ハイスクールDXD 巨獣の目覚め   作:プリンカステラ

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短編もやるかどうか悩んでいる今日この頃です。

漸く一巻分を終えることができました。




第一章 旧校舎のディアボロス編 終章

あれから数日。僕、中島剣吾は目を覚ます。

 

今日は朝早く集まりがあるので一誠を起こそうとしたら一誠はもういなかった。

 

いつもより早く学校に行っている。そういえば『兵士』(ポーン)について部長に聞くって行ってたっけ?

 

そんな感じでのんびりしていると剣吾さ~んと呼ぶ声がし、声がしたほうに行き挨拶する。

 

「おはよう、アーちゃん」と僕はアーちゃんことアーシアに挨拶する。親しみを込めてそう呼ぶことにした。

 

ちなみに一誠には許可していない。だから、ちょっと僕に嫉妬している。

 

一誠が羨ましがっているけど彼女は一誠に恋心を持っているからちゃんとした名前で呼んで欲しいんだよ。

 

僕には恋愛感情が無く、兄妹がいないこともあり純粋に兄として見ることができるんだろうね。

 

いつもの修道服じゃなくて僕たちが通う学校の制服を着ている。

 

彼女は今、僕たちの家で暮らしている。何故そうなったのかは次章フェニックス編で説明するよ。

 

今日は折角の初登校、一誠と一緒に行けば良かったのにと思ったけどどうやら、

 

突然転校生として現れてびっくりさせれば良いと朱乃さん辺りからの入れ知恵があり、サプライズを考えているみたい。

 

両親も協力して制服などを一誠に見つからないように気をつけている。年齢的にも学校に学校にいくのが当然だしね。

 

父さん母さんも娘同然に可愛がって事実上僕たちの義妹だね。

 

まあ、僕は何年かしたら義姉さんと呼ばないといけないかもしれないけど。

 

アーちゃんが「格好可笑しくありませんか?」と少し照れと不安が入り交じって聞いてきたので僕は

 

「大丈夫!新しいアイドルの誕生だよ!!」と太鼓判を押す。

 

少し安心して「一誠さんはどうですか?」と聞いたので「なんか部長に用があるみたいで出かけたみたいだよ」と言うと表情を一変させた。

 

おお、恋する乙女だね。羨ましいな一誠。こんな美人に好かれて!不幸にしたら責任持って制裁すると家族で決定しているんだから。

 

「んじゃ、僕たちも追いかけますか?お嬢様?」と言うとそのまま出かける。今日は僕が自転車の後ろに乗せて登校する。

 

アーちゃんが「大丈夫ですか?」と聞くけど「軽いから大丈夫」といい実際上り坂でも全く速度を緩める事無く突き進む。

 

旧校舎に着くとアーちゃんは急いで一誠のいるオカルト部に行く。大慌てだからカバンとか忘れているね。

 

苦笑しながら持って行こうとすると朱乃さん、子猫ちゃん、木場君もやってきた。互いに挨拶する。

 

朱乃さんが「アーシアちゃんの様子どうですか?」と聞いたので

 

「僕たち家族ともう打ち解けましたよ。料理も上手ですし積極的に家のこと手伝ってくれるいい子ですよ」ただと僕が少し憐みの感情を込めて

 

「長年の習慣で十字架に触れようとしたり、聖書を読むと頭が痛くなるのが可哀想です……。」と言うと

 

「まあ、悪魔だから仕方ないありませんね。打ち解けて良かったわ」と言う。

 

アーちゃんと呼んでいることを伝えるとすっかり仲良くなったわね。と世間話しながらむかう。

 

それから部室に行くと一誠と部長、アーちゃんが気まずい雰囲気になっていた。

 

何度も部長がお礼にほっぺにキスしているところを見られてアーちゃんが嫉妬しているみたい。

 

そして今更制服姿に気づき、驚く姿を皆で楽しんだ。

 

朝からだけど部長の手作りケーキをパーティが始まった。

 

ちなみに一誠は自分が『兵士』(ポーン)八つ使われて部長唯一の『兵士』で当面の目標は最強の『兵士』を目指すと宣言した。

 

「今回はミルたんに助けて貰ったね」と一誠に僕が言った。

 

「ああ、本当にお礼しないとな」と一誠も熱く言う。「けど、よく助っ人にしようと思ったな」

 

「だって、ぶっちゃけ今のオカルト部全員より強いよ、ミルたん。少しでも力が欲しかったから土下座して頼み込んだ甲斐があったよ」と言い

 

