ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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ゴジラフェス楽しかったです。バーニングミレニアムゴジラ想像以上に素晴らしいです。

ゴジラ-0.0正式に続編が出ると知って嬉しいです。どんな内容になるか楽しみです

ゴジラギャラクシー思った以上に公式で押されているようで嬉しかったです。


第七章  放課後のラグナロク編 3

スレイプニルという八本足の巨大な空飛ぶ軍馬が引く馬車に俺兵藤一誠始めとするオカルト部がオーディンの爺さん達の護衛として移動しているのだが……

 

その大半がキャバクラ、遊園地、寿司屋など傍から見ると完全に遊んでいる様にしか見えない。これでエロい店に行けたらまだよかったが年齢的にダメという事で入り口を見張るだけでという事も多くかなり不満を高めていた。

 

剣吾はというと馬車でアーシア共一緒に寝ているし。こいつ!途中から完全に護衛をする気を失せて普通に寝てやがる。百合ちゃんに怒られたが

 

「僕より格段に強い北欧の最高神がなら僕達でどうにかできるトラブルなら油断してても自力でどうにかできるから奴必要性なし。逆にどうにもならないなら手に負えないからやっぱりやる必要性が無い」と言って完全にやる気をなくしている。

 

言っている事はその通りだがそれをいっちゃあ話にならないだろうが。それでも何だかんだ付き合っているのは流石苦労人気質なだけある。

 

「……オーディン様!もうすぐ日本の神々との会談も近いのですから旅行気分はそろそろ切り上げていただかないと困ります!」

 

ロスヴァイセさんもオーディンの爺さんに我慢の限界らしく額に青筋を立ててブチ切れ寸前になっているが彼氏できないと言われるとまた涙になって面倒くさい事になりそうだと思った時だった。

 

寝ていた剣吾が一瞬にして飛び起きて「……何か来る!?」と言うのと馬の鳴き声が響き渡りバスが急停車した。

 

その衝撃で態勢を全員が崩した。「いったい何が!?」

 

「わからん!ただ、こういうときは大抵何かしろの面倒事だというのが世の常だ!!」

 

ロスヴァイセさんの言葉に先生が応える。その言葉を聞き馬車の窓から外を見ると木場とゼノヴィア、イリナそしてバラキエルさんが翼を広げ戦闘態勢を取っていた。

 

俺は馬車の窓を開けると翼を羽ばたかせ空を飛びながら木場、ゼノヴィア、イリナがバラキエルさんの指示の元展開し戦闘態勢になっていた。

 

馬車の前方に黒いローブを着用した目つきの少々悪い若いイケメンが浮遊していた。……どことなくオーディンの爺さんに似ている気がする……。

 

アザゼル先生が舌打ちしオーディンの爺さんがため息をつきロスヴァイセさんと歌織ちゃんがその顔を見て心底驚いた表情に変わった。

 

な、何だこの反応。こいついったい何者なんだ?

 

俺が疑問を口にする前に男が口を開いた。

 

「はじめまして、諸君。私は北欧の悪神であるロキ」

 

その名を聞いて俺以外の全員が戦慄の表情を浮かべていた。「部長、悪神って言っていますけど彼はいったい?」

 

「馬鹿!お前ロキを知らねえのか!!ゲームや漫画とかでも結構メジャーだろうが。北欧神話の悪戯好きの神にして邪神。そしてトリックスターとして有名だぞ」と剣吾が思わず突っ込んできた。

 

「お前少しはエロ本以外の漫画も読め!」「やかましいわ!」俺達がアホみたいな喧嘩を無視して先生が馬車から飛び出し黒い翼を羽ばたかせながら前に出る。

 

「これはこれはロキ殿。まさかこんなところで出会うとは奇遇ですな。因みに今この馬車にはそちらの主神オーディン殿が乗られるていますが何か御用ですか?」

 

その問いにロキは虚空から取り出した杖を弄びながら応えた。

 

