機動戦士ガンダム DOWN FALL   作:ヨルムンガン

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久々の投稿となってしまいました
このような駄文でも待っていてくれた方には心からの感謝とお詫びを

今回は例のアノ人も出ます


第十一話 第4軍〜ボスポラス海峡〜 前編

「先ほど大反抗作戦参加部隊の集結ポイントへの集結完了との通信が入った。これにより24時間後にはオデッサ鉱山基地に対して総攻撃がかけられる。」

 

俺たちはまたMS母艦ティレニアの一画にある作戦室でドミニクの話を聞いていた。

 

「我が4軍は他部隊の攻撃開始時刻に合わせてボスポラス海峡を突破し、その勢いのまま目標であるコボタザナ軍港への攻撃を仕掛ける。軍港制圧後はオデッサ基地中心部へ進撃する。敵は全て蹴散らせ。」

 

何時ものようにとても簡潔な説明をして頂いた。

もはやこの人前に出て喋らなくても良いんじゃ無いかな?

そんな事を頭の片隅でチラリと考えたりするあたり俺も作戦の大一番を前に中々緊張してないみたいだ。何度も戦闘を経験して慣れたのか、それとも此処の空気に毒されたのか。判断に困るところではあるな。

ドミニクが傍へどいたので自分の席を立って壇上へと歩いてゆく。

前に立つと戦域の航空写真をプロジェクターで映し出す。

 

「これが交戦ポイントだ。地形的にはジブラルタル海峡と大して変わらない。違うのは両岸とも敵の勢力圏であることだけだ。そこで今回は部隊を二分する。ベリアル、ユリス、リンはアジア側の防御陣地を攻撃。残りは俺と共にヨーロッパ側を攻撃する。」

 

ベリアルが手を上げるので発言を許可してやる。

 

「艦隊の護衛と敵陣地の破壊。どちらを優先させる?」

 

「いい質問だ。俺たちに艦隊護衛なんて出来るとは思わないから一刻も早く敵陣地の破壊を優先させろ。本隊の交戦区域到達までに防御陣地を潰せとのお達しだ。第一目標は敵対艦砲、次に対空兵器だ。最後にこの中で誰が堕ちようと残りは助けようとせずオデッサに向かうように。」

 

最後の一言を聞いてあからさまに全員の態度が変わる。

 

「悪いが助けは来ない。自分でなんとかしてくれ。上からも救出部隊を編成する余裕はないと言われた。もし堕ちたら自力で前線基地までたどり着いてくれ。」

 

かわいそうだけど命令だからな。それにどこの部隊も余裕はないから。

 

「作戦開始まで24時間を切った。アルコール類は摂取するなよ。誰一人として堕ちるな!これは命令だ。帰ったら全員で祝杯をあげるぞ。」

「「「「「了解!!」」」」」

 

これで少しでもみんなの気持ちが上向きになればいいけど。

 

「作戦開始3時間前には各自MSに搭乗しといてくれ。それまでは自由とする。以上解散!」

 

それだけを言って作戦室から出て行く。作戦開始時刻まで自室で拳銃の整備と寝て過ごすことを頭の予定に入れて。

 

 

 

 

『先発艦隊が敵陣地との交戦を開始。20分後に味方本隊が交戦エリアに突入予定。ダウンフォール隊の皆さん頑張ってください。』

 

ティレニアの女通信士から通信が入る。名前はノエル・アンダーソン伍長、17歳。作戦前の顔合わせでベリアルがやらかしかけたのはまた別の話だ。

 

「空母から攻撃機の発艦が順次開始された。突入予定を早めてこの編隊と共に敵陣地の攻撃を開始する。」

 

味方編隊の到着まで3分ってところか。微妙な時間だな。

大規模作戦前だし少しの間は隊員達に雑談を許可する。

少しすると編隊を率いた見覚えのある機体が味方本隊の方から近づいてきた。

 

『いようヒヨッコ共、また会ったな。今日も頼むぞ、ブービー。』

 

こういった空軍らしいやりとりが懐かしい。俺も元は空軍所属だったからな。

 

「地面とキスしないように気をつけるんだな。」

 

このセリフを最後に全隊への突入命令が下る。

 

『全機の上空集結完了を確認。艦隊司令より突入命令が下りました。作戦参加機の皆さんに幸運を!』

 

ノエルの声がヘッドセットから流れてくる。やっぱりオペレーターはこういう元気ハツラツなかんじの声の方が好きだな。エレーナの落ち着いた声も好きだけど。

 

