艦隊これくしょん ~愛を込めて、花束を~   作:哀餓え男

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昨日の晩に地震があったらしいのですが……。
爆睡していたせいで気づかず、朝ニュースを見て初めて知りました( ・∋・)


第百二十一話 未来の横須賀提督殿

 

 

 

 日本に戻って早三日。

 ハワイ島の攻略を終えて帰投した私こと満潮は、報告書を携えた司令官に連れられて、鎮守府から車で2時間ばかしかかる距離にある大本営を訪れていた。

 

 「圧倒的じゃないか、我が軍は」

 

 と、緊張でカチコチになってる私なんか気にも留めずに、どこかの総帥のような台詞を口にしたのは司令官から手渡された報告書を読んだ元帥さんよ。

 たしか、その台詞を言って程なくその総帥は殺されたはずだけど……。

 まさか、何かのフラグじゃないわよね?

 まあ、ソレは兎も角。

 元帥さんがそう言いたくなる気持ちも、報告書をあらかじめ見せられた私にはわからなくもない。

 実際、報告書を見た直後に同じ台詞を言いかけたしね。

 そう言いたくなるほど、日本側は大勝利したの。

 完全勝利と言っても、過言じゃないほどによ。

 

 「見ていて笑いが出るほど、酷いモノでした」

 

 と、肩を竦めて呆れ果てたように言ったのは司令官。

 司令官に聞いた話では、中枢棲姫を討たれた敵艦隊は想定していた以上に取り乱し、旗艦であるはずの飛行場姫と北方棲姫を置いて戦線を離脱し始め、戦闘開始から十数時間しか経ってなかったと言うのに掃討戦の様相を呈したそうよ。

 そして飛行場姫は長門さんの艦隊が仕止め、北方棲姫も龍驤さんが討ち取ったと聞いたわ。

 ただし、これはあくまで日本側が受け持った西側の話。

 

 「米国側の損耗率は20%を越えています。米提殿には、苦労をかけました」

 「気にする事はないよ。米国側が多少文句を言ってきたけど、指揮官だった米提君は君にお礼を言っていたくらいだよ?」

 「両姫級討伐後に、島の南北から援軍を送っただけですよ。作戦の内なのですから、お礼を言われる筋合いはありません。それに……」

 

 お礼を言うくらいなら謝罪しろ。

 と、車の中で私にこぼした愚痴を、ここでも言いたかったのかしら。

 ここからも司令官から聞いた話なんだけど、本来なら米国側が、南北からこちらを援護する手筈だったそうよ。

 でも、敵の数が想定より多いばかりか、鬼級以上の上位種が大量に配備されていたのが原因で、米艦隊は苦戦を強いられてそれができなかった。

 作戦立案段階では、西側70、東側200、中枢棲姫の近衛及び、予備戦力が60程と想定していたんだけど、実際の敵戦力は最終的に西側102、東側263。島内は、攻撃時に孵化した個体も合わせて41。

 多めに見積もっていた司令官の予想を上回る、総数406隻となったそうよ。

 

 「こちらの援軍が間に合ったのは、米提殿の機転のおかげです。彼は敵の規模を見て、無理に攻めず遅滞戦闘に切り替えた。それがなければ援軍は間に合わなかったでしょうし、損耗率も20%どころでは済まなかったでしょう」

 

 その機転のおかげで、ミッドウェー、ジョンスン両島の攻略に成功した日本艦隊は損傷の少ない艦娘で艦隊を再編し、ハワイ島の南北から敵主力艦隊の挟撃に成功。

 米艦隊と日本艦隊とで、三方から袋叩きにする事が出来た。

 そこまでは良かったんだけど……。

 問題は、敵主力艦隊の旗艦だった南方棲戦姫、渾沌と目される個体を取り逃がしたこと。

 まあ、四凶の一角とは言え一隻で何ができる訳じゃないんだけど……。

 これが後々、厄介な火種にならなければいいなと、個人的にはどうしても考えちゃうわね。

 

