ぎりぎり一月に一度という目標に間に合いました。他の作家さんみんな更新速度速くてすごいなあ。
俺、一誠が教会の側の茂みでで木場や子猫ちゃんと作戦会議していると突然、子猫ちゃんが危ないと叫ぶと俺たちはその場から離れるとさっきまでいた場所が爆発した。
「待ってたよ、むかつく悪魔ちゃん達~」とふざけた言葉にフリードと堕天使が三人も!?
男一人に女二人確か名前はミッテルト、カラワーナ、ドーナシークだったな。
「ふふふ、残念だったな。貴様達の主の援軍を期待したかもしれんがお前達の主は星空藍の使い魔に交戦中だ。すぐには来られまい」とドーナシークが言う。
何でも部長達に遭遇し、冥土の土産に今回の計画を話し始末しようとしたところ使い魔が大量に召喚され、
通信で俺たちの相手をするように言われ、転移しフリード共に襲撃したとの事だそうだ。
木場が「まずいな、倒せない相手じゃないけど時間が掛かる。これでは彼女が危ない!」と真剣な声色で言う。
どうにか強行突破しようと身構えていると「一誠、お待たせ!木場君も子猫ちゃんも手伝ってくれるんだ」と剣吾が急いで合流する。
「前回良くもぶん殴ってくれたね。この痛み君をバラして癒やしましょう!」とフリードがとち狂った歓声があげるが剣吾は無視して
「助っ人を連れてきたよ。いい人だけど二人には刺激が強すぎるので直視しないことをお勧めするよ」と言う。
刺激が強い?俺も知っている人で俺より強そうな人間ってまさか……?
いや、まさか!?凄まじく嫌な予感を感じると突然、魔法少女ミルキーのOPが鳴り響く!
敵味方関係無く音の出所を探す。ふと教会の屋根を見るとそこにはゴスロリに猫耳をしている手小さな魔法ステッキを持っているシルエット……。
……そこまでなら普通の魔法少女の定番だが何故、体格が明らかにおかしい筋肉質な漢、まさかとは思ったけどミルたん!!!
剣吾なんで連れてきた!こんな危険人物!!さっきまでのシリアスが一瞬でギャグに変わったじゃねえか!!
木場や子猫ちゃんも唖然としているじゃねえか!
「な、何だこの変態は!?」って言うドーナシークの言葉に共感を持ちすぎる!!
敵も味方もミルたんにしばらく呆然としていたが、剣吾がじゃあ突入するよという言葉に我に返る。
いつのまにか教会の入り口付近まで俺と木場や子猫ちゃんまで引っ張っていた。
その瞬間敵味方が正気に戻り、堕天使達が攻撃しようとするが、そこにミルたんが俺たちと堕天使達の間にスーパーヒーロー着地してきた。
正にターミ〇ーターやアメコミヒーローとかだったらにピッタリな登場シーンだ!
これで格好がまともだったらめちゃくちゃかっこいいだがなあ。
俺が「剣吾にいくらミルたんが強そうでも堕天使や銃に勝てるわけ…………!」
とやり取り無視してフリードが「訳が分からないからとりあえず、脳髄吹き飛ばし首ちょんぱですわ」と叫びながらミルたんに銃弾を放つ。
俺たちが庇う間もなくミルたんに命中したはずだけど何ともない?外れたのか……?
向こうも疑問に思ったのかもう一発発砲すると手にしておもちゃのステッキであっさり防いだ!?
これには敵味方関係無く驚いた!!え、何?俺の肉体はあんなおもちゃより弱いのか?
そう思っているとミルたんが
「弟君から話を聞いたにょ。悪い奴らから女の子を助けたいから力を貸して欲しいって!!」とウインクしながら
「悪魔さんと弟君はミルたんの友達だし、人助けは魔法少女の宿命!!力になるにょ!ここは任せて先をいくにょ!」と言う。
そこに「させる訳ねーだろ」とフリードが光の剣を持ち突っ込むが
「ミルキィィィィィ・サンダーァァァァ・クラッシャァァァァ!」と叫び鋭い蹴りで光刃をあっさり砕きフリードが側にあった林の中に消えた!!
