこれで多くの子供達が救われたんだからいいじゃないですか!!」伊藤さん始めクラスメイト主に女子からの抗議にそう返す。
「だからって丸刈りにしますか、普通」「お前、髪切るの面倒だから剃るか言ってたもんな」伊藤さんの言葉に一誠が力なく笑いながら言う。
「どうせ将来はげるだろうしね」そう言いながらタオルを巻く。これは別に恥ずかしいとかでなく単に反射して眩しいだろうなと思っただけだよ。
そんな不満かね~。結構気に入っているんだが。音がして面白いし。と内心呟く僕だったがチャイムが鳴ったのもあり席に着いた。
そんなやり取りをしているとホームルームの時間になった。
すると伊藤さんが前に出て名前決めた時に僕をどうするかで話し合った事があるそうだ。何か話す前に言った。
「着替えやトイレ女子の所に行く気はないですよ。心は完全に男ですから流石に照れるし理性が保てる自信ありませんよ!」
「流石です!貴方ならこういう時に悪用しない良識がありますね」と伊藤さん始めクラスの女子から拍手された。
妄想はするかもしれんがいざそうなったら流石にね。
「でどうするか考えたんですけど……」「普通に今まで通り男子の使えばいいじゃないか?」
「そんな!見られて恥ずかしく無いんですか!?」「別に?」だってこの姿僕からすれば仮の姿だし。そもそも
「君たちは金魚や観葉植物に体を見られて恥ずかしいと思うかい?」「おい、犬猫ですらねーのかよ!!」何故か一誠を始め男子クラスメイトが怒鳴るがまあどうでもいい。
「だから全然気にしない」「でも襲われたらどうするんですか!!」「え、首をへし折ればいいだろ?」
何故か皆僕の方を恐ろしい物を見たみたいな表情をしている……何故だろう?
「でもそれじゃあ色々不便です!」「僕は気にしないし一々個別に用意されても困ります。特にトイレは離れた場所だったら不便ですし」
「百歩譲ってトイレはいいですよ。着替えはどうするんですか!」「そのままがダメなら小学校の時のプールの時間に使ったタオル、ラップタオルでいいんじゃないですか?」「駄目です!」
駄目か?じゃあおもむろに立ち上がり掃除ロッカーに入るとジャージに着替えて出た。
「どう?」「スーパーマンか?」と一誠が突っ込んだ。それからあーだこーだ言われたが結局トイレは男子の方、着替えは掃除ロッカーという形でまとまった。
それはそうと体育祭で何に出るか選んでいた。「僕はパン食い競争に出たいです!」「食べたいだけだろ」
一誠に突っ込まれたがそれ以外何をしろと。そう話していると黒板の前で競技に出る人を書いていた桐生さんが「脇の所破れているわよ、兵藤」と声を掛ける。「え、マジ?」
そう言って片手を思い切っり上げた。アホがすぐ狙いに気づいたが僕もやった方がいいと思ったのでここはスルーしよう。
案の定黒板に一誠の名前が書かれる。騙されて文句を言う一誠だったがアーちゃんの二人三脚と分かるとお互いに照れた甘酸っぱい空気が漂った。
いいねえ、青春だね。そんな事を思いつつ授業が進み昼食の時間になった。
ふう、疲れたと頭のタオルを取ると皆が驚いた表情をしていた。え、どうしたの?
「剣刀さん」そう言うと僕の頭を触った。撫でてくれて嬉しいなと思ったがすぐに違和感に気づく。この感触何か変だ。
一誠が僕の頭に手を伸ばすと痛みを感じる。「痛い、痛い髪を引っ張る……!」口に出してから気づく。え、嘘!
そんなはずはない動揺している僕に対しイリナさんが鏡で僕の顔を映した。そこにはベリーショートカットのサイズまで伸びている僕の姿があった。
「嘘でしょ!まだ数時間しか立ってないんだよ!何でこんなに伸びているの!!」いくら何でも早すぎる!!
ちょっとこれ大丈夫なの!余りに早く髪が伸びて動揺している。これ体に何らかの異常があるのではないだろうかと不安になるレベルなんだけど。
動揺しつつ何か怖くなったから再び頭をタオルで巻きアザゼル先生の所に走る。
早速調べてみるが特に異常は無しとの事だ。本当にか?