 「大和が囮以上に役に立ったとも聞いたよ?僕は放送で見ただけだけど、本当に大和の砲撃が深海棲艦の装甲を貫いたのかい?」

 「ええ、あれは嬉しい誤算でした。もっと早く知りたかったくらいです」

 

 通常兵器が効かないって常識を教え込まれてる艦娘の身としては信じがたいけど、大和の砲撃は本当に深海棲艦の装甲を貫いたらしい。

 通常兵器をほぼ無効化するはずの敵を、装甲ごといとも簡単に吹き飛ばしたんだってさ。

 しかも、艦隊単位で。

 おかげで西側の攻略はスムーズに行えて、東側に援軍を送る余力も出来たそうよ。

 まあ、骨董品に無理をさせ過ぎたせいで、主砲と副砲は使い物にならないくらい損傷したらしいけど。

 

 「元帥殿が知る歴史では、大和はどうなっているんです?もしやとは思いますが……」

 「うん、沈んでいるよ。敵艦載機から、袋叩きにされてね」

 

 ん?なんか、変なワードが交じってなかった?

 元帥さんが知る歴史ってなに?大和が沈んでる?

 その言い方じゃあまるで、知れ渡ってる歴史以外にも歴史があるみたいじゃない。

 

 「もしかして、と言う期待はあったんだ。あの艦はたぶん、歴史の特異点そのものだからね。だから、歴史の修正力かもしれない深海棲艦にも対抗できるのでは?と、考えていたんだ」

 「予め、教えておいて欲しかったですが」

 「確証がなかったんだ。そもそも、試す事も出来なかったしね。だけどこれを思いついたのは、君が深海棲艦を刀で斬ったと言う話を聞いたからなんだよ?」

 「私が刀で斬ったのが、どう関係するんです?いや……そうか」

 

 ちょっと待って。

 完全に置いてけぼりにされてる私を放置したまま、話を進めないで。

 

 「日本刀その物が、大和と同じで失われていなければならない物。そして本来の歴史で失われている物は、深海棲艦に対する特攻を持つ訳ですね?」

 「うん、大和の攻撃が有効だと確認できた事で、その可能性が高くなった。ああ、一応断っておくけど、日本刀その物が無くなったわけじゃないよ?僕の知る歴史では戦時中も軍刀にされて多くの日本刀が失われているし、大戦後、米国に接収されたりもしている。君の愛刀は、先祖伝来の物だったりするんじゃないのかい?」

 「ええ、無銘の粗悪品ですが、それなりに古い物です」

 

 今の会話でだいたいわかった。

 つまり、私たちが生きてるこの世界は……いや、世界の歴史はどこかのポイントで改竄されてて、深海棲艦はそれを正すために現れたってことよね?

 いやいやいやいや、考えてみて思ったけど、この二人っていい歳こいて なろう系の読みすぎなんじゃない?

 想像したのが恥ずかしくなるくらいあり得ないことを、クソ真面目な顔して語らないでくれないかしら。

 

 「日本刀を主武装にしろと、陸軍に進言しますか?」

 「深海棲艦に斬り掛かる奴は、君と君の部下と君の娘くらいだよ。誰もやりたがらない。そもそも、全ての刀に特攻があるわけじゃないし、あっても扱う技量がなければ意味がないだろう?」

 

 そりゃあごもっとも。

 陸軍のことは噂レベルでしか知らないけど、戦場から離れて久しい陸軍軍人は腑抜けどころか惰眠を貪る給料泥棒らしい。

 そんな陸軍軍人には、日本刀片手に突撃するような気概も技量もないでしょうね。

 

