ごめんなさい。首寝違えて2日間マトモにスマホすら見れませんでした(泣)投稿期間が遅れた事、申し訳ありませんでした。
そんな中、感想をくれた『もっとみる』さん、『サッドライプ』さん、『クルスマ』さん、『鉄屑』さん、『厨二ゲーマー』さん、『けーやん』さんありがとうございます。指摘もありがとうございます。
この作品基本的に4000字くらいなのに8000字書いてしまいました。アンケートもあるので出来ればご協力お願いします。
良かったら評価、感想よろしくお願いします!では行こう!!
前回を振り返ろう。
ずぶ濡れの中で宿を取ってクイナが先に寝た後、グレイが寝た。
「…………」スヤスヤ
「…………」カチャカチャ
おいお前、今何を想像した。バ○ス!!
断じて疚しい事はしてません。
グレイが寝ている間に魔導具を造ってただけです。マジで。ズボンのベルトに手をかけた音だと思った奴、死のルーンで殺ry────
あとは赤のバーサーカーが来るから、それに合わせて俺達は移動したと言う事くらい。因みにグレイの寝顔は可愛かったですありがとうございました。
★★★
カウレスが話した情報通り、戦いは既に始まっている。
黒のランサー達はバーサーカーを確保したらしい。そこまでは良かった。だが……
「おいなんかデジャヴ!」
俺は軽くゴーレムから逃げていた。
と言うか警報のゴーレム、俺達を味方に設定してないじゃねえか。一々触れて乗っ取りするのが面倒だった。いやまあ全部壊さずに無力化したよ? 面倒だったけど。大事なので二回言いました。
無効化した後軽く息を切らしながらも身を潜めながら、ちょっと悪いけど霊体化してもらっているグレイに話しかける。
「よし……アサシン、作戦を伝えるよ」
「はい、マスター」
黒のランサー達については問題ない。
だが黒のバーサーカーとセイバーについては中々に苦戦を強いられている。感知した魔力の衝突を肌で感じながら、俺は遠視の魔術を使って2キロ先から覗いているから分かるが、2人はどうやら赤のライダーと相性が悪いようだ。
見た感じ黒のセイバーとバーサーカーが赤のライダーを仕留めに行ってるのと、そのやや後ろに赤のアーチャーことアタランテが居た事は分かったが、此方には気付いていない。
「アサシン、このルーンストーンを前に言った形になるように設置してきて、出来れば気付かれないようにお願い。それが終わったら念話で伝えて待機、合図があり次第戦闘になるから。出来るかい?」
「はい、やってみます」
当然、今回ばかりは勝ちに来た。
逃げる戦術は多いのだが、獅子刧さんと契約し、
後半になれば『天秤』が十全に働くし、死ぬ可能性が高い戦場に足を踏み入れる理由も、ぶっちゃけて言えば黒の陣営に取り入る事が一番安全なのだが、俺の家も中々権力者としてはデカいのが理由なのか、
まあ生きられれば万々歳なのは否定しないのだが、黒の陣営も中々に危ない気もするし、かと言って獅子刧さんと連絡したやりとりでは何と赤の陣営はキナ臭いらしい。
と言うかアサシンがセミラミスと言う時点でもう相当ヤバいだろ。アシッシアの女帝で毒を巧みに使い毒殺し、女帝に君臨した後に自分の庭園を作り上げ、最後は鳩となって飛び去ったとか言う結構有名な英雄。「あっ、共闘は危険、てか無理」と赤のセイバー、叛逆の騎士
今の所、カウレスにも確認したが赤の陣営のランサーは別格らしい。とりあえず教えてもらったのは赤の陣営の情報だけだが、今のライダーと言い、カウレスの言う赤のランサーと言い、赤の陣営は黒の陣営より強い可能性が高い。
赤の陣営で判明しているサーヴァントはもう聞いただけで神性持ちが二騎も居る時点でもう相当ヤバいだろう。神様本当にロクな仕事しないな。
「まあいい、終わったら考えればいいだけの話だ」
『マスター、準備が終わりました。霊体化していたので敵にも気付かれていません』
「ありがとう。少し悪いけど霊体化したまま待機。頼むよ」
『はい』