「しかし驚いたな。中々興味が尽きないな」他人事だと思って無責任なと思っていると。
「今日の放課後改めてお前の何が変わったのか調べてみるぞ」と言われた。
午後の授業も終わり部活に行こうとするがその前に頭のタオルを取ると「凄い!!」「キレー」と複数の女子が僕の髪を触る。
長さがゼノヴィアさんと同じぐらいか下手すりゃそれより長いレベルだ!
我ながら不気味さを覚えつつ部室に向かった。僕以外の部員は髪が異常に伸びている事にあまり気にしていないみたいだ。むしろ喜んでいるみたいだ。勘弁してよ。
アザゼル先生が来ると「じゃあ、剣刀。早速だが今のお前がどの程度のレベルなのかテストしてみるぞ」
「……確実に弱くはなっていると思いますよ。自分でも明らかに身体能力が低下しているのがはっきり分かりますから」そう応えるが
「お前もよく言っているだろ?単純な力が強い方が勝つとは限らないという事を。昨日見せたあれは何だ?」
「これですか?」そう言うなり二学期初日に見せた肉食恐竜の頭部を模した大砲が右手に現れた。
「どうやらこういう腕に装備するタイプと手持ち型の大砲タイプに切り替える事ができるらしいね。その代わり今まで使っていたゴジラギアは使えないみたいです」と応えながら一瞬光ると手から離れバスーカの様に肩に担いでみせた。
「これがゴジラの武器という事か……」とアザゼル先生先生含め皆が注目している。
「どうやら籠手が無くなった代わりに武器が使えるようになったみたいですね」と言いながらバズーカを消す。
「他にどんな変化があるんですか?」「そうだね……ゴジラギアを出現できなくなったけどその代わり……」
そう言いながら左手を開くと炎が燃え上がる。「どうやら威力は低くなったけど素手でも大抵の能力を使用できるみたいだね」
「それでは今どこまでできるか試してみるか?木場、頼むぞ」「はい、分かりました!」
こうして練習試合をする事になった。VS木場戦
「じゃあいくよ!剣刀ちゃん!」「君までその名前で呼ぶんかい!!」
そうツッコミながらバズーカ……ゴジラキャノン(仮)とでも呼んでおくかを放つ!その砲口から火の玉が放たれた。おおやっぱりバズーカだけあり火力はゴジラギアより上ぽいな。素手で使うより武器を通した方が格段に威力あるぽいな。これだったら熱線できるかもしれないな。
そう思いつつ攻撃をあっさり避けてこちらに切りかかってくる木場君の剣を躱す。防御は下がっているのは分かりきっているから避けた方が賢明だ。
武器を手放し攻撃を躱す。実際に戦ってみて気づくことがある。今までは体が丈夫な上再生力もあるので躱すのが面倒でダメージ受けても無視して突っ込んでいった。
この体ではそれは難しいが利点もある。体が柔らかくなっていて小回りが利く!だから素早い木場君の斬撃でも躱す事ができる!
とはいえ躱すだけじゃ勝ち目が無いんだけどね~。ん?一瞬の隙を尽き彼の足元を凍らせる。突如地面が氷結したことでバランスが一瞬崩れた木場君を腹部を左飛び膝蹴りが炸裂した!大きく吹っ飛ぶ木場君「それまで!」の掛け声で試合が終了した。
「大丈夫?」と手を差し伸べると「ああ、大した事ないよ。それより聞きたいことがあるんだ。どうして今のフェイントが分かったんだい?」「え、何となくあ、これ当てる気ないなっていうのが分かったから突っ込んだ。木場君のテクニックとスピード早めに倒さないと手に負えないし」
「僕からしたらそれが分かる君の方がよっぽど怖いけどね」と手を取り立ち上がりながら木場君は応える。
「ちょっと試したいので皆さん付き合ってもらってもいいですか?」「ほうお前からそんな事言う何で珍しいな!こっちとしては大歓迎だ。よし、次は……」「私でよろしいかしら?」アザゼル先生が悩んでいると朱乃さんが手を挙げた。特に断る利用もないので朱乃さんと戦うことになった。
VS朱乃戦
「ふふふ、剣刀ちゃん手加減しませんよ」……もう突っ込むのも面倒だな。さて朱乃さんと言えば雷光を中心に様々な魔力攻撃が得意だった。
距離を詰めて接近戦するのが吉だなと思っているとスタートした。「いきますよ!!」そう言うなり雷光を速攻で放つ!!予測していたはずなのに向こうの動きが余りに早く全然対応できなかった。
し、痺れる!!幸いすぐに回復し他の攻撃を走りながら避ける。分かっていた事だが今ので再認識した。
やはり防御力は低くなっているのははっきりわかった。こりゃ男の頃に比べると格段に打たれ弱くなっている。
あんまりくらうと危険だな。となれば!僕は朱乃さんが放つ雷光に対し雷撃で迎え撃つ!