「いやなに、オーディン殿が我らが神話体系を抜け出し接触していくのが苦痛でね。我慢ができず邪魔しに来ただけだ」

 

「……堂々と言ってくれるじゃねぇか、ロキ!」

 

「堕天使総督殿、本来は貴殿や悪魔達などと会いたくもなかったのだが致し方ない。――オーディン共々消えるがいい」怒る先生に対しロキは笑いながら宣言する。

 

「お前だって今正に他の神話体系に手を出しているだろうが!それはいいのか?矛盾しているな」

 

「他の神話体系を滅ぼすなら我も喜んで協力していた。和平が問題なのだ!特に貴殿ら聖書勢力は我らの領域に土足で踏込み、我らを侵略した。滅ぼしても文句はあるまい?」

 

「そこんとこは死んだ聖書の神かミカエルあたりに言ってくれ。」

 

「何にせよ、オーディン自らが極東の神々と和議をするのが問題だ。これでは我らが迎えるべき『神々の黄昏』(ラグナロク)が成就しないではないか!」

 

 「これだけは訊こうか!お前は『禍の団』(カオス・ブリゲード)繋がっていることを意味するのか?いや、馬鹿正直に答えてくれるわけでもなさそうだが。」指を突きつけ訊いた先生の問いに心底嫌そうな表情をしながらロキが答える。

 

「あんな他力本願な無様極まりないテロリスト集団と一緒にしないでもらおうか。オーフィスなどどうでもいい。これは我個人の意思だ!」

 

「『禍の団』は無関係か……だが、これはこれで厄介だな。なるほど、これが北が抱える問題なんだな、爺さん」

 

「ふむ。どうにも頭の固い連中がまだいるのが現状じゃ。こいつのように過激な行動に出る奴が出る始末じゃ」

 

爺さんがは長い髭をさすりながら嘆息つきながら話す。ロスヴァイセさんが戦乙女姿に変え飛び立つと

 

「ロキ様!この様な愚行をせずに正式な場で抗議するべきです」と抗議するが

 

「既にしているが聞き耳を持たないのはオーディンの方だ!最後に一つお聞きしたい。まだこのような北欧神話の枠を超えた行いを続けるのか?」

 

「ああ、そうじゃよ。少なくともお主よりアザゼルやサーゼクスと話していたほうが万倍も楽しいわい。わしは日本の神道を知りたくての、あちらもこちらのユグドラシルに興味を持ってくれておる。和議を果たせたら互いに大使を招いて異文化交流しようと思うとるのじゃよ。」

 

爺さんの言葉を聞いたロキは心底落胆し軽蔑と憐憫が入り混じった表情を浮かべ

 

「……なんと愚かなことを。できればもっと相応しい舞台でやりたかったが仕方がない――こうなればここでラグナロクを行おう!!」

 

ロキが言い終えた瞬間極太の破壊の波動が襲いかかった。目を配るとゼノヴィアがデュランダルを振るっていた。

 

「先手必勝だと思ったのだがな」いやいや、いくら何でも判断が早すぎるだろ!ロケットスタートもいい所だとうが。あれじゃあロキも……

 

「さすがは神か。仕留められんとは思っていたが不意を突いてあそこまでダメージが無いとは」

 

「なるほど、聖剣か。確かにいい威力ではあったが、神である私にとってはそよ風に等しい」その言葉と共に煙が貼れるとそこには波動を真面に喰らってもかすり傷一つなくロキは平然と宙に浮いていた。

 

それを見た木場とイリナはそれぞれ聖魔剣と光の剣を構える。

 

「なるほど、使い手はそろっているようだが、たかが悪魔と天使では私には届かないぞ?」

 

笑いながらロキは手をゆっくりとかざした。その瞬間これはヤバいと本能が全力で叫んでいて考えるより前に鎧を纏った俺が超加速しながらロキ目がけて飛び出していた。

 

『JET!!』打撃を叩きこもうとするがあっさり避けられた。こっちは『女王』(クイーン)に昇格しているのに軽くあしらわれた!!