明らかに木が何本か倒れる音がしたんだが……!?
「さあ、行くよ皆。アーシアさんを救うんだ。ありがとう、ミルたん」と剣吾が言うと俺たちも礼を言って教会に踏み込んだ!
背後から「堕天使の槍をあっさり砕いた!?」
「空を飛んだのに何であっさり捕まえることができるんだ?」という悲鳴が聞こえ、どうなっているのかすごい気になったけど無視して先を進む。
教会内部に入ると祭壇内部にある隠し階段に気付き、降りる。剣吾が最後に降りてくるのを待っていたが急に空気が変わったきがした。
すると上から人の気配を感じなくなり、上に行こうとするが何故か階段から先に上がれない。
一切障害がないのにまるでゲームとかで画面に映っているけど先に進めない状態に近いような?
何だこれと思ったが、子猫ちゃんが「……これ、結界……?」とつぶやき何やら動作をしたが何も変化がおきない。
どうやら解除しようとしたみたいだけど無理だったみたい。少なくてもすぐにどうこうできる訳ではないらしい。
どうするか悩んだが、俺は木場と子猫ちゃんに行こうと促す。
二人とも心配していたが、剣吾を信じて欲しいという俺の言葉を聞き入れ先を急ぐ。
こっち片付けてすぐ助けに行くから無事でいろよ!剣吾!!
俺、剣吾は今非常にまずい状態である。階段を降りようとしたら先に進めずすぐ前を降りた子猫ちゃんの姿も見えない。
これが良く漫画にある結界と言う奴なのだろうかと思う間もなくいつのまにか出現した神器を身につけながら本能の赴くままに横に避けるとさっきまでいた場所に光弾?と思われる光が炸裂し爆発する。
それを何とか躱しながら今に至る。やっぱり教会の扉からでることも不可能。ここで一人でケリをつけるしか無い。
相手は前回戦った奴だ。間違いない。あの時は気付かなかったけど強い匂いがする。
幸いあの光弾命中率は余り良くないみたいだからこのままと思っていたら……突然悪寒がして慌ててその場に伏せる。
すると側にあった長いすが切断された。何あれ、一瞬見えたのは手裏剣かブーメラン的なものなんだろうか?
と思っていたらいつの間にすぐ近くまで近づいたらしく、何か長いもので振りかぶってくる気配を感じる。
とっさにスライディングして相手の下に滑り込む。
偶然当たった感覚が有り、向こうも転倒する。
その時ダメージの影響かそれとも何かに当たると透明化が解けるのか、たまたま効果がきれる時間が来たからなのか分からないけどついにその全貌が明らかになった。
何これ……?マスクをしているが頭部の半分が機械になっているのが分かる。何とも言えない銀の仮面(マスク)?何だろうか……。
左肩にキャノン砲が有り、右腕にガントレットと一体化した長さ数十センチのかぎ爪型の二枚刃が見えた。見るからに切れ味良さそう……。
とりあえず、姿が見えている間にどうにかしたいのだが、ちょっと動きで分かる。機械が凄いのか、彼?の戦闘技術が凄いのか不明だがともかく俺より格段に上だ。
現にこっちが殴りかかってもあっさり躱し逆にカウンターで蹴飛ばされる始末。
どうしたものかと思いながら椅子を振りましたり、投げながら相手の隙をつくろうとする。正直分が悪すぎる。火力、攻撃範囲、技術全てが相手の方が上。
こっちが上回れるものがあるとすれば恐らく単純な力ならこっちの方が上。後はスタミナぐらいかな?