「どういうつもりですか?雷対決で私に勝てるとでも!?」「思ってませんよ!」電撃対決で勝てるわけがない。
僕は雷の力をほぼ荷電粒子咆に特化させていて他のはかじる程度だった。その判断は間違っていないと思う。
僕みたいな不器用な奴は一つか二つぐらいしかできないしその方向でいけば完全に下位互換でしかないだろう……だが!
雷光は僕が放った電撃に沿って攻撃が反れる。何度も逸らす事は技量が圧倒的な朱乃さん相手では無理だろう。
だが例え完全に逸らすことができなくても少しでも軽減できるだけで十分だ!
間合いを詰めつつ「格闘戦は僕の方が上だ!」そう言いながら左掌底突きを軽く頭部に触れると一気に押した。
威力や痛みはそれほどないはずだ。だが……崩れ落ちた朱乃さんを抱きとめると戦闘終了の笛が吹いた。
「大丈夫ですか?」「一瞬脳震盪で体のバランスを崩しただけです。ご心配なく」と少し弱弱しい声で応える。
思ったより大丈夫そうだな……でもやっぱり女性に頭や腹を攻撃するのは気が引けるな……。別な方法で止めれるように検討するべきか。
「次は私が相手になるわ」とリアス部長が前に出る。助かる、もう少しウィザードタイプとやりあった方がいいと思っていたところだから丁度いい。「じゃあお願いします」そう言って模擬戦を続けた。
VSリアス戦
リアス部長の消滅魔力の威力は絶大だ。男の時は当てってもちょっと痛いぐらいで済んだがこの体とどうだろう?
巨獣器(タイタンギア)には消滅の力が効きにくいが通常の魔力攻撃よりダメージが大きいという特徴がある。
今の僕ではあれを真面に当たって大丈夫か不安だしそもそも本当に消滅の効果がないのか疑問だ。
ならば!!「いくわよ!剣刀!!」試合開始の合図とともに滅びの魔力を放とうとする。
単純な遠距離攻撃だったら向こうの方が精度は圧倒的に上だ!だからこうした!
僕は掌から白い霧を放つ。どんどん能力が増えるから使いこなすのに必死だ。何となく分かった事がある。
黄塵と幻雪光被っているかなあと思ったがどうやら同じ術式を妨害するものでも黄塵が術式を破壊するコンピューターウイルスみたいなものでどちらかと言えば無機物に対して効果があるみたいだ。
簡易版地形変化も可能でやろうと思えば攻撃力もある。
それに対して幻雪光は対生物向けという感じなんだろう。幻雪光初めとした白の力は氷と幻基本的にどちらかの力に特化した方が僕場合使いやすい。ならば!
「妨害霧(ジャミングミスト)!!」これは駒王協定が結んだ時それを阻止するために魔法使いが襲撃した時に使ったものだ!
幻雪光から派生したものだと後で気が付いた。これは魔法や魔力の術式などを例えるならパソコンとかで何か作業しているところで複数ダウロードして重くなり発動に遅らせる事に特化している。
さらに視覚を狭める事もできるので相手の動きを封じるのに適している。ただこの技使う相手次第では逆にこっちがピンチになる。
先程朱乃さんに使わなかったのは夏の合宿中この霧を使って獲物の視野を奪った所で放電し感電させ捕まえていた。ジャミグ効果が出る前に雷光をくらうリスクがある。
そんな危ない橋は防御力が低下した今やるのは得策ではないだろう。
そしてこの霧には致命的な弱点もある。所詮霧だ。強風始め何かで吹き飛ばしていいし何より……!