 

「ああ、そうだった。赤龍帝がいるんだったな。なかなか成長しているみたいじゃないか――だが、神を相手にするにはまだ早い」

 

ロキの手に光の粒子が集まり波動が撃ちだされる!俺も最大火力のドラゴンショットで迎え撃つ!

 

お互いの攻撃がぶつかると大爆発が起きる!凄まじい攻撃だ。これが神か

 

「ほう、手を抜いたつもりじゃなかったが少々過小評価していたみたいだな」と左手を軽く振りながら応えた。

 

「だが、まだまだ戦闘経験は無いようだな」そういうロキの右手にはいつの間にか杖を持っており、その先端が怪しく光った。

 

その瞬間馬車の周りを球状に、全方位から魔法陣が形成された!まさか!「さらばだ!オーディン!!」

 

次の瞬間魔法陣から光線が放たれ爆発した!!「皆!!」俺が絶叫するが

 

「ほう、防いだか!厄介だな」ロキの言葉に冷静さを取り戻した。煙が晴れるとそこには金色のバリアーが球状に形成され無傷の馬車と皆の姿があった。

 

「あ、あっぶねー」馬車の上に乗った剣吾がゴジラギアを金色に輝かせながら息をついた。

 

俺達が黄循(こうじゅん)と名付けたバリアーを全方位に形成できるとは知らなかった……それとも咄嗟に今やったのか?名づけるなら黄界(こうかい)って所か?

 

「ははは、怪獣王がいるとは聞いていた。今の継承者が随分変わっているともな。だがまさかこんな防御ができるとは想像もしていなかったぞ」

 

「こっちも良く防げたもんだと自分を褒めたいね」ロキは馬車に乗っている部長に気づき指を指しながら言った。

 

「紅い髪の悪魔とは……現魔王トップルシファーの血筋だったな、確か。堕天使幹部が二人、天使が一匹、悪魔がたくさん、赤龍帝に加え怪獣王とモスラの巫女もいるとは想像以上だな。随分厳重な護衛だな、オーディン」

 

「実際お前のような大馬鹿者が来たんじゃ。正しい判断じゃろうが」

 

「そうか、だがまだ甘いな。今回の失敗は私が来るという事を最初から想定するべきだった。私が来るという事はこういう事だという事だ――おいで、愛しき我が息子よ!!」

 

マントを翻して高らかに叫ぶと空間が歪みそこから現れたの――――

 

10メートルを超える灰色の巨大な犬、いや、灰色の狼が出てきた。

 

その姿を見た瞬間俺は震えていた。いや、俺だけじゃない!その場にいた全員がこの狼にビビっていた。

 

「まさか!あれが伝説の神喰狼(フェンリル)!!?」

 

「ほう、中々詳しいじゃないか。その通りこの子は我が開発した魔物の最高傑作フェンリルだ!」

 

剣吾は悲鳴まじりの声にロキがフェンリルを撫でつつ笑いながら肯定した。

 

「イッセーそいつには近づくな!!フェンリルはその名の通り神をも食い殺す狼で各神話勢力の中でもトップクラスに危険な魔物だ!お前の鎧もそいつには何の障害にならない攻撃力を有している!!」

 

『アザゼルの言うとおりだ。奴には気をつけろ。避けれるなら避けた方がいい。俺も本来の姿じゃないと正直勝てる自信が無い』

 

ドライグがここまで言うなんて、確かにこいつは俺が今まであった奴の中でも別格な化け物だ!

 

 

「そうとも、気を付けたまえ。まだ試したことはないが、おそらく他の神話体系の神物にもこの子なら倒せるだろう。まあ本来北欧の者以外にわが子の牙を使いたくはないのだが――せっかくの機会だ。北欧以外の血肉を食わせるのもいい経験になるかもしれないな。……まずは」

 

そう言ってロキは指先を部長にに向ける。まさかこいつ!?