なんて考えている間も光弾とブーメランを投げてくる。
……一つ幸いなのはあの光弾、発射直前でレーザーポイントで照らされ発射位置が分かること。
後は連射できず次弾まで僅かだが一定の時間が掛かることだが、それでも対応できていないのが現状。
とりあえず勝つ為にアイディアはあるが、かなりリスクがある上まず、接近戦に持ち込まないと話にならないのだが避けるので精一杯で全くそんな余裕が無い。
まずはあのブーメランをどうにかしないといけない……。いつまでもここで時間をくうわけにはいかないし、覚悟を決めた。
光弾を躱した直後、アレに向かい一直線にダッシュする。
すると、背後からブーメランが戻ってくるのを音で感知する。ギリギリまで引きつけ、籠手にある刃を展開し、見事ブーメランを切断する。
相手の飛び道具を一個破壊しこれでどうにかなると思っていたら、また相手が透明になっていく?
これじゃあ、最初と同じだ。俺も一誠みたいに遠距離攻撃ができれば……!
いや、仮にドラゴンショットみたいのが使えたとしても見えない相手に当たるとは到底思えないし、何より俺と彼じゃ戦闘技術に絶望的な差がある!
素人が銃を持ったって反動無視したとしてもただでさえそう当たる訳がなし、あの身のこなしに隙をついて攻撃できるほど器用な人間だと思っていない。
今、俺がなんとかなっているのは戦っていくほど、だんだん感覚と反射神経が研ぎ澄まされていく。身体に刃先がめり込む瞬間、急所を躱している。
さらに、再生能力がどんどん高まっている。
このおかげで出血も最低限ですんでいるけどやはりこのままではと、タイミングを掴んで反撃しようと思っていると急に衝撃により壁まで吹き飛び体の自由が利かなくなる。
よく見ると、どうやら特殊な網によって壁に拘束されている。
このままではまずいと思う間もなく額に三本の赤いレーザーが当たったと思った瞬間頭に強い衝撃と熱を感じ、意識が薄れていった…………。
……ここはどこだ?天国?あの世か?え、僕死んだの!?っと慌ててみたが、どうやらまだいきているらしい。
ここは何処だ……?いかにも秘境という感じの緑が豊かなジャングルらしいね。
凄い高い木がたくさん生えている。少し歩くと海岸があり、どうやら島か海が近い地域らしい。
三途の川ってこんな風なのかなあと思っていると後ろから凄まじい轟音と衝撃波が聞こえたと思ったら衝撃と熱により吹き飛ばされる。
悲鳴をあげることさえ、容赦なく吹き飛ばされる!
しばらくして体を起こす。痛みも感じず傷ついた感じも無い。幻なのかな?
……それにしてもさっきのは何だ?……噴火でもしたのかと思い、周囲を見渡すと焼け野原になっていた。すると自分とは別の悲しみと恐怖を感じた。
一体誰の感情なのか分からないけど彼はここで大切なにかを多く失ったというのが直感的に理解した。
そしてその何かを奪った相手に対し凄まじい憎悪、怒り、哀しみなど多くの感情が一気に押し寄せ気が狂いそうになる。
場面が唐突に変わりどこかの海岸近くの大都市にいるみたいだ。そこに巨大なにかが上陸していく……。
目に見える光景が酷くぼやけて見えるうえ雑音混じりでよく分からないけど巨大な怪物?が強力な光輝きそして……。あの光、もしかして!
ふと気付くとさっきの教会にいた。当たった部分をさわってみてもどうやら大丈夫らしい。
切りつけられた部分に痛みを感じるが思ったより大したことなそうだけど後で鏡見て確認しよう。
実は大穴とか丸焦げとかになってなきゃいいけど。
問題は現在進行形でこっちに攻撃してくる気配を察知し、躱しながら先程の光景を思い浮かべる。
走馬燈だが何だかわからないけどさっきの光景を思い浮かべ右腕に集中し籠手の刃を展開し、青白く発光させる。
手首部分が変形し、砲口が展開される。砲口に力を集中させ、イメージを具現化させ足下に向けて発射する。
その瞬間、勢いよく大量の黒煙を流れ出てあっという間に教会内部に覆いつくす!!