今みたいに消滅の力だったら簡単に吸い込んで終わりだ!だからこの勝負、僕が先に吸い込まれる前に妨害できるか、向こうが先に僕を倒せるかのどちらか先か言う所だろう。
さてどうしたもんか?頭の出来は比べ物にならないぐらい向こうの方が上。もちろん戦闘経験だってそうだ。
普通に考えればこのままでは勝負にならないだろう。だが向こうは向こうでプレッシャーになっているはずだ。
僕はやるつもりは無いが向こうからはこっちがいつ荷電粒子咆を初めとして高火力の攻撃をしてくるかわからないのだからそれを警戒しないといけない。
取り合えず向かってくる消滅魔力を撃ち落とすかと思いゴジラキャノンを手にしたがその瞬間本能的にどうすればいいのか分かった。
体が動くままにゴジラキャノンを発射する。おそらくリアス部長は強力な攻撃すると思っただろうが違う!
ゴジラキャノンの砲口から放たれたのは炎でも銃弾でもない、先程までとは桁違いの大規模な妨害霧だ。
それは消滅魔力に吸収されても吸い尽くす事ができず霧が充満し次第にジャミング効果によりまだ動いている消滅魔力の動きが遅くなり明らかに新たに消滅魔力を作り上げるスピードが遅くなっている。
今だ!今しかない!僕の姿が霧で見えないうちにリアス部長の背後に回りそのまま拘束しようと考えた。
だがふと気づく。……これセクハラとかと言われないだろうか?まあ今は女同士だし向こうも気にしないだろうがやはり躊躇してしまう。
どうしたもんだろうか躊躇したがふと脳裏にあるビジョンが浮かんだ。その直感を信じて意識を集中させた。
するとぼくの周井にある植物を急成長させつつ操ることができた!そのまま念じると「いやー!なにこれ!!」
リアス部長の叫び声と共に能力を切り替えた事で霧が消えるとそこにはエロ本にあるような触手に襲われる美少女の姿がそこにあった。これは……エロいなと思わず見とれていると「勝負ついたのだから早く拘束解きなさい!」
後頭部に飛び蹴りしつつ伊藤さんが僕にツッコんだ。ですよね~。
「しかし、剣刀さんまさか能力使うとそんな見た目になるんですね?」「うん、見た目が変わるって何?」
こっちは男の時みたいにゴジラギアを身につけなくても素手でもできると思っていたのでその言葉が気になった。
「気づいてなかったんですか?」伊藤さんが呆れ顔しながらそう言い鏡で僕の姿を見せた。
そこには僕の瞳と髪がピンク色の輝いている!?まさかと思いつつ他の能力を使ってみた。先程まで使っていた氷の力を使ってみると髪と瞳が白色に輝く。
その後も雷で紫、振動で銀、黄塵で金、炎で青と色が変わる事に気づいた。「僕は烏賊か」思わず自分でツッコんでしまった。
「女の子だからピンク色で植物(花)を操る能力に目覚めるってベタだねえ」と我ながら呆れてしまった。
もうちょいどうにかできなかったか?
そんなやり取りしていると「……次は私がやります」と子猫ちゃんが前に出てきた。
VS子猫戦
「……いきますよ、剣刀先輩!」「中島先輩でお願いしていいですか!」なんでどいつもこいつもそんなスムーズに変えた名前言えるんだよ。
そう思いつつ早速目覚めたばかりの植物を操る力を使い数本の蔓で拘束しようとするが流石元は猫の妖怪。
猫特有の俊敏さで木場君程のスピードで無い物の見事な小回りで攻撃を躱し一本手に絡みついたと思っても流石は『戦車』(ルーク)!その怪力であっさり引きちぎる。
複数じゃないと駄目だがそんな簡単に捕まえられるなら誰も苦労しないわな。そう思いながら子猫ちゃんのパンチを左手で受け止める。
反対の拳も受け止めるといつの間にか手四つで力比べする体勢になっていた。子猫ちゃんも気づいたらしく手に力を入れてきた。その力強さにこっちも本気で力をいれた。
すると次第に子猫ちゃんの顔が痛みで歪み始めた。「ごめん、大丈夫?」と慌てて手を離すと「……隙ありです」そう言いながら強力なオーラを纏った右拳が僕の腹部に炸裂した!