 

「現魔王ルシファーの血筋、その血肉を喰らい更なる成長に繋がるだろう。さて待たせてすまなかったな、フェンリル。さあご飯の時間だ!!」

 

漆黒の夜空でフェンリルによる透き通るような遠吠えが響き渡る。

 

その遠吠えは思わず聞き惚れるほど美しくそして畏怖すら感じさせる圧倒的なものを感じた。

 

次の瞬間、フェンリルの姿が俺の視界から消えた!俺は考えるより先に体が動いていた!!

 

「部長に触るんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

神速で襲い掛かる狼の顔面を殴り飛ばす!!同時に無数の緑光の柱が狼の前脚を中心に炸裂する!今の技は

 

「……スパークリング・パイルロード!!」[極光虫の聖杖](モスラ・ロッド)を天に掲げながら[極光虫の聖武装](モスラ・アームズ)を纏った歌織ちゃんが援護してくれたんだ!

 

俺は咄嗟に体が動いたのに合わせてくれたのは流石だ。

 

フェンリルは何のダメージも喰らっていない様子だが殴り飛ばした俺では無く前脚と歌織ちゃんを交互に見ながら警戒しているようだ。

 

「一瞬とはいえフェンリルの動きに追いついくとは恐るべき事だ。流石は赤龍帝という所だな。だが……」

 

ロキは歌織ちゃんの方を指さしながら「それ以上に恐るべきはモスラの巫女だな!赤龍帝、もしその娘が邪魔しなければ今頃フェンリルの爪によって腹を貫いていただろう。お前達は怪獣を封じた一族であり恩もある。故にこれまで手を出さなかったが私の邪魔をするというなら容赦はせん!!」

 

ロキの言葉に反応しフェンリルが神速で歌織ちゃんを丸ごと飲み込んだ!!

 

「歌織ちゃん!!」俺が叫ぶと皆も悲鳴を上げた!!あれじゃあ歌織ちゃんはもう!!……畜生!ドライグ!!

 

俺の全身をドラゴンに……!!「皆さん!落ち着いてください!!私は無事です!!」と歌織ちゃんの声がする。

 

と同時にフェンリルの口から緑色に発光する無数の蝶が飛び出してくる!!これはいったい!?

 

「イリュージョン・ミラージュ!!無数の小型モスラに分身する技です。神をも滅ぼす牙であっても当たらなければ無意味です!!」そういうと無数のモスラとなったフェンリルの周りに纏わり付き鱗粉をばら撒きながら雷と光線を浴びせる。

 

フェンリルも牙や爪がすり抜け非常に鬱陶しそうにしていた。

 

「な、なんだと!?」ロキもこれは動揺し驚いていた。だが流石は神と呼ばれているだけはある。

 

動揺しつつも先生とバラキエルさん、ロキと同様北欧の魔方陣を扱えるロスヴァイセさん、剣吾以外のオカルト部の攻撃を魔方陣の盾を形成しあっさりで防いだ。

 

フェンリルが歌織ちゃんの攻撃を鬱陶しがっていると黄界により全方位のバリアーを展開され閉じ込められた!

 

「これで少しは時間稼ぎができるだろうがあんまり持たないから今のうちにロキを……」

 

剣吾がロキに集中攻撃するようにと言おうとしたんだろう。だが!「「剣吾(さん、君)!!」」俺を含めた全員の悲鳴が響き渡る!!

 

フェンリルは一瞬で黄界を突破しそのまま剣吾の噛みつき剣吾の口から血が溢れ出す!口だけじゃない!

 

右半身を丸かじりされ流れ落ちた地がフェンリルの口を赤く濡らした!

 

「先ずはフェンリルを隔離し私に集中する。中々目の付け所はいいが少々力不足だったな。さあそのまま怪獣王を仕留めるがいい!我が息子よ!」

 

ロキが高らかに宣言する!!

