機動戦士ガンダム DOWN FALL   作:ヨルムンガン

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自分の国語力のなさを痛感した


第二話 MS

次の日、俺たちの姿は第4ハンガーにあった。

MS受理の為にここまで赴いた訳なんだが…何でMSが3機しか無いんだ!4人いるんだぞ⁈

そう、昼過ぎにマドラス基地の飛行場に着陸した4機のミデア中型輸送機のコンテナに収まっていたのは3機のMSとそれらの武器と予備パーツ。そして見た事の無い兵員輸送用と思われる装甲車。

ドミニクと話をしていた灰色の作業着をきた女性の整備士が俺たちの所にやって来た。

 

「整備班長のメイールです。総勢20名の整備士が貴隊に参加します。機体の整備と改造ならお任せください。」

 

整備は分かるが改造なんて出来るのか?

聞いてみたところ、出力強化や武装の追加なんかは出来ないが、装甲の増加程度ならできるらしい。

それは先行量産型ならではの拡張性の高さらしい。

 

「本格的な量産型に拡張性なんて持したらコストが大変な事になるからね。」

 

とは、整備士長の談。確かにその通りだな。

そんな事を話してるとドミニクが近寄ってきた。

てか、そろそろ部隊名とMSが足りない理由を教えて欲しいんですが…

 

「あぁ、お前らは今からダウンフォール隊だ。隊長はベルンシュタイン少尉、副隊長はヨハン准尉がやれ。で、MSが足りない理由だが…」

「パイロットと一緒にこっちに来る筈だったんだけと、機体トラブルが起きてベルファスト基地で修理を受けてからこっちに来るとの事です。」

 

と、メイールが続く。

機体トラブルって…戦闘中に起こるとか無いよな。

そんな事を考えているのが顔に出てたんだろう。

 

「アレは後付けの追加兵装の配線トラブルだから、この子達をそのまま使う分には特に何も起こらないわよ。」

 

メイールに苦笑いされながら返されてしまった。

 

「了解した。それではあちらのMSの説明が欲しいんだが…」

 

「わかったわ。まず、中央にある胸部装甲が青い機体はアナハイム社製RXー79[G]“陸戦型ガンダム”。V作戦の骨子である“ガンダム”の余剰パーツから作られた陸戦機よ。主兵装はヤシマ重工製120mmマシンガン、180mmカノン砲、低反動ロケット砲、そしてアナハイム社製ビームライフル。副兵装は胸部30mmバルカンとビームサーベル2本。背部のラックにはウェポンコンテナが装着できて現地での装備変更が出来るのが特徴で、いわゆる指揮官機ね。」

 

陸戦型ガンダムか…

あの青と白の配色はかなり目立つけどかっこいいな。

 

「残りの2機はRGMー79[G]“陸戦型ジム"。陸戦型ガンダムの量産型…なんだけど、コスト削減が出来ずに量産化に失敗した機体ね。コスト削減には失敗したけど、整備性が上がってるから私達裏方からしたらありがたいのよ。陸戦型ガンダムとの違いはウェポンコンテナ、胸部バルカンの廃止、ビームサーベルも1本に改められた事ね。それ以外は基本的に陸戦型ガンダムと同じよ。で、あっちの装甲車はホバートラックといって、指向性高性能マイクと電子戦装備が搭載された部隊の目を担う車輌になるわ。一応、自衛用の20mm旋回機銃も装備されてるけどMSには効果が薄いから前に出しちゃダメ。ホバーなだけあって車輪跡が残らないのは特徴かもね。」

 

これで、新兵器の解説は終わったけど搭乗機割どうしよう。取り敢えずあいつから聞くか。

 

「ヨハン准尉はどの機体を所望だ?」

 

「いや、僕よりも彼女たちから聞いてくれ。レディファーストだ。」

 

ほう、まともな事も言えるのだな。俺は一つ頷いてから彼女たちに話を振る。

 

「ガラスティン兵長、フロストル兵長。君たちは何に乗りたい?」

 

俺はそう尋ねるが2人とも何を言おうか迷ってるようだ。

助け舟を出そうと思い口を開こうとしたら、先に助け舟を出したのは意外にもベリアルだった。

 

「2人とも、素直にどれに乗りたいか言っていいんだよ。少なくともここには希望を言ったからって独房にいれる輩はいないからね。」

 

ね、と俺に向かって首を傾げてきたので黙って頷いた。

もちろん命令違反などがあったら躊躇なく懲罰を与えるが希望を述べたぐらいではどうこう言うつもりは無い。

そんな事が伝わったのかマリアがおずおずと口を開く。

 

「私は陸戦型ジムがいいです。」

 

「自分もであります。」

 

続いてユリスも自分の希望を述べてくる。

やはり2人ともMSが狙いか。まぁ、当たり前だけどな。MS運用部隊なのにMSを欲しがらないのはおかしいからな。

さて、次の奴の答えで俺の頭が痛くなるか否かが決まるな。

 

「ベリアル准尉はどれにするんだ。」

 

「僕はホバートラックを貰うとするかな。」

 

その答えに俺は驚く。

こう言っちゃなんだが、お前はどちらかを排してMSに乗れる権利があるんだぞ。分かってるのか?

こう言ってやったらあいつの返事に俺は酷く納得できてしまった。

 

「確かにMSには興味はあるよ?でもね、兵装を見てるとどうも前に出ないといけない装備だろ?僕の性に合って無いからね。それに、もう少ししたらもう一機来るんだろ?ならそれに乗ればいいしね。」

 

あぁ、確かにな。狙撃系の方が奴の実力を活かせるだろうし。

俺たちの機体が決まったところでドミニクの話が始まる。

 

「諸君らに作戦司令部からの命令を与える。約3ヶ月後に開始される大反抗作戦の準備作戦である北京攻略作戦が9月頭にある。ダウンフォール隊はこの作戦に参加すること。なお、作戦詳細については1週間前に改めて説明する。」

 

後2週間は戦技訓練に当てれるな。模擬戦と射撃訓練を目一杯やって、1週間前から想定状況下での訓練だな。

ドミニクに話は終わりかと目で尋ねると頷かれたので、俺は部下たちに指示を出す。

 

「MS隊はこの後訓練に入る。この基地初のMS部隊なんだ。楽な仕事はさせてくれないぞ。」

 

こうして作戦日まで俺たちは訓練漬けの毎日を送った。

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