ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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ゴジばんにファイヤードラゴンが登場するとは想像すらしていませんでした。
しかも怪獣形態がでるとは。なんかゴジラの情報が複数でてびっくりしています。個人的にアジアのゴジラライドにでるらしい緑色に発光するゴジラが気になりました。
これが実現したら次何色なのか気になります。ハリウッド版、国産ゴジラも動いているみたいですし楽しみです。いよいよゴジラの漫画連載スタートしました。
最初から宇宙航海できる世界線にガイガンぽい宇宙怪獣といいどんな展開するか楽しみです。
まさかゴジラSPがスパロボにでるとは想像すらしていませんでしたね。暫く買っていないシリーズでしたがこの機会に復帰してみてもいいかもしれませんね


第六章 体育館裏のホーリー編 6

「成程……元々同じ世界の種族である君達なら確かに巨獣器を宿せたとしても可笑しくはないね。寧ろ自然だわな」

 

僕中島剣吾はX星人幹部『チェスメン』の一人、ビショップが[虐殺獣の雷神鎧](ガバラアームズ)を纏った姿を見て警戒しつつも納得した。

 

「ただ、一つ分からないのは何でガバラ?確かガバラってそんなに強い怪獣じゃないよね?」

 

怪獣の世界にいた前世の記憶を持つ滝川さんから怪獣の情報を聞いていたが確かガバラは非情に残虐な性格をしており鰐を始め多くの動物を遊び半分で殺戮するほど危険だったそうだ。

 

反面大型の個体は少なく通常兵器でも十分駆逐可能なぐらい戦闘能力は低かったらしい。大型が少ないのは他の怪獣との衝突を極力避けるためだったと考えられているらしい。

 

事実大型のガバラがアンギラスを始め他の怪獣に襲われたと思われる死骸を何度も見たと言っていった。

 

どれだけの巨獣器(タイタンギア)を持っているか知らないが、話を聞く限りわざわざ幹部が持つ程の価値があるようには思えないのだが……?

 

「確かにその通り!ガバラはヒエラルキーでは下から数えた方が早い。同僚にも捕らえた者から奪った方は良いのではないかと言われたよ。だが、だからこそ試せるものもあるのだよ」とビショップが不気味に笑う。

 

「では行くよ!!」そう言うが否や襲いかかって来た!!それも殴るのではなく掴みかかってきた。

 

どうやら関節技が得意なタイプか?若しくは握力で握る潰すタイプか何れせよ真面に組み合わない方が吉だなと判断し手を払いのけようと触れた瞬間!!

 

全身が痺れる感覚に襲われる!!これはまさか!と思いながらビショップを見るとご丁寧に全身から電流を走っていた。

 

確かガバラは高圧電流を発することができると言っていたなあ。だが

 

「生憎電気で痺れるのはもう慣れっこだ!」朱乃さんの雷光、さらにメーサーに近い雷光メーサー雷光とでも言っておくか。

 

メーサー雷光に加えモスラの雷攻撃をよく食らっている上、自分でも電気を使えるようになった事も影響しているのか自分でも驚く程ダメージが少なかった。

 

そう応えつつ右手に装備したゴジラキャノンで殴りつける!!

 

後ずさりしつつも両手でしっかりガードしたビショップが「やっぱり大して効きませんよね。まあ予想はしていましたよ。この程度の電気が通用するとは最初から思っていませんよ。だから意味がある」と言う。

 

「因みにガバラの武器は『虐殺獣の鉤爪』(ガバラ・クロー)。攻撃範囲がさほど変わらないから正直外れ枠になりますね」

 

そう言うと掌部分が一瞬発光すると一回り大きくなった掌に指先が鋭利な鉤爪に変えた。

 

確かに他の巨獣器が使う武器と比べると地味に感じるが、それは逆に言えば素手と変わらない状態で戦うことができるという事だ。徒手空拳が得意な奴には最適かもしれない。何より……!

 

見た瞬間猛烈な嫌な予感を感じゴジラキャノンから荷電粒子咆を放った!!

 

それに対してビショップは両手を開くと光り輝くバリアーみたいなものが形成させた。

 

そのバリアーは荷電粒子咆を広範囲に弾いた!ってか危ないな!近くにいなくてよかった!

 

「これは輻射波動障壁と呼ばれる高周波を熱量に変化したものです。メーサーの一種と考えていいでしょう。ガバラの電流をエネルギー源に利用し改造したものです。メーサーだけに当然遠距離攻撃も可能です!!」

 

そう言うと両掌からメーサー否ここは輻射波動砲と言うべきか。とにかく光線を放ってくる。これは当たるとヤバいと本能的に察し、咄嗟にゴジラキャノンをゴジラブレードに変え斬り払う!!

 

その隙にビショップが接近し掴みかかろうとする。このまま掴まったら不味いと直感的に判断し咄嗟に倒れていた旧魔王派の悪魔一人をビショップに蹴り上げた!

 

ビショップは咄嗟に悪魔を左手で掴んだ!その直後に一瞬で内側から破裂し爆発した!?

 

その姿は正に電子レンジに殻付き卵をいれて爆発した姿そのままだった!おっかねえー!!