 「そうだ。君の娘さんに、勲章の一つも贈らないといけないね。なにせ大将首を挙げたんだ。戦果は一番と言って良い」

 「できるだけ、金になりそうな装飾にしてやってください。速攻で売ると思いますので」

 「君の娘らしいね。呆れて物が言えないよ」

 「お褒めに与り光栄です」

 「いや、一言も褒めてないんだけど?」

 

 神風さんならやりそうだなぁ。

 だってあの人って、自信過剰で自画自賛が物凄いけど、戦果や武勲に関しては全く自慢しないもの。

 そんな神風さんが豪華な装飾を施された勲章を貰ったって、部屋に放置するかお金に換えるかのどちらかがオチよ。

 

 「娘さんの調子は良いのかい?まだ、入院しているんだろう?」

 「週末には退院できる予定です。今は、朝潮が面倒を見てくれてます」

 「ああ、それで今日は連れていないのか。その代わりのお嬢さんも大変可愛らしいけど……大丈夫かい?」

 「だ、大丈夫……!よ……です!」

 

 やっばい。

 急に話を振られたもんだから、慌てちゃって思いっきり噛んじゃった。

 そんな私を、司令官は「柄にもなく、緊張でガチガチに固まっているな」みたいな顔して私を見てるわ。

 

 「実は、この子の進退についてご相談がありまして」

 「妾にでもするのかい?」

 「ぶっ殺されたいのかクソジジイ」

 

 いや、ちょっ……!

 真面目な話をしようとした途端に茶化されて気分を害したのはわかるけど、この人って元帥でしょ?海軍で一番偉い人でしょ!?

 そんな人に向かって、ぶっ殺すなんて言って良いの?

 良いわけないよね!?

 

 「この愛らしい天邪鬼を妾にですと?するなら本命でしょう!良いですか?この子は、もし私が朝潮より先に会っていたら、間違いなくこの子を選んでいたと断言できるほどの子なんです。そんなこの子が、先代の朝潮が戦死したことに責任を感じて、入渠する事に恐怖を感じるようになったのを見て心が痛みました。普段は厳しく接しているのに、朝潮に甘えられると気持ち悪いくらいニヤける満潮を見て心が和んだのは一度や二度じゃありません。初めて「ありがと……」と言われた時などキュン死しかけたほどですよ。まあ、許されざる恋にハマりそうと勝手に思ってはいますが、私自身がその相手になろうと思ったことはありません。そう、断じてない!」

 「うん、わかったから、少し落ち着いてくれないかい?お嬢さんが困惑しているよ?」

 「困惑?ああ、私が元帥殿にぶっ殺すと言った件か?それなら心配するな。私は笑顔だろう?元帥殿も、冗談だとわかってくれているさ」

 

 そっちじゃない!

 確かにそっちででも困惑したけど、司令官が私をどう想ってたかを演説の如く長々と聴かされたから困惑どころか混乱してるの!

 

 「君は笑いながら人を殺せる人種だろう?それに、普通は冗談でも、海軍のトップにぶっ殺すとは言わないよ?」

 「まあまあ、私と元帥殿の仲じゃないですか」

 「どういう仲も何も、上司と部下ってだけだけど?」

 「で、本題ですが。満潮を私の補佐として、横須賀に配属して頂きたいのです」

 「サラッと流したね君……。配属もなにも、彼女は横須賀所属だろう?」

 「提督補佐として、です。艦娘としてではありません」

 

 ふぅ、ようやく真面目な話に戻ってくれた。

 この様子だとしばらくは大丈夫そうだけど、唐突にギャグを突っ込んで来るのはもうやめてよね?本当に。身も心ももたないから。

 

 「もうすぐ、任期が切れるのかい?」

 「ええ、今年の4月に。士官になる事も、満潮自身の望みです」

 

 司令官の答えを聞いて、元帥さんは「ふむ」と言って白い顎髭をイジりながら何やら考え始めた。

 何か問題があるのかしら。

 もしかして、配属先に口を挟むのは元帥さんでも難しいとか?