「ともかく、これで僕たちはミルたんに返しきれない恩ができたわけだ。」「ああ、そうだな」

 

「だから考えないといけないね。どうしたら本物の魔法少女になれるか!?」

 

一誠がズッコケ「おい、本気で言っているのか?」と突っ込む。

 

それに対し僕は「そりゃガチで命を救われたからね。無茶だろうが何だろうがやるべきだよ」

 

「とりあえず、魔法は悪魔や天使がいるから多分あるだろう」

 

「となると問題は性転換だね。悪魔の力でできるのか、お金を使って手術するか?」

 

と相談すると一誠は想像したくないと現実逃避する。

 

アーちゃんも助けてくれたのでお礼したいから無茶でもやるしかないでしょと発破をかける。

 

一誠もしぶしぶながら頷く。するとアーちゃんが

 

「ミルたんさんが私を助けるのに力かしてくれたんですよね。直接会ってお礼が言いたいです!」と言うと

 

「「それは辞めとけ!!」」と異口同音で僕と一誠は必死に止めた。

 

ショックで何が起こるかわからない。ケーキを勧めながら何とか誤魔化そうと四苦八苦することになった。

 

そんなどんちゃん騒ぎを窓の外から光学迷彩で姿を消している鳥形のオモチャがどこかに中継していた。

 

中継を見てドクターはほっと安堵のため息をついた。

 

「どうやら、しばらくはX星人も関わらないようだね。安心したよ。さて、後は総督が今回の件どうケリをつけるか?急いで全ての勢力が協力しないとあいつらの思うつぼだ!」

 

暗いどこかの研究所で顔を見えないが声からして若い男性のようだ。彼はそう言うとどこかに足を進めた。

 

 

 

 

-場面は変わりグリゴリ本部

 

俺アザゼルは今回のX星人の行動を問いただす為連中を呼び出した。そして来たのは副統制官K(ケイ)が現れた。

 

外見は10代後半から20代前半の東洋人ぽい外見をした黒髪短髪で高身長でモデルみたいだが、実年齢は不明。

 

そもそも寿命がいくつかなのかも分からない。副と言うからには正式な統制管がいるはずだが一度も顔を見せたことが無く事実上こいつがトップに当たる。

 

サングラスをするやつが多いこいつらの中で珍しく裸眼だが瞬きしないのもあって人形みたいに見える。

 

「それで今回の勝手な行動、シスター、アーシア・アルジェントの神器(セイクリッド・ギア)摘出について何か弁明はあるか?」と聞くと

 

「その前になぜ兵藤一誠の殺害をしようとしたのですか?我々がいれば神器を摘出するだけですんだのに?」と逆に聞いてきた。

 

こいつらに方法知られたらどんなことになるか知れたもんじゃない!

 

恐らくいや確実に巨獣器(タイタンギア)に目をつけるはずだ。

 

何せ博士の話が本当なら同じ世界の存在らしいからなあ。

 

そうならないために処分したなんて正直に言えるわけがない。

 

だから「まずこっちの質問に答えろ!お前らは無用な争いを避けるために俺たちと交流した。矛盾してんだろうが!」

 

と聞くと頼まれたからですよとあっさり答えやがった。

 

「頼まれたって誰に……!」「俺だ、アザゼル」と突然第三者が口に挟んできた。

 

「おれがこいつらに依頼した。下っ端の堕天使達も俺が指示していた。文句があるなら俺が責任をとる」と知った顔が言う。

 

俺はそいつの名を叫んだ!「どうゆうつもりだ。コカビエル!お前は神器に興味が無いんだろうが!!」と言う。

 

そう、こいつはコカビエル。俺たち神の子を見張る者(グリゴリ)の幹部だ。

 

今だ戦争を望んでいて、神器に興味がないはずのこいつが何で?

