ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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歴史あるスーパー戦隊シリーズの終焉と宇宙刑事シリーズの復活で複雑に揺れ動いています


第七章  放課後のラグナロク編 4

「成程ね……サーゼクスさんが許したのもあり戦力が乏しいこちらとしてはヴァ―リ達と協力する事になったのか」

 

僕中島剣吾はヴァ―リ達と各々交流を深めているオカルト部、堕天使だけでなくあの日いなかった磯兄始めとした巨獣器使いに生徒会メンバーまで集まっているのを見ながらそう呟いた。

 

「何か不満がありますか?」少し不安げに聞く伊藤歌織さんに「そんな大事な事を僕が寝ている間に決目られたという事に少々思う所はあるね」

 

正直な不満を口にする。あんまり言いたくないけどフェンリル、ロキ戦多分一番頑張ったのは僕だと思うのにこの扱いは酷くないか?

 

「……まあ言いたい事は分かりますけどそんなに落ち込まないでくださいよ」

 

「少しぐらい愚痴を漏らすのを許してほしいよ」そんな会話をしつつ一誠達と合流した。

 

……丁度スイッチ姫と命名した美猴とリアス部長が激しく言い合っていたのを伊藤さんが両手を叩いて会話を止め注目させた。

 

「剣吾さんにも事情を話したのでここから本格的にロキへの対策を練るとしましょう」

 

「その前に言っておくことがある。次ロキやフェンリルと戦う時前回みたいに戦える可能性は低いからそのつもりで対応してくれ」

 

話し合う前に現状を理解させるべく全員に説明した。

 

「前回僕が通用したのは向こうが舐めきってくれたからあそこまでダメージを与えることができたけどあくまで向こうが格上。それが前回の戦いで思わぬダメージを受けたから今度は一切油断してくれないだろうさ。

即頭を食いちぎるかも知れないし前回の戦いで咬むの危険だと判断し爪メインでヒットアンドウェイに徹底させられたら正直積む……ここまで分かるか」

 

「ああ、分かる。その落書きがなければもっと分かる」「……そだね」

 

説明するのに絵もあった方が良いだろうとホワイトボードに書いたものの自分の画力を忘れていたので消しながら説明を続けた。

 

「次にそもそもフェンリルを僕にぶつける可能性が低いと思う.正直相性的にロキが僕の相手させられる方が厳しいな」

 

フェンリルは僕より格段に上の身体能力を誇る。だがあくまで肉弾戦で分かりやすいからどうにか対応できたがロキは多彩な魔術を操る。

 

正直全く相手にならず一方的にやられるイメージしかわかない。

 

「そしてこれが最大の問題。ヴァーリが終盤現れたことで向こうも手を組んだと判断しただろう。只でさえ予想外の反撃を喰らっているんだ。まず間違いなく援軍が来る可能性が高い!他の子供まで来たら援軍が来ない以上勝機はかなり薄いぞ」

 

「他の子供って?」「ロキには三人の子供がいる。どれも強大な存在だ。世界蛇と呼ばれるだけ巨大な毒龍ヨルムンガンド、冥界ニヴルヘイムの女王ヘル。どいつこいつも化け物だぞ」

 

「ヘルに関してはオーディンから今回の件で監視を送られ動けないからおそらく大丈夫だ。そしてヨルムンガンドこと『終末の大龍』(スリーピング・ドラゴン)ミドガルズオルムなら大丈夫だ。あいつは基本海底で寝ているだけだからな。ロキも嘆いているだろうよ。五大龍王の一角だというのに困ったもんだ」アザゼル先生がこう応えると

 

「二天龍、ファーブニル、ヴリトラ、タンニーンで龍門(ドラゴン・ゲート)を開きミドガルズオルムから対策を聞き出す」

 

「教えてくれるんですか?実の父親と兄でしょう?」「別にどうでもいいって感じだから大丈夫だろう」

 

そんなもんなのだろか?疑問に思っているとどうやらタンニーンさんが到着したとの連絡が届きアザゼル先生に一誠、ヴァーリそれに匙君が転移しようとしたら「剣吾に歌織お前たちも来い」と言われ有無を言わせず連れて行かれた。