 

 「お嬢さん、いくつか質問してもいいかな?」

 「は、はい!」

 

 これはまさか、噂に聞く面接ってやつ?

 え?こんな急に?

 司令官からは、報告書を渡して私の配属先を横須賀にしてくれるよう交渉するだけって聞いてたから、面接の対策なんてしてないわよ?

 そんな私に、元帥さんは何を聞くつもりなのかしら。

 

 「歳はいくつ?」

 「こ、今年の3月で16になる……ります」

 「趣味は?」

 「趣味?えっと……洋服を集めて着るのが好き…かな。あ、です!」

 

 え~っと、会社とかの面接でも、こんな在り来たりな質問をするの?

 隣にいる司令官が「お見合いか?」って小声でツッコンでるけど、私は声を大にして同じ台詞をツッコミたい気分よ。

 

 「普通の生活に興味はないのかな?下世話な話になってしまうけど、退職金はかなりの額が出るし恩給も別に出る。無駄使いしなければ、食うに困らないよ?」

 

 確かに、私は艦娘歴が長いし司令官の直属として難易度の高い任務に多く就いているから、退職金も恩給もかなりの額が出るのは間違いないわ。

 元帥さんは、お金で釣って私を士官にさせないつもり?

 でも……。

 

 「わた、私は……」

 「僕としては、君が士官になるのは反対だ。艦娘として死地に放り込んでおいて何をと思うかもしれないけど、民間人に戻れるチャンスをみすみす棒に振るのは賛成できない」

 

 お金にも、普通の生活なんかにも興味はない。

 そう言いたかったのに、口に出す前に元帥さんに黙らされてしまった。

 でも、おかげで頭が軽くヒートアップした。

 これなら緊張なんかせずに、相手が海軍元帥でも言いたいことが言えそうだわ。

 

 「その普通の生活は、艦娘や軍人さん達の屍の上に築かれてる生活でしょ?」

 「そう言えなくもないけど……。だからと言って、いや、だからこそ君には、その生活を享受する権利があるんじゃないのかい?」

 「権利がある?ふざけないで!他人の命の上に胡座をかいたような生活を享受するなんて、私は絶対にご免だわ!私はね、艦娘だから知ってるの。今の日本が、どれだけ艦娘の恩恵を受けているのかも、どれ程の艦娘の犠牲の上に成り立っているのかも!」

 「だけど、君は艦娘を辞めるんだろう?」

 「ええ辞めるわ!私が艦娘を辞めたって、代わりはいくらでも居るもの!」

 「そうだね。君は別に特別じゃない。普通の量産型駆逐艦だ。次の適合者もすぐに見つかると思う。でもね、今度はその子が死地に赴くんだよ?君の代わりに。君はその事に耐えられるのかい?」

 「耐えられるわけないでしょ!そもそも、耐えようって考えが間違ってるのよ!」

 「ほっ!?」

 

 私の物言いがあまりにもあんまりだったせいか、元帥さんはヒョットコみたいな顔して驚いた。

 でも、そんな顔になるだろうとは予想できてたわ。

 なんせ、帰路に就いたワダツミで司令官に似たような事を言われ、似たようなリアクションを返した時に、司令官もそんな顔をしてたからね。

 

 「私は深海棲艦を根絶したい。そのためには艦娘じゃ駄目。もっと高い位置で戦わなきゃ無理なの。提督として、戦略レベルで戦わなきゃ叶わないわ」

 「い、いや……それじゃあ、新しい満潮が死地に赴くのは変わらないよね?」

 「そうよ?だから何?私の命令でその子が死んだら私は耐えられないわ。だから泣くの。泣いて泣いて泣いて泣いて、死んだ子の事を心に刻み込んで戦い続ける!次の子が戦わなくてもいい世界を作るために、私がこの戦争を終わらせてやるわ!」

 