 

その言葉に応えるようにフェンリルは顎に力を籠める!!このままじゃ剣吾は!!

 

次の瞬間剣吾を咥えたままのフェンリルの口にいくつもの蔓が巻き付いた!

 

剣吾が血を吐きながらも目を桃色に輝かせつつ不敵に笑いながら話す。

 

「……鰐は閉じる力は強いが開く力は弱いというのは有名だ。まあ狼で神話の魔物それにそのままあてはまるとは思わないが開く力は閉じる力より弱いというのは共通しているみたいだな……はあはあ、一つ忠告するよ。狼君。食べ物はよく噛んで食べるようにパパから教わらなかったかい?」

 

その言葉と共にフェンリルの口から青い光が溢れです。お前、まさか!?

 

フェンリルも野生の勘なのか必死に蔓を外そうと剣吾ごと爪で切り裂くが遅かった!

 

青い裂光と凄まじい爆音がフェンリルの口で炸裂する!!剣吾が放った放射熱線だ!

 

フェンリルが白目を向きながら声にならない悲鳴を上げつつ蔓を引き裂きながら大きな口を開ける!

 

剣吾の体はフェンリルに噛まれた部分からも熱線が漏れていたのか焦げており出血が止まっていた。

 

剣吾はその状態で自らフェンリルの口に飛び込んだ!!

 

何考えているんだと突っ込む前にごっくんとフェンリルが飲み込む音が聞こえ敵味方関係なくフェンリルに注目する。

 

僅かな静寂が辺りを包んだがそれもすぐ破られる。

 

フェンリルがでたらめにもがき苦しみ、悲痛な叫びをあげる!!

 

何とか吐き出そうとするが口から茨みたいな植物の蔓と黄塵でできたとげとげした結晶の柱、破片の一部が出てくるが剣吾が出てこない。

 

おそらく体内であの蔓と結晶で体を固定しフェンリルを内側から攻撃する一寸法師作戦をしているのだろうが何てえぐい事をしているんだろう。

 

そもそも胃酸も強力なのに平気なんだろうか?いやその辺りも含め腹部を中心にフェンリルの内側から大きく揺れている。

 

最後にフェンリルの口から再び青い光が漏れてそして放射熱線を放ちながら剣吾が飛び出して来た!!

 

全身あっちこち焦げたり火傷しているが目は闘志を失っていない。

 

「あの狼、腹突き破って出ていこうとしたが全然貫けねー!ほっんとーに化け物だな!!」

 

「剣吾、そんな事よりその傷……!」

 

「大丈夫、途中で赤い鎖が出てきてダメージが緩和された!あの鎖すごいな!フェンリルでも壊す事できないなんて何でできているんだろうな!?とにかくお前達はロキに集中しろ!このデカ物は俺がやる!」

 

そう言うと両手が発光する!!これはあの時、デスギドラの時と同じ!?『怪獣王の籠手』(ゴジラギア)の機械音が響くと共に両手に籠手が形成された。

 

同時に傷や火傷が急速に癒え再生していき元に戻った!

 

「何でか分かんないけど勝てる根拠は全く無いんだが何でか負ける気しないだよな、行くぞ野良犬!!」

 

苦しんでいたフェンリルも落ち着きを取り戻し始め殺意が籠った目で剣吾を睨む!

 

神速で剣吾を爪で切り裂く!!がそのまま剣吾は捕まえ右足を銀色に発光させ振動拳ならぬ振動脚でフェンリルを蹴飛ばし内側からダメージを与えていく!

 

両者の戦いは正に飢えた獣同士の戦いを思わせる激闘だった!

 

「ば、馬鹿な!!フェンリルの攻撃をあれだけ受けても平気なのか!!?」とロキは剣吾とフェンリルの戦いを見て動揺を隠せないでいた!