 

着いたのはレーティングバトルとかで使われる白い空間でタイニーンさんが待っていた。

 

匙君が妙に緊張していたの訳を聞くとタイニーンさんは最上級悪魔の一人でレーティングゲームランキングトップ10の『王』(キング)は全てこの最上級悪魔で魔王を除けば悪魔にとって最強にして文字通り最上の存在だと教えられた。

 

みんなが指定の位置につくと魔方陣が異なる色に発光した。この色が各ドラゴンの特色らしい。

 

そして立体映像に映し出されたのはグレートレッドを優に上回る超巨大なドラゴンだった。世界蛇というだけあり蛇ぽいタイプだな。

 

寝ているようだったが立体映像が繋がった瞬間から目を開け始める。

 

『……これは驚いた。モスラの巫女に怪獣王を宿し正気を保っている人間がいるなんてね』

 

「珍しいな、こっちが起こす前に起きるとは」『流石に怪獣王を前にしたら眠気なんて吹っ飛ぶよ』

 

「ゴジラを知っているんですか?」タイニーンさんとミドガルズオルムさんの会話に思わず口をはさむと巨大な目で僕を見つめた。

 

何かすごい迫力感じるんだが大丈夫だろうか?内心びくびくしていると

 

『そりゃあ知っているさ。僕はゴジラが封印する前に会ったけどあまりの迫力に怖くて海底に逃げたんだから』

 

……こんなでかくて強そうなドラゴンいや龍王がビビって逃げるってどれほどゴジラは恐ろしかったのだろうか?

 

改めてゴジラが恐れられているのを思い知らされた。

 

「お前に聞きたいことがある。現在俺たちはお前の父と兄と敵対している。その対応策を聞きたい」

 

『ダディとわんわんは僕にとってどうでもいいから教えても良いけどその前に聞きたい。アルビオンとドライグは戦わないの?』

 

「ああやらない。少なくてもロキを倒すまでは手を組む」

 

『へえ面白い。ワンワンはドワーフが作った魔法の鎖グレイニプルで封じられるけど流石にそのままにしておくと思わないから強化して通じないと思った方が良いかもね。これから送る座標にいるダークエルフ達に相談して見るといい。彼らならグレイニプルを強化できるかもしれない』

 

「情報は白龍皇二転移してくれ。こっちは色々残念だね」『ダディもさっき言ったドワーフとダークエルフ達に相談してみるといいよ。ミョルニルの本物に近いレプリカをオーディンから預かっているはずだよ』

 

「物知りで助かるよ」アザゼル先生が苦笑しながら礼をした。

 

『たまにはおしゃべりもいいさ。ただ……』僕を見ると

 

『そろそろ僕も寝ていられない事態なのかも知れないね』「終末にはさせないさ」

 

『ダディの件だけじゃない。この件を片付けても嫌な空気は消えないだろう。あの時に似ている。三大勢力の戦争に各神話も巻き込み異世界の怪獣達まで乱入したあの時の空気に近いものを感じるよ。気をつけるんだね……じゃあ頑張ってね』

 

そう言ってミドガルズオルムさんの通信がきれた。

 

怪獣達がこの世界に来たときと同じ空気を感じる……僕たちは平和にちかづいているのかなあ?ちょっと胸に不安がよぎってしまった。

 

……もしかしたらこの時ミドガルズオルムさんは今後起こる未来を予想していたのかも知れないと思い起こすことになった。

 

翌日僕たちは地下の大広間に集まっていた。学校は使い魔とかを使っているからサボっても問題ないが皆特にソーナ生徒会長が残念がっていた。皆真面目だねー。

 

「ったく、オーディンのクソジジイめ!マジでこいつを携帯していやがった。ミョルニルのレプリカをプレゼントするってよ。……しかし、ミドガルズオルムの野郎、よくこんなことまで知っていたな」

 

「オーディン様はこのミョルニルのレプリカを赤龍帝さんにお貸しするそうです。どうぞ」そう言って豪華な紋章や装飾をされた柄の短い小槌をロスヴァイセさんが一誠に渡す。

 