さらに砲口に力を込めると煙から赤い爆炎に変わり、教会の床一面に流れ込む!
教会内部全てが炎の海に変わり、あらゆるものが燃えている。この広範囲ならと思っていると火だるまになって転げ回っている人影を見つける。
三途の川で?みた光景ではその先も見えたが今は威力より攻撃範囲を優先しイメージしたらできるようになった。……
いや単に気付かなかっただけど最初から使えたのかも知れない。
やがて機械が故障したのか、姿が完全に見える!ここで決めないと勝機はない!
火を消すのに苦しんでいる相手に攻撃を加えるのは気が引けるがこっちもそんな事を気にするほど余裕がない。
相手の後頭部にドロップキックをくらわせる。すると、頭部の機械から火花が走る。
このままいけるかと思ったらなんだか様子が可笑しい。先程までの機械じみた雰囲気が消えて、はっきりと自我がある様に見える。
そう言えば、一誠から実験体って聞いたから無理矢理改造されて戦わされていたんだろうか。だとしたら、これ以上の戦いは……
俺が躊躇していると向こうから砲撃が飛んでくる。心なしかさっきより上手くなっている気がする?
勝手に無理矢理戦わされた可哀想な生き物だと思って同情したけど、単に好戦的な生物か何か?
まあ、とりあえず自分の命を危機に晒してまで救うほど優しくも実力も無いから、仏心を消して戦いに集中する。
その時、マスクがダメージの限界だったのか一部破損して遂に素顔があらわになる。
どう見ても人間のそれじゃ無い……。顔は正直醜い……。は虫類ともほ乳類とも判断につかない肌。
何より口が何か四角いし、蟹や昆虫の足みたいな牙?が口の上下、左右に生えていて正に独自に動いている。
その奥に唇の無いむき出しの歯茎と歯がある。
何とも言えない姿で口を大きく開閉を繰り返している……。威嚇かなあ?
夜中に当然あったら漏らす可能性が高い。はっきり言って不気味で化け物だ!
問答無用で撃ち殺した方が賢明だろう。そう思って籠手の砲口を相手に向けると目が合った。
その瞬間、言葉無い。あっても恐らく言葉一切通じないが何故か理解した。
脳裏に走馬燈の様に彼の半生と思われる映像が一瞬で流れた。後に自分が何故あんな行動に出たのか今でも説明できない。
互いに銃口を向け合った状態だったが俺は籠手の砲口と刃を収納し、構えた。分が悪いと分かっているのに気付いたらそうしていた。
向こうから砲撃されたら勝ち目が薄い状態だったが、さっきの直感に従った。
……彼はおそらく、戦士又は猟師に近い存在何だろう。彼個人か彼ら一族のものか分からないけど、誇り高く戦いをしてきたんだろう。
彼は一度死に無理矢理生き返らせられ、モルモットとして実験体となり、意志の無い操り人形になっていた。
そして、放っておいてもおそらくそう長くは生きられないということも……。
これが相手への哀れみ?初めて持つ戦士に対する敬意?男としての慈悲?
どれも近いようで言葉にすると違う気がする。
ともかく逃げたり、変な小細工せず、真っ正面で殴り倒すことに決めた。
すると、向こうも肩のキャノン砲を外すと、装備を外していく。右腕の刃だけになり、構えた。どこか嬉しそうな感じの声を感じる。
ゆっくりと互いに近づく。間合いに入るとそこで戦闘開始になるだろう。
格闘技術は相手の方が上。となると短期戦に限る。やっぱりアレしか無いか。……嫌だなあ……。
そして、燃え広がった火が朽ちた十字架に移り、燃え崩れ落ちる。それがゴングになり、互いに距離を詰める。
彼が心臓目掛け、刃を貫いてくる。俺はあえてその刃を自分から左掌で貫かれながらも根元まで突き進み、相手の手を掴む。
やっぱり、すげー痛い!!だが、これでもう相手は刃を使えない。お互いにこれで動きが制限され、ガードも困難だろう。
後はこっちが倒れる前に相手を殴り倒すのみ!