 

「どうして。いくら何でも今の剣吾さんがここまで強力な力を持っていないはずなのに」

 

「おそらくだがフェンリルも終末の獣だからだろう」歌織ちゃんの疑問に先生が応えると全員の視線が集中した。

 

「ゴジラは終末の獣そのものと言っても過言じゃない存在だ!おそらくフェンリルと同じ終末の獣もしくは怪獣として認識し力を解放し始めたんだろうよ。だがここまであのフェンリルやりあえるとは!!」

 

そう言っても見ると熱線は当たるとフェンリルも不味いと思っているからしく全て躱されるので荷電粒子咆を始めとした他の技で戦っていた。

 

攻撃力はお互いに致命傷をあたえられるレベルでフェンリルはスピードと戦闘センスは上、剣吾は防御力と再生力が上で今なお激闘が続いている!!

 

「どうした!どうした!!お前は北欧最強の魔物、世界でも屈指の魔物だろうが!この程度じゃないだろうが!!デスギドラの方が手強かったぞ!!」

 

そう言いながらフェンリルの牙を根元からへし折る青い炎を纏った蹴り、後に火脚(ひきゃく)と呼ばれる蹴りを喰らわせる。

 

「我が子をここまでやるとは……やはり、貴様は危険だ!怪獣王!!」そう言って俺達とやり合いながらも攻撃魔法を放ったのだが!!

 

『Half Dimension!!』その機械音が聞こえると攻撃魔法が半減し始める。どんどん数が減るとオーラを放って撃ち落としたり防御魔方陣を展開し攻撃を防いだ!

 

「元気そうだな、兵藤一誠」その言葉と共に俺の隣に白銀が降り立った。

 

「ヴァーリ!!」そう俺のライバルである白竜皇ヴァーリ・ルシファーが舞い降りた。美猴も筋斗雲に乗って隣に並んだ。

 

「しかし、スゲーな怪獣王!!普段はヘタレているくせにデスギドラとやり合ったと思ったら今度はフェンリルかあ!?全く強いだが弱いだか分かんねえなあ!」

 

「ああ、中々滾らせてくれるものだな」剣吾とフェンリルの戦いを美猴とヴァーリは楽しそうに眺めていた。

 

「ほう?お前が白龍皇か!」ロキはヴァーリを興味深そうに見つめていた。

 

「初めまして悪神ロキ殿。俺は白龍皇ヴァーリ・ルシファー。――貴殿を屠りに参上した」

 

ヴァーリの宣戦布告を聞き、ロキは口の端を上げるが――

 

「今日は二天龍を始め普段見れないものをたくさん見られて満足した。ここは引かせてもらおうとしよう。フェンリルもまさかここまでダメージを受けるとは思っても見なかったぞ」

 

ロキはそう言いながらもフェンリルを引き寄せ撤退しようとするが

 

「誰が逃げていいと言った!!」剣吾の荷電粒子咆を放つが「いや、ここは引かせてもらおう」

 

杖から防御魔方陣を形成し攻撃を防いだ!

 

「次会うのはこの国の神々との会談の日!またお邪魔させてもらおう!オーディン、次こそが我が子が貴様を飲み込む時だ!楽しみにしていたま……ぐわ!」

 

剣吾の攻撃を余裕で防いでいたロキだったが苦痛の声を上げる!同時にフェンリルもキャン!?と悲鳴を上げた!

 

「……貴様、何をした!?」見るとロキの左肩、フェンリルの鼻先に鋭利な白いものが突き刺さっていた。

 

「ほう、流石は神をも咬み殺すフェンリルの牙。その名に偽りは無いな。良く漫画とかで自分の力は絶対という奴がいるんだ。その場合じゃあその力でそいつを攻撃したらどうなるのか。自分自身にも有効なのか、それとも自分自身には通用しないのかどっちなんだろうと思っていたけど、どうやら前者だったみたいだな」

 

「これはまさか!フェンリルの牙!?」「自分の子供の力でやられる気分はどうだい!?」

 

そう言いながら剣吾は足から炎刃を放つがフェンリルが前に出てかみ砕く!!