「特に何も感じないっすけどね」「オーラ流してみろ」一誠がアザゼル先生の言葉に従いオーラを流すと一瞬で人の背を超えた巨大なハンマーになった。

 

「お、重いぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

あまりの重たさに一誠は悲鳴を上げ、思わずミョルニルを落としてすと床に埋まってしまった。その衝撃で部屋全体が大きく揺れてしまった。

 

「これが北欧最強の神雷神トールの武器ミョルニル……この時点で凄まじいな」

 

「オーラ入れ過ぎだ、抑える」そう言われてオーラを調節すると両手で振るのに丁度良いサイズとなったが全く持ち上がりそうもない。

 

「やっぱ普通の状態じゃ持てなかったか。まあ、禁手になれば持てるだろう。でも無暗に使うなよ?悪魔にも一時的に使えるようにしたレプリカとはいえこいつには神の雷が宿っている。高エネルギーの雷でこの辺一帯が跡形もなく消滅するぞ」

 

「マ、マジですか!こわー!!」

 

アザゼル先生が語るその威力に一誠は戦慄した。だが、これに増幅した力を譲渡すればロキにも対抗できる。

 

「……でも考えて見ればハンマーなら磯兄に持たせた方が良いじゃないの?」「それは無理だ。剣吾ミョルニルを持ってみろ」

 

僕が疑問を口にすると、アザゼル先生が僕に持つように言う。何で磯兄じゃなくて僕なんだろうと疑問に思いつつミョルニルに触れた瞬間

 

ビリリリリリリ!!「ぎゃああああああ!!!」凄まじい電流が身体を奔り一瞬で黒焦げになった。

 

「見ての通りだ、レプリカといっても神の武器だ。怪獣はこの世界を荒らした異世界の怪物。その力を宿す巨獣器使いが触れると電気が流れるんだ。歌織なら扱えるかもしれないが他は難しいだろうな。特に怪獣王ゴジラを宿す健吾が触ると今みたいになる」

 

「……言いたい事はそれだけか?」そう言い放つと緑色に輝く水を纏った蹴り、水足(すいそく)を馬鹿(アザゼル)の顔面に叩きつけた!

 

「痛ってえーー!!何すんだクソガキ!!」「こっちの台詞だ!!マッドサイエンティストが!!」

 

「落ち着け!!てめーら!!」大槌モードの「暴竜の戦槌」(アンギラス・ハンマー)を振り回し僕達の頭に炸裂させた!

 

ぐおおお!い、痛い!!「まあ使いこなせるように励みな!あんまりハンマーで戦うことは無いだろうが少し型を教えてやる」

 

「うっす、ありがとうございます!磯野さん!!」痛みでのたうち回る僕たちを無視して話は続けられた。この薄情者どもが!

 

僕はまだフェンリルのダメージが抜けきってないのもあってアザゼル先生が先に復活すると美猴に初代孫悟空が玉龍(ウーロン)と共に探していると伝言を伝えられると顔を青ざめた。

 

ヴァーリが戦いたがっても現時点では一方的に、ボコボコにされて終わりだと語っていた。

 

どれだけ強いのだろうか?そうこうしているうちに簡単に作戦を説明された。

 

ロキとフェンリルを分断しロキの相手は一誠、ヴァーリの二天龍コンビが主に相手し残ったメンバーでフェンリルをグレイプニルで封じ次第一誠達の援護に行くという作戦だ。

 

だがロキが更なる戦力を増員してくるかもしれずX星人も何らかの形で乱入する可能性も高いのでその辺りも注意しないといけないと説明された。

 

生徒会メンバーが転移を担当するとのことだが匙君だけヴリトラの力を発揮するためにグリゴリの研究施設へ送られた。否あれは拉致されたと言ったほうがいい。

 

どんな扱いされるか考えただけで同情してしまう。

 

ドライグさんとアルビオンさんがせっかく一緒にいるんだから何か話したらと一誠が言ったがそこからがまた大変だった。

 

