これは、どこにでもいる決闘者Aが突如として『戦姫絶唱シンフォギア』の世界(なお本人は聞いたことすらない)にて、相手もいないのに俺ルールでデュエルをしていく物語である!(なお、続かない

―――意☆味☆不☆明DA。
―――そんなことはどうでもいい!
―――ふざけるなテメェら!
―――ナァニコレェ?
―――どういう、ことだ・・・!?

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思い付きで書いたので結構雑です。ルール?そんな


おい、デュエルしろよ(意:いきなり過ぎて訳がわからん

こんにちは皆さん、名もなき決闘者Aです。

今宵、皆さんには素敵な夜のショーをお見せしましょう。

 

・・・すいません嘘つきましただから助けて文字通りの消し炭にされる!

 

 

 

 

―――いきなりで悪いが、俺の名前は決闘者A。気軽にAさんでもデュエさんとでも呼んでくれ。

で、俺が今置かれている状況だが、名前も知らない土地に一人ほっぽり出され、そして人を消し炭にするモンスターに襲われています。

え?何を言ってるのか分からないって?O☆RE☆MO☆DA!

いや、何。念願のデラックスデュエルディスクを買って浮かれていた所を車に轢かれたという間抜けな人生の結末は覚えているんだ。

だが気付けば俺はそのデュエルディスクを左腕に装着したまま謎の生命体に襲われているのだ。

いや、ゲームが始まる前から敵にはレギュレーション完全無視のモンスター召喚状態でデュエルスタートって何このムリゲー。しかも相手は自滅型だしモンスター召喚しても意味ないじゃん。

いや、いや待て。そもそもあんなモンスター、『デュエルモンスターズ』にいたか!?

あんな半透明で人を問答無用で真っ黒な粉、というか炭に変える存在なんて見たことないんだけど!?

というかここどこ!?見た所どっかの街みたいだけどなんか俺の知ってる科学レベルこの街じゃ使われてないんだけど!?何?海馬コーポレーションかSOLテクノロジーあったりする!?

いや、いやまあいい。今考えるのはそこじゃあない。

俺がするべきなのはただ一つ。

 

奴らに背を向け、全☆速☆前☆進DA!

 

そう、逃げるしかないのだ。なんと言われようと俺は逃げる!だってなんにも出来ないんだからな!

ていうかなんで俺の左腕にデュエルディスクあんの!?なんでこれまで飛ばされるの!?

いや、いやまあいい。

このままじゃ追いつかれるだけだ。

おいつかれて俺のLPはゼロになり、バトルは終了、そしてそれと同時に俺の命も炭と共に消える・・・

 

―――であるならばいっそ!

 

「(一人)決闘(デュエル)だ!」

デュエルディスクもあるならデッキも一緒!見よ!これが俺の仲間たちだ!せめてシンクロ召喚はしたい!

というわけでまずは

「手札からフィールド魔法『光の霊堂』を発動!」

そんなわけでフィールドゾーンに魔法セット!

「このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて、一度だけ光属性チューナー一体を召喚できる!そんなわけで!『青き眼の乙女』を召喚!」

 

その時不思議なことが起こった!

 

いや、これは違った別の奴だ。

とにかく、なんと俺の目の前に青き眼の乙女が出現したのだ。

「・・・ふぁ!?」

思わずそんな声が出てしまった。

なにこれぇ?

いや、マジでナニコレ。どういう、ことだ!?

いや、ほんとこれ何!?何故に青き眼の乙女が俺の目の前にいるのデスか?!

いや、今はそんなことはどうでもいい!

 

モンスターと一緒に戦うというのなら、あの口上を言わせてもらうぜ!

 

「―――戦いの殿堂に集いし決闘者(デュエリスト)たちが、モンスターと共に血を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け抜ける!見よ!これぞ決闘(デュエル)の最強進化系!―――アクション・・・デュエル!!」

 

 

―――決ぃぃぃまったぁぁぁぁあああ!!!イィィィヤァァァッホゥゥゥゥウウ!!!

 

 

 

失礼、取り乱した。

とにかくだ!

さあ、このままシンクロ召喚に向かって、ZE☆N☆SO☆KU☆ZE☆N☆SI☆N☆DA!

「手札にある『青き眼の賢士』の効果発動!手札にあるこのカードを墓地へと送り、フィールドの効果モンスター一体を対象に発動!そのモンスターを墓地へと送り、デッキからブルーアイズモンスター一体を特殊召喚する!」

そんなわけで!

「そこが果て無き闇ならば、青にも染まろう!来い、『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』ッ!!!」

次の瞬間、俺の頭上に、まさかまさかの『青眼の白龍』が現れる。

 

あ、マジ?(尊

 

え、いやナニコレ死ねるんだけど。まさか現実で青眼の白龍拝めるなんて最高なんだけど。こいつ拝めるなら俺はもう死んでも・・・いや、いやまだだ。ここで満足するな決闘者A!この状況を作り出した程度で満足していいのか!遊星も言っていただろう!その程度で満足してはいけないと!

であるならば、絶対にあのモンスターを呼んでやる!

「続いて、光の霊堂の効果で、光属性チューナーを通常召喚だ!来いよ、『青き眼の祭司』!」

そして現れるのはヒゲを生やした銀髪の爺さん!