 

だが!!それはフェイント!本命として青い放射熱線をロキとフェンリルに放とうとするが突如、稲妻状に蛇行する光線が剣吾に命中する!!あれは!?

 

剣吾は痛みで顔をしかめるがそれでもロキとフェンリルに向かって熱線を放ったが一瞬遅かった!

 

ロキとフェンリルは転移魔方陣によって姿を消し熱線はむなしく虚空を消えていくだけだった。

 

勝つ事はできなかったけどどうにかやり過ごす事ができたようだ。それにしても先程の特徴的な光線、あれは間違いない、メーサーだ!という事はX星人が関与しているのか?

 

だがそれを考えるよりロキとフェンリルが消え気が抜けたのか倒れこむ剣吾を慌てて駆け寄った!!

 

――――

 

「ギャアア!!痛い!!痛い!!もっと優しく」「無茶しすぎなんですよ!!そもそも貴方と言う人は~~!!」

 

馬車の中から剣吾の悲鳴と伊藤さんのお説教が聞こえる。それに混じってアーシアや子猫ちゃんの声も聞こえる。

 

この三人で剣吾の傷を癒しているのだがなんせこの世で最強クラスの魔物によるダメージ。

 

あの時は相当ハイになっていたものの一度落ち着くと痛みに苦しんでいた。いっそのこと気を失えば楽なのにそれすらできないとは。

 

思わず同情してしまった。それはそうとヴァーリ。コイツ何しに来たんだ?

 

「しかしまさか怪獣王があそこまでフェンリルに渡り合えるとは驚きだな」俺達が口を開く前にヴァーリが剣吾について語った。

 

「今回の彼の活躍はお前達にとっては嬉しい誤算じゃないか?オーディンと日本の神々との会談を成功させるにもロキを撃退しなければならないが、現所のメンバーではロキに勝つのは厳しいと思っていただろう。

援軍を呼ぼうにも今は英雄派の各地の襲撃で派遣できない厳しい状況で彼を始めとした巨獣器の存在はこれ以上に無く心強いだろう。だがそれでもまだ足りないだろう」

 

「お前らだったらフェンリルにも勝てると言いたいのか?手貸してくれるのか?」俺はヴァ―リと一緒に来た美候、アーサー、黒歌を見ながら聞いてみた。

 

「そう、手を組みたい。現時点では流石に俺達でもロキ、そしてフェンリルに勝つのは無理だからな」

 

「何で俺達に協力してくれるんだ?」

 

「純粋に強い奴と戦いたいだけさ!フェンリルにロキ想像しただけでワクワクする。そちらと共闘できなければ勝手に乱入するだけだ。その場合そっちも巻き込むかもしれないがな。急に言われれも君達だけで勝手に判断できないだろうし返事は明日そちらの家で聞きに行くよ」

 

そう言ってヴァ―リチームは去って行った。

 

先生が早速サーゼクス様と話し合うべく連絡しているのを見つつ今後どうなるんだろうか?

 

急展開な事ばかり起こって頭が混乱しそうだ。

 

「ギャアア!!」「ほら、もっと我慢して!!」とりあえず相変わらず聞こえるこの情けない声がする方に目を向け、どうして俺達はこう締まらないだろうなあと思いつつ剣吾の方に歩んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まさか二次創作みたいにゴジラを力を持つ人間というのを公式でアニメ化するとは思いもしませんでした

とりあえずどこかのサブスク限定でなければいいなあと思っています

イリュージョン・ミラージュ 無数の小型モスラに分身する技。特性上回避としても使われる。

火脚(ひきゃく)足に青い炎を纏った技。火以外の属性を纏った時は○○脚、○○足と名付けている。

次話でも書きますがこの時点で世界の強者トップ10に選ばれるフェンリルと剣吾ではフェンリルの方が上です。

ここまで渡り合えたのはある理由がありますが原作10巻終盤から12巻終わる頃のどこかに書いてみようと思います


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