アルビオンさんは赤龍帝がおっぱいドラゴン、乳龍帝と呼ばれていることに嘆きドライグさんもそんな現状が不満すぎて二人とも泣いていた。

 

まあ誇り高き二天龍がそんな扱いだったら確かに嘆くだろうな。家の馬鹿のせいで申し訳ない。

 

一誠が「どうせ俺が悪いですよ!」とやけくそに叫ぶと「そうです!一誠さんそもそもあなたが……」伊藤さんの小言が始まったので巻き込まれないうち離れることにした。

 

次の日伊藤さんから朱乃さんが一斉に夜這いしたと言われ驚いた!まさかそこまで一誠の事を気に入っているとは思いもしなかった。

 

最初いやらしい気配を感じ止めようとしたがただならぬ雰囲気を感じ踏み込まなかった。

 

どうなったか一誠から話すまでこちらから聞かないがとりあえず伊藤さんが止めに行かなかったから夜這いすることは無かったんだろう。

 

一誠とヴァーリが昨日ロキについて話していると良い神もいれば悪い神もいる。平和が苦痛というやつだっているさという会話が印象に残ったと話していた。

 

「平和や平穏が嫌いか……まあ神様といっても戦いの神とかもいるしそれなら平和は望まないだろうしね。ましてやロキはトリックスターというのもあるし、何より過去の因縁を克服するのは神様だって難しいことだろうしね」

 

現在の人間同士だって歴史が原因で深刻な対立しているケースは珍しくない。それこそ聖書の神による己の神話が宗教から民話におとされたのは相当屈辱なはずだ。

 

何千年も生きている神々にとってはついこないだの事だろうから矛先を収めるのは難しいだろうね。

 

「……意外ですね。もっと反対すると思っていたんですが」

 

「まあ所詮さっき会ったばかりの僕たちの言葉で止まるようならそもそもこんな事してないだろうし、もう彼の息子を傷つけたからね。もうどっちかが倒れるまで止まらないだろうさ」

 

「そうだね。価値観を合わせるのは難しい事だと言えるね」そう応えたのは滝川義人(たきがわよしと)さん。

 

僕達とは元クラスメイトだけどその正体はゴジラと同じ世界から転生し前世の記憶を持っている転生者という漫画の主人公みたいな経歴の持ち主だ。

 

前世が防衛軍の科学者だったのもあり現在は世界防衛軍で技術顧問を担当している。

 

「ロキも心配だがX星人の動きが気になるね」「あいつらも相手しないといけないならきついってレベルじゃないですが……」

 

前回X星人幹部『チェスメン』の一人、ビショップとの戦いを思い出すと気が重くなった。

 

あいつらすごい強いからロキの戦いに乱入されたらかなり厳しいんだが

 

「「これはあくまで予想ですがX星人が今回の戦いでロキと共闘する可能性は低いと思われます」」コスモスさんがそう言うと全員の視線が集中した。

 

「「ロキさんは元々他の神話体系を嫌っていました。そしてそれ以上に異世界から来た怪獣を憎んでいます。怪獣と同じ世界からやってきた宇宙人である彼らの事も嫌っているはずです。その危険性も知っているので協力することは無いと思います」」

 

「X星人もその事は認識しているはずです。下手に関与しても流石にフェンリルと敵対する可能性は向こうとしても避けたいはずだ。あくまで今回のロキと我々の争いは双方の戦闘力や能力を観測していただけでしょう。にも関わらず」

 

滝川さんの言葉にコスモスさんも頷き「「ええ、今回リスクがあっても介入した理由が気になりますね」」

 

……まあ大体察するけどね。

 

「ジャックはサーゼクスさん、アザゼル先生、オーディンさんとも渡り合ったんだって?」

 

あの時ジャックがこの三人を足止めしていた映像を見て正直ゾッとした。流石に押されていたもののまだ余力があるのが僕の目から見ても明らかだった。

 

あれが最高幹部『フェイスカーズ』(絵札)のレベルか。あんなの襲われたら生きて帰れる気がしないな。

 

「……ジャックが宿していたガイガンってどう何ですか?」

 