 

「あんなの真面にくらったらひとたまりもない!!」「……それより私は君の対応に驚いているよ」

 

ビショップがちょっと引いた声色で応えた。どうやら先程やった身代わりの術(勝手に名付けた)で引いているみたいだ。まあ無理もない。

 

完全に悪役のやり口だが残念ながら『チェスメン』の一人相手に、人質でもない奴らの命を庇ってまで自分の命を危険にさらすつもりはない。悪いがそんな余裕も義理も無いんでね。

 

どうせこんな連中大した情報知っているとは思えんから気にしない気にしない。

 

「意外ですね。貴方はもっと人道的な方だと思っていましたが」

 

「流石に自分の命を狙ってきて奴らを格上相手の戦いでかばう余力は無いよ。そんな事よりどうやら輻射波動障壁防御用というより防御にも使える攻撃技みたいだね」

 

「ご明察!輻射波動障壁は防御用の名称で、本来の名は輻射波動掌。直接接触した対象の内部に高周波を放ち先程の悪魔同様内部から破壊します」

 

「何という物騒なものを持っているんだ」「危険度では貴方も負けていませんが」

 

そんな会話をしながらもゴジラブレードと青い炎の光刃、炎刃の二刀流とガバラ・クローを中心にした激しい白兵戦を繰り広げていた。

 

一瞬も気が抜けない!!こいつ滅茶苦茶強い!!さっきから輻射波動してくるのを必死に防ぐのが精一杯だ。

 

そう思っていた時だった。突然背筋に寒気を感じ咄嗟に後ろに大きく跳んだ!!

 

次の瞬間先程までいた部分に上から巨大な何かが押しつぶしていた!!

 

「まさか今のを躱すとは思っていませんでしたよ……」「おい、何だいそれは」

 

「先程も話した通りガバラの武器は[虐殺獣の鉤爪](ガバラ・クロー)です。私はそれを改造したのがこちらになります。その名も[虐殺獣の副腕](ガバラ・サブ・アーム)!!」

 

そう宣言するビショップの背中から一対の巨大な副腕が生えていた。しかもガバラ・クローより凶悪そうな見た目をしている。どう改造したらこんなのできるんだよ!

 

「巨獣器の改造は当然ながら失敗のリスクも大きい。その為私自らが率先して実験体になったのだよ。おかげで今後の改造計画も目星が付きそうだ」

 

ちょっと待て!ただでさえ強敵のX星人が巨獣器を宿すだけでもやばいのに今みたいに科学力を生かした強化改造までしてくるって事か!!?流石にシャレにならんぞ!それは!!

 

今の話が事実ならこれが初の成功体第一号!ほんの少しの足止めにしかならないかもしれないが是が非でもこいつを帰す訳にはいかなくなった。

 

とは意気込むものの……「さあ、性能実験に付きあってくれたまえ」と四本腕から輻射波動砲を円盤状に収束させている。何ですか、それは?

 

「これは輻射波動光輪と名付けた。見ての通りこのままカッターの様に斬りつける事も投げ飛ばす事も可能だよ」

 

そう言いつつ赤い円盤状の光刃を飛ばしてくる!!ゴジラブレードで全て斬り払うが「まだまだ!」

 

そう言いつつサブ・アームが飛んできた!!まるで、いや完璧にロケットパンチだ!!

 

よく見ればワイヤーで繋がっているし!ブラスターらしいものも見えて見た目以上に変化軌道が多彩でその状態で輻射波動砲やら輻射光輪やら仕掛けてくるし!!

 

今の所辛うじて躱しているがいつまでもつか!「甘い!!」ビショップの目が光ると岩や木など様々な物が浮かび上がる。これは……念力か!!

 

とても躱しけれない!!気づけばビショップの左手とから投げる輻射光輪に後ろに狙っている左サブ・アームと秘儀手から放たれる輻射波動砲、念力で岩や木、旧魔王派の悪魔など様々な物体を全方位から飛ばして来た。

 

止めに飛ばした右サブ・アームが上から輻射波動掌を叩きこもうと飛んでくる!!

 

僕は全方位に武器をヘリコプターの様に高速回転させながら振り回し全て切り伏せた!

 

「何ですか?その武器は」「そうだね……ゴジラスピアーとでも呼ぼうかな?」

 

そう言いつつ振り回していた武器の柄の端(石突)部分を勢いよく地面に叩きつけた!!

 

槍、それも刀身だけで長さ、幅共に並みの刀剣より上回り今の僕の全身を完全に隠せるぐらいの巨大な穂、それに見合う長大な柄をした特殊な槍だ。

 

武器にあんまり知識無いが正直巨剣に棒をくっつけたような見た目で正直これ槍と言っていいのか自分でも疑問に思っている。

 

「そんな物もあったんですね」「できるだけ情報は隠しておきたいから取って置いただよ」

 

初めて出した時自分でもこんなバカでかいもの振り回せるかと思ったがそこは巨獣器。

 

全く重さを感じる事なく片手で振り回す事ができた。そして正直今まで出した武器の中でこれが一番に相性良い気がする。

 

まあ使わなかったのには他にも利用がある。

 

武器がデカすぎて狭い場所で使いにくい!そして近くに味方がいると巻き込みそうで怖いから基本は今みたいに単独行動している時じゃないと危なくて仕方がない!

 

実際、今の攻撃を防ぐのにビショップが飛ばした旧魔王派だけでなく倒れていた悪魔まで巻き込み無残な姿になっている。我ながら酷いものだ。

 

「まあ、だからって手を緩める気は欠片も無いんだけどね」そんな事言いつつゴジラスピアーで斬りかかる!

