機動戦士ガンダム DOWN FALL   作:ヨルムンガン

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相変わらず戦闘描写がうまくいかない


第九話 第4軍〜ジブラルタル海峡〜

マチルダ中尉との打ち合わせから数日たち、無事にベルファスト基地に到着できた我々一行。

作戦開始日まで最後の休暇を楽しんだ。

今までも厳しい戦いだったが今回はより一層厳しい戦いになる。

もしかしたらこの中の誰かが死ぬかもしれない。

そんな不安を皆が胸の内に抱えながらとうとうその日がやって来た。

 

「あなた方の輸送を担当するミデア隊の副隊長のフィルです。マチルダ中尉の担当予定でしたがレビル将軍の指令により急遽彼女が私の代わりに行くことになりました。」

 

「宜しくお願いします。それで急遽というのは?」

 

「当初の予定では食料・弾薬・医薬品だけの予定でしたがWB隊が敵の攻撃を受けてエンジンを破損した為、こちらに向かってる途中にある基地で修理部品を満載したのちカスピ海方面に向かいました。」

 

思いっきり逆方面か。

てか、確かWB隊は今作戦で第1軍の中核部隊のはずなんだがな。

そんな部隊がエンジンやられたって大丈夫かよ。

あぁ、だから急遽彼女が向かったのか。

 

「ミデアが一機減ったので海軍には小型の輸送艦を一隻出してもらいその中に搭載予定だった物資を入れます。それ以外の主な変更はありません。」

 

フィルの必要最低限しか言わない説明が終わった。

分かりやすくて文句はないのだがもう少し会話があってもいいと思うのよ。

 

「時間がありませんので早めに準備を完了しましょう。」

 

こちらです、と言ってスタスタと歩いてゆく。

最後まで必要なこと以外言わない男だ。

 

 

『全機、テイクオフ。高度制限を解除。貴隊の安全な空の旅を祈る。』

 

敵の勢力圏内を突っ切るのに安全もクソもあるか。

台本通りにただ喚き散らすことしか出来んのかこの大根野郎。

まぁ、お決まりの言葉ってこともわかるがな。

………少しストレスでイラついてるな。

 

「各機、安全帯の確認をしとけ。コンテナから身を乗り出して対地攻撃するから金具が壊れでもしたら一発で死ぬぞ。落下傘を過信するな。」

 

そう、今回の対地攻撃方法はMSがパラシュートと安全帯をつけた上でコンテナから身を乗り出し直接、敵対空・対艦砲を破壊する事だ。

確かにミデア自身には攻撃方法が無いからってこの作戦は如何なものかと思うな。

こんな作戦を指示されて俺は出発直前からイライラしっぱなしだった。

 

「隊長さん、そんなイラついててもしょうがないよ?」

 

足元で作業をしていたメイールが声をかけてくる。

本当によく気の回る女性だ。

彼女ら整備士達もMSの載ってるミデアに分譲している。

そしてこのミデアにはメイールを含む4名の整備士が搭乗しているのだが、誰もパラシュートを付けていない。

 

「メイールさん。安全の為にパラシュート着てくれませんか?」

 

「バッカさね〜。ンなもん付けたら作業出来ないじゃ無いか。」

 

「いや、それでも堕ちた時が怖いんでお願いします。」

 

「わかった、わかったよ。敵の勢力圏内に入ったら付けるよ。」

 

よし、これで一つ気をもむことが無くなった。

そしてこれが彼女達の生死を分けることになる。

 

『レビル将軍指揮下の第三軍がドーバー海峡への到達を確認。こちらもそろそろジブラルタル海峡に突入します。ヨーロッパ側は連邦の勢力圏内ですがアフリカ側からの敵の攻撃に注意して下さい。』

 

艦内放送が響き渡る。

フィルの奴も緊張からか言わなくとも分かってることを言った。

ふと視線を落とせばメイールがパラシュートを付けたことをアピールしていた。

…ドヤ顏はしなくていいからな。

 

「各機傾注。そろそろ作戦開始ポイントだ、目的は敵湾岸防衛設備の壊滅。なお、この作戦のみ対岸からの味方の支援砲撃がある。一番楽な作戦だ、しくじるなよ。」

 

『時計合わせ30秒前。』

 

「長距離砲撃可能機はゼロカウントと共に敵地に斉射。」

 

20秒前

 

『ベリアル了解。初弾装填済み。うぉっ、機銃弾が掠めて行きやがった。』

 

10秒前

 

『マリア了解。狙撃モードにて待機。』

 

5秒前

 

『エレーナ、コピー。敵対空陣地を優先して叩きます。』

 

「ファイヤ!」

 

4機のMSから放たれた砲弾の殆どが地面を耕すだけになった。

 

「そろそろ敵戦闘機が上がって来るぞ。マリア滑走路を見つけ出して叩け。」

 

『作戦空域の旋回を開始。後10分で海上艦隊が当該戦域に到着。それまでに目標を沈黙させて下さい。』

 

あぁ、もぅ、うるさい!

んなことは分かってんだよ!

 

「ベリアル、俺と対空砲を叩くぞ。エレーナはマリアと滑走路を叩け。リン、ユリスは対空戦闘用意。」

 

素早く全員に指示を出す。

戦場で思い通りになることなんて一つもない。

だから時にはこのような事が起こりえる。

 

『味方榴弾砲撃を確認。着弾予測地点はここです!各機、緊急回避お願いしますっ!』

 

どこのバカだ!味方の頭に榴弾降らせたのは。

このように味方の誤射も戦場ではよくある話だ。

そしてそういう殺意の篭ってない弾ほどよく当たるのだ。

 

『翼端に被弾したぞ!当該部への燃料循環を停止させろ。急げっ!堕とすつもりか!』

 

クソッ、帰れたら文句言ってやる。

 

『よし、飛行安定。燃料、全体の15%をロスト。重心が偏った、旋回速度を落とさないと危険だな。』

 

負わなくともいい負傷したし。

あそこの指揮官はどこのバカだ、本当。

対空陣地を何個か潰したから良かったものの、一個も潰せてなかったらそっちに砲弾ブチ込んでたぞ。

 

『敵の野戦飛行場を確認。ポイントbの付近です。』

 

よし来た。そこを叩けば作戦は半分終わったようなものだ。

対空陣地は残り僅か、対艦砲が残ってるけど上からゆっくりと潰せばいいしな。

 

「よし、ベリアルは引き続き対空陣地の破壊。残りは飛行場を潰してから対艦砲を始末するぞ。」

 

『了解!』

 

それから約5分の間、俺たちは地表に向かって砲撃を続けていた。

 

 

『味方陣地から61式戦車を搭載した揚陸艦の発艦を確認。お疲れ様です、作戦は成功しました。』

 

エレーナから通信が入る。

作戦の最終段階である味方揚陸艦の発艦を確認してから俺たちはコンテナの奥へと機体を戻した。

 

「マルタ島まではゆっくり休めるぞ。残弾チェックが終わったら仮眠をとっておけよ。」

 

そう仲間に言い渡して俺は戦闘データをメイールに提出してから寝袋の中に入って行った。




いつもこんな拙い文章を読んでくださってありがとうございます
誤字脱字やここの文章なんか変なんだけど、と言ったご指摘は随時受付中です
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