 

「神器に興味がないおめーが何で今回こいつらに頼んだ?」と問い詰めると

 

「流石に神滅具(ロンギヌス)、それもかの二天龍(にてんりゅう)の片割れ

 

『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』ア・ドライグ・ゴッホの魂を封じた

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)となれば無視することもできまい。

 

こちらのものにできる可能性があるなら手を出さない理由が無いだろう。

 

第一悪魔に転生した者が所有しているなど悪魔側の戦力が大幅にアップする事態見過ごせるわけが無いだろう?」と言う。

 

「あの時点でロンギヌスだと可能性は分からなかった。何より今の所有者の力は歴代最低レベルだ。脅威になるとは思えん」と俺が言うと

 

「そうかな?その可能性があるからお前はあの子どもを処分するように指示したのではないか?こいつらは最初から知ってたみたいだしな。

 

宇宙人どもはあの子ども、兵藤一誠を危険視し、歴代の所有者とは比べものにならないくらい脅威になると言っている。

 

ロンギヌスだと言うのも当たっていた」とコカビエルが言う。

 

「なら聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)の所有者である修道女を勝手に引き入れ神器を摘出実験した件については?」

 

「あの修道女一応教会側は保護しようとしていたようだが秘密裏に処分される可能性も十分高かった。

 

だから命を救うためにやったまでのこと。アフターケアも完璧だった。

 

こちらが側に止まるもよし。最悪神器と記憶を奪い普通の修道女に戻すもよし。

 

いきなり兵藤一誠の命を奪ったお前より遙かに人道的だと思うがな?

 

その件で例の協力者が激怒していたらしいじゃないか?」と返される。

 

「ばか!それは……!」

 

「協力者?ひょっとしてI(アイ)が見たという光学迷彩を搭載している車とかと関係ありますか?」

 

とKが口を挟んできた。こいつらに知られたくなかったのに、馬鹿野郎が。内心呟くと

 

「ああ、そうだよ。人見知りでね。俺しかあったことが無い」と言うと

 

「成る程。分かりました」と驚くほどあっさり引いた。

 

「もっと聞かないのか?」と言うが「答えたくないものを無理矢理聞きませんよ」と言う。

 

どこまで信用していいのか不気味だ。おそらく博士が俺たちと関係あることだけ知れば良いんだろう。見つからないと思うがこればかりはな。下手に警護もつけられないし。

 

少し不安に思ったがその時コカビエルが「話を戻すぞ。赤龍帝の籠手の所有者を魔王の妹が眷属にした。見逃すことなどできるわけがないだろう。」と言う。

 

「お前、まさかグレモリーに手を出し戦争を起こそうとしたわけじゃ無いだろうな!?」と声を荒げる。

 

今どの勢力も疲弊している。そんな中でもこいつは戦争の再開を望んでいた。

 

「まあ、そうなったら俺としては正直うれしいが今回は純粋に戦力をアップしようと思い俺が動いた。

 

レイナーレが神器を使うことができた。つまり俺も赤龍帝の籠手を手にすることができるかもしれん。

 

それはすでにいる白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)を持つヴァーリを合わせて二天竜をグリゴリが所有するということだ。

 

俺達グレゴリにとって大幅の戦力強化になる。そう判断し今回こいつらに指示した。よって全責任は俺にある。どんな処罰も受け入れるぞ」と言い放つ。

 

 

ここで今こいつを失うのはまずい。悔しいが今回はここで幕引きするしかない……。

 

下手に追い詰めサタナエルにみたいになったらその隙に他勢力やX星人になにされるかわかったもんじゃない。

 

「……今回の件は咎めない。ただ、次は無いと思え」と言い下がらせた。

 

 

 

 

 

Kはコカビエルの後を付いていき、彼の部屋にそのまま入る。

 

「後始末していただきありがとうございます」

 

「礼には及ばん。実際欲しかったのは事実だしな」応えながら先ほどから抱いていた疑問を聞いた。

 

「それより何でアレを使わなかったんだ。アレを使えば確実に赤龍帝を殺せただろう?」と聞く。

 

「それはですね、彼の可能性を見たかったからです。

 

ですから、ぎりぎり生き残れそうな実力のものと装備にしたんです。結果、彼は見事に生き残った。それで充分です。

 

何より依頼したものを万一壊してもいけませんしね」と言うと腰から何もないはずなのに何かを持つ仕草をした。

 

突然、手に1本の剣が出現した。転移したのではない。見えなかったものを見えるようにしたのだ。聖なる力の波動を感じる。

 

「これが透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)。良くやった!これで計画を進められる!」

 

「それほど争いを求めるならかつてサタナエルとかいうやつが作った組織に行った方が効率が良いのでは?」

 

「禍の団(カオス・ブリゲート)の事か?あんな他人の力を借りねば何もできん腰抜け共いらん!