「「ガイガンはかつて地球に襲来した恐るべき宇宙怪獣でした。最初地球に来たのはペルム紀でした。この時はまだサイボーグ化しておらず彼らを統べる主と共に地球に侵攻しました。

この時はコスモスを初めて超古代文明と当時、地球と交流を持っていたエクシフ、ビルサルドを始めとした宇宙文明そしてゴジラ族を始めとした地球怪獣が団結し抗戦しました。

何とか撃退しましたがこの戦いの影響で地球環境が激変しその結果生物大量絶命と古代文明が崩壊しました。怪獣達も一部が休眠状態で何とか生き残りました」」

 

「次に来たのが第一次宇宙戦争と呼ばれるものでX星人による地球侵略されていた時に我々人類に小美人さんを始めとした超古代文明、再び地球に交流しに来たエクシフ、ビルサルドの宇宙そして当時、モスラを初め一部の例外を除き人類の脅威としか考えていなかった地球怪獣との連携によりガイガン軍団と激しくぶつかり見事勝利することができたんだ。この経験で人類と怪獣は敵対でなく共存に大きく事になったんだよ」

 

「「その時戦ったのはガイガンとその相棒と呼ぶべき怪獣メガロを中心にした宇宙怪獣軍団でしたね。何とか退けましたがそれから数年後に起きた第二次宇宙戦争では彼らの主が地球に再来し我々を圧倒し為す術がなく敗北す寸前でした」」

 

「それを覆したのがゴジラの参戦だった。ゴジラ族は芹沢博士によって滅びたと思っていましたがこの時初めてゴジラの生き残りがいると知ったんだ」

 

「「そのゴジラが今剣吾さんに宿っているものです。以前も話しましたがこのゴジラはこれまでのゴジラ族を凌駕する力を有しておりその力で奴を撃破したということです」」

 

僕に宿っているゴジラがほかのゴジラ族よりとんでもない力を秘めているというのは以前も聞かされた。そしてゴジラに匹敵する力を有する3匹の怪獣がいてそいつらを三災(さんさい)と呼ばれているとも教えられた。

 

ゴジラを含めて四獣(しじゅう)とも呼ばれているみたいだね。この三災について聞いてみたかったのだがその事に触れるとコスモスさんも滝川さんも本当に辛そうな顔をするから聞けずにいた。

 

話を逸らすべく「メガロって何ですか?」と聞いてみた。

 

「メガロとはカブト虫みたいな怪獣だよ」と滝川さんが応えながら機械を操作すると立体映像が映し出された。

 

そこにはカブト虫そっくりな外見をした二足歩行の怪獣が映し出された。

 

これがメガロか……見た目は思ったより格好いいな。見た目だけならモスラより強そうだな。

 

「「メガロは地球のカブト虫同様怪力と硬い表皮による防御力を備えています。さらに高い飛行能力を備えており最大の特徴はこの外見で水中、地中での戦闘可能という高い汎用性です。これはガイガンにすらできなかった事でです」」

 

こいつ泳げるのか!?この見た目で!?人は見た目によらない。そんな言葉が思い出された。

 

「ガイガンとはどうやら共生関係あるいはそれに限りなく近い関係だったらしく手強い怪獣だった」

 

こいつを宿しているのはお磯兄達が敵わなかったA(エー)おそらくこいつが『フェイスカーズ』の一人であるA(エース)にしてメガロを宿しているのだろう。

 

K(キング)とQ(クイーン)はおそらくまだ巨獣器を宿していないはずだ。何となくだが分かったんだよね。そして統制菅は……。

 

まあ今はロキに集中するか。先の心配をしては仕方がない。

 

そんな話をしてきたとき一誠とヴァーリそれに磯兄が会話しながら部屋に入ってきた。

 

「ほう、もう北欧の術式を覚えたか。流石だな」「単なる気休めだ。ロキに多少対抗出来たら儲けものというレベルだ。大したことじゃないさ」磯兄がヴァーリを褒めるがヴァーリは首を振りながら肩をすくめた。

 

「……あんまり言わないでくれ。自分が惨めになってくる」一誠がヴァーリと自分の差に気落ちしてが

 