 

「意外だね、てっきり慎重に距離を取って攻めてくると思ったのだが」

 

「さっきの戦いでよく分かった。元々ビショップという名前からそうじゃないか思っていたがどうやら君達も悪魔の駒(イーヴィル・ピース)と近い役割をしているようだね。

魔力があるかは知らないし超能力か科学か分からないが、ともかく特殊能力で戦うのが専門で肉弾戦はメインじゃないだろう?白兵戦対策として四つの腕に施した改造を見た時点で本当は近づいてほしくないだと感じたがどうやら間違いじゃないようだ。これで距離を取られたら今度こそ終わりだ」

 

「……失敗しましたね。少々貴方を侮りすぎたようです」そう言いながらも4本腕とゴジラスピアーでお互い激しい攻防を繰り広げる事になった。

 

こいつはここで足止めするからアーちゃんの事任せたぞ!一誠!

 

 

――――

 

剣刀とX星人のぶつかり合いは俺アザゼルとサーゼクスがいる場所からでもはっきり感じることができた。

 

それにしても「いつかこうなると覚悟はしていたがこんなに早くとは」

 

X星人が巨獣器を宿す事はコスモスを通じて全勢力が警戒していた事だ。だがこんなに早いとは流石に予想外だ。

 

「ビショップ……中々いい改造しておる。見事じゃ」そうジャックが評価する。

 

どうやら今剣刀が戦っている相手はX星人幹部『チェスメン』らしい。無事でいてくれよ。

 

「さて儂も足止めをするかのう……流石にお主ら二人を相手にするなら出し惜しみはできんな」

 

そう言うと[ガイガン!]の電子音声と共に赤いゴーグルそれも如何にもSFとかありそうな機械的で単眼型の形状をしている。この電子音声は……!!

 

「……行くぞ、相棒!!」その言葉と共に[禁手 絡繰獣の改造鎧](バランスブレイク ガイガンアームズ)の電子音声と共に発光が終わるとそこには……!

 

緑色を基本色にした全身鎧の姿がそこにあった。しかもその姿は鳥の様な兜にも拘わらず背中から生えている三枚の羽根は魚の背ビレに似ている。

 

何より特徴的なのは何の為あるのか気になる腹部にある巨大な回転ノコギリを始め、鎧からでも一目で機械仕掛けになっているのが分かる。

 

サイボーグ怪獣と呼ばれるのも納得だ。コスモスや博士の話ではガイガンとメガロはX星人より早く主に仕えていたらしい。

 

共に行動して以降はX星人の指示に従い種族全体で改造手術を受け入れたらしい……。

 

「ガイガンは地球人で言う所の軍馬や軍用犬に近いポジション……否、それ以上に苦楽を共にした我々にとっては無くてならない存在だ。特に儂はこいつらとは長い付き合いでなこうして一心同体に慣れたことを嬉しく思う」

 

さらにジャックは両手に持っている幅の広い鉈と鎌を混ぜた様な形状をした二振りの剣を掲げ

 

「これは[絡繰獣の改造刃](ガイガンエッジ)と呼ばれる刃だ」そう言いながら俺達に見せる。

 

その剣は忘れる訳がない。『駒王協定』が結ばれたあの日ルシファー夫妻の攻撃を斬り払った剣だ。あの時既に宿していたとは。

 

「さあ始めようか!」ジャックがそう言い終えるとゴーグルからビームを放つ!!

 

あのゴーグルビーム放てるのかと驚きつつ回避しようするがビームが途中から枝分かれしまるでクラスター爆弾の様に拡散し広範囲を爆発させた!

 

何とか躱した俺とサーゼクスだったが、胸部から放たれた二つの小型丸ノコが容赦なく襲いかかる。魔力を放ち撃ち落としたが額のランプから放たれたレーザーにサーゼクスの左肩が撃たれダメージを負う。

 

さらに追撃しようとするジャックを止めようと前に出るが、左手に持ったガイガンエッジの鍔付近から鉤爪付きのアンカーが放たれる!?

 

動揺した俺はその鎖に体が拘束される。すると俺の体ごとアンカーを引っ張ると腹部に収納されていた回転ノコギリの大半を露出し展開する。

 

その見た目はかなりグロテスクで真面に食らったら完全にホラー映画の登場人物の仲間入りしてしまう。

 

すぐに光の槍を投げ飛ばし脱出しようとしたが回転ノコギリに当たるとあっさり粉砕された!

 

冗談じゃねえぞ!!あんなの当たったらイチコロだぞ!!

 

焦る俺だが「アザゼル!」とサーゼクスが放った、消滅魔力がジャックの脇腹に命中する。巨獣器には消滅の効果は薄いがその代わり通常の魔力攻撃よりダメージが大きい。

 

その衝撃で怯んだ時鎖も緩んだので脱出した。「助かった、礼を言う」「そんな事より集中しないと彼には勝てないぞ」言われる間でも無い。

 

今のちょっとした攻防だけでも戦闘力の高さが分かった。今の攻撃も怯んだだけでまだピンピンしてやがる。

 

「流石ルシファーの名を継承した者と堕天使総督今の攻防だけでレベルの高さが分かる。まだ倒れないでくれよ。実はまだ実戦で試したことが無いのでデーターを是非取りたい」

 

そう言いつつ左右のガイガンエッジを振り回す。ああ、まだこいつが本気でかかってきていないのは分かる。

 

ガイガンと言えば両手に装備された刃が最大の特徴だ。その武器を模した剣をまだ使っていない。

 

格闘戦こそがガイガンの神髄なはずだ。ここからが本番だろうと警戒していると一瞬でサーゼクスの前に距離をつめた。

 

咄嗟に退いた事で直撃を避け消滅魔力を纏った拳と剣がぶつかりその威力でお互い大きく退いた。

 

「無事か、サーゼクス」「ああ、幸い服だけで済んだ」そう言いつつも右肩から斜めに斬られた後を見せた。

 

少しでも遅かったら真っ二つだったな。そう思っていると嫌な予感をして咄嗟に躱すとガイガンエッジがさっきまで飛んできた場所に飛んできた!?