 思わず立ち上がって、叫ぶように言った私の言葉を聞いた元帥さんは、司令官に「屁理屈じゃない?」と言わんばかりの視線を飛ばしてるわね。

 ええ、元帥さんが思ってる通り、ただの屁理屈よ。

 耐えることに変わりないわ。

 戦争を終わらせる?青臭い理想よ。

 でも私は、あなたたちお偉いさんが諦めてしまった理想を叶える。 

 それは戦わなくてもいい世界。

 戦闘で死ぬ事がない世界。

 そんな世界を取り戻す。

 現状維持された偽りの平和を享受し、終戦を諦めたこの世界に、真っ向から喧嘩を売ってやる。

 

 「君が歩むのは茨の道だよ?それでもいいのかい?」

 「茨の道?生温いわ。私は針山でスキップしてやるつもりなんだから」

 

 う~ん、自分で言ってて何だけど、考えただけで足の裏がムズムズしてくるわね。

 まあ、私がこれから歩むであろう道が、針山程度で済むとは思えないけどね。

 

 「そうか、わかった。横須賀に配属されるように手配しよう。まったく……。君の所の駆逐艦は全員こうなのかい?前に連れて来た朝潮君といい、平気な顔をして世界に喧嘩を売ってるじゃないか」

 「お褒めに与り光栄です」

 「褒めてない。心配してるんだよ僕は」

 「老婆心など、彼女達からすれば邪魔なだけですよ。私達はただ、彼女たちの行く末を見守ればいいんです」

 「いや、司令官は何言ってるの?動ける内は、役に立って貰わなきゃ困るんだけど?」

 

 立ってる者は親でも使えってヤツね。

 あ、でも心配しないでね?

 どこからどう見てもお爺ちゃんの元帥さんはともかく、働き盛りの司令官が、言葉通りただ見てるだけだなんて思ってるわけじゃないから。

 

 「僕は隠居したいんだけどなぁ……。最近、物忘れが激しくて……」

 「元帥殿は仕事を辞めるとコロッと逝くタイプですから、隠居はお勧めしませんね。死ぬまで働いてください」

 「いやいや、僕はこっちに来る前は引き篭も……。じゃなくて。僕もう、100歳越えてるんだけど!?」

 「確か、世界最高齢は110歳を超えていたはずですから、あと10年くらいはいけますね。頑張ってください」

 「鬼か君は!早いとこ満潮君に後を任せて、僕と代わってくれ!」

 「満潮、何年くらい下積みをしたい?」

 「ん~……10年くらい?」

 

 ちょっと、わざとらしくすっとぼけ過ぎたかしら。

 でも、司令官と元帥さんのやり取りを見た限りでは、こういう冗談も必要なんだろうから、先の事を考えるとやり方を覚えておかないとね。

 

「はぁ……。死にかけの年寄りにあと10年も働けなんて、僕が知ってる歴史以上にブラックな世の中だよ」

 

 元帥さんが知っている歴史がどうだったのかは知らないけど、話を聞いた感じじゃあ変えたのは元帥さんでしょ?

 死ぬまで働けとは言わないから、せめて私が司令官にとって代わるまでは待っていてちょうだい。

 

 「小十郎君は嬉しそうだね。後継が見つかって嬉しいのかい?」

 「いや、嬉しいと言うよりは……」

 

 司令官は、急に見つめられて戸惑う私を見て、何やら考え始めた。

 何を考えてるの?

 

 「私の誇りです。なにせ彼女は、後の歴史に名を残す英雄ですから」

 「は、はぁ!?意味わかんない!」

 

 マジで何言ってんの!?

 本当に戦争を終わらせたらそうなるでしょうけど、私は歴史に名を残すつもりも、英雄になるつもりもないの。

 そんな私の事など一切気にせず、司令官はイタズラが成功した子供みたいな顔をして……。

 

 「何を照れてるんだ?未来の横須賀提督殿」

 

 と、頭を撫でながら言ってくれた。

 

 

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