その威力になすすべなく吹き飛ばされる僕。イタタタこれ結構くらったな~。でも分かった事がある。この姿でも単純な力や防御力は子猫ちゃんより上みたいだな。
でもやっぱり能力じゃなくて実際に殴ったりした方が効果ありそうだな。でもな~実際にやるとなると、もっと思いっきり叩いても相手にダメージが少ないそんな攻撃手段無い物だろうか?
そう考えている間に子猫ちゃんが追撃してくる。弱体化している今あんまりくらうと不味い!咄嗟に左手に持った物で頭を叩いた。
思わずしまったと思い手に持った物を見たが「……ハリセン?」いつの間にかハリセンを手に持っていた。
なんでハリセン?と思いつつ触れてみる。うん、見た目は紙だがスチールとかそういうのも混ざった不思議な感じ……痛くないな。確かめていると「……ふざけているんですか!!」と子猫ちゃんが怒りながら蹴りを入れてきた。
蹴りを躱しつつ思いっきりハリセンを振った!ビターン!どうやら思ったよりいい音と想像よりずっとダメージがあるみたいだ。まあハリセンだから大丈夫だろう流石にと思いそのまま攻撃を続けた。
ただでさえ甘いだのなんだの言われて文句言われているんだからこれで手加減したらまた文句言われそうだし。
「……そんなもんで!!」子猫ちゃんも殴打で迎え撃つがハリセンで何度叩くと動きが鈍くなっていくみたいだ?
理由は分からんが今がチャンス!足払いし体勢を崩した所をハリセンで頭に振り下ろすと座り込んでしまい勝負あり!「それにしてもこのハリセン何だろう?」と一人呟くとある事に気づいた。
無言で地面に手を当てると何かが出てきて引っ張ると竹刀がでてきた。
よく見ると竹刀も髪も桃色に輝いている……これは確定だな。
「植物操るからって加工したもん出てくるもんなのか、普通」色々呆れてしまった。
「……何ですか?そのハリセン」「どうやら植物を操る力でこのハリセンや竹刀などの加工品も出せるようだよ。どうやら複数出すことができ僕の意思である程度種類を変える事ができるらしい」
そう言いつつ竹刀を木刀にハリセンを棒に変えたりした。まあできて損はないけどあんまり強そうじゃないなと思っていると子猫ちゃんの口から驚くべきことを話した。
「……先程のハリセン、私の気の力を乱していましたよね?どうやったんですか?」「なにそれ、しらない」
気を乱したってなに?初耳なんですけど?興味深そうに木刀とかを調べていたアザゼル先生が「分かったぞ、これ物理ダメージを与えない代わりその分生命エネルギーを吸収する能力だな。エネルギー効率が悪いからそこまで急速に吸う事ができないが今みたいに相手の気を乱したり弱体化させる事が可能だ」
何……だと。そんな事までできるのか。我ながらびっくりしてしまった。
おいおい、何だかサラっととんでもないことしていないか?
「ほう……剣が使えるようになったのか。なら次は私がいこう」「いいなあ、ゼノヴィア。私もやりたかった」
「まあ今回はグレモリー眷属という事なので我慢しましょう」と木刀とはいえ僕が剣で戦えるになって喜んでいるゼノヴィアさんを見てイリナさんはちょっと羨ましいそうにいった。
慰めている伊藤さんもちょっと羨ましそうな顔をしている……なんで僕と戦う事がそんなに嬉しいだろうか?
僕だったら面倒なだけで嫌だけどな。そう疑問に思いつつ試合する事になる。……いい加減疲れたんでこれで終わりにしてもらっていいですか?