 

まさか投げたのか?わざわざ武器を減らしてと思っていたら柄頭にワイヤーが結んである?と思ったら大きく飛んだ。その先をみるといつの間にか一対のガイガンエッジの柄頭がワイヤーで繋がっており軽く振り回していた。

 

 

ま、まさか。そう思っていると自由自在に振り回しながら剣をこっちに投げてくる。

 

その速度はすさまじく躱すのがやっとだ。こんな滅茶苦茶な使い方でも威力と切れ味は全く損なわれていないのは近くにあった岩が切り刻まれるのを見れば一目瞭然だ。

 

当然俺達も唯避けているだけでなく光の槍や消滅魔力を始め様々な攻撃をし反撃するがジャックは剣で斬り払ったり躱すなどあっさり対応する。

 

現状分が悪いのはこっちだな。魔王、堕天使総督二人がかりでもこのざまとは。巨獣器をX星人が宿すとこんなに強くなるのかよ。

 

ジャックがさらに手数を増やそうとゴーグルとランプから光線を放とうとしたが、何かに反応しガイガンエッジをクロスし防御体勢をとった。

 

その直後膨大なオーラがジャックに放たれる!ジャックはその勢いで後ろに退きつつも攻撃を空に跳ね返した。

 

その隙に狙った俺達の攻撃も目と額のランプから放つ光線で相殺し攻撃を防いだ。

 

「ほっほっほ、あの攻撃を簡単に防ぐとはどうやら宇宙人の実力は想像以上らしいの」と言いつつオーラを放った方向から魔法使いを思わせる服装をした隻眼の老人が槍を構えながらこちらに歩いて生きた。

 

「……北欧神話の主神オーディン!!それがかの有名な神槍グングニルですか」

 

「ほう、儂を知っているのか?」「知らない方が可笑しいでしょう。我々は全勢力の事を調べ上げています。ましてやあの有名な北欧神話のトップを調べないはずがないでしょう」

 

「そりゃあ光栄じゃのう」と軽口を叩きながら互いに牽制し様子見していた。

 

「オーディン様、何故こちらに?」

 

「な~に、儂らの方に襲撃した旧魔王派を蹴散らした。『絶霧』(ディメンション・ロスト)の結界を破る方法がないか探っていた所にこやつの気配を感じ侵入したという訳じゃよ。しかし恐るべきものよ神滅具(ロンギヌス)というものは」

 

顎髭をさすりながらオーディンは応えた。

 

「こやつはただ者ではないというのは結界の外から出もはっきりわかった。じゃが逆に言えばお前さん、異星人共の仲でも上位のそうじゃろ?流石にそのレベルが何人もいないじゃろ?」

 

「……確かに一応最高幹部の一人じゃな。な~に儂より若い者達がすぐに追い抜いていくじゃろう。特に若様、姫様がこの老いぼれを超える日はすぐそこまで来ておる」

 

「だが今はお前の方が上だろう。事実上お前が宇宙人の中で、ナンバー2の戦闘力を有しているんだろう」

 

「まあ現時点ではそうじゃのう」オーディンとジャックの会話に俺が口を挟むとあっさり認めた。

 

「……では今お前さんを消せば異星人の戦力は大幅に低下するという事じゃのう」

 

「流石に北欧神話の主神、魔王の頂点であるルシファー、堕天使総督と複数の組織トップを一度に相手するのは骨が折れそうじゃのう」

 

そう言いながらも警戒しつつも引く素振りすら見せないのが不気味だ。

 

静まり返った空気の中どこかで何かが壊れた音が聞こえた瞬間。

 

ガイガンエッジから放たれた月牙とグングニルから放たれるオーラが激しくぶつかり合い爆風が吹き荒れる!!

 

同時にゴーグルとランプから放った光線をサーゼクスの消滅魔力が相殺する。

 

その隙に背後から俺が斬りかかろうとするが咄嗟に嫌な予感がし躱すと三つの月牙が飛んできた!!?

 

馬鹿な!サーゼクスとオーディンの相手をしているのにどうやってやったんだ?そう思いながらジャックを見ると背中にある三枚の翼が動いていた。

 

そして翼から月牙を放ってきた!「構造上正面に放つ事ができないが代わりに背後への対処が可能になった」

 

そうジャックが後ろを向いたまま応えた。さらに尻尾を動かしまるで槍の様に突く動きを見せた。

 

躱すとそこには大きな穴が空いていた。恐ろしいのは命中個所が丸く綺麗に抉り取られてその周辺にはヒビ一つ無いというものだ。

 

「激流槍(げきりゅうそう)」そう言いながら尾を自由に動かしながら突きが放たれる。

 

全方位に攻撃可能だと!?俺だけじゃ無くてオーディンやサーゼクスにも攻撃してくる

 

先程の後ろに放つ斬撃と言い博士から聞いた話ではこんな事本来のガイガンにはできなかったはずだ。ガイガンの特性をここまで使いこなせるジャックの強さという訳か。

 

「竜巻旋風刃(たつまきせんぷうじん)」そう言うとその場で回転すると竜巻が発生させ全方位に光線や月牙の弾幕を飛ばした!