そこからは一昔前の不良漫画の喧嘩みたいにほぼノーガードで殴り合い、蹴り合う。
お互いに酷い顔しているだろう。気がつけばいつの間にかどっちかの攻撃を邪魔せず受けて、攻撃したら相手の攻撃を受けるということを繰り返している。
お互いに相手を吹き飛ばすまで打撃を与えると壁や床にぶつかる寸前吹き飛ばした相手の体をぶつけそこから殴る蹴るという事をし、かえって自分のダメージになるので加減している。
出血もかなり流れているし、何より左手の感覚も大分やばい。ここで勝負に出るしか無い!
覚悟を決めた俺は後頭部にエルボーされるダメージに何とか耐えると相手に首を持ち上げ、そのまま床にたたきつける!
その時、思いっきり蹴飛ばすが握力の影響か彼を義手が砕ける!!その結果勢いよく壁に叩きつけられるがお互いダメージがもう限界に近いので起き上がる事がなかなかできない。
とりあえず掌に刺さった刃の破片を抜いて拾われないように踏み壊す。
そして砲口に掌を向け弱火で炙り出血を無理矢理止める。
よい子は真似しないように。ただの拷問だから。だか、これでこれ以上の出血は防げる。……もう手遅れな気がするがまあ、ポジティブにいこう!!
さて、お互いにこれが最後の一撃になるだろうな……。となると先に一撃加えた勝者か。
こうゆう時って下手に動かず相手の隙を見て動いた方がいいんだけど……一誠の元に行かないと行けないし、アーシアさんが危ない!!
ここはリスクを冒してでも動くかと思い僕は歩き始めた。
炎の中ゆっくり歩く姿は人によっては格好良く見えるかも知れないが単に今までのダメージで走る元気がないだけだという間抜けな理由なんだが……。
彼もまたこちらに向かって歩いてくる。隻腕で歯が何本かへし折って所々痣だらけなのに元気そうだ。
最後の賭にでるか?確実に攻撃を相手に命中させる為にすること、それは……。
俺は彼の方に手を差し出し、「お先にどうぞ」と言う。
そう、殴り合って分かったのは彼は誇り高い戦士なんだと何となく分かった。
それならこっちがあえて相手の攻撃を受けきれば必ずこっちの攻撃を躱さない!
それで耐えきられたらまた、おれがこの攻撃でやられたら終わりだがもう時間もないし、賭けるしかない!!
ここで普通の殴り合いになったら負けるのはこっちだ。
向こうも言葉が通じたのか何となく意味が分かったのか知らないが思い切り走ってきて俺の首を掴んだまま燃える教会を器用に登り、梁まで来た。
そして俺を床めがけて投げる!!衝撃に備えようしたその時、彼も飛び降りた!?
俺に追いつくと自分の右膝を俺の首に押しつけたまま落下していく!!
こ、これはまさか人気漫画、筋肉仮面の宿敵、悪魔提督の必殺技”奈落の断頭台”!!
真似しちゃいけない技ナンバー1でしつこいくらい真似するなと念押しされた最早伝説になった技。
これ、人外にも人気があるのか?それとも似たような技が彼らの戦闘技術にあるのか?
ちなみにこんなふうに考えることができる余裕があるのはさっきから走馬燈のように周囲の景色がゆっくり動いて見える為。
これ、やっぱり本能がやばいから抜け出せって言っているんだよね……。
理性で考えてもそっちの方がどう考えても賢明だが、その声を無視して体が逃げ出さないように自省して動きを止め落下の衝撃に備える!!