「ベリアル、アジア側の指揮を取れ。尉官なんだから小隊の指揮ぐらい出来るだろ。」

 

『任せろ。これでも陸戦隊で隊長の補佐役をやってた。ユリス、リンは榴弾で援護。俺が狙撃で敵砲台を片付ける。』

 

あいつ、何時もあんな感じでキリキリしてたら女にもモテるだろうに。まぁ、今更あいつの評価は変わらないだろうがな。

 

「マリア、エレーナ。俺たちも遅れずにいくぞ、作戦の主目的を履き違えるなよ。ダウンフォール隊突入!」

 

そう言って二つのグループに別れた俺たちはお互いの戦場へと向かってゆく。

 

 

『本隊の交戦区域到達まであと3マイル。作戦進行度は70%、タイムライン通りに進んでいますが予断を許さない状況です。第4次航空攻撃隊が順次発艦を開始。5分後には到着予定です。』

 

俺たちはミデアに大量の弾薬を積んでおけるが航空機は全弾投下したら母艦に帰投、補給後再出撃を繰り返している。空母への発着艦は戦闘よりも神経を使うからパイロットの心理的負担は俺たち以上だろう。

 

『隊長、残弾が2割を切りました。補給を具申します。』

 

『体調、私の方もです。』

 

エレーナとマリアから報告が入る。俺の方も4割を切ったからそろそろ補給に行こうかとは思っていたが。

 

「ノエル伍長。ティレニアに補給要請を頼む。それからベリアル達の現状を知りたい。」

 

『既に補給要請は打診し受諾されてます。ティレニア最上甲板に補給物資が待機しています。それからアジア側ですが進行度はヨーロッパ側と対して変わりません。』

 

有能なオペレーターだな、ウチにはオペレーターがいないから欲しい、でもこの子を引き抜いたなら元の部隊に何を言われるのか。そこも考えてドミニクと相談した方がいいな。

 

「エレーナ、マリア、お前たちは先に補給に戻れ。3機ともここを離れるのはマズイ。」

 

俺の残弾を心配されたが、おおよその残弾を答えて二人を先に行かせる。残弾ゼロで帰投は道中で何かあった際に危険だからな。二人もそれをわきまえてるのかすぐさま撤退行動に移った。

 

1人になったぶん対空火器が集中して至近弾が多くなってきた。それに伴い回避行動が増えて格段に破壊効率が落ちる。

 

『対空火器を先に壊してくれ!おちおちまっすぐ飛んでられない!』

 

ミデアのパイロットから悲鳴交じりの叫び声が入る。戦闘機よりも格段に機動性で劣る輸送機をここまでほぼ無傷で飛ばしてるのは彼のおかげだろう。

 

「今やってる!まっすぐ飛ばしてくれないと当たらないんだよ!」

 

弾のなくなった180mmキャノン砲を機外に放り捨てて壁に掛けてある6連装ミサイルランチャーを手に取る。ミノフスキー粒子影響下で精密誘導は出来ないが風などの影響を受けずに真っ直ぐ飛翔するのはミサイル系統の数少ない利点だと思う。

この兵器、配備数は少ないし構造的にリロードが不可能なので使い切りの兵器なのだ。今まで使い所が無くて倉庫の肥やしになってたが引っ張り出して来て正解だった。

 

「喰らえっ!」

 

放たれた6発の矢はジオン軍の迎撃を掻い潜り狙った所ー敵火器の集中する周辺に着弾し大爆発を引き起こした。恐らく近くにあった弾薬にでも誘爆したんだろう。

 

『本隊が交戦区域に突入。ダウンフォール隊は引き続き敵防御陣地へ攻撃をしてください。状況の変化が有りましたらこちらからお伝えします。』

 

 

そのオペレートは実質的な俺たちの作戦失敗を告げるものだった。




自分で書いといて何ですがオデッサ作戦をどう終わらすかは全くと言っていいほど思いついていません
史実通りには進めるんですがWB隊と絡ませるかどうか

今後の展開は置いといて出てきたオペ子について
彼女の初登場作はPS2ゲーム“ガンダム戦記”のはずです(筆者の記憶では
彼女の好感度を上げるとイベントムービーで手料理を振舞ってくれて、またそれが可愛いんですよ(この書き方じゃギャルゲーっぽく
ガンダムシリーズ一番のお気に入りの女性キャラですかね

最後になりましたが恒例のを
誤字脱字等のご指摘は何時でも受け付けております

次は年末か年明けの予定です(予定は未定
出来る限り予定通りに進めるよう努力しますのでどうか暖かい目で見守ってやってください
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