 

おいおい冗談じゃねえぞ!こんな事までできるのか!?こいつは!オーディンがグングニルから放つ膨大なオーラを放つとその威力で竜巻は消えるがジャックは上空に逃げる。

 

そのまま上から剣と足、尻尾から放つ月牙と激流槍、光線の雨を降り注ぐ。

 

こいつ全身凶器かよ!?一見武器が無いと思った足を始め体のあらゆる部分から攻撃できると思った方が良さそうだな。

 

手数が多すぎる。しかしまさか遠距離でここまで苦戦するとは思っていなかった。

 

だがこれでもまだ渡り合えているのが恐ろしい事だ。

 

こっちの攻撃が激しいから近づけないだけで本来なら距離をつめてガイガンの得意とする格闘戦を何とか防いでいるのが現状だ。

 

この場にいる全員が悟っただろう。もしこいつと接近戦をしたら十中八九俺達は負ける。少なくても誰かは致命傷になるというリスクがあるという事だ。

 

流石に向こうとしても、この三人を相手にするのはきついらしく攻め切れていないのが伝わって来る。

 

だがこれで奴の目的である足止めは成功してしまっている。一誠達、悪いな。どうやら助けには行けそうにないが無事でいろよ。

 

そう思いつつジャックとの戦いは激しさを増していく。

 

 

 

――――

 

時は少し戻る。

 

「アーシアァァァア!」「アーシアさん!」俺兵藤一誠と同行していた歌織ちゃんが神殿の最深部に突入する。

 

そこには壁に埋め込まれた円形巨大な装置がありその中央にアーシアが磔にされていた。

 

「どうやら怪我は無さそうですね」歌織ちゃんがちょっとホッとした表情を浮かべた。

 

「それにしても何でしょうねこの装置。宝玉があっちこっちに仕込まれ、怪しげの文様と文字が刻まれいます。詳細は分かりませんが見るからに危険なので早く連れていきましょう」

 

ああ、全く同意見だ。アーシアを助けようと近づくと「漸く来たか……いない!?くそ、あいつは、あの女はどこだ!?」ディオドラの顔からいつも胡散臭い笑みが消え憎々しげに俺達の周囲を見る。

 

「あの女?」「あいつだ!僕を炎で燃やした女だ!どこに行った!!?」「剣刀の事か。あいつなら最初に俺達を襲ってきた旧魔王派の悪魔達を相手しているぞ。多分もう勝ってこっちに向かっているじゃないか?」

 

「誰なんだ?あの女は?あんな奴がいるなんて情報に無かったぞ」……どうやら剣吾がアザゼル先生のせいで女体化し剣刀として行動している事までは知らなかったようだ。

 

偶々とはいえこっちの利になったのは嬉しい誤算だ。「……イッセーさん」俺が来たことに気付き、うつむいていたアーシアが顔を上げる。その目元は赤く腫れ上がっていた。

 

「アーシアさん……やはり」歌織ちゃんが言葉を詰まらせる。

 

その姿で俺達は何があったか瞬時に悟った。「お前……アーシアに話したな!!」

 

「ああ!!話したさ!!全て僕の掌の上だったことを知ったアーシアの顔は本当に最高だった!教会の修道女が絶望し堕ちる瞬間が僕はなにより大好物なんだ!だが、あの女のせいで待ち望んだ光景でも心が完全に昂ることができなかった!!僕をコケにしたあの女を無残に殺さないと気が晴れそうにないのに僕をスルーしているだと!!?どこまで馬鹿にしていやがる!!」

 

どうやら剣刀がいない事が相当ご立腹みたいだな!!だが

 

「黙れ!お前のゴミみたいな戯れ言どうでもいいんだよ!」と俺は抑えきれない怒りが籠った声で返す。

 

最初こいつ見た時ライザーみたいだと言った時剣刀がどこが?全然違うじゃんと言っていた。

 

あの時は分からなかったけど今ならはっきり分かる!ライザーは軽率でだらしない女好きだがこんな外道でも鬼畜でもない!一緒だと思っていた自分が恥ずかしくなる!!

 

「アーシアはまだ希望が残っている。完全に絶望していない!そもそも君がレイナーレに大人しく殺されていれば窮地のアーシアを僕が救い全てが思い道理だったのにどこまでも忌々しいんだ!!」声を荒げながら恨み節をはいていた。

 

よっぽど剣刀にやられた事が頭にきているようだ。余裕ない感じで普段の余裕ぶった顔が見る影もなかった。

 

「君を殺して今度こそ希望を消して僕の物にしよう!!まだ手を出してなくて安心したよ!赤龍帝から寝取るのも面白そうと一瞬思ったがやはり薄汚いドラゴンのお古なんて耐えきれない!彼女の相手は僕だけで充分だ!」

 

「……私はアーシアさんの拘束解けるか調べてみます。一誠さん、気持ちは分かりますがアーシアさんの救出が最優先です。さっさと片付けてこっちを手伝ってください」

 

歌織ちゃんがそう言うとアーシアの方に行った。

 

「ああ、分かっているよ。歌織ちゃん。ドライグ、今回だけは好きにやらせろ」『構わんが歌織の言う通り宇宙人や『絶霧』を始めとした神滅具(ロンギヌス)などいつどんな奴が来るか分からん。この程度の奴にあまり時間かけらない事だけは頭に入れておけ』

 

「……どいつもこいつも!僕は上級悪魔だ!現ベルゼブブの血筋なんだぞ!気高き一族である僕が、君如きの下劣で下等で下品な転生悪魔に敗れると何故皆が思っている!?」ディオドラは苛立った態度で地面を踏みつけながら叫ぶ!