 

それよりもお前達は仮にも和平を目指していたはずだが何故俺に手を貸すんだ?やはりただの建前だったか?」

 

「別に矛盾はしていませんよ。この星を平和にするために今一時血を流して終わらせるか。血を流さずに和平ですますかどちらが時間が掛からないか双方を試しているだけです」

 

「……お前達は何を企んで知る?」

 

「少なくても地球人を初め多くの命が消えるのは可能な限り防ぎたいそれは本当ですよ」と言うと自分の本部に空間転移で戻った。

 

本部に戻ったKを出迎えたのはまだ治療の跡が生々しいIだった。跪き謝意を述べた。

 

「申し訳ありません、福統制官。任務を果たせないばかりか後始末まで。お手数までお掛けしました」

 

「これで堕天使、悪魔サイドは我々への警戒心を持つことになりました。」

 

「謝んなくて良い。最初から殺すつもりなら戦闘に長けた人選にしたし、強力な武装を許可している。責めるなら非はそう判断した我々にある。

 

今回はあえてぎりぎり攻略できそうな難易度にしたんだ。

 

当初ゲマトリア演算の結果がでたが信じられず、確かめる面が強かったがね。

 

結果計算が否我らが主の判断が正しかったということだ。我々の目もいかに節穴か改めて認識させられた。まだまだ未熟だな」とKは苦笑しながら言う。

 

「それにしてもあんな骨董品でもまだ役立つものですね。」とIが『ナメクジ』『ミイラ』を見て言う。

 

「『SS-40』と『HK-12』の事か。我らが主に仕える以前に創造した使い魔だな」とKも見ながら言う。

 

「確か『HK12』の方は原住民に施したところ彼らが後にそれを元により優れたメダルをアップデートしたという噂だったな」

 

とKは画像にいくつかの設計図に表示し「この機会に他のも量産するか……」と呟いた。

 

「主に仕えてからは命令に絶対で代用が利く雑兵で十分でしたがここに来てそのツケが来ましたね。」とIが言う。

 

それにKは「いや、それで十分だ。今の問題も我々だけで十分対処可能だ。兄上否、統制管は主をその身を捧げることに全力を挙げている。我々はその大事を邪魔されるにようその他一切の小事を引き受けるのだ」

 

Iが「その為にも兵藤一誠を含むグレモリ-眷属を早急に始末をするべきです」

 

「まあ、待て。主の言葉では彼らの存在が必ずしもこちらにマイナスとは限らない。

 

……それに本当に気をつけなければいけないのは別にいる。

 

”ヤツら”に堕天使と繋がっている異世界の技術と知識を保有しているとされるドクター。そして……我らと主、最大の障害はやはりヤツか」

 

視線の先には中島剣吾を様々な角度で撮った写真があった。

 

以前、巨獣器(タイタンギア)の一つ、バランの宿主である、とあるカルト教団の幹部を暴走状態にし仕掛けたが返り討ちに遭った。

 

さらに宇宙狩猟一族の一体を改造した実験体も打ち破った。そこまではいい。

 

問題は今までのデーターに無い戦闘方を編み出していると言うことだ。今までのは全て暴走状態で自我が無かったと言う。

 

今回の中島剣吾は歴代の所有者の中で誰よりも明らかに戦闘力が低いが安定している。

 

これが何を意味するのか。

 

この時図らずもドクターとKは時同じくしてその名を言う。

 

「「いずれにせよ放置はできん。今後もしっかり観測しなければあの怪獣、ゴジラを!!」」

 

 

 

NEXT ハイスクールD×D 2 戦闘校舎のフェニックス編

 

……???「愛しのリアスが堕天使といざこざがあっただと?しかも正体不明の敵も現れただと?」

 

「このままではいかんな。やはり早急に婚約を進め冥界に連れ戻すとしなけばな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これにて一巻終了です。あとでちょくちょく訂正したりするかもしれませんが温かい目で見てくれると幸いです。

作中X星人はこれでもかってぐらい強キャラ扱いにします。その内説明しますがエクシフと同種族であることが原因で袂を分かったという裏設定があります。

詳細は原作で10~13巻過ぎた辺りで説明できたらと思います。

この作ではエクシフは完全な善キャラにするつもりです。

『SS-40』と『HK-12』は『ナメクジ』と『ミイラ』がどんな作品のものか分かるヒントになっています。アルファベットは日本語の頭文字を表しています。

余談ですが巨獣器(タイタンギア)とは正体がばれないための仮の名で本当の名は別にあるという裏設定があります。

本編で適用するか否かは流れで決めます。


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