俺はユグドミレニアに仕掛けられた結界を軽くハッキングして、セイバーとバーサーカーに一方的とは言え念話で伝える。対魔力で伝わらないのでは? いいや伝わるのさ。
今使ってるのは魔術じゃなく
俺の呪いは五寸釘の人形の原理に近い。
流石に遠距離から相手を呪い殺すなんて事は出来ないが、痛みや心情、恨み言を伝えると言った事はある程度可能だ。
俺の場合、ユグドミレニアに張られた結界を連動して指定した自分の領域内に踏み込んでいるユグドミレニアの味方に対して発動している。赤のアーチャー、ライダーには聞こえないように、尚且つ呪術を仕掛けた事に気付かれない遠距離で言葉を届けるのって地味に大変だ。
『あー、聞こえるか黒のセイバー、バーサーカー』
「…………っ!?」
『俺はアサシンのマスターだ。今から遠距離にいるアーチャーを仕留めに行く、ライダーを止めてアーチャーの手助けをさせないように頼む。あとはアドリブで対応してくれ』
セイバーは直ぐに動揺を直してライダーに向き合う。
微かに頭を動かしてくれたから肯定してくれたのだろう。バーサーカーは「ウウゥ」と唸るようだがアレ同意でいいんじゃね? いいよね多分。
「よし、始めるか」
自身にも隠密のルーンと強化のルーンを刻む。
グレイが特定の場所に規則的に置いてくれたルーンストーンのおかげで此方の準備は整った。ルーンストーンを握り締めて詠唱を開始する。
「──
自分の持つルーンストーンに呼応して、グレイが四方に配置してくれたおかげで、
「行くか」
奇襲で倒せれば万々歳だが、相手は英雄だ。そうはいかないだろう。だから、俺はギリギリ死なない程度の作戦を組み立て、一瞬の隙を狙って、女神の槍でアタランテに襲い掛かった。
────────────────────
「姐さん後ろだ!!」
「っっ!?」
突如、背後から襲い掛かってきたあの時のマスターが槍を持って自分に襲い掛かったのを見て、一瞬驚愕しながらもその一撃を躱し、別の木々の上に着地する前に矢を放っていた。
焦っても対象が早く、正確なのはアタランテの技量と言うべきだろう。意にも返していない。
「チッ──
身体に刺さる前にルーンを刻むクイナ。
退去のルーンを使って放たれた矢を分解する様に消滅させる。
「貴様は……!」
「お久しぶりアーチャー。いや1日ぶりか。借りを返しにきたぜ」
矢を消した事に若干驚きながらも、再び弓矢を構えるアタランテ。女神の槍を構えながら、木々の上に立つクイナはアタランテを見据えている。
今のクイナは『天秤』を使ってアタランテの動きを予測している為、ある程度の対処が可能だが、サーヴァントと人間ではその対処は長くは保たない。
「まさかマスター自身が前線に参戦するとはな。私も予想外だ」
「でしょうね。俺も驚いてるわ」
「汝が私に勝てるとでも? と言うよりサーヴァントは何処に行った?」
率直な疑問をアタランテはぶつけてくる。
あの時、召喚したサーヴァントがどこに潜んでいるのか気になるが、油断をしている訳ではない。だが、クイナは疑問に思いながらもアタランテに聞き返した。
「あっ? 何言ってやがる、
「何……? いや、
「ああ、俺もそう思う。セイバー、さっさとライダーなんて倒しちまえよ!」
野次を飛ばすようにクイナが黒のセイバーに叫ぶ。アタランテは苦い顔をしながら弓矢をクイナに向ける。
此処で疑問に思ったライダーがアタランテに叫び出す。
「姐さん! アンタ何言ってんだ!?」
「はっ? 小僧、どういう意味だ?」
「確かアンタが言ってたそこのマスターのサーヴァントって──」
アタランテは首を軽く傾げながらその意味を聞く。ライダーに伝えられていたサーヴァントは灰色のローブを着た女だった筈だ。ならば
どうやらクイナが仕掛けた魔術はアタランテより高い対魔力を持つライダーには聞かなかったようだがもう遅い。
「
「「っっ!?」」
その瞬間、ライダーが黒のセイバーの方を向く。
だが、ライダーもアタランテもその言葉に気を取られ、セイバーを警戒している。あれ? なんかマジで宝具使おうとしてない?