 

「元々の才能に加えオーフィスから与えられた『蛇』でパワーアップしているんだぞ!!?力の差を見せてやろうと思ったがやめだ!僕をコケにした奴全員を血祭りにあげてやる!!手始めにお前からだ!!瞬殺してる!!」

 

ディオドラがドス黒いオーラを爆発させつつ膨大な数の魔力弾を展開した。

 

俺は禁手(バランス・ブレイカー)になり鎧を纏うとあえて避ける事すらせずあえてゆっくり歩いていった。

 

ディオドラは様々な魔力による攻撃をするが直撃しても俺に碌にダメージが与えられない事に動揺し、次第に焦り始めた!

 

距離を取ろうとした瞬間一気に加速しあいつの憎たらしい面に思いっきりぶん殴ってやった!

 

あいつの口から何本も折れた歯を飛び散らし、血と涙を流しながら神殿の柱にぶつかった!

 

いい顔になったじゃないか。今まで見たお前の面で一番のイケメンになったな。感謝しろよ。

 

「いつになったら瞬殺するんだ?」「痛い、痛い。痛い!オーフィスの力でパワーアップしたのに!確実に僕の攻撃が当たったのになんで通用しないんだ!!?」

 

『タンニーンとの修行、そしてデスギドラとの戦いはお前を相当なほど鍛えこんだ。シトリーとの一戦では縛りがあったから出し切れなかったが、縛りがないのなら思う存分暴れられる。鎧の防御力もシトリー戦のころより安定してきた。単純な力なら、お前はかなりのものだよ』

 

そうだ。タイニーンのおっさんによる修業はきつかったがそれに比べればこんなもん豆鉄砲の価値もない。

 

何よりデスギドラはお前の何百倍も恐ろしかったぞ!!「パワーだけの腐れドラゴンがああああ!魔力では僕の方が上なんだ!負けるわけがない!!」

 

分厚いオーラの壁といくつもの防御障壁を展開しながら次の攻撃の為に壁の内側で魔力を溜めていたが「お前じゃヴァ―リの足元にも及ばないよ」

 

赤龍帝の特性を使うまでもないな。俺は背中の魔力噴出口を使い一旦上空に飛び上がるとディオドラ目がけてそのまま急降下し飛び蹴りを放った!!

 

オーラの壁と防御障壁をあっさり破り、極大な魔力の塊を円錐状にしたものをぶつけてきた!!中々の威力で先端化鋭そうだ。だが「だからどうした!!」

 

こんなもんで今の俺が止められるかよ!!少し拮抗していたがやがて円錐状の魔力弾にヒビが入っていき粉砕しながら突き進む俺を見て

 

「嘘だ!こんなのあり得ない!アガレスに勝ったんだぞ!才能の無いバアルにも勝つはずだ!グレモリーだって僕が負けるわけがない!僕はアスタロト家のディオドラなんだぞ!!」

 

目の前の光景が信じられないという叫びながらディオドラは俺の飛び蹴りを諸に腹部に入りそのまま地面に叩きつけた!

 

どうやら骨と臓器にもダメージがあったらしく口から血を噴水みたいに吐き出した。

 

気づくと巨大なクレーターになっていてその中央に俺とディオドラはいた。先程の攻撃で威力を相殺したのかそれとも俺が甘いからか分からないがこれでも生きているようだ。

 

もう少しやりたい気持ちもあるがここでコイツをやれば部長達に迷惑をかけてしまうかもしれない。だがかといってこいつが大人しくするかどうか。

 

『安心しろ相棒。そいつの心はもう終わった。あの瞳はドラゴンに恐怖を刻み込まれた者のそれだ』

 

そうか。確かにその瞳は完全に怯えに染まり、歯をガチガチ鳴らしているな。

 

だがそれで気が収まらず奴の胸ぐらをつかみ引き上げると情けない顔で震えているだけだった。

 

俺はマスクを収納し素顔を見せオーラを放ちながら「二度と俺達に近づくな!もし姿を見かけたら今度こそお前を徹底的になぶり殺してやる!!」と言い放った。

 

「……トドメを刺さないのですか?もしベルゼブブを始め魔王や貴族から抗議あっても私が退けますよ」歌織ちゃんがアーシアの装置を調べながら声を掛けてきた。

 

「一応こいつも現魔王の血筋だ。勝手に殺したらきっと部長やサーゼクス様にも迷惑がかかるかもしれない」

 

癪だが仕方がない。今考えると剣刀がついて来なかったのはこうなる事を予想していたからかもしれないな。

 

あいつがここにいたら悪魔の事情何て知るかといい、躊躇なく息の根を止めるだろうな。

 

「それよりもアーシアさんです。思ったより深刻な事態ですね」と歌織ちゃんがアーシアの枷に触れながら話す。

 

「枷も含めたこの装置そのものが結界系最強の神器『絶霧』によって作られたものみたいですね」

 