VSゼノヴィア戦
「いくぞ!剣吾!!」という言葉と共にいきなり『騎士』(ナイト)の特性で上がったスピードを駆使してデュランダルを振りかぶってきた!!?
ちょ、やめて!!普通に死ぬ!竹刀や木刀であんなもん防げる訳がない!じゃあゴジラキャノンでガードするしかない!この時ほんの数秒だったがそれだけ危機的状況だったんだろう。
普段回らない頭がいつになく回転していた。ガキン!デュランダルを受け止める事に成功したのだがおそらく北を含めた全員がゼノヴィアさん同様驚いた顔をしているだろう。
ゴジラキャノンを取り出したつもりだったが今デュランダルを受け止めているのはどう見ても剣だった!
え、どうゆう事?戸惑っていたものの向こうも困惑している今がチャンス!剣を受け止めた瞬間、刃の一部が引っ込みデュランダルが食い込んだ。さらにまるでチェーンソーの様に刃を高速回転した!?
これには僕だけでなくゼノヴィアさんも驚いた。動揺している隙にデュランダルは高速回転に耐えられず弾き飛ばした。
無謀になったゼノヴィアさんの顔に左掌を開き至近距離まで近づける。掌から大量の花びら、正に花吹雪というべきものが大量に浴びせた。
完全に油断していたゼノヴィアさんは真面にくらいダウンした。ダメージは大したこと無いだろう。僕はそう思いつつ左手を見た。
いつの間に……というか今の戦い含めた模擬全ほとんど勝手に体が動いてですけどどういう事?
そう動揺しているとゼノヴィアさんが起き上がる。「……参った。今何をしたんだ?花びらを受けていると徐々に体の自由が利かなくなったのだが」
「おそらく麻痺だな。どうやら感覚器官を麻痺させる麻酔みたいな効果があるらしいな。もしかすると毒とかも含む事ができるかもな」とアザゼル先生が花びらを拾いながら応える。
「……ぼく本当に大丈夫なのか?」何か思いっきり不安なんですけど。
「そんな事より模擬戦やって気づいたことあるか?」コノヤロー、誰のせいでこうなったと思っとるんじゃと心の中で愚痴りながら応える。
「まずゴジラギアを纏う事が出来なったかわりにゴジラアームズと言えばいいだろうか?武器を扱えるようになったね。これは個人的な感想なんだけど僕にどれが向いているのか試している気がするね」
「ほう、何でそう思った」「理由を聞かれたら困るけど何となく僕に相応しいのが何なのか探っているのか、それとも本命は既にあり今はそれを扱えるように試作品で慣れさせようとゴジラがしているとか?」
僕が何となく思ったことを言うと皆黙り込んでしまった。あちゃ~余計な事言ったかな?
「後は元の姿に比べて基礎スペックが下がっているけどその反面柔軟性とか身に着けたね。能力を二つ以上同時に使えるようになったね。『悪魔の駒』(イーヴィル・ピース)風にいえば今までの戦闘スタイルは『戦車』(ルーク)特化だったけど今はどちらかと言えば『僧侶』(ビショップ)、『騎士』(ナイト)寄りになっているのかもしれないね」と応えると
「ま、今日はこの辺でいいだろう。しかしお前結構似合っているからもうしばらくそのままでいいじゃないか」
ブン!!無責任まるだしで笑うアザゼル先生がゴジラブレードから放たれた光刃を慌てて避ける。それを切っ掛けに首を切り落とそうとする僕と必死に止めようとするオカルト部で図らずも模擬戦する事になった。
――――
「本当に良い髪ですね。剣刀さんが丸坊主にしたのは驚きましたが次の日の朝にはもう元の長さになっていたので安心しましたよ」
「いや、先程まで模擬戦の回想して終わった直後の第一声それであってます?」普段見ない伊藤さんの天然発言に思わず突っ込んでしまった。
「でも剣刀さんもあの時から随分変わりましたね。だんだん女性でも攻撃当てれるようになりましたね」