「そうとは限らないぞ。歴代の赤龍帝は力に溺れ破滅していったと聞く」

 

『ああその通りだ。以前話したが一番会話した宿主はお前だと。確かにお前は歴代で最も才能がないが』

 

「歴代赤龍帝とは異なる成長し力の使い方を覚えようとしている。君が弱くて才能がないと失望した事もあったが俺の目が節穴だったよ。君はどんどん予想外の進化をしていって面白いよ」

 

磯兄、ドライグさん、ヴァーリが一誠に対してそう評価した。その言われると一誠はちょっと照れるのと同時にそれはそれでプレッシャーも感じる複雑そうな顔をしていた。

 

『そうだな。自分の力に過信しないタイプはあまり隙を見せないから面倒で厄介だな』

 

アルビオンさんの言葉にヴァーリが頷くと「そうだ!今面白いことを思いついた!今俺はチームを作っている。完成したらいずれ君が作ったチームとレーティングゲームのように戦ってみたいな」

 

「いいなそれ!俺は全員美少女&美女による最高の眷属作るぜ!俺だけのハーレムを作るんだ!まあまずはその為にも最強の『兵士』(ポーン)になって上級悪魔になってみせるぜ!そんでお前を超えるぜ!」

 

ヴァーリの提案に一誠もノリノリで応えた。なるほど、レーティングゲームか。二人が宿敵といっても命の奪い合いにはなって欲しくないと思っていたしこれは結構いいかもしれないな。

 

何より僕も一誠とヴァーリこの二人が作ったチームでの戦いを見てみたくなった。

 

「面白そうだね。それなら確かに見てみたいかも。まあ先にグレモリー眷属とのゲームになりそうだけど」

 

「ふふふそうだな。そして俺は君ともちゃんと戦ってみたい!君もチーム作らないのか?」

 

ヴァーリの言葉に僕は苦笑しながら首を横に振りつつ応えた。

 

「そんな当てないさ。僕リーダーに向いていないし何より……ゴジラを宿しているのに仲間を作るなんて事をしたら余計に目を付けられちゃうよ」

 

別にレーティングゲームなんてもん出たくもないし静かに、平穏に過ごしたいだけだし

 

「それはもったいないね。今総督とレーティングゲームを国際大会にして様々な種族が参加できるように調整しているんだ。実を言うと今回の北欧神話との交流もこの国際大会への参加もその一因なんだよ。巨獣器も参加できるようにしているんだよ」

 

「へえ、それなら俺たちも参加しようかな」磯兄は結構乗り気だね。こういうの好きだからね。

 

「そうなったら僕はどこと組むんだろうね」もし参加するとしたら多分一誠か磯兄のチームになるんだろうな。

 

「その場合お前は『兵士』(ポーン)全部使うか『女王』(クイーン)あるいは『戦車』(ルーク)二つ使う扱いになるだろうな」

 

「だったら『女王』より『兵士』、『戦車』の方がいいな。やっぱり男だし仮にもキング・オブ・モンスター、怪獣王と呼ばれている訳だし」

 

「そんな子供みたいな理由で駒決めるなよ」と一誠達が呆れ顔で僕を見た。ですよね~。

 

「ほほう、中々楽しそうな話をしているのう。青春じゃな~」といつの間にかオーディンさんが傍にいて髭をさすりながら感心しているみたいだ。

 

全く気配を感じられない辺り流石は北欧神話最高神。

 

「今回の赤白は個性的じゃわい。今までの赤白はみんなただの暴れん坊じゃった。各地で大暴れして、好き勝手に『覇龍』(ジャガーノート・ドライブ)発動させながら戦い山やら島など周囲の風景を吹き飛ばして死んでしもうたの」

 

生き証人は言葉の重みが違うな。でも歴代と異なるこの二人だからこそ異なる新たな道を目指せるのかもしれないと考えていると

 

「ところでな、白龍皇。お主は……どこが好きじゃ?」

 

オーディンさんがいやらしい目つきに変えながらヴァーリに聞く。ちょっとまさか……?