「その通り『絶霧』が禁手に至ったもの『霧の中の理想郷』(ディメンション・クリエイト)。所有者が望む結界装置を霧の中から創造したものだ」ディオドラは感情が無い声で淡々と話し始めた。

 

元々『絶霧』は所有者を中心に無限に霧を生み出し、その霧の中に入ったすべてを封じることも、異次元に送ることすら可能。『霧の中の理想郷』は結界にはさまざまな効果を付与することができる。今回は使い捨てだが、逆に一度正式に発動しない限り止められないと言う。

 

その特性はアーシアが『聖母の微笑』(トワイライト・ヒーリング)を使うと増幅され『反転』(リバース)したものを疑似フィールドと観覧席にいるものに全てが対象だと言う。

 

その発動はディオドラかほかの関係者の合図もしくはディオドラが倒される事だと知らされた。

 

悪魔や堕天使すらも絶大なアーシアの癒しの力が『反転』した時の威力がどうなるか想像もできない。下手すれば全滅しかねないぞ!

 

この案は元々あったが生徒会長との試合でこの計画は現実味が増し実行したとの事だ。 

 

「おい、ドライグ! なんとかならないのか!? お前だって神滅具(ロンギヌス)だろ!」

 

『いや、絶霧は赤龍帝の籠手よりも高ランクの神滅具だ。しかも相手が禁手に至っているのなら突破は無謀に等しい。覚えておいてくれ、俺よりも強力な神滅具が存在するんだ』

 

「イッセーさん、いっそ私ごと――」

 

「なにバカなこと言ってんだ! 次そんなこと言ったら怒るからなっ! アーシアでも怒るぞ!」

 

「で、でも、このままでは先生もミカエル様も……そんなことになるくらいなら私は――」

 

「それでもダメだ! 俺は、俺は二度とアーシアに悲しい思いをさせないって決めたんだ! 絶対に守ってみせる! だから、一緒に帰ろう! 父さんと母さんも待っている、俺達の家に帰ろう」

 

泣きながら俺はアーシアを説得するも、静かに装置は起動を始める。装置に向かって攻撃したがビクともしない!

 

どうすればいいんだ!と焦る俺に歌織ちゃんが近づき俺に囁いた。え、そんな方法で?しかも歌織ちゃんの口から出た事に驚いた。しかも許すなんて。

 

「いいの?歌織ちゃん!」「いいんです。思いっきりやってください!」とお墨付き貰ったのでやるぜ。

 

「……ドライグ、お前を信じるぞ」『本当にやる気か?相棒?』

 

「そんでもってアーシア、先に誤っておく」「え?」よく分かっていないアーシアが可愛く首をかしげる中心の中でゴメンね!と謝りつつやった。

 

「高まれ、俺の性欲!俺の煩悩!――洋服崩壊(ドレスブレイク)!禁手(バランス・ブレイカーブーストバージョン)!!!」

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!!』

 

アーシアの全裸を思い浮かべながら鎧の全宝玉を赤く輝かせながら、枷に触れている俺の手に流れて行く!

 

そして。バキン!と金属が儚く壊れる音と共に枷が木端微塵に吹き飛ぶ!

 

同時にビリビリ!ババ!と布が裂ける音も響きアーシアの服が消し飛び成長途中の美しい裸が見えた!

 

「きゃ!」可愛らしい悲鳴を上げ、前を隠すアーシア。その姿を見て思わずおれは鼻血をたれ流していた。

 

「よくやりました。もういいですよ」歌織ちゃんがそう言ながら掌を俺の顔に近づけると光の波動を放ち俺を吹き飛ばした。

 

痛みに堪えながら起き上がると糸で作ったんだろう。「イッセーさん!」「アーシア!」白一色の修道服姿のアーシアが俺に駆け寄って抱き付くとお互い泣きながら喜び合った。

 

「来てくれると信じていました」「当たり前だろ!だがゴメンな。辛いこと、聞いてしまったんだろう?」

 

「平気です。確かにショックでしたが、私にはイッセーさんがいますから」

 

アーシアは首を横に振り、笑顔でそう言った。俺はその言葉にまた涙を流した。もっと抱きしようとしたら

 

「アーシア!」と部長始め皆もこっちに走って来てアーシアに駆け寄って来た。

 

歌織ちゃんが簡単に事の成り行きを説明した。「よくあの技で装置も破壊できると思ったわね。歌織」

 

ドレスブレイクで『霧の中の理想郷』の作った装置を壊す事を思いついたのが歌織ちゃんだと知ると皆驚いた。

 

「ディオドラの眷属を迅速に無力化させるために乳語翻訳(パイリンガル)と洋服崩壊を許可しました。彼の眷属を糸で縛り上げた時興奮する一誠さんを見てもしかしたらこの技なら拘束ごと破壊できると思ったんです。」

 

俺を見て苦笑交じりに「……流石に神滅具にまで通用するとは予想外でしたが、一誠さんの性欲は凄いですからもしかしたらと思ったんですよ。結果的に正解だったと思います。モスラの力など他の力で対抗したら向こうも対策するなり何か仕掛けていたかもしれませんがこんな方法で突破するとは誰も予想できませんもの」と言った。

 

我が性欲ながら凄まじいな。「ま、それはそれとして普段の態度は改めないといけませんけどね」笑顔でさらりと釘を刺した。

 

ですよね~。そのやり取りをしている間にもゼノヴィアを始めグレモリー眷属一人一人がアーシアの無事を喜びながら抱き付いたり頭を撫でたりしていた。

 