「……確かにね。僕も女性の体に精神が引っ張られているせいなのかだんだん殴る事に抵抗が無くなりつつあるね。まあ一番の理由はアーちゃんを始め回復役がいる、攻撃力があからさまに低下しているから致命傷にならないと確信できたのが大きいかな?……それよりいつまで髪撫でているんですか?」
そう聞くが伊藤さん始めクラスの女子が僕の髪を使って様々な髪型にするのに夢中で一向に聞く耳を持つ気配がない。完全に等身大の着せ替え人形として扱われておりもう諦めている。
体育祭の練習が始めるまで僕は玩具にされていた。
皆が練習している中僕は無理やり実行委員にされたので体育祭の準備を打ち合わせをしてから参加することになった。因みに僕は男子で出場することになった。というのも僕が強く主張したからだ。
まあ身体能力的にはその辺の男子より格段に上だから文句ないだろう。そう思いながら練習しているクラスの様子を見た。ゼノヴィアさんとイリナさんは流石の脚力で皆から歓声を浴びていた。
これは僕達のクラス、女子で優勝候補かもな。さて男子はというと一誠、元浜君、松田君が伊藤さんにしばかれていたのはいつも事だから気にしなくていい。
だがその後包帯した匙君と一誠と話し包帯を外し腕を見せたようだ。いったいどうしたんだろう?怪我ではなさそうだね。後で聞いてみよう。
何か思ったより準備に時間がかかったな。っていうか力仕事ほぼ僕一人に丸投げは酷くないだろうか?
ま、別にいいのだが元の姿だったらもっと早く終わったのに……そう思いながら合流すると二人三脚で甘酸っぱい雰囲気漂わせているアーちゃんと一誠の姿を見て正直羨ましいなあと思っていると
「……剣刀ちゃんじゃない?」と聞き覚えがある声がしたので振り向くと佐々木理愛(ささきりえ)さん。見た目は子猫ちゃんより幼い小学生体形だがこれでも僕の兄貴分である磯兄と同い年。バラゴンの巨獣器使いである。
「何で皆その名前すんなり言えるんですか?」「そんな事より聞いたわよ。力仕事ほぼ君が引き受けたんだって」
「まあ運べばいいだけの楽な仕事でしたし」「何か元の姿と戦闘スタイルが変わって戸惑っているんだって?武器も使えるようになったみたいだし」
「そうなんですよ。ぶっちゃけ現在進行形で戸惑ってますよ」「その内私達とも模擬戦しましょう?巨獣器使いの先輩として色々アドバイスするわよ」「ありがとうございます、こっちとしても割とランダムに変わるから大変ですよ」と話していると桐生さんが僕に気づき呼んでいるのでそっちに向かう。
「因みに何の競技に出るの?」「パン食い競争ですね」「……ひょっとしてただ食べたかっただけ?」「それ以外何を楽しめと?」そんな事を言って別れた。
その日の放課後、教室の掃除を終え一誠と二人で部室に向かった。「へえ、匙君の手がまるで呪いみたいな紋章が出たんだ。しかもそれが彼の神器であるヴリトラと関係ありそうだと」
「ああ、ドライグが何か察しているようだが自分の世界に入ってしまい応えてくれないんだ」
「今聞いた話で判断するとドライグさんみたいにヴリトラさんも自我を取り戻すんじゃないかな?あ、でも確か彼の神器は複数あるみたいだから難しいかもな。全部匙君が手に入れれば話は別かもしれないけどそんな都合よくできるわけないしな」そんな事話しながら部室を開けると何か妙に皆渋い顔しているな。
「若手悪魔同士の交流戦、次の相手が決まったわ。……よりにもよってディオドラ・アスタロトよ」
「偶然というより裏で手を回されたと考えた方がよさそうですね。ま、こういうのは早い方がいい。さっさと片付けて次目指しましょう」驚いているオカルト部メンバーに対して僕はこう言った。
「いい加減彼のプレゼントを伊藤さんがチェックして一誠が不機嫌になりアーちゃんがため息つくのを毎日みているからね。もういい加減見たくないんだ。向こうから接触してくるだろうしこの機会にケリつけなさい」
何でお前が言うんだと一誠にツッコまれたのはご愛敬。
中島刀剣(なかじまはやみ)