「宝具か! 面白い! やってみるがいい!!」
しかし……それは
『天秤』が二割完成した中で、アーチャーの性格は大体掌握していた故の一瞬の隙、それを逃すつもりはない。
「一撃で仕留めろ
令呪が消えると同時に
「なっ……! しまっ──!」
「遅い!!」
ザシュ!! とグレイの鎌がアタランテに入った。
アタランテが矢を放つより先にグレイの鎌がアタランテの胴体を斬り裂いていた。胸から腰にかけて深い斬撃を負わせたが、一瞬後ろに飛んで胴体が斬り離されるだけは避けたのだろう。
あの一瞬でその対応は見事と言わざる得ないが、グレイの鎌がそれだけ斬り裂いたならもう
「がっ、がああああああああああっっ!!?」
「姐さん!?」
「セイバー、バーサーカー!!」
グレイの第一段階のアッド、正確に言えばアトラス院の七大兵器の一つのコピー『ロゴスリアクト・レプリカ』は封印礼装と同時に、
そして俺が設置したルーンストーンの結界の効果は『忘却』『認識阻害』を織り込んだ結界だ。
用途は人払いの結界に似ているが、
そして『
アタランテの傷は大分深く、霊基にまで届いている為、捕食された魔力は尋常じゃないだろう。ライダーが助けようとするが、セイバーとバーサーカーはそれを遮る。
「っ! 退きやがれっ!!」
「行かすつもりはない!」
「ヴアアアアアアッ!!!」
ライダーはセイバー達を薙ぎ払ってアタランテの救出に駆け出すが、阻まれ遮られるライダー。アタランテは瀕死のまま膝をついて、自分から流れる血を止めようとしている。
「イッヒッヒッヒッヒッヒ! 最高だな! 堪らないな!!」
「アサシン! 追撃!」
「はい!」
トドメを刺そうとグレイは追撃をする。
しかし、後ろからライダーの指笛が鳴ったのを聞いた瞬間、天から地面を駆ける
「くっ……!?」
「クサントス!! 姐さんを連れていけ!」
「っっ! 逃すなっ!!」
戦車の突貫を身体を捻ってギリギリ躱すグレイ。
避けれたはいいが、アタランテにトドメを刺す前に戦車はアタランテの元へ到達されてしまった。
鎌のアッドでアタランテに迫るグレイと女神の槍を持ち、駆けるクイナ。だが神獣クサントスは瀕死のアタランテを戦車に乗せて、三体の馬は走り出し、空へ駆けていく。
「クソッ!!」
「今回は退く──っ!? ガッ……!?」
ライダーも退散しようとしたその瞬間、自分の肩を矢で撃ち抜かれた。神性を持つライダーの身体を傷つける事が出来るのは、神性を持ったサーヴァントにしかできない。つまり、神性を持っているアーチャーの矢、黒のアーチャーの援護だ。
「くそがっ! アーチャー、邪魔しやがって!!」
ライダーが戦車に乗り込もうとするが先を読まれたように矢を放たれ、戦車に乗る事が出来ないライダー。この身体に傷を負わせる英雄とならば戦いたいといつもは思うが、今は鬱陶しくて仕方ない。
「…………小……僧……!」
「姐さん! アンタ無事なのか!? 待ってろ!! 今振り切って
「アサシン……のマスターに……黒の……アーチャーよ……!」
アーチャーが瀕死の状態で戦車に立ち、矢の二本を弓を天に構える。
「っっ!? 姐さん、止めろ!!」
ライダーは叫ぶがアタランテは止まらない。
その状態でソレを放てば、アーチャーは消滅するが、ライダーの一瞬の逃走の隙さえ稼げれば、瀕死の自分にも使い所はある。
「避けねば……死ぬぞ……!」
「っっ! しまっ、アサシン宝具で……!」
「二大神に……奉る……!」
その瞬間、ライダーは跳躍し戦車に乗り込む。
アタランテの宝具が放たれる前にクイナがグレイに命じようとしたがもう遅い。先程とは逆にアタランテの宝具は放たれた。
「
アタランテが女神アルテミスから授けられた『天穹の弓』で雲より高い天へと二本の矢を撃ち放ち、太陽神アポロンと月女神アルテミスへの加護を訴えることで、矢の豪雨を降らせる。