そろそろ移動するという時にアーシアが少し離れてお祈りするとこちらに向かった時だった。

 

突如光の柱がアーシアを包み、光が消えた跡には――「アーシア?」

 

俺はそう呟いたがその声に応えることが無く、アーシアの姿はそこになかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ガバラ
タイタンとしては比較的最近生まれた種族とされている。一説では人類の核開発や環境破壊が原因でガマガエルが怪獣化したという可能性もあり真偽は不明。
カエルを始めとした両生類の特徴がある。武器として全身から高圧電流を流しこれで獲物を感電させる。他にも体の表面特にイボから毒液を放つ事が可能という報告もあるが真偽が不明。
外見は直立したガマガエルと鬼を混ぜたような姿をしている。タイタンとしては下位の部類。
この怪獣の危険性は生き物を遊び感覚で殺す残虐な性質を持つ。その為人間との共存はほぼ不可能で見つけ次第駆除対象となっている。
民間人の被害回数が群を抜いて多いのがこのガバラである。

[虐殺獣の手](ガバラ・ギア)
ガマガエルみたいなイボイボが付いた生物感がある右籠手。指先に鋭い鍵爪が付いている。籠手には吸着能力がありヤモリの様に、壁を垂直に立つことが可能にする。

[禁手 虐殺獣の雷神鎧](バランスブレイク ガバラアームズ)
どことなく鬼とガマガエルを始めとした両生類を混ぜたような印象ある緑色の全身鎧。スタンガンのように触れたものを高圧電流で攻撃可能だが電気を飛ばす事はできない。
巨獣器としては低めのスペックだがそれ故に操りやすい点をビショップが目をつけ改造された。
この結果巨獣器の改造が可能と証明された。

[虐殺獣の鉤爪](ガバラ・クロー)
従来は手甲タイプの鉤爪だったが今回は指先に鋭い爪がある。切り裂く、貫くと共に電流を流し攻撃力をあげる。
毒を流したり毒液の斬撃を飛ばす事もできる。
怪獣の毒では弱い方だがそれでもこの世界の生物には十分通用する毒。間合いは短いがその分素手とほぼ同じ動作で戦うことができる。
ネコの爪の様に出し入れは自由自在で物を持つ事ができ武器の使用が可能。

[虐殺獣の副腕](ガバラ・サブ・アーム)
ビショップが改造した背中から生えている一対の巨大な副腕。有線式のロケットパンチとして放つ事ができ、見かけ以上に攻撃範囲が広い。ガバラクロ―より遥かに巨大な鉤爪が備わっている。
細かい動きは苦手だがガバラクロ―との組み合わせで攻撃の隙をカバーする連続攻撃を得意とする

輻射波動
ビショップが改造した一番の目玉。高周波を熱量に変化した攻撃。一言で言えば電子レンジ、メーサーの一種。ガバラクロ―、ガバラ・サブ・アームの掌部分に装備されている。
多様な攻撃方があり、攻防一体のエネルギーシールドを形成する輻射波動障壁、掌に触れたものに直接高周波を放ち内部から破壊する輻射波動掌。光線として撃ち出す遠距離技輻射波動砲。
円盤状に収束させ丸ノコの様に直接斬りつけたり、投擲する事もできる遠近両用の技輻射波動光輪などが確認されている。これらはガバラの放電能力を動力として活用している。
元ネタはコードギアスシリーズに登場する人型機動兵器、ナイトメアフレームの一種紅蓮シリーズから。
虐殺獣の雷神鎧は紅蓮シリーズを見ていて両腕輻射波動した方がいいのではと思ったのが切っ掛けです。地獄先生ぬーべーの鬼の手もイメージしています。

ビショップ
所謂グレイタイプの宇宙人。成人男性ぐらいの身長がある。見た目通りX星人と異なる星出身。元々母性でも才溢れる存在だったがそれ故に周囲と馴染めず、別の銀河へと放浪の末とある宇宙大学に入学する。
そこで後に宇宙帝国ザンギャック大科学者になるザイエンと交流し親しくなり互いの研究を情報交換する中だったが卒業を期にそれぞれ別の銀河に旅立った。
そんなおりX星人にスカウトされ『ナンバーズ』になり、『チェスメン』にまで上り詰めた実力者。元々は野心に溢れた存在だったが上に近づく程その差を痛感され、現在は『フェイスカーズ』に仕える事が何よりの幸せと感じている。
特にジャックは外部の存在である自分に目をかけてくれた上科学者としても偉大な師とし尊敬し慕っている。
ジャックも科学知識を受け継いだビショップを高く買っており、現在は最終責任を請け負うだけで大半の科学分野はビショップに任せている。
戦闘は主に念動力と科学技術を織り交ぜた遠距離攻撃を得意とするが肉弾戦も鍛えていて対応可能。
手先が器用で大抵の武器を扱えるが本人曰く本職には遠く及ばない実力との事。

ゴジラスピアー
刀身だけで剣刀の全身を隠せるほど巨大な槍。実は最初から扱えたがいざという時の為使わなかった。剣刀曰く一番手に馴染んでいるらしい。
その大きさ故に周囲の味方及び障害物や狭い場所での戦闘には不向きだが、それ以外では相性抜群。構造上盾代わりにもできる
モデルは犬夜叉に登場するは七人隊の首領蛮骨が使用する大鉾蛮竜。石突の部分についていた三日月状の刃が無い蛮竜をイメージしました。

ガイガンについては次話に書いてみようと思います

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