 

「なんのことだ?」ヴァーリが首をかしげながら聞き返すと

 

「決まっとるじゃろう、女の好きな部位じゃ。こっちの赤は乳を、なら対になる白龍皇にもなんかあるじゃないかのう?」

 

「心外な。おれはおっぱいドラゴンとは違う」不本意そうにヴァーりは言うが

 

「オーディン様!人前で何を言っているんですか!!?」それ以上にキレているのが伊藤さんで僕と磯兄が必死に飛びかからんとする彼女を必死に取り押さえた。

 

「お、落ち着いて!!気持ちは痛いほど分かるから!!」「こんなんでも北欧のお偉いさんなんだからやめとけ」

 

そんな僕らを無視してオーディンさんは続けるとヴァーリはちょっと悩みしいて言うならという顔をし

 

「あんまり考えた事がないがあえて言うならヒップラインかな。腰からヒップにかけての曲線は女性らしさ象徴するものだと思う」

 

「なるほどのぉ、ケツ龍皇と言う訳か」

 

『や、やめろ!!オーディン!俺までドライグと同じところに突き落とす気か!?ぬ、ぬおおん』どうやら余りの無念に涙を流しているらしい

 

『言うな!!アルビオン!俺だって……俺だって好きでおっぱいドラゴンなんて呼ばれているわけじゃないだ!!』

 

アルビオンさんとドライグさんはもしかすると今が一番傷ついているのかもしれないな。まあそれもそうか。二天龍ともあろうものがまさか乳龍帝とケツ龍皇なんて呼ばれるなんて思わず同情してしまった。

 

というかその原因義兄なんだよなあ……申し訳ない。

 

「アルビオン泣くな。相談ならいつでも俺が聞いてやる。こういう時どうすればいいだろうか?」あのヴァーリがやさしい声音でアルビオンに語りかけている始末。

 

「ただ謝るしかねーだろ!どうせ俺が全部悪いんだろう!!」

 

「そうです!!もっと反省してください!!大体……」一誠のやけくそな叫びに伊藤さんが反応しお説教モードに入ってしまった。

 

――――

 

 

「爺さん。会談はもうすぐだな。こっちの準備も進んでるぜ」

 

「そうか、アザゼル坊」

 

深夜、俺アザゼルはオーディンとゲスト用応接間で酒を交わしていた。

 

「どうした、珍しく小難しそうな顔をしてるじゃないか」

 

俺のからかい交じりの言葉にオーディンは特に反論しない¥かった。

 

「……なに、今までのわしの行いが祖国とここにいる若いもんに迷惑をかけていると思うてな。」

 

「爺さん、俺は古臭い考え方で引きこもって何もしない北の連中が嫌いだった。でもあんたは表に出てきた。主神自ら表舞台に出てきたんだ。協力体制を解く俺たちのもとに」

 

「……ジジイだからこすたまには若いもんの意見も聞きたくなる。それにうちの若いもん達の未来を考えると新しい道も用意してやらにゃあならんと思ってな。何より今動かねば手痛いツケを払うことになるという漠然とした予感があったものでな」

 

「だったらその願い、成就させろよ。そのために日本の神々との話し合いに来たんだろう?観光なんて称して日本神話体系が関連する場所を見て回ってまで。絶対に今回の会談は無事に成功させるべきだ。俺たちも協力するさ」

 

「言われんでもわかっとるわい。……今夜は付き合ってもらうぞ、若造」

 

 

――――

 

「翌日対象を貴方の元に呼び寄せます。その後は如何様にしても構いません」

 

「ええ、感謝しますわ。おかげで漸く毒虫を駆除できますわ……」

 

剣吾の顔が張り付けられた藁人形に長さ30㎝程の長い針を投げ突き刺さる!!

 

「……姐様はお前のせいで私から去ったんだ!!その罪命で購うがいい!!」 

 

 

 




何とか一月中に投稿したかったけど無理でした。今年の冬はキツイしパソコンが壊れるしついてないです

モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ シーズン2楽しみです。ただその為だけにアップルテレビに入会するのがちょっと面倒です。

DVDレンタルしてくれれば助かるんですがそうはいかないのが残念です

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