ここで抜け出したら、普通の戦闘に戻り、武器とか使ってくるだろう。そうなったらもう終わりだ。
何より彼の信頼を損ねたくないという感情が芽生えた。
何だろう。河原で殴り合って仲良くなる光景をよくフィクションで見たけどこうゆう感情なのかなあ?っと思っている内に落下し技を受け大ダメージが首にかかる。
く、苦しい!息ができない!!意味なく叫びたいけど相手の膝のせいで叫べない。
しばらくもがいていると相手の足が首から離れるのを感じた。
生きている?首取れてない?折れてない?と触って確認しながら立ち上がる……。全身に激痛を感じ、ふらふらになりながらも辛うじて立ちあがる。
彼も驚いた雰囲気をしながらも隻腕を広げ俺の攻撃を待っている。
この状態でやるのは危険だけどもうやるしか無い。深呼吸すると側まで近づく……。
そして両手で彼の顔をしっかり掴むと相手の額目がけて思いっきり頭突きした。
相手は大きく吹き飛ばされ、手を横に広げた状態で壁にめり込む。
同時に俺は後ろに大きく倒れた。もう体力の限界……。神器も消え、これでダメなら最後かと覚悟を決める。
顔を上げるとまだ、めり込んだままになっている。体に鞭打って立ち上がり近づき、様子を見る。
……完全に気を失っているようだ。とりあえず、僕は周りの火を消し、寝る場所を確保してから彼を壁から引きずりだすとそのまま寝せる。
今まで気付かなかったけどどうやらこの温度の炎じゃ燃えない体になったみたいだね……。神器って凄いなあ……。
心なしか人間やめているような気がするのは気のせいかなあ?
少ししてから彼が気付くと僕は手を差し伸べる。
戸惑った様子を見せながらも、手を掴み立ち上がる。
「ここから出たいんだけど出る方法知っている?」と聞いた時だった。
彼の胸付近から「ピピッ!ピピッ!」と嫌な機械音が聞こえたのは。
まさか、爆弾?ちょっと待って?ここまで頑張ったのにこれで最期?と思っていると彼が階段がある祭壇砲口とは逆の方向に足を進めた。
手を振り、ついて来いと言うような動作をした。
そして、丁度反対方向に進んで突き当たりをいくとある場所に行くと左手の装置を外して欲しそうなジェスチャーをしたので外し床に置いた。
すると残った左手で何やら操作すると目の前に閉じ込める前に見た隠し通路に続く階段が現れた。
まだ、降りられないんじゃないかと思ったが、今度は降りられた。喜んでいるとまた、結界が張られた気配がした。
振り向くとそこには機械音がやかましくなっている彼の姿があった。とっさに助けようとするが、結界に阻まれ近づけない。
彼は先に行けと言わんばかりに指を通路の先を示す。有無を言わせない強い意志を感じ、アーシアさんを救うためにも急がないと。
僕は最期の別れになると感じつつも一言、助けてくれてありがとうと礼を言い、いつまにか涙を流しながら先に進んだ。
それから一分もしないで大きな爆発音が鳴り響いた。
今にして思えば、殺そうとした相手で言葉が通じず、どんな相手か全く分かんない。
ひょっとしたら何人も殺した殺人鬼だったのかも知れない。ただ、あの瞬間友情が芽生えたと思ったのは気のせいじゃないと思う。
何でだろうね。こんなに彼に対し同情的になるのは。やっぱり自我を奪われ、残り少ない命を弄ばれたから何だろうか?
そんな事を思いながら先を急ぐ。この時気付いていなかったが体の傷や痣が急速に治癒し、再生能力がさらに上がっていった。
俺、一誠はアーシアの元にたどり着いた。だけどすでに儀式は終えていて、神器を摘出されてしまった!!