中島剣吾が女体化したので半ば強制的に解明されられた名前。姿は腰まで伸びた長髪に元の顔より小柄で幼く容姿が良くなっている。
オシャレに興味がない女子そのもの。胸はなく貧乳を通り越して平。本人もこの胸に性欲持つ奴いないだろうと思っており精神は完全に男子なので自分の格好に無頓着ぎみ。
髪が非常に質が良くその為女子を中心に人気だが本人的には邪魔なだけだから一度髪を剃ったが一晩で元の長さに戻ったので不気味に思っている
現在の状態はゴジラとしても想定外だったのかこの姿になってから戦闘でも口調や性格が変化しなくなった。
これはゴジラの影響力が低下してるからだと考えられている。
身体能力が低下しているがその反面元の肉体より柔軟性が優れ小回りが利く。ゴジラギアをまとめえなくなった代わりに武器が使えるようになった。身体能力は低下しているがそれでも『戦車』である子猫を軽く上回る怪力と
最大の特徴は素手でも属性攻撃ができるようになった。ただし能力を使用するとゴジラギアが属性の色に輝くように髪と瞳が変色するのでどの攻撃が来るか予備動作で分かる弱点はそのまま。
髪と瞳、武器がそれぞれ別の色で発光させることができるので二つ、あるいは三つ以上同時に使える可能性が高いらしいが本人曰く負担が大きいとの事。
武器から今まで使えなかった熱線を放つ事が可能。だが模擬戦では武器はほぼ相手の攻撃を防ぐ盾代わりに使う事が多くまず攻撃することがない。
女体化の影響なのか徐々に模擬戦で女性相手でも攻撃できるようになりつつある。これは弱体化した体では普通に攻撃しても大したダメージにならないと判断できたのも大きい。
こうした事から試合では刀剣、実戦では剣吾の方が有利と考えられる。
武器はいくつか考えたもので没案をせっかくだからここで再利用しようと思ったもので出しました。順調にいけば7章で正式採用されたものが出てくると思います
ゴジラキャノン
モデルは魔法戦隊マジレンジャーに登場する冥府神スフィンクスの武器ウィズダムカノンと電光超人グリッドマンに登場するドラゴニックキャノンを足して2で割りゴジラの顔を模した大砲と思ってください。
基本は打撃にも使えるので片腕に装備して使う事が多いが外して通常のバズーカ砲の様に肩に担いで砲撃する事も可能。単純な火力や射程距離はバズーカ砲タイプの方が上。ゴジラの顔をした砲口から様々な属性の攻撃を放つ。
ゴジラブレード
ゴジラの背びれの様にギザギザした刀身の両手剣。
相手の剣を受け止めるとその部分が引っ込み絡ませた所をチェーンソーの様に刃を高速回転させ弾き飛ばす、またはへし折る事が可能。
因みにこれは防御用で自分で攻撃するときは本人曰く回転しない方が斬りやすいとの事
刃から炎を吹き出しブースター代わりに斬撃を加速させたり剣同士の切り結び時に高温や低温、電気を流すなどで予想外の攻撃する事も可能だが本人的には熱線や荷電粒子咆始め遠距離攻撃に使うのがメインらしい。
本人も見た目が格好いいのでそこそこ気に入っているが殺傷能力の高さから模擬戦ではほぼ武器破壊専門
共通点として全て黒が基本色で属性攻撃するときにその色に発光します。
桃色 木つまり植物を司る 今回手にした新たな力。花びらや蔓など攻撃をする。麻痺や毒など状態異常の攻撃を含むものもあるので他に比べると威力は低め。
本人は気づいていないが一番のメリットを既に手にしているがその事に気づくのは数章先の話。何故か紙や加工した木も出す事ができるのでハリセン、竹刀、木刀、木槌、棒などを作り出すことがある。
これらはツッコミに使われることが多い。これらは巨獣器の武器と違うので取り扱いが上手くなるには地道に訓練が必要
花びらの舞 掌から放つ事が多い。無数の花びらを相手に浴びせる。これで視野を奪うだけなく麻痺させることもある。また今回は使用しなかったものの毒などを混ぜる事や花びらの切断力をあげ刃物の様に切り裂くことも可能