この領地にそんなものが撃ち込まれたら、今居る俺やグレイ、セイバーにバーサーカーだけじゃなく、森に居るキャスターやライダー、ランサーにまで被害が及ぶ。
城から構えていたアーチャーも降り注ぐ矢の豪雨の全てを撃ち落とす事は出来ないと考え、ライダーの攻撃を止め、降り注ぐ矢の豪雨で自分達に致命傷が遭いそうな矢を撃ち落とし始める。
「っっ! この雪辱、覚えておけアサシンのマスターよ!」
ライダーは消えていくアタランテを抱えて、その矢の範囲から逃げるように
天から降り注ぐ矢の豪雨。
宝具である以上、ルーンの護りなんて大して防げないだろう。それにグレイの聖槍を放つには間に合わない。
「セイバー! バーサーカー! 撃ち落とすか防ぐ手段は!?」
「ヴヴゥ!!」
バーサーカーは首を振った。
どうやら無いようだ。めっちゃ分かりやすいなおい! いや令呪を使えば宝具時間を短縮出来るか? だが多分、それでも足りない!
「俺に任せてくれ」
「っ! セイバー!?」
「助かったぞアサシンのマスター。だから今回は俺の番、と言う訳だ」
大剣の持ち手を捻ると剣からは大量の魔力、真エーテルが天へと溢れ出した。その魔力は対人宝具の粋じゃない。対軍宝具の魔力量に思わず目を見開く。
「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る! 」
セイバーが高く跳躍し、その真名を解放する。
「撃ち落とせ──!
──
セイバーの叫びと共に放たれる斬撃。
その真エーテルを纏いながら放たれた斬撃により、光り輝きながら降り注ぐ矢の豪雨は全て斬り落とされた。
「うわマジかっ、セイバーってまさか竜殺しのジークフリートかよ!?」
大英雄ジークフリート
北欧神話、ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の竜殺し、邪竜討伐を以て不死と化した大英雄。最後は背中の不死ではない僅かな部分を貫かれ暗殺されたと言う。
「大丈夫か? アサシンにそのマスターよ」
「まあな。作戦通りに事が進んでくれたおかげで怪我も無しだ。まあ出来れば焦ってたライダーも仕留めたかったが、結果は上々と言った所じゃないか? てかさっきブラフに合わせて宝具使おうとしなかった?」
「アレはマスターの令呪だ。キャンセルで二画は使われてしまったが……」
はっ? 馬鹿じゃねえの、そのマスター。
俺のブラフに合わせてくれたなら有難いが、令呪を使うタイミングを完全に誤っただろ。いや俺からしたら有難いのだが……
「済まない、マスターの指示があった。俺はマスターの所に向かう」
「あっ、おい!」
そう言ってセイバーは別の方向へ走り去っていった。
用件を何も伝えずに行ってしまったセイバーにため息をつきながら肩を落とす。
「行っちゃいましたね……」
「ヴヴゥ」
「しゃーない。追うぞアサシン。バーサーカーはどうすんだ? 一回マスターの所に戻る?」
「ヴヴゥゥ」
コクリと頷いた。
成る程、会話は出来ないが意思疎通は不可能じゃないのね。分かりやすくて助かるよ。
ともかく、俺とグレイはセイバーが向かった方向に走り始めた。
ジークフリートの救済は必要?
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是非よろしくぅぅぅぅ!!
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いや王道にジーク君で行こうぜっ!!
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作者の思う通りにやれば良いと思う。