木場と子猫ちゃんのおかげでアーシアを聖堂から連れ出したけど、彼女の体はもう……。
最期のやり取りだと半ば分かりながらも必死に呼びかける。少しでも、この娘が助かる可能性を信じて……。
そんな時にレイナーレがアーシアの神器を使い、木場達にやられた傷を癒やしこう言った。
「見た、この素晴らしい力。これで私の地位も約束されたようなもの。偉大なるアザゼル様、シェムハザ様のお側に力になれる。こんなすばらしいことないわ。」
「知るかよ!っんなこと……。それはアーシアのだ!!返せよ!!!」
と叫び、向かっていくとレイナーレは嘲笑い、「あなたのような下級悪魔程度っ……!?」
と言う途中で当然背後から何者かに撃たれた!!
「こんな傷!!」すぐに回復しようとするが今度は網が掛けられそこに電流が走り、体が痺れ動けない。
誰が木場?子猫ちゃん?と思っていたら背後から星空藍が現れた。
何で?仲間じゃ無いのか?疑問に思っていると「神器摘出現象を確認。これより摘出が可能か再現します。」
とどこかに報告しながら、レイナーレに近づくと神器を無理矢理摘出した。
こいつもアーシアの神器目当てか?そう思うと怒りがこみ上げ「アーシアのだ!!返せ!!」と喚いた。
そんな言葉を全く気にしていないようだが、何故か衰弱したアーシアの方に足を進めた。俺も予想外の行動に呆気を取られてかかっていけなかった。
そして倒れた彼女に近づき、神器を戻しさらに何かを飲ませた。するとまだ万全では無いものの体調が目に見えて回復してきた?
「……一誠さん……?」まだ弱っているもののしっかりした言葉で話した!!
「アーシア、無事か!?」と叫び急いで駆け寄り抱き寄せる。
「まだ、万全ではありませんよ。これから一月近く治療掛かりますが、無事回復します」と星空藍が答えた。
「……あ、あんた裏切るの?」とレイナーレが聞くと
「私たちは神器摘出を見て、それを実行できるか検証したかっただけですよ。それにこれは堕天使側の幹部からの直々の依頼でもあるんですよ」
「そもそもあなたとシスター・アーシアでは聖母の微笑の効果が大きく異なります。やはり心が美しい少女だからこそあれほどの回復効果を有していたんでしょうね」
と星空藍が冷静に言う。「あ、あんた仲間じゃ無いのかよ?」俺が動揺で震える声で聞くと
「彼女たちの上司と私の上層部が友好らしいですが、私は特に。それに人類の数を簡単に減らされては困るんですよ」と言う。
「あんた、何が狙いなんだよ」と俺が聞くと俺の方を見てこう言った。
「教えてもいいですが、その前に。兵藤一誠君、私たちの仲間になりませんか?」
今回の対戦相手はゴジラ映画からでは無く、あるSF洋画にでてくるキャラクターです。
感想で聞かれたら答えますが、自分から答える気がないのであしからず。
そもそもアレが何という種族で呼ばれているのか分からないので名称を省きました。
一応裏設定としてはシリーズのどれかに出てきた死体を組織が回収し、サイボーグし、様々な実験に使い、廃棄ついでに戦わせたということになります。
実験の酷使かつ自我が無いため映画より弱体化していて、自我が無い時は殺害では無く無力化のため作中の流れになりました。
当初は謎の神器使いにしようと思いましたが、いくら何でも他に似すぎている。
そこでモンスター枠に星空藍の正体のヒントということで洋画にでる酸性の体液を持
ち、体内に幼体を生み付ける生物のサイボーグ化しようと思いました。
その改造の中に透明化して苦戦させようと思ったのでじゃあ、彼らを狩る狩人にしようと思いこの用になりました。
そして、助っ人の正体はミルたんです。当たった貴女は素晴らしい。商品特に無いけど
人は良さそうですし、この頃の堕天使、オカルトメンバーより強いのでは思い、だしてみました。
もう少し詳細にやろうと思いましたがあれ以上だと完全に他のキャラが消えそうだと思ったので短い出番になりました。
ミルたんファンの方、期待に応えられず申し訳ありません。
次話で多分星空藍の正体が分かると思います。ほぼバレバレなのはスルーしてください。