「青き眼の祭司のモンスター効果!このカードが召喚に成功した時、墓地から光属性・レベル1チューナーを手札に加える!俺が元に戻すのは、青き眼の賢士!」

これで条件は整った!

見てろよあの自滅効果持ちモンスターを召喚した奴!即ち人を殺すことの出来るモンスターを呼び出した、決闘者・・・いや、それ以下の存在よ!

とくと見るがいい!

これが俺のエースモンスターだ!

「『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』に、『青き眼の祭司』をチューニング!」

青き眼の祭司が一つの光のリングとなり、青眼の白龍が宙を舞う。

「その青き(まなこ)(そら)の彼方を見据える時、その(しろがね)の輝きをもって、今この大地に姿を現す!」

そのリングを通り、青眼の白龍は進化を遂げる!

 

「――――シンクロ召喚!降臨せよ!『青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)』!!!」

 

その白銀の輝きが、夜の暗闇をふきとばす。

 

そこに現れるのは、まさに―――俺が一番最初に出会った『青眼の白龍』の進化系。

 

青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)

 

「うぉぉぉあぁぁぁあぁぁあああ!!やったぁぁあぁああ!!!ついにシンクロ召喚に成功だぁぁああぁああああ!!!」

ふつくしい・・・いやマジでふつくしいよ『青眼の精霊龍』。

あ、俺今日が命日でいいや・・・ってバカ!ここで満足してどうする決闘者A!デュエルに勝ってこその決闘者だろうが!

「さあかかって来い有象無象!『青眼の精霊龍』で攻撃だ!冷厳のブライトストリーム!!」

放たれる精霊龍の一撃。

その一撃は、纏めて目の前の敵を吹き飛ばした。

「・・・・アルェ!?」

え、待って、なんで他のモンスターまで攻撃しちゃったの!?

そんな効果うちの『青眼の精霊龍』にあったっけ!?

・・・・まあ、考えても仕方ないか。

「俺はカード二枚を伏せてターンエンドだ!」

よし、このままボコスカやってやるぜ!さあ、デュエル開始の宣言をしろ!

「お楽しみは、これからだぁぁぁあああ!!!」

 

 

 

 

 

 

青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)

レベル9 光属性 ドラゴン族

攻撃力:2500 守備力:3000

チューナー+チューナー以外の『ブルーアイズ』モンスター一体以上

 

モンスター効果①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに二体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。

 

モンスター効果②:1ターンに一度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にする。

 

モンスター効果③:S召喚したこのカードをリリースして発動できる。エクストラデッキから『青眼の精霊龍』以外のドラゴン族・光属性のSモンスター一体を守備表示で特殊召喚する。そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

 

 

 

「―――どうなっている!?」

突然の事態に、一人の少女は驚きを隠せないでいた。

「なんで、『ノイズ』を()()()()()()()()!?」

その手に持つ、杖のようなもの。それを何度も振ったり叩いたりするような意☆味☆不☆明な行動をとっている少女の表情は焦りに包まれていた。

「あのドラゴンが現れてから、ずっとこんな調子・・・どうなってやがるんだ!?」

その瞳が、口から光を放出してノイズを薙ぎ払う純白のドラゴンを映していた。

 

 

 

 

 

そして、それは地下深くに存在する、人々を襲う怪物に対抗するための組織の目にも入っていた。

「なんだあれは!?」

「分かりません!ですが、出現したドラゴンの付近に、アウフヴァッヘン波形に近いエネルギー派を検知しています!」

「この反応は・・・完全聖遺物!?」

「なんだとォ!?」

驚きが広がる。

「・・・眠れしファラオの力」

その最中で、一人奥に控えて、モニターに映る龍を見る一人の女性は、睨みつけるようにその龍を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハハハハハハ!!!どうだ!これぞブルーアイズの力だぁぁあ!!」

そして、今自分が行っていることがどれほど大変なことなのかつゆほども理解していない俺は、とんでもないことに現在進行形で巻き込まれていることもつゆ知らずに。

ちなみにここに至るまで、『青眼の精霊龍』の効果でエクストラデッキの閃光龍スターダストやジャンク・ウォーリアーを呼んでパワー・オブ・フェローズを使って吹っ飛ばしたりしたが数の力は偉大とでも言わんばかりにノイズが押し寄せてくる。

だがしかし、それでもノイズの数は確実に減っているのでなんの問題もないのだが、

「だけどいい加減鬱陶しい!!シンクロ召喚!現れよ!『ブラック・ローズ・ドラゴン』!そしてモンスター効果発動!いい加減鬱陶しいから全部消えやがれ『ブラック・ローズ・ガイル』!!!」

せっかく召喚したブラック・ローズ・ドラゴンをもって、目の前にいるうにょうにょするモンスターたちを蹴散らしていた。

「はあ・・・はあ・・・スクラップ・フィストだとか滅びのバーストストリームだとかシューティング・ソニック使っても一纏めに消えなかったこいつらが・・・やっぱブラック・ローズ・ガイルなら一発か・・・うん、とりあえず俺の勝ち」

 

 

 

 

 

と、まあこんな感じに、俺ルール全開(かもしれない)俺の決闘者人生は幕を上げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――なお、続かない!(フザケルナテメェラ!



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